JPS6028760B2 - 油送用パイプライン装置 - Google Patents

油送用パイプライン装置

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JPS6028760B2
JPS6028760B2 JP54142910A JP14291079A JPS6028760B2 JP S6028760 B2 JPS6028760 B2 JP S6028760B2 JP 54142910 A JP54142910 A JP 54142910A JP 14291079 A JP14291079 A JP 14291079A JP S6028760 B2 JPS6028760 B2 JP S6028760B2
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JP
Japan
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pipe
tube
land
oil
mooring
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JP54142910A
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嘉博 大森
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、油送用パイプライン装置に関し、特に、外
方に向けて、内管、外管、保護管の三重構造を有する主
管と戻し管とで陸上施設と繋船桟橋を経由して船舶とを
連絡して加熱した高粘性油を陸上に移送し、且つ加熱し
た低粘性油で高粘性油を加熱することは勿論、高粘性油
を陸上に移送中に船舶用燃料を船舶に供給し、しかる後
、低粘性油で管内の前記燃料を押出すとともに高粘性油
を加熱し、また、高粘性油で加熱しながら陸上へ移送し
た後、管内の残留高粘性油を低粘性油で押出し、さらに
主管の異常時に管内の油を海水に置換して油の漏洩を防
止する等、多目的利用に供し、また、主管の立上がり部
において内管と外管とを保護管内に偏寄させて中間部に
おける内管と外管との熱による伸びを許容する。
繋船桟橋と陸上タンクとの間を油送管で連結して、船舶
から陸上タンクへ高粘性油を移送し、また陸上タンクか
ら船舶へ燃料油を移送し、さらに前記高粘性油の移送時
または停滞時に加熱された低粘性油を循環させて高粘性
油の凝固を防止する油送用パイプライン装置はすでに知
られているが、かかる装置においては高粘性油を陸上タ
ンクへ移送中に、陸上タンクから船舶用燃料を船舶へ移
送すること等の他の用途に用いることができず、また、
加熱による管の伸縮に対する措置がなされていないため
、管の伸縮が原因でパイプラインに亀裂を生じるおそれ
があり、さらに、パイプラインに漏洩が生じたときに、
管内の油を除去して漏油量の増加を防止する手段等が施
されていない欠点があった。
そこでこの発明は、かかる従来の欠点を除去するもので
あり、その目的は、高粘性油を船舶から陸上に移送し且
つ高熱の低粘性油で高粘性油を加熱することにあり、ま
たその目的は、高粘性油を陸上に移送中に船舶用燃料を
船舶に供給し、しかる後、低粘性油で管内の前記燃料を
押出すとともに高粘性油を加熱することにあり、さらに
その目的は、高粘性油を低粘性油で加熱しながら陸上へ
移送した後、管内の残留高粘性油を低粘性油で押出すこ
とにより、さらにまたその目的は、パイプラインの異常
時に管内の油を海水に置換して油の漏洩を防止すること
にあり、さらにまたその目的は、主管の立上がり部にお
いて主管を構成する内外両管の熱による伸縮を許容して
、パイプラインの亀裂発生を防止することができる。
すなわちこの出願は、図示するように繋船桟橋2に向け
て油送する内管3と、その外側において陸に向けて油送
する外管4と、さらにその外側においてこれを保護する
ための保護管5との三重構造を有する主管1を構成し、
該主管1における繋船桟橋側と陸側の両端部を立上げる
とともに、該両立上がり部6の間に形成される中間部7
を海底8に敷設し、両立上がり部6の少なくとも一方は
、中間部7の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
保護管5内で、前記外管4と内管3とを中間部7の延出
する側に偏寄させて配設するとともに、主管1の両端に
おいて、外管4と保護管5との間を、両替に固定した可
操性被覆材17により外管4の伸縮を許容するように被
覆し、さらに前記内管3の陸側を、加熱装置21を介し
て陸側内管路23により低粘性油タンク201こ連結す
るとともに、その繋船桟橋2側に繋船桟橋上内管路40
を接続し、また、前記外管4の陸側を陸側管略33によ
り高粘性油タンク34に連結するとともに、その繋船8
軒喬2側にて繋船桟橋上外管路42を接続し、さらに、
陸側に向けて油送するための前記低粘性油タンク20に
連結された戻し管19を、前記繋船桟橋上内管路40と
同外管路42に接続したことを特徴とする油送用パイプ
ライン装置を特定発明とし、また、繋船桟橋2に向けて
油送する内管3と、その外側において陸に向けて油送す
る外管4と、さらにその外側においてこれらを保護する
ための保護管5との三重構造を有する主管1を構成し、
該主管1における繋船桟橋側と陸側の両端部を立上げる
とともに、該両立上がり部6の間に形成される中間部7
を海底8に敷設し、両立上がり部6の少なくとも一方は
、中間部7の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
保護管5内で、前記外管4と内管3とを中間部7の延出
する側に偏寄ごせて配設するとともに、主管1の両端に
おいて、外管4と保護管5との間を、両替4,5に固定
した可榛性被覆材17により外管4の伸縮を許容するよ
うに被覆し、さらに前記内管3の陸側を、加熱装置21
を介して陸側内管路23により低粘性油タンク201こ
連結するとともに、その繋船桟橋側にて繋船桟橋上内管
路40を接続し、また、前記外管4の陸側を陸側外管路
33により高粘性油タンク34に連結するとともに、そ
の繋船柊軒溝2側にて繋船桟橋上外管路42を接続し、
さらに、陸側に向けて油送するための前記低粘性油タン
ク201こ連結された戻し管19を、前記繋船桟橋上内
管路40と同外管路42に接続し、また、前記陸側内管
路23に、船舶用燃料タンク27に連結された燃料管路
30を接続したことを特徴とする油送用パイプライン装
置を第1の併合発明とし、さらに、繋船桟橋2に向けて
油送する内管3と、その外側において陸に向けて油送す
る外管4と、さらにその外側においてこれらを保護する
ための保護管5との三重構造を有する主管1を構成し、
該主管1における繋船桟橋側と陸側の両端部を立上げる
とともに、該両立上がり部6の間に形成される中間部7
を海底8に敷設し、両立上がり部6の少なくとも一方は
、中間部7の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
保護管5内で、前記外管4と内管3とを中間部7の延出
する側に偏寄させて配設するとともに、主管1の両端に
おいて、外管4と保護管5との間を両管4,5に固定し
た可操性被覆材17により外管4の伸縮を許容するよう
に被覆し、さらに前記内管3の陸側を、加熱装置21を
介して陸側内管路23により低粘性油タンク2川こ連結
するとともに、その繋船樟鯖喬2側にて繋船桟橋上内管
路40を接続し、且つ前記外管4の陸側を陸側外管路3
3により高粘性油タンク34に連結するとともに、その
繋船樟鯖喬2側にて繋船桟橋上外管路42を接続し、さ
らに、陸側に向けて油送するための前記低粘性油タンク
2川こ連結された戻し管19を、前記繋船桟橋側内管路
40と同外管路42に接続し、前記主管1の中間部7に
おける内管3に、その外側に外管4へ向けて放射状に支
持片14を固着し、該支持片14の外端に外管4内面に
接するスライド材15を固定したことを特徴とする油送
用パイプライン装置を第2の併合発明として提供する。
つぎにこの発明を図示実施例にしたがって説明する。主
管1は、繋船桟橋2に向けて油送する内管3と、その外
側において陸に向けて油送する外管4と、さらにその外
側においてこれらを保護するための保護管5とからなる
三重構造をなす。かかる主管1の繋船桟橋2側と陸側の
両端部を立上げて立上がり部6を構成するとともに、両
立上がり部6の間に形成される中間部7を海底8に敷設
する。両立上がり部6の少なくとも一方は、中間部7の
延在する方向に長径を向けた断面楕円形をした保護管5
内で、前記外管と内管とを他方の立上がり部6方向に偏
寄させて配設してある。
内管3は鋼管からなり、外管4は内側の鋼管9とその外
側の保温層10とからなり、保護管5は内側の鋼管1
1とその外側の塗覆層12とさらにその外側のコンクリ
ート層13とからなる。
中間部7における主管1には、内管3に支持片14を固
定する。支持片14は内管3の外側に外管4へ向けて放
射状に固着されており、特に藤方向の移動において内管
3と一体の動きをなす。該支持片14の外端には外管4
内面に接するスライド材15が固定される。スライド材
15は外管4との接触面がソリ状をして、内管3の鞠方
向への移動を円滑ならしめるとともに、送油時における
スラツジが蓄積しないように配慮されている。また外管
4の外側にはソリ状架台16が固着され、その外端にお
いて保護管5の内面に接触する。
この接触部分はソリ状をなして、外管4の鞠方向への移
動を円滑にならしめる。而して、内管3を外管4内へ相
対的に挿入する場合には、内管3に支持片14が固着さ
れているため、内管3を挿入すれば支持片14も同時に
外管4内へ挿入される。
同様に外管4を保護管5内へ相対的に挿入する場合には
、外管にソリ状架台16が固着されているため、ソリ状
架台16も同時に保護管5内へ挿入される。したがって
主管1の組合せ作業は円滑になし得る。主管1の両端に
おいて、外管4と保護管5との間は可榛性被覆材17お
よびフランジ18により被覆して両替4,5の間の気密
と水密とを確保し、且つ外管4の伸縮を許容する。
主管1と併せて、陸側に向けて油送する戻し管19を設
置する。
この実施例では戻し管19を主管1と別に設置したが、
主管1内の組入れてもよい。そして戻し管19は陸上の
低粘性油タンク20の入口20bに連結される。該低粘
性油タンク20の出口20aは、前記内管3の陸側と、
加熱装置21およびポンプ22を介して陸側内管路23
により連結される。陸側内管略23には、前記内管3に
パイプラインピグ24を送入、通過させるためのピグラ
ンチヤ25を備えたバイパス路26を設けるとともに該
バイパス路26と船舶の燃料たるC重油を収容した燃料
タンク27とを、加熱装置28およびポンプ29を介し
て燃料路30により連結してある。
該燃料路3川ま枝管31を備える。陸側内管路23と戻
し管19との間は、低粘性油タンク20の出入口20a
,20b近くにおいて直結管32により連絡される。前
記外管4の陸側は陸側外管路36により高粘性油タンク
34に連結される。
該陸側外管路33は中途に粘度計または比重計35を備
えている。また陸側外管路33は直結管36を介して前
記戻し管19に連結される。そして、これら各管路には
管路を開閉して流路を切換えるための弁Vo〜V,.が
配設される。そして前記陸側内管路23、陸側外管路3
3および戻し管19は、水際において配管橋37により
支承される。
一方前記内管3の繋船樟鮪橋2側にはピグレシーバ38
およびC重油ローデイングアーム39を備え且つ繋船樟
軒黍2を経由して船舶に連絡される繋船桟橋上内管略4
0を連結し、また前記外管4の繋船8軒喬2側には、高
粘性油ローデイングアーム41を備え且つ繋船桟橋2に
連絡される繋船樟節喬側外管路42を連絡する。そして
前記戻し管19を繋船桟橋2側の両管路40,42に接
続し、該両管路40,42と戻し管19とには流路を切
換えるための弁V,2〜V,5が配設される。さらに該
両替路40,42と戻し管19とは船舶用の繋船桟橋2
により支承される。なお、保護管5には接続口44から
枝管45が出ており、これにはコントロールセンタ46
に信号回線47で連絡された圧力検出端48と、弁V,
6とフランジ49とを備えた注入管50とが設けられる
そして保護管5内には、フランジ49から弁V,6を経
て注入管5川こより空気または不活性ガスを注入して、
該保護管5内を所定圧力に維持する。而して保護管5が
損傷を受けて圧力が下がった場合は、圧力検出端48が
圧力降下を検出して直ちにコントロールセンタ46に連
絡する。 、つぎにこのパイプライン装置の作用を
油送の用途別に説明する。‘1} 高粘性油を繋船樟鮫
喬2から外管4を経て高粘性油タンク34に移送した後
に、外管4内の残留高粘性油を、加熱された低粘性油で
加熱してその凝固を防止する。
この場合は、弁Vo,V,,V2,V4,V,.,V,
2,V伍は開き、弁V3,V5,V6,V,o,V,3
,V,4は閉じる。そして船舶より繋船桟橋2から繋船
桟橋上外管路42、主管1内の外管4、陸側外管路33
を経て高粘性油を高粘性油タンク34に移送する。この
移送の終了後に、前記管路中には高粘性油が残留する。
そして特に、海面下にある主管1内においては海水の影
響により温度低下が激しいため、残留高粘性油の凝固を
防止する目的で加熱された低粘性油で加熱する。すなわ
ち、低粘性油タンク20から出た低粘性油を加熱器21
で加熱し且つポンプ22で陸側外管路33に送り出し主
管1内の内管3を通過させる。
このとき内管3の低粘性油の熱が外管4内の高粘性油を
加熱しその凝固を防止する。内管3を通過した低粘性油
は、弁V,2を経て戻し管19に入り、該戻し管19を
経て低粘性油タンク20に戻る。ここで、弁V,を閉じ
て弁V3を開いておけば、低粘性油は再度加熱されて循
環する。【2’高粘性油を船舶から外管4を経て高粘性
油タンク34に移送し、同時に燃料タンク27から船舶
用燃料を船舶に移送するとともに、低粘性油により該燃
料を押出して、つづいて低粘性油により外管4内の高粘
性油を加熱する。
この場合は最初に弁V5,V8,V9,V,.,V,4
,V,5は開き、弁Vo,V6,V,o,V,2,V,
3は閉じる。
そして高粘性油は前記と同様に繋船桟橋上外管路42、
主管1内の外管4、陸側外管路33を経て高粘性油タン
ク34に移送される。この移送中に燃料タンク27から
船舶に向けて燃料を供給する。この燃料は、燃料路30
、バイパス路26を経て陸側内管路23に入り、主管1
内の内管3を経て※船桟橋上内管路40から船舶内に供
鎌舎される。この燃料供給後には低粘性油で、前記両内
管路23,40と内管3内の燃料を繋船桟橋側に押出す
このときは高粘性油は継続して高粘性油タンク34に移
送されている。ここでは、弁V2,V4,V5,V6,
V,4を開き、弁Vo,V8,V,2,V,3を閉じる
。そして低粘性油タンク20からポンプ22により低粘
性油をバイパス路26に送り、ピグランチヤ25にパイ
プラインピグ24を装填し、前記低粘性油の背圧を移用
して該パイプラインピグ24を陸側内管路23内に押込
み、走行させる。そしてパイプラインピグ24は内管3
を経て繋船桟橋側内管路40‘こ入りピグレシーバ38
に至る。かかるパイプラインピグ24の走行により両内
管路23,40と内管3内に残留した燃料は船舶側へ押
出される。ついで弁,2を開き且つV,4を閉じて前記
同様に低粘性油を加熱して循環させもって外管4内,の
高粘性油を加熱する。‘3} 高粘性油を船舶から高粘
性油タンク34に移送中に、前記のように加熱した低粘
性油を循環させて加熱し、両外管路33,42および外
管4内に残留する高粘性油を、低粘性油で高粘性油タン
クに押出す。
移送中の高粘性油を低粘性油で加熱する手段は前記のと
おりであるが、高粘性油の押出しは弁V,3を開き且つ
弁V,2,V,4,V,5を閉じる。
これにより、かつて繋船88橋上内管路40から弁V,
2を経て戻し管19に流入していた低粘性油が、弁V,
3を経て繋船桟橋上外管路42に入り、外管4、陸側外
管路33を経て残留高粘性油を押しつつ粘度計または比
重計35に至る。該粘度計または比重計35により低粘
性油の到来を検知したときには弁V,.を閉じ、弁V,
oを開いて低粘性油を低粘性油タンク2川こ向けて送出
せば、低粘性油が高粘性油タンク34に流入することが
ない。而して、残留高粘性油は高粘性油タンク34に向
けて押出されるため、外管4内等に残留しないから、そ
こで凝固するおそれもない。
【4’保護管、外管または内管に亀裂が生じる等により
油が漏洩し、または漏洩のおそれがあるときに、外管お
よび内管内を海水に置換して、油の漏洩を防止する。
この場合は弁V7を開いてポンプ29により枝管31か
ら海水を陸側内管路23に導入し、内管3および繋船桟
橋上内管路401こ海水を満たし、弁 V,3を経て繋
船桟橋上外管路42および外管4にも海水を導入して内
在する油を海水に置換する。
このとき内在した油は夫々高粘性油タンク34または低
粘性油タンク20へ押出される。以上が油送の用途別に
おけるパイプライン装置の作用であるが、かかる作用中
において内管3と外管4とは熱風彰暖の影響により伸縮
する。
主管1の中間部7における伸縮は、立上がり部6の保護
管5の断面形状、および保護管5内における外管4の偏
寄位置、されに外管4内における内管3の偏寄位置によ
って許容する。すなわち、断面楕円形の保護管5の長径
が、主管1の中間部7が延びる方向を向いており、また
内管3と外管4との径の差が大であるため、前記中間部
7における外管4と内管3とは伸縮が可能になる。また
、内管3と外管4との間、および外管4と保護管5との
間には前記のとおり、スライド材を備えた支持片14と
、ソリ状架台16とが各設けられているため、内外両替
3,4の伸縮は円滑になされる。一方、主管の立上がり
部6における伸縮は、主管1の両端における可榛性被覆
材17により許容される。したがって主管1の外管4お
よび内管3が伸縮することによってこれらに亀裂が生じ
るおそれはない。以上から明らかなようにこの発明によ
れば、高粘性油を船舶から陸上に移送するとともに高熱
の低粘性油で高粘性油を加熱してその凝固を防止するこ
とができ、また高粘性油を陸上に移送中に、船舶用燃料
を船舶に供給した後、低粘性油で残留燃料を押出し且つ
高燃性油を加熱することができ、さらに高粘性油を低粘
性油で加熱しながら陸上へ移送した後、管内の残留高粘
性油を低粘性油で押出すことができ、さらにまたパイプ
ラインの異常時に管内の油を海水に置換して油の漏洩を
防止することができる。
さらにこの発明によれば、主管を構成する内外両管の熱
による伸縮を許容してパイプラインの亀裂発生を防止す
るとともに、主管における内管と外管との間の支持片、
および外管と保護管との間のソリ状架台をいずれも内側
の管、すなわち前者は内管に、後者は外管に夫々固定し
ているため主管の組立て作業が円滑化され、さらに前記
支持片は内管に直接固定されているため外管内の構造が
簡潔になっているから、油送の障害にはならず、特にス
ラッジが付着し‘こくい効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第1図は
配管図、第2図は主管における中間部の断面図、第3図
は主管における立上がり部の断面図、第4図は主管の立
上がり部の正面図である。 なお、図中1は主管、2は繋船桟橋、3は内管、4は外
管、6は立上がり部、7は中間部、8は海底、14は支
持片、15はスライド材、17は可榛性被覆材、19は
戻し管、20は低粘性油タンク、21は加熱装置、23
は陸側内管路、27は燃料タンク、30は燃料管略、3
3は陸側外管路、34は高粘性油タンク、40‘ま繋船
桟橋上内管路、42は繋船樟鉢喬上外管路である。第1
図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繋船桟橋に向けて油送する内管と、その外側におい
    て陸に向けて油送する外管と、さらにその外側において
    これらを保護するための保護管との三重構造を有する主
    管を構成し、該主管における繋船桟橋側と陸側の両端部
    を立上げるとともに、該両立上がり部の間に形成される
    中間部を海底に敷設し、両立上がり部の少なくとも一方
    は、中間部の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
    保護管内で、前記外管と内管とを中間部の延出する側に
    偏寄させて配設するとともに、主管の両端において、外
    管と保護管との間を、両管に固定した可撓性被覆材によ
    り外管の伸縮を許容するように被覆し、さらに前記内管
    の陸側を、加熱装置を介して陸側内管路により低粘性油
    タンクに連結するとともに、その繋船桟橋側にて繋船桟
    橋上内管路を接続し、また、前記外管の陸側を陸側外管
    路により高粘性油タンクに連結するとともに、その繋船
    桟橋側にて繋船桟橋上外管路とを接続し、さらにまた、
    陸側に向けて油送するための前記低粘性油タンクに連結
    された戻し管を、前記繋船桟橋上内管路と同外管路に接
    続したことを特徴とする油送用パイプライン装置。 2 保護管は、内側の鋼管とその外側の塗覆層とその外
    側のコンクリート層からなる特許請求の範囲第1項記載
    の油送用パイプライン装置。 3 繋船桟橋に向けて油送する内管と、その外側におい
    て陸に向けて油送する外管と、さらにその外側において
    これらを保護するための保護管との三重構造を有する主
    管を構成し、該主管における繋船桟橋側と陸側の両端部
    を立上げるとともに、該両立上がり部の間に形成される
    中間部を海底に敷設し、両立上がり部の少なくとも一方
    は、中間部の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
    保護管内で、前記外管と内管とを中間部の延出する側に
    偏寄させて配設するとともに、主管の両端において、外
    管と保護管との間を、両管に固定した可撓性被覆材によ
    り外管の伸縮を許容するように被覆し、さらに前記内管
    の陸側を、加熱装置を介して陸側内管路により低粘性油
    タンクに連結するとともに、その繋船桟橋側にて繋船桟
    橋上内管路を接続し、また、前記外管の陸側を陸側外管
    路により高粘性油タンクに連結するとともに、その繋船
    桟橋側に繋船桟橋上外管路とを接続し、さらにまた陸側
    に向けて油送するための前記低粘性油タンクに連結され
    た戻し管を、前記繋船桟橋上内管路と同外管路に接続し
    、前記陸側内管路に、船舶用燃料タンクに連結された燃
    料管路を接続したことを特徴とする油送用パイプライン
    装置。 4 繋船桟橋に向けて油送する内管と、その外側におい
    て陸に向けて油送する外管と、さらにその外側において
    これらを保護するための保護管との三重構造を有する主
    管を構成し、該主管における繋船桟橋側と陸側の両端部
    を立上げるとともに、該両立上がり部の間に形成される
    中間部を海底に敷設し、両立上がり部の少なくとも一方
    は、中間部の延在する方向に長径を向けた断面楕円形の
    保護管内で、前記外管と内管とを中間部の延出する側に
    偏寄させて配設するとともに、主管の両端において、外
    管と保護管との間を両管に固定した可撓性被覆材により
    外管の伸縮を許容するように被覆し、さらに前記内管の
    陸側を、加熱装置を介して陸側内管路により低粘性油タ
    ンクに連結するとともに、その繋船桟橋側にて繋船桟橋
    上内管路を接続し、また、前記外管の陸側を陸側外管路
    により高粘性油タンクに連結するとともに、その繋船桟
    橋側にて繋船桟橋上外管路を接続し、さらにまた陸側に
    向けて油送するための前記低粘性油タンクに連結された
    戻し管を、前記繋船桟橋上内管路と同外管路に接続し、
    前記主管の中間部における内管に、その外側に外管へ向
    けて放射状に支持片を固着し、該支持片の外端に外管内
    面に接するスライド材を固定したことを特徴とする油送
    用パイプライン装置。
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US3596674A (en) * 1968-06-13 1971-08-03 Niigata Engineering Co Ltd Submarine piping system for transferring liquids
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