JPS603098B2 - 低温ヒートシール性のすぐれた樹脂組成物 - Google Patents
低温ヒートシール性のすぐれた樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS603098B2 JPS603098B2 JP9229976A JP9229976A JPS603098B2 JP S603098 B2 JPS603098 B2 JP S603098B2 JP 9229976 A JP9229976 A JP 9229976A JP 9229976 A JP9229976 A JP 9229976A JP S603098 B2 JPS603098 B2 JP S603098B2
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- Japan
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- resin
- ethylene
- acetate copolymer
- vinyl acetate
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体
と脂環族飽和炭化水素を含む石油樹脂とよりなる接着性
、低温ヒートシール性に優れた樹脂穣成物に関する。
と脂環族飽和炭化水素を含む石油樹脂とよりなる接着性
、低温ヒートシール性に優れた樹脂穣成物に関する。
従来ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフイン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレ
ート/エチレンイソフタレート等のポリエステル系、ナ
イロン6、ナイロン6んナイロンIQポリキシレンアジ
パミド等のポリアミド系の単独重合体、又はこれらの構
成成分を主体とする共重合体からなる未延伸フィルム、
1鞠延伸フィルム、2軸延伸フィルム等の基村に樹脂接
着物を塗布、コートし、他の種々の被着体に低温でしか
も優れた接着力を有する樹脂組成物は実用化されていな
い。
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレ
ート/エチレンイソフタレート等のポリエステル系、ナ
イロン6、ナイロン6んナイロンIQポリキシレンアジ
パミド等のポリアミド系の単独重合体、又はこれらの構
成成分を主体とする共重合体からなる未延伸フィルム、
1鞠延伸フィルム、2軸延伸フィルム等の基村に樹脂接
着物を塗布、コートし、他の種々の被着体に低温でしか
も優れた接着力を有する樹脂組成物は実用化されていな
い。
本発明は前記の基材を含め種々の基材に塗布、コートし
、他の被着体と優れた接着力、低温ヒートシール性を有
する樹脂組成物を提供することにある。
、他の被着体と優れた接着力、低温ヒートシール性を有
する樹脂組成物を提供することにある。
プラスチックフィルム及びプラスチックシートの場合、
ヒートシール温度が高いと収縮が起るため、高温度での
ヒートシールは工業的実施は困難である。
ヒートシール温度が高いと収縮が起るため、高温度での
ヒートシールは工業的実施は困難である。
本発明の樹脂組成物は収縮の起らない低温でのヒートシ
ールを可能にした接着剤組成物である。
ールを可能にした接着剤組成物である。
本発明の目的及び特徴は、本発明の樹脂組成物の構成成
分であるカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体
の有する防湿性、耐油性、耐熱性等の優れた性質を附加
し、しかも懐着力の穣秀性及び70−120℃の低温ヒ
ートシール性を有しさらにコーティング剤、接着剤等に
任意に適用しうろことにある。更には本発明の樹脂組成
物の特徴は、金属、ポリオレフィンの双方に低い温度で
ヒートシールで接着しうろことにある。
分であるカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体
の有する防湿性、耐油性、耐熱性等の優れた性質を附加
し、しかも懐着力の穣秀性及び70−120℃の低温ヒ
ートシール性を有しさらにコーティング剤、接着剤等に
任意に適用しうろことにある。更には本発明の樹脂組成
物の特徴は、金属、ポリオレフィンの双方に低い温度で
ヒートシールで接着しうろことにある。
被着体の種類、性質にかかわらず接着しうる点に大きな
特徴がある。以上の目的を達成する本発明の構成は、カ
ルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体と脂環族飽
和炭化水素を骨格あるいは側鎖として含む石油樹脂を、
カルボキシル化エチレン一酢酸ビニル共重合体10の重
量部に対して、該石油樹脂を3−100重量部好ましく
は5−5の重量部配合したものである。該石油樹脂を1
0の重量部以上配合するとカルボキシル化エチレン−酢
酸ビニル共重合体の量が該石油樹脂と較べて少なくなり
、本発明の樹脂組成物の接着力がカルボキシル化エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の機能によるところが多いこと
から本発明の樹脂組成物の接着力が低下する。
特徴がある。以上の目的を達成する本発明の構成は、カ
ルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体と脂環族飽
和炭化水素を骨格あるいは側鎖として含む石油樹脂を、
カルボキシル化エチレン一酢酸ビニル共重合体10の重
量部に対して、該石油樹脂を3−100重量部好ましく
は5−5の重量部配合したものである。該石油樹脂を1
0の重量部以上配合するとカルボキシル化エチレン−酢
酸ビニル共重合体の量が該石油樹脂と較べて少なくなり
、本発明の樹脂組成物の接着力がカルボキシル化エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の機能によるところが多いこと
から本発明の樹脂組成物の接着力が低下する。
又鉄石油樹脂の配合量を3重量部以下にすると本発明の
樹脂組成物の低温ヒートシール性が低下するためである
。
樹脂組成物の低温ヒートシール性が低下するためである
。
カルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体と該石油
樹脂の混合、配合、ブレンドはそれぞれの高虫点以上の
温度で縄梓する方法、それぞれの溶液を混合縄拝する方
法、あるいは一方の溶液に他方を添加溶解する方法によ
り行なわれる。
樹脂の混合、配合、ブレンドはそれぞれの高虫点以上の
温度で縄梓する方法、それぞれの溶液を混合縄拝する方
法、あるいは一方の溶液に他方を添加溶解する方法によ
り行なわれる。
溶液の状態で室温以上好ましくは40−8ぴ0で行う混
合方法が操作の容易なことと、均一な混合物が得られる
。本発明の樹脂組成物の構成成分についてさらに詳しく
述べると、カルボキシル化エチレン一酢酸ピニル共重合
体は1000−300の気圧下の高圧重合法、あるいは
100‐40陳庇下で溶液又は乳化重合法等によって製
造された酢酸ビニル含量3一7の重量%、好ましくは1
0一4の重量%で、メルトインデックスが0.1−50
0夕/10分のエチレン一酢酸ビニル共重合体と、酸性
モノマーと、ビニリデンモノマーをグラフト共重合させ
たものである。
合方法が操作の容易なことと、均一な混合物が得られる
。本発明の樹脂組成物の構成成分についてさらに詳しく
述べると、カルボキシル化エチレン一酢酸ピニル共重合
体は1000−300の気圧下の高圧重合法、あるいは
100‐40陳庇下で溶液又は乳化重合法等によって製
造された酢酸ビニル含量3一7の重量%、好ましくは1
0一4の重量%で、メルトインデックスが0.1−50
0夕/10分のエチレン一酢酸ビニル共重合体と、酸性
モノマーと、ビニリデンモノマーをグラフト共重合させ
たものである。
従って、このカルボキシル化エチレン一酢酸ビニル共重
合体は共重合の度合により、エチレン−酢酸ビニル共重
合体に酸性モノマ−あるいは酸性モノマ−/該ビニリデ
ンモノマーがグラフト共重合したものと、これらのモノ
マーからなる重合体を含む重合体組成物とからなる場合
もある。
合体は共重合の度合により、エチレン−酢酸ビニル共重
合体に酸性モノマ−あるいは酸性モノマ−/該ビニリデ
ンモノマーがグラフト共重合したものと、これらのモノ
マーからなる重合体を含む重合体組成物とからなる場合
もある。
酸性モノマーとは、マレィン酸、クロトン酸、フマル酸
、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレィン酸
モノメチルェステル、フマル酸モノェチルヱステルなど
Q、8位がエチレン的に不飽和なカルポン酸および無水
マレィン酸、糠水ィタコン酸等のQ・a−不飽和カルボ
ン酸無水物があげられる。これらは単独または混合して
使用することができる。
、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレィン酸
モノメチルェステル、フマル酸モノェチルヱステルなど
Q、8位がエチレン的に不飽和なカルポン酸および無水
マレィン酸、糠水ィタコン酸等のQ・a−不飽和カルボ
ン酸無水物があげられる。これらは単独または混合して
使用することができる。
特に無水マレィン酸、フマル酸、アクリル酸、又はこれ
らの混合物を酸性モノマーとして用いた場合、得られる
カルポキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体と該石油
樹脂からなる樹脂組成物は性能がすぐれており、工業的
利用価値が高い。
らの混合物を酸性モノマーとして用いた場合、得られる
カルポキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体と該石油
樹脂からなる樹脂組成物は性能がすぐれており、工業的
利用価値が高い。
特にカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体の酸
価が10〜300のcKOH/夕好ましくは30一10
0雌KOH′のこなるように酸性モノマーを粗合せるこ
とが望ましい。又、ビニリデンモノマーは、 (XYは異種又は同種 で水素、塩素、アルキル基、アセトキシ基、カルボン酸
ェステル基からなる群から選ばれる)を有するビニリデ
ンモノマーが用いられる。
価が10〜300のcKOH/夕好ましくは30一10
0雌KOH′のこなるように酸性モノマーを粗合せるこ
とが望ましい。又、ビニリデンモノマーは、 (XYは異種又は同種 で水素、塩素、アルキル基、アセトキシ基、カルボン酸
ェステル基からなる群から選ばれる)を有するビニリデ
ンモノマーが用いられる。
例えばエチレン、プロピレン、イソブテン、オクテン−
1、ブテンー1、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸メチル、
ピニルクロロアセテート等である。
1、ブテンー1、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸メチル、
ピニルクロロアセテート等である。
これらのいずれのビニリデンモノマ−を用いても、すぐ
れた性能のカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合
体が得られるが、特にエチレン、プロピレン、塩化ビニ
ルを用いた場合に得られるカルボキシル化エチレン−酢
酸ビニル共重合体と核石油樹脂とからなる組成物はすぐ
れた低温ヒートシール性を有する。
れた性能のカルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合
体が得られるが、特にエチレン、プロピレン、塩化ビニ
ルを用いた場合に得られるカルボキシル化エチレン−酢
酸ビニル共重合体と核石油樹脂とからなる組成物はすぐ
れた低温ヒートシール性を有する。
カルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体を得る際
の重合開始剤は通常のラジカル開始剤であり、その例と
してジクミルパーオキサイド、ジーt−ブチルパーオキ
サイド等のジアルキルバーオキサイド、tーブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシオクトエー
ト、t−ブチルパーオキシアセテート、tーブチルパー
オキシイソブチレート、tープチルバーオキシピバレー
ト等のパーオキシェステル、ラウロイルバーオキサイド
、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルZバーオキサイ
ド等のジアシルパーオキサイドの有機過酸化物及びアゾ
ピスィソブチロニトリル、アゾビスィソバレロニトリル
等のアゾ化合物があげられるが有機過酸化物を用いるこ
とが好ましい。
の重合開始剤は通常のラジカル開始剤であり、その例と
してジクミルパーオキサイド、ジーt−ブチルパーオキ
サイド等のジアルキルバーオキサイド、tーブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシオクトエー
ト、t−ブチルパーオキシアセテート、tーブチルパー
オキシイソブチレート、tープチルバーオキシピバレー
ト等のパーオキシェステル、ラウロイルバーオキサイド
、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルZバーオキサイ
ド等のジアシルパーオキサイドの有機過酸化物及びアゾ
ピスィソブチロニトリル、アゾビスィソバレロニトリル
等のアゾ化合物があげられるが有機過酸化物を用いるこ
とが好ましい。
溶液重合の溶媒としては、ベンゼン、トルェZン、キシ
レン等の芳香族炭化水素、及びケロシン、ヘキサン、石
油エーテル、シク0へキサン等の脂肪族炭化水素、1・
2−ジクロルェタン、0ージクロルベンゼン、クロルベ
ンゼン等の塩素化炭化水素を用いることができる。
2本発明の組成物の構成成分たる石油樹脂は
、脂環族を骨格あるいは側鎖に含む石油樹脂であり、脂
肪族系オレフィン、脂肪族系ジオレフイン、芳香族オレ
フィン、及び芳香族系ジオレフィンの重合体、及びこれ
らの重合体の水添樹脂及びテルべ2ン樹脂等が含まれる
。これらの脂環族炭化水素樹脂は通常の石油樹脂原料と
して使用されるスチレン、q−メチルスチレン、ビニル
トルエン、ビニルキシレン、インデン、メチルインデン
、エチルインデン、及びブテ3ン、ベンテン、ヘキセン
、プタジエン、シクロベンタジエン、ジシクロベンタジ
エン、オクタジエン等を含むナフサ分解油を公知の方法
、例えばフリーデルクラフッ触媒等で重合した石油樹脂
をニッケルーケィソウ士、ラネーニツケル、酸化白金、
ラネーコバルト等の存在下に水素を可及的に多く反応さ
せた水添石油樹脂であり、平均分子量500−1000
、環球法軟化点が70−10ぴ○のものが特に効果的で
ある。
レン等の芳香族炭化水素、及びケロシン、ヘキサン、石
油エーテル、シク0へキサン等の脂肪族炭化水素、1・
2−ジクロルェタン、0ージクロルベンゼン、クロルベ
ンゼン等の塩素化炭化水素を用いることができる。
2本発明の組成物の構成成分たる石油樹脂は
、脂環族を骨格あるいは側鎖に含む石油樹脂であり、脂
肪族系オレフィン、脂肪族系ジオレフイン、芳香族オレ
フィン、及び芳香族系ジオレフィンの重合体、及びこれ
らの重合体の水添樹脂及びテルべ2ン樹脂等が含まれる
。これらの脂環族炭化水素樹脂は通常の石油樹脂原料と
して使用されるスチレン、q−メチルスチレン、ビニル
トルエン、ビニルキシレン、インデン、メチルインデン
、エチルインデン、及びブテ3ン、ベンテン、ヘキセン
、プタジエン、シクロベンタジエン、ジシクロベンタジ
エン、オクタジエン等を含むナフサ分解油を公知の方法
、例えばフリーデルクラフッ触媒等で重合した石油樹脂
をニッケルーケィソウ士、ラネーニツケル、酸化白金、
ラネーコバルト等の存在下に水素を可及的に多く反応さ
せた水添石油樹脂であり、平均分子量500−1000
、環球法軟化点が70−10ぴ○のものが特に効果的で
ある。
次に本発明の樹脂組成物の効果を具体的に述べる。
本発明の樹脂組成物を塗布、コーティングしたフィルム
はアルミニウム、銅、鉄、ステンレススチール等の金属
、セルロース費の紙、パルプ、木材、線、麻等の天然織
機、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ボリ塩化ビニル、ポリ
スチレンなどの合成樹脂、あるいは合成繊維と70一1
20℃程度の低いヒートシール温度で強い接着性を示す
。
はアルミニウム、銅、鉄、ステンレススチール等の金属
、セルロース費の紙、パルプ、木材、線、麻等の天然織
機、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ボリ塩化ビニル、ポリ
スチレンなどの合成樹脂、あるいは合成繊維と70一1
20℃程度の低いヒートシール温度で強い接着性を示す
。
特に金属のような犠牲物質とポリオレフインのような表
面が平滑で無極性の物質にきわめてすぐれた接着性を示
し、70−120℃の低い温度でのヒートシール接着が
可能である。本発明の具体的な実施はフィルム、シート
、板等に本発明の樹脂組成物を塗布、コーティングする
。
面が平滑で無極性の物質にきわめてすぐれた接着性を示
し、70−120℃の低い温度でのヒートシール接着が
可能である。本発明の具体的な実施はフィルム、シート
、板等に本発明の樹脂組成物を塗布、コーティングする
。
塗布、コーティングする場合、本発明の樹脂組成物を単
独で塗布、コーティングしてもよいし、あるいは帯電防
止剤、糟剤、曇り防止剤、可塑剤し安定剤、耐ブロッキ
ング剤、着色剤等を配合してもよい。
独で塗布、コーティングしてもよいし、あるいは帯電防
止剤、糟剤、曇り防止剤、可塑剤し安定剤、耐ブロッキ
ング剤、着色剤等を配合してもよい。
本発明の樹脂組成物を塗布、コーティングするフィルム
基材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン−1等のポリオレフイン系、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレートノエチレンイソフタ
レート等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン60
ナイロン1いポリキシリレンアジパミド等のポリアミド
系の単タ独重合体又はこれらの構成成分を主体とする共
重合体、又はこれらの構成成分を主体とする共重合体か
らなる未延伸フィルム、1軸延伸フィルム、2軸延伸フ
ィルムで特に2軸延伸ポリプロピレンフィルムが好まし
い。
基材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン−1等のポリオレフイン系、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレートノエチレンイソフタ
レート等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン60
ナイロン1いポリキシリレンアジパミド等のポリアミド
系の単タ独重合体又はこれらの構成成分を主体とする共
重合体、又はこれらの構成成分を主体とする共重合体か
らなる未延伸フィルム、1軸延伸フィルム、2軸延伸フ
ィルムで特に2軸延伸ポリプロピレンフィルムが好まし
い。
0 本発明の樹脂組成物を基体フィルムに塗布、コーテ
ィング膜を形成させる方法としては、該樹脂組成物をそ
のまま加熱溶融して基本フィルム面に塗布、コ−ティン
グしてもよいし、溶剤に5一30重量%程度溶解、分散
させ、この溶液をフィルムタ基体面にコーティング、塗
布して、しかる後に乾燥して溶媒を除去し、コーティン
グ膜を形成する。
ィング膜を形成させる方法としては、該樹脂組成物をそ
のまま加熱溶融して基本フィルム面に塗布、コ−ティン
グしてもよいし、溶剤に5一30重量%程度溶解、分散
させ、この溶液をフィルムタ基体面にコーティング、塗
布して、しかる後に乾燥して溶媒を除去し、コーティン
グ膜を形成する。
溶媒としてはベンゼン、トルェン、キシレン、シクロヘ
キサン、n−へキサン、1・2−ジクロルェタン等の揮
発性溶媒、またはこれらの鷹0合溶媒があげられる。コ
ーティング膜の厚みは使用目的に応じ決められるが、通
常0.01−3山である。
キサン、n−へキサン、1・2−ジクロルェタン等の揮
発性溶媒、またはこれらの鷹0合溶媒があげられる。コ
ーティング膜の厚みは使用目的に応じ決められるが、通
常0.01−3山である。
核樹脂組成物を塗布、コーティングするにはロールコー
ター、グラビアロールコーター、ロッドコーター、エヤ
ナイフコー夕−、スプレーコーター等の通常の方法が適
用される。
ター、グラビアロールコーター、ロッドコーター、エヤ
ナイフコー夕−、スプレーコーター等の通常の方法が適
用される。
次に実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明をなんら制限するものではない。
明をなんら制限するものではない。
次に示す実施例において表示する部および%はすべて重
量表現である。実施例 1 内容積2そのステンレススチール製オートクレープを用
い下記処方でグラフト反応を実施した。
量表現である。実施例 1 内容積2そのステンレススチール製オートクレープを用
い下記処方でグラフト反応を実施した。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ピニル含有章28
%、メルトィンデックス150夕/1ぴ分)300タ塩
化ビニル 50夕無水マ
レィン酸 5夕アクリル酸
20夕トルエン
1000夕tーブチルバー
オクトエート 2の‘エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体をオートクレープに仕込んだ後十分窒素置換
して無水マレィン酸、アクリル酸、トルェンを仕込んだ
。次に脱気を行い塩化ビニルを仕込んだ。80℃で1時
間櫨梓した後重合開始剤を注入して重合を開始し、8ぴ
0で7時間重合を行った。
%、メルトィンデックス150夕/1ぴ分)300タ塩
化ビニル 50夕無水マ
レィン酸 5夕アクリル酸
20夕トルエン
1000夕tーブチルバー
オクトエート 2の‘エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体をオートクレープに仕込んだ後十分窒素置換
して無水マレィン酸、アクリル酸、トルェンを仕込んだ
。次に脱気を行い塩化ビニルを仕込んだ。80℃で1時
間櫨梓した後重合開始剤を注入して重合を開始し、8ぴ
0で7時間重合を行った。
得られたポリマー溶液は固形分濃度が25%であった。
この溶液を15%になるようにトルェンで希釈した。こ
うして得られた15%のカルボキシル化エチレン一酢酸
ビニル共重合体10巧都‘こ脂環族飽和炭化水素樹脂(
荒川林産化学社製 アルコンP−100)の15%トル
ェン溶液2礎部を50℃で3ぴ分闇蝿拝することにより
混合し、カルボキシル化エチレン一酢酸ビニル共重合体
と石油樹脂とからなる樹脂組成物の15%トルェン溶液
をつくった。こうして得られた樹脂組成物の16%トル
ェン溶液を接着剤届が5ムになるようにアルミニウム箔
に塗布し、二軸延伸ポリプロピレンフィルムとヒ−トシ
ール温度10ぴ○、ヒートシール圧力2k9/地、ヒー
トシール時間1秒の条件でヒートシールし、剥離速度l
ow舷′minで剥離試験を行ったところ500夕/1
5脇の剥離強さが得られた。石油樹脂を加えないもとの
カルボキシル化エチレン−酢酸ピニル共重合体の剥離強
さを同様の方法で行ったところ250夕/15風であっ
た。
この溶液を15%になるようにトルェンで希釈した。こ
うして得られた15%のカルボキシル化エチレン一酢酸
ビニル共重合体10巧都‘こ脂環族飽和炭化水素樹脂(
荒川林産化学社製 アルコンP−100)の15%トル
ェン溶液2礎部を50℃で3ぴ分闇蝿拝することにより
混合し、カルボキシル化エチレン一酢酸ビニル共重合体
と石油樹脂とからなる樹脂組成物の15%トルェン溶液
をつくった。こうして得られた樹脂組成物の16%トル
ェン溶液を接着剤届が5ムになるようにアルミニウム箔
に塗布し、二軸延伸ポリプロピレンフィルムとヒ−トシ
ール温度10ぴ○、ヒートシール圧力2k9/地、ヒー
トシール時間1秒の条件でヒートシールし、剥離速度l
ow舷′minで剥離試験を行ったところ500夕/1
5脇の剥離強さが得られた。石油樹脂を加えないもとの
カルボキシル化エチレン−酢酸ピニル共重合体の剥離強
さを同様の方法で行ったところ250夕/15風であっ
た。
実施例 2下記処方で実施例1と同様の方法でグラフト
反応を行いカルボキシル化エチレン−酢酸ピニル共重合
体の25%溶液を得た。
反応を行いカルボキシル化エチレン−酢酸ピニル共重合
体の25%溶液を得た。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有草30
%、メルトィンデツクス30夕/10分)300タ塩化
ビニル 50夕無水マ
レイン酸 5夕アクリル酸
20夕トルエン
1000夕t−ブチルパーオ
クトエート 2Mこの溶液を固形分濃度が
15%になるようにトルヱンで希釈した。
%、メルトィンデツクス30夕/10分)300タ塩化
ビニル 50夕無水マ
レイン酸 5夕アクリル酸
20夕トルエン
1000夕t−ブチルパーオ
クトエート 2Mこの溶液を固形分濃度が
15%になるようにトルヱンで希釈した。
ここで得られた15%のカルボキシル化エチレン一酢酸
ビニル共重合体100部に脂顔族飽和炭化水素樹脂(荒
川林産イb学社製アルコンP‐100)の15%トルェ
ン溶液とを種々の割合で5ぴ○で3ぴ分間鷹拝すること
により混合した。こうして得られたカルボキシル化エチ
レン一酢酸ピニル共重合体と石油樹脂とからなる樹脂組
成物の15%溶液を実施例1と同様の方法で、二鞠延伸
ポリプロピレンフィルムおよびアルミニウム箔に対する
剥離試験を行ったところ、次のような接着強さが得られ
た。比較のため石油樹脂を加えないもとのカルボキシル
化エチレン−酢酸ビニル共重合体と石油樹脂を多量に加
えた樹脂組成物の剥離強さも示した。上の結果からも明
らかなように、石油樹脂を加えないカルポキシル化エチ
レン一酢酸ビニル共重合体および石油樹脂を多量に加え
た樹脂組成物では大きい剥離強さは得られなかった。
ビニル共重合体100部に脂顔族飽和炭化水素樹脂(荒
川林産イb学社製アルコンP‐100)の15%トルェ
ン溶液とを種々の割合で5ぴ○で3ぴ分間鷹拝すること
により混合した。こうして得られたカルボキシル化エチ
レン一酢酸ピニル共重合体と石油樹脂とからなる樹脂組
成物の15%溶液を実施例1と同様の方法で、二鞠延伸
ポリプロピレンフィルムおよびアルミニウム箔に対する
剥離試験を行ったところ、次のような接着強さが得られ
た。比較のため石油樹脂を加えないもとのカルボキシル
化エチレン−酢酸ビニル共重合体と石油樹脂を多量に加
えた樹脂組成物の剥離強さも示した。上の結果からも明
らかなように、石油樹脂を加えないカルポキシル化エチ
レン一酢酸ビニル共重合体および石油樹脂を多量に加え
た樹脂組成物では大きい剥離強さは得られなかった。
実施例 3
実施例2で用いたカルポキシル化エチレン一酢酸ピニル
共重合体の15%トルェン溶液100部とテルベン樹脂
(安原油脂社製 YSレジン)およびアルコンP−10
0に比べ軟化点の低い脂濠族飽和炭化水素樹脂(荒川林
産化学社製アルコンP−85)の15%トルェン溶液2
$都を5ぴ0で3の分間擬伴することにより混合した。
共重合体の15%トルェン溶液100部とテルベン樹脂
(安原油脂社製 YSレジン)およびアルコンP−10
0に比べ軟化点の低い脂濠族飽和炭化水素樹脂(荒川林
産化学社製アルコンP−85)の15%トルェン溶液2
$都を5ぴ0で3の分間擬伴することにより混合した。
こうして得られたカルボキシル化エチレン一酢酸ビニル
共重合体と石油樹脂からなる樹脂組成物を実施例1と同
様の方法で二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびアル
ミニウム箔に対する剥離試験を行ったところ次のような
接着強さが得られた。実施例 4 下記処方で実施例1と同機の方法でグラフト反応を行い
カルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体の24%
溶液を得た。
共重合体と石油樹脂からなる樹脂組成物を実施例1と同
様の方法で二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびアル
ミニウム箔に対する剥離試験を行ったところ次のような
接着強さが得られた。実施例 4 下記処方で実施例1と同機の方法でグラフト反応を行い
カルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体の24%
溶液を得た。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量30
%、メルトインデツクス30夕/1の分)300タ無水
マレィン酸 15夕エチレン
10夕トルエン
1000夕ペンゾイルパーオキ
シド 2タこの溶液を固形分濃度が1
5%になるようにトルェンで希釈した。
%、メルトインデツクス30夕/1の分)300タ無水
マレィン酸 15夕エチレン
10夕トルエン
1000夕ペンゾイルパーオキ
シド 2タこの溶液を固形分濃度が1
5%になるようにトルェンで希釈した。
ここで得られた15%のカルボキシル化エチレン一酢酸
ピニル共重合体100部に脂濠族飽和炭化水素樹脂(荒
訓l林産イG学社製アルコンP−100)の15%トル
ェン溶液20部を50℃で30分間燈梓することにより
混合した。こうして得られたカルボキシル化エチレン一
酢酸ビニル共重合体と石油樹脂からなる樹脂組成物を実
施例1と同様の方法で二軸延伸ポリプロピレンフィルム
に対する剥離試験を行ったところ、次の結果が得られた
。剥離強さ 390夕/15肋 なお、石油樹脂を加えないもとのカルボキシル化エチレ
ン一酢酸ビニル共重合体の剥離強さを同様の方法で行っ
たところ150タノ15肋であった。
ピニル共重合体100部に脂濠族飽和炭化水素樹脂(荒
訓l林産イG学社製アルコンP−100)の15%トル
ェン溶液20部を50℃で30分間燈梓することにより
混合した。こうして得られたカルボキシル化エチレン一
酢酸ビニル共重合体と石油樹脂からなる樹脂組成物を実
施例1と同様の方法で二軸延伸ポリプロピレンフィルム
に対する剥離試験を行ったところ、次の結果が得られた
。剥離強さ 390夕/15肋 なお、石油樹脂を加えないもとのカルボキシル化エチレ
ン一酢酸ビニル共重合体の剥離強さを同様の方法で行っ
たところ150タノ15肋であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン−酢酸ビニル共重合体の存在下、α・β−
不飽和カルボン酸および/またはその無水物と一般式▲
数式、化学式、表等があります▼ (ただしX、Y は異種または同種で、水素、塩素、アルキル基、アセト
キシ基、カルボン酸エステル基からなる群から選ばれる
)を有する少なくとも一種のビニリデン単量体を共重合
することによって得られるカルボキシル化エチレン−酢
酸ビニル共重合体100重量部に対して、スチレン、α
メチルスチレン、ビニルトルエン、ピニルキシレン、イ
ンデン、メチルインデン、エチルインデン、ブテン、ペ
ンテン、ヘキセン、ブタジエン、シクロペンタジエン、
オクタジエン等を含むナフサ分解油を重合した石油樹脂
をニツケル−ケイソウ土、ラネーニツケル、酸化白金、
ラネーコバルトの存在下に水素を可及的に反応させた水
添石油樹脂である、脂環族飽和炭化水素を骨格あるいは
側鎖として含む石油樹脂3〜100重量部を配合してな
る樹脂組成物。 2 脂環族飽和炭化水素樹脂の平均分子量が500〜1
000であって、環球法軟化点が70〜100℃である
特許請求の範第1項記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229976A JPS603098B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 低温ヒートシール性のすぐれた樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229976A JPS603098B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 低温ヒートシール性のすぐれた樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5318653A JPS5318653A (en) | 1978-02-21 |
JPS603098B2 true JPS603098B2 (ja) | 1985-01-25 |
Family
ID=14050521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9229976A Expired JPS603098B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 低温ヒートシール性のすぐれた樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603098B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4861677A (en) * | 1988-06-03 | 1989-08-29 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Coextrudable adhesive for polystyrene, and products therefrom |
US4861676A (en) * | 1988-08-29 | 1989-08-29 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Improved coextrudable adhesive and products therefrom |
US5217812A (en) * | 1990-06-25 | 1993-06-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Extrudable and primerless adhesives and products therefrom |
CN109971346A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-05 | 惠州市嘉淇涂料有限公司 | 一种螺口连接密封涂料 |
-
1976
- 1976-08-04 JP JP9229976A patent/JPS603098B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5318653A (en) | 1978-02-21 |
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