JPS6031042B2 - 複合パイプ母線 - Google Patents

複合パイプ母線

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Publication number
JPS6031042B2
JPS6031042B2 JP1895279A JP1895279A JPS6031042B2 JP S6031042 B2 JPS6031042 B2 JP S6031042B2 JP 1895279 A JP1895279 A JP 1895279A JP 1895279 A JP1895279 A JP 1895279A JP S6031042 B2 JPS6031042 B2 JP S6031042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipes
busbar
composite pipe
pipe busbar
Prior art date
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Expired
Application number
JP1895279A
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English (en)
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JPS55111012A (en
Inventor
繁 朝岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication of JPS55111012A publication Critical patent/JPS55111012A/ja
Publication of JPS6031042B2 publication Critical patent/JPS6031042B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変電所や開閉所等において用いられる複合パイ
プ母線に関するものである。
一般に、変電所や開閉所等において高電圧用に使用され
るパイプ母線は、第2図に示すように、地表面2上に設
置した架台3の頂部に碍子4を取り付け、この碍子4の
頂部にパイプ母線1をパイプ支持金具5により支持する
ようになっている。
ところで、従来のパイプ母線は、第2図に示す如く1本
のパイプを単独で使用しているが、高電圧の変電所や開
閉所においてはパイプ母線1の支持座間が大きく、第1
図における架台3間の距離Lが大きくなるので、パイプ
自体の接み量の増大を防止するため、必要以上に大口径
のパイプを使用する場合が多くなって非常に不経済とな
っていた。また、屋外で使用されるパイプ母線、特に軽
量なアルミニウム製のパイプ母線の場合にはその長手方
向に対し直角方向から微風を受けることにより、パイプ
の風下側にいわゆるカルマン渦が発生し、そのエネルギ
ーおよびパイプ自体の固有振動数により、パイプ母線が
上下方向にいわゆる微風振動を起きす結果、パイプの材
料を疲労させるなど、好ましくない問題が生じていた。
そこで、従来この微風振動を防止するための方法として
は、大別して次の2つの方法がとられていた。
すなわち、■パイプの内側または外側にダンパーを取り
付けて振動エネルギーを吸収する方法、および■パイプ
の内側または外側に該パイプとの間に摩擦を発生させる
別個の部材を挿入するか、あるいは取り付けて振動エネ
ルギーを吸収する方法であるが、これらの従来方法はい
ずれもカルマン渦の発生を根源的に防止できる積極的な
防振方法ではなく受け身的な方法であり、また防振対策
の予見が困難であることにも起因して事後対策として行
われることが多かった。そのため、このような従来方法
はいずれも根本的な微風振動防止の解決策とはなり得て
いなかった。
本発明は上記の如き従来技術の欠点を一挙に解決するた
めになされたもので、パイプの微風振動の発生を根源的
に防止し、かつパイプの孫み量を少くすることのできる
パイプ母線を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明のパイプ母線は複数本
の円形パイプを相互に抱き合わせる複合パイプ母線構造
とし、複数本のパイプを長さ方向に対し連続的または断
続的な位贋で円形を保持したまま互いに結合して一体化
することを特徴とするものである。
本発明において複数本のパイプを互いに結合する方式と
しては、複数本の同蓬または異径のパイプをその長さ方
向に連続的あるいは断続的に溶接等で互いに密着または
機械的に結合して一体化するか、あるいは複数本のパイ
プを一体構造のまま引抜き製造することもでき、このよ
うな一体構造によりパイプ母線の剛性が増大して操み量
が減少され、また複合パイプ母線はカルマン渦の発生し
ない断面形状となって微風振動を防止できる。
以下、本発明を図面に示す実施例にしたがってさらに説
明する。第3図は本発明による複合パイプ母線の一実施
例を示す断面図である。第3図の実施例においては、2
本の同径のパイプIAとIBを互いに密着させ、溶接部
7でパイプ長さ方向に対し連続的または断続的に溶接し
て一体化した構造とし、パイプ支持面6上に支持したも
のである。
この場合、パイプIAとIBの一体化により複合パイプ
母線全体としての剛性が増大し、断面二次モーメントの
増大が図られるので、その榛み量が大中に減少する。
また、本実施例の如き一体的複合パイプ構造とすること
により、従釆のようにカルマン渦が発生するのを根源的
に防止でき、したがって上記の如く剛性が向上して固有
振動数が高くなっていることと相まって微風振動は事前
に防止されうろことになる。さらに、本実施例のように
複合パイプ構造とすることにより、従来の単一パイプ構
造の場合に比して複合パイプ母線を構成する各パイプI
A,IBの口径が小さいもので足り、また複合パイプ母
線の支持のためには1本のパイプ、たとえば本実施例で
はパイプIBを支持すればよいので、パイプ支持金具5
はパイプIBのみを支持できる小形のものでも強度的に
十分であり、パイプ支持金具のための費用を低減できる
。なお、パイプIAとIBの結合構造としては溶接の他
に、金具等を併用してボルト締めするこにより長さ方向
に所定の間隔で一体化するようにしてもよい。また、パ
イプIAとIBを製造時において一体状態のまま引抜き
するようにすれば、長さ方向に連続的に一体化された複
合パイプ母線を得ることができる。
さらに、パイプIAとIBは異蓬のものとすることも可
能である。
第4図は本発明の他の実施例を示し、この実施例では、
2本のパイプIAとIBを一体化した複合パイプ母線構
造であることは第3図の実施例と同様であるが、両パイ
プIAとIBとの結合部に離隔片8を介在させた点で第
3図の実施例とは異なるものである。
したがって、本実施例の場合には、パイプIAとIBは
直接結合されず、パイプIAと離隔片8、該離隔片8と
パイプIBがそれぞれ溶接部7により溶接された構造で
あり、離隔片8はパイプ長さ方向に連続的または断続的
に介在させられている。第4図の実施例によれば、複合
パイプ母線の断面二次モーメントが第3図のものに比し
て大中に増大し、その傍み量をより一層減少させうると
いう利点が得られる。
なお、第4図の実施例においても複合パイプ母線の支持
は1本のパイプ、たとえばIBのみを支持するパイプ支
持金具を用いて行えばよく、またパイプ間の結合も離隔
片8を含めて金具等でボルト締めして一体結合構造とし
て行うことができる。
第5図〜第8図は3本のパイプIA,IB,ICを互い
に結合して一体化して複合パイプ母線を示し、これらの
場合にはパイプ母線の水平方向の剛性をさらに増大させ
る他、パイプ母線に風による流れあるいは短絡電磁力に
対する抵抗力もより増大させることが可能である。
勿論、第5図〜第8図の実施例においてもカルマン渦の
発生を防止でき、またパイプ支持金具8も3本のパイプ
のうちの1本乃至2本を支持するものだけでよいことは
第3図および第4図の実施例の場合と同様である。まず
、第5図の実施例は3本のパイプIA,IB,ICを三
点で接触させ、その各接触部の外側をパイプ長さ方向の
連続的または断続的な位置で溶接部7により互いに溶接
して一体化したものである。
第6図の実施例は第5図の実施例と実質的に同様である
が、第5図の場合には2本のパイプIBとICで支持面
6上に支持しているのに対し、第6図の場合には1本の
パイプICのみで支持面6上に支持しているものである
点が異なる。
次に、第7図と第8図は第4図のようにパイプ間の結合
部に離隔片8を介在させた例であり、第7図の実施例で
はパイプIAとパイプIB,ICとの間の2ケ所の結合
部に離隔片8を介在させて溶接部7で熔接し、第8図の
実施例では各パイプIA,IB,ICの結合部のすべて
(3ケ所)に離隔片8を介在させたものである。
もっとも、4本以上のパイプを互いに結合して一体化し
て複合パイプ母線とすることも可能である。
ただ、カルマン渦防止の点から、結合した複合パイプ母
線の全体断面が円に近似する程度までパイプ数を増すこ
とは望ましくなく、結果として断面が六角形以下で、好
ましく図示の如き三角形あるいは四角形がよい。以上説
明したように、本発明によれば、複数本の円形パイプを
長さ方向に対し連続的または断続的な位置で円形を保持
したまま互いに結合して体化した複合パイプ母線構造と
したことにより従来の単一パイプ母線のようにパイプ母
線に微振動を誘起するようなカルマン渦の発生を根源に
防止でき、しかも剛性の向上につれてパイプ線自体の固
有振動数が高くなるので、これらがまってパイプ母線の
微風振動を未然かつ完全には止することが可能であり、
また同一断面積で比して従来の単一パイプ母線よりも操
み量を小さし、かつ同一電流容量を確保するのに必要な
断績が従来のものよりも小さくて済む等の優れた言効果
が相乗的に奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常のパイプ母線取付状態の一例を/す図、第
2図は従来の単一パイプ母線の断面図第3図〜第8図は
本発明による複合パイプ母線各種実施例を示す断面図で
ある。 IA,IB,IC・・・・・・パイプ、7・・・・・・
溶接部8・・・・・・離隔片。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 変電所や開閉所等で用いるパイプ母線において、複
    数本の円形パイプを長さ方向に対し連続的または断続的
    な位置で円形を保持したまま互いに結合して一体化した
    ことを特徴とする複合パイプ母線。
JP1895279A 1979-02-19 1979-02-19 複合パイプ母線 Expired JPS6031042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1895279A JPS6031042B2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 複合パイプ母線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1895279A JPS6031042B2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 複合パイプ母線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55111012A JPS55111012A (en) 1980-08-27
JPS6031042B2 true JPS6031042B2 (ja) 1985-07-19

Family

ID=11985972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1895279A Expired JPS6031042B2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 複合パイプ母線

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JP (1) JPS6031042B2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55111012A (en) 1980-08-27

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