JPS60261609A - 薄鋼帯の冷間圧延方法 - Google Patents

薄鋼帯の冷間圧延方法

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JPS60261609A
JPS60261609A JP11801084A JP11801084A JPS60261609A JP S60261609 A JPS60261609 A JP S60261609A JP 11801084 A JP11801084 A JP 11801084A JP 11801084 A JP11801084 A JP 11801084A JP S60261609 A JPS60261609 A JP S60261609A
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rolling
oil
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hardness
speed
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JP11801084A
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Hideo Yamamoto
秀男 山本
Toshiaki Mase
間瀬 俊朗
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/22Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
    • B21B1/24Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process
    • B21B1/28Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by cold-rolling, e.g. Steckel cold mill
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21B2267/26Hardness of the roll surface

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、薄鋼帯の冷間圧延方法に関するものである。
(ロ)従来技術 銅帯の冷間圧延において、圧延油の使用は潤滑性を付与
し、生産能率を向上させるために必要不可欠であり、高
速圧延や高圧下圧延を可能にする圧延油が要求されてい
る。ところが、圧延油の潤滑性を高めると、銅帯製品の
うちのある種の品質が著しく低下する場合がある。例え
ば、炭素鋼帯では、直送品の焼鈍後の銅帯表面に発生す
るエツジ・カーボンやオイル・スティン、スマツジ等の
汚れによる品質低下である。また、ステンレス鋼帯では
、圧延油の汚れやオイル・ビットの発生により生ずる光
沢不良である。
炭素鋼帯の冷間圧延において、潤滑性を高めるた′めに
使用する天然油層、脂肪酸、二塩基酸、リン酸エステル
等の油性向上剤は、炭素鋼帯表面に吸着または化学反応
により強固な皮膜を形成し。
圧延時の高面圧下の剪断や急激な温度上昇に対しても容
易に脱着1分解しにくい特性を有している。
この特性が油膜切れによる作業ロールと圧延材との焼付
(ヒート・スクラッチ)の発生を防止し。
高速圧延や高圧下圧延を可能にしている。
ところが、このように安定な油膜を形成する油性向上剤
は、焼鈍時においても9分解・蒸発・焼失しニ<<、残
渣となり、エツジカーボン オイルスティン スマツジ
等の汚れとなり、製品品儀な著しく低下させる。
そのため、炭素鋼帯の製造は、冷間圧延後、脱脂工程に
おいて、銅帯に付着している圧延油およ) び摩耗粉を
脱脂・洗浄した後焼鈍するのが普通である。しかし、近
年、省エネルギや合理化のため。
この脱脂工程の省略(直送と称している。)が要求され
るようになった。例えば、仕上板厚が04關以下の薄物
圧延において、焼付の発生しない最高圧延速度が150
0m/1n以上の高速圧延が可能で。
かつ、直送可能な性質(ミルクリーン性)を有する高速
ミルクリーン圧延油がめられている。
ところが、潤滑性とミルクリーン性とは、いわば相反す
る性質であるため1両者を満足する圧延油の開発は困難
である。そこで、現在はいす、11か一方を犠牲にした
圧延油が用いられている。また。
潤滑性の優れた油脂系圧延油と、ミルクリーン性の優れ
た鉱油系圧延油との2種類を、製品の仕上板厚、用途に
応じて使い分ける方法も行われている。しかし、この方
法も圧延油切換作業が煩雑であること、2種の圧延油が
相互に混入することなど、多くの問題がある。
このように、従来の方法では、いずれも要求を充分に満
足することかできないため、潤滑性は劣るがミルクリー
ン性の優れた圧延油を使用し、潤滑性の不足分を他の方
法で補う方法が望まれている。
一方、ステンレス鋼帯の冷間圧延においても。
炭素鋼帯の冷間圧延と同様に潤滑性が不足するとヒート
・スクラッチが発生する。特に、ステンレス鋼帯は、そ
の用途から優れた光沢を必要とするため、潤滑性の低い
低粘度の圧延油が用いられており、炭素鋼帯の冷間圧延
にくらべてヒート・スクラッチは著しく発生し易い傾向
にある。
なお、低粘度の圧延油を用いると優れた光沢が得られる
理由は、圧延時のロール・バイト内への圧延油の引き込
みが、低粘度であるほど少なく。
オイル・ピットの発生が少なく1表面が滑らかに仕上が
るためである。
また、ステンレス鋼帯の圧延時に発生するヒート・スク
ラッチは、炭素鋼帯の圧延時に発生するヒート・スクラ
ッチとまったく同様の理由で起るため、炭素鋼帯用冷間
圧延油と同様の油性向上剤を用いることにより、ヒート
・スクラッチの発生を防止することは可能である。しか
し、ステンレス鋼帯表面に強固な皮膜を形成する油性向
上剤は発生する摩耗粉に対しても吸着または化学反応な
起し易く、摩耗粉混りの反応生成物はかなり粘稠な物質
となる。この粘稠な物質は、圧延後のステンレス鋼帯表
面にシミ状の模様や汚れとなり、製品品質を低下させる
したがって、光沢の優れたステンレス鋼帯を得るには、
低粘度であること以外に、使用する油性向上剤の種類、
量が制限され、一般に潤滑性が犠牲にされる。
高速・高圧下圧延により圧延能率を高める要求は従来よ
りあるが、現状では両性質を満たす圧延油の開発は困難
であるため、圧延油以外の方法によりヒート・スクラッ
チの発生を抑止する方法が要求されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、鋼帯の冷間圧延に
おいて、高品質の製品を高速・高圧下圧延により、高能
率に歩留よく製造する方法を得ることにある。
し)問題点を解決するための手段 本発明の薄銅帯の冷間圧延方法は、炭素鋼帯の圧延fお
いて硬度Hv = 900以上でかつ融点が1500°
C以上の高硬度高融点物質か硬度Hv −900以j:
テ20°Cテcr>熱伝導率が015Cal/、e6’
G:IA以上の高硬度、高熱伝導物質か、融点が200
0°C以上でかつ高温における圧延材との固溶度が極め
て低いか、全く固溶しない高融点非固溶物質か、融点が
2000°C以上でかつ20°Cでの熱伝導率が0.1
5 ”” /sec’ C、Cm以上である高融点高熱
伝導物質かのうちのいずれかの物質で表面を被覆した作
業ロールとミルクリーン性の優れた鉱油および合成油を
主体とした圧延油を用いることにより上記問題点を解決
し1いろ。
また、ステンレス鋼帯の圧延においては、炭素鋼帯の圧
延と同様の物質で表面を被覆した作業ロールと粘性が低
くオイルピットを形成しにくい鉱油および合成エステル
を主体とした圧延油を用いることにより上記問題を解決
している。
・1 前記高硬度高融点物質は9周期律表の■〜■族の
遷移金属元素の炭化物、窒化物、もしくはホウ化物のう
ちから選択される。
前記高硬度高熱伝導物質は、Co含有量が10%以下の
WC−Co系超硬合金、 MoC,MoN、 WC。
WN、 T、C,T、Nを多く含む析出硬化鋼ステライ
ト鋼のうちから選択される。
前記高融点非固溶物質ハ、 Al、、03. ZrO,
、、MgO等の金属の酸化物または該酸化物を主成分と
したセラミックスのうちから選択される。
前記高熱伝導物質は、Bed、SiC等のセラミックス
、Mo、W等の金属もしくは該金属を主成分とした合金
またはサーメットから選択される。
前記被覆は、蒸着、浸炭、窒化、メッキ、浸透。
溶射、肉盛、焼結、スリーブ嵌合のうちから選択される
。また、被覆物質で作業ロールを成形してもよい。
被覆膜の厚みは被覆の仕方によって定まるが。
蒸着法では1μm以上で効果が得られる。被覆膜は厚い
ほど均質な被覆が可能となり、銅剥離性。
耐摩耗性が向上する。
前記ミルクリーン性の優れた圧延油は炭素鋼板に圧延油
を05へ塗布しN2を1()楚含むN2気流中で700
°CxIHr加熱した際、加熱後の残渣が全くないか、
はとんど認められない圧延油であって1分子量が150
〜800の硬油や脂肪酸モノエステルを主組成とし、天
然油脂、 ヒンダードエステル。
二塩基酸ジエステル等の金側の添加量が5〜20チでか
つ脂肪酸、二塩基酸、リン酸エステルの合計が2〜5チ
の圧延油である。
前記粘性が低くオイルピントを形成しにくい圧延油は、
40’Cでの粘度が2〜15cStの圧延油であって1
分子量が100〜400の鉱油や脂肪酸モノエステルを
主組成とし、天然油脂、ヒンダードエステル、二塩基酸
ジエステル等の合計の添加量が5〜20%でかつ脂肪酸
、二塩基酸、リン酸エステルの合計が2%以下の圧延油
である。
(ホ)作用 炭素鋼の圧延におい1作業ロールの被覆膜により、圧延
油が油膜切れを起こした際、圧延材と作業ロールとが容
易に溶着しないようにし、ヒート・スクラッチの発生を
防止し、かつ、圧延油は直送焼鈍後のスマツジ汚れを軽
減し、ミルクリーン性の優れた銅帯をヒート・スクラッ
チの発生なく高速で圧延する。
ステンレス鋼の圧延においても、炭素鋼の圧延と同様に
作業ロールの被覆膜により、ヒート・スクラッチの発生
を防止し、かつ、圧延油は圧延時に鋼板表面のオイルピ
ントの発生を防止し光沢の優れた銅帯をヒート・スクラ
ッチの発生なく高速圧延する。
一般にヒート・スクラッチの発生難易やステンレス鋼帯
の光沢度の評価は、実機圧延により行うことが望ましい
。しかし9作業ロールの被覆物質について詳細な検討を
行うには、膨大な経費・工数を必要とするため9本発明
ではこれらを簡単にかつ迅速に再現できるラボ評価で代
行した。
このラボ評価方法について、まず説明する。本発明者等
は種々の摩擦試験を検討した結果1日本鉄鋼協会第97
回講演大会討論会概要において。
バウデン摩擦試験で得られる耐焼付性と、実機圧延にお
いてヒート・スクラッチが発生しない最高圧延速度とが
よい相関関係にあることを明らかにした。
そこで9本発明の作用・効果の確認もこのバウデン摩擦
試験により行った。バウデン摩擦試験機において、圧子
の材質をステンレス鋼帯の実機作業ロールに相当する5
KD11および5KI−19とし。
炭素鋼板およびステンレス鋼板を試験片とし、圧延油は
市販のステンレス鋼用冷間圧延油を使用した。耐焼付性
を基準に9作業ロールの材質や表面被覆物質について検
討した結果を第1表に示す。
なお、バウデン摩擦試験の試験条件は次のとおりである
。焼付発生までの摺動回数を耐焼付性として評価してい
る。
〈バウデン摩擦試験 試験条件〉 試験片:■低炭素鋼熱延酸洗材 厚み3. Omrn、 X幅20mrrv;x長さ10
0龍■SUS 43Q熱延酸洗材 厚み3. Omm X幅2o朋×長さ100關□、1 1:1 圧 子:基準材質:5KDIIおよび5KH9
寸法:直径 イ。インチ球または 先端半球状のピン 押付荷重: 3 kg(ヘルツ圧230 kg42 )
試験温度=100°C 摺動速度=4闘/s e c 摺動幅:10朋 圧延油量二市販ステンレス鋼用冷間圧延油(粘度15°
81Jo−C)30g々 第1表に示すよウニ、圧子材質が5KD11の場合。
高硬度で高融点のTiC,T1CN、および融点が高く
圧延材と全く固溶しないZrO,、、MgOを被覆する
と、試験片の材質を問わず耐焼付性が2〜3倍に向上し
、圧延ロールとして実績のある罹+20%COの超硬合
金よりも優れている。また、圧子材質がSKH9ノ場合
も、高硬度高融点ノwc、 MoC,VCの複合被膜に
より同様の結果が得られている。また、同じWC−Co
系超硬合金でもCo量が少なく。
抗折力が低く圧延ロールとしては不適当である。
硬度、熱伝導率とも高いWC+6%Coの超硬合金は、
20%COに比べかなり高い耐焼付性を示す。また、w
c+2Q%COに高硬度高融点のTlB2を被膜した場
合、融点が高く、熱伝導率が大きいMoや(14) 融点が高く、圧延材を全く固溶しないA40sを圧子材
質とした場合もWC+6%COの超硬合金と同等以上の
耐焼付性が得られている。
しかし、一方、圧子材質がSK、D]]の場合で硬度が
)(v = 840で融点が1890°CのC「を被覆
した場合や、圧延材との固溶度は極めて低いが融点が1
710°Cの5102を被覆した場合は耐焼付性の向上
がご(わずかである。
そこで、これらの耐焼付性が著しく□向上した物質の共
通点を整理しさらに同様の試験方法により種々の材質の
圧子な用いて検討を重ねた結果2次の結論に至った。
耐焼付性を向上させる物質の第1条件は、硬度がHv 
= 900以上でかつ融点が1500°C以上の物質で
ある。この第一条件に適合すると確認された物質は、金
属の炭化物、窒化物およびホウ化物である。特に周期律
表の■〜■族の遷移金属元素(Ti、 V、 Cr、 
Zr、 N+)、 MOHf、 Ta、 VJ)(r)
炭化物や窒化物、ホウ化物が代表的である。第2の条件
は硬度がl−1v−900以上で、かつ、20°Cでの
熱伝導率が0.15°”7’ °C,c7n以上の物質
である。第eC 2条件に適合すると確認された物質はCo含有量が10
係以下のWC−Co系超硬合金、熱伝導率が高イMoC
1へ4oN、 WC,WN、 TiC,TiNを多く含
む析出硬化鋼、ステライト鋼およびこれら炭・窒化物を
浸炭、窒化により表面に形成した材料である。
第3の条件は融点が2000°C以上でかつ高温におけ
る圧延材との固溶度が極めて低いか、まったく固溶しな
い物質である。この第3の条件に適合すると確認された
物質はAl1203. ZrO2,’]’hO□、 M
gO等の金属酸化物であるか、またこれらを生成物とし
たセラミックスである。第4の条件は融点が2000°
C以上でかつ20°Cでの熱伝導率が0.15C9ンe
C’CCm以上の物質である。
第3の条件に適合すると確認された物質は。
Bed、SiC等のセラミックス、MO9Wの金属、M
o。
Wを主組成とした合金サーメット等である。
以上いずれかの条件を満足する物質は、油膜切れにより
金属接触を生じ又も容易に溶着しない共通した性質があ
り、このことが耐焼付性の向」−に寄与している。
なお、上記物質の作業ロール表面への被覆は蒸着、浸炭
、窒化、浸透、溶射、肉盛り、嵌合(スリーブ)、焼結
等の技術を用いて行う。被覆膜厚みは10μm以下では
不均一となり易く、また。
耐剥離性、耐摩耗性が弱く、潤滑性向上効果が現われな
いため】0μm以上とする必要がある。また、上記物質
は自身の抗折力が低くても母相となる作業ロールの抗折
力が高ければ、被覆後の作業ロールの抗折力は母材とほ
ぼ等しく、折損等が発 □生しにくい特徴を示す性質が
ある。
(へ)実施例 ■炭素鋼帯の冷間圧延における実施例 第1図は実機最高圧延速度とバウデン摩擦試験における
耐焼付性との相関関係を示すグラフである。第1図にお
いて、下記の試験条件で、ミルクリーン性は優れるが潤
滑性が劣る鉱油系A)(・)および混合系A(ム)の圧
延油、ミルクリーン性は劣るが潤滑性が優れる牛脂系B
(○)、C(◎)の圧延油、および両者とも中間的な性
能の混合系D(ロ)の圧延油の合計5種類の市販圧延油
についてバウデン摩擦試験を行い、得られた耐焼伺性と
実機圧延において得られた最高圧延速度との関係を仕上
板厚(1)別に整理して示す。第1図から明らかなよウ
ニ、両者は極めてよい相関関係にある。
〈バウデン摩擦試験条件〉 圧子材質:0,8C−3Cr鍛鋼(実機ロール材相当)
寸法:直径46インチ球または先端半球状のピン試験片
:低炭素鋼冷延−焼鈍材 厚み0.8 mm X幅20mTn×長さ100mm押
付荷重:3kg 試験温度=200°C 摺動速度: 4 mq /sec 〃幅:10朋/sec 圧延油塗付量:30g汐 第1図において、鉱油系Aおよび混合系Aはミルクリー
ン性が良好で、直送可能な圧延油であるが、潤滑性があ
り、仕上板厚(1)がQ、 4 mm以下では最高圧延
速度が100Q mAnin 以下と低い。
一方、混合系りおよび牛脂系B、Cはミルクリーン性は
劣るが、潤滑性は優れ、仕上板厚(1)が0、4 mm
の場合において、1400 m/min以上の圧延速度
が得られている。しかし、優れたミルクリーン性を維持
し、仕上板厚(t)0.4mmで1500m 1m i
 n 以上の高速圧延が可能な圧延油はない。
これを可能とするためには、ミルクリーン性の優れた圧
延油で用いた場合でも、耐焼付性が90以上となるよう
な焼付を起し難い作業ロールを用いればよい。第2表は
混合系Aの圧延油を用いた場合の実施例および比較例の
耐焼付性を示す。
第2表中の実施例&1は、o、5c−3Cr鍛鋼の圧子
KTaNを物理蒸着法により厚み10μm被覆して使用
した例である。耐焼付性は、被覆膜のない比較例Jf&
lや比較例&2の化成処理法によりリン酸亜鉛皮膜を1
0μmを形成させた場合、比較例&3の厚み10 Ji
mのCrメッキを行った場合に比へ115と著しく高い
値を示し、実機圧延において1700m/fni n以
上の高速圧延が可能であることを示している。
C1o) 第 2 表 (2o) 実施例忍2はQ8C−3Cr鍛鋼ノIf 子K 、 Z
rCを化学蒸着法により厚み10μm被覆して使用した
例である。実施例扁3は、WCを浸透法により厚み50
μm被覆した圧子を使用した例である。実施例馬4は、
WCを溶射法により200μm被覆した圧子を使用した
例である。実施何屋5は、VCを溶融塩法により50μ
m被覆した圧子を使用した例をそれぞれ示す。
いずれの実施例とも耐焼付性は90JJ、上であり。
実機圧延において1500m4n以上の高速圧延が可能
であることを示している。また、耐焼付性は実施例扁3
,4のように浸透、溶射と被覆方法が異なるにもかかわ
らず、はぼ同一の値を示す。
実施例扁6は被覆膜の最少厚みを示す例であり。
TiCを物理蒸着法により厚み1μm被覆した圧子を使
用した例を示す。耐焼付性は92と高速圧延が可能な値
を示している。
;1 一方、比較例&4は、実施何屋6と同様の方法で
被覆膜厚が08μmの圧子を使用した例を示す。
耐焼付性は65と低く、高速圧延は不可能である。
(zl) このことから、被覆膜の厚みは最少限l 1trn以上
必要であることがわかる。
実施例&7から羨9は2本発明の被膜物質そのものを圧
子として使用した例を示寸。これは、実機圧延において
本発明の被覆物層で作業ロール全体を製造した場合、ま
たは嵌合によりスリーブ・ロールとして使用する場合を
想定した例である。
実施例A 7ハ、 WCVCTiCを7.5 %、 T
aCヲ6.5%、Coを10%含む超硬材料を、実施何
屋8はA、11203を実施例馬9はSiC+30%M
oの焼結祠料を使用した例である。いずれも、耐焼付性
が100以上と高い値を示し、高速圧延が可能である。
なお、実施何屋1から漸7までは硬度かHv−900以
上の物aであり、実施例A8は、融点が2000°C以
上で、かつ、高温における圧延材との固溶度がきわめて
低い物質であり、実施例A9は融点が2000°C以上
で熱伝導率がO,1sCaGec°C−□□□以上であ
る物質である。
■ステンレス鋼帯の冷間圧延における実施例(22) ステンレス鋼帯の冷間圧延における問題点のうち、光沢
不良は低粘度の圧延油を用いれば解決できる。したがっ
て、低粘度の圧延度の圧延油を用いた際の耐焼付性向上
効果について、実施例をあげて説明する。第3表は、実
機において板厚3.0酊のSUB 430鋼の酸洗済み
熱延材を10パスで0.47mmに圧延する除用いた圧
延油の粘度と圧延後の銅帯の光沢度およびヒートスクラ
ッチの発生しない最高圧延速度とを示す。また、板厚3
0闘のSUS 4.30鋼の酸洗済み熱延材を2.0 
mmに冷間圧延した素材をモデル・ミルにおいて材質5
KD1117)作業ロール(ロール径100 mm )
を用いて1パスで圧下率40%の圧延を行い、その際の
ヒート・スクラッチが発生しない最高圧延速度をめ第3
表に併記した。
実機圧延において要求される光沢度は、750以上であ
り、圧延速度は300 m/TL(n以上である0この
要求を満足させるためには、粘度15(cst以下の圧
延油を用いて、圧延速度か3007in以上となるよう
に2作業ロールの耐焼付性を改善する必璧がある。
第3表 一方、笑機圧延における最高圧延速度のモデル・ミルに
おける妙高圧延速度とはよく対応l−ている。
そこで9本発明の実施例について耐焼付性の評価モデル
・ミル圧延により行い、最高圧延速度が60−In i
 n以上となる作業ロールの被膜物質を検討した。第4
表に本発明の実施例および比較例も・それぞれ示1゜ 第4表中央MM例扁]0は5K1)oの心材K WC+
6チCOの超硬材料のスリーブを嵌合した作業ロールを
用い、粘Bk’15cStの圧に油を用いて圧延した例
である。最高圧延速度は80/ルinで実機の400m
/fn1 、に対応し、比較例扁5の被覆膜のない5K
DI]の作業ロールにくらべ、著しく耐焼付性が向上し
ており、高速圧延が可能である。
実施例屋11はSKD ]] tT+ 口’ −ル表面
Vc T1CN ヲ物理蒸着した作業ロールを用い、か
つ、粘度7cstの圧延油を用いて圧延した例である。
市販圧延油よりさらに低粘度の圧延油を使用しているに
もかかわらず、最高圧延速度は80 /inm < 1
高速圧延が可能である。
実施例AI2および実施例扁13は塩浴窒化および浸炭
により、Cr、 Mo、 Vなど合金元素の窒化物およ
び炭化物を形成させ1表層から深さ50μmまで硬度を
Hv−g00以上とした5KD11の作業ロールを用い
、粘度15 cStの圧延油を用いて圧延した例である
実施例AI2.13とも最高圧延速度は”0?inか得
られ、高速圧延が可能である。
実施例屋15から屋17までは、材質5KI−19相当
のロール材に被覆し、粘度4 cstの低粘度圧延油を
用いて圧延した例である。実施例扁15は硬度がHv−
2000以上であるTlB2を化学蒸着法により10μ
m被覆した例である。実施例A]6は硬度がHv−20
00以上であるNbCを化学蒸着法により10μm被覆
した例である。実施例屋17は融点が2530°Cテ’
Xf’ Cテノ熱伝導率カo、 21””/;c’ C
)tsであるBeOを溶射法により200μm被覆した
例である。いずれも、被覆層のない比較例A6にくらべ
著しく最高圧延速度が向上している。
実施例AI8.19は硬度がHv = 900以上の本
発明の被覆物質を焼結し2作業ロールとして使用した例
を示す。実施例扁18は重量比で80%Wと加%Coの
超硬合金を心材とし重量比で94%のWCと6%のCO
を焼結した超硬合金ロールを用いた例である。使用圧延
油の粘度が2 cStと極めて低いにもかかわらず最高
圧延速度は60mAinが得られており、高速圧延が可
能である。実施例A19は重量比で48%のTiCと4
0%のCo、 12%Cr3C2ヲ焼結したサーメット
・ロールを用い、粘度10C8tの圧延油を用いて圧延
した例である。最高圧延速度は8”Winと高く、高速
圧延が可能である。
実施例A20は重昂比で80%Wと20%COを焼結し
た超硬合金の作業ロールにさらVc’I’iCNを5/
1m化学蒸着により被覆して圧延した例である。
T1CNを被覆することfより、実施例煮18よりさら
に高速圧延が可能となる。
比較例屋7は本発明の被覆ロールを用いて圧延する場合
の圧延油粘度の下限を外れた例である。
作業ロールは実施例屋20と同一であるが、用いた圧延
油の粘度は実施例扁20より低く、1c8tである。実
施例jf6.20の圧延油粘度が2 cStの場合は。
高速圧延が可能であるが、比較例扁7の1 cStの場
合は、最高圧延速度か40 / と低く、高速圧711
n 延ができない。このことから、使用する圧延油の粘度の
下限は2 cstである。
(ト)効果 本発明の方法によれば、冷間圧延において。
圧延材と作業ロールとの焼料を防止することかで・j 
き、高送圧延が可能となる。
(i
【図面の簡単な説明】
第1図は実機最高圧延速度とバウデン摩擦試験における
耐焼料性との相関関係を示すグラフである。 特許出願人 住友金属工業株式会社 (外5名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬度Hv = 900以上でかつ融点が1500
    °C以上の高硬度高融点物質か硬度Hv = g00以
    上でかつ20°Cでの熱伝導率が0.15 Ca1/ 
    ’ C,cyrr以eC 上の高硬度高熱伝導物質か、融点が2000’ C以上
    でかつ高温における圧延材との固溶度が極めて低いか全
    く固溶しない高融点非固溶物質か、融点が2000°C
    以上でかつ20°Cでの熱伝導率が015Catイ。。 °C,cm以上である高融点高熱伝導物質かのうちのい
    ずれかの物質で表面を被覆した作業ロールを用い、かつ
    、ミルクリーン性の優れた鉱油および合成油を主体とし
    た圧延油を用いることにより表面清浄の優れた炭素鋼の
    薄鋼帯をヒート・スクラッチの発生することなく高速圧
    延することを特徴とする冷間圧延方法。 (2、特許請求の範囲第(1)項に記載の作業ロールを
    用い、かつ粘性が低く、オイルピットを形成しにくい鉱
    油および合成エステルを主体とした圧延油を用いること
    により表面光沢の優れたステンレス鋼の薄銅帯をヒート
    ・スクラッチの発生することなく高速圧延することを特
    徴とする冷間圧延方法。
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