JPS6026116B2 - 二ハロゲン化リン酸エステル類の製造法 - Google Patents

二ハロゲン化リン酸エステル類の製造法

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JPS6026116B2
JPS6026116B2 JP4254777A JP4254777A JPS6026116B2 JP S6026116 B2 JPS6026116 B2 JP S6026116B2 JP 4254777 A JP4254777 A JP 4254777A JP 4254777 A JP4254777 A JP 4254777A JP S6026116 B2 JPS6026116 B2 JP S6026116B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニハロゲン化リン酸ェステル類の製造法に関す
るものであり、特に一般式(式中、Rは炭素原子数2〜
6 個の脂肪族または脂環式族アルキレン基であって、これ
らの基の炭素原子に直結している水素原子は塩素原子ま
たは臭素原子で置換されていてもよく、×は塩素原子ま
たは臭素原子をあらわし、×はそれぞれ同一でも異なっ
ていてもよい)で示される二ハロゲン化リン酸ェステル
類の製造法に関するものである。
従来、ニハロゲン化リン酸ェステル類の製造法としては
、オキシハロゲン化リンとアルコール類(またはフェノ
ール類)とを下記式に示すように反応させ、脱ハロゲン
化水素させて製造する方法が一般的なものとして知られ
ている。
(但し、×=ハロゲン原子、R=アルキル基、フェニル
基等)しかしながら、この方法により二ハロゲン化リン
酸ェステル類を製造した場合は、目的生成物であるモノ
置換体の生成反応の選択率が乏しく、ジ暦体 の生成反 応およびトリ置換体 の牛成反応 も並行して起り得るため、モノ置換体の合成収率が低く
なる場合があり、特にオキシハロゲン化リン酸ェステル
類とハロゲン化アルコールとを反応させた場合はこの頃
向が著しい。
また、二ハ。
ゲン化リン酸ェステル類の他の製造法として、オキシハ
ロゲン化リンに酸化アルキレン(エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド等)を付加させる方法も知られて
いるが、この方法は、主として、モノ付加体、R=アル
キレン基、×=ハロ ゲン原子、以下同様)を得ることに用いられず、殆どト
リ付加体を偽るため に用いられており、モノ不加体の選択性が少ないことを
物語っている。
本発明の目的はかかる従来方法とは異なった方法により
、二ハロゲン化リン酸ェステル類を製造することにあり
、その要旨とするところは「一般式P−X3(式中、×
は塩素原子または臭素原子をあらわす)で示される三ハ
ロゲン化リンと一般式HO−R−OH(式中、Rは炭素
原子数2〜6個の脂肪族または脂環式族アルキレン基で
あって、これらの基の炭素原子に直結している水素原子
は塩素原子または臭素原子で置換されていてもよい)で
示されるグリコール類とを不活性溶媒の存在下、一10
〜2ぴ0の温度において、■@のモル比1.01〜1.
2で、かつ反応中■が常に過剰になるようにしながら反
応させて、一般式(式中、RおよびXの定義は前 と同じ)で示される環状ハロゲン化ホスフアィトを生成
させ、反応後、反応混合物より該ホスフアイトを単離す
ることなく引き続き塩素または臭素と反応させて一般式
(式中、Rおよび×の定義は前と同じで、Xはそれぞれ
同一でも異なっていてもよい)で示される二ハロゲン化
リン酸ェステル類を生成させることを特徴とする前記二
ハロゲン化リン酸ェステル類の製造法」にある。
ーハロゲン化リンとグリコール類とを反応させて環状ハ
ロゲン化ホスフアイトを生成させる方法は既に公知であ
り、一方、環状ハロゲン化ホスフアイトにハロゲンを付
加し、アルブゾフ転位を起させてニハロゲン化リン酸ェ
ステルを生成させる反応も、P.ARossiiska
の,M.1.Ka舷chnik.,Bull , Ac
ad.Sci.U.R.S.S , Classe.S
ci.Chim.1947,509および米国特許第3
,132169号明細書等に記載されている。
しかしながら、三ハロゲン化リンとグリコール類とを反
応させて環状ハロゲン化ホスフアィトを生成させ、反応
後ひきつづき該ホスフアィトを含む反応混合物にハロゲ
ンを作用させ、一挙に二ハロゲン化リン酸エステルぬ製
造しようと云う試みは未だ報告されていない。
本発明者らはかかる方法により二ハロゲン化リン酸ェス
テルを製造した場合は、「三ハロゲン化リンとグリコー
ル類を反応させて環状ハロゲン化ホスフアィトを生成さ
せ、次いで反応混合物より該ホスフアィトを蒸留単離し
、このようにして縛られたホスフアィトとハロゲンを反
応させて二ハロゲン化リン酸ェステルを製造する方法」
にくらべて目的生成物が格段に高収率で得られることを
見出し、本発明をなすにいたつた。
本発明に用いる一般式P−X3(式中、Xは塩素原子ま
たは臭素原子をあらわす)で示される三ハロゲン化リン
とは云うまでもなく三塩化リンまたは三臭化リンを指す
本発明に用いる一般式KO一R−OH(式中、Rは炭素
原子数2〜6個の脂肪族または脂環式族アルキレン基で
あって、これらの基の炭素原子に直結している水素原子
は塩素原子または臭素原子で置換されていてもよい)で
示されるグリコ−ル類の代表的なものとして、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリ
コール、1,4ーブタンジオール、1,3ーブタンジオ
ール、1,2−ブタンジオール、グリセロール−Qーモ
ノクロロヒドリン、ベンタエリスリトール、1,2−シ
クロヘキサンジオール(シス型)などが挙げられる。
本発明は、前記三ハロゲン化リンとグリコール類の反応
および該反応により生成した環状ハロゲン化ホスファィ
トと塩素(または臭素)の反応の2段の反応を1工程で
行なわせて二ハロゲン化リン酸ェステル類を製造しよう
とするものであるが、目的生成物を高収率で得るために
は、1段目の反応すなわち三ハロゲン化リンとグリコー
ル類から環状ハロゲン化ホスフアィトと生成させる反応
が特に重要である。
ーハロゲン化リンとグリコール類の反応割合(モル比)
は通常三ハロゲン化リンノグリコール類=1.0〜1.
5/1.0であり、好ましくは1.01〜1.2/1.
0である。
環状ハロゲン化ホスフアィトの生成反応を安定化させる
ためには、反応中グリコール類に対して三ハロゲン化リ
ンが常に過剰に存在するようにすることが必要であって
、その方法は三ハロゲンリン溶液中にグリコール類溶液
を滴下しつつ反応させる方法あるいは過剰の三ハロゲン
化リン溶液とグリコール類とを同時に反応器中に滴下さ
せて反応させる方法が挙げられる。これにより、系内で
生成した環状ハロゲン化ホスファィトとグリコール類と
の再反応による副生物の生成を抑制することができる。
グリコール類に対して三ハロゲン化リンを余り過剰に用
いると、たとえばグリコール類1モルに対して三ハロゲ
ン化リンを1.2モル以上用いると、環状ハロゲン化ホ
スフアィトの生成反応後、系内に存在する過剰分の三ハ
ロゲン化リンが後統のーハロゲン化リン酸ヱステル類生
成反応に用いるハロゲンと反応して五ハロゲンを生成し
、これが二ハロゲン化リン酸ェステル類を単離蒸溜する
際、冷却器に凝結し、配管を詰まらせるような恐れがあ
るので好ましくない。
ーハロゲン化リンとグリコール類との反応は通常一50
〜100午0、好ましくは一10〜20qoの温度で実
施される。
この反応温度が高い場合は、生成した環状ハロゲン化ホ
スフアィトが再びグリコール類と反応して環状ホスフア
イトェステルを生成し、徐々に分子内アルブゾフ転位を
起してホスホン酸ェステル低重合物に変性し、環状ハロ
ゲン化ホスファィトの生成率を低下させる原因となる。
−ハロゲン化リンとグリコール類の反応においては1モ
ルの環状ハロゲン化ホスフアィトが生成するのに対して
2モルのハロゲン化水素が副生し系外へ放出されるが、
その1部は禾だ系内に溶存状態にある。この港存ハロゲ
ン化水素はすべて系外に除去することが望ましいが、そ
の方法としては、反応混合物中に窒素ガスを数時間通じ
る程度で充分であり、このような処理を施すことにより
後続の第2段目の反応に何等の影響も及ぼさないように
なる。第2段目の反応、すなわち第1段目の反応により
生成した環状ハロゲン化ホスフアィトに塩素または臭素
を付加させる反応一この反応は該環状ハロゲン化ホスフ
アイトのハロゲン付加による開環ァルプゾフ転位反応で
ある−は発熱反応であるため、第1段反応終了後の反応
混合物はあらかじめ冷却しておく必要がある。
第2段目の反応は、このような反応混合物に塩素または
臭素を導入し、通常−50〜50oo、好ましくは−2
0〜20qoの温度で行なう。
この反応は温度が極端に上昇しないよう留意して行なえ
ば特に問題はない。第2段目の反応に用いる塩素または
臭素は第1段目の反応に用いたグリコール類と等モルな
いしは1.1倍モル用いれば充分であり、生成する二ハ
ロゲン化リン酸ェステル類の収率は良好である。
叙上の第1段目および第2段目の反応はいずれも反応自
体は発熱反応であるが、第1段目の反応は激しいハロゲ
ン化水素の放出による気化熱で、見かけ上吸熱反応とな
り問題はないが、第2段目の反応は外部から冷却しても
反応系の温度が必要以上に上昇する場合がある。この場
合は外部からの冷却を施すと共に適当な不活性溶媒、た
とえばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族化合物
、塩化メチレン、1,2−二塩化ェタン、1,1,1ー
トリクQルエタン、クロロホルム、トリメチルクロロホ
ルム、テトラクロルエタンのような塩素化脂肪族化合物
、モノクロルベンゼン、0ージクロルベンゼンのような
塩素化芳香族化合物を使用することが望ましい。本発明
の実施に当り、これらの不活性溶媒は第1段目の反応か
ら用いることが望ましい。
第2段目の反応終了後の反応混合物は溶媒を蟹出させた
のち、2〜3の.凧日夕の減圧下で単蒸留することによ
り、無色の二ハロゲン化リン酸ェステルが高収率で得ら
れる。
このようにして得られた二ハロゲン化リン酸ェステルは
純度も充分高いものである。
本発明方法の特色は、三ハロゲン化リン、グリコール類
および塩素(または臭素)から二ハロゲン化ェステル類
を合成する反応が1個の反応器中で連続的に実施できる
点にあり、これにより合成作業の有力化を計ることがで
きると同時に目的生成物が高収率で得られることと併せ
て二ハロゲン化リン酸ェステル類を従来よりも安価に市
場に提供することができるようになる。
本発明により得られる二ハロゲン化リン酸ェステル類は
耐熱性高分子、高分子物質の簸燃化剤、安定剤および合
成繊維の敦質剤の合成原料に用いられる有用な化合物で
ある。
次に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、各実施例中単に部とあるものはすべて重量をあら
わすものとし、そして二ハロゲン化リン酸ェステル類の
収率は原料グリコール類に対する%をあらわすものとす
る。実施例 1 雛梓機、温度計、塩化カルシウム管の付いた還流コンデ
ソサ‐−、滴下ロート、窒素流通装置を装備した内容1
杉のセパラブル丸底フラスコを準備し、フラスコ中に反
応溶媒としての塩化メチレン40碇都と三塩化リン15
0.$部を仕込み、500〜1000に冷却する。
窒素を反応器内に流通し、櫨拝しながら滴下ロートより
エチレングリコール62部を徐々に滴下する。滴下を開
始して1〜2分すると副性塩化水素の発生が始まり、こ
れを塩化カルシウム管よりカセイソーダ水溶液中和槽に
導入する。反応物はエチレングリコール滴下開始時点で
やや発熱の現象を示すが、塩化水素の発生が盛んになる
と吸熱現象となって2℃〜3℃にまで下がる。
エチレングリコールを滴下し終ったのち窒素導入管を反
応液中に入れ、約2時間窒素をはげしく遺し残存塩化水
素を追い出す。
次にフラスコを外部よりドライアイスーメタノール寒剤
で−2計0〜−20℃に冷却し、窒素導入管に塩素ガス
配管を接続する。同時に塩化カルシウム管からカセィソ
ーダ水溶液中和槽に連絡していた酸管を逆止ビンを有す
る2触れ%力セイソーダ洗糠ビンに接続し、塩素を徐々
に通ずると反応物は発熱を示し、一10℃〜0℃で反応
温度が安定する様に塩素の導入量を調整する。塩素の導
入量は塩素ボンベの重量減少量を秤量し77〜78部減
少した時を反応終点とする。
反応液から塩化メチレンを留去し、減圧で蒸留するとb
.p73〜74℃/5〜6脚日夕で無色のが蟹去する。
収量 1856部 収率 班%(エチレングリコール 基準) 実施例 2 実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコ中に溶媒としての塩化ェタン40碇都と三
塩化リン150.群部を仕込み、5〜10つ0に冷却す
る。窒素を反応器内に通したまま魔拝しながら滴下ロー
トよりブロピレングリコール76部を徐々に滴下する。
以下、反応操作は実施例1と同様に行なう。反応後、反
応液から二塩化ェタンを留夫し、減圧で蒸留するとb.
p.69〜70qo/2肌日夕で無色のが留出する。収
量 197.9夕 収率 93.5%(ブロピレングリコ ール基準) 実施例 3 実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコ中に二塩化ェタン40碇部と三塩化リン1
50.$部を仕込み5℃〜1ぴ0に冷却する。窒素を反
応器に通したまま、額拝しながら滴下ロートよりグリセ
ロール−Q−モノクロロヒドリン110.5部を徐々に
滴下する。以下、グリセロールーQーモノクロロヒドリ
ンの滴下反応、次いで塩素付加反応は実施例1と同様に
行なう。
反応後、反応液から二塩化ェタンを留去し減圧で蒸留す
るとb.p.84〜85℃/2側日夕で無色のが蟹出す
る。
収量 225.1夕 収率 91.5%(グリセロールーQ−モノクロロヒ
ドリン基準)実施例 4 実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコ中に溶媒として二塩化ェタン40碇部と三
塩化リン150.3部を仕込み、5℃〜1000に冷却
する。窒素を反応器内に通し、縄拝しながら滴下ロート
よりトリメチレングリコール76部を徐々に滴下する。
以下、トリメチレングリコールの滴下反応および塩素付
加反応は実施例1と同様に行なう。反応後、反応液から
二塩化ェタンを留去し、減圧で蒸留するとb.p.77
〜78qo/2肋日夕で無色のが蟹出する。収量 1
967夕 収率 斑.0%(トリメチレングリコール基準)実施
例 5実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコ中に溶媒としての二塩化ェタン400部と
三塩化リン150.3部を仕込み、5℃〜1び0に冷却
する。窒素を反応器内に通し、縄拝しながら滴下ロート
よりブロビレングリコール76部を徐々に滴下する。滴
下を開始して1〜2分間すると塩化水素の発生が始まる
。これを塩化カルシウム管よりカセィソーダ水溶液中和
槽に導入する。ブロピレングリコール滴下後2時間窒素
を反応液中に激しく通し、液中の塩化水素を追い出す。
反応液を5℃に冷却して、滴下ロートより臭素16庇部
を徐々に滴下する。
やや発熱するが、臭素の滴下達度を調節し、反応温度を
10℃以下にする。臭素の滴下後直ちに二塩化ェタンを
蟹去し、減圧で蒸留すると無色のが留 出する。
b.p74qo〜75℃/1肌Hタ 収量 272.
礎郭収率 90.5%(プロピレングIJコール基準
) 比較例 1 実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコに溶媒としての塩化メチレン40$都と三
塩化リン150.3部を仕込み、5〜1oo0に冷却す
る。窒素を反応器内に通し燈拝しながらエチレングリコ
ール62部を徐々に滴下する。滴下を開始して1〜2分
すると塩化水素の発生が始まり、これを塩化カルシウム
管よりカセイソーダ水溶液中和槽に導入する。エチレン
グリコール滴下後、窒素導入管を反応液中に入れ2時間
窒素を激しく塩化水素を追い出す。
塩化メチレンを留去後、反応液を減圧で蒸留すると無色
のが留出する。
b.p48〜49℃/16〜17脚日タ 収量 98
.2部収率 77.6%(エチレングリコール基準) 蒸留して得たエチレンクロロホスフアィト63.25部
とし塩化メチレン20碇都を塩素導入管、温度計逆止ビ
ンを有する2肌t%力セィソーダ洗糠ビンに接続した冷
却管を装備した丸底フラスコ中に仕込み、フラスコ外部
よりドライアイスーメタノール寒剤で−20℃に冷却す
る。
徐々に塩素を通すと発熱し急激に反応温度が上昇する。
反応温度が0℃〜10℃になる様塩素の導入量を調節す
る。塩素の導入量は塩素ボンベの重量減少量を秤量し、
総〜4礎部減じた時点を反応の終点とする。反応液から
塩化メチレンを留去し、減圧で蒸留するとb.p72〜
7守○/4〜5肋日夕で無色のが蟹出する。基準) なお、 のエチレングリコ一 ルを基準にした収率は74.1%(77.6%×95.
5%)である。
比較例 2 実施例1と同様の装置を用いる。
丸底フラスコに二塩化ェタン40碇部と三塩化リン15
0.3部を仕込み、5℃〜1oo0に冷却する。窒素を
反応器内に通し、瓶拝しながらグリセロールーQーモノ
クロロヒドリン110.5部を徐々に滴下する。滴下を
開始して1〜2分すると塩化水素の発生が始まり、これ
を塩化カルシウム管よりカセィソーダ水溶液中和槽に導
入する。グリセロールーQーモノクロロヒドリンの滴下
後、窒素導入管を反応液中に入れ、2時間窒素を激しく
通し塩化水素を追い出す。反応液から二塩化ェタンを留
去し、減圧で蒸留するとb.p5び0〜5〆○/2〜3
側日夕で無色のが警世する。収量 131.4部 収率 75.1%(グリセロールーQ ーモクロルヒドリン基等) 蒸留して得た(2ークロルメチルー1.2ーェチレン)
クロロホスフアィト87.5部と二塩化ヱタン20峠部
を塩素導入管、温度計、逆止ビンを有する2仇れ%力セ
イソーダ洗糠ピンに接続した冷却管を装備した500机
【丸底フラスコ中に仕込み、フラスコ外部よりドライア
イスーメタノール寒剤で−2ぴ0に冷却する。
徐々に塩素を通すと発熱するが、反応液温を0℃〜1び
0になる様塩素の導入量を調節する。
塩素の導入量は比較例1と同じである。応液から二塩化
ェタンを蟹去し、減圧で蒸留するとb.p84qo〜8
500/2〜3伽日夕で無色のが留出する。
基準) なお、 のグリセロール− Qーモノクロロヒドリンを基準にした収率は71%(7
5.1%×94.5%)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)一般式P−X_3(式中、Xは塩素原子また
    は臭素原子をあらわす。 )で示される三ハロゲン化リンと(ロ)一般式HO−R
    −OH(式中、Rは炭素原子数2〜6個の脂肪族または
    脂環式族アルキレン基であつて、これらの基の炭素原子
    に直結している水素原子は塩素原子または臭素原子で置
    換されていてもよい。)で示されるグリコール類とを不
    活性溶媒の存在下、−10〜20℃の温度において、(
    イ)/(ロ)のモル比1.01〜1.2で、かつ反応中
    (イ)が常に過剰になるようにしながら反応させて、(
    ハ)一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびXの定 義は前と同じ。 )で示される環状ハロゲン化ホスフアイトを生成させ、
    反応後、反応混合物より該ホスフアイトを単離すること
    なく引き続き塩素または臭素と反応させて、(ニ)一般
    式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびXの定義は前 と同じで、Xはそれぞれ同一でも異なつていてもよい。 )で示される二ハロゲン化リン酸エステル類を生成させ
    ることを特徴とする前記二ハロゲン化リン酸エステル類
    の製造法。
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