JPS6025224B2 - 溶融金属容器の内張り施工法 - Google Patents
溶融金属容器の内張り施工法Info
- Publication number
- JPS6025224B2 JPS6025224B2 JP51096398A JP9639876A JPS6025224B2 JP S6025224 B2 JPS6025224 B2 JP S6025224B2 JP 51096398 A JP51096398 A JP 51096398A JP 9639876 A JP9639876 A JP 9639876A JP S6025224 B2 JPS6025224 B2 JP S6025224B2
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- Japan
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- temperature
- heating
- molten metal
- lining
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は不定形耐火物で内張り施工した溶融金属容器、
たとえば溶鋼取鍋、タンジッシュおよび港鉄樋等の健全
な内張り施工体を得ることを目的とした乾燥方法に関す
るものである。
たとえば溶鋼取鍋、タンジッシュおよび港鉄樋等の健全
な内張り施工体を得ることを目的とした乾燥方法に関す
るものである。
最近の鉄鋼業における窯炉整備作業は原燃料事情による
コスト節減および労働事情による省力化が厳しく要求さ
れるようになっている。
コスト節減および労働事情による省力化が厳しく要求さ
れるようになっている。
このため、施工法が比較的簡単な不定形耐火物が従来の
定形煉瓦に替って採用される煩向にある。たとえば「溶
鋼取鍋の施工に関してはサンドスリンガー工法あるいは
スタンプ工法、溶鉄樋の施工に関しては振動成形法ある
いはスタンプ工法等がすでに実用化されている。
定形煉瓦に替って採用される煩向にある。たとえば「溶
鋼取鍋の施工に関してはサンドスリンガー工法あるいは
スタンプ工法、溶鉄樋の施工に関しては振動成形法ある
いはスタンプ工法等がすでに実用化されている。
これらの不定形耐火物施工法を実用化するためには施工
法の検討は勿論であるが適正な乾燥方法の技術検討が重
要な意義を有している。
法の検討は勿論であるが適正な乾燥方法の技術検討が重
要な意義を有している。
すなわち、上記の施工法において溶融金属容器が繊密に
成形されたとしても乾燥が不適当な場合はその真価は発
揮できない。施工体の乾燥時間は工場事情たとえば金属
容器の保有基数、寿命修理時間等によって決定されるが
、一般には２０〜２想時間が多く採用されている。工場
の特殊事情によって上記乾燥時間が確保できず、これよ
り短縮した場合は乾燥昇温過程で施工材料が爆裂を起し
実用できない状態に至るか、あるいは実用できたとして
も材料の本来の寿命が確保できず短寿命となる。乾燥時
間を短縮した場合におこる施工体の爆裂現象は材料中の
水分が蒸気化することによって表面蒸発速度と材料内部
の蒸気圧とのバランスがくずれることによっておこり、
爆裂現象のおこる温度城は材料の表面温度が１００ｏ
〜３００ｏｏ範囲のときである。
成形されたとしても乾燥が不適当な場合はその真価は発
揮できない。施工体の乾燥時間は工場事情たとえば金属
容器の保有基数、寿命修理時間等によって決定されるが
、一般には２０〜２想時間が多く採用されている。工場
の特殊事情によって上記乾燥時間が確保できず、これよ
り短縮した場合は乾燥昇温過程で施工材料が爆裂を起し
実用できない状態に至るか、あるいは実用できたとして
も材料の本来の寿命が確保できず短寿命となる。乾燥時
間を短縮した場合におこる施工体の爆裂現象は材料中の
水分が蒸気化することによって表面蒸発速度と材料内部
の蒸気圧とのバランスがくずれることによっておこり、
爆裂現象のおこる温度城は材料の表面温度が１００ｏ
〜３００ｏｏ範囲のときである。
これは施工材料の強度が十分発現していないためと推定
される。本発明者等は低温域における爆裂防止を目的を
した溶鉄樋、漆鋼取鋼等溶融金属容器の内張り施工法を
提供するものであって、成形用中子を、成形後には直ち
に脱型（抜き取り）しないで、中子をセットした状態で
温度を与えて材料の表面蒸発を抑えながら材料中の水分
を蒸気として励気した後中子を抜き取りして本来の目的
とする乾燥をおこなう方法である。
される。本発明者等は低温域における爆裂防止を目的を
した溶鉄樋、漆鋼取鋼等溶融金属容器の内張り施工法を
提供するものであって、成形用中子を、成形後には直ち
に脱型（抜き取り）しないで、中子をセットした状態で
温度を与えて材料の表面蒸発を抑えながら材料中の水分
を蒸気として励気した後中子を抜き取りして本来の目的
とする乾燥をおこなう方法である。
すなわち本発明は鉄皮の一層またはそれと安全内張り層
の二層からなる容器内に該口径よりも小さい中子を配置
し、その間に充填した内張り不定形耐火物を、温度１０
０℃ないし４００ご０の範囲で中子を介して加熱し、し
かる後中子を抜き取り、続いて高温加熱することを特徴
とする溶融金属容器の内張り施工法である。以下、本発
明について図面を参照しながら詳細に説明する。
の二層からなる容器内に該口径よりも小さい中子を配置
し、その間に充填した内張り不定形耐火物を、温度１０
０℃ないし４００ご０の範囲で中子を介して加熱し、し
かる後中子を抜き取り、続いて高温加熱することを特徴
とする溶融金属容器の内張り施工法である。以下、本発
明について図面を参照しながら詳細に説明する。
第１図および第２図は本発明の実施例を溶鋼取鍋の縦断
面で示したものである。
面で示したものである。
図において１は外装材となる鉄皮である。２は耐火煉瓦
積みの安全内張り層で、必要に応じて内張り施工される
ものである。
積みの安全内張り層で、必要に応じて内張り施工される
ものである。
３は中子（垂枠）である。
中子３は、鉄皮富からなる容器内に安全内張り層（内張
り煉瓦）２を施工し、さらにその内底面に消耗内張り層
２〆を施工した港鋼取鍋Ａ内に「該取鍋の内周口径より
も小さい形状で配置されている。４は不定形耐火物で、
溶鋼取鍋Ａの側壁面（第１図）あるいはさらに底面（第
２図）に内張りされている。
り煉瓦）２を施工し、さらにその内底面に消耗内張り層
２〆を施工した港鋼取鍋Ａ内に「該取鍋の内周口径より
も小さい形状で配置されている。４は不定形耐火物で、
溶鋼取鍋Ａの側壁面（第１図）あるいはさらに底面（第
２図）に内張りされている。
一般に使用されているＡＩ２０３−Ｓｉ０３系、山２０
３−Ｓｊ０２−Ｚの２系、Ｍｇ０ークロム鉱系、Ｍｇ○
−Ｃａ○系、ＡＩ２０３−クロム鉱系、ＡＩ２０３−Ｓ
ＩＣ−Ｃ−Ｓｉ０２系等耐火物材料を溶媒で混練した流
動性の不定形耐火物４を静圧または高圧に流し込み充填
する。５は中子加熱用蒸気配管で「中子３を加熱する熱
煤である。
３−Ｓｊ０２−Ｚの２系、Ｍｇ０ークロム鉱系、Ｍｇ○
−Ｃａ○系、ＡＩ２０３−クロム鉱系、ＡＩ２０３−Ｓ
ＩＣ−Ｃ−Ｓｉ０２系等耐火物材料を溶媒で混練した流
動性の不定形耐火物４を静圧または高圧に流し込み充填
する。５は中子加熱用蒸気配管で「中子３を加熱する熱
煤である。
この時の熱煤は、電気、ガス等一般に使用されるもので
よくまた中子３の内部または内壁面に張りめぐらして使
用するとよい。このようにして不定形耐火物４を充填し
た溶鋼取鍋Ａは中子加熱用蒸気配管５によって、温度４
００ｑｏ以下の任意な温度迄中子３を介して〜不定形耐
火物４を加熱する。この場合４００００を越える高い温
度では、不定形耐火物４に含まれる水分の蒸気化が急激
に進むため蒸気圧が異常に高くなり、中子３を引き抜く
時に爆裂現象を起こし、不定形耐火物４の剥離や該内部
に亀裂を生じて使用に耐えなくなる。したがって中子３
を介して不定形耐火物４を加熱する温度は、爆裂現象を
防止し繊密な内張り層が得られる理由から４００℃以下
とし、この時の中子の加熱時間は１〜５時間でよい。中
でも鋼板製の中子を使用する場合の加熱温度と加熱時間
は中子３の膨脹と変形を考慮して、加熱温度は１５０〜
２０ぴ○、加熱時間は約３時間がよい。しかる後中子３
を抜き取り「本乾燥すなわち高温加熱する。
よくまた中子３の内部または内壁面に張りめぐらして使
用するとよい。このようにして不定形耐火物４を充填し
た溶鋼取鍋Ａは中子加熱用蒸気配管５によって、温度４
００ｑｏ以下の任意な温度迄中子３を介して〜不定形耐
火物４を加熱する。この場合４００００を越える高い温
度では、不定形耐火物４に含まれる水分の蒸気化が急激
に進むため蒸気圧が異常に高くなり、中子３を引き抜く
時に爆裂現象を起こし、不定形耐火物４の剥離や該内部
に亀裂を生じて使用に耐えなくなる。したがって中子３
を介して不定形耐火物４を加熱する温度は、爆裂現象を
防止し繊密な内張り層が得られる理由から４００℃以下
とし、この時の中子の加熱時間は１〜５時間でよい。中
でも鋼板製の中子を使用する場合の加熱温度と加熱時間
は中子３の膨脹と変形を考慮して、加熱温度は１５０〜
２０ぴ○、加熱時間は約３時間がよい。しかる後中子３
を抜き取り「本乾燥すなわち高温加熱する。
このような本発明法によれば高温加熱時の昇温速度は従
来の限界昇温速度の５０ｏｏ／Ｈｒを１００ｑｏ／Ｈて
まで高めることができる。
来の限界昇温速度の５０ｏｏ／Ｈｒを１００ｑｏ／Ｈて
まで高めることができる。
次に本発明の実施例につい説明する。
実施例 １
前もって安全ラィニングおよび炉底煉瓦を築造した取鍋
に規定寸法の加熱可能な鋼板製中子をセットし側壁部へ
水分８％の珪石質材料（Ｓｉ０２含有量９３％）をサン
ドスリンガーマシンで投射した。
に規定寸法の加熱可能な鋼板製中子をセットし側壁部へ
水分８％の珪石質材料（Ｓｉ０２含有量９３％）をサン
ドスリンガーマシンで投射した。
投射後は中子に附設している蒸気配管に温度１５０午０
「蒸気圧５ｋ９ノ地の過熱蒸気を通して約２時間にわた
って中子加熱をおこない、その後冷却ファンによって約
１０分間冷却して中子を抜き取った。
「蒸気圧５ｋ９ノ地の過熱蒸気を通して約２時間にわた
って中子加熱をおこない、その後冷却ファンによって約
１０分間冷却して中子を抜き取った。
その後通常の鍋乾燥用バーナで１２００００まで約１０
０００／Ｈｒの速度で昇温したが全く異常は認められな
かった。
０００／Ｈｒの速度で昇温したが全く異常は認められな
かった。
実施例 ２
次に高炉出銑樋の中間補修に本発明法を適用した例につ
いて述べる。
いて述べる。
高炉出銑樋は高価な電高虫アルミナおよび炭化珪素、窒
化珪素等によって構成されるため、空気−スラグ界面お
よびスラグーメタル界面の局部侵食に対しては中間で補
修をおこない原価の切下げをおこなっている。補修方法
はスタンプまたは流し込みによっておこなわれるが、こ
の場合も許容される乾燥時間が２シフト内（１５〜１鞘
時間）と限定されるため、施工材料が爆裂をおこし中間
補修の目的を達しない場合がある。これを解決する手段
として本発明方法を適用した結果中間補修後の材料の爆
裂は皆無となった。
化珪素等によって構成されるため、空気−スラグ界面お
よびスラグーメタル界面の局部侵食に対しては中間で補
修をおこない原価の切下げをおこなっている。補修方法
はスタンプまたは流し込みによっておこなわれるが、こ
の場合も許容される乾燥時間が２シフト内（１５〜１鞘
時間）と限定されるため、施工材料が爆裂をおこし中間
補修の目的を達しない場合がある。これを解決する手段
として本発明方法を適用した結果中間補修後の材料の爆
裂は皆無となった。
すなわち、中間補修後は、中子は直ちに脱型しないで、
中子をガス加熱によって３００ｏｏの温度で３時間にわ
たって加熱して後、中子を脱型し、ｌｏｏこ０／Ｈｒの
条件で１２００ｑｏまで加熱すれば材料は爆裂もないこ
２シフト内の時間で十分乾燥できることが判った。中間
補修後の樋寿命は通鉄屯数で従来は２５０００〜３００
０瓜であったが本発明の中子式抱東乾燥法によって２８
０００〜３０００瓜と安定した寿命が得られるようにな
った。
中子をガス加熱によって３００ｏｏの温度で３時間にわ
たって加熱して後、中子を脱型し、ｌｏｏこ０／Ｈｒの
条件で１２００ｑｏまで加熱すれば材料は爆裂もないこ
２シフト内の時間で十分乾燥できることが判った。中間
補修後の樋寿命は通鉄屯数で従来は２５０００〜３００
０瓜であったが本発明の中子式抱東乾燥法によって２８
０００〜３０００瓜と安定した寿命が得られるようにな
った。
以上のように不定形耐火物内張り法において本発明法は
乾燥時間の短縮のみならず安全な不定形耐火物成形体を
得る手段として極めて有効な方法である。
乾燥時間の短縮のみならず安全な不定形耐火物成形体を
得る手段として極めて有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
第１図および第２図は本発明方法の実施態様例を示す図
である。 １：鉄皮、２：耐火煉瓦積みの安全内張り層、３：中子
、４：不定形耐火物、５：中子加熱用蒸気配管。 第１図 第２図
である。 １：鉄皮、２：耐火煉瓦積みの安全内張り層、３：中子
、４：不定形耐火物、５：中子加熱用蒸気配管。 第１図 第２図
Claims (1)
- １ 鉄皮の一層またはそれと安全内張り層の二層からな
る容器内に該口径よりも小さく、かつ加熱機構を有する
中子を配置し、その間に充填した内張り不定形耐火物を
、温度１００℃ないし４００℃の範囲で中子を介して加
熱し、しかる後中子を抜き取り、続いて高温加熱するこ
とを特徴とする溶融金属容器の内張り施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51096398A JPS6025224B2 (ja) | 1976-08-12 | 1976-08-12 | 溶融金属容器の内張り施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51096398A JPS6025224B2 (ja) | 1976-08-12 | 1976-08-12 | 溶融金属容器の内張り施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5322117A JPS5322117A (en) | 1978-03-01 |
| JPS6025224B2 true JPS6025224B2 (ja) | 1985-06-17 |
Family
ID=14163845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51096398A Expired JPS6025224B2 (ja) | 1976-08-12 | 1976-08-12 | 溶融金属容器の内張り施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6025224B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4967626A (en) * | 1988-12-02 | 1990-11-06 | John Doster | Apparatus for sectioning tire carcasses |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514925A (ja) * | 1974-07-02 | 1976-01-16 | Shaken Kk | Mojihatsuseisochi |
-
1976
- 1976-08-12 JP JP51096398A patent/JPS6025224B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514925A (ja) * | 1974-07-02 | 1976-01-16 | Shaken Kk | Mojihatsuseisochi |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5322117A (en) | 1978-03-01 |
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