JPS6030065B2 - 金属蒸気放電灯 - Google Patents

金属蒸気放電灯

Info

Publication number
JPS6030065B2
JPS6030065B2 JP3779280A JP3779280A JPS6030065B2 JP S6030065 B2 JPS6030065 B2 JP S6030065B2 JP 3779280 A JP3779280 A JP 3779280A JP 3779280 A JP3779280 A JP 3779280A JP S6030065 B2 JPS6030065 B2 JP S6030065B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electron emitting
lamp
emitting material
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3779280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS569958A (en
Inventor
勁二 渡辺
正人 斉藤
敬二 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3779280A priority Critical patent/JPS6030065B2/ja
Publication of JPS569958A publication Critical patent/JPS569958A/ja
Publication of JPS6030065B2 publication Critical patent/JPS6030065B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes

Landscapes

  • Discharge Lamp (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、発光管内に少なくとも水銀および希ガスが
封入された金属蒸気放電灯に係り、例えば発光管内に希
ガスとともに水銀を封入した高圧水銀ランプ、あるいは
発光管内に水銀および希ガスとともに金属ナトリウムを
封入した高圧ナトリウムランプなどの発光管に設置され
た電極に用いられる電子放射物質に関するものである。
この種の高圧水銀ランプは第1図に示すような構造をし
ており、図において1は透明石英ガラスで形成された発
光管で、内部に適量の水銀とアルゴンガスが封入されて
いる。2a,2bはこの発光管の両端部に対向して配さ
れた主電極で、上記発光管1の両端部に封着されたモリ
ブデン箔4a,4bを介してそれぞれ外部導入線6a,
6bに接続されている。
また、発光管1の一方の織部には始動を容易こするため
の補助電極3が設けられ、モリブデン箔5を介して外部
導入線7に接続されている。上記電極2a,2bは、第
2図に示すように、タングステン等の耐熱性金属からな
る電極芯線8と、この電極芯線の周囲に巻回された内側
コイル9および外側コイル10とで電極構成部村が形成
され、上記内側コイル9および外側コイル10の表面に
塗布され、高温加熱により固着された電子放射物質11
とから構成されている。
そして、電子放射物質としては従来、酸化バリウム、酸
化カルシウム、酸化イットリウム混合物が用いられてい
る。
しかしながら、酸化イットリウムは融点が高いために電
極構成部材への固着に難があり、ランプ点灯中に電子放
射物質が剥離して電極2a,2bの電子放出能力が低下
し、ランプの発光管1の黒化をひきおこして短寿命の原
因となるものであった。
この発明は、このような従来の欠点を改良するためにな
されたものであり、酸化イットリウムと酸化ランタンと
からなる電子放射物質を用いることにより、電子放射物
質の電極構成部材への接着性を著しく改善すると共に電
子放射能力の優れた電極を構成し、よって光東劣化の少
ない金属蒸気放電灯を提供するものである。
以下にこの発明の実施例とこの実施例を比較するための
従来例とを説明する。
まず、従来例としては、電極芯線8として直径1.2肋
のタングステン棒を、また内、外側コイル9,10とし
て直径0.6柳のタングステン線を用いて電極構成部村
を構成した。一方、酸化バリウム(Ba○)・・…・4
2.3モル%、酸化カルシウム(Ca○)……16.5
モル%、酸化イットリウム(Y203)・…・・41.
2モル%からなる電子放射物質をニトロセルローズラッ
カーとともに酢酸ブチルに入れ、ボールミルを24時間
行なって懸濁液を作成し、この懸濁液の中に上記電極構
成部材を浸潰して、電子放射物質を内側コイル9と外側
コィルー0‘こ塗布し、乾燥させた後、アルゴンガス雰
囲気中で180000で2分間加熱して電子放射物質1
1を電極構成部材表面に固着させた。このように製作し
た電子放射物質11を有する電極2a,2bを用い、内
部に適量の水銀、アルゴンガスを封入した内径19.5
肋、電極2a,2b間長70肋の発光管1を備えた40
0Wの高圧水銀ランプを製作し、加速試験として点滅点
灯(1珠ご点灯、15分消灯)試験を行なったところ、
600脚時間点灯後の光東維持率は55%であった。
次にこの発明の実施例を説明する。
電子放射物質11として酸化イットリウムと酸化ランタ
ンを種々の割合で混合し、これらを電極構成部材に塗布
固着して電極2a,2bを種々作成し、上記従釆例と同
様にして各種の40仇V高圧水銀ランプを製作し、点滅
点灯試験を行なった。この試験の結果を第1表に示す。
第一表 この第1表に示された如く従来の酸化バリウム、酸化カ
ルシウム、および酸化イットリウムからなる電子放射物
質11を用いた高圧水銀ランプに比べて、実施例に示す
電子放射物質を用いた高圧水銀ランプの光東維持率は著
しく優れていることがわかる。
このように実施例のものの光東維持率が優れているのは
下記の理由によると推定される。
すなわち、酸化イットリウムは融点が高いためにこれを
含む電子放射物質を電極構成部材に塗布した場合、高温
加熱処理を施こしても電極構成部材への酸化イットリウ
ムからなる電子放射物質11の接着性が弱く。放電灯の
点灯中に電子放射物質11が電極構成部材から剥離して
脱落する現象が生じるため、従来のもののように酸化バ
リウム〜酸化カルシウムおよび酸化イットリウムからな
る電子放射物質を塗布したものでは長時間点灯すると著
しい光東劣化をきたすものである。しかしながら、この
実施例のように酸化イットリウムに酸化ランタンを混合
した電子放射物質11にあっては、酸化イットリウムと
酸化ランタンとは固港体もしくは複化合物をつくるため
融点が低くなり、そのため電極構成部材によく濡れて接
着性が改善され、放電灯中の電子放射物質が剥離して脱
落することが少なくなる。そして、酸化イットリウムお
よび酸化ランタン自体が耐熱性に優れかつ良好な電子放
射性を有し、さらには酸化イットリウムと酸化ランタン
とは共晶もし〈は複合化合物を形成することによって、
電子放射性が高められるので、電子放射物質の飛散・蒸
発が起こり易い点滅点灯においても、イットリウムある
いはランタンの管壁への蓄積が少なく、優れた光東維持
率を有する。さらに第1表より判明したことは、酸化ラ
ンタンを酸化ランタンと酸化イットリウムの総量に対し
て0.5モル%以上の量で混合するのが望ましい結果が
得られたことである。上記量が0.5モル%未満になる
と、前述の酸化ランタンと酸化イットリウムの二成分に
よる融点低下および電子放射性の増加などの効果が小さ
く、光東維持率が従来品と同程度になる。次にこの発明
を高圧ナトリウムランプの場合について説明する。
高圧ナトリウムランプの発光管は第3図に示すような構
成からなり、発光管21は多結晶アルミナまたは単結晶
アルミナなどが用いられる。この発光管21の両端には
電極22a,22bが対向して設置され、各々ニオブ管
からなる導入体23a,23bに接続されている。なお
上記発光管1の内部には過剰のナトリウム、水銀および
始動用希ガスとしてキセノンが封入されている。高圧ナ
トリウムランプは飽和蒸気圧型放電灯であり、点灯中の
発光管内のナトリウムの蒸気圧は、発光管21の最冷部
温度に依存する。
高圧ナトリウムランプにおける最大の問題点は点灯中に
ランプ電圧が上昇し、ひいてはランプの立ち消えがひき
起こされることであり、上記ランプ電圧上昇も上記発光
管21の最冷部温度の上昇に関係する。この最冷部温度
の上昇は主として、電極からの電子放射物質の飛散・蒸
発によってもたらされる。そこで、従来の高圧ナトリウ
ムランプ、例えば400Wの高圧ナトリウムランプにお
いては第4図に示すような電極構造が使われている。
すなわち、タングステンなどの耐熱性金属からなる直径
0.6肌の内側コイル9および外側コイル10を、直径
1.2柳のタングステン棒からなる電極芯線8の周囲に
捲回したのち電子放射線物質11を塗布し、その後ブラ
ッシングなどにより、外側コイル10表面の電子放射物
質を除去し、電子放射物質11を直接放電中にさらさな
いような構造にしている。なお内側コイル9として10
ターン、外側コイル10として9ターンの捲き数が通常
採用されている。このような構成を有する電極に、前述
の従来の電子放射物質、酸化イットリウムと酸化ランタ
ンを種々の割合で混合した電子放射物質を前述したのと
同様の方法で電極構成部材に塗布固着して電極2a,2
bを種々製作した。
このようにして製作された電極と第4図に示した従来の
電極を内径8側、アーク長89側の多結晶アルミナ製の
それぞれの発光管に接着し、400W高圧ナトリウムラ
ンプ安定器で15分点灯−15分消灯の点滅点灯を行な
い6000回点滅点灯後のランプ電圧上昇を調べた。
なお何れの電極も電極芯線8の先端はコイルの最先端よ
り1.5柳突出しており、電子放射物質の塗布量は約1
2の9であった。第2表にそれらの測定結果を示した。
第二表 なお、従来の電子放射物質を固着した電極及び第2表の
実施例4の電子放射物質を固着した電極の2種類の電極
を備えたランプを5時間点灯、1時間消灯の試験サイク
ルで定格点灯2000畑時間後のランプ電圧上昇は、従
来の電極で25〔V〕、この発明を実施してなる電極で
5〔V〕であった。
このように、この発明になる電極では、定格点灯のみな
らず始動時の大電流の影響が大きい点滅点灯においても
、ランプ電圧上昇の少ないランプ特性が得られる。従来
電極に比べこの発明の電極が著しく改善された特性を有
するのは、酸化イットリウムおよび酸化ランタンからな
る電子放射物質が電子放射性、耐熱性および電極基体金
属への接着性が優れていることに基づく。すなわち、イ
オン衝激あるいは大電流による電極の過熱状態の影響が
大きいランプ始動時にあっても、優れた耐熱性及び電子
放射性を有する酸化イットリウムと酸化ランタンが安定
して充分な熱電子を供給するので、グロー放電からアー
ク放電への転移を容易にして短時間で電極スポットが安
定し、よって電子放射物質の管壁への飛散・付着が少な
い。
さらに、凶203とY203とは複合化合物あるいは固
溶体を形成するので、電極基体金属への接着性が優れ、
寿命中に電子放射物質が電極から剥離する現象が防止で
き、長時間点灯後にあっても、始動時あるいは安定点灯
時に十分な電子放射を供給するので、発光管内壁への電
子放射物質の蓄積を減少し、ランプ電圧上昇の少ない安
定したランプ特性が得られる。さらに、酸化イットリウ
ムと酸化ランタンとは人体に無害であり、製作工程が容
易となる。上記実施例では第2図および第4図に示す構
造の電極について述べたが、この構造の電極にとどまら
ず、第5図に示すように、電極芯線8に巻回した内側コ
イル9に粗に巻回した部分を設け、その外側に外側コイ
ル10を巻回して電極構成部材を形成し、この電極構成
部材の間隙内に電子放射物質11を充填して固着させた
もの、あるいは、第6図に示すように、電極芯線8の周
囲に内側コイル9のみを巻回して電極構成部材を形成し
、この電極構成部材の表面に電子放射物質11を塗布固
着させたものなど、種々の構造の電極に適用することも
可能である。
この発明は以上述べたように、発光管内部に希ガスとと
もに水銀を封入した高圧水銀ランプ、あるいは希ガス水
銀とともにナトリウム金属が封入された高圧ナトリウム
ランプなどの金属蒸気放電灯において、酸化イットリウ
ムと酸化ランタンとからなる電子放射物質を有する電極
を用いることによって、電子放射物質の電極構成部材へ
の接着性、耐熱性及び電子放射性が著しく優れ、ランプ
始動時あるいは安定点灯動作中も電子放射物質の剥離及
び管壁への飛散が著しく少なく、その結果寿命中電子放
射能力が良好に保たれ、光東劣化が少なく、ランプ電圧
上昇の少ない長寿命のランプが得られるという効果があ
る。
さらに、電子放射物質を人体に無害な酸化イットリウム
と酸化ランタンとから形成しているため、その製作工程
が容易であり、その上、酸化ランタン自体が良好な電子
放射性を有しているため、電子放射物質であるところの
酸化イットリウムの電子放射能力を維持させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧水銀ランプの発光管を示す正面図、第3図
は高圧ナトリウムランプの発光管を示す正面図、第2図
、第4図、第5図および第6図はそれぞれ金属蒸気放電
灯の電極の異なる構成例を示す断面図である。 図において1Gま発光管、2a,2bは電極、8は電極
芯線、9は内側コイル、10は外側コイル、11は電子
放射物質である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。第
1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発光管内に少なくとも水銀および希ガスが封入され
    た金属蒸気放電灯において、酸化イツトリウムと酸化ラ
    ンタンとからなる電子放射物質を有する電極を具備した
    ことを特徴とする金属蒸気放電灯。 2 酸化ランタンの含有量を、酸化ランタンと酸化イツ
    トリウムの総量に対して0.5モル%以上としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の金属蒸気放電灯
JP3779280A 1980-03-25 1980-03-25 金属蒸気放電灯 Expired JPS6030065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779280A JPS6030065B2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25 金属蒸気放電灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779280A JPS6030065B2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25 金属蒸気放電灯

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16428878A Division JPS5591549A (en) 1978-12-29 1978-12-29 Metal vapor discharge lamp

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS569958A JPS569958A (en) 1981-01-31
JPS6030065B2 true JPS6030065B2 (ja) 1985-07-13

Family

ID=12507339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3779280A Expired JPS6030065B2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25 金属蒸気放電灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6030065B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634590U (ja) * 1979-08-27 1981-04-04
JPH0743477A (ja) * 1993-07-27 1995-02-14 Seiko Corp 時計用夜光文字板構造
JP3107743B2 (ja) * 1995-07-31 2000-11-13 カシオ計算機株式会社 電子放出性電極およびその製造方法、並びにそれを用いた冷陰極蛍光管およびプラズマディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS569958A (en) 1981-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63248050A (ja) 希ガス放電灯
US4105908A (en) Metal halide lamp having open tungsten coil electrodes
US3851207A (en) Stabilized high intensity sodium vapor lamp
US5559392A (en) Apparatus for securing an amalgam at the apex of an electrodeless fluorescent lamp
US3562571A (en) Mercury-vapor discharge lamp with amalgam-type vapor-pressure regualtor and integral fail-safe and fast warmup compone
JPS6030065B2 (ja) 金属蒸気放電灯
KR100275168B1 (ko) 저압방전등 및 제조방법
CA1172683A (en) Electron emitting coating in metal halide arc lamp
JPS6338829B2 (ja)
US3809943A (en) High intensity discharge lamp electrode
JPS63218147A (ja) 放電ランプ
US2966606A (en) Fluorescent lamp
JPS644304B2 (ja)
JPS643026B2 (ja)
JPS59171447A (ja) 放電灯用電極
JPS64692Y2 (ja)
JPS5818863A (ja) 高圧ナトリウムランプ
JPH0582698B2 (ja)
JPS641901B2 (ja)
JPS61233960A (ja) 光源用放電管
JPS6366024B2 (ja)
JPH1031973A (ja) 高圧ナトリウムランプ用電極
JPS59165363A (ja) 放電灯用電極
JPH06349448A (ja) 低圧放電ランプ
JPS62177854A (ja) 放電灯