JPS60249068A - 液体試料の抵抗測定法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −本発明は液体試料の抵抗測定法に関するものである。

液体の抵抗の測定に当っては、従来から第１図に示す測
定回路によって測定が行われてきた。第１図に示した測
定回路は、測定セル（Ｃ）に電源（Ｅ）ど測定回路に流
れる電流くＬ）を計測する電流計（Ｍ）を直列に結線し
ている。この測定回路で測定電極間の抵抗を試料の抵抗
（ｒ）とし、測定に用いる電流計の抵抗又は電流計の入
力インピーダンスを（Ｒ）とすれば、測定′Ｆｉ極間の
電圧（ｅ）は（１〉式で示される。

ｅ＝　Ｅ−ｊ、　Ｒ（１） 実際上から抵抗の測定の条件としてｅ　＝Ｅであること
が要求されるため、測定１こ用いる電流ｎ１の抵抗又は
入力インピーダンスは小さいものが用いられ実用に供さ
れている。

液体の分子には程度の差はあるが自己解離性を持つもの
が多い。そこで、これらの試料の中に電極を装入して両
電極間に電圧を与えると、自己解離しているイオンは電
極に向って移動し、電極に衝突して放電するのぐ、計測
される電流は自己解離イオンによるｆｉｆｆｉによって
行われることがわかる。

自己解離イオンの放電に際して、液体中に分散していた
自己層ｌｌ１ｌイオンが電極に放電して消滅した時、新
たに試料中に自己解離イオンが発生しなければ、電極間
の電流は減少づるため電極間の抵抗は増大づ−る。従っ
て、試料の抵抗は初期の放電を除いて、自己解離イオン
の放電速度ど新しい自己層１１１１イＡンの発生速度と
の平衡によって定まるのであり、自己解離イオンの発生
速度が遅いような従来から自己解離が行われないと考え
られる試料等では、抵抗値は大きいと考えられている。

この様に従来の方法による抵抗の測定では、自己解離イ
オンの発生が最も大きい問題となっている。

液体の抵抗は、液体の分子間に流れる電流の抵抗でなけ
ればならないのであり、自己解離イオンによる電流の抵
抗であってはならない。

分極性を持つでいる分子を電場の中に入れると、これら
の分子は電場の方向に配向する性質があるので、分子を
交流電場の中に入れると、分子は同期回転を行うように
なる。この際、特定の方向に電位差が発生する。試料の
中に一対の電極を装入し、この電極間に負荷抵抗（Ｒ）
を取り付（プると、閉回路が成立づるため、第２図の様
な等価回路が形成される。

第２図で、電場の中において分極した分子の配向により
発生した電圧を（Ｅ）、閉回路に流れる電流を（ｊ）、
負荷抵抗を（Ｒ）、試料の抵抗を（ｒ）とすると（２）
式が成立する。

Ｅ＝　ｊ（ｒ　＋Ｒ）　（２＞ 負荷抵抗の代わりに入力インピーダンスが（Ｒ）の電圧
計によって、負荷抵抗の両端の電圧を測定し、この電圧
を指示電圧（ｅ）として示すと、指示電圧は（３）式で
示される。

口 （３）式に示すように指示電圧は、試料と抵抗と電圧計
の入力インピーダンスの比の成分が含まれるから、観測
される指示電圧（ｅ）の値と電源電圧（Ｅ）の値がめら
れるならば、（３）式から（ｒ、、／Ｒ）の値がめられ
、電圧計の入力インピーダンスがわかれば試料の抵抗を
めることができる。

試料に電場を与えた時に発生する電荷移動は放電すると
消失する。従って、発生電圧を測定する場合、Ｒ＞＞ｒ
の条件を満足すれば、（３）式からＥ−ｅの剖検が得ら
れるため、十分に大きい入力インピーダンスの電圧ｈ１
で電圧を測定Ｊる時の１１’ｌをＥの値とすることによ
り抵抗の測定を行うことができる。

（３）式に示すように試料の抵抗は、任意の電圧計の人
力インピーダンスと抵抗の比からめられるが、試わ１の
抵抗（ｒ）ど電圧計の入力インピーダンス（Ｒ）が等し
くなった場合には、（３）式から９．＝Ｅ／２の関係が
得られる。そこで、入力インピーダンスを変化させて電
圧の測定ができる電圧計を用いて、各入力インピーダン
スによる電圧の測定を行い、測定結果のうちでめられた
指示電圧の対数を縦軸にとり、横軸に入力インピーダン
スの対数をとり、測定点をプロットして曲線で結び、こ
の曲線上にｅ　＝Ｅ／２の点をめ、この点が示す入力イ
ンピーダンス（Ｒ）から試料の抵抗（ｒ）をめることが
でさる（Ｒ＝ｒ）、。

本発明による測定法で実施しＩこ実施例を測定周波数が
１０Ｈｚ、測定温度が２０℃の時の抵抗を示すと第１表
のようになる。

第１表　液体分子の抵抗（Ω）

【図面の簡単な説明】

第１図は従来からの抵抗測定回路を示す。 Ｃ・・測定セル　Ｅ・・電源 Ｍ・・電流計　ｊ・・回路に流れる電流第２図は本発明
の抵抗測定の等価回路を示す。 Ｅ・・電場により発生したＮ肚 ｒ・・試料の抵抗 Ｒ・・負荷抵抗又は電圧計の入力インピーダンス ｊ・・回路に流れる電流 ｅ・・負荷抵抗の両端に発生する指示電圧このうちＥと
ｒは試料側であり、Ｒは電圧計側である。 特許出願人　工業技術院長　川　１）裕　部舜　２　図 手続補正棚（自発） 昭和５９年６月２１日 ＊Ｍｌ！　Ｍ　＄ｊ　［１＊　ｆｌｉｔ　、＠。 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１０５４２０号 ２、発明の名称 液体試料の抵抗測定法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都千代田区霞が関１丁目３番１号氏名　（
１１４）工業技術院長用田裕部４、指定代理人 ８、補正の内容 本願明細書中において、第４頁−ドから第６行の「試料
と抵抗Ｊを［試料の抵抗１に訂正します。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体試料を交流電場の中に入れ、あらｈ＼じめ入
   力インピーダンスのわかった電圧計で電場の方向に発生
   した電圧を測定することにより、液体の抵抗と電圧計の
   入力インピーダンスの比をめ、請求められｌこ比から液
   体試料の抵抗値をめる方法。
2. （２）液体試料を交流電場の中に入れ、電場の方向に発
   生した電圧を入力インピーダンスが変イヒできる電圧計
   で計測し、ｖＡ測される指示電圧（ｅ）が電源電圧（Ｅ
   ）の１／２になる時の電圧計の入力インピーダンスをめ
   、請求められた入力インピーダンスから液体試料の抵抗
   値をめる方法。