JPS6031890B2 - 電気接点材料及びその製造方法 - Google Patents
電気接点材料及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6031890B2 JPS6031890B2 JP52069146A JP6914677A JPS6031890B2 JP S6031890 B2 JPS6031890 B2 JP S6031890B2 JP 52069146 A JP52069146 A JP 52069146A JP 6914677 A JP6914677 A JP 6914677A JP S6031890 B2 JPS6031890 B2 JP S6031890B2
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- JP
- Japan
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- weight
- alkaline earth
- electrical contact
- alloy
- oxide
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- Expired
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
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- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
銀−酸化カドミウム系電気接点材料は接点材料として要
求される所の耐溶着性、耐消耗性にすぐれた接触抵抗も
安定していることから、小から中容量の電気接点材料と
して広く用いられている。
求される所の耐溶着性、耐消耗性にすぐれた接触抵抗も
安定していることから、小から中容量の電気接点材料と
して広く用いられている。
然し近年カドミウムの公害が問題になりカドミウムを含
まない銀−酸化物系電気接点材料や、カドミウムの量を
少〈しその一部を他の酸化物で置きかえてカドミウム公
害を少しでも少〈した銀−酸化物系電気接点材料が研究
されている。その中で銀−酸化カドミウム一酸化錫一酸
化インジウム系電気接点材料は比較的耐溶着性にすぐれ
、消耗も少く、接触抵抗も安定しているが、最近の４・
型化された機器の性能を満足するには十分ではない。最
近はより耐熔着性にすぐれた接点材料が要求されており
、この要求を満足するには更に研究が必要である。本発
明はかかる要求を満足すべくなされたもので銀−酸化カ
ドミウム一酸化錫一酸化インジウム系電気接点材料に酸
素との親和力が大で、錫又はインジウムと金属間化合物
を形成するアルカリ土類金属の酸化物を錫とインジウム
の複合酸化物の形で銀基地中に細かく分散させ耐落着性
を更に向上させた電気接点材料及びその製造方法を提供
しようとするものである。
まない銀−酸化物系電気接点材料や、カドミウムの量を
少〈しその一部を他の酸化物で置きかえてカドミウム公
害を少しでも少〈した銀−酸化物系電気接点材料が研究
されている。その中で銀−酸化カドミウム一酸化錫一酸
化インジウム系電気接点材料は比較的耐溶着性にすぐれ
、消耗も少く、接触抵抗も安定しているが、最近の４・
型化された機器の性能を満足するには十分ではない。最
近はより耐熔着性にすぐれた接点材料が要求されており
、この要求を満足するには更に研究が必要である。本発
明はかかる要求を満足すべくなされたもので銀−酸化カ
ドミウム一酸化錫一酸化インジウム系電気接点材料に酸
素との親和力が大で、錫又はインジウムと金属間化合物
を形成するアルカリ土類金属の酸化物を錫とインジウム
の複合酸化物の形で銀基地中に細かく分散させ耐落着性
を更に向上させた電気接点材料及びその製造方法を提供
しようとするものである。
アルカリ士類金属は、カドミウム、錫、インジウムの酸
化物を微細化しその結果耐溶着性を向上するが更に、錫
、インジウムとの３元の金属間化合物を含んだ母合金の
形で銀中に添加されることにより、これが内部酸化され
た時にこれらが細かい複合酸化物を形成し銀基地中に分
散し、単独の酸化物が分散したものより耐火度を増し更
に耐凝着性が向上する。次に本発明に於いて成分組成範
囲を限定した理由を説明する。カドミウムを２〜６重量
％としたのは、２重量％未満ではその分散効果がないた
め、耐溶着性を向上させる効果がなく、６重量％をこえ
るとカドミウムの公害を少しでも少〈するという目的か
らはずれると同時に組織の均一性がくずれるからである
。錫を４〜１の重量％としたのは４重量％未満では耐溶
着性を向上させる効果がなく、１の重量％をこえると加
加工性が悪くなると同時に内部酸化が困難になるからで
ある。インジウムを１〜４重量％としたのは１重量％未
満では合金の内部酸化を促進する効果がなく、４重量％
をこえると耐溶着性はかえって低下しその効果は少くな
るためである。アルカリ士類金属を０．０１〜１重量％
としたのは０．０１重量％未満では複合酸化物を微細化
する効果がなく、１重量％をこえると内部酸化が困難に
なるからである。以下に実施例により本発明の効果を詳
述する。
化物を微細化しその結果耐溶着性を向上するが更に、錫
、インジウムとの３元の金属間化合物を含んだ母合金の
形で銀中に添加されることにより、これが内部酸化され
た時にこれらが細かい複合酸化物を形成し銀基地中に分
散し、単独の酸化物が分散したものより耐火度を増し更
に耐凝着性が向上する。次に本発明に於いて成分組成範
囲を限定した理由を説明する。カドミウムを２〜６重量
％としたのは、２重量％未満ではその分散効果がないた
め、耐溶着性を向上させる効果がなく、６重量％をこえ
るとカドミウムの公害を少しでも少〈するという目的か
らはずれると同時に組織の均一性がくずれるからである
。錫を４〜１の重量％としたのは４重量％未満では耐溶
着性を向上させる効果がなく、１の重量％をこえると加
加工性が悪くなると同時に内部酸化が困難になるからで
ある。インジウムを１〜４重量％としたのは１重量％未
満では合金の内部酸化を促進する効果がなく、４重量％
をこえると耐溶着性はかえって低下しその効果は少くな
るためである。アルカリ士類金属を０．０１〜１重量％
としたのは０．０１重量％未満では複合酸化物を微細化
する効果がなく、１重量％をこえると内部酸化が困難に
なるからである。以下に実施例により本発明の効果を詳
述する。
＜実施例〉本発明の効果を示すために第１表に示す試料
の材料を備考欄に示す様に予め製造しておいた３元の金
属間化合物を含む母合金で添加する場合と、それぞれ単
独に添加する場合とに分けて高周波気中溶解炉にて黒鉛
ルツポ中で溶解し金型に鋳込みィンゴットを得た。
の材料を備考欄に示す様に予め製造しておいた３元の金
属間化合物を含む母合金で添加する場合と、それぞれ単
独に添加する場合とに分けて高周波気中溶解炉にて黒鉛
ルツポ中で溶解し金型に鋳込みィンゴットを得た。
ィンゴットの片面に銀板を熱圧着し１．５側厚さの板に
圧延加工して後、直径が６帆の円板に打抜き、それを７
００午０、３気圧の酸素中で内部酸化を行った。内部酸
化組織の状態ついて第１表の右欄に示した。上記試料に
ついて市販のノーヒューズブレーカ一を改造した溶着試
験機により第２表に示す試験条件で投入溶着試験を行っ
た。
圧延加工して後、直径が６帆の円板に打抜き、それを７
００午０、３気圧の酸素中で内部酸化を行った。内部酸
化組織の状態ついて第１表の右欄に示した。上記試料に
ついて市販のノーヒューズブレーカ一を改造した溶着試
験機により第２表に示す試験条件で投入溶着試験を行っ
た。
その試験結果は第３表に示すとおりである。
第１表第２表
第３表
以上詳述した様に本発明品は以下の効果がある。
ｍ 銀−酸化カドミウム一酸化錫−酸化インジウム合金
に更に、アルカリ士類金属の酸化物を分散させることに
より針状の大きな酸化物が微細な粒状の酸化物に変えら
れ、そのために耐火度が向上し耐溶着性が向上する。
に更に、アルカリ士類金属の酸化物を分散させることに
より針状の大きな酸化物が微細な粒状の酸化物に変えら
れ、そのために耐火度が向上し耐溶着性が向上する。
【２１ 酸化錫、酸化インジウム、アルカリ士類金属の
酸化物が複合酸化物の形で存在することにより、合金の
耐火度が向上し耐溶着性が向上する。
酸化物が複合酸化物の形で存在することにより、合金の
耐火度が向上し耐溶着性が向上する。
合金の耐火度が向上する原因は、はっきりと分らないが
、複合酸化物の方が単独の酸化物で存在するより総合的
な耐火度が向上するからと考えられる。
、複合酸化物の方が単独の酸化物で存在するより総合的
な耐火度が向上するからと考えられる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 酸化カドミウム、酸化錫、酸化インジウム、アルカ
リ土類金属の酸化物、残部銀よりなり然も上記各酸化物
の金属割合が、カドミウム２〜６重量％、錫４〜１０重
量％、インジウム１〜４重量％、アルカリ土類金属０．
０１〜１重量％、残部銀である如き材料に於いて、酸化
錫、酸化インジウム及びアルカリ土類金属の酸化物は５
００μ以下の複合酸化物を形成し、かつ該複合酸化物は
銀基地中に均一微細に分散した事を特徴とする電気接点
材料。 ２ アルカリ土類金属がマグネシウムである事を特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の電気接点材料。 ３ アルカリ土類金属がカルシウムである事を特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の電気接点材料。 ４ 次の各工程よりなる電気接点材料の製造方法。 第１工程：カドミウム２．５〜８重量％、残部銀の合金
（Ａ合金）を溶製する工程と、錫４５〜９０重量％、イ
ンジウム９．５〜４５重量％、アルカリ土類金属０．５
〜 １０重量％からなる３元の金属間化合 物を含む母合金（Ｂ合金）を溶製す る工程。 第２工程：Ａ合金にＢ合金を添加し溶製したカドミウム
２〜６重量％、錫４〜１０重量％、インジウム１〜４重
量％、アル カリ土類金属０．０１〜１重量、残部銀 からなる合金を圧延、打抜により接 点形状に加工した後、６００〜８００℃の温度で酸素雰
囲気中で内部酸化を行 なう工程。 ５ アルカリ土類金属がマグネシウムである事を特徴と
する特許請求の範囲第４項記載の電気接点材料の製造方
法。 ６ アルカリ土類金属がカルシウムである事を特徴とす
る特許請求の範囲第４項記載の電気接点材料の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52069146A JPS6031890B2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 電気接点材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52069146A JPS6031890B2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 電気接点材料及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS542919A JPS542919A (en) | 1979-01-10 |
| JPS6031890B2 true JPS6031890B2 (ja) | 1985-07-25 |
Family
ID=13394217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52069146A Expired JPS6031890B2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 電気接点材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6031890B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0221115U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-13 | ||
| JPH04131515U (ja) * | 1991-02-05 | 1992-12-03 | 株式会社 太田シート | 自動車用カーテン |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5884949A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
| JPH0752234B2 (ja) * | 1985-11-14 | 1995-06-05 | 石川島播磨重工業株式会社 | 核燃料再処理廃液のガラス固化方法 |
-
1977
- 1977-06-09 JP JP52069146A patent/JPS6031890B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0221115U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-13 | ||
| JPH04131515U (ja) * | 1991-02-05 | 1992-12-03 | 株式会社 太田シート | 自動車用カーテン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS542919A (en) | 1979-01-10 |
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