JPS60251986A - ミネラル水供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、ミネラル分を溶出する粒子状の鉱石に水道
水を通過させて、ミネラル水を取り出すようにしたミネ
ラル水供給装置に関するものである。

（従来の技術） 一般に、この種のミネラル水供給装置においては、水道
水を鉱石中に長い間通過させて、鉱石からミネラル分を
十分に溶出させるのが望ましい。

そのために、従来のミネラル水供給装置では、溶出容器
内に多量の鉱石を積層収容し、その溶出容器内に水道水
を送り込んでミネラル分を多く含んだミネラル水を取出
すように構成したものも提案されている。ところが、こ
の従来装置では、溶出容器として極めて大きなものが必
要であって、装置全体が大型になるとともに製作コスト
が高くなり、しかも鉱石を多量に必要とするという欠陥
があった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、前記のような従来の技術における欠陥を解
消し、溶出容器として大型のものを必要とせず、装置全
体をコンパクトにまとめることができるとともに、安価
に製作することができ、しかも小量の鉱石を使用するの
みであるにもかかわらず、ミネラル分を多く含んだミネ
ラル水を得ることができるというミネラル水供給装置を
提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） この発明は、前記のような問題点を解決するために、ミ
ネラル分を溶出するための粒子状の鉱石を収容した溶出
容器内にその下部から水道水を送り込むとともに、その
溶出容器の上部から流出するミネラル水を貯水タンク内
に一旦貯留させた後蛇口を介して取り出すようにしたミ
ネラル水供給装置において、前記貯水タンクの出口部と
溶出・容器の入口部との間には、貯水タンク内の貯留水
を溶出容器内に帰還させるための帰還通路を設け、前記
貯水タンクの出口部と蛇口との間には、蛇口の開閉に伴
う貯水タンク出口部の水圧変化を検出するための圧力検
出器を設け、前記帰還通路内には、圧力検出器により蛇
口の閉成に伴う貯水タンク出口部の水圧上昇が検出され
たとき、所定時間作動して貯杢タンクの貯留水を溶出容
器との間で循環させるためのポンプを設けたものである
。

以下、この発明を図面に示した具体例に従って詳細に説
明する。

さて、この実施例のミネラル水供給装置において、フレ
ーム（１）は後面を開口したほぼ箱形状に形成され、そ
の内部の上下はぼ中央には棚板（２）が配設されるとと
もに、後面開口部には蓋体（３）が着脱可能に取付けら
れている。フレーム（１）内のＬ部に位置するように棚
板（２）上には溶出容器（４）が載置固定され、その内
部中央には第３図に示すように上面を開放した筒状の収
容部（５）が設けられている。そして、この溶出容器（
４）の収容部（５）内には石英斑岩、花崗班岩等のミネ
ラル分を溶出する粒状の鉱石（６）が収容されている。

前記溶出容器（４）の収容部（５）内と連通ずるように
溶出容器（４）の下面入口部には給水管（７）が接続さ
れ、その先端には水道管（８）を接続するための継手（
９）が設けられている。給水管（７）内に位置するよう
にフレーム（＋）の棚板（２）下面には電磁弁（１０）
が取付板（１１）を介して支持され、常には給水管（７
）の水路を閉じた状態に保持されるとともに、ソレノイ
ドの励磁に伴ない水路を開いて溶出容器（４）の収容部
（５）内にその下部から水道水を送り込むようになって
いる。

前記フレーム（１）内の下部に位置するようにフレーム
（１，）の底板上面には貯水タンク（１２）が支持台（
１３）を介して蔵置固定されている。その貯水タンク（
１２）の−側上面の入口部と前記溶出容器（４）下面の
出口部との間には連通管（１４）が設けられ、溶出容器
（４）丙において収容部（５）の上部から溶出するミネ
ラル分を含んだ水を貯水タンク（１２）内に導入して一
旦貯留させるようになっている。貯水タンク（１２）の
他側上面の出口部には送出管（１５）が接続され、フレ
ーム（１）内で棚板（２）を貫通して−Ｆ方に延びると
ともに、フレーム（１）の前板を貫通して前方に突出し
ている。送出管（１５）の前方突出端には蛇口（１６）
が設けられ、この蛇口（１Ｂ）を開くことにより貯水タ
ンク（１２）内に貯留されているミネラル水を取り出し
得るようになっている。

前記貯水タンク（１２）の出口部と溶出容器（４）の入
口部との間に帰還通路を形成するように、送出管〔１５
〕と給水管（７）との間には帰還用接続管（１７）が設
けられ、この接続管（１７）を介して貯水タンク（１２
）内の貯留水を溶出容器（４）の収容部（５）内に帰還
させるようになっている。帰還用接続管（１７）内に位
置するようにフレーム（１）の棚板（２）下面にはポン
プ（１８）が取付板（１９）を介して支持され、このポ
ンプ（１８）の作動により貯水タンク（１２）内の貯留
水を溶出容器（４）との間で循環させるようになってい
る。又、帰還用接続管（１７）内には逆止弁（２０）が
設けられ、給水管（７）から送出管（１５）側へ水が逆
流するのを防止するようになっている。

前記蛇口（１６）の近傍において送出管（１５）には圧
力検出器〔２１）が接続され、蛇口（１Ｂ）の開閉に伴
う送出管（１５）内の水圧変化を検出するようになって
いる。そして、蛇口（１Ｂ）の開放に伴い送出管（１５
）からミネラル水が流出して、その内部の水圧が所定値
以下に低下した場合には、圧力検出器（２１）によりそ
の水圧低下が検出され、前記電磁弁（ｌＯ）のソレノイ
ドが励磁されてその電磁弁（１０）は開放状態に切換え
られ゛るようになっている。又、蛇口（１８）の閉成に
伴い送出管（１５）からのミネラル・水の流出が停止し
て、その内部の水圧が所定値以上に上昇した場合には、
圧力検出器（２１）によりその水圧上昇が検出され、電
磁弁（１０）のソレノイドが消磁されてその電磁弁（１
０）が開成状態に切換えられるとともに、前記ポンプ（
１８）が第３図に示すタイマ（２２）に設定された所定
時間作動されて、貯水タンク（１２）の貯留水が溶出容
器（４）との間で循環されるようになっている。

（作用） 次に、前記のように構成されたミネラル水供給装置の作
用を説明する。

さて、この供給装置において蛇口（１６）を開放すると
、貯水タンク（１２）内に貯留されたミネラル水が送出
管（１５）を介して送り出され、送出管（１５）内の水
圧が低下する。その水圧低下は所定値を越えると、圧力
検出器（２１）の検出動作に基づき電磁弁（１０）が開
放状態に切換作動され、水道管（８）から給水管（７）
を介して溶出容器（４）の収容部（５）内に水道水が供
給される。それにより、第３図に実線の矢印で示すよう
な水路が形成され、溶出容器（４）の収容部（５）内に
おいて、その下部から北部に流動する水の中に鉱石（５
）のミネラル分が溶出し、そのミネラル水は連通管（１
４）、貯水タンク（１２）及び送出管（１５）を介して
、蛇口（１Ｂ）がら送り出される。

その後、前記蛇口（１６）を閉じてミネラル水の流出を
市めると、送出管（Ｉ５）内の水圧が上昇する。

その水圧−上昇が所定値を越えると、圧力検出器（２１
）の検出動作に基づき電磁弁（１０）が閉成状態に切換
復帰されて、溶出容器（４）内の水道水の供給が停止ト
される。それとともに、ポンプ（１Ｂ　）　＞５（作動
されて第３図に破線の矢印で示すようなｍｍ水路が形成
され、貯水タンク（１２）内の貯留水が帰還用接続管（
１７）を介して溶出容器（０の収容部（５）内に帰還さ
れて、貯′水タンク（１２）と溶出容器（４）との間で
水の循環が行われる。この動作はタイマ（２２）により
設定きれた所定時間行われ、その後ポンプ（１８）の動
作が停止トされる。従って、蛇口（１６）を閉した後に
貯水タンク（１２）内の貯留水が所定時間溶出容器（４
）との間で自動的に循環され、その循環水の中に鉱石（
６）からミネラル分が十分に溶出されて、常にミネラル
分の多いミネラル水を取り出すこと軒できる。

（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明は、溶出容器として大型の
ものを必要とせず、装置全体をコンパクトにまとめるこ
とができるとともに、安価に製作することができ、しか
も少量の鉱石を使用するのみであるにもかかわらず、ミ
ネラル分を多く含んだミネラル水を得ることができると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化したミネラル水供給装置の後
面蓋体を取り外して示す背面図、第２図は第１図のＡ−
Ａ線における断面図、第３図は水の流動経路を説明する
ための線図である。 符　号　の　説　明 ｌ・・・フレーム、４・・・溶出容器、６・・・鉱石、
ｌＯ・・・電磁弁、１２・・・貯水タンク、１Ｂ・・・
蛇口、１７・・・帰還用接続管、１８・・・ポンプ、２
１・・・圧力検出器、２２・・・タイマ。 特許出願人　滝本技研工業株式会社 第１図 Ａ→− １− 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ミネラル分を溶出するための粒子状の鉱石を収容した溶
   出容器内にその下部から水道水を送り込むとともに、そ
   の溶出容器の上部から流出するミネラル水を貯水タンク
   内に−旦貯留させた後、蛇口を介して取り出すようにし
   たミネラル水供給装置において 前記貯水タンクの出口部と溶出容器の入口部との間には
   、貯水タンク内の貯留水を溶出容器内に帰還させるため
   の帰還通路を設け、 前記貯水タンクの出口部と蛇口との間には、蛇口の開閉
   に伴う貯水タンク出口部の水圧変化を検出するための圧
   力検出器を設け、 前記帰還通路内には、圧力検出器により蛇口の閉成に伴
   う貯水タンク出口部の水圧上昇が検出されたとき、所定
   時間作動して貯水タンクの貯留水を溶出容器との間で循
   環させるためのポンプを設けたことを特徴とするミネラ
   ル水供給装置。