JPS6028802Y2 - 単動型操作器 - Google Patents

単動型操作器

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Publication number
JPS6028802Y2
JPS6028802Y2 JP1975142901U JP14290175U JPS6028802Y2 JP S6028802 Y2 JPS6028802 Y2 JP S6028802Y2 JP 1975142901 U JP1975142901 U JP 1975142901U JP 14290175 U JP14290175 U JP 14290175U JP S6028802 Y2 JPS6028802 Y2 JP S6028802Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
shaft
pressure
diaphragm
chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975142901U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5256194U (ja
Inventor
茂弘 川合
泰司 深尾
Original Assignee
株式会社山武
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社山武 filed Critical 株式会社山武
Priority to JP1975142901U priority Critical patent/JPS6028802Y2/ja
Publication of JPS5256194U publication Critical patent/JPS5256194U/ja
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Publication of JPS6028802Y2 publication Critical patent/JPS6028802Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコイル巻きスプリングの反撥力を利用し圧力室
にかかる空気圧力に応じて所定の駆動ストロークが得ら
れるように軸を作動させるようにした単動型操作器の改
良に関する。
従来この種装置としては第1図に示されるような構成の
ものがあり、これを図において説明すると、符号1は本
体ケースを示し、上側ケース2と下側ケース3及びヨー
ク4とからなり、それぞれ上側ケース2を下側ケース3
にボルト5で結合させ、また下側ケース3をヨーク4に
ねじ止めすることにより一体に結合されている。
前記上側ケース2と下側ケース3とによって形成される
室は、ゴムなどからなる屈曲性ダイヤフラム6によって
圧力室7とスプリング室8とに画成されている。
前記圧力室7は気密に保たれており、圧縮空気などの圧
力流体が供給される空気人口21を有し、前記スプリン
グ室8は大気通孔22によって大気に連通している。
前記ダイヤフラム6の下側には、軸9がナツト10によ
って垂設され、この軸9は隔壁14の透孔15を貫通し
て下方に伸び、その下端部はコネクタ11を介して例え
ばバルブ等の被制御体12と連結されている。
なお、16は前記軸9を支承する軸受、13はダイヤフ
ラム板で、前記軸9と螺合しており、前記ナツト10に
より前記ダイヤフラム6の下面に接合されている。
17.18は前記ダイヤプラム板13と可動部材19間
に配設された同心組合せ圧縮コイルばねで、前記可動部
材19と螺合している荷重調整用ねじ20を回転するこ
とにより前記可動部材19を上下動させ、もって前記ダ
イヤフラム6の上面に受ける空気圧力との平衡状態を保
つべく前記圧縮コイルばね17,18のたわみ力を調整
している。
このような構成において、圧力室7に付与される操作用
空気圧Fによりダイヤフラム6及びダイヤフラム板13
は圧縮コイルばね17,1Bの弾撥力に抗して変位し、
もって軸9を押し下げることによりこの軸9と連結され
た被制御体12を制御する。
そして前記圧縮コイルばね17,18は同心状に組合わ
せて配置することにより限られたスペースの中で総合ば
ね定数を大きくすることができ、かつまた、各コイルば
ねの座屈をキャンセルするという効果があるとも言われ
ている。
しかしながら、この後者の効果については、その程度な
いし存在すら疑問視されており、実際の取付は時におい
ても、必ずしも各ばねの座屈方向とその程度を調べあげ
てばね相互の座屈がキャンセルされるような組合せを選
ぶという、めんどうな作業を行ってはいない。
むしろ、コイルばねは圧縮荷重を繰返し受けることによ
り、わずかずつながら巻上げ方向の軸回転力を受け、自
転することにより絶えず座屈を変えているというのが実
情である。
したがって、不可避的に生ずるこの座屈によって軸9は
軸受16の軸承面に対しある方向に強く押し付けられて
摩擦力が大きくなるので、次に軸9が空気圧の変化によ
って上下動しようとしても迅速な動作が妨げられる結果
となる。
このため第2図に示すように、押圧力とばねのたわみ量
との間にhなるヒステリシス、すなわち圧力を加えてい
く過程と、ゆるめていく過程とでは同じ圧力のときにお
けるばねのたわみ状態に一定のギャップが生ずる。
このヒステリシスは、ある空気圧力点に圧力を上昇させ
ながら設定した場合と、降下させながら設定させた場合
とでは、軸9の位置が異るということを意味する。
したがって流体の圧力変化に追随させて被制御体を正確
な位置に駆動制御しようとする操作器にあっては、前記
ヒステリシスの発生は非常に悪い影響を与えることにな
って好ましくない。
このようなヒステリシスは、コイルばねの両端面がばね
軸に直角でないような場合、あるいは座りが悪い場合に
も発生し、対策としての追加工を入念に行わなければな
らずめんどうであった。
さらにまた、このよぬな構成による装置は図からも明ら
かなように圧縮コイルばねの重さがいまだ過剰であって
、装置全体が大型化し、狭小な場所での取付けを困難に
するなどの欠点があった。
上記したような座屈の原因は、ばねのコイル巻き方向に
沿った各点での反撥力が所によって異っているところに
あるとすることができ、これが荷重を受けたときに顕在
化するのである。
この現象は、コイルの巻径が小さいほど極端にあられれ
る。
したがって、座屈の不利を少なくするために、コイルば
ねの巻径を大きくして座屈が生じにくくすることが行わ
れるが、この場合、同じ反撥力を得るためにばねの線径
や巻数なども再検討しなければならず、設計を複雑にす
るばかりでなく、ばね用線材の太さの変更には材料面な
いしコスト面での限界が伴ない、不可能な場合もある。
本考案はこのような従来の欠点を解消するためになされ
たものであり、簡単な構成で、圧縮コイルばねのヒステ
リシスを少なくシ、併わせで背丈の高くなりがちな操作
器の高さを可及的低くおさえることのできる単動型操作
器を提供することにある。
以下図面に示された実施例にしたがって本考案を説明す
る。
第3図は本考案に係る単動型操作器の断面図で、同図に
おいて第1図と同一符号をもって示されるものは同一ま
たは類似の部品を示しその説明を省略する。
本実施例では、スプリング室8に同心状にコイル直径の
異なる2つの圧縮コイルばね25,26を組合せた圧縮
コイルばね27aを多数組軸9を囲む円周軌道上に各組
等間隔をおいて配置させである。
このような構成にすることによって、ダイヤフラム6に
かかる圧力室7の空気圧は軸9の周囲に配置された多数
組の圧縮コイルばね27a・・・・・・27nにはS゛
同一条件で同時に作用する。
ここで、圧縮コイルばね27a・・・・・・27nの数
は3組以上であることを要する。
すなわち、2組であると双方のばね軸を結ぶ線に直交す
る方向に座屈による応力が生じた場合、これを補償する
ことができないからである。
このため、各組の個々のコイルばねにはなお前述の好ま
しくない座屈し易い性質を保有したいたり、いくつかの
ばねの両端面の直角度が悪かったりしている場合におい
ても、各組のコイルばねはそれぞれの配設位置で独立し
てほぼ等しい反撥力を全荷重領域にわたって持続するこ
とができる。
よって従来1組だけのコイルばねを用いた場合のように
、荷重が加わる程にさらに座屈が極大化するということ
がない。
したがって、軸9と軸受16との間に摩擦力は殆んど生
じないため、従来のような摩擦力によるヒステリシスの
発生はない。
そして各ばねの組を軸から離して設けることにより、ば
ね両端の座面に対する当りはさらに安定し、傾きを減少
することができる。
このとき総合の反撥力は不変であって、ばねの線径など
を再検討する必要がない。
また、このようなコイルばねの構成によれば、第1図の
従来装置と同じ軸9のストロークを得ようとする場合、
コイルばねの自由長さは1′<1とすることができるた
め、装置全体を小型化することができる。
例えば従来、高さ1527rrInで線径13mmと8
rIr!IKの2本1組の組合せコイルばねを用い38
Trr!nのストロークを得ていたものに対し、本考案
によれば同一材料、同一荷重のもとて同じストロークを
得ようとする場合、高さ105.5mmで線径7姻と4
.5mmの2本組計4組の組合せコイルばねを用いれば
よく、その高さは従来比で3分の2に低められると同時
に、ばね線径の減少はその成形方法として最も安易で量
産向きの方法、例えば冷間形成と呼ばれる温度制御のむ
ずかしい加熱工程を要することのない巻線方法を選ぶこ
とができる。
以上の説明から明らかなように本考案による操作器によ
れば、同心状に2つの圧縮コイルばねを組合せた1組の
圧縮ばねを3組以上軸を囲む中周軌道上に互いに等間隔
おいて配設することにより、圧縮コイルばねの座屈を軽
減させヒステリシスの発生を防止することができるから
常に圧力の変化に軸の変位を追随させることができ、ま
た装置を小型化することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一例を示す断面図、第2図は同装置
の供給空気圧とばねのたわみ量との関係を示す図、第3
図は本考案による実施例装置の断面図である。 6・・・・・・ダイヤフラム、7・・・・・・圧力室、
8・・・・・・スプリング室、9・・・・・・軸、16
・・・・・・軸受、17,18.25,26・・・・・
・圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイヤプラムによって圧力室とスプリング室とに仕切り
    、前記圧力室には圧力流体を供給して前記ダイヤプラム
    に圧力変位を与えるようになし、前記スプリング室の中
    央に軸受に支えられ前記ダイヤプラムの圧力変位により
    作動する軸を貫通させると共に、同心状に組合せた2個
    1組の圧縮コイルばねを3組以上前記軸を中心とした放
    射方向に、互いに円周方向に等間隔おいて配置したこと
    を特徴とする単動型操作器。
JP1975142901U 1975-10-22 1975-10-22 単動型操作器 Expired JPS6028802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975142901U JPS6028802Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 単動型操作器

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JP1975142901U JPS6028802Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 単動型操作器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5256194U JPS5256194U (ja) 1977-04-22
JPS6028802Y2 true JPS6028802Y2 (ja) 1985-09-02

Family

ID=28622664

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1975142901U Expired JPS6028802Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 単動型操作器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6538205B2 (ja) * 2015-02-20 2019-07-03 モリス、ピーター ジー.MORICE, Peter G. 空気圧式作動システムおよび方法
JP6537758B2 (ja) * 2017-04-24 2019-07-03 三菱電機株式会社 空圧式アクチュエータ及びターボアクチュエータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3175473A (en) * 1962-05-01 1965-03-30 Grinnell Corp Spring and fluid pressure actuator
US3244079A (en) * 1963-08-15 1966-04-05 Stratovalve & Engineering Co Safety brake
US3282171A (en) * 1964-03-25 1966-11-01 Hochdruck Dichtungs Fabrik Sch Diaphragm device

Patent Citations (3)

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JPS5256194U (ja) 1977-04-22

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