JPS6029683B2 - 寄生虫駆除剤 - Google Patents
寄生虫駆除剤Info
- Publication number
- JPS6029683B2 JPS6029683B2 JP6062783A JP6062783A JPS6029683B2 JP S6029683 B2 JPS6029683 B2 JP S6029683B2 JP 6062783 A JP6062783 A JP 6062783A JP 6062783 A JP6062783 A JP 6062783A JP S6029683 B2 JPS6029683 B2 JP S6029683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- blood
- parasites
- compounds
- animal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明は寄生虫撲滅に有用な、環上に置換基を有する新
規N−(2,2−ジフルオロアルカノィル)−oーフェ
ニレンジアミン化合物およびそれらを有効成分とする寄
生虫駆除剤組成物に関する。 動物寄生虫の制御は畜産業の最も古〈そして最も重要な
問題の1つである。 多くのタイプの寄生虫が事実上すべての動物に害を与え
ている。ほとんどの動物は/・ェのような自由に飛びま
わる寄生虫、シラミやダニのようなはいまわる外部寄生
虫、アブのウジ虫や昆虫の幼虫のような穴をあげて住み
つく寄生虫、球虫類のような顕微鏡的内部寄生虫ならび
に鯖虫類のような更に大きい内部寄生虫による被害を受
けている。このように寄生虫の制御は単一宿主動物にお
いてさえも複雑であり多方面にわたっている。宿主動物
の生きている組織を消耗させる昆虫類、ダニ類の寄生虫
は特に有害である。 このグループは反錨類および単胃の情乳動物および家禽
を含むすべての実用動物ならびにィヌのような愛玩動物
の寄生虫を含んでいる。このような寄生虫の多くの制御
法がこれまで試みられた。 繁殖力を消滅させた多数のアオバヱ雄成虫を放つことに
よりアメリカバェの幼虫がフロリダ州で事実上根絶され
た。この方法は容易に隔離される地域にのみ適用し得る
ことは明らかである。自由に飛びまわる昆虫類は普通殺
虫剤を空中散布して接触させたり/・ェ取り器のような
おまきりの方法によって制御される。皮膚に住みついて
はいまわる寄生虫は普通適当な寄生虫撲滅剤を薬液にし
て動物を浸したり飲ませたりまたは頃愛して制御される
。ある寄生虫、特に穴をあげて宿主動物に住みついたり
、宿主動物体内で寄生場所を変える寄生虫の全身的制御
にいくらかの進歩がなされている。 動物寄生虫の全身的制御は、寄生虫撲滅剤を宿主動物の
皿流または他の組織中に吸収させることによって達成さ
れる。寄生虫撲滅剤を含有する組織を食うかこれに接触
する寄生虫は、薬剤の摂取かまたは接触によって殺され
る。ある種のフオスフエート、フオスフオルアミデート
およびフオスフオロチオェート殺虫剤および殺ダニ剤が
動物に全身的に使用するのに十分に無毒性であることが
知られている。ルマノヴスキ‐(Rumano船ki)
は植物、昆虫類および菌類の制御に有用なN,N−ビス
(アセチル)−oーフェニレンジアミン類を開示してい
る(米国特許第3,557,211号参照)。 本発明の目的は、新規N−(2,2−ジフルオロアルカ
ノィル)−oーフェニレンジアミン譲導体を活性成分と
し、補薬を含有してなる寄生虫駆除剤、特に全身的寄生
虫駆除剤を提供することに存する。本発明の活性成分は
式: で示される化合物を式: で示されるアシル化試薬またはその活性誘導体と反応さ
せて、式:で示される化合物を製造することにより、得
ることができる:〔式中、Roは式: で示され る2,2ージフルオロアルカノィル基(ここにYは水素
、塩素、フッ素、ジフルオロメチル、炭素数1〜6のベ
ルフルオロアルキルである)を表わす。 R4はニトロ、R5はトリフルオロメチル、ジフルオロ
メチルまたはジフルオロクロロメチル(ただしR4とR
5は互いにメタの位置にある。)を表わす。ただし、環
上、一NH2基に対するオルトの位置に前記R4もしく
はR5置換基のいずれかを有する。〕。以下に本発明に
係る式〔mの寄生虫撲滅活性を有する化合物の製造例を
挙げる。 製造例 1 微粉砕した3−トリフルオロメチル−5ーニトロ−o−
フエニレンジアミン2.2夕、トリエチルアミン1.0
の‘およびクロロホルム10の‘を混合し、灘拝しなが
ら無水トリフルオロ酢酸(クロロホルム20机中2〜3
の【)を加える。 添加は室温で20分間かけて滴加する。得られる反応泥
物を炉遇して目的生成物NIートリフルオロアセチルー
3−トリフルオロメチル−5′−ニトロ−o−フエニレ
ンジアミンを分離し、ベンゼンから再結晶する。融点2
01〜20を0。元素分析C9日5F6N30,として
、計算値(%):C,34.08:日,1.58;N,
13.24、実測値(%):C,34.24;日,1.
60:N,13.24。 製造例 23−ニトロ−5−トリフルオロメナル−o−
フェニレンジアミン5.0夕をピリジン15の‘と混合
し、この混合物を0℃に冷却する。 次いでクロロジフルオロアセチルクロリド3の‘を祝托
しながら2帖)間で加える。2000に約1.5時間放
超した後、反応混合物を氷150夕と塩酸20の‘と混
合する目的生成物NIークロロジフルオロアセチル−3
′−ニトロー5′ートリフルオロメチル一oーフエニレ
ンジアミンが沈澱する。 これを炉別しベンゼンから再結晶する、融点186〜1
総00。製造例 3 N2−ペンゾイル−6ーニトロ−4ートリフルオロメチ
ル−o−フェニレンジアミン3.2夕と過剰の熱水トリ
フルオロ酢酸を混合し一夜放置する。 過剰の無水トリフルオロ酢酸と対応する副産物の酸を減
圧下に蒸発させ目的生成物NI−トリフルオロアセチル
−N2−ペンゾイルー6′−ニトロ一4′ートリフルオ
ロメチル−oーフエニレンジアミンを分離し、ベンゼン
から再結晶する。融点193〜19500。製造例 4 類似の出発物質を用い、上記実施例の方法に従って、更
に上記以外の目的化合物に製造することができる。 得られた化合物を次に例示する。無水トリフルオo酢酸
を3−ニトロ−5−トリフルオロメチル−o−フェニレ
ンジアミンと反応させることにより製造されるNIート
リフルオロアセチルー3−ニトロ−5−トリフルオロメ
チル−o−フェニレンジアミン。融点194〜195q
o。無水トリフルオロ酢酸をN2ーナフトィルー6ーニ
トロ−4ートリフルオロメチル一o−フエニレンジアミ
ンと反応させるとにより製造されるNI−トリフルオロ
アセチル−N2−ナフトイルー6−ニトロ−4′−トリ
フルオロメチル−oーフエニレンジアミン。融点200
〜204oo。製造例 5これまでの製造例に記載した
方法で製造された他の目的化合物式〔□〕としてはたと
えば次のものが挙げられる。 NI−トリフルオロアセチル−N2−(p−n−ブトキ
シベンゾイル)−4′−トリフルオロメチル−6−ニト
ロ−o−フェニレンジアミン。 融点172〜17400。NI−トリフルオロアセチル
一N2一(pーニトロベンゾイル)−4−トリフルオロ
メチルー6−ニトロ−o−フヱニレンジアミン。 融点210〜2120○。NI−へプタフルオロブチリ
ル−3′ーニトロ−5ートリフルオロメチル−oーフヱ
ニレンジアミン。 融点118〜12000。N,一ペンタフルオロプロピ
オニルー3′ーニトロ−5′ートリフルオロメチル−o
−フエニレンジアミン。 融点161〜16yC。NI−トリフルオロアセチル−
N2ーメトキシカルポニル−4′−トリフルオロメチル
ー6′ーニトローoーフェニレンジアミン。 融点129〜130℃。NI−ペンタデカフルオロオク
タノイル−3′ーニトロー5′ートリフルオロメチル−
oーフエニレンジアミン。融点111〜11yo。N1
一(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニル)−
N2−メトキシカルボニルー6′−ニトロ一4′ートリ
フルオロメチル一o−フエニレンジアミン。 融点129〜130℃。2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロピオニルブロミドを3−ニトロ−5−トリフルオ
ロメチルーo−フェニレンジアミンと反応させることに
より製造されるNI−(2,2,3,3ーテトラフルオ
ロプロピオニル)一3′ーニトロー5′−トリフルオロ
メチルーoーフェニレンジアミン。 融点144〜14500。ペンタフルオロプロピオニル
ブロミドを3−ニトロ−5ートリフルオロメチル一o−
フエニレンジアミンと反応させることにより製造される
NI−ペンタフルオロフ。 ロピオニルー3′−ニトロ一5′ートリフルオロメチル
−o−フエニレンジアミン。融点161〜163q○。
N2−(3,6ージクロロ−2ーメトキシベンゾイル一
6−ニトロ一4−トリフルオロメチル−oーフヱニレン
ジアミンを無水トリフルオロ酢酸と反応させるとにより
製造されるNI−トリフルオロアセチル一N2−(3,
6−ジク。ロー2ーメトキシベンゾイル)一6′ーニト
ロ−4−トリフルオ。メチル−o−フェニレンジアミン
。融点200〜20100。本発明に係る化合物〔ロ〕
は動物の生きている組織を食害する昆虫類やダニ類の全
身的制御に有用な寄生虫駆除剤である。 これらの化合物はその活性成分を投与した宿主動物の生
きている組織に浸透する能力を有している。宿主動物の
血液またはその他の生きている組織を消耗させる昆虫お
よびダニ寄生虫は組織に浸透されたこれらの化合物を摂
取し、そのために殺される。おそらく化合物は血液の媒
介によって宿主動物中に分散するのだが、血液を吸わな
いアメリカバェの幼虫のような寄生虫がこれらの化合物
によって殺されることはこれらの化合物が血液ならびに
他の組織に浸透することを示す。大部分のダニのような
ある寄生虫はその寄生虫の一生の殆んどを宿主動物の生
きている組織を食害して生活する。 アメリカバェの幼虫のような他の寄生虫は、幼虫期のみ
宿王を食害して生きている。吸皿バェのような寄生虫の
第三のグループは成虫期のみ動物宿主を食害して生きて
いる。本発明目的化合物
規N−(2,2−ジフルオロアルカノィル)−oーフェ
ニレンジアミン化合物およびそれらを有効成分とする寄
生虫駆除剤組成物に関する。 動物寄生虫の制御は畜産業の最も古〈そして最も重要な
問題の1つである。 多くのタイプの寄生虫が事実上すべての動物に害を与え
ている。ほとんどの動物は/・ェのような自由に飛びま
わる寄生虫、シラミやダニのようなはいまわる外部寄生
虫、アブのウジ虫や昆虫の幼虫のような穴をあげて住み
つく寄生虫、球虫類のような顕微鏡的内部寄生虫ならび
に鯖虫類のような更に大きい内部寄生虫による被害を受
けている。このように寄生虫の制御は単一宿主動物にお
いてさえも複雑であり多方面にわたっている。宿主動物
の生きている組織を消耗させる昆虫類、ダニ類の寄生虫
は特に有害である。 このグループは反錨類および単胃の情乳動物および家禽
を含むすべての実用動物ならびにィヌのような愛玩動物
の寄生虫を含んでいる。このような寄生虫の多くの制御
法がこれまで試みられた。 繁殖力を消滅させた多数のアオバヱ雄成虫を放つことに
よりアメリカバェの幼虫がフロリダ州で事実上根絶され
た。この方法は容易に隔離される地域にのみ適用し得る
ことは明らかである。自由に飛びまわる昆虫類は普通殺
虫剤を空中散布して接触させたり/・ェ取り器のような
おまきりの方法によって制御される。皮膚に住みついて
はいまわる寄生虫は普通適当な寄生虫撲滅剤を薬液にし
て動物を浸したり飲ませたりまたは頃愛して制御される
。ある寄生虫、特に穴をあげて宿主動物に住みついたり
、宿主動物体内で寄生場所を変える寄生虫の全身的制御
にいくらかの進歩がなされている。 動物寄生虫の全身的制御は、寄生虫撲滅剤を宿主動物の
皿流または他の組織中に吸収させることによって達成さ
れる。寄生虫撲滅剤を含有する組織を食うかこれに接触
する寄生虫は、薬剤の摂取かまたは接触によって殺され
る。ある種のフオスフエート、フオスフオルアミデート
およびフオスフオロチオェート殺虫剤および殺ダニ剤が
動物に全身的に使用するのに十分に無毒性であることが
知られている。ルマノヴスキ‐(Rumano船ki)
は植物、昆虫類および菌類の制御に有用なN,N−ビス
(アセチル)−oーフェニレンジアミン類を開示してい
る(米国特許第3,557,211号参照)。 本発明の目的は、新規N−(2,2−ジフルオロアルカ
ノィル)−oーフェニレンジアミン譲導体を活性成分と
し、補薬を含有してなる寄生虫駆除剤、特に全身的寄生
虫駆除剤を提供することに存する。本発明の活性成分は
式: で示される化合物を式: で示されるアシル化試薬またはその活性誘導体と反応さ
せて、式:で示される化合物を製造することにより、得
ることができる:〔式中、Roは式: で示され る2,2ージフルオロアルカノィル基(ここにYは水素
、塩素、フッ素、ジフルオロメチル、炭素数1〜6のベ
ルフルオロアルキルである)を表わす。 R4はニトロ、R5はトリフルオロメチル、ジフルオロ
メチルまたはジフルオロクロロメチル(ただしR4とR
5は互いにメタの位置にある。)を表わす。ただし、環
上、一NH2基に対するオルトの位置に前記R4もしく
はR5置換基のいずれかを有する。〕。以下に本発明に
係る式〔mの寄生虫撲滅活性を有する化合物の製造例を
挙げる。 製造例 1 微粉砕した3−トリフルオロメチル−5ーニトロ−o−
フエニレンジアミン2.2夕、トリエチルアミン1.0
の‘およびクロロホルム10の‘を混合し、灘拝しなが
ら無水トリフルオロ酢酸(クロロホルム20机中2〜3
の【)を加える。 添加は室温で20分間かけて滴加する。得られる反応泥
物を炉遇して目的生成物NIートリフルオロアセチルー
3−トリフルオロメチル−5′−ニトロ−o−フエニレ
ンジアミンを分離し、ベンゼンから再結晶する。融点2
01〜20を0。元素分析C9日5F6N30,として
、計算値(%):C,34.08:日,1.58;N,
13.24、実測値(%):C,34.24;日,1.
60:N,13.24。 製造例 23−ニトロ−5−トリフルオロメナル−o−
フェニレンジアミン5.0夕をピリジン15の‘と混合
し、この混合物を0℃に冷却する。 次いでクロロジフルオロアセチルクロリド3の‘を祝托
しながら2帖)間で加える。2000に約1.5時間放
超した後、反応混合物を氷150夕と塩酸20の‘と混
合する目的生成物NIークロロジフルオロアセチル−3
′−ニトロー5′ートリフルオロメチル一oーフエニレ
ンジアミンが沈澱する。 これを炉別しベンゼンから再結晶する、融点186〜1
総00。製造例 3 N2−ペンゾイル−6ーニトロ−4ートリフルオロメチ
ル−o−フェニレンジアミン3.2夕と過剰の熱水トリ
フルオロ酢酸を混合し一夜放置する。 過剰の無水トリフルオロ酢酸と対応する副産物の酸を減
圧下に蒸発させ目的生成物NI−トリフルオロアセチル
−N2−ペンゾイルー6′−ニトロ一4′ートリフルオ
ロメチル−oーフエニレンジアミンを分離し、ベンゼン
から再結晶する。融点193〜19500。製造例 4 類似の出発物質を用い、上記実施例の方法に従って、更
に上記以外の目的化合物に製造することができる。 得られた化合物を次に例示する。無水トリフルオo酢酸
を3−ニトロ−5−トリフルオロメチル−o−フェニレ
ンジアミンと反応させることにより製造されるNIート
リフルオロアセチルー3−ニトロ−5−トリフルオロメ
チル−o−フェニレンジアミン。融点194〜195q
o。無水トリフルオロ酢酸をN2ーナフトィルー6ーニ
トロ−4ートリフルオロメチル一o−フエニレンジアミ
ンと反応させるとにより製造されるNI−トリフルオロ
アセチル−N2−ナフトイルー6−ニトロ−4′−トリ
フルオロメチル−oーフエニレンジアミン。融点200
〜204oo。製造例 5これまでの製造例に記載した
方法で製造された他の目的化合物式〔□〕としてはたと
えば次のものが挙げられる。 NI−トリフルオロアセチル−N2−(p−n−ブトキ
シベンゾイル)−4′−トリフルオロメチル−6−ニト
ロ−o−フェニレンジアミン。 融点172〜17400。NI−トリフルオロアセチル
一N2一(pーニトロベンゾイル)−4−トリフルオロ
メチルー6−ニトロ−o−フヱニレンジアミン。 融点210〜2120○。NI−へプタフルオロブチリ
ル−3′ーニトロ−5ートリフルオロメチル−oーフヱ
ニレンジアミン。 融点118〜12000。N,一ペンタフルオロプロピ
オニルー3′ーニトロ−5′ートリフルオロメチル−o
−フエニレンジアミン。 融点161〜16yC。NI−トリフルオロアセチル−
N2ーメトキシカルポニル−4′−トリフルオロメチル
ー6′ーニトローoーフェニレンジアミン。 融点129〜130℃。NI−ペンタデカフルオロオク
タノイル−3′ーニトロー5′ートリフルオロメチル−
oーフエニレンジアミン。融点111〜11yo。N1
一(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニル)−
N2−メトキシカルボニルー6′−ニトロ一4′ートリ
フルオロメチル一o−フエニレンジアミン。 融点129〜130℃。2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロピオニルブロミドを3−ニトロ−5−トリフルオ
ロメチルーo−フェニレンジアミンと反応させることに
より製造されるNI−(2,2,3,3ーテトラフルオ
ロプロピオニル)一3′ーニトロー5′−トリフルオロ
メチルーoーフェニレンジアミン。 融点144〜14500。ペンタフルオロプロピオニル
ブロミドを3−ニトロ−5ートリフルオロメチル一o−
フエニレンジアミンと反応させることにより製造される
NI−ペンタフルオロフ。 ロピオニルー3′−ニトロ一5′ートリフルオロメチル
−o−フエニレンジアミン。融点161〜163q○。
N2−(3,6ージクロロ−2ーメトキシベンゾイル一
6−ニトロ一4−トリフルオロメチル−oーフヱニレン
ジアミンを無水トリフルオロ酢酸と反応させるとにより
製造されるNI−トリフルオロアセチル一N2−(3,
6−ジク。ロー2ーメトキシベンゾイル)一6′ーニト
ロ−4−トリフルオ。メチル−o−フェニレンジアミン
。融点200〜20100。本発明に係る化合物〔ロ〕
は動物の生きている組織を食害する昆虫類やダニ類の全
身的制御に有用な寄生虫駆除剤である。 これらの化合物はその活性成分を投与した宿主動物の生
きている組織に浸透する能力を有している。宿主動物の
血液またはその他の生きている組織を消耗させる昆虫お
よびダニ寄生虫は組織に浸透されたこれらの化合物を摂
取し、そのために殺される。おそらく化合物は血液の媒
介によって宿主動物中に分散するのだが、血液を吸わな
いアメリカバェの幼虫のような寄生虫がこれらの化合物
によって殺されることはこれらの化合物が血液ならびに
他の組織に浸透することを示す。大部分のダニのような
ある寄生虫はその寄生虫の一生の殆んどを宿主動物の生
きている組織を食害して生活する。 アメリカバェの幼虫のような他の寄生虫は、幼虫期のみ
宿王を食害して生きている。吸皿バェのような寄生虫の
第三のグループは成虫期のみ動物宿主を食害して生きて
いる。本発明目的化合物
〔0〕を宿主動物に投与すると
、動物の生きている組織を食害して生きている寄生虫の
一生の如何なる時期でもこれを殺滅することができる。
動物の生きている組織を食害して生きている昆虫および
ダニ寄生虫のすべての種類が目的化合物
、動物の生きている組織を食害して生きている寄生虫の
一生の如何なる時期でもこれを殺滅することができる。
動物の生きている組織を食害して生きている昆虫および
ダニ寄生虫のすべての種類が目的化合物
〔0〕によって
殺される。 穴をあげて動物の組織を食べて生きている寄生虫、宿主
動物の血液を吸う寄生虫やウマバェの幼虫のように自然
の開口部から侵入し、粘膜に付着しそこに寄生する寄生
虫はすべて等しく有効に殺される。これら目的化合物を
用いて制御される種々の宿主動物に特有のいくらかの寄
生虫を述べてこれを明確にする。寄生時期および宿主動
物を侵す方法を各寄生虫について示す。馬の寄生虫 ブト:成虫(吸血)。 サシバェ:成虫(吸血)。ブーュ:成虫(吸血)。ウマ
吸血シラミ:未熟虫、成虫(吸血)。かいせん虫:若虫
、成虫(皮膚に穴をあげて住む)。かいせん虫:成虫(
皮膚を食う)。普通のウマバェ:幼虫(消化管を移住)
。チン・フライ(chinfly):幼虫(消化管を移
住)。鼻腔を侵すウマバェ:幼虫(消化管を移住)。ウ
シの寄生虫 ッノサシバェ:成虫(吸血)。 ゥシシラミ:成虫(皮暖を食う)。ウシ吸血シラミ:若
虫、成虫(吸血)。ツェツェバエ:成虫(吸血)。サシ
バェ:成虫(吸血)。ウマバヱ:成虫(吸血)。ウシシ
ョゥノゥダニ:成虫(皮膚に穴をあげて住む)。ウシダ
ニ:幼虫、若虫、成虫(吸血)。耳ダニ:若虫(吸血)
。ガルフコートダニ:成虫(吸血)。ロッキー山紅斑熱
ダニ:成虫(吸血)。アメリカ産のダニ:成虫(吸血)
。ヒール・フライ(heelfly)幼虫(体中を移住
)。ボンムフラィ(戊mbfly)幼虫(体中を移住)
。アオバェ:幼虫(傷にたかる)。セアカクロサシガメ
(吸血)。ブタの寄生虫ブタシラミ:若虫、成虫(吸血
)。スナノミ:成虫(吸血)。ヒツジおよびヤギの寄生
虫 吸血身体シラミ:成虫(吸血)。 吸血足シラミ:成虫(吸血)。ヒツジダニ:成虫(吸血
)。ヒツジかいせんダニ:若虫、成虫(皮膚を食う)。
鼻バェ:幼虫(副鼻洞を移住する)。キンバエ:幼虫(
傷にたかる)。アメリカノゞェ:幼虫(陽にたかる)。
第二期のアメリカノゞェ:幼虫(傷にたかる)。家禽の
寄生虫 トコジラミ:若虫、成虫(吸血)。 ナンポウヒナニワトリノミ:成虫(吸血)。ニワトリダ
ニ:若虫(吸血)。ヒナニワトリダニ:若虫、成虫(吸
血)。スケリーレッグマィト:成虫(皮膚に穴をあげて
住む)。無毛ダニ:成虫(皮膚に穴をあげて住む)。イ
ヌの寄生虫 ウマバェ:成虫(吸血)。 サシバェ:成虫(吸血)。かいせんダニ:若虫、成虫(
皮肘に穴をあげて住む)。ィヌショワノウダニ:成虫(
毛の小のうに穴をあげて住む)。ノミ:成虫(吸血)。
上述の寄生虫はおのおのここに確認された単一の宿主動
物に局限されないことが理解されるであろう。個々の寄
生虫には好きな宿主はあるけれども殆んどの寄生虫は種
々の宿主に住む。たとえば、かいせんダニは少くともウ
マ、ブタ、ラバ、ヒト、イヌ、ネコ、キツネ、ウサギ、
ヒツジおよびウシを攻撃する。ウマバェは自由にウマ、
フバ、ゥシ、ブタ、ィヌおよび他の殆んどの動物を攻撃
する。本発明目的化合物
殺される。 穴をあげて動物の組織を食べて生きている寄生虫、宿主
動物の血液を吸う寄生虫やウマバェの幼虫のように自然
の開口部から侵入し、粘膜に付着しそこに寄生する寄生
虫はすべて等しく有効に殺される。これら目的化合物を
用いて制御される種々の宿主動物に特有のいくらかの寄
生虫を述べてこれを明確にする。寄生時期および宿主動
物を侵す方法を各寄生虫について示す。馬の寄生虫 ブト:成虫(吸血)。 サシバェ:成虫(吸血)。ブーュ:成虫(吸血)。ウマ
吸血シラミ:未熟虫、成虫(吸血)。かいせん虫:若虫
、成虫(皮膚に穴をあげて住む)。かいせん虫:成虫(
皮膚を食う)。普通のウマバェ:幼虫(消化管を移住)
。チン・フライ(chinfly):幼虫(消化管を移
住)。鼻腔を侵すウマバェ:幼虫(消化管を移住)。ウ
シの寄生虫 ッノサシバェ:成虫(吸血)。 ゥシシラミ:成虫(皮暖を食う)。ウシ吸血シラミ:若
虫、成虫(吸血)。ツェツェバエ:成虫(吸血)。サシ
バェ:成虫(吸血)。ウマバヱ:成虫(吸血)。ウシシ
ョゥノゥダニ:成虫(皮膚に穴をあげて住む)。ウシダ
ニ:幼虫、若虫、成虫(吸血)。耳ダニ:若虫(吸血)
。ガルフコートダニ:成虫(吸血)。ロッキー山紅斑熱
ダニ:成虫(吸血)。アメリカ産のダニ:成虫(吸血)
。ヒール・フライ(heelfly)幼虫(体中を移住
)。ボンムフラィ(戊mbfly)幼虫(体中を移住)
。アオバェ:幼虫(傷にたかる)。セアカクロサシガメ
(吸血)。ブタの寄生虫ブタシラミ:若虫、成虫(吸血
)。スナノミ:成虫(吸血)。ヒツジおよびヤギの寄生
虫 吸血身体シラミ:成虫(吸血)。 吸血足シラミ:成虫(吸血)。ヒツジダニ:成虫(吸血
)。ヒツジかいせんダニ:若虫、成虫(皮膚を食う)。
鼻バェ:幼虫(副鼻洞を移住する)。キンバエ:幼虫(
傷にたかる)。アメリカノゞェ:幼虫(陽にたかる)。
第二期のアメリカノゞェ:幼虫(傷にたかる)。家禽の
寄生虫 トコジラミ:若虫、成虫(吸血)。 ナンポウヒナニワトリノミ:成虫(吸血)。ニワトリダ
ニ:若虫(吸血)。ヒナニワトリダニ:若虫、成虫(吸
血)。スケリーレッグマィト:成虫(皮膚に穴をあげて
住む)。無毛ダニ:成虫(皮膚に穴をあげて住む)。イ
ヌの寄生虫 ウマバェ:成虫(吸血)。 サシバェ:成虫(吸血)。かいせんダニ:若虫、成虫(
皮肘に穴をあげて住む)。ィヌショワノウダニ:成虫(
毛の小のうに穴をあげて住む)。ノミ:成虫(吸血)。
上述の寄生虫はおのおのここに確認された単一の宿主動
物に局限されないことが理解されるであろう。個々の寄
生虫には好きな宿主はあるけれども殆んどの寄生虫は種
々の宿主に住む。たとえば、かいせんダニは少くともウ
マ、ブタ、ラバ、ヒト、イヌ、ネコ、キツネ、ウサギ、
ヒツジおよびウシを攻撃する。ウマバェは自由にウマ、
フバ、ゥシ、ブタ、ィヌおよび他の殆んどの動物を攻撃
する。本発明目的化合物
〔0〕を用いると上記の宿主動
物ならびに他の宿主動物に寄生している上記のタイプの
寄生虫を同様に殺す。 たとえば、これらの化合物はネコ、ャギ、ラクダおよび
動物園の動物に有効である。これらの化合物が好ましく
用いられる宿主動物はダニ、ノミ、ハェまたはアメリカ
バェを制御するためのイヌ、ウシ、ヒツジまたはウマで
ある。 これらの化合物が効果的に投与される時期、方法、投与
割合は広範囲に変る。これらの化合物が用いられる方法
の詳細な説明を下記に示す。製剤調製の例として用いた
化合物は以下のとおりである。化合物A=NI−(2,
2,3,3−テトラフルオロプロピオニル)一3′ーニ
トロー5−トリフルオロメチル−o−フエニレンジアミ
ン。化合物B=NIージフルオロクロロアセチルー3′
ーニトロ−5−トリフルオロメチル−o−フエニレンジ
アミン。 注射用懸濁液 . 注射用懸濁液を用いて化合物AまたはBの経皮投与
を行なう。 この懸濁液は、生理的に許容可能な非溶媒、界面活性剤
および懸濁化剤の組成物に懸濁させた微粉末から成る。
非溶媒とは、ピーナッツ油、トウモロコシ油、ゴマ油ま
たは大豆油のような植物油、オレィン酸エチルまたはポ
リジメチルシロキサンのような合成油、ポリエチレング
リコールのようなグリコール、もしくは水であってよい
。界面活性剤は、ポリソルベート類、ドデシルベンゼン
硫酸塩やトルヱンスルホン酸または脂肪酸アルコール硫
酸塩などの塩類のような既知の許容できる乳化剤、もし
くはその他のイオン性及び非イオン性乳化剤や分散化剤
の中から選ぶことができ、カルボキシメチルセルロース
、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アルギン酸塩類及
びポリグリセロースェステル類のような賦形剤もまた使
用してもよい。化合物AまたはBは、100〜450の
9/夕の濃度範囲で担体に懸濁させる。処方例 A{1
’担体 成分 重量% 水 94.7
力ルボキシメチルセルロース 4.0グ
リセリン 0.5
TWeen20(ICIによる)*
0.5Nacそ
0.3*)ポリオキシエチレンソルビタンエステルが
Tween20の一般名である。 ■懸濁液の調製 成分 重量% 担体川 55化合物A
またはB 4510○処方例 B 成分 重量% DowCom;ng360グレード
90液体シリコン化合物AまたはB
IO‐
1〇〇べレツト許容できるマトリックス物質中に
化合物AまたはBを含有する棒状物を製造することによ
り、ベレット(植え込み剤)を調整する。 活性化合物は溶液としてまたは分散した固体の形で、も
しくはその両者の形で存在できる。マトリックスは、シ
リコンゴム、ビニルモノマー由釆のポリマー、ポリェー
テルウレタン類、ポリエステルウレタン類、ポリアクリ
レート類またはセルロース誘導体のような、非崩壊性、
不溶性物質であってよい。放出速度は、マトリックス中
の化合物の溶解度及びべレットの表面積を変えることに
より制御できる。マトリックスは、低分子量のポリエス
テル類、脂肪族ヒドロキシ酸類(例えばグリコール酸、
乳酸)、高分子量ポリエチレングリコール類、植物ロウ
またはポリグリセロールェステル類といった崩壊性、可
溶性物質であってもよい。化合物AまたはBは30〜8
5重量%の濃度範囲で存在する。処方例 C 崩壊性べ
レット 成分 重量% グリセ。 ールモノステアレート 15化合物AまたはB
8510○処方例 D 非崩
壊べレット 成分 重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体 65化合物
AまたはB 3510○こられ
の化合物は動物に約1〜100の9/k9の投与割合で
投与される。 ある動物にたかつているある寄生虫を殺す最良の投与割
合は個々に決められねばならないが、殆んどの場合最適
の投与割合は約2.5〜50の9/kgの好ましい範囲
内にあることが見出されるであろう。ある場合における
最適の投与割合は処置される動物の健康、第一に関係の
ある寄生虫の感受性、動物が引き受けることができる犠
牲および所望の制御の程度のような要因によって決まる
。低率は宿主動物に対してより安全であり、より蟻性が
少く、いよいよ服用させやすいが、不完全なまたは最低
の寄生虫の制御が行われる傾向があり、そのため再寄生
が起る。他方高率の投与はより完全な寄生虫の制御が行
なわれるが、より犠牲が大きく処置する動物にストレス
を課する。本発明目的化合物
物ならびに他の宿主動物に寄生している上記のタイプの
寄生虫を同様に殺す。 たとえば、これらの化合物はネコ、ャギ、ラクダおよび
動物園の動物に有効である。これらの化合物が好ましく
用いられる宿主動物はダニ、ノミ、ハェまたはアメリカ
バェを制御するためのイヌ、ウシ、ヒツジまたはウマで
ある。 これらの化合物が効果的に投与される時期、方法、投与
割合は広範囲に変る。これらの化合物が用いられる方法
の詳細な説明を下記に示す。製剤調製の例として用いた
化合物は以下のとおりである。化合物A=NI−(2,
2,3,3−テトラフルオロプロピオニル)一3′ーニ
トロー5−トリフルオロメチル−o−フエニレンジアミ
ン。化合物B=NIージフルオロクロロアセチルー3′
ーニトロ−5−トリフルオロメチル−o−フエニレンジ
アミン。 注射用懸濁液 . 注射用懸濁液を用いて化合物AまたはBの経皮投与
を行なう。 この懸濁液は、生理的に許容可能な非溶媒、界面活性剤
および懸濁化剤の組成物に懸濁させた微粉末から成る。
非溶媒とは、ピーナッツ油、トウモロコシ油、ゴマ油ま
たは大豆油のような植物油、オレィン酸エチルまたはポ
リジメチルシロキサンのような合成油、ポリエチレング
リコールのようなグリコール、もしくは水であってよい
。界面活性剤は、ポリソルベート類、ドデシルベンゼン
硫酸塩やトルヱンスルホン酸または脂肪酸アルコール硫
酸塩などの塩類のような既知の許容できる乳化剤、もし
くはその他のイオン性及び非イオン性乳化剤や分散化剤
の中から選ぶことができ、カルボキシメチルセルロース
、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アルギン酸塩類及
びポリグリセロースェステル類のような賦形剤もまた使
用してもよい。化合物AまたはBは、100〜450の
9/夕の濃度範囲で担体に懸濁させる。処方例 A{1
’担体 成分 重量% 水 94.7
力ルボキシメチルセルロース 4.0グ
リセリン 0.5
TWeen20(ICIによる)*
0.5Nacそ
0.3*)ポリオキシエチレンソルビタンエステルが
Tween20の一般名である。 ■懸濁液の調製 成分 重量% 担体川 55化合物A
またはB 4510○処方例 B 成分 重量% DowCom;ng360グレード
90液体シリコン化合物AまたはB
IO‐
1〇〇べレツト許容できるマトリックス物質中に
化合物AまたはBを含有する棒状物を製造することによ
り、ベレット(植え込み剤)を調整する。 活性化合物は溶液としてまたは分散した固体の形で、も
しくはその両者の形で存在できる。マトリックスは、シ
リコンゴム、ビニルモノマー由釆のポリマー、ポリェー
テルウレタン類、ポリエステルウレタン類、ポリアクリ
レート類またはセルロース誘導体のような、非崩壊性、
不溶性物質であってよい。放出速度は、マトリックス中
の化合物の溶解度及びべレットの表面積を変えることに
より制御できる。マトリックスは、低分子量のポリエス
テル類、脂肪族ヒドロキシ酸類(例えばグリコール酸、
乳酸)、高分子量ポリエチレングリコール類、植物ロウ
またはポリグリセロールェステル類といった崩壊性、可
溶性物質であってもよい。化合物AまたはBは30〜8
5重量%の濃度範囲で存在する。処方例 C 崩壊性べ
レット 成分 重量% グリセ。 ールモノステアレート 15化合物AまたはB
8510○処方例 D 非崩
壊べレット 成分 重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体 65化合物
AまたはB 3510○こられ
の化合物は動物に約1〜100の9/k9の投与割合で
投与される。 ある動物にたかつているある寄生虫を殺す最良の投与割
合は個々に決められねばならないが、殆んどの場合最適
の投与割合は約2.5〜50の9/kgの好ましい範囲
内にあることが見出されるであろう。ある場合における
最適の投与割合は処置される動物の健康、第一に関係の
ある寄生虫の感受性、動物が引き受けることができる犠
牲および所望の制御の程度のような要因によって決まる
。低率は宿主動物に対してより安全であり、より蟻性が
少く、いよいよ服用させやすいが、不完全なまたは最低
の寄生虫の制御が行われる傾向があり、そのため再寄生
が起る。他方高率の投与はより完全な寄生虫の制御が行
なわれるが、より犠牲が大きく処置する動物にストレス
を課する。本発明目的化合物
〔0〕はいかなる年代の動
物に一年のいかなる時機に投与しても有効である。 目的化合物の1つを含有する飼料で絶えず飼育するよう
な連続的にこれらの化合物を動物に投与することも可能
であり、かくして処理した動物に接触するすべての寄生
虫を殺すことを保証する。このような投与は決して経済
的でなく、普通は消費した化合物に対して寄生虫の制御
が最高に報われるような時機にこれらの化合物を投与す
るのが最良であることが見出されるであろう。ヒールフ
ライおよびボムフライの幼虫(ウシに寄生するウジバェ
の幼虫)のようなある種の寄生虫は動物を攻撃する活動
的な季節が知られている。もしこのような寄生虫が第一
に重要ならば、本発明の活性化合物をその季節にのみ使
用して一年中寄生虫の制御を確保することができる。ダ
ニのような他の寄生虫は本質的に一年中動物にたかりそ
してかむ。このような寄生虫の制御は、本発明目的化合
物を農場またはある地域のすべての動物に短期間たとえ
ば2〜3週間投与することによって比較的短期間の投与
でやはり達成することができる。すべての世代の寄生虫
がこのようにして殺され、動物はかなり長期間、たとえ
ば輸入動物と一緒にやって来た寄生虫によって再寄生さ
れるまでは寄生虫なしでいることが期待される。本発明
目的化合物川まいかなる経口および経皮経路によっても
授与される。 これらの化合物の多くは反錦動物の第一胃を通過すると
き化学的に変化することに注目しなければならない。反
毅動物に経口投与するときは、特殊な組成物によってこ
れらの化合物を第一胃の環境から保護するのが好ましい
。このような組成物について後記する。生物学的に有効
な化合物を含有する組成物の製剤方法およびこれを動物
に投与する方法は非常に古くそして発達した技術である
。違った組成物および投与法のいくらかの説明が、これ
らの化合物を用いてのすべての寄生虫制御の実施を可能
にするために示される。本発明目的化合物0の経皮投与
は動物病治療技術で普通の方法によって行われる。 目的化合物ロの水溶性の塩を用いるのがよく、かくすれ
ば組成物を苦心して作る必要はない。他方、水に不溶性
の化合物を望むならば、化合物をポリエチレングリコー
ルのような生理学的に許容される溶媒に溶解するのが実
用に適している。同様に目的化合物を徴粉として生理学
的に許容される非溶媒、界面活性剤および懸濁化剤の組
成物に懸濁させ、目的化合物の注射用懸濁液を製造する
のが実用に適している。非溶媒はたとえばピーナツ油、
トウモロコシ油またはゴマ油のような植物油、ポリエチ
レングリコールのようなグリコールまたは水であり、投
与すべき目的化合物によって選ばれる。 適当な生理学的に許容される補薬は目的化合物0を懸濁
させる為に必要である。 補薬はドデシルベンゼンサルフエートおよびトルエンス
ルホネート塩、アルキルフヱノールのエチレンオキシド
付加物およびオレェートならびにラウレートェステルの
ような乳化剤およびナフタレンスルホネート塩、リグニ
ンスルホネートおよび脂肪族アルコールサルフェートの
ような分散剤から選ばれる。カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニールピロリドン、ゼラチンおよびアルギネ
ートのような増量剤もまた注射用懸濁剤の桶薬として用
いられる。多くのクラスの界面活性剤が上記と同様に化
合物を懸濁するのに役立つ。たとえばレシチンおよびポ
リオキシェチレンソルビタンェステルは有用な界面活性
剤である。経皮投与は注射用組成物の皮下、筋肉内およ
び静脈内注射によっても簡単に達成される。 常套の針型の注射装置ならびに針のない空気噴射注射装
置も有用である。本発明目的化合物0の動物の生きてい
る組織への浸透を適当な組成物によって遅らせたり持続
させることが可能である。 たとえば非常に不溶性の化合物が用いられる。その場合
、動物の体液は常に化合物を少量しか溶解することがで
きないので化合物のわずかな溶解度が持続作用の原因と
なる。本発明目的化合物ロの持続作用はまた物理的に溶
解を抑制するマトリックスに化合物を配合することによ
り得ることができる。 配合されたマトリックスは身体に注射されたそこで貯蔵
所として残りそこから化合物が徐々に溶解する。今やこ
の技術においてよく知られているマトリックス組成物は
植物ロウおよび高分子量のポリエチレングリコールのよ
うなロウようの半固体に配合される。更により効果的な
持続作用が目的化合物0を含有するべレットを動物に導
入することにより得られる。このようなべレットは今や
家畜病治療技術でよく知られており、普通シリコン含有
ゴムからできている。化合物は固体ゴムベレツトに分散
されまたは中空べレツトの中に含有させられる。目的化
合物は最初ゴムに溶解して分散し、次いでゴムから処理
動物の体液中に惨出するから、ベレットが作られている
ゴムに溶解する化合物を選ぶように注意しなければなら
ない。化合物がべレットから放出される速度、そしてそ
れゆえにべレットが有効に残っている時間の長さは非常
に正確にべレット中の化合物の濃度、ベレットの表面積
およびべレットが作られているポリマー組成物を調節す
ることによって管理される。 べレットによる化合物の投与は特に好ましい具体例であ
る。 適当に計画されたべレットは宿主動物の組織中に化合物
の一定濃度が維持されるのでこのような投与は非常に経
済的で有効である。べレットは化合物を数ケ自供給する
ように計画することができ、容易に動物に挿入される。
べレットを挿入した後に更に動物を処理したり投薬量を
心配する必要はない。本発明目的化合物0の経口投与は
この化合物を動物の飼料または飲料水にまぜるか、飲薬
、錠剤またはカプセルのような経口投薬剤形を投与する
ことにより行われる。 本発明目的化合物ロを反毅動物に経口的に投与しなけれ
ばならないときは、第一胃の過程の有害な結果から化合
物を保護する必要がある。家畜病治療技術では今やこれ
らの化合物を第一胃から保護する有効なコーティングお
よびカプセル化法が知られている。たとえばグランド(
Grant)らは米国特許第3,697,64び号でコ
ーティング物質およびコーティング法を開示している。
グラントは組成物をセルロースプロピオネート・3−モ
ルフオリノブチレートのフィルムでコーティングするこ
とにより組成物を第一胃の作用から保護する方法を記載
している。このようなフィルムは目的化合物ロを保護す
るのに用いることができる。常法により目的化合物ロを
含有する錠剤またはカプセル剤はコーティングパンまた
は流動床噴霧装置中でこのフィルムでコートされる。寄
生虫駆除剤のべレツトはフィルムでコートし、カプセル
に充填して製造することができる。あるいはまた化合物
とフィルム形成剤との固体混合物を作り、おのおのがフ
ィルム形成剤のマトリックス中に含まれた化合物からな
る小粒子に〈だくか粉砕する。粒子は経口投与用にカプ
セルに充填されるか、経口懸濁剤に作られる。動物飼料
への家畜病治療用添加組成物は非常によく知られた技術
である。 それは普通、目的化合物0が液体または微粒子の固体の
担体に分散されているプレミックスとしてまず調合され
る。このプレミックスは、飼料中の所望の濃度によりポ
ンド当り約1〜400タ含有するのがよい。この技術で
知られているように多くの目的化合物川ま動物飼料成分
によって加水分解されるかまたはその他の分解を受ける
。このような化合物はきまった手順としてプレミックス
に加える前にゼラチンのような保護マトリックスに調合
される。このプレミックスは常套のミキサー中で飼料混
合物に分散させることにより打項次飼料に調合される。
化合物の正確な量、従って飼料に混合されるプレミツク
スの量は動物の体重、各動物の1日当りおよその飼料摂
取量およびプレミックス中の化合物の濃度を考慮して容
易に計算される。同様に動物の飲料水で投与する化合物
の量が、動物の体重および各動物が1日当り飲む量を考
慮して計算される。 飲料水治療には目的化合物ロの水溶‘性の塩を用いるの
が最もよい。そのような塩が好ましくないならば、所望
の化合物の懸濁し得る組成物を製造しなければならない
。この組成物は濃厚な形の懸濁液で、この懸濁液を飲料
水中に混合するか、または飲料水に混合して懸濁させる
乾燥製剤である。いずれにしても化合物は徴粉形であり
、組成物は前記注射用懸濁剤と同じ原理に従う。これら
の化合物は常法により容易に錠剤およびカプセルに調合
することができ、それについてはここで述べる必要はな
い。 飲薬組成物は水性液体混合物に熔解または分散させたも
のである。また目的化合物0の水溶性の塩を溶解して飲
桑を製造するのが最もよい。しかし、前記飲料水組成物
の製造と同じ方法で製造した化合物の分散液を用いても
よく、また同等に有効である。下記の例は普通に実用動
物に影響を与える多くの寄生虫の制御に目的化合物ロが
有効であることを示す。 この化合物をアメリカバェの幼虫、サシバェ、蚊および
アメリカィヌダニに対して試験した。アメリカバェおよ
びサシバヱは昆虫でありイヌダニはダニ類の代表的なも
のである。サシバェは普通の自由に飛びまわる吸皿寄生
虫であり、アメリカ産のダニはその生活環の若虫および
成虫期の部分を宿主動物、普通ゥシに付着して過ごす代
表的な吸血寄生虫である。 アメリカバヱの幼虫は自由に飛びまわる昆虫によって宿
主動物の傷の近くに産卵した卵から船化する。この幼虫
はむき出いこなった傷口から健全な肉の中に食い込み、
その中で生活環の部分を過ごし、宿主の肉および血液を
食害して生活する。サシバエはウマ、ラバ、ウシ、ブタ
、イヌ、ネコ、ヒツジ、ャギ、ウサギおよびヒトに寄生
する。 アメリカ産のダニは元来ウシの寄生虫であるが、ウマ、
ラバおよびヒツジも攻撃する。アメリカバェの幼虫はい
かなる傷ついた動物も攻撃するが、特にゥシ、ブタ、ウ
マ、ラバ、ヒツジおよびャギに有害である。次の試験は
ウシに投与した場合の目的化合物0の効力を示す。 この試験における殆んどの試験例は寄生虫による寄生を
誘発せしめて行われた。N1一(2,2,3,3ーテト
ラフルオロプロピオニル)一3−ニトロ一5′ートリフ
ルオロメチル−oーフェニレンジアミンの15の9/k
9を1回皮下注射して子ウシを処置する。この化合物を
10%ポリビニルピロリドン懸濁液で投与する。サシバ
ェの成虫を完全に金網で囲んだかごに入れる。それぞれ
60〜100匹のサシバエの入った2つまたはそれ以上
のかごを化合物を投与してから2餌時間後の子ウシの毛
を刈りとった背中に接触して保持する。/・ェを所定の
時間、子ウシを食害させて飼育し、その後、かごを観察
し、その後ある期間中、/・ェを飼育しておく。子ウシ
の背にさらしてからの生きているハェと死んだハェの数
を数えて/・ェの死滅率を測定する。各セットは別々に
行う。死滅率の結果は次のとおりであった。 セット 処理後の時間 サシバエの死滅率(%)1
72 952 77
70 96 100 3 77 8896
1004 24 8
5 24 95 上記方法をサシバェではなく蚊を用いて繰返した場合の
結果は次のとおりであった。 セット 処理後の時間 蚊の死滅率(%)1
96 100上記方法を10%ポリビニ
ルピロリドン中、25の9/k9を用いて繰返した場合
の結果は次のとおりであった。 セット 害虫 処理後の時間 死滅率(%)1
蚊 5 751 蚊 24
1002 蚊 48
703 アメリカ 1総 86イヌダ
ニN1一(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニ
ル)一3′ーニトロー5′ートリフルオロメチル−o−
フェニレンジアミンをゴマ油中10の9/kgで子ウシ
でサシバェに対して試験した。 方法は上記方法を修正し、金網のかごを化合物を投与し
てから2鶴時間後の子ウシの背中に置いた。結果を次表
に示す。第1表 試験日 経適時間 生存数 死滅数 死滅率雌.
燐1 6
20 20 5024 0 40 100 2 6 3 37 92 24 0 40 100 3 6 16 24 60 24 4 36 90 4 6 10 30 75 24 0 40 100 5 6 − − − 24 0 40 100 6 6 − − − 24 0 30 100 7 6 3 37 93 24 6 34 85 第1表 試験日 経過時間 生存数 死滅数 死滅率脇.
燐8 6
35 5 1224 15 25 62 9 6 20 10 33 24 0 40 100 10 6 40 0 0 24 40 0 0 11 6 40 0 0 24 40 0 0 上記試験は目的化合物ロを用いて得られた昆虫およびダ
ニ類の長期間にわたる制御を示す。 これらの化合物を投与することにより全く低率でも、処
置された動物を食害して生活する寄生虫を化合物投与後
数日でも殺すことが示された。また得られる制御が非常
に完全であって、動物を食害し生きている寄生虫のすべ
てまたは本質的にすべてが殺されたことは注目に値する
。次の手順は生物検定試験の代表的な結果を記録する。 アメリカバヱの幼虫を生物検定試験系における検定生物
として用いた。 試験は本発明目的化合物を子牛に1回皮下注射して投与
して実施した。化合物を投与後、毎日子ウシから血液の
試料を探り、それぞれの血液試料上にアメリカバヱの幼
虫を飼育した。アメリカノゞェの幼虫を90%またはそ
れ以上殺す効力を持続する最後の日を試験の終末点とし
て記録した。結果を次表に示す。第 11 表 更に目的化合物0を用い、サシバェの成虫の寄生虫制御
評価のため行った試験管内試験について以下に述べる。 1即時間絶食させたサシバェの成虫を血液試料パッド入
りべトリー皿またはハェかご内で飼育する。パッドの中
の血液は薬剤投与した子ウシから所定の時間間隔で集め
てこれを使用する。血液飼料パッドにこうした後、サシ
バェの死滅率を所定の時間間隔で測定する。これらの時
間における死滅率(%)を薬剤投与しない子ウシからの
血液を含むべトリー皿またはハェかごで得られる正常の
死滅率(対照)と比較する。この試験に用いた化合物は
NI−(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニル
)一3−ニトロ一5−トリフルオロメチルーoーフヱニ
レンジアミンである。結果を次表に示す。第m表 上記試験では寄生虫を動物体に直接寄生させる代わりに
、薬剤投与した動物の血液を採取してこれに寄生虫を間
接に寄生させて試験を行った。
物に一年のいかなる時機に投与しても有効である。 目的化合物の1つを含有する飼料で絶えず飼育するよう
な連続的にこれらの化合物を動物に投与することも可能
であり、かくして処理した動物に接触するすべての寄生
虫を殺すことを保証する。このような投与は決して経済
的でなく、普通は消費した化合物に対して寄生虫の制御
が最高に報われるような時機にこれらの化合物を投与す
るのが最良であることが見出されるであろう。ヒールフ
ライおよびボムフライの幼虫(ウシに寄生するウジバェ
の幼虫)のようなある種の寄生虫は動物を攻撃する活動
的な季節が知られている。もしこのような寄生虫が第一
に重要ならば、本発明の活性化合物をその季節にのみ使
用して一年中寄生虫の制御を確保することができる。ダ
ニのような他の寄生虫は本質的に一年中動物にたかりそ
してかむ。このような寄生虫の制御は、本発明目的化合
物を農場またはある地域のすべての動物に短期間たとえ
ば2〜3週間投与することによって比較的短期間の投与
でやはり達成することができる。すべての世代の寄生虫
がこのようにして殺され、動物はかなり長期間、たとえ
ば輸入動物と一緒にやって来た寄生虫によって再寄生さ
れるまでは寄生虫なしでいることが期待される。本発明
目的化合物川まいかなる経口および経皮経路によっても
授与される。 これらの化合物の多くは反錦動物の第一胃を通過すると
き化学的に変化することに注目しなければならない。反
毅動物に経口投与するときは、特殊な組成物によってこ
れらの化合物を第一胃の環境から保護するのが好ましい
。このような組成物について後記する。生物学的に有効
な化合物を含有する組成物の製剤方法およびこれを動物
に投与する方法は非常に古くそして発達した技術である
。違った組成物および投与法のいくらかの説明が、これ
らの化合物を用いてのすべての寄生虫制御の実施を可能
にするために示される。本発明目的化合物0の経皮投与
は動物病治療技術で普通の方法によって行われる。 目的化合物ロの水溶性の塩を用いるのがよく、かくすれ
ば組成物を苦心して作る必要はない。他方、水に不溶性
の化合物を望むならば、化合物をポリエチレングリコー
ルのような生理学的に許容される溶媒に溶解するのが実
用に適している。同様に目的化合物を徴粉として生理学
的に許容される非溶媒、界面活性剤および懸濁化剤の組
成物に懸濁させ、目的化合物の注射用懸濁液を製造する
のが実用に適している。非溶媒はたとえばピーナツ油、
トウモロコシ油またはゴマ油のような植物油、ポリエチ
レングリコールのようなグリコールまたは水であり、投
与すべき目的化合物によって選ばれる。 適当な生理学的に許容される補薬は目的化合物0を懸濁
させる為に必要である。 補薬はドデシルベンゼンサルフエートおよびトルエンス
ルホネート塩、アルキルフヱノールのエチレンオキシド
付加物およびオレェートならびにラウレートェステルの
ような乳化剤およびナフタレンスルホネート塩、リグニ
ンスルホネートおよび脂肪族アルコールサルフェートの
ような分散剤から選ばれる。カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニールピロリドン、ゼラチンおよびアルギネ
ートのような増量剤もまた注射用懸濁剤の桶薬として用
いられる。多くのクラスの界面活性剤が上記と同様に化
合物を懸濁するのに役立つ。たとえばレシチンおよびポ
リオキシェチレンソルビタンェステルは有用な界面活性
剤である。経皮投与は注射用組成物の皮下、筋肉内およ
び静脈内注射によっても簡単に達成される。 常套の針型の注射装置ならびに針のない空気噴射注射装
置も有用である。本発明目的化合物0の動物の生きてい
る組織への浸透を適当な組成物によって遅らせたり持続
させることが可能である。 たとえば非常に不溶性の化合物が用いられる。その場合
、動物の体液は常に化合物を少量しか溶解することがで
きないので化合物のわずかな溶解度が持続作用の原因と
なる。本発明目的化合物ロの持続作用はまた物理的に溶
解を抑制するマトリックスに化合物を配合することによ
り得ることができる。 配合されたマトリックスは身体に注射されたそこで貯蔵
所として残りそこから化合物が徐々に溶解する。今やこ
の技術においてよく知られているマトリックス組成物は
植物ロウおよび高分子量のポリエチレングリコールのよ
うなロウようの半固体に配合される。更により効果的な
持続作用が目的化合物0を含有するべレットを動物に導
入することにより得られる。このようなべレットは今や
家畜病治療技術でよく知られており、普通シリコン含有
ゴムからできている。化合物は固体ゴムベレツトに分散
されまたは中空べレツトの中に含有させられる。目的化
合物は最初ゴムに溶解して分散し、次いでゴムから処理
動物の体液中に惨出するから、ベレットが作られている
ゴムに溶解する化合物を選ぶように注意しなければなら
ない。化合物がべレットから放出される速度、そしてそ
れゆえにべレットが有効に残っている時間の長さは非常
に正確にべレット中の化合物の濃度、ベレットの表面積
およびべレットが作られているポリマー組成物を調節す
ることによって管理される。 べレットによる化合物の投与は特に好ましい具体例であ
る。 適当に計画されたべレットは宿主動物の組織中に化合物
の一定濃度が維持されるのでこのような投与は非常に経
済的で有効である。べレットは化合物を数ケ自供給する
ように計画することができ、容易に動物に挿入される。
べレットを挿入した後に更に動物を処理したり投薬量を
心配する必要はない。本発明目的化合物0の経口投与は
この化合物を動物の飼料または飲料水にまぜるか、飲薬
、錠剤またはカプセルのような経口投薬剤形を投与する
ことにより行われる。 本発明目的化合物ロを反毅動物に経口的に投与しなけれ
ばならないときは、第一胃の過程の有害な結果から化合
物を保護する必要がある。家畜病治療技術では今やこれ
らの化合物を第一胃から保護する有効なコーティングお
よびカプセル化法が知られている。たとえばグランド(
Grant)らは米国特許第3,697,64び号でコ
ーティング物質およびコーティング法を開示している。
グラントは組成物をセルロースプロピオネート・3−モ
ルフオリノブチレートのフィルムでコーティングするこ
とにより組成物を第一胃の作用から保護する方法を記載
している。このようなフィルムは目的化合物ロを保護す
るのに用いることができる。常法により目的化合物ロを
含有する錠剤またはカプセル剤はコーティングパンまた
は流動床噴霧装置中でこのフィルムでコートされる。寄
生虫駆除剤のべレツトはフィルムでコートし、カプセル
に充填して製造することができる。あるいはまた化合物
とフィルム形成剤との固体混合物を作り、おのおのがフ
ィルム形成剤のマトリックス中に含まれた化合物からな
る小粒子に〈だくか粉砕する。粒子は経口投与用にカプ
セルに充填されるか、経口懸濁剤に作られる。動物飼料
への家畜病治療用添加組成物は非常によく知られた技術
である。 それは普通、目的化合物0が液体または微粒子の固体の
担体に分散されているプレミックスとしてまず調合され
る。このプレミックスは、飼料中の所望の濃度によりポ
ンド当り約1〜400タ含有するのがよい。この技術で
知られているように多くの目的化合物川ま動物飼料成分
によって加水分解されるかまたはその他の分解を受ける
。このような化合物はきまった手順としてプレミックス
に加える前にゼラチンのような保護マトリックスに調合
される。このプレミックスは常套のミキサー中で飼料混
合物に分散させることにより打項次飼料に調合される。
化合物の正確な量、従って飼料に混合されるプレミツク
スの量は動物の体重、各動物の1日当りおよその飼料摂
取量およびプレミックス中の化合物の濃度を考慮して容
易に計算される。同様に動物の飲料水で投与する化合物
の量が、動物の体重および各動物が1日当り飲む量を考
慮して計算される。 飲料水治療には目的化合物ロの水溶‘性の塩を用いるの
が最もよい。そのような塩が好ましくないならば、所望
の化合物の懸濁し得る組成物を製造しなければならない
。この組成物は濃厚な形の懸濁液で、この懸濁液を飲料
水中に混合するか、または飲料水に混合して懸濁させる
乾燥製剤である。いずれにしても化合物は徴粉形であり
、組成物は前記注射用懸濁剤と同じ原理に従う。これら
の化合物は常法により容易に錠剤およびカプセルに調合
することができ、それについてはここで述べる必要はな
い。 飲薬組成物は水性液体混合物に熔解または分散させたも
のである。また目的化合物0の水溶性の塩を溶解して飲
桑を製造するのが最もよい。しかし、前記飲料水組成物
の製造と同じ方法で製造した化合物の分散液を用いても
よく、また同等に有効である。下記の例は普通に実用動
物に影響を与える多くの寄生虫の制御に目的化合物ロが
有効であることを示す。 この化合物をアメリカバェの幼虫、サシバェ、蚊および
アメリカィヌダニに対して試験した。アメリカバェおよ
びサシバヱは昆虫でありイヌダニはダニ類の代表的なも
のである。サシバェは普通の自由に飛びまわる吸皿寄生
虫であり、アメリカ産のダニはその生活環の若虫および
成虫期の部分を宿主動物、普通ゥシに付着して過ごす代
表的な吸血寄生虫である。 アメリカバヱの幼虫は自由に飛びまわる昆虫によって宿
主動物の傷の近くに産卵した卵から船化する。この幼虫
はむき出いこなった傷口から健全な肉の中に食い込み、
その中で生活環の部分を過ごし、宿主の肉および血液を
食害して生活する。サシバエはウマ、ラバ、ウシ、ブタ
、イヌ、ネコ、ヒツジ、ャギ、ウサギおよびヒトに寄生
する。 アメリカ産のダニは元来ウシの寄生虫であるが、ウマ、
ラバおよびヒツジも攻撃する。アメリカバェの幼虫はい
かなる傷ついた動物も攻撃するが、特にゥシ、ブタ、ウ
マ、ラバ、ヒツジおよびャギに有害である。次の試験は
ウシに投与した場合の目的化合物0の効力を示す。 この試験における殆んどの試験例は寄生虫による寄生を
誘発せしめて行われた。N1一(2,2,3,3ーテト
ラフルオロプロピオニル)一3−ニトロ一5′ートリフ
ルオロメチル−oーフェニレンジアミンの15の9/k
9を1回皮下注射して子ウシを処置する。この化合物を
10%ポリビニルピロリドン懸濁液で投与する。サシバ
ェの成虫を完全に金網で囲んだかごに入れる。それぞれ
60〜100匹のサシバエの入った2つまたはそれ以上
のかごを化合物を投与してから2餌時間後の子ウシの毛
を刈りとった背中に接触して保持する。/・ェを所定の
時間、子ウシを食害させて飼育し、その後、かごを観察
し、その後ある期間中、/・ェを飼育しておく。子ウシ
の背にさらしてからの生きているハェと死んだハェの数
を数えて/・ェの死滅率を測定する。各セットは別々に
行う。死滅率の結果は次のとおりであった。 セット 処理後の時間 サシバエの死滅率(%)1
72 952 77
70 96 100 3 77 8896
1004 24 8
5 24 95 上記方法をサシバェではなく蚊を用いて繰返した場合の
結果は次のとおりであった。 セット 処理後の時間 蚊の死滅率(%)1
96 100上記方法を10%ポリビニ
ルピロリドン中、25の9/k9を用いて繰返した場合
の結果は次のとおりであった。 セット 害虫 処理後の時間 死滅率(%)1
蚊 5 751 蚊 24
1002 蚊 48
703 アメリカ 1総 86イヌダ
ニN1一(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニ
ル)一3′ーニトロー5′ートリフルオロメチル−o−
フェニレンジアミンをゴマ油中10の9/kgで子ウシ
でサシバェに対して試験した。 方法は上記方法を修正し、金網のかごを化合物を投与し
てから2鶴時間後の子ウシの背中に置いた。結果を次表
に示す。第1表 試験日 経適時間 生存数 死滅数 死滅率雌.
燐1 6
20 20 5024 0 40 100 2 6 3 37 92 24 0 40 100 3 6 16 24 60 24 4 36 90 4 6 10 30 75 24 0 40 100 5 6 − − − 24 0 40 100 6 6 − − − 24 0 30 100 7 6 3 37 93 24 6 34 85 第1表 試験日 経過時間 生存数 死滅数 死滅率脇.
燐8 6
35 5 1224 15 25 62 9 6 20 10 33 24 0 40 100 10 6 40 0 0 24 40 0 0 11 6 40 0 0 24 40 0 0 上記試験は目的化合物ロを用いて得られた昆虫およびダ
ニ類の長期間にわたる制御を示す。 これらの化合物を投与することにより全く低率でも、処
置された動物を食害して生活する寄生虫を化合物投与後
数日でも殺すことが示された。また得られる制御が非常
に完全であって、動物を食害し生きている寄生虫のすべ
てまたは本質的にすべてが殺されたことは注目に値する
。次の手順は生物検定試験の代表的な結果を記録する。 アメリカバヱの幼虫を生物検定試験系における検定生物
として用いた。 試験は本発明目的化合物を子牛に1回皮下注射して投与
して実施した。化合物を投与後、毎日子ウシから血液の
試料を探り、それぞれの血液試料上にアメリカバヱの幼
虫を飼育した。アメリカノゞェの幼虫を90%またはそ
れ以上殺す効力を持続する最後の日を試験の終末点とし
て記録した。結果を次表に示す。第 11 表 更に目的化合物0を用い、サシバェの成虫の寄生虫制御
評価のため行った試験管内試験について以下に述べる。 1即時間絶食させたサシバェの成虫を血液試料パッド入
りべトリー皿またはハェかご内で飼育する。パッドの中
の血液は薬剤投与した子ウシから所定の時間間隔で集め
てこれを使用する。血液飼料パッドにこうした後、サシ
バェの死滅率を所定の時間間隔で測定する。これらの時
間における死滅率(%)を薬剤投与しない子ウシからの
血液を含むべトリー皿またはハェかごで得られる正常の
死滅率(対照)と比較する。この試験に用いた化合物は
NI−(2,2,3,3ーテトラフルオロプロピオニル
)一3−ニトロ一5−トリフルオロメチルーoーフヱニ
レンジアミンである。結果を次表に示す。第m表 上記試験では寄生虫を動物体に直接寄生させる代わりに
、薬剤投与した動物の血液を採取してこれに寄生虫を間
接に寄生させて試験を行った。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を活性成分として含有する寄生虫駆除
剤〔式中、R^0は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示され る2,2−ジフルオロアルカノイル基(ここにYは水素
、塩素、フツ素、ジフルオロメチルまたは炭素数1〜6
のペルフルオロアルキルである)を表わす。 R^4はニトロ、R^5はトリフルオロメチル、ジフル
オロメチルまたはジフルオロクロロメチル(ただしR^
4とR^5は互いにメタの位置にある)を表わす。ただ
し、環上、−NH_2基に対するオルトの位置に前記R
^4もしくはR^5置換基のいずれかを有する。〕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062783A JPS6029683B2 (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 寄生虫駆除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062783A JPS6029683B2 (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 寄生虫駆除剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58192801A JPS58192801A (ja) | 1983-11-10 |
JPS6029683B2 true JPS6029683B2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=13147723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6062783A Expired JPS6029683B2 (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 寄生虫駆除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029683B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0516354U (ja) * | 1991-08-12 | 1993-03-02 | 三菱鉛筆株式会社 | 印鑑ユニツト |
JPH0616092U (ja) * | 1992-06-05 | 1994-03-01 | 株式会社壽 | 筆記具における軸蓋開閉機構 |
-
1983
- 1983-04-06 JP JP6062783A patent/JPS6029683B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0516354U (ja) * | 1991-08-12 | 1993-03-02 | 三菱鉛筆株式会社 | 印鑑ユニツト |
JPH0616092U (ja) * | 1992-06-05 | 1994-03-01 | 株式会社壽 | 筆記具における軸蓋開閉機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58192801A (ja) | 1983-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4973589A (en) | Method of preventing the reinfestation of dogs and cats by fleas | |
JP2002527362A (ja) | ノミに対するルフェヌロンおよびニテンピラムの経口用配合物 | |
US5750548A (en) | 1- N-(halo-3-pyridylmethyl)!-N-methylamino-1-alklamino-2-nitroethylene derivatives for controlling fleas in domestic animals | |
CA2113908C (en) | 1-[n-(halo-3-pyridylmethyl)]-n-methylamino-1-alkylamino-2- nitroethylene derivatives for controlling fleas in domestic animals | |
JP3170077B2 (ja) | 寄生生物の全身的駆除 | |
US5416102A (en) | Method of preventing the reinfestation of dogs and cats by fleas | |
CA1057197A (en) | Control of animal parasites with benzimidazoles | |
JP2003514834A (ja) | 寄生虫を防除するためのn−フェニル−n’−ベンゾイル尿素誘導体とネクチン化合物の組合せ | |
JPS6029683B2 (ja) | 寄生虫駆除剤 | |
US3989840A (en) | Control of animal parasites with ring-substituted N-(2,2-difluoroalkanoyl)-O-phenylenediamines | |
EA028589B1 (ru) | Травяные композиции для борьбы с кровососущими паразитами и их применение | |
JP2006028072A (ja) | 魚類用抗寄生虫症作用を有する組成物および寄生虫症を予防・治療する方法 | |
JP2012031171A (ja) | 害虫を防除する方法 | |
MacLean et al. | Gruiformes (cranes, limpkins, rails, gallinules, coots, bustards) | |
ES2913405T3 (es) | Composiciones veterinarias para alimento de liberación retardada con actividad ovicida y larvicida contra cepas susceptibles y resistentes de parásitos en heces de rumiantes, uso de estas composiciones, método para retardar la liberación de estas composiciones | |
Craig | Treatment of external and internal parasites of cattle | |
AT344436B (de) | Verfahren zur bekaempfung von tierparasiten | |
IE41449B1 (en) | Control of animal parasites with benzimidazoles | |
JPH11222429A (ja) | 動物の外部寄生虫の防除方法 | |
CN111840234A (zh) | 一种兽用复方驱虫颗粒剂及其制备方法 | |
CA1060459A (en) | Ring-substituted n-(2,2-difluoroalkanoyl)-o-phenylenedia-mines | |
JP2001503034A (ja) | 外部寄生虫による温血動物への再寄生の予防方法 | |
JPS5910341B2 (ja) | 農薬および動物薬として有用な化合物ならびにその製法 | |
HARLAN et al. | relative to prices of other species of livestock are much above the average of the previous 10 years. If such a relationship continues for any great length of time it can be expected to stimulate colt raising and thus shorten the time during which total horse and mule numbers will continue to decline. | |
HU177610B (hu) | Eljárás gyűrűben szubsztituált N-(2,2-difluoralkanoil) -o-feniléndiamin-származékok előállítására és ezeket hatóanyagként tartalmazó kártevőirtószerek |