JPS6030536B2 - 吹込成形装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 従来の技術 アルベルト・Ｒ・ウーリツヒ（Ｕｈｌｉｇ）の米国特許
第３７６７７４７号において、２段吹込み成形法よるプ
ラスチック製品の吹込み成形法がが提起されている。

この先行発明によれば、パリソン（成形素材）が予備成
形品（プレフオーム）に吹込みされ、次いでこの予備成
形品が最終製品に吹込み成形される。この２段吹込み成
形法は、従来型式の吹込み成形装置の効率を非常に増進
するもので、又この２段吹込み成形法は特に２軸方向に
配向された物品の最終吹込みに適用されるものである。
この先行技術の全ての利点は前述のウーリッヒの特許に
記述されている。然しながら、この先行特許においては
、予備成形品の吹込み型および最終吹込み型は、パリソ
ン成形位置に向け接近されそしてその位置から離隔させ
られるものであった。このような質量の大きな型の移動
の為、機械の設計および構造に大きな困難をきたした。
この困難は、特に複数の成形腔部を有する成形型をガロ
ン容器の如き大容量物品製造に使用するにおいて惹起す
る。更に、２つの型が運動させられる先行技法およびそ
の装置は、この２つの吹込み成形工程に別々の吹込みピ
ンの使用を要し、従って単一の吹込みピンと容器の仕上
部または頚部との間に連続的な冷却接触がなされなかっ
た。

更に、このウーリッヒ特許で開示された方法および装置
は、吹込みによる予備成形品を最終吹込み型に直ちに移
行させるものであった。この場合予備成形品は、中間の
作用部又はステーションにおいても、あるいは２つの型
間のいかなる移動期間においても空気中で冷却され得な
かった。発明が解決しようとする問題点 要言すれば、ウーリッヒの特許の製法と装置は吹込み成
形における実用的で稼働可能なものではあったが、然し
ながら、この製法と装置は２段吹込み成形法の有する最
も大きな利点を取入れたものではない。

本発明は、ゥーリッヒの先行特許概念において未だ利用
され得なかった熱的および機械的利点を完全に利用する
ための改良された装置を提起するものである。昭和５山
王１１月６日公開された特開昭５０一１３９１６３号の
発明は、その最も簡単な実施態様において、相互に１８
０ｏ離れた位置にある予備成形品吹込み部と最終吹込み
部間で単の回動される回転支持腕ターレットを用いるが
、本発明においては垂直方向に上下運動可能で、その上
昇位置においてのみ回転運動できるクロスヘッド型ター
レットを用いることを特徴とする。

本発明において、最終吹込み型はその吹込み作用部に固
定されるのに対して、予備成形品吹込み型はその吹込み
作用部およびこれから離れた位置にあるパリソン成形作
用部間を往復運動させられる。このクロスヘッドはその
各端部に吹込み管を有し、これらの吹込み管は前記の両
作用部又はステーションと交互に係合作用する。吹込み
管が作用部に位置する時、吹込管に空気を供給する為の
機構が各作用部に設けられる。この様に、予備成形品型
のみが移動し、前記クロスヘッドがその上に吹込み管と
それに取り付けられる予備成形品を保持するのみである
から、本装置の運動費量は極度に小さくできる。この吹
込み用空気の供給機構迄も前記の２の作用部に固定的に
取付けられて、クロスヘッドにより支持されることはな
い。クロスヘッドターレツトは、それぞれ温度調節およ
び完成品放出作用部に停止する。

例えば、容器の仕上部または怪部は冷却された吹込み管
とたえず接触しており、吹込みされた予備成形品は前記
予備成形作用部から最終吹込み成形作用部にかけて空気
中を移動するから、この装置の熱効率は大いに改善され
る。予備成形品が部分的に予備成形品吹込み作用部にお
いて冷却される為、予備成形品目体その自重を支えるに
十分な丈の強度を有し、移動の間十分に冷却される様薄
い肉厚と大きな露出面積とを有し、頚部即ち仕上げ部の
ばりと尾部のばりの除去も又冷却効果を促進するもので
ある。本発明において特に特徴とするところは予備成形
品の吹込みと最終的な吹込みの中間で、冷却の為空気中
に予備成形品を保持する中間の空冷作用部を含む付加的
作用部を設け、これに向けて該成形品を移動させるよう
に、回転クロスヘッドを利用することにより熱効率を増
進することである。

本発明の顕著な装置の設計上の利点および熱的な利点は
当業者により容易に理解されよう。これ等の諸利点によ
って来たる処は、最終吹込み成形型の固定、吹込みした
予備成形品の最終成形型への移動および予備成形品の吹
込みに用いたのと同じ吹込み管の使用による予備成形品
の吹込み、離れた位置のパリソン成形作用部と予備成形
品の吹込み作用部との間のみの前記予備成形品用成形型
の直線的な往復運動、予備成形品を最終吹込み型迄開放
空間を移動させる事、およびクロスヘッドの使用により
、吹込み管と吹込みされた予備成形品のみの最小重量を
移動させる事等によりもたらされる。発明の目的 従って、本発明の主要な目的の一つは、吹込みされた予
備成形品と支持用の吹込み管のみを１方の型から他方の
型へ移動させる２つの継続する吹込み工程でプラスチッ
ク製品を吹込み成形する為の軌新な装置の提供にある。

本発明の別の目的は、予備成形品吹込み作用部において
最初パリソンを予備成形品に吹込み、次いでこの予備成
形品を固定された最終吹込み作用部に移動させる事によ
りプラスチック製品を吹込み成形する装置の提供にある
。本発明の更なる目的は、パリソン成形作用部と予備成
形品吹込み作用部間に運動可能な予備成形品吹込み成形
型と、予備成形品吹込み作用部から離隔された最終吹込
み作用部と、予備成形品をその吹込み作用部から最終吹
込み作用部に移動させる為の正確に変位可能なクロスヘ
ッドターレットとを含む吹込み成形装置の提供にある。

本発明の更に別の重要な目的は、吹込み可能なパリソン
をパリソン成形作用部（ステーション）から予備成形品
（プレフオーム）吹込み作用部（ステーション）に直線
的に移動させ、吹込み管上の予備成形品を吹込み、次い
で前記の予備成形品と吹込み管とを予備成形品吹込み作
用部（ステーション）に対して固定された最終吹込み成
形作用部（ステーション）に対してのみ正確に移動させ
る事によるプラスチック製品の吹込み成形を行うにあた
り、前記予備成形品吹込み作用部と前記最終吹込み作用
部の中間の軸の周囲に正確に回転運動可能であり、そし
て４個の半径方向に延長する腕を有するクロスヘッド型
回転ターレットを使用し、該ターレットはその上昇位置
においてのみ回転駆動され、上記予備成形品吹込み作用
部と上記最終吹込作用部の２つの作用部からそれぞれほ
ぼ９０ｏの角度で位置する第１および第２の停止位置で
順次停止し、最初の第１の停止位置では熱調節を行い、
そして第２の停止位置では最終製品の放出を行う装置を
提供する。

前記のように本発明は前記特関昭５０−１３９１６３号
に開示の発明の２本腕型回転支持腕型ターレットを垂直
方向に可動の４本腕回転クロスヘッド型ターレットに代
え、これを予備成形品吹込み作用部と最終吹込み作用部
の中間の軸の周囲に正確に回転移動させ、上記両作用部
間に２つの附加的ステーションを設けて前記同時出願発
明の熱効率を更に高めたものであるが、上記クロスヘッ
ドターレットの構成、作用以外は上記同時出願の発明と
同一の構成をとることは理解されよう。

以下先ず上記同時出願の発明の構成・作用に就いて添附
図面第１図乃至第５図に説明し、後に本発明を第６図及
び第７図に関して説明する。発明の構成（１） 第１図および第３図において、椿闇昭５０−１３９１６
３号開示の装置が照合番号１川こより全体的に示され、
自由状態で懸垂する管状のパリソン１１が押出機１３の
出口部１２から垂直方向下方に押出される。

管状の押出機１３の軸心は、全体的に番号１５で示され
る予備成形品（プレフオーム）吹込み型の中央面を形成
する垂直面１４内に位置する。

この吹込み型１５は、前記面１４内にある割線上で密閉
可能な１対の吹込み成形型半部１６からなる。この吹込
み型半部対１６はそれぞれ、支持構造部（図示せず）に
より支持されるタィロッド１８，１９に沿って摺動可能
なプラテン１７上に取付けられ、これ等の型の半部は作
用シリンダ（図示せず）上に取付けられたピストンロッ
ド２０により密閉される。第３図で最も良く示される如
く、予備成形品の吹込み型組立体１５は面１４内で直線
運動する様に取付けられるが、この直線運動の方向は押
出機１３に向けてある角度で上方向である。

第３図に示される如く、作用シリンダ２２はそのピスト
ンロッド２３をプラテン１７の１つに結合させ、ピスト
ンロッド２３の延長部は、予備成形品吹込み型組立体を
上方向および押出機１１と整合された点線位置に向けて
左方向に運動させる。この一対の型半部１６は、当技術
で周知の如く、押出されたパリソン１１と最終製品の中
間の形状を有する内部成形腔部２５を画成し、又上部の
仕上げ部または軽部２６と下部のテール部またはばり部
２７を有しこれは既に公知の一対の下方のテール艮０ち
ばり取り板２８により除去される。作動において、開□
した一対の予備成形品型半部１６はシリンダ２２により
作動されてその双方が押出しピストン１１の両方の側に
位置する型上昇位置迄もたらされる。

次いで、この予備成形品吹込み成形型の一対の半部１６
がパリソン１１上に閉じられ、次いでバリソンはナイフ
２９により押出機から切離され、パリソン１１は閉鎖さ
れた予備成形型組立体１５に収められて第３図の実線に
より示された下方位置にシリンダ２２により移動される
。一方、最終吹込み型組立体３０は前記面１４から横方
向に変位して設けられる。

この最終吹込み型組立体は１対の最終吹込み型半部３１
からなり、その各々は型の閉鎖位置に摺動運動する様に
タィロッド３３，３４上に支持されたプラテン３２上に
取付けられている。動力シリンダ（図示せず）のピスト
ンロッド３６は前記の最終吹込み型半部３１をその閉鎖
位置へと、そしてまた該閉鎖位置から移動させるように
作動させる。この最終吹込み型組立体３０は第１図に示
された位置に固定されている。予備成形品吹込み型組立
体１５と最終吹込み型組立体３０の間にはさまれて、電
動機４１と歯車４２，４３により３６００の円弧にわた
り弧状に揺動運動する様に駆動される垂直作動軸４０（
第２図）がある。この軸４０上に戦遣されかつこれに固
定されて共に運動するのは、ターレット４５であり（本
発明のクロスヘッド型ターレットに関しては後述する）
、このターレツトは、軸４０から前記中央面１４迄十分
に半径方向に延長する１対の直径方向に向き合った腕４
６，４７からなる。第４および５図に示される如く、腕
４６，４７の各々はその外方端部に隣接した下方が関口
する凹部５０が設けられ、その下方端部は密閉蓋板５１
により密閉されている。縮蓬開□５２は凹部５０と腕４
６を貫通して運通し、上記板５１には通路５３が設けら
れている。開口５２，５３を通して延長するのは垂直方
向に延長形状の吹込み管で番号５５で全体的に示され、
この吹込み管は凹部５０内に位置しシール５７により適
当に封止された大径のピストン５６を有する。開口５２
に延長する吹込み管５５の部分も又シール５８等で封止
されている。スプリング５９は凹部５０内でピストン５
６を常に上方向に押上げている。吹込み管５５の下端部
は６川こ示される如く丸みが与えられ、前記管５５の下
端はパリソン１１へ挿入する為前記の丸みのある端部６
０の上方で６１で示す如く縞淫されている。この縮律部
分６１の上方では、吹込み管がストツパカラー６２を有
し、これは吹込み管が第４図に示す如くパリソン１１内
に挿入される時一対の型半部１６上の上面部に着座させ
る為のものである。

吹込み管の上端部６３は平坦で開□５２内に露出される
。吹込み管５５は鞠方向の空気通路６５が設けられてい
る。

予備成形品吹込み型１５が第１および３図の後退位置に
ある時、中央面１４内に鞠方向に整合され、前記型１５
上方に位置しているのは番号７０（第３図）で全体的に
示される液体圧力シリンダである。このシリンダ７０は
、水力流体又は空気の圧力流体を導管７１から受ける。
このシリンダの内部にはピストン７２があり、シリンダ
の垂直方向の両端都内に延在する長形のピストンロッド
７３を有する。このピストンロッドの下端部は環状シー
ル７４（第４図）を有し、このロッドは鞠方向の空気通
路７５が設けられている。ピストンロッド７３の上端部
は導管７６等により圧力下の空気供給源に接続されてい
る。作動について説明すれば、腕４６，４７の１方は電
動機４１と歯車４２，４３により第１図の実線位置に運
動させられ、その結果吹込みピン５５は、その内部に挟
閉されて吹込み可能になった管状パリソン１１を有する
閉鎖位置をとる一対の予備成形品型１５上方かつ上記中
央面１４内にもたらされる。

パリソン１１の切断された自由端部は閉鎖された一対の
予備成形品型１５の仕上げ関口部２６を通して突出して
いる。次に、シリンダ７０は上方の導管７１を介して圧
力下の流体により作動させられ、ピストンロッド７３は
吹込みピン５５の露出した上方の自由端部６３と接触す
る様に下方に運動する。

シリンダ７０は更に作動してピストンロッド７３と吹込
みピン５５を下方に変位させて吹込みピンの下端部６０
を型の仕上げ部６３そして次いでパリソン１１の上方の
開□端部へと挿入させる。ストツパカラー６２が予備成
形品吹込み型１５の上面と接触する時、吹込みピン５５
の運動は停止する。

この時点で、空気が導管７６、ピストンロッド７３、吹
込みピン５５を介して導入されパリソン１１を予備成形
品９６の形状に膨張させる。次に、圧力下の空気は孔６
５，７５および導管７６を介して吹込み成形された予備
成形品の内部から解放され、当技術で周知の如く尾部即
ちばり取り板２８が作用して吹込みされた予備成形品か
ら挟みばり則ち尾部を取除く。

次いで、予備成形品吹込み型はピストンロッド２０によ
り閉口され、空気が下部の導管７１から導入されてピス
トンロッド７３を吹込みピン５５との接触位置から上昇
させる。スプリング５９は、吹込みピンと、該ピンに保
持されている、吹込みされた予備成形品を予備成形品型
の関口位置の両型半部１６間から上昇させる。ストッパ
カラー６２も又、予備成形品からはみだした頚部のばり
を切断る様に作用して、この切断されたばりは適当な手
段で取除かれるか、あるいは後で取除く様その礎残され
る。次に、電動機４１が作動されてターレット４５を１
８００回転させ、これにより予備成形品を最終吹込み型
３０の開□位置の両半部３１間の所定位置に移動する。
同時に、同じような吹込みピン５５を支持するターレッ
ト４５の他方の腕４７が予備成形品の一対の吹込み型半
部１６上方の所定位置に移動させられる。この時、予備
成形品吹込み型は中央面１４内で押出機ノズル１２下方
の次のパリソン成形位置に戻される。略々同時に、最終
吹込み型半部の一対３１が既に吹込みされた予備成形品
上で閉鎖される。最終吹込み型の構造は第５図に例示す
る。吹込み型半部の一対３１は、最終製品の形状と一致
し上方の仕上げ成形部８１を有する成形腔部８０を画定
する。

更に、最終吹込み型半部３１の外側には、内側に突出す
る腕８３が頂部にある直立する支持柱体８２を有する。
この腕部は、ターレット腕が最終吹込み作用部にある時
、これらターレット腕部４６，４７上に重なる丈の長さ
である。腕４６と上方に重なる腕８３の部分には開□底
の凹部８４が設けられ、この凹部には腕４６の上面と密
封関係に係合する為の弾性シールパッド８５がある。こ
の腕８３も又腕４６にある通路５２と蓮通する吹込み空
気通路８６が設けられ、前記の弾性パッド８５は８７の
如き孔が設けられて吹込み空気をそこを通して貫通させ
る。通路８６は圧縮空気源に接続される。供給源（図示
せず）から通路８６を介して圧力下の流体を導入すると
、ピストン５６はスプリング５９に抗してストッパカラ
ー６２を最終吹込み型半部対３１の頂部に対し当接させ
る様下方に押圧される。

腕８３が外側の型半部対３１と共に運動可能である為、
腕４７はその最終吹込み成形位置に対し自由に接近しま
た離隔方向に移動する。

この吹込み成形型半部対３１が閉鎖すると、腕８３は支
持腕夕‐レットの腕４６上方に摺動しこれとピッタリ隊
合する。腕８３が第５図の位置になった後室５０内の流
体圧力は、最終吹込み型腔部８０内部の吹込みされた予
備成形品の正確な位置決めを保証し、又成形される容器
の仕上げ部即ち頚部に正確な端面の形成を保証する。こ
の最終吹込み成形工程に続いて、最終吹込み型半部対３
１が関口され、これにより腕８３をその外側位置に戻し
てターレット４５の運動を自由にする。

ターレット４５が腕４６を予備成形品吹込み作用部へ戻
る位置に割出しされる以前に吹込み管５５からびん製品
が除去される。前の記述から、予備成形品吹込み型と最
終吹込み型が重合関係に組合わされた構造簡単でしかも
効率の良い吹込み成形装置が前記同時出願になる発明に
より提供される事が判明しよう。

換言すれば、予備成形品がその成形型半部対１６内で吹
込みを受け冷却される際同時に、予め吹込み済みの予備
成形品は最終吹込み成形型半部対３１内でその最終的形
態に吹込まれるのである。その結果、この装置の効率は
多大なものである。発明の構成 ０ 以下に垂直に上下可動のクロスヘッドターレットを使用
する本発明の構成を説明する。

第６および７図には、第１乃至５図に例示された装置と
類似の装置が示される。

第６，７図の装置は番号１００で全体的に示されたクロ
スヘッドの構造において第１乃至５図のものと相違する
。このクロスヘッド１００は垂直方向に往復運動可能な
軸１０１上に取付けられ、この軸は流体圧力シリンダ１
０２により垂直方向に作動され、又この軸はシリンダ１
０２の内部に位置されたピストン１０３を有する。この
軸１０１はシリンダ１０２内を下方に延在し、その下端
部に隣接した電動機１０６等の適当な装置により駆動さ
れる駆動ピニオン１０５と係合可能な駆動歯車１０４を
有する。この駆動ピニオン１０５は軸方向に延長されて
、シリンダ１０２がピストン１０３と軸１０１を垂直方
向に変位する様作動される時、歯車１０４と軸１０１と
の駆動関係を維持する。第６図に示される如く、クロス
ヘッド１００は軸１０１に半径方向に延長する４本の半
径方向腕１１０を有する。

この腕１１０の各々はその外方端部に隣接して第１乃至
５図の実施態様と関連して本文中に前に述べた如き吹込
み管５５を有する。この軸が回転駆動される時、９００
丈回転すると一旦停止して各腕の端部の吹込みピン５５
を移動させ、この移動はクロスヘッドの各停止時の間に
９０ｏの円弧運動を行う。軸１０１は、軸が第７図の上
昇位置にある時のみ、円弧状に変位される。円弧運動が
一たん完了すると、軸１０１は降下されて適当な成形工
程を実施する。軸の上下運動の目的は、子備成形型およ
び最終成形型のタィロツドと機械の他の構造に対して、
吹込み管、予備成形品、更に最終吹込み製品を間隔を似
つて確保するにある。

或る成形型の設計および構成においては、更に附加的支
持構造物、連結バー等を加えて、軸の垂直方向の運動が
、最終吹込み型の連結タィ。ッド３３，３５上方への最
終製品の相対的運動に順応できるようにしている。発明
の効果 第１乃至５図の２本腕を有し１８００の円弧運動を行う
実施例に対比して、第６および７図の９００の円弧移動
の４本腕のクロスヘッドの実施例の目的は、予備成形品
の吹込み作用部と最終吹込み作用部の中間に温度の調節
作用部の配設を可能にする。

換言すれば、第６図の成形型半部一対１６で吹込まれる
予備成形品は中間作用部に移動され、この中間作用部に
おいては予備成形品が冷却又は加熱されて例えば最終吹
込み型半部の一対３１内に導入されて最後に所望の形態
に吹込み成形される前に、正確な所望の配向温度にもた
らされる。この温度調節は吹込み成形型を最終的に吹込
むに先立って、予備成形品を一定時間丈空冷するだけで
ある。あるいは又、この予備成形品は第２の停止部に位
置して設けた加熱室又は冷却室内に密閉してもよい。こ
の最終吹込み成形製品が最終吹込み成形半部３１から上
昇され、吹込み管組立体５５上に依然支持される最終製
品を、クロスバー停止部の一つに割出しされる。

この停止部においては、最終製品は吹出し管から簡単に
取外し、または放出され、あるいは縁取り又はばり取り
され、火焔処理され、あるいは又この作用部において装
飾加工する事も出釆る。この様に、第６および７図の実
施態様が第１乃至５図の装置よりも多分に有効な装置で
ある事が判明しよう。

然しながら、これ等の両装置は、吹込みされた予備成形
品を直線方向に変位可能な予備成形吹込み成形型から固
定された最終吹込み型迄同じ円弧状の移動作用を用いる
ものであり、本装置の装置的方法的特徴は同じものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はターレット部を除き本発明と同一の構成をとる
装置の平面図、第２図は第１図の装置の側面図、第３図
は第２図の面３一３に関する縦断面図、第４図は予備成
形品の吹込み成形の間調節された位置の本装置を示す第
３図に類似の拡大部分図、第５図は最終製品の吹込み成
形工程を示す拡大縦断面図、第６図は本発明に従いクロ
スヘッド型ターレットを使用する吹込成形荘贋そして第
７図は第６図の装置の一部を破断し断面を示した側面図
である。 １０・・・・・・吹込み成形装置、１１・・…・パリソ
ン、１２…・・・出口部、１３…・・・押出機、１４・
・・・・・垂直面、１５・・・・・・予備成形品吹込み
型、１６・・・・・・型半部、１７……プラテン、１８
，１９……タィロッド、２０・…・・ピストンロッド、
２２・・・・・・作用シリンダ、２３……ピストンロッ
ド、２５・・…・腔部、２６・・・・・・仕上げ部、２
７・・・・・・ばり部、２８・・・・・・ぱり取り板、
２９…・・・ナイフ、３０・・・・・・最終吹込み型、
３１・・・・・・型半部、３２……プラテン、３３，３
４……タイロツド、３６……ピストンロッド、４０・・
・・・・軸、４１・・・・・・電動機、４２，４３・・
・・・・歯車、４５……ターレット、４６，４７……腕
、５０・・・・・・凹部、５１…・・・板、５２・・・
・・・縮蓬閉口、５５…・・・吹込み管（ピン）、５６
……大径ピストン、５７，５８……シール、５９……ス
プリング、６１・・・・・・小軽部、７０・・・・・・
シリンダ、７１・・・・・・導管、７２・・・・・・ピ
ストン、７３・・・・・・ピストンロッド、７４・・・
・・・シール、７５・・・・・・空気通路、７６・…・
・導管、８０・・・・・・腔部、８１・・・・・・仕上
げ部、８２・・…・直立柱体、８３・・・・・・腕、８
４・・・…凹部、８５…・・・シールパッド、８６・・
・・・・通路、１００・…・・クロスヘッド、１０１…
…軸、１０２……シリンダ、１０３・・…・ピストン、
１０４・・…・駆動歯車、１０５・・・・・・駆動ピニ
オン、１０６・・・・・・電動機、Ｉ１０・・・・・・
腕。 第３図 第６図 第１図 第４図 第２図 第５図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 継続する予備成形品吹込み工程と最終製品吹込み工
   程によりプラスチツク製品を吹込み成形する装置におい
   て、 パリソン押出し作用部と予備成形品吹込み作用部
   間で直線的に運動可能な予備成形品吹込み型と、 前記
   の予備成形品吹込み型を開口および閉鎖する装置と、
   前記予備成形品吹込み作用部から離隔された最終最吹込
   み作用部に位置する固定された最終吹込み型と、 前記
   予備成形品吹込み型を開口および閉鎖する前記装置と独
   立した最終吹込み型を開口および閉鎖する装置と、 前
   記予備成形品吹込み作用部と前記最終吹込み作用部の中
   間の軸の周囲に正確に回転運動可能でありそして４個の
   半径方向に延長する腕を有するクロスヘツド型回転ター
   レツトと、 前記ターレツトを垂直方向に上下させる装
   置と、 前記回転ターレツトにより支持され、前記ター
   レツトが割出しされる時順次各吹込み作用部と心合させ
   られる吹込み管とを有し、 上記ターレツトはその上昇
   位置においてのみ回転駆動でき、上記予備成形品吹込み
   作用部と上記最終吹込作用部の２つの作用部からそれぞ
   れほぼ９０°の角度で位置する第１および第２の停止位
   置で順次停止し、最初の第１の停止位置では熱調節を行
   い、そして第２の停止位置では最終製品の放出を行うこ
   とを特徴とする前記装置。