JPS60251128A - インジウムの回収方法 - Google Patents
インジウムの回収方法Info
- Publication number
- JPS60251128A JPS60251128A JP10553984A JP10553984A JPS60251128A JP S60251128 A JPS60251128 A JP S60251128A JP 10553984 A JP10553984 A JP 10553984A JP 10553984 A JP10553984 A JP 10553984A JP S60251128 A JPS60251128 A JP S60251128A
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- JP
- Japan
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- indium
- sulfuric acid
- soln
- contg
- extracted
- Prior art date
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインジウムを含む硫酸溶液中からインジウムを
回収する方法に関するものである。
回収する方法に関するものである。
亜鉛製錬残渣を原料としてインジウムを製造する場合、
不純物として亜鉛や鉄を含むインジウムの硫酸溶液が得
られるが、高純度のインジウムを製造するには、インジ
ウムを亜鉛や鉄などの不純物から分離することが必要で
ある。また電子材料工業において、インジウムを含む廃
液からインジウムを回収することも必要である。本発明
の方法は、インジウムを含む硫酸溶液中からインジウム
を回収するにあたり抽出剤としてジアルキルジチオリン
酸を含む溶液を用いて抽出処理し、溶液中に含まれるイ
ンジウムを抽出剤中に移行させる方法である。
不純物として亜鉛や鉄を含むインジウムの硫酸溶液が得
られるが、高純度のインジウムを製造するには、インジ
ウムを亜鉛や鉄などの不純物から分離することが必要で
ある。また電子材料工業において、インジウムを含む廃
液からインジウムを回収することも必要である。本発明
の方法は、インジウムを含む硫酸溶液中からインジウム
を回収するにあたり抽出剤としてジアルキルジチオリン
酸を含む溶液を用いて抽出処理し、溶液中に含まれるイ
ンジウムを抽出剤中に移行させる方法である。
本発明者の研究によれば、ジアルキルジチオリン酸は硫
酸溶液からインジウムの抽出にはすぐれた抽出効果を示
すことが見出された。
酸溶液からインジウムの抽出にはすぐれた抽出効果を示
すことが見出された。
本発明で用いる抽出剤はジアルキルジチオリン酸を適当
な溶媒に希釈することにより調製される。
な溶媒に希釈することにより調製される。
この場合ジアルキルジチオリン酸におけるアルキル基と
しては通常、炭素数6以上、好ましくは8〜12の高級
アルキル基殊に、2−エチルヘキシルが好適である。ま
た溶媒として硫酸に対して安定なものケロシン、ベンゼ
ン、トルエンナトの炭化水素溶媒が好適である。抽出剤
中のジアルキルジチオリン酸の濃度は001〜01モル
/lの範囲で選定するのがよい。ジアルキルジチオリン
酸の濃度が0.0トモル/l以下になるとインジウムの
抽出する能力の低下を生じ好ましくなく一方、0.1モ
ル/lを越えるようになるとインジウムの抽出が増大す
ると同時に亜鉛の抽出も増大し、ジアルキルジチオリン
酸の溶解性の限界に近い値となる等の整置が生じるので
好ましくない。
しては通常、炭素数6以上、好ましくは8〜12の高級
アルキル基殊に、2−エチルヘキシルが好適である。ま
た溶媒として硫酸に対して安定なものケロシン、ベンゼ
ン、トルエンナトの炭化水素溶媒が好適である。抽出剤
中のジアルキルジチオリン酸の濃度は001〜01モル
/lの範囲で選定するのがよい。ジアルキルジチオリン
酸の濃度が0.0トモル/l以下になるとインジウムの
抽出する能力の低下を生じ好ましくなく一方、0.1モ
ル/lを越えるようになるとインジウムの抽出が増大す
ると同時に亜鉛の抽出も増大し、ジアルキルジチオリン
酸の溶解性の限界に近い値となる等の整置が生じるので
好ましくない。
本発明の方法を実施するには対象溶液であるインジウム
含有硫酸溶液を前記抽出剤を用いて処理する。この場合
、インジウム含有硫酸溶液中の硫酸濃度は05〜4モル
/lの範囲にするのがよい。
含有硫酸溶液を前記抽出剤を用いて処理する。この場合
、インジウム含有硫酸溶液中の硫酸濃度は05〜4モル
/lの範囲にするのがよい。
この抽出処理により、硫酸溶液中に含捷れるインジウム
は抽出剤中に移行するが、この抽出剤中のインジウムは
、次に塩酸により容易に逆抽出することができる。
は抽出剤中に移行するが、この抽出剤中のインジウムは
、次に塩酸により容易に逆抽出することができる。
本発明の方法によれば、インジウムを含む各種硫酸溶液
からインジウムを効率よく分離回収することが可能であ
る。この場合、インジウム以外の金属たとえば、亜鉛、
鉄、マンガン等は抽出されない。本発明の方法は、イン
ジウム含有溶液から単にインジウムを回収する方法とし
て使用し得るばかりでなく、それら”金属とインジウム
の混合物からのインジウムの分離方法としても使用され
る。
からインジウムを効率よく分離回収することが可能であ
る。この場合、インジウム以外の金属たとえば、亜鉛、
鉄、マンガン等は抽出されない。本発明の方法は、イン
ジウム含有溶液から単にインジウムを回収する方法とし
て使用し得るばかりでなく、それら”金属とインジウム
の混合物からのインジウムの分離方法としても使用され
る。
次に本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。
実施例1
ジー2−エチルへキシルジチオリン酸をケロシンに溶解
して、ジー2−エチルへキシルジチオリン酸18.6g
/lの抽出剤を調製した。
して、ジー2−エチルへキシルジチオリン酸18.6g
/lの抽出剤を調製した。
次に、インジウムと亜鉛、鉄を含む硫酸溶液1QOml
と前記抽出剤]、OOmAを混合したのち、有機層と水
層に分離し、有機層をさらに塩酸により逆抽出処理した
。第1表に逆抽出液中に抽出された金属の回収率を示す
。
と前記抽出剤]、OOmAを混合したのち、有機層と水
層に分離し、有機層をさらに塩酸により逆抽出処理した
。第1表に逆抽出液中に抽出された金属の回収率を示す
。
なお、前記ジ−2−エチルへキシルジチオリン酸は次の
構造式で示される。
構造式で示される。
/
R−Oル基である)
実施例2
インジウムと亜鉛、鉄を含む1モル/l硫酸溶液1.0
0m1と18.6g/lのジー2−エチルへキシルジチ
オリン酸のケロシン溶液100m1と混合したのち、有
機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を逆抽出し
た。その結果を第2表に示す。
0m1と18.6g/lのジー2−エチルへキシルジチ
オリン酸のケロシン溶液100m1と混合したのち、有
機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を逆抽出し
た。その結果を第2表に示す。
第 2 表
実施例3゜
インジウムと亜鉛、鉄を含む05モル/l硫酸溶液10
0m1と18.6g/Vジー2−エチルへキシルジチオ
リン酸のケロシン溶液1.00 m、lと混合したのち
、有機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を逆抽
出処理した。その結果を第3表に示す。
0m1と18.6g/Vジー2−エチルへキシルジチオ
リン酸のケロシン溶液1.00 m、lと混合したのち
、有機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を逆抽
出処理した。その結果を第3表に示す。
第 3 表
実施例4゜
インジウムと亜鉛、鉄、マンガン、鉛を含む1モル/l
硫酸溶液1.00 mlと]、8.6g/lのジー2−
エチルへキシルジチオリン酸]、 OOmlと混合した
のち、有機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を
逆抽出処理した。その結果を第4表に示す。
硫酸溶液1.00 mlと]、8.6g/lのジー2−
エチルへキシルジチオリン酸]、 OOmlと混合した
のち、有機層と水層に分離した。塩酸を用いて有機層を
逆抽出処理した。その結果を第4表に示す。
Claims (1)
- (1)インジウムを含む硫酸溶液中からインジウムを回
収するにあたり、抽出剤としてジアルキルジチオリン酸
を含む溶液を用いて抽出処理することを特徴とするイン
ジウムの回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10553984A JPS60251128A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | インジウムの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10553984A JPS60251128A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | インジウムの回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60251128A true JPS60251128A (ja) | 1985-12-11 |
JPS6316337B2 JPS6316337B2 (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=14410390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10553984A Granted JPS60251128A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | インジウムの回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60251128A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5344567A (en) * | 1992-09-04 | 1994-09-06 | Cyanamid Canada Inc. | Recovery of indium by solvent extraction using trialkylphosphine oxides |
-
1984
- 1984-05-24 JP JP10553984A patent/JPS60251128A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5344567A (en) * | 1992-09-04 | 1994-09-06 | Cyanamid Canada Inc. | Recovery of indium by solvent extraction using trialkylphosphine oxides |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6316337B2 (ja) | 1988-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |