JPS60256434A - 採尿装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は思考から排尿された尿のうち排尿中期の尿を採
取する使い捨ての採尿装置に関する。

〔従来の技術とその問題点〕　・！” 一般に、特に女性の患者から尿試料を採取する場合には
種々の問題があった。すなわち、女性の患者から尿を採
取する場合にはその「排尿中期」の尿を採取する必要が
あった。女性の患者が通常排尿した場合には、その排尿
初期の尿中には多くの異物による汚染が見られる。すな
わち、排尿初期は排尿の勢いが弱いため陰唇を伝わって
尿が流れ落ち、この部分に付着している異物によって尿
が汚染される。しかし、排尿中期になるとその排尿の勢
いが強くなシ、陰唇に触れずに尿道から直接尿が放出さ
れ、かつこの時に゛は初期の排尿によって汚染物が洗い
流さ□れている。

このような事情のため、誰にでも使用でき、面倒な説明
書を読む必要がなく、他人の助けを必要とせずに通常と
同様の排尿ができる好ましくは使い捨ての採尿装置が要
望されていた。この装置は、排尿された尿全体を受け、
排尿初期に相当する部分を除去し、排尿中期に相当する
尿を選別して試料容器内に移し、また残りの尿や上記試
料容器から溢れた尿を除去し、患者が便器を通常の姿勢
で使用した状態で使用できるものである。

〔問題を解決するための手段とその作用〕本発明の採尿
装置は、男性および女性両方の患者から汚染されていな
い尿を効果的に分離して採取できるものである。たとえ
ば、女性の患者の場合には、便器に通常の姿勢で座シ、
手でこの装置のカップ部を持って、この力，ｆの上端開
口内に排尿する。もちろん、この前に上面。

側壁および底壁の閉塞体を外し、上面開口，底面の開口
，側面のオーバーフロー開口を開放しておく。このカッ
プの中に排尿された初期の少量の尿は、このカップの底
壁の開口から便器に排出される。そして、排尿の勢いが
強くなシ、このカップ内に排尿された尿の液位がプラグ
によって頭部開口部を保持されこのカップの外に突出し
て保持された試料容器の開口よシ上まで達する。したが
って、この尿はこの試料容器内に流入し、余分の尿はこ
のカップの側壁の三角形のオーバーフロー開口および底
壁の開口から排出される。そして、この試料容器内に尿
が満たされたら、この試料容器をカップから抜き出して
キャップを締め、このカップおよびプラグは捨てる。

このカップ、プラグ、試料容器およびキャップは大量生
産で安価に製造できる軽量のゴム。

合成樹脂、被覆された紙等で作られる。カップ等の部品
は使用前には積重ねておけるような形状に形成される。

好ましくは、このカップは薄い合成樹脂シートを真空成
形したもので、このものは型等のコストが低く、また能
率的に大量生産できる。

この装置は、閉塞部材およびキャップを外し、このカッ
プを持ってこの中に排尿し、試料容器を外してキャップ
をしめる作業をおこなうだけで汚染されていない尿を採
取することができる。

使用者は、排尿の初期、中期、終期等を主観的に判断す
る必要は表い。また、面倒な説明文を、　読む必要はな
く、すぐに使用法を理解できる。

また、この採尿は迅速におこなうことができ、間違いな
く確実に採尿でき、コストも安い。

〔発明の実施例〕

以下第１図および第２図を参照して本発明の採尿装置の
第１実施例を説明する。この装置全体は殺菌されており
、倒立した略円錐台形のカップ２２を備えておシ、この
カップは直径が約３．５〜４インチ（８，９〜１０，２
副）で長さが３．０〜３．２５インチ（７，６〜８．３
　ｃｍ　）であり、その上面には開口２４が形成され、
液密の側壁２６および底壁２８によって囲まれて空間部
３０が形成されている。この力、プ２２の上面開口には
小形軽量の取外し自在の閉塞体３２が取付けられており
、この閉塞体３２は合成樹脂材料で形成され、引張片３
４が形成されている。

また、このカップ２２の底壁にはドレン孔３８が形成さ
れ、このドレン孔はたとえば直径が約０．１２５インチ
（３，２ｍ＋ｎ　）であシ、また側壁にはオーバーフロ
一孔４０が形成され、とのオーバーフロ一孔４０は倒立
した三角形をなし、そ　、１゜。、９およヶおう□イゎ
イゎゎ。、２．イ７ヶ。６，４１□゛調）である。

この開口４０は側壁２６に形成され、その高さは好まし
くはたとえば底壁２８から約１〜１．２５インチ（’２
．５４〜３．１８ｍ）の位置にあシ、空間部３０内に突
き出た試料容器４ｏの首部４４の開口４２より少なくと
も高い位置にある。

なお、この開口４０は他の形状のものでもよい。

しかしながら、このような倒立した三角形の形状であれ
ば、尿がこの開口４ｏの高さまで達した場合に、尿の液
位が上昇すると自動的にオーバーフローする流量が増加
する利点がある。

また、この試料容器４６は、たとえばその長さが約２．
５インチ（６，３５１？ｌｌ＋）であり、またその最大
径は約１インチ（２，５４ｍ）である。この試料容器４
６すなわちぎトルには頭部開口４８が形成され、この開
口はプラグ５２内にその長さ方向に形成された通路５０
内に配置されている。このプ・ラグ５２は試料容器４６
の首部４４を取外し自在に保持し、これを側壁２６に対
して液密をもって取外し自在に保持し、この側壁２６か
ら尿が漏れるのを防止する。この首部４４がプラグ５２
に摩擦力で嵌合することによって、この試料容器４６を
カップ２２および通路５０に対して所定の姿勢に保持し
、またこのプラグ５２をカップ２２の内面に押圧してこ
のプラグ５２と首部４４との間および開口４２の周囲の
液密を維持する。この試料容器４６はたとえばポリエチ
レンその他の合成樹脂のブロー成形品であシ、適当な合
成樹脂材料で形成された取外し自在のキャップ５４（第
５図参照）を有している。このキャップ５４は、カップ
２２内から尿がこの試料容器４６内に分離して移送され
るまではこの容器には取付けられない。

また、首部４４と側壁２６の外面５６との間の液密を維
持するため、この首部４４には膨張リング５８（第２図
および第５図参照）が一体に形成されておシ、首部４４
がプラグ５２に完全に嵌合した場合にこのリングは開口
４２の周・囲の外面５６に当接する。

このプラグ５２は好ましくは、可撓性および弾性を有す
るゴムまたは合成樹脂、たとえば発泡樹脂等で形成され
、首部４４を液密をもって取外し自在に保持し、また開
口４２の周囲の液密を維持できるように構成されている
。よって、この首部４４はこのプラグ５２の開口６０（
第２図および第４図）内に密嵌し、この開口６０は上記
通路５０と交差する。このプラグ５２はこの首部４４を
底壁２８の上方たとえば０．２〜０．５インチ（５，１
〜１２．７鋼）のところに保持する。まだこのプラグ５
２の上端部には尿が流れ落ちるように傾斜した上端面６
２が形成され、また通路５０の上端部６４はこの通路５
０内を尿が不注意に流れないように凹嵌している。

この装置２０は非常に安価でかつ容易に廃棄できるよう
に構成されている。この装置は虹２図に示すような状態
に無菌状態で組み立てられて供給され、キャラｆ５４は
空間部３０内に収容されるか、あるいはたとえば簡単な
説明書とともに無菌状態で別に包装される。

そして、採尿をおこなう場合には、患者は上面の閉塞体
３２を取外し、キャップ５４を取り出しくカップ２２内
に収容されている場合）、このキャップを側方に置き、
さらに帯状体３６を取外して開口３８．４０を開放する
。そして、患者が女性の場合には便器の上に座シ、また
患者が男性の場合には便器の前に立ち、片方の手でカッ
プ２２を持ち、上面開口２４を介してこのカップ２２の
中に排尿する。そして、排尿初期の尿は空間部３ｏの底
部に溜シ、底壁の開口３８から便器に排出される。しか
し、排尿の中期になると、このカップ２２内の尿の液位
が上昇し、この排尿中期の尿はプラグ５２の通路５０内
に流入して開０４８を介して試料容器４６内に流入する
。この試料容器４６が一杯になると、余分の尿は開口４
０を介して便器に排出される。この場合、この開口４ｏ
は倒立三角形をなしているので、余分の尿が多くなって
カッ７″２２中の尿の液位が上昇すると開口４ｏを通し
１排８さｉ″６尿の流量も多く５・　、１そして、排尿
が終了したらカッｆｘｘから試料容器４６を引抜き、こ
の試料容器４６にキャップ５４を取付は尿試料を密封す
る。カップ２２内に残った尿は便器に捨て、このカップ
も廃棄する。この装置２０は構造が簡単であシ、安価で
かつ迅速確実に採尿をおこなうことができる。そして、
汚染されていない排尿中期の尿を、他の手助けや面倒な
説明文を読む必要ガく通常の使用によって簡単かつ迅速
に採尿できる。

また、第６図および第７図を参照して第２の実施例を説
明する。２０ｍはこの装置を示す。

この装置は前述した装置２０と＃１は同様のものであシ
、対応する部分には同じ符号に添字ｒａＪを附して示す
。この装置２０ａは装置２０とは少しの点で相違する。

この装置２０＆は発泡樹脂製の矩形のカップ２２ａを備
えている。また、プラグ５２ｈも矩形をなし、このプラ
グは弾性ゴム材料から形成され、鋭直な通路５２ｇを有
している。また、試料容器４６ａは水平に配置され、そ
の首部４４ｍはプラグ５２ａによって保持されている。

また、開口３８１１，４０ａも矩形をなし、引張片７０
を有する帯状体３６ｈで閉塞されている。この装置２０
ｈは組体状態で包装するのが容易である点が前述の装置
２０よりすぐれている。

また、このものはカップが円筒形で、開口３８ｈ、４０
ｈが円形であってもよい。この作用は前述のものと同様
である。

また、第８図および第９図には第３の実施例を示す。符
号２θｂはこの装置を示し、この装置は前述の装置２０
と略同様の構成であり、対応する部分には同符号に添字
ｒｂＪを附して示す。

この装置のカッｆｚｚｂは円錐台形ではなく、角錐台形
をなしている。

この装置のプラグ５２ｂは弾性ゴムまたは合成樹脂で形
成され、その外周には環状の溝７２が形成され、この溝
は側壁２６ｂに形成された開口４２ｂに嵌合し、このプ
ラグ５２ｂを保持するとともにこれを側壁２６ｂに対し
て保持している。このプラグ５２ｂには通路ｓｏｂおよ
び開口６０ｂが形成さｉ、この開口内には試料容器４６
ｂの首部４４ｂが液密をもって嵌合している。底壁の開
口２８ｂは矩形を々し、また開口４０ｂは倒立三角形を
なし、これらは取外し自在の帯状体で閉塞されている。

また、カップ２２ｂの上面開口２４ｂは可撓性の取外し
自在な合成樹脂製の蓋体３２ｂで閉塞されている。

この装置のカップ２２ｂは組立前に積重ねておくことが
容易であり、この装置２０ｂは前述の装置２０と同様の
作用効果を奏する。

また、第１０図に示す装置はプラグ５２ｃを除いて前述
の第１図の装置とほぼ同様であシ、このプラグ５２ｃに
は略水平の通路５０ｃが形成され、この通路は試料容器
４６の開口４８に連通している。この第１０図に示す装
置の作用は第１図に示す装置とほぼ同様である。そして
、患者がこのカップ２２内に排尿すると、底壁の開口３
８から排尿初期の尿がこのカップ２２外啼　に排出され
る。そして、このカップが一杯になると、排尿中期の尿
が通路５０ｃを通って試料容器４６内に送られる。この
後の採尿手順は第１図に示した装置と同様である。

また、第１１図力いし第１３図には他の実施例を示し、
この実施例の装置２０ｔｌは第１図に示す装置２０と同
様な構成であり、対応する部分には同符号に添字ｒｄＪ
を附して示す。この実施例では、対向する２つの縁に折
曲げ線（内側折曲線を７６、外側折曲線を７８で示す）
を備えておシ、このカップ２２（１は平坦にたたまれた
状態で保管され、他の実施例のものよシ小さな形状に包
装することができる。プラグ５２ｄは試料容器４６ｄを
液密をもって保持するとともに、カップ２２ｄの開口に
嵌合する。とのプラグ５２ｄは弾性を有する合成樹脂そ
の他の材料で形成され、試料容器４６ｔ１の首部が挿入
される開口の周囲の液密を確保する。この実施例では、
第１０図に示す装置のプラグ５２ｅと同様に、プラグ５
２ｄ内には水平方向に通路５０ｄが形成されている。

。。□１１゜い４．３１オ□１、　１□（特別な形状の
接着割付のカバー３２６を有しておシ、このカバーはカ
ップ２２ｄの上端開口を横断して延長され、また下方に
延長されて試料容器４６ｄと反対側のオーバーフロー開
口４０ｄおよび底壁の開口３８ｄを閉塞している。また
、とのカバー３２ｄの下端には第２の引張片３５ｄが形
成され、これを引くことによってこのカバーを取外し、
この装置２０ｄが使用可能となる。

使用する際には、このカバー３２ｄを引き剥し、このカ
ッｆ２：ｚａを把持して折曲線７８を内側に押圧してこ
のカップ２２ｄを押し潰し、このカップを略円形の形状
にし、第１図および第２図の装置と同様にとのカップの
中に排尿する。このカップ２２ｄは合成樹脂または耐水
性の紙で形成される。

第１４図にはさらに他の実施例を示し、この装置２０ｅ
は第１図に示した装置２ｏと略同様の構成であり、対応
する部分には同符号に添字ｒｅＪを附して示す。この実
施例ではカップ２２ｅは倒立した円錐形に形成され、ま
た底部には小さな開口３８ｅが形成され、排尿初期の尿
はこの開口からカップ外に排出され、排尿中期の尿が採
取される。また、とのカップ２２ｅの側壁にはオーバー
フロー開口４０ｅが形成され、このオーバーフロー開口
は排尿中期の尿を試料容器内に移す通路よシやや上の位
置にある。

この試料容器４６ｅは合成樹脂材料のブロー成形品であ
シ、矩形の直方体形状をなし、首部４４ｅおよび開口４
８ｅを備えている。なお、この試料容器はこれ以外の形
状でもよい。この試料容器４６ｅは平坦な底壁を有し、
この底壁はカップ２２ｅの底部の開口３８ｅの位置と合
致し、安定した載置面を形成し、この装置を棚等の上に
載置した場合に倒れないように構成されている。また、
この試料容器４６ｅはキャップ８θを備えておシ、この
キャップ８０は可撓性のひも部８２によってこの容器に
連結されている。また、この試料容器４６ｅの側部には
保持部８４が形成され、上記のキャップ８０はこの保持
部に保持される。この装置は前述と同様に使用した後に
、この試料容器４６ｅをカップ２２ｅから取外し、キャ
ップ８０を保持部８４から外して首部４４ｅに装着し、
開口４８ｅを閉塞する。

また、この装置２０ｅは第１４図に断面で示すようにプ
ラグ５２ｅを有し、このプラグ５２ｅにはその上端から
下端まで達する通路５０ｅが形成され、この通路は試料
容器４６ｅの開口４８ｅに連通している。この試料容器
４６ｅの首部４４ｅはプラグ５２ｅの開口４２ｅ内に液
密をもって嵌合保持され、またこのプラグ５２ｅによっ
て上記首部４４ｅが挿入されるカップ２２ｅの側壁の開
口を液密にシールしている。

この首部４’　４　ｅがプラグ５２ｅの開口４２ｅ内に
挿入された場合には、この首部４４ｅの根元部がこのカ
ッ７６、？　２　ｅの側壁に押圧され、これら部品が確
実に保持され、上記プラグによってシールがなされる。

必要な場合には、このプラグ５２ｅのカップ２２ｅの側
壁に接する面には接着剤を薄く塗布してもよい。製造時
にこの装置２０ｅは第１図ないし第５図に示したように
殺菌状態でシールされ、たとえば接着剤の付いた帯状体
によって上面開口２４ｅ、ドレン開口３８ｅ、オーバー
フロー開口４０ｅを閉塞してもよい。々お、この引剥し
自在の帯状体は第１４図から省略しである。

この第１４図に示しだ装置は前述の装置と同様に使用さ
れる。すなわち、まず帯状体を引き剥し、開口２４ｅ　
＋　３８ｅ＋４０ｅを開放する。そして、患者は便器に
通常の姿勢で座シ、片手でこの装置を持つ。排尿初期の
尿はこの底部のドレン開口３８ｅから排出され、このカ
ップ内の尿の液位が上昇するとプラグ５２ｅの通路５０
ｅを通って開口４８ｅから試料容器内に尿が移される。

このプラグ５２ｅの上端部は排尿される尿の流れを偏向
する。そして、排尿中期の尿はこの試料容器４６ｅ内に
移され、この容器内の空気は通路５０ｅの上部を通って
排気される。

そして、尿の液位がオーバーフロー開口４０ｅよｐ上ま
で上昇すると、余分の尿はこのオーツ々　−１−フロー
開口４０ｅを通ってこのカップ２２ｅの外に排出される
。そして、この試料容器４６ｅ内に試料圧が採取された
ら、この容器をカップ２２ｅから取外し、前述と同様に
キャップを取付け、このカップ２２ｅおよびプラグ５２
ｅは廃棄する。

以上に説明した本発明の各実施例はいずれも排尿中期の
尿を採取することができる。平均的な患者を基準にした
場合、この試料容器の開口よシ下の部分のカップ内容積
は約５　ｃｃがよい。

このカップの底壁の開口の直径は約０．１２５インチ（
３，２ｍｍ）がよく、１０秒にわたって毎秒約２０ＣＣ
の割合で排尿する平均的な患者を基準にした場合、尿が
試料容器内に移され始める前に約１３ｃｃの尿が排尿さ
れる。そして、この装置では試料容器の開口から下のカ
ップ内容積は約５ｃｃであり、またこのカップ内の尿の
液位が試料容器の開口まで上昇する間に底壁の開口から
約８ＣＣの尿がカップ外に排出される。そして、排尿中
期の尿が試料容器内に移送されると、この試料容器内の
空気はプラグ５２の通路５０を通って排出される。なお
、この空気の排出を良好にするだめ、この試料容器はそ
の開口が上を向くように傾斜して配置されていることが
好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の一部を断面で示す平面図
、第２図は第１図の装置の一部を断面で示す側面図、第
３図は第１図の装置の一部を断面で示す正面図、第４図
は第１図に示す装置のプラグの後面図、第５図は第１図
に示す装置の試料容器の側面図、第６図は本発明の第２
の実施例の鉛直方向の断面図、第７図は第６図に示す装
置の一部を断面で示す平面図、第８図は本発明の第３の
実施例の一部を断面で示す側面図、第９図は第８図に示
す装置のカップ部の一部を断面で示す平面図、第１０図
は第１図に示す装置の変形例を示す平面図、第１１図は
本発明の他の実施例を示す一部を断面で示す平面図、第
１２図は第１１図に示す装置の側面図、第１３図は第１
１図および第１２図に示す°装置の右側面図、第１４図
は本発明のさらに他の実雄側の一部を断面で示す側面図
である。 ２２・・・カップ、２４・・・上面開口、２６・・・側
壁、２８・・・底壁、３０・・・空間部、３８・・・ド
レン開口、４０・・・オーバーフロー開口、４２・・・
開口、４４・・・首部、４６・・・試料容器、５０・・
・通路、６２・・・プラグ、５４・・・キャップ。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦ヤ 号・Ｊ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）上面に開口を有し排尿された尿を受けるカップと
   、このカップの底部に形成され所定の断面積を有し排尿
   された尿をこのカップ外に所定の流量で排出させる底部
   開口と、この底部開口から所定の高さの位置に形成され
   試料容器の首部を収容する側部開口とを備え； 上部試料容器は延長された首部と、この首部に形成され
   排尿中期の尿試料をこの試料容器内に導入するとともに
   この試料容器内の空気を排出する開口とを備え、この首
   部が上記カップの側部開口内に挿入されることによって
   この試゛料容器が上記カップ内に連通され； 上記カップ内に設けられこのカップの側壁に対して密封
   して取付けられたプラグと、このプラグ内に形成された
   通路と、この通路と上記試料容器の首部の開口とを連通
   ずるとともにこの試料容器の首部を着脱自在に保持し、
   上記カップ内に排尿された尿の液位が上記試料容器の首
   部の開口まで達したときにこの尿を上記通路を介して上
   記試料容器内に流入させる細通路を具備したことを特徴
   とする採尿装置。 （２）前記カップは前記側部開口よシ下の部分の径が縮
   少されこの部分の容積が制限されていることを特徴とす
   る特許 記載の採尿装置。 （３）前記カップの側壁はこのカップの底部に向って小
   さくなるようなテーパ状に形成されていることを特徴と
   する前記特許請求の範囲第２項記載の採尿装置。 （４）前記底部開口から流出する流量および前記側部開
   口よシ下の部分の容積は、平均的な患者が使用した場合
   において、排尿中期の尿が前記試料容器内に移送開始さ
   れる前に所定量の排尿初期の尿がカップ外に排出される
   ように設定されていることを特徴とする前記特許請求の
   ゜範囲第２項記載の採尿装置。 （５）前記所定量の排尿初期の尿は約１３ｃｃであるこ
   とを特徴とする特許 項記載の採尿装置。 （６）前記底部開口の直径は約３．１６蝉（９．１２５
   インチ）であシ、また前記側部開口から下の部分のカッ
   プの内容積は約５ＣＣであることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第２項記載の採尿装置。 （７）前記カップの側壁にはオーバーフロー開口が形成
   され、このオーバーフロー開口は前記側部開口よフ上の
   位置に設けられていることを特徴とする前記特許請求の
   範囲第１項記載の採尿装置。 （８）前記オーバーフロー開口は上方に向って拡大した
   三角形状をなし、前記側部開口の上級の高さ位置に設け
   られていることを特徴とする前記特許請求の範囲第７項
   記載の採尿装置。 （９）前記カップは倒立した円錐台形をなしていること
   を特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採尿装置
   。 αＱ、前記カップは倒立した円錐形をなしていることを
   特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採尿装置。 α力　前記カップは底部および側部の折シ曲げ線で連結
   された一対の側壁から形成され、これら側壁は折シ曲げ
   縁を内側に向けて押圧することによって変形され排尿さ
   れた尿を受ける上端開口が開くものであることを特徴と
   する前記特許請求の範囲第１項記載の採尿装置。 （自）前記カップは真空成形によって製造されたもので
   あることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の
   採尿装置。 （６）前記カップは熱成形され−た合成樹脂材料で形成
   されていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項
   記載の採尿装置。 α◆　前記カップの底部開口，上面開口およびオーバー
   フロー開口を閉塞する取外し自在の閉塞体が設けられ、
   殺菌された後にこのカップお　゛よび前記試料容器内を
   殺菌状態に密封することを特徴とする前記特許請求の範
   囲第７項記載の採尿装置。 （イ）前記閉塞体は前記各開口を閉塞する各部分が一体
   に形成されているものであることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１４項記載の採尿装置。 α力　前記試料容器は螺条を有する首部を備えたがトル
   から構成されるとともにこのデトルを閉塞するキャップ
   を備え、このキャップは前記密閉されたカップ内に収容
   されていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１４
   項記載の採尿装置。 α力　前記プラグは発泡合成樹脂材料で形成されている
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採尿
   装置。 （１枠　前記プラグは上面開口からカップ内に排尿され
   る尿が前記試料容器内に直接流入しないようＫこの尿を
   偏向する部分が形成されていることを特徴とする前記特
   許請求の範囲第１項記載の採尿装置。 （自）前記試料容器は、その首部が前記カップの側部開
   口内に挿入され、前記プラグによってこの首部がこの開
   口に密封性をもって保持され、これによって上記試料容
   器が力，ｆに対して着脱自在に接続されていることを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採尿装置。 （１）前記プラグは前記側部開口内に装着されるととも
   に前記試料容器の首部を囲んで延長された密封部分を備
   えていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記
   載の採尿装置。 ？■　前記プラグは前記側部開口を形成した側壁内面に
   沿って配置され、前記試料容器の首部と側部開口の周囲
   を密封するものであることを特徴とする前記特許請求の
   範囲第１項記載の採尿；置。 （自）前記試料容器は螺条を備えた首部を有するｙＪｒ
   　｝　ｌＩ−から構成され、とのｙＪｒ｝ルを前記カッ
   プから取外した場合にはこの首部にキャップが螺装され
   てこれを閉塞するものであることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項記載の採尿装置。 （至）前記試料容器はプロー成形されたボトルであシ、
   キャップを有し、このキャップはこのボトルの一側に形
   成された保持部に着脱自在に保持され、またこのキャッ
   プは薄い可撓性のストランドを介してこのボトルに連結
   されていることを特徴とする特許 載の採尿装置。 （ハ）前記＆｝ルは平坦人底面を有し、この底面は前記
   カップの底面と同一面に配置され、この装置が安定して
   載置されるようムペース面を形成することを特徴とする
   前記特許請求の範囲第２３項記載の採尿装置。 （ハ）前記プラグ内に形成された通路は略鉛直方向に沿
   って設けられこのプラグの上端および下端に開口してい
   ることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採
   尿装置。 （ハ）前記側通路は前記通路の略中央部に連通〜）　さ
   れ、この側通路の連通部より上の部分の通路は前記試料
   容器内の空気を置換するだめの空気通路に形成されてい
   ることを特徴とする前記特許請求の範囲第２５項記載の
   採尿装置。 （ロ）前記プラグ内の通路は略水平方向に沿って設けら
   れ、このプラグの側面から側面までを横断していること
   を特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の採尿装置
   。 （ハ）前記通路のうち前記側通路との接続部よシ下の部
   分は排尿中期の尿を前記試料容器の首部の開口内に導入
   する導通路に形成されていることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項記載の採尿装置。 翰　前記導通路は排尿中期の尿をカップの底部から上方
   に前記試料容器の首部の開口まで導入するように略鉛直
   に設けられていることを特徴とする前記特許請求の範囲
   第２８項記載の採尿装置。 （イ）排尿中の中期に排尿された尿のみを無菌状態で採
   取する使い捨ての採尿装置において：尿収容空間を形成
   する液密の側壁および底壁　１２：１ と、本体部と、首部と、上記尿収容空間に連通する開口
   とを備えた試料尿容器と； この試料尿容器の開口を閉塞する着脱自在な閉塞体と； 上面が開口するとともに側壁および底壁によって内部空
   間が形成され、上記底壁近傍には尿の流出量を制御する
   第１の開口を有し、また上記側壁には上記第１の開口の
   上方に位置して第２の開口が形成され、上記第２の開口
   を通して上記試料尿容器の首部が上記内部空間内に挿入
   されるとともにこの試料尿容器の本体部は外方に配置さ
   れる使い捨ての尿採取カップと；上記試料尿容器の首部
   を上記第２の開口内に液密をもって挿通させこの首部を
   着脱自在に上記内部空間内に固定するとともに上記内部
   空間内に排尿される尿が上記試料尿容器内に直接導入さ
   れるのを防止し、底部から上方に向って延長され上記試
   料尿容器の開口に連通し尿をこの容器内に導入する通路
   を有したプラグと；を具備したことを特徴とする採尿装
   置。 ０や　前記カップは一体のものであシ、また前記プラグ
   は可撓性でかつ弾性を有するものであることを特徴とす
   る前記特許請求の範囲第３０項記載の採尿装置。 ０φ　前記カップは合成樹脂のモールド成形品でおシ、
   また下方にすぼまった略円錐形をなし、組立前に積み重
   ねられるように構成されていることを特徴とする前記特
   許請求の範囲第３０項記載の採尿装置。 υ　前記側壁には前記第２の開口と同じ高さあるいはそ
   れより上方に第３の開口が形成されオーバーフロ一手段
   を構成していることを特徴とする前記特許請求の範囲第
   ３０項記載の採尿装置。 （ロ）前記第３の開口は頂点を下にした三角形をなし、
   オーバーフローの流量が自動的に調整されるものである
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第３３項記載の採
   尿装置。 ０時　前記カップは熱可塑性合成樹脂材料から形成され
   、下方に向けてテーパが付された複数の平坦な側壁を有
   し、組立後に積重ねられることを特徴とする前記特許請
   求の範囲第３０項記載の採尿装置。 （ロ）前記カップの上端開口、第１の開口およびオーバ
   ーフロ一手段を閉塞してこの容器を無菌状態に維持する
   取外し自在な閉塞体を備えていることを特徴とする特許 ３０項記載の採尿装置。 Ｏｆ）前記取外し自在な閉塞体は、前記第１の開口およ
   びオーバーフロ一手段を閉塞する引張片付の接着ストリ
   ッジと、引張片の設けられた取外し自在のカバーから構
   成されていることを特徴とする前記特許請求の範囲第３
   ６項記載の採尿装置。 （至）前記プラグ内の通路はこのプラグの上端まで延長
   され、前記開口に尿が流入するのを助ける空気の排出通
   路に形成されていることを特徴とする前記特許請求の範
   囲第３０項記載の採尿装置。 （イ）前記プラグは発泡樹脂のブロックから形成され、
   その上端部は尿の流下を確実にするため下向に傾いてい
   ることを特徴とする前記特許請求の範囲第３８項記載の
   採尿装置。 ００　前記プラグは可撓性の弾性ゴムの底部を有し、こ
   の下端は前記カップの底面から離間していることを特徴
   とする前記特許請求の範囲第３８項記載の採尿装置。 ０１）前記カップ，試料容器および閉塞体は軽量で安価
   外合成樹脂成形品であることを特徴とする前記特許請求
   の範囲第３９項記載の採尿装置。 （９）前記試料容器の首部には一体に膨張したリングが
   形成され、前記プラグによって前記カップの側壁とこの
   首部との間のシールをなすシールリングが形成されてい
   ることを特徴とする前記特許請求の範囲第３０項記載の
   採尿装置。