JPS60259696A - 湿紙のロ−ル脱水方法及びその装置 - Google Patents

湿紙のロ−ル脱水方法及びその装置

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JPS60259696A
JPS60259696A JP11151984A JP11151984A JPS60259696A JP S60259696 A JPS60259696 A JP S60259696A JP 11151984 A JP11151984 A JP 11151984A JP 11151984 A JP11151984 A JP 11151984A JP S60259696 A JPS60259696 A JP S60259696A
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JP
Japan
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roll
dewatering
paper
wet paper
drum
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豊 望月
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TAIHOU GIKEN KOGYO KK
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TAIHOU GIKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、抄紙機等により製造される湿紙を脱水する
ロール脱水方法及びその装置に関し、特に水分を外部に
導く通水機構を設けた脱水ロールで湿紙表面を払拭する
ことにより、湿紙の表面に滲出した水分を除去して湿紙
の脱水を行う。
〔従来技術〕
従来の湿紙のロール脱水装置としては、例えば特開昭5
8−91888号公報に記載されているようなものがあ
る。その装置は、上下に配置された2個の脱水ドラムに
、抄網帯とフェルト帯とに挾持された湿紙をS字状に掛
けていて、上部脱水ドラムには湿紙の外側から押圧ロー
ルを押圧している。その押圧ロールは、湿紙が上部脱水
ドラムに接触する略中央部、すなわち同公報の第1図に
おいて左斜め上方に位置しており、この押圧ロールの作
用によって、抄網帯のテンションによる面圧及び脱水ド
ラムの外周面に作用する遠心力に基づいてフェルト帯の
表面に滲出した水分が湿紙に再度浸入するのを防止し、
このようにして湿紙の脱水を行うようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の湿紙のロール脱水装置
にあっては、フェルト帯の表面に滲出し自重により下部
脱水ドラム側に流下する水分を除去するために、エアー
とナイフによるドクク装置等の水分除去装置を設け、こ
のドクタ装置により前記水分を吸引して排水樋内に収容
しその水分を外部に排水するようにしていたため、水分
を強制的に吸引するための電動機や真空吸引装置等の補
助機器が必要となり、部品点数が多くなって不経済であ
るばかりでなく補助機器の駆動によって騒音が増大され
るという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、抄網帯とフェルト帯とに挾持された湿紙
を脱水ロールに掛け、この脱水ロールに設けた通水機構
を介して前記湿紙から滲出した水分を外部に排水するロ
ール脱水方法、及び、抄網帯とフェルト帯とに挾持され
た湿紙と、この湿紙が掛けられた脱水ドラムと、前記湿
紙を前記脱水ドラム側に付勢する脱水ロールと、を備え
たロール脱水装置において、前記脱水ロールに、その押
圧力により前記湿紙から滲出した水分を外部に導(通水
機構を設けると共に、湿紙を掛けて脱水ロールに抱き角
を持たせた湿紙のロール脱水装置を提供することにより
、上記問題を解決することを目的としている。
〔作用〕
而して、抄網帯のテンションによる面圧や脱水ドラムの
回転速度による遠心力に基づいて、抄網帯又はフェルト
帯が脱水ドラムに接触する部分の表面に滲出した水分を
、外周面に多数の透孔を設げた中空状のロール内部に取
り込み、若しくは外周面に設けた螺旋溝により外部に導
くことにより、湿紙の脱水を行う。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示すもので
、抄紙装置の一部を示す図である。
まず・構成を説明すると・第1図に示す1が・ 1無端
状に連続し且つ上面に供給された抄紙用の紙 )封液を
網裏に炉遇する抄紙用短網等の抄網帯であり、この抄網
帯1は、ブレストロール2と、このブレストロール2の
横方向に配置された下部脱水ドラム3と、この下部脱水
ドラム3の上方に配置された上部脱水ドラム4と、下部
脱水ドラム3の斜め下方に配置されたガイドロール5と
、このガイドロール5の斜め下方に配置されたストレッ
チロール6との間に掛は渡している。
抄網帯1の、ブレストロール2をめぐって下部脱水ドラ
ム3に至る区間は直線的に設定し、ブレストロール1の
上方には紙料液を噴出する祇料流送箱7を配置すると共
に、直線区間の抄網帯1の下方には、真空圧が100〜
500鰭^q程度のサイホン式等の吸引箱8を配置し、
このようにして直線区間に予備脱水域9を設定する。ま
た、吸引箱8の下方には排水樋10を配設し、この排水
樋10により、吸引箱8に収容された水分を外部に排水
させる。
下部脱水ドラム3は、例えば金網張りの通気性。
通風性を有するかご形ロールにより構成され、この下部
脱水「ラム3の斜め下部周面をめぐった抄網帯lは、上
方に立ち上がって上部脱水ドラム4に反転して掛けられ
、両脱水ドラム3.4をS字状に通過する。上部脱水ド
ラム4は、例えば外周に軸方向の中央部で左右に振り分
けられ且つ互いに逆向きのネジ状をなす螺旋溝を有し、
この上部脱水ドラム4の上部周面をめぐり下向きになっ
て、抄網帯1が上下方向に移動可能なガイドロール5に
向かう。ガイドロール5をめぐった抄網帯1は、同様に
上下方向に移動可能なストレッチロール6を介してブレ
ストロール2に回帰する。
抄網帯1が2個の脱水ドラム3.4を通過する際、この
抄網帯lの上面には、フェルトにより無端状に形成され
たフェルト帯11が重ね合わされる。フェルト帯11は
、両脱水ドラム3,4、図示しないリターンロール及び
、この抄紙装置の第1図において左右に連続する図示し
ない他の抄紙装置の脱水ドラムとの間に掛は渡されてい
て、下部脱水ドラム3への進入口より重ね合わされ、こ
の重ね合わされた抄紙帯1とフェルト帯11が2個の脱
水ドラム3,4間を一体的に移動する。
フェルト帯11の、下部脱水ドラム3の前側には導入ロ
ール13を設置し、これにより抄網帯1の上側に重なる
までのフェルト帯11の進入角を鋭角にする。このフェ
ルト帯11と抄網帯lとの間に、紙料流送箱7から流出
された紙料液を予備脱水域9において予備脱水した湿紙
15が挟持される。このように湿紙15を抄網帯1とフ
ェルト帯11とで挾持した湿紙挾持部16が接触する下
部脱水ドラム3の外側にはタッチロール17を臨ませる
また、第2図に拡大して図示するように、上部脱水ドラ
ム4の、湿紙挾持部16が接触する部分の前側の端部で
ある左斜め下部には、脱水ロール18を押圧する。この
脱水ロール18は、筒体の外周面に多数の透孔18aを
設けた(開口率が50〜60%)通気性2通風性の高い
比較的小径な中空状のロールからなり、ロールの肉厚部
を貫通する多数の透孔181とこれに連続した中空穴と
)1 で通水機構の一具体例を構成している。
かかる脱水ロール18には、湿紙挾持部16をめぐらせ
ることにより抱き角θ(湿紙挾持部16が面接触する部
分の角度)を設定する。脱水ロール18の下方には排水
用の樋19を配設し、この排水樋19により、脱水ロー
ル18の内部に染み込んだ水分や遠心力で飛ばされた水
分を収容して、これを外部に排水する。
なお、ブレストロール2.2個の脱水ドラム3゜4、ガ
イドロール5、ストレッチロール6、導入ロール13、
タッチロール17及ヒ脱水ロール18は、いずれも回転
自在に支持されていて、図示しない走行駆動手段によっ
てフェルト帯11が環状に走行駆動され、このフェルト
帯11の走行力によって抄網帯1が連れ回される。
次に、作用について説明する。
紙料流送箱7から流し掛けられた紙料液は、ブレストロ
ール2と下部脱水ドラム3との間に設定された予備脱水
域9において抄網帯1の網目を通じである程度脱水され
、これが下部脱水ドラム3の進入口において、フェルト
帯11の下面に付着 1して前段の抄紙装置から送られ
てきた紙層の下面に重なり合い、このようにして形成さ
れた湿紙15が抄網帯1とフェルト帯11とに挾持され
て一体に移動する。
抄網帯1とフェルト帯11とに挾持された湿紙15に含
まれた水分は、下部脱水ドラム3の下部周面をめぐる際
に、抄網帯1が緊張されて脱水ドラム3の右下部を強く
指圧することにより発生する面圧と、該脱水ドラム3の
回転速度に基づく遠心力と、タッチロール17の押圧力
とによって、主としてフェルト帯11を介して脱水ドラ
ム3の内部に濾過して脱水され、一部は抄網帯1の網目
から外北振り切られて脱水される。この場合、脱水ドラ
ム3の内部に濾過して脱水された水分は、この脱水ドラ
ム3の一端あるいは両端から逐次外部に排水される。
下部脱水ドラム3によっては脱水されずに湿紙挾持部1
6に保持された水分は、上部脱水ドラム4における脱水
ロール18の作用によってさらに強く脱水される。すな
わち、湿紙挟持部16を脱水ロール1Bに抱かせながら
押圧しているため、この抱き角θに対応した面積に作用
する面圧により、湿紙15に含まれた水分が脱水ロール
18側のフェルト帯11表面に染み出す。このように染
み出した水分は、主として外周面に設けた透孔18aを
介して内部の空間内に流入し、このように脱水ロール1
8の通水機構を経て排水樋19から外部に排水され、一
部は脱水ロール18の回転速度に基づく遠心力によって
飛散され且つ同様に排水樋19を経て外部に排水される
さらにまた、上部脱水ドラム4の回転速度に基づく遠心
力と、抄網帯1の指圧力に基づく面圧とにより、一方で
は抄網帯1の網目を通り脱水ドラム4側に滲出してその
外周面に形成された螺旋溝を経て外部に排出され、他方
ではフェルト帯11の繊維の隙間を通ってその表面に滲
出する。フェルト帯11の表面に滲出した水分は、自重
によりフェルト帯11の表面に沿って流下し、進入口に
配設した脱水ロール18の回転により飛散され、若しく
はその内部に染み込み、前述したと同様にして脱水され
る。
従って、脱水ロール18により押圧脱水されてフェルト
帯11の表面に滲出した水分を、この脱水ロール18自
体の作用により表面から掻き取り、若しくは遠心力によ
り飛散させて脱水することができ、湿紙15の含有水分
率を所望の値に調節することができる。
なお、この実施例では、中空ロールの外周面に多数の透
孔18aを設けることで脱水ロール18の通水機構を構
成したが、その他にも、例えば中実ロールの外周に軸方
向の中央部で左右に振り分けられ且つ互いに逆向きのネ
ジ状をなす螺旋溝を設けて通水機構を構成し、このよう
な螺旋溝にそって水分を外部に導いて脱水するようにし
てもよい。
また、脱水ロール18の抱き角θを10度程度に設定し
ているが、抱き角θはこれ以上大きくてもよいことはも
ちろんであり、この抱き角θはある程度大きい方が脱水
効果は高くなる。さらに、脱水ロール18は脱水ドラム
4を押圧するよう配置しているが、両者間にある程度の
隙間を設けて配置するようにしてもよい。
なお、上記実施例では多層抄の短網抄紙装置について述
べたが、円網抄紙装置や単層抄の抄紙装置に用いること
ができることはもちろんのこと、第3図に示すような脱
水のみを目的とした紙匹脱水装置に使用することもでき
る。
同図において、21は、フェルト帯11用のりターンロ
ールであり、第1図と同一部分には同一の符合を伺して
いる。特に、この実施例のように脱水ロール18の上側
に押圧ロール20を設け、この押圧ロール20で湿紙挾
持部16を押圧することにより、さらに強く脱水するこ
とができ、脱水効率をより高くすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明では脱水ロールに、
湿紙との間の面圧により当該湿紙から滲出した水分を外
部に導く通水機構を設け、この脱水ロールに湿紙を掛け
て抱き角を持たせるように 1したため、前記水分を、
構成の極めて簡単な透孔 ゛や螺旋溝等の通水機構を介
して外部に簡単且つ確実に排水することができる。従っ
て、水分を脱水するための強制吸引用の吸引装置や送風
機等の補助機器を必要とすることがな(、安価に製造で
きてランニングコストが低く且つ騒音のないロール脱水
装置を提供することができる。しかも、脱水ロールの作
用によってフェルト帯等の表面に滲出した水分をそのま
ま脱水させ、その水分が再び湿紙に逆流するのを防止す
ることができ、湿紙の水分調節を簡単且つ確実に行うこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図、第2図は第
1図の要部を拡大して示す側面図、第3図はこの発明の
他の実施例を示す側面図である。 ■・・・・・・抄’1M’41.2・・・・・・ブレス
トロール、3,4・・・・・・脱水ドラム、7・・・・
・・紙料流送箱、9・・・・・・予備脱水域、11・・
・・・・フェルト帯、15・・・・・・湿紙、16・・
・・・・湿紙挾持部、18・・・・・・脱水ロール、1
8a・・・・・・透孔(通水機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抄網帯とフェルト帯とに挾持された湿紙を脱水ロ
    ールに掛け、この脱水ロールに設けた通水機構を介して
    前記湿紙から滲出した水分を外部に排水することを特徴
    とするロール脱水方法。
  2. (2)抄網帯とフェルト帯とに挟持された湿紙と、この
    湿紙が掛けられた脱水ドラムと、前記湿紙を前記脱水ド
    ラム側に付勢する脱水ロールと、を備えたロール脱水装
    置において、前記脱水ロールに、その押圧力により前記
    湿紙から滲出した水分を外部に導く通水機構を設けると
    共に、湿紙を掛けて脱水ロールに抱き角を持たせたこと
    を特徴とする湿紙のロール脱水装置。
JP11151984A 1984-05-31 1984-05-31 湿紙のロ−ル脱水方法及びその装置 Pending JPS60259696A (ja)

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