JPS6031297Y2 - 逓倍器 - Google Patents

逓倍器

Info

Publication number
JPS6031297Y2
JPS6031297Y2 JP3507779U JP3507779U JPS6031297Y2 JP S6031297 Y2 JPS6031297 Y2 JP S6031297Y2 JP 3507779 U JP3507779 U JP 3507779U JP 3507779 U JP3507779 U JP 3507779U JP S6031297 Y2 JPS6031297 Y2 JP S6031297Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplier
varactor diode
frequency
resistor
annular member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3507779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54131460U (ja
Inventor
真一 井上
良平 大庭
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP3507779U priority Critical patent/JPS6031297Y2/ja
Publication of JPS54131460U publication Critical patent/JPS54131460U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6031297Y2 publication Critical patent/JPS6031297Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバラクタダイオードを用いた逓倍器に係り、特
に安定化手段の改良に関する。
入力信号の電圧変化でバラクタダイオードの容量を可変
し、高周波を発生させる逓倍器として第1図に示す構成
のものが知られている。
これはコンデンサC1,C2およびコイルL1よりなる
帯域通過フィルタを通過した例えば200MHzの入力
信号をバラクタダイオードVDに与え、上記入力信号の
電圧変化に対応したバラクタダイオードVDの容量変化
により発生する高調波の中から所要とする周波数例えば
7GHzの信号を半同軸空胴共振器Aで取り出す逓倍器
である。
この逓倍器は抵抗Rによるセルフバイアス回路でバラク
タダイオードVDにバイアスをかけるという基本的な回
路構成であるために、入力側のフィルタの周波数および
出力側の共振器周波数以外の不要周波数成分は、入力ま
たは出力の共振器で反射されるので無負荷状態になり、
バラクタダイオードに結合腰不要波の電圧振幅が大きく
なる場合がある。
このときバイアス回路に存在する浮遊容量Cとバイアス
抵抗Rで定まる時定数で充放電の発振すなわち寄生発振
を起こし、その成分がバラクタダイオードに加わり、所
要とする周波数に変調をかけるということになるので動
作を不安定なものにする欠点がある。
この点を解消するためには寄生発振周波数に対しバラク
タダイオードVDが応動しなければよいことになる。
また、上記不要周波数成分が吸収されるような負荷が設
けられれば良い。
そこで従来第2図aに示すようにバラクタダイオード1
のパッケージ1a上にアノードlb、カソード1cを直
流的に接続するように直接カーボン2を帯状に塗布して
バイアス回路を構成した逓倍器がある。
この逓倍器は第2図すに回路図を示すようにバラクタダ
イオード1と並列にカーボンによる抵抗2aが接続され
た形となり、リードインダクタンスおよび浮遊容量を無
視することができ動作の安定性が保障される。
ところで上記逓倍器におけるカーボン2は動作の安定性
を図ると共に、バイアス回路の抵抗として作用する必要
がある。
しかしながらカーボン2による抵抗値を最適値に設定す
ることはバラクタダイオードVDが一般に微少な外観を
呈するためその作業は著しく困難であった。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので安定化手段
とバイアス回路とを分離することにより、作業性を向上
させ且つ動作の安定性を図った逓倍器を提供するもので
ある。
以下第3図および第4図に基いて本考案の一実施例を説
明する。
第3図は安定化手段の一例を示す図である。
同図aに示す環状部材11は寄生発振を起こさないよう
に、使用周波数以外の周波数に対して損失を与える損失
体であり、例えばカーボンを適当な方法で固定した素材
で形成されたものである。
この環状部材11はバラクタダイオード12のパッケー
ジに装着して使用するものであるがこの際アノード側1
2aおよびカソード側12bへ同時に接触して直流的に
抵抗分として作用するのを阻止するために、例えばアノ
ード側12aとの間に絶縁シート13を介在させ第3図
すに示すように組立てる。
上述した安定化手段を備えたバラクタダイオード12で
逓倍器を構成するには第4図に示すようにバイアス抵抗
14を別途に設ける。
同図においてバラクタダイオード12に並列接続された
抵抗11aおよびコンデンサ13aはそれぞれ環状部材
11および絶縁シート13に対応したものである。
上記のように構成された逓倍器であればバイアス回路は
抵抗14のみにより決定される(抵抗11aは寄与しな
い)ので、通常の抵抗体を用いて最適なバイアス状態と
することは容易である。
しかして交流的に見た場合、つまり寄生発振を起こすよ
うな不要周波数成分に対して抵抗11aの存在はバラク
タダイオード12の両端を抵抗性としてその発振を阻止
する。
反面他の交流分つまり入力信号およびその所要高調波に
対しての損失は実用上無視し得るように設定されている
ので、結局寄生発振のない安定した状態で所要とする逓
倍された周波数の信号を共振器Aから取り出すことがで
きる。
その結果通常安定した出力を取り出すために用いるアイ
ソレータを省略し、単に数dB程度の減衰器等で逓倍出
力を送出することができる。
尚、上記実施例では単一の環状部材の場合につき例示し
たが、カーボンの粉体をゴムで固めたドータイトシート
(商品名)の如きシート状の損失体をリング状に打抜き
、単一もしくは数段重ねて使用してもよい。
また損失体はバラクタダイオードから離脱しない程度に
環状の一部を欠削したものであってもよい。
また損失体として使用周波数以外の不要周波数に対して
大きな損失体を与えるような特性のものを使用すれば、
バラクタダイオードからの出力時と反射時の両方で減衰
されることとなりより効果的である。
また環状部材の材質あるいは形状で直流的な絶縁性を保
ち得る場合には絶縁シートは要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来の逓倍器を示す図、
第3図はおよび第4図は本考案の一実施例を示す図で、
第3図a、 bはそれぞれバラクタダイオードと安定化
手段の一例を示す分解斜視図および側面図、第4図は逓
倍器の回路図である。 11・・・・・・環状部材、12・・・・・・バラクタ
ダイオード、13・・・・・・絶縁シート、14・・・
・・・バイアス抵抗、A・・・・・・半同軸空胴共振器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力信号の電圧変化でバラクタダイオードの容量を可変
    して逓倍された周波数の信号を取り出す逓倍器において
    、使用周波数以外の周波数に対して十分な減衰を与える
    損失体で形成した部材を上記バラクタダイオードのパッ
    ケージに直流的な絶縁性を保って装着したことを特徴と
    する逓倍器。
JP3507779U 1979-03-20 1979-03-20 逓倍器 Expired JPS6031297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3507779U JPS6031297Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 逓倍器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3507779U JPS6031297Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 逓倍器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54131460U JPS54131460U (ja) 1979-09-12
JPS6031297Y2 true JPS6031297Y2 (ja) 1985-09-19

Family

ID=28893655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3507779U Expired JPS6031297Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 逓倍器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031297Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54131460U (ja) 1979-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03125519A (ja) 送信器および送信回路
JPS6482807A (en) Microwave oscillator
JPS6031297Y2 (ja) 逓倍器
JPS58168306A (ja) マイクロ波発振装置
US4006424A (en) Wide bandwidth crystal frequency discriminator circuit
JPH0311932Y2 (ja)
JP2819034B2 (ja) 電圧制御発振器
US4637070A (en) UHF mixing circuit having π configured impedance converter
JPS5942730Y2 (ja) インタディジタル形ろ波器
JPS6236363Y2 (ja)
JPS622832Y2 (ja)
JPS6133700Y2 (ja)
JPS623925Y2 (ja)
JPS6236339Y2 (ja)
JPH0467378B2 (ja)
JPS5926649Y2 (ja) ストリツプ線路超高周波発振器
JPS6223124Y2 (ja)
JPS55159622A (en) Current switching circuit
JPS6194403A (ja) 誘電体発振器
JPS6133722Y2 (ja)
JPH0210609U (ja)
JPH0161978U (ja)
JPH01151602U (ja)
JPS6040725B2 (ja) 発振装置
JPS6053306A (ja) マイクロ波集積回路発振器