JPS60248919A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の高周波加熱装置の加熱室の構成
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の電子レンジ等の高周波加熱装置の加熱室の構成は
、加熱室の上板、■字状の左右側面と底板、前板、およ
び裏板とで形成され、この加熱室の外側に逆Ｕ字状の側
板と上板、ならび裏板等が装着されているのが一般的で
ある。

しかし乍ら近年、電子レンジ等台所調理器具の設置場所
の制約と対応するために、例えば第１図に示すような加
熱室の外側を本体外部としてそのま一使用する商品が開
発されるように々った。

第１図は従来例の分解斜視図で、１は胴板で、加熱室上
面１ａ、左側面１ｂ、左置板１０．右側面１（１，右底
板１ｅを一枚の金属板にて略「口」字状に構成し、これ
に仕切板２２本体裏板３１本体前板４を夫々矢印の如く
胴板１の前後より挿入して接合する。前記仕切板２で区
分された２つの空間の左側が加熱室６．右の空間部はマ
グネ）。

ンや高圧トランス等の電気部品を収納する電気室６とす
る。

組成完成状態での加熱室６の中央断面を示す第２図にお
いて、７１ｄ扉で、８け調理物を載置する受皿である。

加熱中はモー、夕９で駆動軸１ｏを回転させ、駆動軸１
ｏと嵌合している受皿８が回転し、調理物の加熱むらを
軽減できるよう構成されている。

上記構成において、加熱室の各壁面が加熱装置本体の外
部材を兼ねており、加熱室５の容積の割には外形が小形
になり、軽量でかつ経済的である利点があるものの、使
い勝手、特に受皿８の出入れ、ならび加熱室底板１ｃが
前板４の加熱室開口なく、左右側面についても同様で、
加熱室６の内部壁面は全て前板４の開口部より広がって
いるため、掃除や被加熱物や内蔵物の出し入れに支障を
きたす構成が避けられないものであった。

一方、このような小形の電子レンジにおいては扉７は通
常左開きで、操作部は扉７の右側に位置する。これは左
手で扉７を開き、右手で調理物の出入れを行なうよう配
置されたものであるが、この根拠は使用者の大半が右き
きであるという前提に立つもので、置き場所を考慮した
ものではない。

即ち台所における調理器具の周辺の壁や家具などの配置
から、右開きのものも必要となる場合があるが、現実に
はそのような商品の入手は極めて困難である。前開き扉
の場合にはこの問題点が解決できるが、小形で低価格の
商品においては前開き扉は採用されていない。加えて、
上記の如き一枚板構成の場合は前開き扉の開閉ヒンジの
取付場所が制約され、構成が複雑となる等の問題があっ
た。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消し、低価格化ならび小
形化を実現すると共に、掃除や被加熱物出入れの支障も
なく、かつ設置場所のいかんにか＼わらず操作しやすい
前開き扉を有する高周波加熱装置を提供することを目的
とする。

発明の構成 上記目的を達するため、本発明の高周波加熱装置は、加
熱装置本体の上面、左右側面を一枚の金属板にて形成す
る胴板と、被加熱物出入れ用開口部とこれに隣接する操
作電気部品用取付孔を有する前板と、本体裏板と、本体
底板とからなり、前記胴板、前板、裏板、底板で形成さ
れる空間を、加熱室と電気室とに左右に区分する仕切板
を設け、前記底板の少くとも加熱室側の水平面と前板開
口部下端、ならび仕切板の垂直壁面と前板開口部の一方
の横端とを夫々一致させ、底板下部に生ずる空間を利用
して前開き扉の開閉ヒンジを備えた構成とするもので、
胴板や底板等の構成は極力部品点数を削減し、胴板と仕
切板を一体化したり、底板と仕切板を一体化したり、ま
た前板と底板と裏板とを一体化したもので、底板ならび
仕切板と前板開口端との段差がないため、被加熱物出入
れの支障がなく、かつ掃除もし易いと同時に、底板下部
に設けた空間を利用して扉の開閉ヒンジを取付けること
ができるので前開き扉が可能であり、置き場所に左右さ
れずに操作しやすい等の効果を有するものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

第３図は本発明の一実施例の高周波加熱装置の外観斜視
図、第４図は加熱室中央断面図であるが、１１は胴板で
、その構成については後述するが、その前後に夫々、前
板１２ならび裏板１３が取付けられ、前板１２には被加
熱物出入れ用開口部１４を有し、それを覆う扉１６を備
えている。１６は底板で、そのはソ中夫に被加熱物を載
置する受皿１７がモータ１８の回転を受ける駆動軸１９
と嵌合している。１９は仕切板で、その右方はマグネト
ロンその他の高周波発生装置ならび制御部品等を収納す
る空気室であり、その左方の空間が加熱室２０となる。

扉１５は底板１６の下方に開閉支点２１を有して前開き
が可能となっている。２２ｉｊ扉のハンドルである。２
３は扉１５のアームで、開閉に伴ない電気室中に出入り
する。なおアーム２３の先端には電気室内において引張
ばね等を取付けたり、また扉１５を閉じた時のアーム２
３の先端にスイッチ等を設けたりすることができる。ア
ーム２３け扉１６の電気室寄りの片側にあって、扉裏か
ら電気室内へ伸びているが、扉−！６内においては揺動
自在に保持されている。

なお、２４は電気室前面に取付けられた操作板であり、
操作板２４上には例えば加熱時間設定用のタイマつまみ
２５等の操作部品が取付けられる。

底板１６ならび仕切板１９はその前面において、前板１
２の開口部１４の下端１４ａ、横端１４ｂと一致してい
る。

第６図から第８図までの各図面は胴板１１ならび底板１
６．仕切板１９等の実施例の構成を示すもので、以下に
順次その説明をする。

第５図において、胴板１１ａは本体外部を兼ねる加熱室
天井面２６ａ、左側面２７ａ、右側面２８ａ、更に電気
室底面２９ａ＋仕切板１９１Ｌが一枚の金属板にて略「
の」字状に一体に形成され、左側面２７１Ｌと仕切板１
９１Ｌの間の下方に加熱室底板１６ａを張りわたして取
付けたもので、加熱室底板１６１Ｌは前板開口部下端と
一致させるため電気室底板２９１Ｌよりや＼高くなって
おり、この下部は扉のヒンジ竺の取付は場所として利用
される。なお、前板や裏板を取付けるだめのフランジ構
造については、取付工法はビス止め、カシメ。

スポット溶接等の公知の技術であり、説明の便宜上図で
は省略しである。第６図以降も同様である。

第６図において、胴板１１ｂは天井面２６ｂ。

左側面２７ｂ、右側面２８ｂ、電気室底板２９ｂを一枚
の金属板にて、や＼変形したＣ字状に形成したもので、
また加熱室底板１６ｂと仕切板１９ｂは一枚板にてＬ字
状に一体形成するものである。

第７図は、胴板１１　ＱＶｉ天面２６Ｃ９左側面２７Ｃ
１右側面２８Ｃを一枚の金属板にて略Ｃ字状に一体形成
し、前板１２０と裏板１３０は加熱室底板１６０を底部
として略Ｕ字状に一体形成され、更に加熱室底板１６０
は段差を設けて電気室底板２９０と一体となっているも
ので、これを前記胴板１１０に挿入接合し、仕切板を別
途取付けることによ′って本体部分が完成する。々お、
電気室底板２９’Ｃは仕切板と一体化してもよいし、ま
た第６図の如く胴板１１０の右側面２８０の延長部とし
て一体形成することも可能である。

第８図においては、胴板、１１ｄは第７図の場合と同様
であるが、前板１２ｄと裏板１３ｄは仕切板１９ｄを底
面とする略Ｕ字状に一体形成したもので、加熱室底板１
６ｄは電気室底板２９ｄと段差を設けて一体としたもの
である。なお、底板１′６ｄの左辺を胴板１１６の天井
面２６ｄに達するよう上方に立ちあげることにより、開
口部１４の左右両端とも壁面と一致させることが可能と
なり、この場合は左側面２了ｄと加熱室左壁とは空間が
できるので、扉のアーム２３を両側に設けることが可能
となる。

第９図は胴板１１１５の構成は第７図の例と同じである
が、前板１２８と底板１６６と裏板１３ｅと仕切板１９
６とを一枚の金属板にて一体に形成したものである。図
では底板１６θの底部として前板１２６と裏板１３６を
Ｕ字状になるよう立ち上げ、その後仕切板１９６を前板
１２ｅより後方へ曲げる形をとったが、仕切板１９０を
底部として、第８図のような構成とし、仕切板１９８の
下から水平に伸びる加熱室底板１６１５を設ける形をと
っても同様の一体化となる。

以上のような実施例の構成によれば、外部材を兼ねた胴
板１１の一枚構成の中が直接加熱室２０となり、加熱室
容積に対する外形寸法を極めて効果的に小さくすること
ができ、狭い台所においても十分設置スペースを確保で
きるようになり、また前開き扉１６を備えているため設
置時に隣接する家具や他の調理関連器具のレイアウトに
左右されることなく操作しやすいものとすることができ
る。

加熱室底板１６と胴板１１とは別部品であ６って、底板
１６の下部に空間が設けられるから前開き扉１５の開閉
ヒンジを取付けることができる。また、胴板１１の左側
面を底板１６の下へ延ばしているので、このヒンジ機構
が外から見えることもない。

前開き扉１６は片側にのみアーム２３を有し、このアー
ム２３は加熱室２０の仕切板１９の外、即ち電気室に出
没可能となり、加熱室２ｏのスペースを減じることなく
、アーム２３の先端にばねやスイッチを設けることがで
き、扉１６を閉じるのに軽い力で済み、また開閉位置の
検出等も容易となる。

加熱室底板１６と前板開口下端１４ａ、ならびに仕切板
１９と前板開口横端１４ｂとを一致させることにより、
被加熱物の出入れに支障がなく、加熱室２０内の掃除も
容易となる。

胴板の構成においては、第６図の例では胴板１１＋ａが
仕切板１９１Ｌと一体に形成されるので、構成部品数も
少なく、材料コストも安くなり底板１６８Ｌの形状が単
純となり、組立も簡単である。

第６図の例では加熱室底板１６ｂと仕切板１９ｂがＬ字
状に一体形成され、回転受皿を底板１６ｂに取付ける部
分や、仕切板１９ｂに高周波発生装置等の取付ける部分
の加工が多いだめ、一体に形成した部品に集中して加工
ができる。

第７図の例では底板１６０と前板１２ｃ、裏板１３０を
一体に形成するので、更に部品数が減り、組立も短時間
でできる。

第８図の例では前板１２ｄと仕切板１９ｄと裏板１３ｄ
）−が一体で、第７図の例と同様部品数の削減ができる
と共に、加熱室底板１６ｄと電気室底板２９ｄとが必然
的に別部品となり、特に受皿１７その他の重量物、また
電気室には高圧トランスその他の電気部品等の荷重を支
持するため板厚を他の構成材料と変えることが自在にで
きる。また、底板１６ｄの左方を立ちあげ、前板開口部
の両端と加熱室２０内の左右側面とを一致させることも
可能であり、掃除や被加熱物出入れが更に容易となる。

第９図では加熱室２ｏの左側面と大同を除く４面を一体
化できるので、更に部品数の削減ができる、等々の数多
くの効果を有するものである。

発明の効果 以上のように、本発明によれば次の効果を得ることがで
きる。

（１）外部材を兼ねる胴板の内部が加熱室となり、余分
な空隙を要しないので、加熱室容積に対して外形寸法を
小さくでき、設置空間の制約を軽減できる。

（２）外部材即ち加熱室壁面であり余分な材料・部品を
必要とせず装置本体、の軽量化がはかれ、運搬輸送等が
楽となる。

（３）底板と仕切板と、前板開口下端ならび横端が一致
しているため、被加熱物出入れや加熱室内の掃除が容易
である。

（４）加熱室底板下方の空間を利用して扉の開閉ヒンジ
が取付けられるので、扉を前開きとすることができ、設
置場所のレイアウトに左右されることなく、扱いやすい
ものとすることができる。

（６）扉は片側のみアームを有し、そのアームは加熱室
横の電気室に出入りする構成であり、扉の開閉作業を楽
にでき、加熱室内に余分な突起を出さずに済む。

（６）胴板の一体構成、ならび加熱室底板や仕切板の一
体構成部品が可能で、従来の装置とくらべ著しく部品点
数を減少することができ、材料コストや組立時間の低減
に結びつき、結果りして安価に製造できる。

（ア）胴板や底板、あるいは仕切板の一体構成の中で、
複雑な加工を施す部分のみを集中的に一体化したり、重
量物保持のため厚い材料を必要とするものを一体化した
り、剛性を必要とする部分を一体化したりすることがで
きるので、加工条件や要求される品質性能に応じて自在
に構成を変えられ、しかもどの構成をとっても組立てた
状態において従来例を示す不具合を解消するものとする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の装置本体の分解斜視図、第２図は従来
例の加熱室中央における縦断面図、第３図は本発明実施
例の外観斜視図、第４図はその加熱室中央の断面図、第
６図は胴板と底板、仕切板との構成を示す第１の実施例
を示す斜視図、第６図は同じく第２の実施例を示す斜視
図、第７図は同じく第３の実施例を示す分解斜視図、第
８図は同じく第４の実施例を示す分解斜視図、第９図は
同じく第６の実施例を示す分解斜視図である。 １１・・・・・・胴板、１２・・・・・・前板、１３・
・・・・・裏板、１４・・・・・・前板の開口部、１６
・・・・・・扉、１６・・・・・・加熱室底板、１７・
・・・・・受皿、１９・・・・・・仕切板、２゜・・・
・・・加熱室、２３・・・・・・アーム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第５
図 第６図 第７図 第８図 ２’ｌｄ 第９図 〃ｅ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）一枚の金属板にて少くとも本体上板、左右側面を
   一体に構成する胴板上、被加熱物出入れ用開口部とこれ
   に隣接する操作電気部品用取付孔を有する前板と、本体
   裏板と、本体底板とからなり、前記胴板、前板、裏板、
   底板とで形成される空間を加熱室と電気室とに左右に区
   分する仕切板を設け、前記底板の少くとも加熱室側の水
   平面と前記前板の開口部下端、ならび前記仕切板の垂直
   面と前記前板開口部の横端とをそれぞれ一致させ、前記
   加熱室の底板下部に開閉ヒンジを有する前開き扉を備え
   てなる高周波加熱装置。 （２）仕切板を胴板の側面の延長上に略「の」字状に一
   枚の金属板にて一体に形成した特許請求の範囲第１項記
   載の高周波加熱装置。 （３）仕切板と加熱室底板とを一枚の金属板にて皿体に
   Ｌ字状に形成した特許請求の範囲第１項記載の高周波加
   熱装置。 （４）前板と裏板と加熱室底板を一枚の金属板にて略Ｕ
   字状に形成した特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱
   装置。 （６）前板と裏板と仕切板とを一枚の金属板にて一体に
   略Ｕ字状に形成した特許請求の範囲第１項、記載の高周
   波加熱装置。 （６）前板と裏板と加熱室底板と仕切板とを一枚の金属
   板にて形成した特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱
   装置。 （７）扉の開閉支点上方に揺動自在に支持され、電気室
   内に出没自在のアームを前記扉の裏面片側に設けた特許
   請求の範囲第１項記載の高周波加熱装置。