JPS6032099Y2 - 転炉支持装置 - Google Patents

転炉支持装置

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Publication number
JPS6032099Y2
JPS6032099Y2 JP3093181U JP3093181U JPS6032099Y2 JP S6032099 Y2 JPS6032099 Y2 JP S6032099Y2 JP 3093181 U JP3093181 U JP 3093181U JP 3093181 U JP3093181 U JP 3093181U JP S6032099 Y2 JPS6032099 Y2 JP S6032099Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
support device
trunnion
trunnion shaft
furnace body
Prior art date
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Expired
Application number
JP3093181U
Other languages
English (en)
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JPS57143249U (ja
Inventor
吉男 多田
雅哉 横野
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
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Publication of JPS57143249U publication Critical patent/JPS57143249U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は転炉の支持装置に関するものである。
周知のように転炉は原料装入、排滓、出鋼等のために傾
動し得るように支持されており、従来一般に採用されて
いるトラニオンリング方式の支持装置を示せば第1図の
通りである。
すなわち炉体1はトラニオンリング2に嵌め込まれると
ともに、そのトラニオンリング2に半径方向に突出して
設けた1対のトラニオン軸3,3′を軸受スタンド4,
4′に設けた軸受5,5′によって支承することにより
炉体1は回動自在に支持され、また前記トラニオン軸3
,3′のうち駆動側のトラニオン軸3の先端部には傾動
用大歯車6が取付けられ、この大歯車6は、減速機7を
介してモータ8に連結された駆動用小歯車9に噛合され
ており、したがってモータ8を駆動することにより炉体
1を各歯車6,9を介して任意の方向へ傾動し得るよう
構成されている。
また、特には図示しないが、従来のトラニオンリングレ
ス方式の支持装置は、炉体から直接半径方向に突出させ
て設けた1対のトラニオン軸を、前記トラニオンリング
方式の支持装置と同様に、軸受スタンドに取付けた軸受
にて支承し、そして前記トラニオン軸のうち一方の駆動
側トラニオン軸に傾動用大歯車を装置した装着した構成
とされている。
ところで炉体1は100トン程度にまで及ぶ大重量を有
し、しかも操業時には最大350トン程度の原料が装入
されるので、前記軸受5,5′には合計500トン近く
の荷重が掛かり、そのため何らかの異常があった場合に
軸受5,5′が破損し易いうえに1、その寿命は他の構
成部品例えばトラニオンリング2,2′に比べて短かく
、特に底吹き羽口を有する転炉にあっては溶鋼が底吹き
ガスにて厳しく攪拌されるために炉体1が大きく振動す
るので軸受5,5′の寿命は計算上3ケ月程度が限度で
あり、軸受5,5′の交換頻度が高くなっているのが実
情である。
このように軸受5,5′が破損し、あるいは耐用限界に
達することにより軸受5,5′を交換する場合、特に駆
動側の軸受5を交換する場合、上記従来の支持装置にあ
っては、先ず傾動用大歯車6を取外した後軸受5をトラ
ニオン軸3から抜き取り、しかる後新品の軸受5をトラ
ニオン軸3に嵌合させるとともに傾動用大歯車6を再装
着しなければならず、その場合傾動用大歯車6は大径大
重量であり、かつトラニオン軸3への嵌合精度にも配慮
しなければならないから、その取付け、取外し作業は困
難を極め、その結果軸受5の交換作業が全体として40
〜60日間の長時間を要する大作業となっている。
このように従来の支持装置にあっては軸受5,5′の交
換作業が困難かつ長時間を要するのであるため、転炉の
稼動率を低下させる原因にもなっている。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、軸受交換
を短期間で行なうことができ、もって転炉の稼動率の向
上を図ることのできる転炉支持装置を提供することを目
的とするものである。
以下この考案の実施例を第2図および第3図を参照して
説明する。
なお、以下の説明において、第1図に示す従来装置と同
一部分については第2図および第3図に第1図と同一の
符号を付してその説明を省略する。
第2図および第3図はこの考案の一実施例を示す略解図
であって、駆動側トラニオン軸3における軸受スタンド
4と傾動用大歯車6との間に予備軸受10が軸線方向に
移動可能に嵌め込まれており、さらにこの予備軸受10
は塵埃等から保護するために保護カバー11によって被
われている。
なお、これら予備軸受10および保護カバー11は、炉
体1を軸受スタンド4,4′にセットする際に、傾動用
大歯車6を駆動側トラニオン軸3に取付けるに先立って
駆動側トラニオン軸3に取付けられたものである。
しかして、軸受スタンド4内に配置されている軸受5が
破損腰あるいは耐用寿命に達し、この軸受5を交換する
場合、先ず炉体1をクレーンで上から吊るかあるいはり
フタで下から支えるとともに、軸受スタンド4に設けた
軸受箱(図示せず)を開け、この状態で使用済みの軸受
5を溶断・分割して駆動側トラニオン軸3から取外し、
しかる後前記保護カバー11を取外すとともに予備軸受
10を軸受スタンド4側にジヤツキ等でスライドさせて
軸受箱内にセットし、さらに軸受箱を閉じればよく、斯
しくすることにより駆動側軸受の交換作業が終了する。
なお、非駆動側の軸受5′を交換する場合は、従来と同
様に、炉体1をクレーンあるいはリフトにより支えた状
態で使用済みの軸受5′をトラニオン軸3′から抜き取
るとともに、新らたな軸受をトラニオン軸3′に装着す
ればよい。
しかして上記支持装置によれば、駆動側の軸受5を交換
するにあたって傾動用大歯車6をトラニオン軸3から取
外す必要がないので、軸受の交換作業を短期間で行なう
ことができる。
なお、上記実施例では1個の予備軸受10をトラニオン
軸3に取付けた例について説明したが、この考案は上記
実施例に限られるものではなく、トラニオン軸3にスペ
ース上余裕があれば、複数個の予備軸受をトラニオン軸
3に予め取付けた構成としてもよく、このようにすれば
、傾動用大歯車6をトラニオン軸3から取外すことなく
複数回軸受を交換することができるので、より効果的で
ある。
またこの考案においては、非駆動側のトラニオン軸3′
に予備の軸受を予め取付けた構成としてもよく、さらに
この考案はトラニオンリング方式の支持装置に限らず、
トラニオンリングレス方式の支持装置にも適用すること
ができる。
以上の説明で明らかなようにこの考案の転炉支持装置に
よれば、傾動用大歯車をトラニオン軸から取外すことな
く軸受の交換を行なうことができるので、軸受の交換作
業を短期間で行なうことができ、その結果転炉の休止期
間が短かくなることにより転炉の稼動率の向上を図るこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の支持装置の一例を示す略解図、第2図は
この考案の一実施例を示す略解図、第3図は第2図の■
部の詳細図である。 1・・・・・・炉体、3,3′・・・・・・トラニオン
軸、4゜4′・・・・・・軸受スタンド、5. 5’・
・・・・・軸受、6・・・・・・傾動用大歯車、10・
・・・・・予備軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉体の外周側にその半径方向に突出して設けられた1対
    のトラニオン軸の各々が、軸受スタンドに設けられた軸
    受にて支承されるとともに、前記トラニオン軸のうち一
    方の駆動側トラニオン軸に傾動用大歯車が装着されてな
    る転炉支持装置において、予備軸受が、前記駆動側トラ
    ニオン軸の前記炉体と傾動用大歯車との間に、駆動側ト
    ラニオン軸の軸線方向に移動可能に嵌送されていること
    を特徴とする転炉支持装置。
JP3093181U 1981-03-06 1981-03-06 転炉支持装置 Expired JPS6032099Y2 (ja)

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JP3093181U JPS6032099Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06 転炉支持装置

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JP3093181U JPS6032099Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06 転炉支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57143249U JPS57143249U (ja) 1982-09-08
JPS6032099Y2 true JPS6032099Y2 (ja) 1985-09-25

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JPS57143249U (ja) 1982-09-08

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