JPS6025474B2 - シラス質土壌の保水性改善方法 - Google Patents
シラス質土壌の保水性改善方法Info
- Publication number
- JPS6025474B2 JPS6025474B2 JP51085415A JP8541576A JPS6025474B2 JP S6025474 B2 JPS6025474 B2 JP S6025474B2 JP 51085415 A JP51085415 A JP 51085415A JP 8541576 A JP8541576 A JP 8541576A JP S6025474 B2 JPS6025474 B2 JP S6025474B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water retention
- converter
- whitebait
- soil
- shirasu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本願発明は保水性に乏しいシラス質土壌の保水性改善方
法に関するものである。
法に関するものである。
シラスとは、南九州地方に広く分布する白色砂質堆積物
に対する地方的な俗語であったが、現在では南九州に広
く分布する厚い軽石流(軽石擬灰角磯岩)、降下軽石お
よびこれらの二次堆積物で、第3紀から第4紀にかけて
、姶良、阿多火山等から噴出したものであると定義され
ている。
に対する地方的な俗語であったが、現在では南九州に広
く分布する厚い軽石流(軽石擬灰角磯岩)、降下軽石お
よびこれらの二次堆積物で、第3紀から第4紀にかけて
、姶良、阿多火山等から噴出したものであると定義され
ている。
シラスのイヒ学成分は産地、種類が異なってもほぼ一定
の範囲に入り、Si0270%、AI20315%前後
であり、鉱物としては火山ガラス・長石・紫蘇額石等を
含み、ほかに少量の石英・磁鉄鉱などが含有されている
。シラス地帯では農業生産性が低い上に、いましば降雨
などによる崖崩れ災害が起っているが、これは透水性の
大きいことに起因するものである。
の範囲に入り、Si0270%、AI20315%前後
であり、鉱物としては火山ガラス・長石・紫蘇額石等を
含み、ほかに少量の石英・磁鉄鉱などが含有されている
。シラス地帯では農業生産性が低い上に、いましば降雨
などによる崖崩れ災害が起っているが、これは透水性の
大きいことに起因するものである。
したがって、従来から地質学的・地形学的な研究をはじ
め、農業土木や土質工学的見地から多くの研究がなされ
、最近では工業原料としての利用方法も研究されている
が、大量利用の実用化には程遠く、未だ研究段階の城を
出ないものである。一方、製鋼作業時に発生する転炉律
(電気炉律もまた同じ)は膨大な量であるが、予想外に
崩壊性があって、これを用いた建造物あるいは構造物は
自発的に崩壊する欠点があるので、一般に工業的には利
用されず、そのほとんどが産業廃棄物として埋立あるい
は廃棄されている実情にある。特殊な場合に土壌の改良
剤またはセメント原料として少量使用されているにすぎ
ない。転炉律を空気中あるいは水中に放置する時に、自
然に粉化する程度は大略20〜30%程度で、高炉樺に
比して極めて高く、骨材として使用するためには改質し
なければならない。
め、農業土木や土質工学的見地から多くの研究がなされ
、最近では工業原料としての利用方法も研究されている
が、大量利用の実用化には程遠く、未だ研究段階の城を
出ないものである。一方、製鋼作業時に発生する転炉律
(電気炉律もまた同じ)は膨大な量であるが、予想外に
崩壊性があって、これを用いた建造物あるいは構造物は
自発的に崩壊する欠点があるので、一般に工業的には利
用されず、そのほとんどが産業廃棄物として埋立あるい
は廃棄されている実情にある。特殊な場合に土壌の改良
剤またはセメント原料として少量使用されているにすぎ
ない。転炉律を空気中あるいは水中に放置する時に、自
然に粉化する程度は大略20〜30%程度で、高炉樺に
比して極めて高く、骨材として使用するためには改質し
なければならない。
しかし、転炉漣はその成分組成から耕土培養に使用され
、特に稲の秋落ち改善に反当り500〜600kg程度
使用して肥効があることは、多年に渉に各地区に於て使
用され、本願発明者は昭和30牢より大量にこれを製造
している。本願発明者は、転炉蓬の前記した特質を生か
すとともに、シラスの透水性の改善をはかり、シラス費
土壌の保水性改善の方法を提供するもので、その要旨と
するところは、シラス質土壌の表土を約lmすき取り、
該シラス5肌以下に粉砕し、5肋以下に粉砕した転炉蓬
との配合割合をシラス約70%以上、転炉連約30%以
下とし、均一に混合したものを表士とすることを特徴と
するシラス質士壌の保水性改善方法にある。
、特に稲の秋落ち改善に反当り500〜600kg程度
使用して肥効があることは、多年に渉に各地区に於て使
用され、本願発明者は昭和30牢より大量にこれを製造
している。本願発明者は、転炉蓬の前記した特質を生か
すとともに、シラスの透水性の改善をはかり、シラス費
土壌の保水性改善の方法を提供するもので、その要旨と
するところは、シラス質土壌の表土を約lmすき取り、
該シラス5肌以下に粉砕し、5肋以下に粉砕した転炉蓬
との配合割合をシラス約70%以上、転炉連約30%以
下とし、均一に混合したものを表士とすることを特徴と
するシラス質士壌の保水性改善方法にある。
なお、この発明はラスの粒度あるし、は転炉律の配合割
合が多少変化しても、それに対する保水効果は有効に期
待し得られる。
合が多少変化しても、それに対する保水効果は有効に期
待し得られる。
一般に転炉律はXa0.Si02主体で遊離石灰(以下
F.Ca○と記す)、ゲーレナイト、アケルマナイト、
マグネタイト、ウスタィト等を含み、F.Caoおよび
次ao.Si02が崩壊原因となることはよく知られた
ことである。
F.Ca○と記す)、ゲーレナイト、アケルマナイト、
マグネタイト、ウスタィト等を含み、F.Caoおよび
次ao.Si02が崩壊原因となることはよく知られた
ことである。
また、シラスは第2表に示すように多量の可溶成分を含
有するものである。
有するものである。
本願発明者は長期間にわたる実験の結果、シラス約70
%、転炉蓬約30%配合した試料について、時間の経過
とともに保水性が箸るしく改善されることを知見した。
%、転炉蓬約30%配合した試料について、時間の経過
とともに保水性が箸るしく改善されることを知見した。
これは、転炉淫の粉化によって粉子間隙を埋め、シラス
中の可溶性Si02と転炉連中のF.Ca0による珪酸
カルシウムの生成によって粒子間隙が埋められることに
よるものと考えられる。その作用効果を実験例について
説明する。
中の可溶性Si02と転炉連中のF.Ca0による珪酸
カルシウムの生成によって粒子間隙が埋められることに
よるものと考えられる。その作用効果を実験例について
説明する。
実験に使用したシラス、転炉律の粒度分布の1例を第1
表に示す。
表に示す。
第1表
第2表はシラス、転炉律の分析例である。
第2表
第1表のシラスと転炉律の配合割合と試料調製方法を第
3表に・示す。
3表に・示す。
第3表
上記試料を第1図に示すように、市販のプラスチック製
バケツ1下部にIQ剛径の穴5を4個所あげ、0.9脚
径のステンレス鋼製金網4をバケツ1下部に敷き、その
上にシラス100雌(図示3)を入れ、次いでその上に
充分に混合して均一配合になるようにした試料(図示2
)を入れた後、予め水を入れた受け容器(図示せず)内
に入れ、全体を水に浸して水を充満させた後引上げ、一
定時間後に重量を測定する。
バケツ1下部にIQ剛径の穴5を4個所あげ、0.9脚
径のステンレス鋼製金網4をバケツ1下部に敷き、その
上にシラス100雌(図示3)を入れ、次いでその上に
充分に混合して均一配合になるようにした試料(図示2
)を入れた後、予め水を入れた受け容器(図示せず)内
に入れ、全体を水に浸して水を充満させた後引上げ、一
定時間後に重量を測定する。
次いで水を633cc(ビール瓶1杯)添加し、容器1
下部の4個所の穴から出る水は下の受け容器(図示せず
)に入れる。
下部の4個所の穴から出る水は下の受け容器(図示せず
)に入れる。
容器1内試料(図示2)上面の水がなくなるまでの時間
を測定した。その結果を第4表に示す。第4表 前記第4表で明らかなように、転炉律の配合割合の増加
・経過日数の増加につれて保水性が箸るしく改善されて
いる。
を測定した。その結果を第4表に示す。第4表 前記第4表で明らかなように、転炉律の配合割合の増加
・経過日数の増加につれて保水性が箸るしく改善されて
いる。
特に転炉連20%配合の試料肺.4について顕著な効果
が認められる。以上述べたように、保水性に乏しいシラ
ス費士の保水性改善に転炉綾配合は極めて効果的であり
、時日の経過とともにり保水性が向上する利点がある。
が認められる。以上述べたように、保水性に乏しいシラ
ス費士の保水性改善に転炉綾配合は極めて効果的であり
、時日の経過とともにり保水性が向上する利点がある。
第1図は実験内容を説明するための容器内断面図である
。 図中、1はプラスチック製バケツ、2は配合試料(M.
2、No.3、No.4)、3はシラス単味試料、4は
ステンレス製金網、5は穴、6は把手を示す。 第1図
。 図中、1はプラスチック製バケツ、2は配合試料(M.
2、No.3、No.4)、3はシラス単味試料、4は
ステンレス製金網、5は穴、6は把手を示す。 第1図
Claims (1)
- 1 シラス質土壌において、表土約1mをすき取り、該
シラスを5mm以下に粉砕し、5mm以下に粉砕した転
炉滓との配合割合をシラス約70%以上、転炉滓約30
0%以下とし、均一に魂合したものを表土とすることを
特徴とするシラス質土壌の保水性改善方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51085415A JPS6025474B2 (ja) | 1976-07-19 | 1976-07-19 | シラス質土壌の保水性改善方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51085415A JPS6025474B2 (ja) | 1976-07-19 | 1976-07-19 | シラス質土壌の保水性改善方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5312111A JPS5312111A (en) | 1978-02-03 |
JPS6025474B2 true JPS6025474B2 (ja) | 1985-06-18 |
Family
ID=13858162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51085415A Expired JPS6025474B2 (ja) | 1976-07-19 | 1976-07-19 | シラス質土壌の保水性改善方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025474B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0378467U (ja) * | 1989-12-01 | 1991-08-08 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60148927A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-06 | Toa Harbor Works Co Ltd | 水中捨石均し方法及びその均し装置 |
JP6378058B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2018-08-22 | Jfeミネラル株式会社 | 地盤改良方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928117A (ja) * | 1972-07-14 | 1974-03-13 |
-
1976
- 1976-07-19 JP JP51085415A patent/JPS6025474B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928117A (ja) * | 1972-07-14 | 1974-03-13 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0378467U (ja) * | 1989-12-01 | 1991-08-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5312111A (en) | 1978-02-03 |
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