JPS60250546A - X線管用ロ−タ - Google Patents
X線管用ロ−タInfo
- Publication number
- JPS60250546A JPS60250546A JP10636484A JP10636484A JPS60250546A JP S60250546 A JPS60250546 A JP S60250546A JP 10636484 A JP10636484 A JP 10636484A JP 10636484 A JP10636484 A JP 10636484A JP S60250546 A JPS60250546 A JP S60250546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- inner cylinder
- ray tube
- shaft
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、X線管用ロータの改良に関する。
周知の通シ、X線管ロータは高真空下で500〜700
C程度の高温で使用されるため、素材の加工後に真空中
で700C,1時間程度の脱気処理が行われる。
C程度の高温で使用されるため、素材の加工後に真空中
で700C,1時間程度の脱気処理が行われる。
ところで最近、X線管ロータとして、第1図に示す如く
ロータ本体を2重構造とし、そのロータ外筒1をCuで
、かつロータ内筒2を純peでそれぞれ製作すると共に
、X#陽極4を取付けるロータ軸3をMoで裏作したx
#i!管ロータが提案されている。尚、図中5はロータ
支持軸、6は軸受を示す。
ロータ本体を2重構造とし、そのロータ外筒1をCuで
、かつロータ内筒2を純peでそれぞれ製作すると共に
、X#陽極4を取付けるロータ軸3をMoで裏作したx
#i!管ロータが提案されている。尚、図中5はロータ
支持軸、6は軸受を示す。
、そこで本出願人らは、前記X線管ロータの性能を知る
ために、純peO内筒外側に真空中で鋳込みによるCu
の外筒を形成した試験用ローフを試作し、この試験用ロ
ータに関し加工、熱サイクル(700CXLOh”→室
温〕を繰シ返したところ−、ロータ軸に振れが発生した
。第2図、純Fe0このロニタ軸の振れの原因をつきと
めるため、前記試験用ロータを切断し、pe−Cu界面
における元素の分布状態を調査したところ、第2図に示
したような現象が観察された。即ち、第2図はpe−C
u界面部分を600培に拡大して示したものであるが、
Feの粒界へのCuの粒界拡散が著しく進行している現
象が確認された。尚、図中イはCuの体積拡散部分、口
はCuの粒界拡散部分、ハはpeの粒界溶出部分を示し
ている。
ために、純peO内筒外側に真空中で鋳込みによるCu
の外筒を形成した試験用ローフを試作し、この試験用ロ
ータに関し加工、熱サイクル(700CXLOh”→室
温〕を繰シ返したところ−、ロータ軸に振れが発生した
。第2図、純Fe0このロニタ軸の振れの原因をつきと
めるため、前記試験用ロータを切断し、pe−Cu界面
における元素の分布状態を調査したところ、第2図に示
したような現象が観察された。即ち、第2図はpe−C
u界面部分を600培に拡大して示したものであるが、
Feの粒界へのCuの粒界拡散が著しく進行している現
象が確認された。尚、図中イはCuの体積拡散部分、口
はCuの粒界拡散部分、ハはpeの粒界溶出部分を示し
ている。
前記の現象からみて、主としてpe粒界にCuが浸入す
ることによJ)、Feの界面が膨張し、日−夕本体の変
形を招いてロータ軸に振れが発生したものと判断した。
ることによJ)、Feの界面が膨張し、日−夕本体の変
形を招いてロータ軸に振れが発生したものと判断した。
本発明は前述の点に鑑みて、Fe中へのCuの拡散を防
止することによシ、ロータ本体の変形を防いでロータ軸
の振れを防止できるxm管用ロータを提供することを目
的とする。
止することによシ、ロータ本体の変形を防いでロータ軸
の振れを防止できるxm管用ロータを提供することを目
的とする。
本出願人らは、Fe中へのCuの拡散を防止するため種
々検討を行った結果、(1)FeにC066〜1.5%
を含有させてCuの溶解度を減少させる、または(21
P eとCuとの界面にW、MO,Cr。
々検討を行った結果、(1)FeにC066〜1.5%
を含有させてCuの溶解度を減少させる、または(21
P eとCuとの界面にW、MO,Cr。
v、 Ta、Ic、TiN等の層のメ7−1i−をPV
D。
D。
CVI)等で形成する、と云った手段をとることによシ
Fe中へのCLIの拡散を防止できることを見出した。
Fe中へのCLIの拡散を防止できることを見出した。
即ち、本発明はロータ本体を2重構造とし、そのロータ
外筒をCuで、かつロータ内筒をpeでそれぞれ製作す
ると共に、X線陽極を取付けるロアタ軸をMOで製作し
たX線管用ロータにおいて、前記ロータ内筒を、C0,
6〜1.5%含有するpeで製作するか、またはロータ
外筒とロータ内筒との境界面に、W、Mo、 Cr、y
等の単独あるいはこれら各元素の合金の層を介在させた
ことを特徴とする。
外筒をCuで、かつロータ内筒をpeでそれぞれ製作す
ると共に、X線陽極を取付けるロアタ軸をMOで製作し
たX線管用ロータにおいて、前記ロータ内筒を、C0,
6〜1.5%含有するpeで製作するか、またはロータ
外筒とロータ内筒との境界面に、W、Mo、 Cr、y
等の単独あるいはこれら各元素の合金の層を介在させた
ことを特徴とする。
以下、本発明の実施列を第1図及び第2図に従って説明
する。
する。
第1図に示したX線管ロータに関し、そのロー黴内筒2
を、純re、520C,540C。
を、純re、520C,540C。
558c、SK3を用いて製作した。また純peで製作
したロータ内筒に関しては、ロータ外筒1との接触面に
厚さ2μmのMO層を蒸着したもの゛及び厚さ3μmの
硬質クロムメッキを施したものを準備した。そして、こ
れらロータ内筒2にMo。
したロータ内筒に関しては、ロータ外筒1との接触面に
厚さ2μmのMO層を蒸着したもの゛及び厚さ3μmの
硬質クロムメッキを施したものを準備した。そして、こ
れらロータ内筒2にMo。
で製作したロータ軸3を挿入し、真空中で黒鉛製の鋳型
にセットt、、1ioorに昇温し、かつ120(I’
で溶解した純Cuをロータ内筒2の外周部に注湯して、
該ロータ内筒2の外周部にCuのロータ外WM1を形成
させたX線管ロータを製作した。次いで前記X線管ロー
タを真空中で700CX 1. Ohの歪取シ焼鈍を行
った後、仕上げ加工を行った。しかして、前記X線管ロ
ータを真空中で700Cx1.Ohの加熱冷却を繰シ返
し行ってロータ軸の振れを調べた。第3図はその結果を
示したグラフ図である。即ち、第3図は縦軸にロータ軸
の振れをとシ、横軸に加熱冷却サイクル数をとっていて
、図を結ぶ線はロータ内筒2を純peで製作した場合の
ロータ軸の振れ特性・、△を結ぶ線はロータ内筒2をC
O22%含有のpeで製作した場合のロータ軸3の振れ
特性、ムを結ぶ線はロータ内筒2をC004%含有のF
eで裏作した場合のロータ軸3の振れ特性、・を結ぶ線
はロータ内筒2をC016%含有のpeで製作した場合
のロータ軸3の振れ特性、○を結ぶ線はロータ内筒2を
ci、。
にセットt、、1ioorに昇温し、かつ120(I’
で溶解した純Cuをロータ内筒2の外周部に注湯して、
該ロータ内筒2の外周部にCuのロータ外WM1を形成
させたX線管ロータを製作した。次いで前記X線管ロー
タを真空中で700CX 1. Ohの歪取シ焼鈍を行
った後、仕上げ加工を行った。しかして、前記X線管ロ
ータを真空中で700Cx1.Ohの加熱冷却を繰シ返
し行ってロータ軸の振れを調べた。第3図はその結果を
示したグラフ図である。即ち、第3図は縦軸にロータ軸
の振れをとシ、横軸に加熱冷却サイクル数をとっていて
、図を結ぶ線はロータ内筒2を純peで製作した場合の
ロータ軸の振れ特性・、△を結ぶ線はロータ内筒2をC
O22%含有のpeで製作した場合のロータ軸3の振れ
特性、ムを結ぶ線はロータ内筒2をC004%含有のF
eで裏作した場合のロータ軸3の振れ特性、・を結ぶ線
はロータ内筒2をC016%含有のpeで製作した場合
のロータ軸3の振れ特性、○を結ぶ線はロータ内筒2を
ci、。
%含有のFeで製作した場合のロータ軸3の振れ特性、
Xを結ぶ線はロータ内筒2に厚さ3μmのクロムメッキ
層が施された場合のロータ軸3の撮れ特性、−を結ぶ線
はロータ内筒2に厚さ2μmのMO層が施された場合の
ロータ軸3の振れ特性を示している。
Xを結ぶ線はロータ内筒2に厚さ3μmのクロムメッキ
層が施された場合のロータ軸3の撮れ特性、−を結ぶ線
はロータ内筒2に厚さ2μmのMO層が施された場合の
ロータ軸3の振れ特性を示している。
従って、第3図のグラフ図から明らかなように本発明の
Xim管ロータ、即ちC016〜1.5%含有させたp
eでロータ内筒2を裏作したもの、及びロータ内筒2の
ロータ外筒1との接触面にクロムメッキ層、MO層を施
したものは、ロータ軸3の振れがきわめて小さくなって
いる。換言すれば、本発明のX線管ロータにおいては、
Fe中への’Cuの拡散が防止されてロータ本体が変形
していないことを意味している。
Xim管ロータ、即ちC016〜1.5%含有させたp
eでロータ内筒2を裏作したもの、及びロータ内筒2の
ロータ外筒1との接触面にクロムメッキ層、MO層を施
したものは、ロータ軸3の振れがきわめて小さくなって
いる。換言すれば、本発明のX線管ロータにおいては、
Fe中への’Cuの拡散が防止されてロータ本体が変形
していないことを意味している。
そして、本発明のX線・Uロータは5000時間の寿命
テストを行った結果、異常発生が何ら認められなかった
。
テストを行った結果、異常発生が何ら認められなかった
。
尚、本発明において、Fe中に含有させるCを0.6〜
1.5%としたのは、0.6%未満だと第3図のグラフ
図からも明らかなようにロータ軸3の振れが大きくなっ
てしまい、1.5%を越えると冷却時に焼きが入シ易く
なったシ、あるいはロータ内筒2そのものの硬度が夫き
くなって機械加工性が著しく低下してしまうからである
。
1.5%としたのは、0.6%未満だと第3図のグラフ
図からも明らかなようにロータ軸3の振れが大きくなっ
てしまい、1.5%を越えると冷却時に焼きが入シ易く
なったシ、あるいはロータ内筒2そのものの硬度が夫き
くなって機械加工性が著しく低下してしまうからである
。
また、本発明においては、ロータ内筒2に関してロータ
外筒1との接触面に、W、■の単独元素あるいはMo
、Cr 、W、V等の各元素の合金属を施しても前述と
同様の効果が得られることも確認されている。
外筒1との接触面に、W、■の単独元素あるいはMo
、Cr 、W、V等の各元素の合金属を施しても前述と
同様の効果が得られることも確認されている。
以上説明したように、本発明によれば、Fe中へのCu
の拡散を防止することにより、ロータ本体の変形を防い
でロータ軸の振れを防止できる。
の拡散を防止することにより、ロータ本体の変形を防い
でロータ軸の振れを防止できる。
第1図は本願が対象とするX線管用ロータの断面図、第
2図は第1図のX線管用ロータにおけるF6−Cuの界
面部分を拡大して示す図、第3図はロータ軸の振れ特性
を示すグラフ図である。 1・・・ロータ外筒、2・・・ロータ内筒、3・・・ロ
ータ軸、4・・・xs陽極・ 第 1 図
2図は第1図のX線管用ロータにおけるF6−Cuの界
面部分を拡大して示す図、第3図はロータ軸の振れ特性
を示すグラフ図である。 1・・・ロータ外筒、2・・・ロータ内筒、3・・・ロ
ータ軸、4・・・xs陽極・ 第 1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ロータ本体を2重構造とし、そのロータ外筒をC1sで
、からロータ内筒をpeでそれぞれ製作すると共に、X
線陽極を取付けるロータ軸をMOで裏作したX線管用ロ
ータにおいて、前記ロータ内筒を、C0,6〜1.5%
含有するpeで製作するか、またはロータ外筒とロータ
内筒との境界面に、W。 MO,Cr、V等の単独あるいはこれら各元素の合金の
層を介在させたことを特徴とするxm管用ロータ・。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10636484A JPS60250546A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | X線管用ロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10636484A JPS60250546A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | X線管用ロ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60250546A true JPS60250546A (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=14431674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10636484A Pending JPS60250546A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | X線管用ロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60250546A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2623331A1 (fr) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Thomson Cgr | Tube a rayons x ayant une cible en molybdene |
FR2703509A1 (fr) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Ge Medical Syst Sa | Procédé de réalisation d'un rotor et rotor pour tube à rayons X. |
-
1984
- 1984-05-28 JP JP10636484A patent/JPS60250546A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2623331A1 (fr) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Thomson Cgr | Tube a rayons x ayant une cible en molybdene |
US4876705A (en) * | 1987-11-13 | 1989-10-24 | General Electric Cgr S.A. | X-ray tube with a molybdenum target |
FR2703509A1 (fr) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Ge Medical Syst Sa | Procédé de réalisation d'un rotor et rotor pour tube à rayons X. |
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