JPS60254599A - 螢光灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｔａ）技術分野 この発明は位相制御によって螢光灯の点灯制御を行う螢
光灯点灯装置に関し、特にトライアックのゲートにダイ
アック等の電圧制御素子を接続し、さらにこの電圧制御
素子と電源間にＣＲ時定数回路を接続した螢光灯点灯装
置の改良に関する。

（ｂ）従来技術とその欠点 この種の螢光灯点灯装置では、予熱電流とランプ電流と
の位相が異なってくる。即ち予熱時においてはＬ負荷が
大きくなるために、電源電圧に対して予熱電流の遅れが
大きく、点灯時においてはランプ自身の直流負荷骨が増
大するために、電源電圧に対するランプ電流の遅れはそ
れ程大き（ならない。第２図はこの状態を示したもので
ある。

しかし、同図から明らかなように予熱電流ｉ１が零点ａ
を横切るときにはトライアックに対して十分なゲート電
流ｉｇｌを流す必要がある一方、ランプ電流１２が零点
すを横切るときにもトライチックに対して十分なゲート
電流ｉｇ２を供給してやらなければならない（そうしな
ければトライチックがターンオンできない）。このため
、従来の点灯装置では上記ａ点、ｂ点の双方においてト
ライアックに対し十分なゲート電流が供給できるようそ
の最大値ｉｇＭを非常に大きく設定していた。しかし、
この最大値ｉｇＭが大きいと、トライアックのゲートに
接続されるダイアック等の電圧制御素子への流入電流が
大きくなるために、その電圧制御素子の温度上昇が大き
く、また低価格で電流容量の小さな素子を使用できない
不都合があり、且つ信頼性を低下させる原因となってい
た。

（Ｃ）発明の目的 この発明の目的は上記の不都合を解消し、トライアック
に流入するゲート電流の位相を予熱時と点灯時とで変化
させ、ゲート電流の最大値が小さくても螢光灯の始動お
よび点灯を確実に行なえる螢光灯点灯装置を提供するこ
とにある。

（ｄ１発明の構成 この発明はダイアック等の電圧制御素子と電源間に接続
されているＣ　Ｒ時定数回路のコンデンサに並列的に、
電源オン後輩光灯の予熱に必要な時間だけそのコンデン
サの容量を大きくするよう予熱用コンデンサを接続する
タイマ回路を設けたことを特徴とし、 予熱時にはＣＲ時定数回路のコンデンサ容量を見かり上
大きくしてゲート電流を実質的に遅相させ、予熱電流が
零点を切るときのゲート電流の大きさが大きくなるよう
にしたものである。

第３図（Ａ）はこの発明に係る螢光灯点灯装置での予熱
電流に対するゲート電流の位相関係を示し、同図（Ｂ）
はランプ電流に対するゲート電流の位相関係を示してい
る。図示するように、予熱　゛電流１１が零点を切る位
置ａ′ではゲート電流ｉｇが略ビーク値となり、またラ
ンプ電流１２が零点を切る位置ｂ′でもゲート電流ｉｇ
が略ビーク値となる。このように予熱時にＣＲ時定数回
路のコンデンサ容量を見かけ上増やすことによって、点
灯時めランプ電流１２が零点を切る位置でゲート電流が
最大となるように〜ＣＲ時定数回路を設定した状態で、
且つ予熱時において予熱電流が零点を切る位置でゲート
電流を最大値付近にすることができる。即ち、予熱時お
よび点灯時の両方において電流（予熱電流またはランプ
電流）が零点を切る位置のゲート電流の大きさを最大値
付近に設定することが容易にできる。

（Ｑ１発明の効果 以上のようにこの発明によれば、予熱用コンデンサの大
きさを適当に選択することで、予熱時と点灯時とでゲー
ト電流の位相を最適に設定することができ、このため、
ゲート電流の最大値を小さくすることができ、ダイアッ
ク等の電圧制御素子の負担を軽くすることができる。即
ち、電圧制御素子の発熱を押さえるとかできるとともに
、より小さな電流容量の電圧制御素子を使用することが
でき、さらに温度上昇が少なくなるために、点灯装置全
体の信頼性をも向上できる利点がある。

（ｆ）実施例 第１図はこの発明の実施例である１−２切り換えスイッ
チ付き螢光灯点灯装置の回路図である。

ＡＣ電源には螢光灯負荷からなる第一負荷２．第二負荷
３および立法からなる第三負荷４が電源スィッチ１を介
して並列に接続されている。第一負荷２．第二負荷３．
第三負荷４にはそれぞれトライアック５，６．７が直列
に接続され、トライアック５のゲートにはダイアック８
が接続され、トライアック６のゲートにはダイアック９
が接続されている。ダイアック８と電源間にはコンデン
サ１０、抵抗１１からなるＣＲ時定数回路が接続され、
ダイアック９と電源間にはコンデンサ１２と抵抗１３か
らなるＣＲ時定数回路が接続されている。前記ダイアッ
ク９とトライアック７のゲート間にはブリッジ整流回路
１４およびタイマ部１５が接続され、またダイアック８
と電源間にはブリッジ整流回路１６とタイマ部１７が接
続されている。またタイマ部１５とタイマ部１７は相互
に接続されている。

さらに前記コンデンサ１０には予熱用コンデンサ１８と
タイマ回路１９との直列回路が並列に接続され、前記コ
ンデンサ１２には予熱用コンデンサ２０とタイマ回路２
１との直列回路が並列に接続されている。尚、２２．２
３は位相調整用の抵抗、２４．２５はブリッジ整流回路
である。

上記の構成において、最初に電源スイ・ノチ１をオンす
ると、タイマ部１５．１７が共にオフ状態であるために
第一負荷２および第二負荷３が起動される。このときタ
イマ回路１９は抵抗１９ａ。

コンデンサ１９ｂによって決る時間だけトランジスタ１
９Ｃをオン状態に設定するため、コンデンサ１０に対し
て予熱用コンデンサ１８を並列接続する。またコンデン
サ１２に対しては抵抗２１ａ、コンデンサ２１ｂによっ
て決る時間だけトランジスタ２１Ｃをオン状態に設定し
、コンデンサ１２に対して予熱用コンデンサ２０を並列
接続する。このため第３図（Ａ）に示すようにダイアッ
ク８．９を流れるゲート電流ｉｇの位相は並列接続され
た予熱用コンデンサの分だけ遅れる。これによって予熱
電流１１が零点を切る位置ａ′のときにケート電流ｉｇ
の大きさを大きくすることができる。この場合、予熱用
コンデンサ１８．２０または位相調整用抵抗２２．２３
の大きさを適当に設定することにより、ａ′位置でのゲ
ート電流ｉｇの大きさを略ビークに設定することも容易
である。尚、タイマ回路１９．２１のタイマ時間は略５
〜６秒に設定されるのが好ましい。

電源オン後、数秒経過して第一負荷２．第二負荷３が点
灯状態に移行すると、それと略同時にタイマ回路１９．
２１もオフ状態となる。すると、以後ゲート電流ｊ　ｇ
の位相はコンデンサ１０．抵抗１１からなるＣＲ時定数
回路とコンデンサ１２、抵抗１３からなるＣＲ時定数回
路によって決定される。この場合も各コンデンサまたは
抵抗の値を適当に調整することで第３図（Ｂ）に示すよ
うにランプ電流１２が零点を切る位置ｂ′のときにゲー
ト電流ｉｇが最大値となるように設定することも容易で
ある。

尚、本実施例の点灯装置では電源スィッチ１を第一・負
荷２．第二負荷３が点灯している状態で再びオフし、直
ちにオンするとタイマ部１７がオンとなり、第一負荷２
がオフし、第二負荷３がオン状態となる。また電源スィ
ッチ５をさらに一旦オフして再びオンすると、今度はタ
イマ部１５，１７が両方ともオン状態となり、第三負荷
４だけがオン状態となる。さらに電源スィッチ５を一旦
オフして再びオンすると、タイマ部１５．１７は両方と
もオフ状態となり再び第一負荷２．第二負荷３の点灯状
態となる。。このような１−２切り換えスイッチ機能に
ついては公知であり、用途に応じ′ζ適当な回路を使用
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である１−２切り換えスイッ
チ付き螢光灯点灯装置の回路図である。 第２図（Ａ）、（Ｂ）は従来の螢光灯点灯装置の予熱時
２点灯時の波形図を示し、第３図（Ａ）。 （Ｂ）はこの発明に係る螢光灯点灯装置の予熱時、点灯
時の波形図を示している。 ５〜７−斗うイアソク、８．９−ダイアック、１８．２
０−予熱用コンデンサ、 １９．２１−タイマ回路。 出願人　黒井電機株式会社 代理人　弁理士　小森久夫 第２図 （Ａ） （Ｂ） 第３図 （Ａ） （Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）螢光灯に直列に接続されたトライア・７りのゲー
   トに、一定電圧以上が印加されるとターンオンするダイ
   アック等の電圧制御素子を接続するとともに、この電圧
   制御素子と電源間にＣＲ時定数回路を接続した螢光灯点
   灯装置において、前記ＣＲ時定数回路のコンデンサに並
   列的に、電源オン後輩光灯の予熱に必要な時間だけその
   コンデンサの容量を大きくする様子熱用コンデンサを接
   続するタイマ回路を設けたことを特徴とする螢光灯点灯
   装置。