JPS6026508B2 - 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ− - Google Patents

分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ−

Info

Publication number
JPS6026508B2
JPS6026508B2 JP56190953A JP19095381A JPS6026508B2 JP S6026508 B2 JPS6026508 B2 JP S6026508B2 JP 56190953 A JP56190953 A JP 56190953A JP 19095381 A JP19095381 A JP 19095381A JP S6026508 B2 JPS6026508 B2 JP S6026508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
polysiloxane
block copolymer
total weight
cuff
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56190953A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5893749A (ja
Inventor
ロバ−ト・イ−・スタ−リング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP56190953A priority Critical patent/JPS6026508B2/ja
Publication of JPS5893749A publication Critical patent/JPS5893749A/ja
Publication of JPS6026508B2 publication Critical patent/JPS6026508B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 異なるポリマー材料からなる変更した組成物は、有意に
異なる性質を有する。
特定の分子量の組成物を変性すると、特定の用途に要求
される特別の性質を有する材料を製造することが可能と
なる。最近、弾性を有する熱可塑性材料を製造できる可
能性について研究されている。
たとえば、天然ゴムおよび人造ゴムは、それらの製造に
おいて加硫工程を必要とする。生ずる橋かけされた塊は
熱の作用下に溶融しない。むしろ、魂は単に燃焼する。
ポリシロキサン構造をもつシリコーンゴムも橋かけして
、弾性を生成する。再び、シリコーンゴムは加熱したと
き溶融しない。シェル・オイル・カンパニーは、一連の
米国特許3485787:3830767;40061
16:4039629および4041103において、
ブロックコポリマーの配合物を用いて熱可塑性を有する
ェラストマーと製造する試みをした。
典型的には、ブロックコポリマーは、式A−B−A
‘11 を有する。
この熱可塑性ェラストマーにおいて、コポリマーの中央
ブロックBは所望の弾性を有する。しかしながら、普通
に使用されているゴム材料と異なり、弾性の中央ブロッ
クは材料全体にわたって橋かけして一体の魂を形成しな
い。
むしろ、末端のブロックAは高分子間の要求される結合
を提供する。これらの末端ブロックは通常の熱可塑性的
方法で明らかなに一緒に結合する。シェル・オイル・カ
ンパニーの材料において、末端の熱可塑性ブロックは高
分子の合計重量の小部分を占める。したがって、末端の
熱可塑性ブロックは、中央Bブロックの弾性塊内に埋め
込まれた比較的小さい粒子の形で互いに付着する。末端
ブロック4に、シェル社は典型的にはモノアルケニルア
レン、典型的にはスチレン、から形成したポリマーを用
いている。
中央ブロックBに、シェル社は共役ジェンポリマーを使
用している。
ブタジェンおよびィソプレンは弾性中央ブロックの例で
ある。コポリマーは、上の式(11で示唆される3より
多いブロックを含有する。
こうして、コポリマーは、A−B−A−B−A−B
【2’のように直線的に相互に結合した、い
くつかの散在するAおよびBを有する。
別にあるいは追加的に、ブロックコポリマーは、のよう
に主鎖へ結合した枝をもつブロックを有することができ
る。
あるいは、それは簡単なA−B構造をもつことができる
。考察を続けるとき、簡単な式mはBが弾性ブロックを
表わすこれらの変形のすべてを包含する。文字Aは、3
つのブロック分子の末端を構成する熱可塑性結合ブロッ
クを表わす。このブ。ックコポリマーは、種々の他の成
分、たとえば、鉢油、ポリスチレン、ポリプロピレンお
よび酸化防止剤を含むことができる。シェル社へ譲渡し
た米国特許3485787において、W.R.へ‐フェ
ルらは鍵油を加えてブロックコポリマーを増量している
。この特定の特許において、中央弾性ブロックは水素化
を行って、ブタジヱンプロツクからエチレンーブチレン
ブロツクを生成している。増量油のブリードを防ぐため
、米国特許3830767においてNJ.コンドンは石
油炭化水素ワックスをブロックコポリマーに加えている
。シェル社の米国特許4006116においてR.J.
G.ドミンクェズおよび米国特許4039629におい
て○.R.へィメスらは、スチレン末端ブロックおよび
エチレンーブチレン中央ブロックの両方について異なる
分子量を有するスチレンーェチレンーブチレンースチレ
ンフロックコポリマーを生成している。
これらのブレンドは、明らかに、意図する履物にすぐれ
た特性をもつ製品を生成する。米国特許4041103
においてS.ダヒドソンらは、ポリアミドポリマーとス
チレンーエチレンーブチレンースチレンブロックコポリ
マーをブレンドしている。
この特許は、生成物が高温において改良された寸法安定
性を有すると、述べている。高品質の熱可塑性ェラスト
マーを生成する種々の努力にかからず、生ずる材料は通
常のゴム材料に関連する性質の多くを表わさない。たと
えば、押出したとき、熱可塑性ェラストマーは表面の平
滑性をもたず、また、天然ゴム、人造ゴムまたはシリコ
ーンゴムの弾性をもたない。改良された熱可塑性材料、
ことに弾性をもつ材料、についての特定の要求は、医学
の分野において存在する。
多数のプラスチックが入手できるのにかかわらず、毒性
、不適合性、表面荒さ、柔軟性の不足などの問題のため
、完全に満足すべき解決は得られていない。米国特許4
123409においてD.日.ケルブルは、主としてヒ
トの組織を通過する小口をシールするための熱可塑性ェ
ラストマーを提供している。
この材料は、熱可塑性末端ブロックと弾性中間ブロック
を有するブロックコポリマーを利用する。このコポリマ
ーは、少量の高分子量の油を受け取る。この油はコポリ
マーの弾性ブロックと相溶性でありかつ会合できる。こ
うして、炭化水素弾性ブロックを有するコポリマーは、
所望の改良を達成するために、炭化水素鉱油を含有する
。同機に、ポリシロキサンが弾性プ。ックを表わすとき
、シリコーン油は目的生成物の一部分を形成する。得ら
れる材料は、この特許に従うと、柔軟性ならびに皮層に
溢れる能力を表わす。米国特許3034509において
R.K.バーンスタィンらは外科用管に使用するポリエ
チレンに約0.15〜1.0の重量%のシリコーン独を
加えている。
シリコーン油を加えると、管への血液の毒性反応を減少
する。また、それは管が生きている組織と長期間接触し
ている場合における血液の凝固を遅延することを助ける
。気管内管は、それを改良するためにかなりの時間およ
び努力が投入されているほかの医学装置の1つである。
気管内管に関連する問題は、次の文献において論じられ
ている:W.Wu,etal.,GriticoI C
are Medicine,1、197(1973)、
U.Nordin,Acね ○torlaryng。I
SupPl.,345、7(1975)お よ びW
.N.Bemhord.et ai.,Ahesthe
siology,48413(1978)。これらの文
献は、気管内管の主軸を取り巻く膨張可能なカフ(cM
f)に問題を集中させている。カフ(cMf)は気管内
管を患者の気管内の、麻酔医が決定した位置に、しっか
り固定する。さらに、カブは気管の少なくとも、一部分
を完全に満たして、吸引流体、たとえば唾液、が気管を
通って患者の肺に行くのを防ぐ。2つの型のカフは、現
在気管内管上に使用されている。
好ましさ‘こ劣るカフは、比較的柔軟でない、すなわち
しなやかさに劣る材料を利用している。カフは、収縮す
ると、残留体積が4・さくなる。この“小さい体積の”
カフは、その壁を膨張させて気管と接触させるために、
大きい内部の膨張圧力を必要とする。この最小接触の点
を越えて膨張すると、一般に、気管壁に対して非常に大
きい圧力が加わる。この大きい横壁の圧力は、気管を非
常に著しく損傷するので、患者は実際に死ぬことがある
。気管内管の第2の型は、高度にしなやかである肇を有
し、収縮したとき、大きい残留体積をもつ、カフを使用
する。
大きい体積のカフを形成する1つの方法は、ポリ塩化ビ
ニルから形成した小さい体積のカフと沸とう水中に入れ
ることからなる。カフを過度に膨張すると、づ・さし、
体積のカフは延伸されて大きいカフとなる。実際の使用
における大きい体積の気管内管の過度の膨張は、気管に
対する横壁の圧力を4・さし、体積の型よりも小さくす
る。
いずれにしても、大きい体積の気管内管は患者の気管を
なお著しく損傷することがある。そして、それは気管の
大きい領域と接触するので、その悪い作用は小さい体積
の型よりも多く気管を損傷する。その上、大きい体積の
膨張はカフの壁中に折り目、すなわち、“刈り込み(p
r皿i増ソと呼ばれる現象、を生成する。
気管内で膨張するとき、大きい体積のカフは通常その全
寸法に膨張しない。それが膨張した場合、それは小さい
体積のカフと同じ悪い作用を示すであろう。しかし、全
寸法よりも小さい膨張は少なくともある量の折り目を保
持するカフ壁を生ずる。しかしながら、これらの折り目
は、吸引流体を患者の肺へ通す流路を形成する。しわも
気管の内粘膜中に深いみぞを残す。一般に、気管内管の
カフは、ポリ塩化ビニルの組成物を有し、それはその荒
い表面で、患者の気管を刺激する。さらに、ポリ塩化ビ
ニルは鯵出し、毒性反応を誘発しうる可塑剤を含む。気
管内管上の他のカフは、ラテックスまたはシリコーンゴ
ムの組成を有する。
これらの両方は、浸糟と長い時間の硬化を要する熱硬化
性材料である。結局、これらの両方は気管を同様に刺激
しうる不均一の表面を有する。その上、それらはピンホ
ールを有することがあり、一般に最終製品の不合格率が
高い。さらに、熱硬化性プラスチックであるので、不合
格の製品は回収し、再使用することが不可能である。さ
らに、各製品は、必要な規準を満足することを確かめる
ために、試験をしなくてはならない。
完全な製品を用いてさえ、ゴム材料は実質的なガス透過
性を有する。結局、カフの内圧は気管内の周囲雰囲気に
依存して増加または減少しうる。もちろん、いずれも悪
い結果をもたらす。圧力が増加すると、気管への刺激は
増加し、圧力が減少すると、吸引流体のカフのまわりか
らの漏れを生ずる。米国特許4154244においてL
.F.べッカーらは、前述のシェル社の材料に類似する
ブロックコポリマーを管のシヤンクおよびカフの両方に
使用することを示唆している。
詳しくは、ベッカーらは、スチレンーエチレンーブチレ
ンースチレンブロックコポリマーの異なる配合物を利用
して、実質的に剛性のシャンクとは反対に、膨張可能な
カフの異なる性質を得た。その上、この材料は患者の気
管を刺激しうる荒い表面を有する。また、この組成物は
、所望の高度のしなやかさをもつカフを形成する、きわ
めて薄い部分に押出すことができない。したがって、気
管内管のための改良された材料についての研究は続けら
れている。本発明は、適性熱可塑性炭化水素ブロックコ
ポリマーとポリシロキサンとの実質的に均一な混合物か
らなる組成物に関する。
この組成物は、1種より多い炭化水素ブロックコポリマ
−を含有することができ、加流された、あるいは橋かけ
した、ゴムによってのみ従来得られた物理的および表面
的特性を有する。本発明のポリシロキサンとコポリマー
を含有する組成物は、炭化水素ブロックコポリマーの熱
可塑ヱラストマーを用いて従来達成されなかった、薄さ
に、加工および押出しが可能である。熱可塑性弾性炭化
水素の全体にわたってポリシロキサンを分散させると、
著しく平滑な表面を現わすことができる組成物が得られ
る。
詳しくは、表面は微視的にシリコーンゴムのそれに匹敵
する平滑さを有することができる。典型的には、組成物
は0.1〜la重量%以上のポリシロキサンを含む。
これは、ポリシロキサン分子がェラストマーの高分子の
炭化水素主鎖と比較して異なる性質をもつので、予期さ
れない結果を表わす。組成物のポリシロキサン含量は、
組成物が認められうる量の鉱油を含有するとき、さらに
異常なものとなる。
事実、鍵油は組成物の合計重量の60%を占めることさ
えできる。それにもかかわらず、組成物は認められうる
量のポリシロキサンを含有し、有益な結果を達成するこ
とができる。組成物は25%までのポリスチレンを含有
することができ、また他の添加剤、たとえば、ポリプロ
ピレン、を一般に組成物の合計重量45%より少ない量
で含むことができる。組成物をX線に対して不透明とす
るために、硫酸バリウムを添加できる。また、発泡剤は
組成物の気泡密度の生成物の形とすることができる。さ
らに、酸化防止剤を組成物に含めるこができる。ブロッ
クコポリマーは、A−Bまたは好ましくはA一B一Aの
構造を有することができ、ここでAはモノビニルアレン
ポリマーフロックの形である。
ェラストマ−の性質を与えるために、Bは水素化または
非水素化共役ジヱンポリマーブロックであることができ
る。スチレン.エチレン.プチレンースチレンの高分子
はこの型のブロックコポリマーの主な例であり、ここで
スチレンブロックは典型的にはコポリマーの重量の約2
0〜50%を構成し、一方エチレンーブチレンブロツク
は残りの50〜80%を構成する。
スチレンブロツク自体は通常5000〜40000の範
囲の分子量を有する。エチレンーブチレンブロックはス
チレンブロックの分子量を大きく超え、そして2000
0〜500000の近似範囲に入る分子量を有する。コ
ポリマーの合計の分子量は、典型的には50000〜6
00000の範囲である。1種より多いブロックコボリ
マーを用いて本発明の組成物を調整するとき、ブロック
コポリマーは末端Aブロックと中央Bブロックの含量が
異なる。
ポリシロキサンは、本質的に線状のポリシロキサンであ
り、室温(20〜2yo)における勤粘度が約20〜約
1ぴ、好ましくは約200〜13000センチストーク
スである。
ポリシロキサンの典型的な例は、シリコーン油である。
ポリシロキサンは、反復構造式中R,、R2=日、Cは
または 好ま しくはCH3そして、nは10〜20000の範囲の正
の整数である、を有する。
ヱラストマ−組成物の製造は、弾性熱可塑性炭化水素ブ
ロックコポリマーをポリシロキサンとまず混合すること
からなる。
次いでこの混合物を十分に加熱して、コポリマ−を溶融
する。この溶融した混合物を加圧して、成分を緊密に結
合してェラストマー組成物を生成する。この混合物を加
熱し、そして奥断圧力を加える工程は、通常押出機にお
いて実施する。熔融した混合物へ加える圧力を増加する
と、最終生成物の性質は改良されるように思われる。押
出機はその計量区画においてスクリュー上に大きい部分
、たとえば、40%のねじ上と4対1以上の圧縮比をも
つことさえできる。こうして溶融した混合物に加わる圧
力は、150蛇si(105k9/塊)、250岬si
(178k9/地)またはこれよりかなり大きい値にさ
えなることがある。
ポリシロキサンを含有するェラストマー組成物は、種々
の型の医学装置に使用できる。
ポリシロキサンは、ヒトの組織と長期間接触するェラス
トマーの適当性を改良するように思われる。本発明のポ
リシロキサン含有炭化水素ェラストマーを用いることが
できる医学装置の1つは、流体が通過できる細長い中空
間の形の軸を含む。
膨張可能な流体密な容器が、この管をその両端の間で取
り囲む。それは管の端の一方の近くに位置して、管を患
者の体中の特定の位置に定着する。フオレーカテーテル
および気管内管は、この型の医学装置を表わす。次いで
、この装置は容器中に膨張流体圧力を導入する圧力手段
を備えなくてはならない。
これは容器が付近に位置する端に接近しないで、そのよ
うにしなくてはならない。一般に、容器とそれに最も近
接する端は、もちろん接近が禁止される患者の体内に位
置する。通常、この圧力装置は装置の主軸の壁の内側を
走る導管の形を取る。容器またはカフは、有利には、全
体にわたって実質的に均一に分布した本質的に線状のポ
リシロキサンを有する熱可塑性弾性炭化水素ブロックコ
ポリマーの組成物を有することができる。ポリシロキサ
ンを含有するブロックコポリマーは、ヒトの組織に対し
てきわめて不活性であると思われる。
こうして、気管内管の膨張可能な容器は、毒性反対によ
る刺激ないこ、気管の壁と接触した状態にあることがで
きる。さらに、本発明の材料が有する薄い部分における
弾性的しなやかさが大きいので、それが気管を密閉する
圧力より大きい膨張圧力を採用できる。
強堅の圧力を最小とすることにより、この材料は他の現
在使用されている気管内管により誘発される多くの複雑
化した問題を回避する。本発明のポリシロキサン含有コ
ポリマーは大きい弾性をもっと同時に残留体積が小さい
ので、気管壁に対して均一に膨張して完全な密閉を形成
することができる。
こうして、吸引流体が患者の肺へ入ることが防止される
。その上、その弾性のため、容器壁は、すぼむと、折り
目を形成しないで管軸に対して密に収縮できる。
さらに、この材料はきわめて平滑な表面を有する。一緒
に、これらの特徴は、装置の挿入、保持、および取り出
しのとき、気管壁への損傷を避ける助けをする。装置の
藤を膨張可能なカフが互いにぬれる相溶性の組成を有す
る場合、ヒートシールによりそれらを接着することがで
きる。
しかし、2つの組成はこのような相溶性を欠くことがで
きる。これはポリ塩化ビニルの軸を用いる場合を表わす
。この場合において、熱収縮性プラスチックのスIJー
ブを用いてシリコーン含有ポリマーを軸へ付着すること
ができる。収縮性スリーブの一部分は、熱収縮後、藤自
体と接触すべきである。次いで、セメントのビードは、
スリーブと管の主軸との間の密なシールを保証する。ポ
リシロキサンにより弾性熱可塑性炭化水素ブロックコポ
リマーに付与された改良された加工性により、組成物を
押出してきわめて薄いシートにすることができる。
事実、組成物は約0.015インチ(0.038仇)よ
り大きくない厚さを有するオリフィスを通してウェプの
形に押出すことができる。事実、それは0.005イン
チ(0.013肌)程度に小さいオリフィスを通して適
切に押出すことができる。さらに、この材料は、押出し
後延押すると、さらに厚さを減少することさえ可能であ
る。
管の形で押出したとき、材料は管の形状を保持するとき
助けとなる内部の空気圧に耐えることができる。本発明
によれば、ポリシロキサン、好ましくはシリコーン油を
1種以上の弾性熱可塑性炭化水素フロツクコポリマーに
加えることによって、いくつかの顕著な所望の結果が達
成される。初め、材料はその加工性を実質的に改良する
。これは材料を薄いゥェプに押出すときとくに重要であ
る。ポリシロキサンを加えないと、材料は溶融したプラ
スチックを、押出し機のオリフィスから出るとき、液滴
とさせ、こうして荒い表面とさせる、流れおよび表要の
性質を有するように思われる。溶融した材料の凝縮する
傾向は、いくつかの方法でその加工性を妨害する。初め
、押出された材料は高度の表面平滑性をもつことができ
ない。溶、離した材料は液滴を形成しようとするので、
表面は山、谷、さらにはクレーターで特徴づけられるよ
うになる。ポリシロキサンは、溶融した材料の表面エネ
ルギーを明らかに減少させることにより、押出されたプ
ラスチックは非常に平滑な表面をもつことができる。第
1図は、分散したポリシロキサンを含有する熱可塑性弾
性炭化水素ブロックコポリマ−の表面の電子顕微鏡写真
である。
この顕微鏡写真は、2000×の倍率で、ェラストマー
の表面上のほこりの粒子を示す。第1図に示す材料は、
ポリスチレンが端ブロックであり、そしてエチレンーフ
ロックコポリマーが中央ブロックであるA−B−Aブロ
ックコポリマーの組成を有する。それはまた約5の重量
%の鉱油、5%のポリプロピレン、多分ポリスチレンお
よび種々の酸化防止剤を含む。アメリカ合衆国テキサス
州ハウストンのシェル・ケミカル・カンパニーは、Kr
atonG2705と標示するポリシロキ‐サンを含有
しない基本ポリマーを販売している。ポリシロキサンは
、最終組成物の約3重量%を構成し、後述する方法に従
いブロックコポリマー内に分散される。アメリカ合衆国
ミシガン州ミドランドのダウ・コーニング・カンパニー
は、36坤室薬級脱蔵シリコーン油としてポリシロキサ
ンを提供している。適当な酸化防止剤の例は、チバーガ
ィギー・コーポレーションの製品のlra鞍noxであ
る。医学的目的、ことに気管内管のカフに普通に使用さ
れている他の材料の匹敵する顕微鏡写真は、第2〜4図
に示されている。
これらの各々は第1図と同じ倍率である。詳しくは、第
2図は、可塑化したポリ塩化ビニルから作った気管内管
のカフの表面を示す。この組成物は、気管内管に広く使
用されている。この顕微鏡写真から容易に明らかなよう
に、表面は実質的に不規則である。この表面の荒さは、
患者の内粘膜を刺激し、損傷する。第3図は、ラテック
スゴム材料の同様な2000×表面を示す。
再び、容易に明らかな表面の荒さは、患者に対する刺激
作用を有する。第4図は、シリコーンゴムから形成した
気管内管のカフの表面の顕微鏡写真である。
この写真から明らかなように、ゴムは4・瓶を形成する
煩向が多少ある。それは別として、表面は比較的平滑に
見える。第1図と第2図を比較すると、分散したポリシ
ロキサンを含有する熱可塑性炭化水素ブロックコポリマ
ーは、シリコーンゴムの表面平滑性に匹敵するか、ある
いはそれを超える表面平滑性を有することが示される。
ボリシロキサンにより生じた表面効果は、組成物の表面
におけるシリコーン分子のわずかに増大した濃度から誘
導されるように思われる。
下に考察する加工技術は、組成物全体にわたってポリシ
ロキサンを均一に分散させる。しかし、材料表面へのシ
リコーン分子のわずかの移動が起こる。結局、材料の表
面は、約5.0〜20.仇mの深さまで、シリコーン分
子の濃度が材料全体のそれのほぼ2倍であるように思わ
れる。この層の薄さは、もちろん、そこの大きい濃度が
材料全体にわたるポリシロキサンの容積濃度に影響をお
よぼすのを防ぐ。結局、巨視的に、この材料はポリシロ
キサンを実質的に均一に分散させて有する。これにより
、この表面はポリシロキサンを含有しない炭化水素ブロ
ックコポリマーと実質的に異なる。表面の平滑ことポリ
シロキサンの濃度の両方は、材料の血液の適合性を予告
する。前述のシェル社の特許は、弾性熱可塑性炭化水素
ブロックコポリマーについて一般に述べている。
それらの特許ならびにシェル社の米国特許再発行271
45(R.C.ジョーンズ)に記載される情報は、下記
の熱可塑性ゴムの考察に一般に適用される。典型的には
、A−B−A弾性炭化水素ブロックコポリマーの中央の
Bブロックは、弾性をもつ分子を提供し、そしてBブロ
ック自体はゴムの性質を有する。
共役ジェンから形成されたポリマーはこの役割に有利で
あることがわかった。ブタジェンとィソプレンは、重合
後、中央の弾性ブロックを与えたモノマーである。さら
に、ブタジェンブロツクは水素化されてエチレンーブチ
レンコポリマー弾性ブロックとなることができる。生ず
るブロックコポリマーは、典型的には、弾性Bブロック
により主として決定される機械的性質を有する。
したがって、中央ブロックはブロックコポリマーの合計
の分子量の少なくとも主要部分を提供する。事実、それ
は通常最終生成物の分子量の50〜80%を提供する。
中央Bブロックの分子量は通常20000〜50000
0の範囲内に入り、そして典型的には20000〜20
0000の狭い範囲内に入る。コボリマーの末端のAブ
ロックは、熱可塑性ゴム中の個々の高分子間の結合を提
供する。
これらの末端ブロック自体は、熱可塑性物質として作用
する。それらは通常弾性を表わさない。しかし、それら
は最終ェラストマーの分子量の主要成分を占めるが、そ
れら自体の機械的性質を生成物に付与しない。Aブロッ
クの分子間の熱可塑的接着は、天然ゴム、ラテックスゴ
ムまたはシリコーンゴムの加稀の代わりをする。
加硫において、実際の化学的結合はゴムは構成する高分
子の間で起きる。これらの橋かけ反応は一般に高温にお
いて起こり、こうして材料に“熱硬化性”という名称を
付す。これらのゴムは一般に“硬イゼまたは必要な交差
結合を行うのに長い時間を要する。橋かけは、可塑では
ない。結局、非可塑性ゴムは、いったん特定の形に硬化
すると、溶融して異なる形に適合させることはできない
。高温において、それらのゴムは単に酸化され、あるい
はより極端な場合において、燃焼する。フロツクコポリ
マーの末端Aブロックは、すべて熱可塑性物質の物理的
引力結合特性により、互いに付着する。
こうして、固体の形であるとき、いくつかの分子の末端
ブロックは互いに付着して、材料全体にわたって必要な
結合を提供する。付着した末端ブロックは小さいグルー
プまたは“粒子”を形成し、それらは材料の主要なェラ
ストマー部分内に埋め込まれている。これらの粒子は、
塊中の種々の高分子を結合して一体的な統一物にする作
用をする。高温において、これらの異なる高分子の物理
的に結合した末端ブロックの“粒子”は実際溶融する。
次いで材料全体は液体または溶融した状態をとり、そし
て通常の加工技術、たとえば、押出し、ブロ成形、また
は射出成形を実施できる。冷却すると、異なる高分子の
末端ブロックは再び互いに物理的に結合し、粒子を形成
する。次いで材料は、末端Aブロックにより融合して固
体状態になったとき、それが有した形状を一般に保持す
る。モノビニルアレンと分類する分子のクラスは、これ
らのポリマーに適当な熱可塑性末端Aブロックを与えた
重合して末端ブロックとすることができるモノマーの例
は、ィソプレンおよびアルファメチルイソプレンである
。これらの2つのうちの前者は、一般に広く分布されて
いる。末端Aブロックは一般に5000〜40000の
範囲内の分子量を有し、ほとんどは8000〜2000
0の範囲内に入る。
末端ブロックは、高分子の合計重量の約20〜50%を
構成する。前述のように、弾性ブロックコポリマー分子
はA−B一A式で示唆されるプワックを2つまたは3つ
以上含むことができる。
高分子は式【2はたは‘3’で示唆される糠状または分
枝状で配置された追加のブロックを含有する。この結果
、熱可塑性Aブロックは分子のすべての末端における末
端ブロックを実際に表わさないことがある。いずれにし
ても、高分子は一般に50000〜600000の範囲
内の合計分子量を有する。前述のように、ブロックコポ
リマーの1以上は組成物を形成するとき使用できる。
1より多いブロックコポリマーを使用するとき、これら
のブロックコポリマーはそれらの中に存在する末端Aブ
ロックおよび中央Bブロックの量に関して互いに異なる
たとえば、約2笹重量%のスチレンブロツクA(例、シ
ェル社のK的tonGI650)を含有する第1ブロッ
クコポリマーと約3丸重量%のスチレンブロツクA(例
、シェル社のKratonGI651)を含有する第2
ブロックコポリマーとの混合物を使用できる。第1ブロ
ックコポリマ−対第2ブロックコポリマーの重量比は、
15:85〜50:50の間で変化できる。ポリシロキ
サンは、次の反復構造 式中R,、R2=日、C瓜または そし てnは10〜20000の間の正の整数である、を有す
る。
入手容易なシリコーン油は、一般に基R,およびR2の
両方がメチル基である。ポリシロキサンは、上の式で示
すように本質的に線状である。ポリシロキサンの好まし
い例は、シリコーン油である。ポリシロキサンの粘度は
、ェラストマーの塊またはべレットの被覆およびそれら
との混合が円滑に行えるようなものであるべきである。
この結果、動粘度は約20〜1000000センチスト
ークスの範囲内であるということが一般に必要となる。
上の範囲の下限において、ポリシロキサンでポリマーの
べレツトを被覆することが困難となる。好ましい実施態
様として、200〜13000センチストークスの動粘
度を有するシリコーン油は好適に使用できる。最終生成
物を医学的用途に使用するとき、医学等級のポリシロキ
サンを使用できる。
さらに、フロックコポリマ−への導入前にポリシロキサ
ンを脱蔵すると、鯵出し、患者の組織を刺激することが
ある非常に低分子量の物質が除去される。ポリシロ‐キ
サンは、一般に、ヱラストマー組成物の合計重量の約0
.1〜12%、好ましくは1〜7%を構成する。ポリシ
ロキサンのこの量までを吸収しうる炭化水素の能力は、
驚くべきである。ポリマーの炭化水素の主鎖は、ポリシ
ロキサンのシリコーン構造に比べて、全く異なる性質を
有する。潤滑剤として実質的な量の鉱油をすでに含むポ
リマー組成物について、予期されない結果が得られる。
鉱油は、存在する場合、組成物の合計重量の60%まで
を構成できる。典型的には、滋油は組成物の合計重量の
25〜50%を構成する。さらに、鍵油とポリシロキサ
ンは、また、明確に異なる化学的性質を有する。前者は
ポリシロキサンのシリコーンに比べて炭化水素の組成を
有する。その上、滋油はポリシロキサンを収容すると思
われる空間を満たす。しかも、50%の鉢油を含有する
組成物はなお数%のポリシロキサンを含有して著しく異
なるェラストマーを生成することができる。本発明の弾
性組成物にポリプロピレンをバインダーとして加えると
、弾性組成物は剛化する。
ポリプロピレンはまたその弾性をわずか減少する。ポリ
プロピレンの添加量は、一般に組成物の合計重量の45
%より小にとどまる。また、舷S04を加えると、ポリ
マー組成物は剛化する。
舷S04は、もちろん、ポリマー組成物をX線に対して
不透明にする。二酸化チタン顔料も、ポリマーの外観に
影響を及ぼすことができる。ポリスチレンは、ポリマー
のレオロジー性を助けることができる。配合の間ポリマ
ーに発泡剤を加えると、著しく異なる型の生成物が得ら
れる。
実質的に充実の材料よりむしろ、空気を含有し、密度が
著しく減少した気泡生成物が得られる。この気泡熱可塑
性ェラストマーは、一般にスポンジの触感を有する。非
毒性の発泡剤を用いると、得られる生成物を医学的に使
用できる。1つの非毒性の発泡剤はアゾビスホルムアミ
ドである。
約2%の量で加えると、それはCQガスを発生する。溶
融したヱラストマーでおおわれた気泡は、固化後、スポ
ンジ様材料を生成する。この発泡した生成物は、創傷の
詰め物として使用できる。分散したポリシロキサンを含
有するェラストマー組成物の製造は、炭化水素ブロック
コポリマーを用いて開始する。
弾性熱可塑性物質を製造する技術は、前述の特許を含む
多くの参考文献に記載されている。また、通常の添加剤
の添加についても、考察されている。異なる量の構成ブ
ロックを有する1以上のブロックコポリマーであること
のできる弾性樹脂の塊またはべレツトを、ポリシロキサ
ンと混合すると、前者は後者で被覆される。
これを行うため、べレツトまたは魂とポリシロキサンを
タンブラー内で混合できる。追加の成分、たとえば、ポ
リプロピレン、ポリスチレンおよび/または舷S04を
、この時点で混合物に加えることもできる。被覆された
ェラストマーのべレットまたは塊は、次に加熱して溶融
する。溶融した被覆された塊またはべレットに鯉断圧力
を加えると、ポリシロキサンは混合物中に実質的に均一
に分散されるように思われる。溶融に要求される熱は、
もちろん、個々のェラストマーに依存する。※型的には
、それは160こ○〜225℃の範囲である。フロック
コポリマーを加熱により溶融した後、ブロックコポリマ
ー、ポリシロキサンおよび他の前述の適当な成分からな
る混合物を、必要に応じて複数のカレンダーロールに供
給して混合物のシートを形成することができる。その後
、それらのシートの切断ストリップを押出し機または圧
縮成形機に供V給して灘断圧力を加えて、ポリシロキサ
ンの分散を良好にすることができる。ポリシロキサンを
適切に分散するために、この組成物を適当量の圧力、通
常約150岬si(105kg/地)に暴露する。
しかしながら、圧力を増加することにより、生成物の性
質は改良される。こうして、溶融した混合物を250奴
si(176kg/の)、3000(211k9/地)
またはそれより高い圧力に暴露することができる。押出
し機は、ボリシロキサンを組成物中に分散させるのに必
要な温度および圧力を達成する最も便利な手段を提供す
る。
押出し機はいくつかの温度ゾーンを有し、こうしてポリ
マーの塊またはべレットを溶融に要求される温度段階に
通すことができる。しかしながら、標準の押出し機はポ
リシロキサンを完全に分散させるために十分な圧力を加
えることができない。
第5図は、より大きい磯断圧力を樹脂材料に加えるよう
に変更した。押出し機のスクリュー20を示す。スクリ
ュー2川ま、大てし、の押出し機に特徴的な3つのゾー
ンを有する。
供給ゾーンとして知られた第1区画21は、ポリマーの
べレットの溶融を開始し、そしてべレットを圧縮または
遷移ゾーン22へ動かす。そこでポリマーは一般に完全
に溶融し、そして十分な努断応力を受けて、成分は一緒
に混合される。計量区画23は、通常溶融した樹脂をダ
ィへ既知の速度および圧力で供給する。第5図に示すス
クリューは、24:1の長さ対直径ぐL/D”)比を有
する。
この型のスクリューにおいて、計量区画23は典型的に
は全スクリューの合計ねじ山またはピッチ長さの約20
〜25%を有する。第5図に示す変更したスクリュー2
0において、計量ゾーン23は24,62のねじ山のス
クリューの合計の10のねじ山24を有し、供給区画2
1は6、62のねじ山27を有し、そして遷移区画22
は8つのねじ山を有する。こうして、スクリュー20に
ついて、計量区画23は合計のねじ山の40%を有する
。ねじ山のこの大きい部分は、樹脂が計量区画23中に
とどまりかつ前記量の圧力がそれに加わる時間の長さを
増加する。さらに、第5a図に示すように、計量区画2
3のねじ山24は、供給区画21のねじ山27よりも非
常に小さい面積を有する。
事実、供給区画のねじ山27の深さ28は、計量区画の
ねじ山24の深さ29の4倍までである。この4:1の
高い圧縮比は、計量区画23における村断へ加わる圧力
を著しく増加する。圧力をさらに増加するためには、供
聯合区画のねじ山21から計量区画23におけるねじ山
への圧縮比は5:1以上とすることさえすることができ
る。この比が増加するにつれて、材料はより小さいねじ
山24中に絞られ、こうして、より大きい鱗断力を受け
る。当然、ねじ山24におけるポリマーが受ける圧力は
また押出機を去るときポリマーが通過するオリフイスの
大きさに依存する。
0.015インチ(0.0斑奴)、0.010インチ(
0.025弧)または0.005インチ(0.013弧
)のより小さいオリフイスの大きさにおいて、ある時間
にわたって押出機をわずかに少量の樹脂が去るだけであ
る。
残部はオリフイス関口に対してたまり、そしてポンプ区
画23におけるポリマーへの圧力を維持する。大きいオ
リフィスは、もちろん、計量区画23における圧力を消
散させる。
しかし、ベレーカーブレートと呼ばれるスクリーンを、
トーピード区画30に隣接して配置して、計量区画23
において十分な背圧を保持できる。このスクリーンは1
00メッシュまたはこれより細かい網目を有することが
できる。ブレーカープレートを越えた溶融ポリマーの通
路中に追加の障害物を配置して、計量区画23における
圧力を増加することもできる。
さらに、押出機の孔がオリフイスの大きさに狭くなる距
離であるランドを長くして、ねじ山24において所望圧
力を保持することができる。圧力ブレンダーと混合ヘッ
ドはまた圧力を増大することができる。適当に変更した
押出機は、ブレーカープレートにおいて300岬si(
211kg/の)の圧力下に樹脂ダィを送ることができ
る。2社で製造された押出機は、ポリシロキサンをブロ
ックコポリマーと適切に混合した。
第1のブラベンダー(Bmbender)押出し機は、
20〜108pmで作動する3/4インチ(1.91の
)の5:1の圧縮比のスクリューを用いる。3つのゾー
ンは18ぴ0にとどまり、一方はダイ170℃である。
この押出機は、ポリマーの幅0.020インチ(0.0
51の)をもつ2インチ(5.0&枕)のシートを製造
する。HPM押出機(アメリカ合衆国オハイオ州マウン
ト・ギリードのHPMコーポレーション製)は、4:1
の圧縮比の25インチ(6.3嵐ネ)のスクリューを使
用する。スクリューは10〜5比pmで作動し、そのゾ
ーンは1磯℃〜19チ0の温度を維持する。ダイの温度
は200qoである。この材料は、いったん製造される
と、熱可塑性物質として、通常の製品形成技術に付す。
こうして、それを、もとの押出し‘こおいて形成されて
いないとき、特定の形状にざらに押出すことができる。
それはまた通常のブロー成形技術に付すことができる。
その上、この材料は熱可塑性であるため、スクラップお
よび不合格部品を再使用できる。分散したポリシロキサ
ンを含有するェラストマーは、広範な用途を有する。
事実、唯一の制限はこのような用途を思いつく能力であ
ると思われる。用途に、食品の包装材料または自動車の
シートカバーのような普通の製品を含めることができる
。事実、分散したポリシロキサンを含有する熱可塑性ェ
ラストマーは非常に低温においてその弾性を保持する。
こうして、それは前述の食品の包装材料およびシートカ
バーのような用途に高度度に適すると思われる。その上
、分散したポリシロキサンを含有する熱可塑性ェラスト
マーは、医学器具のような高度に複雑な用途を有するこ
ともできる。
毒物試験により、前述の例に従って製造した材料はヒト
の組織と接触したとき非毒性にとどまることが示される
。さらに、7日間の試験期間中、浸出によるマイナスの
効果は起こらなかった。こうして、この材料はヒトの体
中に移植できる物体として使用することもできる。とく
に、中央軸上の膨張可能な気球を有する医学装置は、本
発明の分散したポリシロキサンを含有する熱可塑性ェラ
ストマー組成物の利点を得ることができる。
第6図に示す気管内管33は、この型の医学器具の一例
である。気管内管33は主軸34を含む。
大てし、の気管内管における軸34は、透明の柔軟な医
学的−外科等級のポレ塩化ビニルの組成を有する。前述
のように、SE茂熱可塑性ェラストマ‐を軸34として
使用することもできる。軸34は、一般に、実質的に剛
性の構造をもち、そして気管中への挿入を促進するため
に、一般に130〜14仇奴の半径の永久的な均一な円
弧をもつ。軸34は、2.5肌〜IQ奴の範囲の内径を
もつことができる。
その長さは内径に依存して24仇岬〜36仇舷の範囲で
ある。“未”端35は350〜450をなし、そしてア
ィ36をもつマーフィン先端を有する。
末端35およびアイ36は、所属医が管33を気管中に
遠くに挿入すると、患者の両方の翁管支けの通路を提供
する。軸34の他方の“茎部”端37は、アダプター3
8を受け入れる。
それは、一般に、ポリプロピレンの組成をもち、そして
いくつかの会社から別々に販売されている。アダプター
38は、患者の呼吸を促進する実際の装置へ接続される
。また、軸34は膨張可能なカフ41を有する。カフ4
1は、一般に前述した、分散したポリシロキサンを含有
する本発明のSEBSブロックコポリマーから形成され
る。好ましいSEBSブロックコポリマ−は、シェル社
のKraのnG2705であり、これは28:72の重
量比のスチレンとエチレンーブチレンとの混合物からな
る。さらに、この混合物は5重量%のポリプロピレンと
45重量%の滋油を含有する。カフを作るために、4重
量%のポリシロキサンと残部のシェル社のKrabnG
2705からなる組成物を形成し、加工する。カフ41
のための管は典型的には0.008〜0.010インチ
(0.020〜0.02&ネ)の厚さを有する。この管
と気密室を形成するために、カフ41の端42および4
3を軸34へシールすることが必要である。
軸34がカフ41と同じ組成をもっとき、それらは熱溶
融により互いに接着することができる。たとえば、総4
2および43と軸34の隣接部分を音波溶接により溶融
することができる。次いで各成分からの溶融材料は混合
し、冷却後、互いに接着することができる。一般に、こ
れらの2つの成分の材料が相瀞性であり、溶融したとき
、互いにぬれるとき、カフ41を軸34へヒートシール
することができる。しかしながら、カフ41のSEBS
ブロックコポリマーとの相溶一性に欠けるポリ塩化ビニ
ルから軸34を形成するとき、それらはヒートシールす
ることができない。
したがって、カフ41をシールするためには、収縮性ス
リーブ44および45を用いてカフの端42および43
を軸34に対して圧縮する。ジルプレス・インターナシ
ョナル−コーポレーションは、この材料を“SkinT
iかt43舵K”として医学‐外科等級で販売している
。この材料は、3秒間3000F(149qo)に加熱
すると、カフ41の端42および43のまわりに気密シ
ールを軸34に対して形成する。通常、収縮性スリーブ
44および45は、十分にカフ41を所定位置に保持し
、そしてカフの端42および43のまわりに気密シール
を形成する。
しかし、シールはセメントのビード46および47によ
りさらに維持することができる。典型的な例として、セ
メントは5部のテトラヒドロフラン中に溶けた1電極部
の透明な85デユロ(duro)食品医薬投与(FDA
)外科等級ボリ塩化ビニル(PVC)を含む。次いで、
この混合物に7部のメチルィソブチルケトンを加えて、
最終セメントを調製する。このPVC基セメントは、髄
34と収縮性スリーブ44および45両方のポリ塩化ビ
ニルに付着する。スリーブ44および45は収縮してカ
フ41の気密シールを形成した後、セメント46および
47のビードは軸34のスリーブ44および45の接合
部に配置する。患者の気管の内側にいったん配置した後
、カフ41に膨張流体、通常空気、を導入してそれを患
者の気管壁に対して定着しなくてはならない。
しかし、患者の気管の内側において、軸34の末端35
ならびにカフ41は、所属医により直接に取り扱い不可
能となる。したがって、第7図に示す軸34は、その全
長を走る内腔50を有する。内腔50は膨張流体をカフ
41に導入可能とする。内腔50中の流体をカフ41へ
導入するために、軸34はノッチ53を形成されて有す
る。ノッチ53は軸34上のある位置を有し、そして内
腔50を横断するのに十分な深さを有する。したがって
、内腔50内の流体はカフ41に入り、それを膨張させ
るこができる。棒54は内腔50をノッチ53と軸の端
35との間で満たす。
これは内腔50中の流体が軸の端35中の内腔の閉口か
ら逃げるのを防ぐ。棒54は、とくに、70デュロ硬度
の非毒性のPVCの組成を有する。それはまた3の重量
%のBaS04を含有して、X線に対して不透過性であ
る。これにより、X線の機械で、気管内管33の気管へ
の挿入を観察できる。少量のメチルィソブチルケトンは
、挿入を促進し、榛54の内腔60中にシールする。
.軸34は内腔50と連絡する第2ノッチ5
7を含む。
次いで、空気膨張管58はノッチ57を経て内腔50へ
入る。少量のメチルイソブチルケトンを適用すると、管
58の導入が促進される。これにより、PVCから作ら
れた管58は内腔50の内表面に付着し、流体密なシー
ルを形成する。前述の同じPVCセメントの小滴59は
、管58を軸34へしっかり付着させる。膨張管58は
、次に浸潰したプラスチゾルの医学等級PVCから形成
されたパイロット気球60へ接続する。
高度に柔軟な構造を有する気球により、カフ41に実際
に入る膨張圧力を視的に監視することができる。カフ4
1中の圧力が増加すると、パイロット気球60の大きさ
は大きくなる。最後に、パイロット気球はロバーッ(R
obens)の弁62(ハルキーーロバーツ・コーポレ
ーションから入手できる)へ接続する。
その弁は、ロバーツの弁AIO−ACSと標示され、ビ
ニルコポリマーの組成を有する。弁62はしウア−−ロ
ック(lem−loc)注射器を受け入れる。
注射器を弁62へ導入すると、カフ41の内圧を変化さ
せることができる。詳しくは、弁62へ導入された流体
はパイロット気球60、膨張管58、内腔50、および
ノッチ53を通過してカフ41を膨張する。同様に、弁
62へ取り付けられた注射器によりつくられた負圧は流
体をカフ41からノツチ53、内腔50、膨張管58お
よびパイロット気球60を経て吸い込む。カフ41は、
初め気管内管33へ取り付けた後、成形した後に患者に
実際に使用できる。そうでないと、カフ41はその端4
2と43の間の非常に小さい領域で単に膨張するだけで
ある。この成形により、カフ41はスリーブ44と45
の間のその全長にわたって膨張する。第8図は、最終の
成形および延伸工程前の気管内管33のカフ41を示す
図示するように、カフ41を形成する熱可塑性弾性管は
、直径0.4インチ(1.比の)、厚さ0.008〜0
.010インチ(0.020〜0.025弧)、長さ2
インチ(51弧)である。各PVCスリーブ44および
45は長さ0.37インチ(0.94伽)であり、そし
てそれらの各々の半分は軸に接触し、一方他方の半分は
カフ41に接触する。成形法を開始するために、カフ4
1を有する気管内管の端35を型66に入れる。
型は時間および熱で硬化したR.T.V.成形シリコー
ンから形成された2つの半分67および68を有する。
形66の内面69は、一般にクローバーの葉に類似する
断面形状を有する。第9図および第10図の断面を示す
平面は、型の中央を通り、こうして、気管内管33の中
央を通る。型66の広いディスク71および72の各々
は直径4.75インチ(12.07弧)を有する。
型の狭いスロート73は直径2インチ(5.1伽)を有
する。さりこ、端表面74および75は各々から2イン
チ(5.1肌)である。気管内管を型68の内部に入れ
て、流体を入れ、カフ41をそれが型の内面69に接触
するまで膨張させる。
膨張は室温に維持した型66を用いて行う。第9図にお
ける膨張の間、型の領域71および72におけるカフの
部分は直径0.4インチ(1.0伽)から直径4.75
インチ(12.07仇)に膨張する。
このカフ41のほとんど12倍の膨張により、材料はそ
の弾性限界を越える。結局、それは、膨張すると、第9
図に示した形状から新らしい延伸および形状を保持する
。永久延伸を達成するのに要する正確な膨張は、使用す
る特定のェラストマーに依存する。
弾性に劣る材料は、そのもとの大きさのわずか3倍の膨
張を要するだけである。他の材料について、もとの寸法
の5〜8倍の膨張は十分であろう。図示するように、分
散したポリシロキサンを含有する本発明の組成物は、破
断せずにそのもとの大きさの約12倍の膨張を行うこと
ができる。
熱可塑性または熱硬化性のいずれにかかわらず、存在し
た場合、非常にわずかの他の材料は、実質的な回復不能
な破壊ないこ、この膨張を達成できる。カフ41の形状
は膨張の間変化するばかりでなく、カフを形成する熱可
塑性ェラストマーの厚さも変わる。カフ41のへり78
は収縮スリーブ44および45の下にとどまり、そして
延伸をまったく行わない。結局、それらはもとの厚さ0
.008インチ(0.020凧)を保持する。型66の
初めに直ぐに隣接するカフ部分79は、わずかに膨張し
、第1膨張工程後、0.007インチ(0.01&か)
の薄さになる。カフ41の領域80‘まクローバーの葉
の型66の脚71および72に膨張し、そして最大に膨
張する。結局、それらは厚さ0.005インチ(0.0
13仇)で最終膨張工程を終る。カフ41の中央81は
、型66のネック73と接触するまで、膨張するだけで
ある。その厚さは0.0006インチ(0.01母ス)
に減少する。気管内管を第10図および第11図に示す
形状を有するカフ41とともに使用した場合、それはそ
の全長に沿って患者の気管に対して膨張しないであろう
カフ41は第10図に示すふくらみ80のまわりに2つ
の主膨張領域を経験するであろう。これは患者の気管に
対する2つの小さい接触領域を提供する。中央部分81
は接触するまで膨張しない。したがって、カフ41は第
12図に図解する造形工程に付される。第12図、第1
3図および第14図に示す型83は、再びR.T.V.
成型シリコーンから作った2つの半分84および85を
有する。
気管内管の端35を型83内に配置し、カフ41は中空
キヤビテイ87の中央に配置する。型83を室温にして
、カフ41が型83の内面に接触するまで、カフ41に
膨張流体を入れる。この膨張により、カフ41を直径4
.75インチ(12.07功)に膨張して型83の横へ
り88に到達する。型83の端表面88および89は、
互いに分離している。
これは第9〜11図の第1型中の74および75の表面
の2.0インチ(5.1伽)より多少小さい。すぼんだ
後、カフ41は型83内の膨張により変った残留形状を
保持する。
この残留形状は第13図および第14図に示されている
。型83内の造形の結果、カフのへIJ78は0.00
8インチ(0.02瓜ネ)のもとの厚さを保持する。
型のへり付近のカフ41の部分79は第12図における
型と非常にわずかに変わっているだけであり、また0.
007インチ(0.018伽)の厚さを保持する。カフ
41の内部8川ま、カフの中央からわずかにかたよって
おり、0.003インチ(0.008伽)の厚さとなる
。カフ41のまさに中央81は、0.002インチ(0
.005伽)の厚さ、すなわち、もとの厚さのほぼ4分
の1の厚さを有する。
こうして、常温成形法はカフ41の中央の厚さを0.0
08インチ(0.020肌)から0.002インチ(0
.005肌)に減少する。常温成法は、弾性熱可塑性S
E斑ブロックコポリマーと一緒に、厚さ1/500イン
チ(0.005仇)その上、この材料は実質的な弾性と
強さを有する。常法成形に含まれる過延伸は、ェラスト
マーを弱化するよりはむしろ、ブロックコポリマ−の強
さと弾性を改良するように思われる。さらに、常温成形
法における型の使用は、ェフストマーの薄い領域の過応
力を避ける。
カフが膨張するにつれて、薄い領域は優先的に膨張する
傾向がある。しかし、薄い領域は型の内面に接触すると
き、それ以上膨張せず、型はこれらの領域が主として膨
張しつづけ、異常増大し、そして破断するのを防ぐ。薄
い領域はもはや膨張できないので、材料の残部は同様に
型の内面に接触するまで膨張し、薄くなる。このように
して、常温成形法はポリマー材料の厚さを等しくする煩
向がある。常温成形法は、第9〜14図のような型を利
用することにより、前もって決定した、精確な設計を弾
性材料に付与する。その上、この材料は加熱されたり、
あるいは冷却されたりしないので、この方法は急速であ
り、効率が高い。分散したポリシロキサンを含有する弾
性熱可塑性炭化水素ブロックコボリマ−から形成したカ
フを用いる気管内管は、従来使用された装置よりすぐれ
たい〈つかの利点を有する。
一般に、それは患者への損傷または不快が少ない。第1
3図に示すカフ41が患者の気管内で膨張するとき、そ
れは、常温成形のため、患者の組織と実際に接触する有
効領域が増大している。
この領域はおだやかな圧力を気管壁へ加え、常温成形法
を用いず、気管壁に対して大きい圧力をおよぼす、カフ
41の小さい領域よりも与える損傷は小さい。第9〜1
4図に示しかつ“弾性’材料として解釈されるように、
分散したポリシロキサンを含有するポリマー組成物から
形成されたカフは、膨張したとき、大きさを実際に増加
する。
結局、使用前、それは非常に小さい大きさを有し、こう
して、気管内管の軸のまわりに小さい輪郭を示すことが
できる。その上、それは完全に収縮したとき材料の重な
りはほとんどないか、あるし、かまったくない。突起が
最小であるか、あるいはまったくない装置の軸へ密に付
着する収縮したカフのこの形状は、挿入の間患者の気管
へ平滑な表面を提供する。結局、それは気管へ導入した
とき患者へ与える不快または損傷が少ない。その上、カ
フは実質的な重なりなしに着手するので、気管内で膨張
したとき、折り重ねをもたない。
気管内管のカフは、こうして、第15図に示すように気
管壁に対して平滑な連続な表面を適用する。そこに示さ
れているように、カフ41は気管肇94に対してなめら
かに横たわる。それは気管壁の起伏から生ずる山95お
よび谷96へ密接に順応する。それはまた気管壁中の不
規則な部分により形成されたくぼみ中に膨張する。第1
6図は、比較のため、ポリ塩化ビニルから形成したカフ
98を有する気管内管97を示す。PVCは、弾性では
なく、膨張したときでさえ管鞠のまわりの折り重ね中に
横たわる。こうして、気管壁94と十分に接触するよう
に膨張したとき、カフ98はその全長に沿って走る折り
重ねまたはしわを有する。これは患者の口から流体、た
とえば、唾液が患者の肺の中へ吸引させる。このように
肺の中へ十分な流体が入ると、肺炎を誘発させることが
ある。この問題は変形および不規則がひどい気管におい
てことに一層悪化する。なぜなら、PVCは気管96の
形状に単に従うことができないからである。さらに、ひ
だ99は患者の気管中にみぞおよび傷を残す。その上、
カフ98の剛性のポリ塩化ビニルは気管の山95および
谷96に順応しない。
結局、空間100は、気管壁中に形成した谷96の領域
において、気管壁94とカフ99との間に残ることがあ
る。結局、ポリ塩化ビニルは気管壁94の小さい山領域
に対して圧力をおよぼす。これらの高められた領域は、
増大した圧力のもとで、痛み、外傷を起こしやすくなる
。第9図および第12図に関して前述したように、分散
したポリシロキサンを含有する本発明の熱可塑性ェラス
トマーから形成したカフ41は、破裂しないでそのもと
の大きさの12倍に膨張することができる。
それは悪影響ないこそのもとの直径の8〜1ぴ部こ容易
に膨張することができる。これにより、異常に大きい気
管中に使用するとき要求される大きさに膨張させること
ができる。カフが気管壁に接触するまでのカフの膨張は
安全な手順となり、そして破裂ないこあるいは患者を実
質的に損傷せずに、気管を完全に密閉することを保証す
る。さらに、材料は弾性が大きいので、カフの体積が増
加するとき、カフの内圧の増加は最小にすぎない。
こうして、カフは十分な大きさになって気管壁へ接触す
るとき、気管壁に対してわずかに最小の圧力をなお加え
る。結局、気管内管のサイズの数は、病院における全範
囲の患者に対してわずかですむ。こうして、病院は少な
い数のサイズを貯蔵し、そして在庫品を減少することが
できる。さらに、材料は弾性をもつため、気管を密閉す
るために十分な体積に膨張したとき、気管壁へ加わる圧
力はわずかである。この低い圧力のため、大きい穣壁の
圧力をおよぼす従釆のカフにより起こされる損傷は回避
される。さらに、本発明の材料は、膨張したとに、平滑
な柔らかい表面を有する。この性質により、また、患者
の気管壁への刺激と粘膜の損傷は小さい。カフを気管壁
に対してシールするのに要する圧力は低く、そして本発
明の材料の独特の柔軟性をもつので、カフはなめらかに
たわむことができる。
この性質は、呼吸装置がいよいよ気管内管を患者の気管
の出入りにおいてわずかに脈動させるという事実に照ら
して、重要となる。柔らかいカフ41はこの運動を吸収
する。結局、カフ41は気管壁に対して引つかかない。
これに対して、PVCカフはこの柔らかさおよび弾性に
欠ける。呼吸装置が脈動するとき、PVCカフは実際に
気管壁を引つかく。PVCカフは荒い表面をもつので、
患者の気管を損傷することがあり、事実損傷する。また
、本発明の組成物はフオレー(Foley)カテーテル
として知られている気球型カテーテルの製造において使
用できる。
組成物はカテーテルの全体または気球(カフ)部分のみ
を形成するために使用できる。次の実施例において、シ
ェル・ケミカル・カンパニーからKraめnG2705
として販売されている鍵油潤滑剤を含有する、ポリスチ
レンーヱチレンーブチレンーポリスチレン(SEBS)
ポリマーを用いる。
このポリマーのべレツトに、ポリシロキサンとして使用
するシリコーン油をゆっくり加え、この混合物を一緒に
混転して、ベレットをシリコーン油で均一に被覆する。
追加の成分、たとえば、母S04またはポリプロピレン
をこの時点でこの混合物に加える。次いですべての成分
を含有する最終混合物を、押出機のホッパーへ供給して
、押出機の供聯合区画へ運ぶ。次の実施例において、成
分の量は重量%で表わす。
さらに、引張り強さについて、標準の打抜いたダンベル
試料をインストロン引張り試験機で20インチ(50.
8仇)/分で室温で試験する。実施例 1〜7Krat
onG270$EBS樹脂のべレツトと2〜5%のシリ
コーン油との混合物を、ブラベンダー押出機へ供V給す
る。
使用する特定の油は室温において350センチストーク
スの動粘度を有し、そして使用前に脱蔵する。ミシガン
州のダウ・コーェング・カンパニーは、この油を36坤
室学等級の標示で提供する。2%のポリシロキサンを有
するェラストマーを調製するために、3ポンド(1.3
62ののSE斑べレツトを27.21夕のシリコーン油
と混合する。
押出された材料は0.016〜.018インチ(0.0
41〜0.046仇)の厚さを有し、そして28仲si
(19.7k9/地)の100%弾性率を示す。この2
%の生成物の伸びおよび引張り強さを、3%、4%およ
び5%のシリコーン油を含有するェラストマーと一緒に
、表1に記載する。
これらの後者の例において、それぞれ40.82夕、5
4.43夕、および聡.04夕のシリコーン油を3ポン
ド(1.362夕)のエラストマーのべレツトに加える
。実施例2、4および7は、表1に現われる他のものと
異なる時間において実施する。これらの材料についての
これらの結果の差は、押出機内で異なる圧力を示すこと
ができる。これらの実施例における材料は、30のsi
(21.1k9/地)の100%弾性率を有する。表
1 2インチ(5.08肌)/分における1/2インチ(1
.27肌)ゲージの材料について実施したヒートシール
の引裂試験において、2%のシリコーン油を含有する実
施例2の組成物を、13岬si(9.14k9/洲)を
用い4.1ポンド/インチ(732.8夕/肌)におい
て試験した。
3%のポリシロキサンを含有する実施例4の材料は、2
.9ポンドノィンチ(518.3多/肌)および7岬s
i(4.9kg/地)において試験した。
実施例8および9 これらの実施例において、SE斑べレットを、シリコー
ン油に加えて、5%のポリプロピレンと混合する。
このポリプロピレンはASTM規格D−12紙−70に
従い12のメルトフロ−を有し、シェル社から標示58
20のもとに販売されている。これらの実験の第1にお
いて、3ポンド(1.362夕)のSEBSべレット、
40.82夕の前述のシリコーン油および58.04夕
の前記ポリプロピレンからなる混合物を、同じブラベン
ダー押出機へ供V給する。押出した材料は0.015〜
0.017インチ(0.038〜0.043肌)の厚さ
を有し、30岬si(305k9/地)の100%弾性
率を表わす。シリコーン油の量を3%から5%(54.
43夕)に増加すると、増加した伸びと同じ引張り強さ
を有する材料を提供する。
表2に結果を記載する。表 2実施例 10〜12 これらの実施例において、3ポンド(1362ののSE
BS樹脂べレットおよび204.12夕(15%)の母
S04を有する混合物を調製する。
これらの混合物中のシリコーンゴムの量を3%(40.
82夕)、4%(鼠.82のから5%(聡04のに変え
る。これらの混合物を押出すことによって製造したシー
トは、0.014−0.16インチ・(0.036〜0
.40&又)の厚さであり、31蛇si(21.8k9
/地)の100%弾性率を有する。これらの生成物の伸
びおよび引張り強さを、表3に記載する。表 3 実施例 13〜15 第5図に示す2.5インチ(6.35肌)のスクリュー
を有する前述のHPM押出機を使用して、最も望ましい
性質を有する材料を製造する。
スクリューは4:1の圧縮比を有し、そして1仇pmで
回転する。この押出機の3つのゾーンは185℃、1虫
℃および19軌○で作動し、ダィは204.5q0であ
る。この押出機に、2%(45.36夕)の前に使用し
たのと同じシリコーン油と5ポンド(2.270夕)の
シェル社のKratonG2705べレットとの混合物
を供給する。管状生成物を、別々の実験において、異な
る壁厚さに押出す。この材料は、25他si(17.6
【9/仇)の100%弾性率を有する。0.010イン
チ(0.025肌)の管状壁厚さとするために、直径0
.478インチ(1.214肌)のダィと0.456イ
ンチ(1.1斑弧)のビンを押出機で使用する。
この材料を押出し後わずかに延伸する。伸びおよび引張
り強さを、壁厚さ0.004〜0.005インチ(0.
010〜0.013仇)および0.0025〜0.00
4(0.0064〜0.010弧)の管と一緒に、表4
に記載する。表4に示すように、壁厚さを減少すると、
管の伸びおよび引張り強さが減少する。表 4 上の実施例が示唆するように、約2〜4%のシリコーン
油を含有するシェル社のKratonG270SEBS
ェラストマ−から形成したポリマーは、高い強さ、低い
弾性率および最大の伸びの最も望ましい組み合わせを有
する。
5%のポリプロピレンの添加は、製造した材料の引張り
強さを変化しない。
15%の母S04を加えると、得られるェラストマーの
引張り強さは減少する。
しかしながら、伸びは増加する。3〜4%のシリコーン
油を含有する組成物中の母S04は、また、剛性がわず
かに増加したェラストマーを与える。
実施例 16 次の組成を有する混合物を調製する: 1 動粘度=12500センチストークス2 粘 度=
350センチポィズ 上の混合物において、Kraton G−1651対K
ratonG−1650の重量比は70:30である。
この混合物を乾式混合し、次いでバンバリーミキサー中
で11のsi(7.7kg/の)の全水蒸気圧において
3〜5分間溶融配合する。この溶融物を次にゴムミルで
全水蒸気圧(11血si)1〜2分間に分出しする。ミ
リングしたシートを圧縮成形し、あるいは切断ストリッ
プから押出しする。3インチX鼻インチ×0.07イン
チ(7.62肌×0.64の×0.18弧)のかみそり
で切断したストリップからなる試験試料を製造し、試験
し、そして次の物理的性質が得られる。
ショアーA硬度 46伸び %
750引張強さ p.s
.i. 810実施例 17実施例
16を同様な配合を用いて反復し、ただし96.9夕の
Krabn G−1651、171夕のKraのn G
−1650および150夕の鉱油を用い、他の成分につ
いての量は不変化である。
この混合物において、KratonG−1651対Kr
atonG−1650の重量比は85:15である。こ
の混合物は、次の性質を有する組成物を有する。ショア
ーA硬度 44伸び、%
880引張り強さ p.s.i
. 1000実施例 18実施例16を
同様な組成を用いて反復し、ただし57夕のKrabn
G−1651、57夕のKraton G−1650
および30夕のポリプロピレン#5820を使用し、他
の成分の量は不変化である。
この混合物において、Kraton G−1651対K
raton G−1650の重量比は50:50である
。この混合物は、次の性質を有する組成物を生ずる。シ
ョアーA硬度 56押び、%
605引張り強さ p.s.
i. 530実施例16〜18の結果
から明らかなように、ブロツクコポリマーのブレンドも
きわめてすぐれた性質を有する組成物を生成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3重量%の分散したポリシロキサンを含有す
る弾性熱可塑性炭化水素ブロックコポリマーの表面組織
の200針音の倍率の電子顕微鏡写真である。 第2図は、気管内管のカフを形成するためにいまいま使
用される、可塑化ポリ塩化ビニルの表面組織の、同様に
2000倍の倍率の電子顕微鏡写真である。第3図は、
ラテックスゴム材料の表面組織の2000倍の倍率の電
子顕微鏡写真を示す。第4図は、シリコーンゴムの表面
組織の200ぴ音の倍率の電子顕微鏡写真を示す。第5
図は、溶融した熱可塑性ポリマーへ大きい聡断圧力を加
えるように変更した押出機のスクリューを表わす。第6
図は、4重量%の分散したポリシロキサンを含有する弾
性熱可塑性炭化水素のブロックコポリマーから形成した
膨張可能なカフを有する気管内管を示す。第7図は、第
6図の気管内管の軸の線7−7に沿った断面図である。
第8図は、カフの造形前の、分散したポリシロキサンを
含有する弾性熱可塑性コポリマーから形成したカフを有
する気管内管を示す。第9図は、クローバ一葉形型にお
し、て延伸法の第1工程を実施する気管内管のカフであ
る。第10図は、第9図に図解する造形を実施した後の
第8図の気管内管を示す。第11図は、第ID図の型と
予備的に造形した気管内管の線11−11に沿った断面
図である。第12図は、長方形の型において第2造形工
程を実施する気管内管を示す。第13図は、第9〜11
図におけるクローバ一葉形型における造形と第12図に
おける型の第2造形工程の両工程を実施した気管内管を
示す。第14図は、第13図に示す型および造形したカ
フを有する気管内管の線14−14に沿った断面図であ
る。第15図は、管のカフが分散したポリシロキサンを
含有する弾性熱可塑性炭化水素のブロックコポリマーの
組成する、患者の気管内の気管内管の部分的に破断した
図である。第16図は、管のカフがポリ塩化ビニルの組
成を有す、患者の気管内に配置した先行技術の気管内管
を図解する。第15図において、33…・・・気管内管
、34・・・・・・主軸、35…・・・末端、36・・
・・・・アィ、41・・.・・・カフ、42,43…カ
フの端、44,45……収縮スリ−ブ、46,47……
セメントのビード、94・・…・気管内壁、95・・・
・・・山、96・・・・・・谷。 第1図第2図 第3図 第4図 FIG.5 FIG.50 FIG.6 FIG.7 FIG.8 FIG.9 FIG.lO FIG.ll FIG.12 OG,l3 FIG.l4 FIG.l5 FIG.l6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)弾性熱可塑性炭化水素ブロツクコポリマーと
    (B)室内において20〜1000000センチストー
    クスの範囲内の動粘度を有するポリシロキサンとの実質
    的に均一な混合物からなる改善された表面特性及び加工
    性を有することを特徴とする組成物。 2 ポリシロキサンが本質的に線状のポリシロキサンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 ブロツクコポリマーがスチレン−エチレン−ブチレ
    ン−スチレンブロツクコポリマーである特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 4 前記コポリマーのスチレンブロツクが5000〜4
    0000の分子量を有し、そして前記コポリマーのエチ
    レン−ブチレンブロツクが20000〜500000の
    分子量を有する特許請求の範囲第3項記載の組成物。 5 前記ポリシロキサンが前記組成物の合計重量の0.
    1〜12%を構成する特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 6 ポリシロキサンが、反復構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1,R_2=H、CH_3または▲数式、化
    学式、表等があります▼そ してnは10〜20000の間の正の整数である、を有
    する特許請求の範囲第5項記載の組成物。 7 ポリシロキサンが200〜13000センチストー
    クスの動粘度を有する特許請求の範囲第6項記載の組成
    物。 8 (A)スチレンブロツクが5000〜40000の
    分子量を有し且つエチレン−ブチレンブロツクが200
    00〜500000の分子量を有するスチレン−エチレ
    ン−ブチレン−スチレンブロツクコポリマー−;(B)
    室温において20〜1000000センチストークスの
    範囲内の動粘度を有するポリシロキサン;および(C)
    コポリマーAと異なる量のスチレンおよびエチレン−ブ
    チレンのブロツクを有する追加のエラストマーの熱可塑
    性炭化水素ブロツクコポリマーの少なくとも1種との実
    質的に均一な混合物からなる改善された表面特性及び加
    工性を有することを特徴とする組成物。 9 (A)少なくとも1種の弾性熱可塑性炭化水素ブロ
    ツクコポリマーであつて、50000〜600000の
    合計分子量を有するもの;(B)室温において20〜1
    000000センチストークスの動粘度を有し、そして
    組成物の合計重量の0.1〜12%を構成する本質的に
    線状のポリシロキサン;および(C)組成物の合計重量
    の60%より小を構成する鉱油の実質的に均一な混合物
    からなる組成物。 10 (A)少なくとも1種の弾性熱可塑性炭化水素ブ
    ロツクコポリマーであつて、50000〜600000
    の合計分子量を有するもの;(B)室温において20〜
    1000000センチストークスの動粘度を有し、そし
    て組成物の合計重量の0.1〜12%を構成する本質的
    に線状のポリシロキサン;(C)組成物の合計重量の6
    0%より小を構成する鉱油;および(D)組成物の合計
    重量の45%より小を構成するポリプロピレンの実質的
    に均一な混合物からなる組成物。 11 前記ブロツクコポリマーがA−B−Aの構造を有
    し、ここでAはモノビニルアレンポリマーブロツクであ
    り、そしてBは水素化または非水素化共役ジエンポリマ
    ーブロツクである特許請求の範囲第10項記載の組成物
    。 12 (A)前記ブロツクコポリマーがスチレン−エチ
    レン−ブチレン−スチレンブロツクコポリマーであり;
    (B)前記ポリシロキサンが前記組成物の合計重量の0
    .1〜12%を構成し;(C)前記鉱油が前記組成物の
    合計重量の2.5〜50%を構成し;そして(D)前記
    ポリプロピレンが前記組成物の合計重量の5〜10%を
    構成する特許請求の範囲第11項記載の組成物。 13 (A)少なくとも1種の弾性熱可塑性A−B−A
    ブロツクコポリマー、ここでAはモノビニルアレンポリ
    マーブロツクであり、そしてBは水素化または非水素化
    共役ジエンポリマーブロツクである;(B)室温におい
    て20−1000000センチストークスの動粘度を有
    し、そして組成物の合計重量の0.1〜12%を構成す
    る本質的に線状のポリシロキサン;および(C)組成物
    の合計重量の60%より小を構成する鉱油の実質的に均
    質な混合物からなる組成物。 14 (A)少なくとも1種の弾性熱可塑性A−B−A
    ブロツクコポリマー、ここでAはモノビニルアレンポリ
    マーブロツクであり、そしてBは水素化または非水素化
    共役ジエンポリマーブロツクである;(B)室温におい
    て20−1000000センチストークスの動粘度を有
    し、そして組成物の合計重量の0.1〜12%を構成す
    る本質的に線状のポリシロキサン;(C)組成物の合計
    重量の60%より小を構成する鉱油;および(D)組成
    物の合計重量の約45%より小を構成するポリプロピレ
    ンの実質的に均質な混合物からなる組成物。 15 (A)前記ブロツクコポリマーがスチレ−エチレ
    ン−ブチレン−スチレンブロツクコポリマーであり;(
    B)前記ポリシロキサンが前記組成物の0.1〜12%
    を構成し;(C)前記鉱油が前記組成物の合計重量の2
    5〜50%を構成し;そして(D)前記ポリプロピレン
    が前記組成物の合計重量の5〜10%を構成する特許請
    求の範囲第14項記載の組成物。
JP56190953A 1981-11-30 1981-11-30 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ− Expired JPS6026508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56190953A JPS6026508B2 (ja) 1981-11-30 1981-11-30 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56190953A JPS6026508B2 (ja) 1981-11-30 1981-11-30 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5893749A JPS5893749A (ja) 1983-06-03
JPS6026508B2 true JPS6026508B2 (ja) 1985-06-24

Family

ID=16266420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56190953A Expired JPS6026508B2 (ja) 1981-11-30 1981-11-30 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026508B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055021A (ja) * 1983-09-05 1985-03-29 Daiseru Hiyurusu Kk ポリアミド/ポリシロキサンブロツク共重合体の製造方法
JPS60158224A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Mitsubishi Petrochem Co Ltd エラストマー状組成物のストランドカッティング法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5893749A (ja) 1983-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4481323A (en) Hydrocarbon block copolymer with dispersed polysiloxane
US4511354A (en) Hydrocarbon block copolymer with dispersed polysiloxane
US4386179A (en) Hydrocarbon block copolymer with dispersed polysiloxane
CA1155578A (en) Thermoplastic elastomeric block copolymer balloon-type catheters
US4198983A (en) Catheter made of a thermoplastic material having improved softness and low friction
US4698059A (en) Enteral feeding tubes
US7879270B2 (en) Process for producing a hyper-elastic, high strength dilatation balloon made from multi-block copolymers
DE2822535C2 (ja)
EP0488021B1 (en) Elastomeric triblock copolymer compositions and articles made therewith
US6117176A (en) Elastic-crystal gel
EP1307509B1 (en) Kink resistant medical tubes
US5884639A (en) Crystal gels with improved properties
DE2909369A1 (de) Flexible, gegebenenfalls strahlenundurchlaessige masse und katheter mit einem aus der betreffenden masse gefertigten biegsamen schlauch
DE60104075T2 (de) Endotrachealtubus
US5399400A (en) Elastomeric articles
JPS5974153A (ja) 樹脂組成物
WO1998021270A1 (en) Elastomeric copolymer compositions and articles made therewith
US4552914A (en) Hydrocarbon block copolymer with dispersed polysiloxane
DE2848854A1 (de) Katheter, insbesondere ballonkatheter, und plastische masse zu seiner herstellung
JPS6026508B2 (ja) 分散したポリシロキサンを含有する炭化水素ブロツクコポリマ−
JP2002143270A (ja) 輸液容器用栓体
GB2108971A (en) Thermoplastic elastomeric compositions and inflatable cuffs formed therefrom
JP2002248671A (ja) 気管内チューブ
JPS60168461A (ja) 医学用管の膨張可能なカフ
CA1180841A (en) Hydrocarbon block copolymer with dispersed polysiloxane