JPS6031897B2 - 異形鉄筋棒鋼 - Google Patents

異形鉄筋棒鋼

Info

Publication number
JPS6031897B2
JPS6031897B2 JP2650278A JP2650278A JPS6031897B2 JP S6031897 B2 JPS6031897 B2 JP S6031897B2 JP 2650278 A JP2650278 A JP 2650278A JP 2650278 A JP2650278 A JP 2650278A JP S6031897 B2 JPS6031897 B2 JP S6031897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
steel
deformed
reinforcing bars
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2650278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54119320A (en
Inventor
哲男 加藤
正国 藤倉
清仁 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2650278A priority Critical patent/JPS6031897B2/ja
Publication of JPS54119320A publication Critical patent/JPS54119320A/ja
Publication of JPS6031897B2 publication Critical patent/JPS6031897B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱間加工性が良好であり、かつ低い透磁率を保
ち得る非磁性異形鉄筋棒鋼に関するものである。
従来コンクリート建造物中に挿入される鉄筋は、JIS
G3112に規定されているように熱間圧延榛鋼または
熱間圧延異形榛鋼が用いられており、材質としては強度
レベルにより軟鋼または炭素鋼が用いられている。
しかしながら近年原子力産業や交通産業の発展に伴なし
、例えば大型核融合炉プラズマ発生装置や磁気浮上によ
るリニアモーターカーの路床部分などのごとく構造物全
体が非磁性体であることが要求されるような特殊な建造
物にたし、する研究が盛んに行なわれており、これにと
もなって上記のような特殊な建造物用の非磁性鉄筋が要
求されている。一般に非磁性材としてはSUS304,
SUS31鍔等のオーステナィト系のステンレス鋼が考
えられるが強度とくに建築設計の基準となる降状強度が
低くまた価格が高いという問題点がある。そのほか鉄筋
の創造性あるいはシャーカット性などを考慮すると従来
のオーステナィト系ステンレス鋼は鉄筋用としては必ず
しも適当ではない。そこで実質的に非磁性4透磁率20
以下)であるコンクリート補強用の異形鉄筋を開発する
ために種々検討した結果以下に示す銅を用いて製造する
ことにより20以下の低い透磁率を有すると同時にJI
SG3112で規定されるSD24〜SD50クラスの
強度を有する異形鉄筋が得られることを見し・出し本発
明に至った。また本発明の異形鉄筋綾鋼は価格的にも従
来のオーステナィト系ステンレス鋼にくらべ安価であり
、製造性およびシャーカット性も良好であるという特徴
を有するものである。すなわち本発明は、‘1’ C:
0.20〜1.20%,Si:010〜2.0%,Mm
:5.0〜35.0%,Ni:0.50〜5.0%,V
:0.20〜2.0%残余が実質的に鉄からなる銅から
製造された異形鉄筋榛鋼。
‘21 C:0.20〜1.20%,Si:010〜2
.0%,Mn:5.0〜35.0%,Ni:0.50〜
5.0%,V:0.20〜2.0%に対し、さらにCu
:3.0%以下、Cr5.0%以下、Mo:3.0%以
下、Ti:2.0%以下、Zr:1.0%以下、N:0
.30%以下、Nb:2.0%以下、Aそ:2.0%以
下から選んだ元素を1種または2種以上含有し、残余が
実質的に鉄からなる鋼から製造された異形鉄筋榛鋼であ
る。
次に本発明異形鉄筋榛鋼の成分範囲の限定理由を以下に
述べる。
C:0.20〜1.20% オーステナィトの安定化および鉄筋強度の向上に有効で
あり、少くとも0.20%以下添加する必要があるが多
量に添加すると異形鉄筋形状の熱間加工が困難となるた
め1.20%以下に限定した。
Si:0.10〜2.0% 溶鋼の脱酸元素として添加するが湯流れ性および強度確
保のため少くとも0.10%以上添加する必要がある。
ただし多量に添加するとオーステナィトが不安定となり
透磁率が増加するため2.0%以下に限定した。Mn:
5.0〜35.0% 透磁率の低い安定なオーステナィト組織を得るためには
少くとも5%以上添加する必要がある。
Mn量が多いほどオーステナィトの安定化にたいして有
利であるが、35%以上では溶解上問題があるので35
%以下に限定した。Ni:0.50〜5.0% 異形鉄筋の製造にさし、して高温における変形抵抗を少
くし製造性を向上させるため少くとも0.50%以上添
加する必要がある。
ただし多量に添加しても上記効果の比例的な増加は望め
なくコスト高となるだけであるから5.0%以下に限定
した。
V:0.20〜2.0% 異形鉄筋の使用にさし、してはシャーカット性が重要な
要素である。
すなわちVはシャーカツト性の改善にきわめて有効な元
素であるとともに補強度を得るための時効硬化を促進さ
せるのに有効であり、少くとも0.20%以上添加する
必要がある。ただし多量に添加すると熱間加工性が箸る
しく低下するため2.0%以下に限定た。上記の組成範
囲により製造性および施工性の良好なSD24〜SD5
0(JIS○3112)級の非磁性鉄筋が得られるがさ
らに下記の元素を適当量添加することにより透磁率を上
げることなく強度特性および熱間加工性等を向上させる
ことができる。Cu:3.0%以下、Cr:5.0%以
下、Mo:3.0%以下、N:0.30%以下上記元素
はいずれもMs点を下げ、かつオーステナイトの安定化
に寄与すると同時に強度の向上に有効な元素であるが多
量に添加すると6フェライトの形成および熱間加工性の
劣化をきたすので、上記の範囲で添加することが望まし
い。
Aそ:2.0%以下、Ti2.0%以下、Nb:2.0
%以下、Zr:1.0%以下上記元素はいずれも結晶粒
を微細化して強度の向上に大きく寄与できるが、多量に
添加すると熱間加工性が劣化するためれぞれ上記の範囲
に添加することが望ましい。
次に本発明異形鉄筋榛鋼の特徴を実施例により詳細に説
明する。実施例 1 第1表に示す成分組成を有する供教材を製造し、各種特
性値を調査した。
No.1〜4は本発明異形鉄筋素材、No.5,6はN
i無添加鋼および非磁性鋼として代表的なSUS304
である。第 1表 第1表の供試材の透磁率は第1表に併記したごとくいず
れも1.03以下であり実芝的に非磁性材といえる。
異形鉄筋においては製造性の見地から高温における変形
抵抗ができるだけ小さいほうが望ましい。
このような観点から第1表の供試材を用いて直径6肋の
グリーブル試験片を採取し、700qo以上の高温にお
ける変形抵抗を測定した。その時の歪速度は2in/s
ecである。その結果を第1図に示す。同図にみられる
ごとく本発明異形鉄筋素材は比較鋼に〈らべて高温にお
ける変形抵抗は明きらかに低く製造性の良好なることを
示している。次に異形鉄筋の強度は圧延終止温度に大き
く依存し終止温度が低い程強度が増加する。しかしなが
ら材料固有の高温の変形抵抗が圧延ロールの許容応力以
下でなければ圧延加工が不可能であるため、強度の高い
鉄筋を得るためには温における変形抵抗ができるだけ小
さい素材を用いて、かつできるだけ低い温度で圧延する
ことが望ましい。第1図のグリーブル試験結果から圧延
可能な終止温度を推定すると、例えば圧延ロールの許容
応力が25k9/側である場合には、本発明異形鉄筋樺
鋼の圧延可能な終止温度は700〜850q○であり比
較鋼にくらべて約100つ0程度低い。以上の結果にみ
られるように本発明異形鉄筋榛鋼は高温における変形抵
抗が4・さいため圧延終止温度を低くすることができ、
その結果として強度の高い鉄筋が得られやすし、ことを
示している。実施例 2第2表に示す成分組成を有する
供試村から圧延加工によりDI9の横フシの異形鉄筋棒
鋼を製造した。
なお圧延終止温度は約1000qoに調整した。圧延ま
まの鉄筋および圧延後700q0×lhr時効処理を施
した鉄筋について機械的性質および透磁率を調べた。そ
の結果を第3表に示す。第 2 表 第 3 表 同表にみられるように本発明異形鉄筋榛鋼は2.0以下
の低い透磁率を有するとともにJISG3112に定め
るSD24〜SD50の強度レベルを充分に満足できる
ものである。
実施例 3 異形鉄筋の機械的接合に際しては異形鉄筋を鉄筋カッタ
ーで切断する場合が多い。
したがって鉄筋端の切断面の形状は機械的接合に通した
形に切断しないとその後の作業性がきわめて悪い。通常
切断形状は図2に示すように鉄筋の軸万向にたいして直
角(許容範囲150以下)で、鉄筋端の径はその鉄筋の
最大蓬以下である必要がある。そこで第2表の供試材の
うちM.1,3,4,8,10の異形鉄筋を用いて、鉄
筋カッターによるシャーカツト性を調べた。その結果を
第4表に示す。第 4 表 同表にみられるように比較鉄筋(船.10)は前述した
ように伸びがきわめて大きいためシヤーカツト後の断面
最大蓬はその鉄筋の実測最大蓬以上であった。
したがってこのままではガス圧後や機械的継手に使用す
る場合、スリーブに入らないためグラインダー等で端面
を削り取るとか再切断などの作業が必要となる。しかし
ながら本発明異形鉄筋ではシャーカット後の断面最大径
はシヤーカット前の最大径よりも小さくシヤーカットの
ままでも充分に使用することができる。これだVの添加
による効果であって、強度の向上をはかると同時に伸び
をある程度抑えることができるためシヤーカツト性の向
上に大きく貢献できた。以上のごとく本発明異形鉄筋樺
鋼は低い透磁率を保ち得ると同時にJISG3112に
規定されるSD24〜SD50の強度レベルを充分に満
足し得るものである。
また材質的にも従来のオーステナィト系ステンレス鋼に
くるべて熱間加工性およびシャーカット性が良好であり
かつ安価であるという特徴を有しているため工業的価値
大なる発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明異形鉄筋榛鋼と比較鋼の高温における変
形抵抗を示す図、第2図は鉄筋カッターにより切断した
後の鉄筋端の切断形状を示す図である。 1・・・異形鉄筋榛鋼、2・・・異形鉄筋綾鋼のシヤー
カット後の面、a・・・異形鉄筋穣鋼の最大径、b・・
・シャーカット後の最大径、0・・・シャーカット後の
許容角度。 多′図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C:0.20〜1.20%,Si:010〜2.0
    %,Mn:5.0〜35.0%,Ni:0.50〜5.
    0%,V:0.20〜2.0%残余が実質的に鉄からな
    る鋼から製造された異形鉄筋棒鋼。 2 C:0.20〜1.20%,Si:010〜2.0
    %,Mn:5.0〜35.0%,Ni:0.50〜5.
    0%,V:0.20〜2.0%に対し、さらにCu:3
    .0%以下、Cr5.0%以下、Mo:3.0%以下、
    Ti:2.0%以下、Zr:1.0%以下、N:0.3
    0%以下、Nb:2.0%以下、Al:2.0%以下か
    ら選んだ元素を1種または2種以上含有し、残余が実質
    的に鉄からなる鋼から製造された異形鉄筋棒鋼。
JP2650278A 1978-03-10 1978-03-10 異形鉄筋棒鋼 Expired JPS6031897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2650278A JPS6031897B2 (ja) 1978-03-10 1978-03-10 異形鉄筋棒鋼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2650278A JPS6031897B2 (ja) 1978-03-10 1978-03-10 異形鉄筋棒鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54119320A JPS54119320A (en) 1979-09-17
JPS6031897B2 true JPS6031897B2 (ja) 1985-07-25

Family

ID=12195252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2650278A Expired JPS6031897B2 (ja) 1978-03-10 1978-03-10 異形鉄筋棒鋼

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031897B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10173290B2 (en) 2014-06-09 2019-01-08 Scoperta, Inc. Crack resistant hardfacing alloys
US10329647B2 (en) 2014-12-16 2019-06-25 Scoperta, Inc. Tough and wear resistant ferrous alloys containing multiple hardphases

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4256516A (en) * 1978-12-26 1981-03-17 Nippon Kokan Kabushiki Kaisha Method of manufacturing non-magnetic Fe-Mn steels having low thermal expansion coefficients and high yield points
JPS59232255A (ja) * 1983-06-13 1984-12-27 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 海中探索船「とう」載機器用高強度低透磁性部材
JPS6117657A (ja) * 1984-07-03 1986-01-25 東伸製鋼株式会社 オ−ステナイト系ステンレス鋼製異形棒鋼
JPH03287746A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Agency Of Ind Science & Technol 耐エロージョン性および耐応力腐食割れ性のすぐれた合金
JPH07109546A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Sumitomo Metal Ind Ltd 中透磁率鉄筋用鋼およびその製造方法
US20150275341A1 (en) * 2012-10-11 2015-10-01 Scoperta, Inc. Non-magnetic metal alloy compositions and applications

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10173290B2 (en) 2014-06-09 2019-01-08 Scoperta, Inc. Crack resistant hardfacing alloys
US10329647B2 (en) 2014-12-16 2019-06-25 Scoperta, Inc. Tough and wear resistant ferrous alloys containing multiple hardphases

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54119320A (en) 1979-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0545753B1 (en) Duplex stainless steel having improved strength and corrosion resistance
JPS6031897B2 (ja) 異形鉄筋棒鋼
US4832765A (en) Duplex alloy
JPH0693389A (ja) 耐食性及び延靱性に優れた高Si含有ステンレス鋼およびその製造方法
US3574002A (en) Stainless steel having improved corrosion and fatigue resistance
EP0380630B1 (en) Use of a high damping capacity, two-phase fe-mn-al-c alloy
JP3440710B2 (ja) フィレット部靱性に優れたh形鋼およびその製造方法
JPH11131188A (ja) トンネル支保工用h形鋼およびその製造方法
JP4222073B2 (ja) フィレット部靱性に優れたh形鋼およびその製造方法
JP3214281B2 (ja) 低温用建築鋼材
JP3591486B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP3852279B2 (ja) 耐震性に優れた圧延h形鋼の製造方法
US3373015A (en) Stainless steel and product
JPH0995730A (ja) 低温用建築向け鋼材の製造方法
JP3194207B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼用被覆アーク溶接棒
JPH10237600A (ja) 耐高温溶接割れ性および溶接熱影響部の靭性に優れるフェライト系耐熱鋼
JPS59211552A (ja) 靭性の良好なマルテンサイト系高Cr鋼
JPH0250937A (ja) 冷間加工用快削ステンレス鋼
JP7273298B2 (ja) 低温靱性に優れる圧力容器用鋼板
JP3454027B2 (ja) 熱間加工性および耐クリープ特性に優れたボイラー用鋼およびボイラー用継目無鋼管
JPH05245658A (ja) 母材の脆性破壊伝播停止特性に優れたオーステナイト系ステンレスクラッド鋼板の製造方法
JPS60174295A (ja) サブマ−ジア−ク溶接ワイヤおよび溶接方法
JP2738210B2 (ja) 耐食性に優れた高Si含有ステンレスクラッド鋼板の製造方法
JPH09291310A (ja) 耐震建築用鋼材の製造方法
JPH09118953A (ja) 高温強度と溶接性に優れた低Crフェライト鋼