JPS602840A - 温水加熱タンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野・ 本発明はタンクの底部にヒータを有する押しあげ出湯方
式をとる温水加熱タンクの繰返し出湯時の出湯特性の改
善に関する。

従来例の構成とその問題点 温水加熱タンクあるいは貯湯タンクにおいて出湯時に押
しあげ方式をとる理由は、出湯時の湯温変化が少なく、
高温の湯が利用できる点にある。

この方式による従来の温水加熱タンクの例を第１図を用
いて説明する。貯湯タンク２０はｈｉ４ｉに蓋２１を気
密に取付けるとともに、底部には温水加熱用のヒータ２
２を有している。またとの貯湯タンク２０の内部上方で
開口し、出湯水を導く出湯管２３と貯湯タンク２０の内
部下方で開口し加圧水を供給する入水管２４とを備えて
いる。

この従来の温水加熱タンクの動作を説明すると、貯湯タ
ンク２０内の温水温度はサーモ２５により一定の値を保
持するように側副されている。したがって貯湯タンク２
０内の温水温度は初期はある設定温度範囲内で一定であ
る。この状態で入水管２４より加圧水を供給すれば、貯
湯タンク２０内の温水は高温層と低温層の２層に分離し
高温水は出湯管２３より排出される。

この押し上げ方式による温水加熱タンクにおいて、繰り
返し大量出湯させた場合、貯湯タンク２０内の温水は出
湯時には高温層と低温層に分離し、低温層がサーモ２５
に至るまではヒータ２２は加熱されず、また低温層がサ
ーモ２５ＶＣ達してもサーモ２５の熱容量あるいは測定
系の時間遅れのため、実際にヒータ２２が加熱動作に入
るまでにはさらに時間を要する。このため、繰り返して
大量出湯させた場合、所要湯温を得るためのサイクルタ
イムが長くなるという問題を有する。

寸だ長時間出湯させた場合に、この従来例では全く加熱
されていない温度層が存在することになり、出湯７．Ｗ
ｌがある時点から急に低下するという問題を有する。

発明の目的 本発明はかかる従来の問題を解消するもので出湯時にヒ
ータを人力するタイミングを適切に設定すること（でよ
り、繰り返して大量出湯する時のサイクルタイムを１成
域するものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、貯湯タンクの内部
下方で開口する入水管に湯温判例用の温度検出部を設け
たものであり、この構成により、出湯開始に伴ない早い
タイミングで温水加熱用ヒータが通電される。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第２図〜第４図を用いて説明す
る。

貯湯タンクＩＶｃは北端に蓋２が気密に取付けられ、か
つ、底部に温水加熱用のヒータ３が設けられている。−
！た、貯湯タンク１の内部上方で開口し出湯水を導く出
湯管４および貯湯タンク１の内部下方で開口し、加圧水
を供給する入水管５とが設けられている。

さらにこの入水管５には温度検出部６が固定されており
入水管５および貯湯タンク１内の湯温とを検出する。７
は温度検出部６を気密に保持するためのブツシュである
。

上記構成による温水加熱タンクの動作について説明する
、貯湯タンク１内の温水温度は温度検出部６により一定
の値を保つよう制制部（図示せず）によりヒータ３の入
力が制領される。そして一定湯温に達した後給湯を開始
すれば、入水管５を通って水がタンク１内に流入し、入
水管５の壁温が低下する。温度検出部６ばとの壁温も検
知するようになっているため、出湯が始まると、早い時
点でヒニタ３が入力されることになり、さきの従来例に
述べた所要湯温を得るだめのサイクルタイムが長くなる
という問題点および第３図に示したように出湯温かあ“
る時点から急に低下するという問題点を改善することが
可能である。

ヒータの入力のタイミングはヒータの入力が一定の場合
、入水する（あるいは出湯する）流量。

入水温がパラメータとなる。すなわち、流量が多いほど
、また入水温が低いほど、最適な入力タイミングは早く
なる。

本実施例構成では、入水管５に温度検出部６を固定し入
水管６の壁温も検知するようになっている。入水管５を
通過する流量が増加すれば入水管らを通過する水の管壁
への熱伝達が増大するため、壁温か早く下がる。また入
水温が低下しても壁温は早く低下する。

この動作状態は前記最適タイミングの投宿条件と一致し
、最適タイミングでヒータ３の入力を制電することが可
能となる。

本発明のさらに好ましい実施例を第４図に示す。

本実施例はさきの実施例の温度検出部への入水管側と貯
湯温側の熱伝導性条件全規定するとともに入水管を熱伝
導性の良い材料としたものである。

第４図（さきの実施例と同一部材には同一番号を付して
いる）において、貯湯夕／り１には上端に蓋２が気密に
取付けられ底部には温水加熱用のヒータ３が設けられて
いる。また、貯湯タンク１の内部上方で開口し出湯水を
導く出湯管４および貯湯タンク１の内部下方で開口し加
圧水を供給する熱伝導性の良い入水管５とが設けられて
いる。

温度検出部６ｒ／ｉブツシユ７で気密に保持されると共
に、入水管６に保持器８を介して固定されている。この
保持器８は温度検出部６を、入水管５からの熱伝導を貯
湯温からの熱伝導よりも小なるように位置関係を設定し
ている。

北記構成による温水加熱タンクの動作について説明する
。貯湯タンク１内の温水の温度側倒および、給湯時の温
度検出動作については先の実施例に述べたと同様な動作
を行なうが、この実施例は貯湯加熱時の温度検出性能を
高めたものである。

すなわち、貯湯加熱時は自然対流により貯湯タンク１内
が加熱されるが、入水管６のように径の小さな閉空間は
加熱されにくく、この入水管５の壁温のみを検知したと
すると、貯湯部よりも低い温度を検知することになる。

ところが、この実施例では、入水管５を熱伝導性の良い
材料を用いて、入水管６の管内外の湯温をできるだけ等
しくなるようにするとともに、入水管５の壁温の検出レ
ベルを貯湯部の検出レベルよりも小となる構成としたた
め、貯湯加熱時も正確な貯湯製検出が可能である。

発明の効果 以北のように本発明による温水加熱タンクによれば次の
効果が得られる。

（１）入水管の壁温も検出する温度検出部を有するため
、出湯開始後早いタイミングでヒータを入力することが
でき、所要湯温を得るだめのザイクルタイムの短縮が可
能である。

（２）　ヒータ入力のタイミングを入水温度、流量に応
じて、最適化することが可能であり出湯特性の改善が図
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の温水加熱タンクの概略断面図、第２図は
本発明の一実施例による温水加熱タンクの概略断面図、
第３図は温水加熱タンクの出湯特性を示す特性図、第４
図は本発明の他の実施例を示す温水加熱タンクの概略断
面図、第５図は同温水加熱タンクに用いた温度検出部の
横断面図である。 １・・・・・・貯湯タンク、３・・・・・・ヒータ、４
・・・・・出湯管、６・・・・・・入水管、６・・・・
・・温度検出部。 代理人の氏名　弁卯士　中　尾　敏　男　ほか１名第４
図 」　第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯湯タンクの底部に設置された温水加熱用のヒー
   タと、前記貯湯タンクと連通して前記貯湯タンクの内部
   上方で開口する出湯管および前記貯湯タンクの内部下方
   で開口する入水管とを有し、さらにこの入水管に湯温側
   （財）用の温度検出部を設けた温水加熱タンク。
2. （２）入水管は熱伝導性の良い材料で構成するとともに
   、前記入水管から前記温度検出部への熱伝導を、貯湯さ
   れた湯から前記温度検出部への熱伝導よりも小とする構
   成とした特許請求の範囲第１項記載の温水加熱タンク。