JPS60248623A - 緑膿菌感染に対してワクチン活性を有するリポ糖蛋白psc―aおよび緑膿菌ワクチン - Google Patents
緑膿菌感染に対してワクチン活性を有するリポ糖蛋白psc―aおよび緑膿菌ワクチンInfo
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- JPS60248623A JPS60248623A JP59104809A JP10480984A JPS60248623A JP S60248623 A JPS60248623 A JP S60248623A JP 59104809 A JP59104809 A JP 59104809A JP 10480984 A JP10480984 A JP 10480984A JP S60248623 A JPS60248623 A JP S60248623A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
本発明は、緑肩菌から得られる緑艮菌感染に対して防御
活性を有するリポ糖蛋白PSC−Aに関する。
活性を有するリポ糖蛋白PSC−Aに関する。
緑騰l(以下、シー−トモナス・アエルギノーサという
ことがある)は、本来弱毒性の病原菌として知られてい
るが、近年の抗生物質の大量投与による菌交代性増殖の
結果と相まって、他の細菌感染症とは反対に緑鼻菌感染
による症例の増加が目立つようになって来ている。
ことがある)は、本来弱毒性の病原菌として知られてい
るが、近年の抗生物質の大量投与による菌交代性増殖の
結果と相まって、他の細菌感染症とは反対に緑鼻菌感染
による症例の増加が目立つようになって来ている。
緑亀菌感染症の特徴は、基礎疾患として感染抵抗力の低
下した患者に発病しやすいことで、いわゆる日和見感染
症の代表的疾患にあげられている。感染抵抗力の低下し
た患者とは、具体的には癌患者、免疫抑制療法下の患者
、移植患者、熱傷患者および新生児などである。
下した患者に発病しやすいことで、いわゆる日和見感染
症の代表的疾患にあげられている。感染抵抗力の低下し
た患者とは、具体的には癌患者、免疫抑制療法下の患者
、移植患者、熱傷患者および新生児などである。
また、重曹による感染症は、いったん発病すると全身感
染症にひろがる傾向が強(、さらに予後が不良のため、
今日では細菌感染症の中で最も治療の困難な感染症の1
つとされるに至っている。
染症にひろがる傾向が強(、さらに予後が不良のため、
今日では細菌感染症の中で最も治療の困難な感染症の1
つとされるに至っている。
この緑慝菌感染症が難治性であるのは、重曹がこれまで
常用されて来た抗生物質のほとんどすべてに対して高度
耐性を示すことに加えて、近年開発された緑亀菌にある
程度抗菌力を示す抗生物質に対しても耐性となり易く、
こうした抗生物質による薬剤療法では十分な治療効果が
得られない症例がしばしば出現することも見逃せない大
きな理由である。
常用されて来た抗生物質のほとんどすべてに対して高度
耐性を示すことに加えて、近年開発された緑亀菌にある
程度抗菌力を示す抗生物質に対しても耐性となり易く、
こうした抗生物質による薬剤療法では十分な治療効果が
得られない症例がしばしば出現することも見逃せない大
きな理由である。
こうした緑東菌感染症に対する抗生物質゛療法の限界に
立って、宿主側の緑艮菌処理能力の増強をめざして、緑
東菌菌体成分による感染防御剤すなわち、ワクチンの開
発に関するいくつかの試みがこれまでになされて来てい
る。
立って、宿主側の緑艮菌処理能力の増強をめざして、緑
東菌菌体成分による感染防御剤すなわち、ワクチンの開
発に関するいくつかの試みがこれまでになされて来てい
る。
例えば、13種類以上ある血清型別特異抗原の表在抗原
(血清型別特異抗原)をそれぞれ精製して混合した全血
清型苗に有効な緑市菌多価ワクチアPEV−01(’L
ancet II :977、1979)は、熱傷患者
等を対象とする臨床応用が試みられ緑鼻菌、菌血症等の
予防に有効であることが報告されている。
(血清型別特異抗原)をそれぞれ精製して混合した全血
清型苗に有効な緑市菌多価ワクチアPEV−01(’L
ancet II :977、1979)は、熱傷患者
等を対象とする臨床応用が試みられ緑鼻菌、菌血症等の
予防に有効であることが報告されている。
しかしながら、この多価ワクチンは、緑東菌の血清型別
抗原を10数種混合するという繁雑さばかりでなく構成
成分である血清型別特異抗原は緑處菌細胞表層にある、
いわゆるO抗原で、あり、内毒素と呼ばれるリボ多糖体
から構成されているため、強い発熱性などの局所および
全身性の副作用が無視出来ないという問題点が指摘され
ている。
抗原を10数種混合するという繁雑さばかりでなく構成
成分である血清型別特異抗原は緑處菌細胞表層にある、
いわゆるO抗原で、あり、内毒素と呼ばれるリボ多糖体
から構成されているため、強い発熱性などの局所および
全身性の副作用が無視出来ないという問題点が指摘され
ている。
一方我国では重量らによって緑癒菌の血清学的共通抗原
としてタンパク質を主成分とするOEPが分離されこの
OEPが動物実験で各血清型別緑膿菌に共通の感染防御
抗原としてワクチン効果を示すことが知られている(
Jpn J、 Exp、故d;47.393−402.
1977 )。
としてタンパク質を主成分とするOEPが分離されこの
OEPが動物実験で各血清型別緑膿菌に共通の感染防御
抗原としてワクチン効果を示すことが知られている(
Jpn J、 Exp、故d;47.393−402.
1977 )。
しかしながら重量らは、生体に感染する緑朱菌の病原性
には強い株と弱い株があり一定でないことから、新しい
ワクチンは緑聰菌の増殖抑制のみにとどまらず緑膿菌の
産生する有毒代謝産物を中和するものでな(ではならな
いとの考えのもとに、OEP単用による感染防御では不
十分であり、OEPにさらに緑處菌から調製したプロテ
アーゼトキソイド、エラスターゼトキソイドあるいはエ
クソトキシントキソイドを加えた6種あるいは4種混合
ワクチンを調製し臨床治験を実施しているが、一部に有
効例の指摘があるものの未だ実用化される段階に至って
いない。
には強い株と弱い株があり一定でないことから、新しい
ワクチンは緑聰菌の増殖抑制のみにとどまらず緑膿菌の
産生する有毒代謝産物を中和するものでな(ではならな
いとの考えのもとに、OEP単用による感染防御では不
十分であり、OEPにさらに緑處菌から調製したプロテ
アーゼトキソイド、エラスターゼトキソイドあるいはエ
クソトキシントキソイドを加えた6種あるいは4種混合
ワクチンを調製し臨床治験を実施しているが、一部に有
効例の指摘があるものの未だ実用化される段階に至って
いない。
また、その他の緑東菌ワクチンとして血清型別の菌に特
異的な作用を示すといわれるリボゾームワクチン、粘膜
表面への吸着に着目した線毛ワクチンあるいは菌の動き
を止めるといわれる鞭毛ワクチンなどが知られている力
瓢これらは未だいずれも実験段階の域を脱していない。
異的な作用を示すといわれるリボゾームワクチン、粘膜
表面への吸着に着目した線毛ワクチンあるいは菌の動き
を止めるといわれる鞭毛ワクチンなどが知られている力
瓢これらは未だいずれも実験段階の域を脱していない。
したがって、現在なお実用性のあるすぐれた線菌感染に
対するワクチンの出現が待望されているといって過言で
ない。
対するワクチンの出現が待望されているといって過言で
ない。
しかるに、本発明者らはかねてより単剤で緑賑菌感染に
対して強力な防御能を発揮する緑太菌の全血清型菌に共
通に作用する新しい感染防御抗原を追求して来たが、そ
の過程において緑艮菌の全血清型菌に共通に反応するモ
ノクローナル抗体を産生するマウスハイブリドーマの作
成に成功し、当該モノクローナル抗体に対応する緑靭菌
菌体成分が緑基菌のいずれの血清型菌の感染に対しても
高い感染防御能を有することを初めて見い出した。
対して強力な防御能を発揮する緑太菌の全血清型菌に共
通に作用する新しい感染防御抗原を追求して来たが、そ
の過程において緑艮菌の全血清型菌に共通に反応するモ
ノクローナル抗体を産生するマウスハイブリドーマの作
成に成功し、当該モノクローナル抗体に対応する緑靭菌
菌体成分が緑基菌のいずれの血清型菌の感染に対しても
高い感染防御能を有することを初めて見い出した。
すなわち本発明者らは、緑珠菌で免疫したマウスの 細
胞とマウスミエローマ細胞との細胞融合による抗緑憲菌
モノクローナル抗体産生ハイプリドーマの作成研究にお
いて、緑珠菌の全血清型菌に対して共通に反応するモノ
クローナル抗体産生ハイプリドーマ株(以下C−Ab産
生ハイプリドーマという)の作成に成功した。さらに、
このC−Ab産生ハイブリドーマの産生するモノクロー
ナル抗体(以下C−Abという)に対応する緑λ菌の菌
体成分をC−Abを固定化したアフィニティヵラム等を
用いて分離精製した結果、得られたC−Abと反応する
本発明物質の緑瓢菌の共通抗原成分がリポ糖蛋白からな
る全く新規な物質であることならびに該物質が動物実験
で緑未菌の各種血清型菌に対してすぐれた感染防御能を
示しかつ極めて毒性が低いものであることを見い出し、
本発明物質をPSC−Aと命名し、本発明を完成するに
至った。
胞とマウスミエローマ細胞との細胞融合による抗緑憲菌
モノクローナル抗体産生ハイプリドーマの作成研究にお
いて、緑珠菌の全血清型菌に対して共通に反応するモノ
クローナル抗体産生ハイプリドーマ株(以下C−Ab産
生ハイプリドーマという)の作成に成功した。さらに、
このC−Ab産生ハイブリドーマの産生するモノクロー
ナル抗体(以下C−Abという)に対応する緑λ菌の菌
体成分をC−Abを固定化したアフィニティヵラム等を
用いて分離精製した結果、得られたC−Abと反応する
本発明物質の緑瓢菌の共通抗原成分がリポ糖蛋白からな
る全く新規な物質であることならびに該物質が動物実験
で緑未菌の各種血清型菌に対してすぐれた感染防御能を
示しかつ極めて毒性が低いものであることを見い出し、
本発明物質をPSC−Aと命名し、本発明を完成するに
至った。
以下、本発明物質を単に本物質又はP S C−Aと称
することが多い。
することが多い。
本発明は、緑I感染に対して防御活性を有するリポ糖蛋
白PSC−Aに関し、さらに詳細には緑弊菌より得られ
る感染防御活性を有するリポ糖蛋白PSC−Aに関し、
そしてその製法および緑癒菌感染防御剤に関するもので
ある。
白PSC−Aに関し、さらに詳細には緑弊菌より得られ
る感染防御活性を有するリポ糖蛋白PSC−Aに関し、
そしてその製法および緑癒菌感染防御剤に関するもので
ある。
さらK、本発明は、緑疼菌菌体を破砕して遠心分離して
得られる無細胞抽出液から、リポ糖蛋白PSC−Aに対
して特異的な親和性を有するモノクローナル抗体を固定
化したアフィニティカラムを用いて、単離精製すること
を特徴とする緑珠菌感染に対して防御活性を有するリポ
糖蛋白PSC−Aの製造法に関する。
得られる無細胞抽出液から、リポ糖蛋白PSC−Aに対
して特異的な親和性を有するモノクローナル抗体を固定
化したアフィニティカラムを用いて、単離精製すること
を特徴とする緑珠菌感染に対して防御活性を有するリポ
糖蛋白PSC−Aの製造法に関する。
さらに、本発明は、リポ糖蛋白PSC−Aをイ効成分と
する緑島、菌感染防御剤に関するものである。
する緑島、菌感染防御剤に関するものである。
また、本発明の目的は、緑島菌から単離されるリポ糖蛋
白PSC−Aを有効成分とする緑ス菌感染に対する防御
斉1を動物ならびにヒトのワクチン療法に提供すること
にある。
白PSC−Aを有効成分とする緑ス菌感染に対する防御
斉1を動物ならびにヒトのワクチン療法に提供すること
にある。
(本発明の構成)
つぎに本発明について具体的に説明する。
本発明に用いられる緑纂菌は血清学的分類法に従って例
示すると第1表の通りである。緑秦菌の分類固定に関し
ては昨今異論がなしとはしないが、本発明では、使用緑
朱菌の分類を緑4菌研究会主催の型別検討委員会の決定
(1975年)による血清学的分類に従うものとし、こ
の分類に基づ(A−M群に属する菌株はすべて本発明に
述べる緑艮菌の血清型菌の対象になる。
示すると第1表の通りである。緑秦菌の分類固定に関し
ては昨今異論がなしとはしないが、本発明では、使用緑
朱菌の分類を緑4菌研究会主催の型別検討委員会の決定
(1975年)による血清学的分類に従うものとし、こ
の分類に基づ(A−M群に属する菌株はすべて本発明に
述べる緑艮菌の血清型菌の対象になる。
なお、本発明では緑を菌の分類法として型別検討委員会
の決定による血清学的分類を現時点での最善のものと判
断してそれに従っているが、将来において新分類基準が
採択されることを考慮した場合、本発明の緑11mとは
本物質PSC−Aを感染防御抗原てして保有する細菌菌
株すべてがその対象になると言える。
の決定による血清学的分類を現時点での最善のものと判
断してそれに従っているが、将来において新分類基準が
採択されることを考慮した場合、本発明の緑11mとは
本物質PSC−Aを感染防御抗原てして保有する細菌菌
株すべてがその対象になると言える。
したがって本発明の対象菌株は、上記A −M群に属す
るものあるいはこの分類基準に従って分類しうるものの
みに限定されるものではない。
るものあるいはこの分類基準に従って分類しうるものの
みに限定されるものではない。
緑艮菌から本発明のPSC−Aを本発明の方法により単
離する場合、第1表の菌株のいずれを用いてもかまわな
いが、経験的にはシュードモナス・アエルギノーサlI
D1150、F485B−52、N−10(以上E型)
、シュードモナス・アエルギノーサATCC1’014
5.lID1020(以上G型)、シュードモナス・ア
エルギノーサlID1010、 ChibaN−552
2(以上■型)などが好適な菌株として挙げられる。
離する場合、第1表の菌株のいずれを用いてもかまわな
いが、経験的にはシュードモナス・アエルギノーサlI
D1150、F485B−52、N−10(以上E型)
、シュードモナス・アエルギノーサATCC1’014
5.lID1020(以上G型)、シュードモナス・ア
エルギノーサlID1010、 ChibaN−552
2(以上■型)などが好適な菌株として挙げられる。
なお、第1表に例示したA−M群に属する緑剪−菌の菌
株のうち、IID株は東京大学医科学研究所に保存され
ており第三者に自由に分譲される。
株のうち、IID株は東京大学医科学研究所に保存され
ており第三者に自由に分譲される。
第1表
lID5004
C〃 lID1037
D lID1004
E lID1130.F−4858−52,N−10゜
A103 F lID1006. Chiba1495G lID
1020. ATCC10145,ChibaN−31
84,P28 HlID1009 I lIDl0IO,ChibaN−3522J lI
Dl0II K lID1012 1、 i I Dl o i 4 M 1ID501& まに、本発明の製造方法であるアフィニティ力ラムに組
み込みp S C−Aの単離精製に用いるPSC−Aに
特異的な親和性を有するモノクローナル抗体C−Abの
調製法ならびにC−Abの性質は、試験例1に示す通り
である。
A103 F lID1006. Chiba1495G lID
1020. ATCC10145,ChibaN−31
84,P28 HlID1009 I lIDl0IO,ChibaN−3522J lI
Dl0II K lID1012 1、 i I Dl o i 4 M 1ID501& まに、本発明の製造方法であるアフィニティ力ラムに組
み込みp S C−Aの単離精製に用いるPSC−Aに
特異的な親和性を有するモノクローナル抗体C−Abの
調製法ならびにC−Abの性質は、試験例1に示す通り
である。
試験例1 モノクローナル抗体C−Abの調製とその性
質 モノクローナル抗体産生・・イブリドーマの作成はに8
hler、 Mi l5teinらの公知の方法に準じ
て行なった。1−なわち、シュードモナス・アエルギノ
ーサlID1130(E型)の03%ホルマリン処理菌
体をフロイントの不完全アジ−パントでエマルジョンと
し、1週おきに計5回BALB/C雌雄マウスの腹腔内
に投与して免疫した後、最終免疫の4日後のマウスの
細胞5X108個とN5−1マウスミ工ローマ細胞5X
107個との50%ポリエチレングリコール存在下にお
ける細胞融合によって得られたノ・イブリドーマを96
穴ウエル平底プレートに分注しHAT (ヒポキサンチ
ン、アミノプテリンおよびチミジン含有)を添加した1
0%牛脂児血清カロダルベノ=I MEM培地で5%C
O2存在下37℃で培養した。ノ・イブリドーマの増殖
を認めたウェルについて培養上清の抗緑艮菌モノクロー
ナル抗体の存在の有無を酵素免疫測定法であるドノトイ
ムノパインデイングアソセイ法(Analytical
Biochemistry119.142−1.47
.1982.以下DIBA法という)で測定した。DI
BA法は96穴ウエルU底マルチプレートを用い、1ド
ツト当り0.4μ200.5%ホルマリン処理緑叡菌の
全菌体を抗原として固定したメンブランフィルタ−(3
,,1+m角)と上記の培養上清100μtを室温で6
0分、ついでパーオキシダーゼ標識ウザギ抗マウスイム
ノグロブリン抗体(DAKO社製)と30分反応後クロ
ルナフトールを基質として発色させ、抗原を固定したメ
ンブランフィルタ−上に肉眼観察で発色を認めたものを
抗体産生が陽性と判定した。
質 モノクローナル抗体産生・・イブリドーマの作成はに8
hler、 Mi l5teinらの公知の方法に準じ
て行なった。1−なわち、シュードモナス・アエルギノ
ーサlID1130(E型)の03%ホルマリン処理菌
体をフロイントの不完全アジ−パントでエマルジョンと
し、1週おきに計5回BALB/C雌雄マウスの腹腔内
に投与して免疫した後、最終免疫の4日後のマウスの
細胞5X108個とN5−1マウスミ工ローマ細胞5X
107個との50%ポリエチレングリコール存在下にお
ける細胞融合によって得られたノ・イブリドーマを96
穴ウエル平底プレートに分注しHAT (ヒポキサンチ
ン、アミノプテリンおよびチミジン含有)を添加した1
0%牛脂児血清カロダルベノ=I MEM培地で5%C
O2存在下37℃で培養した。ノ・イブリドーマの増殖
を認めたウェルについて培養上清の抗緑艮菌モノクロー
ナル抗体の存在の有無を酵素免疫測定法であるドノトイ
ムノパインデイングアソセイ法(Analytical
Biochemistry119.142−1.47
.1982.以下DIBA法という)で測定した。DI
BA法は96穴ウエルU底マルチプレートを用い、1ド
ツト当り0.4μ200.5%ホルマリン処理緑叡菌の
全菌体を抗原として固定したメンブランフィルタ−(3
,,1+m角)と上記の培養上清100μtを室温で6
0分、ついでパーオキシダーゼ標識ウザギ抗マウスイム
ノグロブリン抗体(DAKO社製)と30分反応後クロ
ルナフトールを基質として発色させ、抗原を固定したメ
ンブランフィルタ−上に肉眼観察で発色を認めたものを
抗体産生が陽性と判定した。
培養上清にモノクローナル抗体産生が認められたハイプ
リドーマはさらに限界希釈法でクローニングを行ない、
モノクローンになったノ・イブリドーマはフラスコで増
殖させた後、免疫抑制剤プリスタン(アルドリッチ社)
処置BALB/Cマウスの腹先内に移植し得られたマウ
ス腹水カラフロティンへ−セファロース(ファルマシア
社)のアフィニティカラムを用いてモノクローナル抗体
を精製した。かくして得られた種々の抗緑膿菌モノクロ
ーナル抗体産生ハイプリドーマの中から、本発明者らは
緑幕菌のすべての血清型菌と共通に反応するモノクロー
ナル抗体C−Abを産生ずるC−Ab産生ハイブリドー
マを見い出した。このc−AbのグロブリンクラスはI
fGであり、またDIBA法によるC−Abの緑東菌の
血清型・菌に対する反応性を例示すると第2表の通りと
なり、C−Abはいずれの血清型菌ともはy等しい親和
性を示したが、緑幕菌以外の細菌とは反応しなかった。
リドーマはさらに限界希釈法でクローニングを行ない、
モノクローンになったノ・イブリドーマはフラスコで増
殖させた後、免疫抑制剤プリスタン(アルドリッチ社)
処置BALB/Cマウスの腹先内に移植し得られたマウ
ス腹水カラフロティンへ−セファロース(ファルマシア
社)のアフィニティカラムを用いてモノクローナル抗体
を精製した。かくして得られた種々の抗緑膿菌モノクロ
ーナル抗体産生ハイプリドーマの中から、本発明者らは
緑幕菌のすべての血清型菌と共通に反応するモノクロー
ナル抗体C−Abを産生ずるC−Ab産生ハイブリドー
マを見い出した。このc−AbのグロブリンクラスはI
fGであり、またDIBA法によるC−Abの緑東菌の
血清型・菌に対する反応性を例示すると第2表の通りと
なり、C−Abはいずれの血清型菌ともはy等しい親和
性を示したが、緑幕菌以外の細菌とは反応しなかった。
また、C−Abは緑癒菌E型菌由来の内毒素(リポ多糖
体、シェードモナス・アエルギノーサN−10株よりモ
リノン法により自家調製)およびOEP (シー−トモ
ナス・アエルギノーサN−10株より重量らの方法で自
家調製)とも反応しなかった。したがってこのことは本
発明物質PSC−Aはこれらの物質とは免疫学的に異な
る性質をもつことを示している。
体、シェードモナス・アエルギノーサN−10株よりモ
リノン法により自家調製)およびOEP (シー−トモ
ナス・アエルギノーサN−10株より重量らの方法で自
家調製)とも反応しなかった。したがってこのことは本
発明物質PSC−Aはこれらの物質とは免疫学的に異な
る性質をもつことを示している。
上述の試験例1に示すC−Abは詳細を後述するように
緑腋菌から本発明物質PSC−Aを簡便かつ高収率に製
造するに際して不可欠な精製手段になるが、通常アフィ
ゲル−10(バイオラド社) ヤBr CN−セファロ
ース(ファルマシア社)等の担体に固定化して用いるの
が好適である。
緑腋菌から本発明物質PSC−Aを簡便かつ高収率に製
造するに際して不可欠な精製手段になるが、通常アフィ
ゲル−10(バイオラド社) ヤBr CN−セファロ
ース(ファルマシア社)等の担体に固定化して用いるの
が好適である。
なお、本発明のPSC−Aの製造に用いる抗体は試験例
10C−Abのみに限定するものではな(、PSC−A
に特異的な親和性を有する抗体であれば本発明の方法に
適合する。例えば後述の実施例1〜6で単離されたPS
C−Aで新たに免疫された動物あるいはPSC−Aでi
n vitro刺激された動物またはヒト由来の抗PS
C−A抗体産生性のBリンパ系細胞とミエローマ細胞と
の間で細胞融合により形成されるハイプリドーマあるい
は抗P S C−A抗体産生能を持つヒトのBリンパ系
細胞にEBウィルスを感染させて継代培養可能な増殖型
に変異させた細胞がそれぞれ産生ずるPSC−Aに特異
的な親和性を有するモノクローナル抗体あるいはそれら
の抗体混合物さらにはPSC−A免疫動物の血清から得
た抗PSC−Aポリクローナル抗体も本発明の製造方法
に適合するものである。
10C−Abのみに限定するものではな(、PSC−A
に特異的な親和性を有する抗体であれば本発明の方法に
適合する。例えば後述の実施例1〜6で単離されたPS
C−Aで新たに免疫された動物あるいはPSC−Aでi
n vitro刺激された動物またはヒト由来の抗PS
C−A抗体産生性のBリンパ系細胞とミエローマ細胞と
の間で細胞融合により形成されるハイプリドーマあるい
は抗P S C−A抗体産生能を持つヒトのBリンパ系
細胞にEBウィルスを感染させて継代培養可能な増殖型
に変異させた細胞がそれぞれ産生ずるPSC−Aに特異
的な親和性を有するモノクローナル抗体あるいはそれら
の抗体混合物さらにはPSC−A免疫動物の血清から得
た抗PSC−Aポリクローナル抗体も本発明の製造方法
に適合するものである。
つぎに、本発明物質のPSC−Aを得るための基本的な
製造法について述べる。P S C−Aの取得に用いる
緑東菌菌株は前述の通りであり、緑東菌の培養方法や菌
体の破砕方法は、通常の方法に従ってよい。培地は、市
販のハートインツユジョンブロス、プレインハートイン
フュージョンプロス(栄研化学製)、肉エキスペプトン
培地あるいは自家調製の不問らの合成培地(J。
製造法について述べる。P S C−Aの取得に用いる
緑東菌菌株は前述の通りであり、緑東菌の培養方法や菌
体の破砕方法は、通常の方法に従ってよい。培地は、市
販のハートインツユジョンブロス、プレインハートイン
フュージョンプロス(栄研化学製)、肉エキスペプトン
培地あるいは自家調製の不問らの合成培地(J。
Biochemistry、 83.711−’+ 8
.1978 )が用いられる。特に不問らの合成培地は
培地成分として高分子の蛋白質などを含まないため、菌
体成分への培地混入の影響がない点で好適である。
.1978 )が用いられる。特に不問らの合成培地は
培地成分として高分子の蛋白質などを含まないため、菌
体成分への培地混入の影響がない点で好適である。
培養温度や培地のPHは使用した緑叛菌が生育する範囲
であればよいが温度は25°C−37°C,PH65〜
850間で培養するのが好ましい。培養は好気的条件で
行なうのがよ(、例えば振とう培養もしくは培養槽内で
の通気攪拌培養を行なえばよい。培養時間は緑(両画体
中のPSC−Aの収量に影響するので10時間〜72時
間の範囲で適宜選択すればよいが通常は16〜24時間
が好EE Lい。例えば不問らの合成培地(PH7,4
)で37’C,20時間娠と5培養することにより良好
な緑象菌培養物が得られ、これを遠心分離またはirA
して菌体を得ることが出来る。この時菌体を少量のホル
マリンで処理して死菌体として回収することも可能であ
る。得られた菌体は水好ましくは適当な緩衝液と充分混
合し氷冷しながらダイノミル(DYNOMILL) あ
るいはフレンチプレスなどにより菌体を破砕して破砕菌
体懸濁液を得る。この懸濁液をデカンテーションならび
に遠心して本発明物質PSC−Aを含む無細胞抽出液を
得るが、このときの遠心分離の条件は、未破砕菌体、部
分的に破砕された菌体、細胞壁不溶性画分等を沈渣とし
て除去出来る通常の遠心力でよく、たとえばろ9.DD
DX5’30分間遠心してその上清を取得する。なお、
上述の緑東菌を機械破砕して破砕菌体懸濁液を得るに際
して、通常菌体成分の抽出に用いられるTritonX
−100などの界面活性剤やEDTAなとのキレート試
薬を少量緩衝液中に共存させるとp s c−への抽出
率を一層向上させることが出来る。
であればよいが温度は25°C−37°C,PH65〜
850間で培養するのが好ましい。培養は好気的条件で
行なうのがよ(、例えば振とう培養もしくは培養槽内で
の通気攪拌培養を行なえばよい。培養時間は緑(両画体
中のPSC−Aの収量に影響するので10時間〜72時
間の範囲で適宜選択すればよいが通常は16〜24時間
が好EE Lい。例えば不問らの合成培地(PH7,4
)で37’C,20時間娠と5培養することにより良好
な緑象菌培養物が得られ、これを遠心分離またはirA
して菌体を得ることが出来る。この時菌体を少量のホル
マリンで処理して死菌体として回収することも可能であ
る。得られた菌体は水好ましくは適当な緩衝液と充分混
合し氷冷しながらダイノミル(DYNOMILL) あ
るいはフレンチプレスなどにより菌体を破砕して破砕菌
体懸濁液を得る。この懸濁液をデカンテーションならび
に遠心して本発明物質PSC−Aを含む無細胞抽出液を
得るが、このときの遠心分離の条件は、未破砕菌体、部
分的に破砕された菌体、細胞壁不溶性画分等を沈渣とし
て除去出来る通常の遠心力でよく、たとえばろ9.DD
DX5’30分間遠心してその上清を取得する。なお、
上述の緑東菌を機械破砕して破砕菌体懸濁液を得るに際
して、通常菌体成分の抽出に用いられるTritonX
−100などの界面活性剤やEDTAなとのキレート試
薬を少量緩衝液中に共存させるとp s c−への抽出
率を一層向上させることが出来る。
また、本発明における無細胞抽出液とは破砕菌体懸濁液
から遠心分離により未破砕菌体、部分的に破砕された菌
体、不溶性の細胞壁画分等を出来る限り除いたPSC−
Aを含む両分のことである。無細胞抽出液からPSC−
Aを得るには無細胞抽出液をイオン交換クロマトカラム
やゲル濾過カラムに付して分画精製?ることも可能であ
るが、本発明の製造法に従いPSC−Aに特異的な親和
性を有するモノクローナル抗体、例えばC−Abを固定
化したアフィニティ力ラムに無細胞抽出液を付してP
S C−Aの単離精製を行なうのが簡便かつ高収率であ
る。またC−Abで代表されるPSC−Aの単離精製に
用いるpsc−Aに特異的な親和性を有するモノクロー
ナル抗体は前述のようにアフィゲルやCNBr−セファ
ロース等の適当な担体に固定化して用いるのが好適であ
る。無細胞抽出液を付したアフイニティカラムは、PH
6〜8程度の中性域の緩衝液で十分洗浄して該固定化モ
ノクローナル抗体に結合しないPSC−A以外のきょう
雑物を溶出させた後、通常抗原−抗体反応物の解離に用
いられる低PH域の緩衝液例えば50mMグリシン−H
Ct緩衝生理食塩液(PH6,0)を流入してモノクロ
ーナル抗体に結合したP S C−Aを解離溶出させる
ことが出来る。得られた溶出液はPHを中性に調整した
後蒸留水に対して透析を行ない、さらに凍結乾燥するこ
とにより単離精製された本発明物質のPSC−A原末が
得られる。
から遠心分離により未破砕菌体、部分的に破砕された菌
体、不溶性の細胞壁画分等を出来る限り除いたPSC−
Aを含む両分のことである。無細胞抽出液からPSC−
Aを得るには無細胞抽出液をイオン交換クロマトカラム
やゲル濾過カラムに付して分画精製?ることも可能であ
るが、本発明の製造法に従いPSC−Aに特異的な親和
性を有するモノクローナル抗体、例えばC−Abを固定
化したアフィニティ力ラムに無細胞抽出液を付してP
S C−Aの単離精製を行なうのが簡便かつ高収率であ
る。またC−Abで代表されるPSC−Aの単離精製に
用いるpsc−Aに特異的な親和性を有するモノクロー
ナル抗体は前述のようにアフィゲルやCNBr−セファ
ロース等の適当な担体に固定化して用いるのが好適であ
る。無細胞抽出液を付したアフイニティカラムは、PH
6〜8程度の中性域の緩衝液で十分洗浄して該固定化モ
ノクローナル抗体に結合しないPSC−A以外のきょう
雑物を溶出させた後、通常抗原−抗体反応物の解離に用
いられる低PH域の緩衝液例えば50mMグリシン−H
Ct緩衝生理食塩液(PH6,0)を流入してモノクロ
ーナル抗体に結合したP S C−Aを解離溶出させる
ことが出来る。得られた溶出液はPHを中性に調整した
後蒸留水に対して透析を行ない、さらに凍結乾燥するこ
とにより単離精製された本発明物質のPSC−A原末が
得られる。
なお、緑寒菌の培養ろ液については通常生菌培養物とし
て菌体を取得する限りにおいては培養P液中のPSC−
Aの濃度は無視し得るものであるが、長時間培養などで
増殖した菌体が死滅したり自己消化などを起して菌体か
らPSC−Aが培養P液に多量移行した場合は培養P液
を遠心分離して得られる上澄液を前述のPSC−Aに対
して特異的な親和性を有するモノクローナル抗体を固定
化したアフィニティカラムに直接付すことにより精製P
SC−Aを回収することが可能である。
て菌体を取得する限りにおいては培養P液中のPSC−
Aの濃度は無視し得るものであるが、長時間培養などで
増殖した菌体が死滅したり自己消化などを起して菌体か
らPSC−Aが培養P液に多量移行した場合は培養P液
を遠心分離して得られる上澄液を前述のPSC−Aに対
して特異的な親和性を有するモノクローナル抗体を固定
化したアフィニティカラムに直接付すことにより精製P
SC−Aを回収することが可能である。
また、前述の無細胞抽出液を付したアフィニティカラム
からPSC−A以外のきよう雑物を効果的に溶出除去す
るには、中性域の緩衝液にTritonXlooなどの
界面活性剤を少量添加してカラムを洗浄することも推奨
される。
からPSC−A以外のきよう雑物を効果的に溶出除去す
るには、中性域の緩衝液にTritonXlooなどの
界面活性剤を少量添加してカラムを洗浄することも推奨
される。
つぎに実施例1において精製して得られた本発明物質P
SC−Aについて生物物理化学的性質を調べた結果を示
す。
SC−Aについて生物物理化学的性質を調べた結果を示
す。
なお、実施例2および実施例3で得られたPSC−人も
同様の性質を示している。
同様の性質を示している。
本物質リボ糖蛋白P S C−Aの生物物理化学的性質
: (1)分子量 15.0DD(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動法による) なお、下記条件のポリアクリルアミドゲル電気泳動(P
AGE)においてクマシブリリアントプルーR250で
染色される単一バンドを示す。
: (1)分子量 15.0DD(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動法による) なお、下記条件のポリアクリルアミドゲル電気泳動(P
AGE)においてクマシブリリアントプルーR250で
染色される単一バンドを示す。
P A G E条件 結果
PH9,57%ゲル Rf=0.86
PH9,510%ゲル R,?”=0.80PH9,5
12%ゲル Rf=0.78(2)蛋白質、糖およびヘ
キンサミン含量蛋白質含量%l:27.0(ローリ−変
法、牛血清アルブミン標準) 24.0(プロティンパインディ ングアノセイ法、牛血溝アル ブミン標準) 550(加水分解によるニンヒ ビリン比色法、牛血清アルブ ミン標準) 糖含量(至):3.0〜5.0(フェノール硫酸法、グ
ルコース標準) ヘキソサミン含量層:10以下(ロンドル・モルガン法
、グルコサミン標 準) (3)脂質含量ffiニア、0〜1[1,(If(プリ
フψダイエルの変法) 但し、本発明物質のクロロホルム・メタ/−ル抽出物(
プリン・ダイエルの変法)をシリカケルTLCにより石
油エーテル:エーテル:酢酸(80:20二1)で展開
し、50%硫酸加熱反応により発色させるとき、呈色を
原点に認める。
12%ゲル Rf=0.78(2)蛋白質、糖およびヘ
キンサミン含量蛋白質含量%l:27.0(ローリ−変
法、牛血清アルブミン標準) 24.0(プロティンパインディ ングアノセイ法、牛血溝アル ブミン標準) 550(加水分解によるニンヒ ビリン比色法、牛血清アルブ ミン標準) 糖含量(至):3.0〜5.0(フェノール硫酸法、グ
ルコース標準) ヘキソサミン含量層:10以下(ロンドル・モルガン法
、グルコサミン標 準) (3)脂質含量ffiニア、0〜1[1,(If(プリ
フψダイエルの変法) 但し、本発明物質のクロロホルム・メタ/−ル抽出物(
プリン・ダイエルの変法)をシリカケルTLCにより石
油エーテル:エーテル:酢酸(80:20二1)で展開
し、50%硫酸加熱反応により発色させるとき、呈色を
原点に認める。
(4)性状、溶解性
淡黄色粉末であり、水、生理食塩液およびリン酸緩衝液
に可溶である。水に対する溶解度ハ1+v/−以上であ
る。メタノール、エーテル、ヘキサンおよびクロロホル
ムにはほとんど溶けない。
に可溶である。水に対する溶解度ハ1+v/−以上であ
る。メタノール、エーテル、ヘキサンおよびクロロホル
ムにはほとんど溶けない。
(5)呈色反応
ローリ−・フォリン反応、ニンヒドリン反応、フェノー
ル硫酸反応、アンスロン硫酸反応は陽性。エルシンモル
ガン反応は陰性。
ル硫酸反応、アンスロン硫酸反応は陽性。エルシンモル
ガン反応は陰性。
(6)等電点
pl=3.8〜4.2(等電点電気泳動法)(7)安定
性 中性の水溶液中で、室温において24時間以−F安定で
ある。
性 中性の水溶液中で、室温において24時間以−F安定で
ある。
(8)紫外部吸収スペクトラム
第1図に示す通り272 nn〕附近に極太吸収を示す
。
。
(9)酵素活性
カゼイ/およびコラーゲンに対する分解活性を示さない
。
。
(IN?性
1)マウス結合繊由来培養細胞株のL細胞に対して本発
明物質10μ2/−で、また正常マウス 由来培養白血
球細胞に対して本発明物質2μ!i′/rnlでそれぞ
れ24時間培養するとき直接細胞障害作用を示さない。
明物質10μ2/−で、また正常マウス 由来培養白血
球細胞に対して本発明物質2μ!i′/rnlでそれぞ
れ24時間培養するとき直接細胞障害作用を示さない。
11)生理食塩液に溶解した本発明物質またはフロイン
トの不完全アジュバントあるいは完全アジ−パントに懸
濁した本発明物質はいずれもマウス免疫するとマウス血
清中に緑豚菌と反応する液性抗体が出現する。
トの不完全アジュバントあるいは完全アジ−パントに懸
濁した本発明物質はいずれもマウス免疫するとマウス血
清中に緑豚菌と反応する液性抗体が出現する。
111)本発明物質に対して特異的な親和性を有するマ
ウスモノクローナル抗体は公知の緑巻菌共通抗原OEP
および緑東菌内毒素(リボ多糖体)と反応しない。
ウスモノクローナル抗体は公知の緑巻菌共通抗原OEP
および緑東菌内毒素(リボ多糖体)と反応しない。
本発明物質を縁巻菌感染に対する防御剤として用いる場
合は、注射剤の型で用いるのが好ましい。本発明物質は
単独あるいは通常用いられる添加剤、賦型剤を加えて液
剤あるいは同時溶解型の凍結乾燥製剤として適用可能で
ある。また、本発明物質は水中油滴型あるいは油中水滴
型のエマルジョンとして、さらには人工的に調製可能な
リン脂質、コレステロール等から構成されるリボゾーム
の中に封入するかあるいはりポゾームの膜の外表面上に
突起物として固着させることによっても適用可能である
。
合は、注射剤の型で用いるのが好ましい。本発明物質は
単独あるいは通常用いられる添加剤、賦型剤を加えて液
剤あるいは同時溶解型の凍結乾燥製剤として適用可能で
ある。また、本発明物質は水中油滴型あるいは油中水滴
型のエマルジョンとして、さらには人工的に調製可能な
リン脂質、コレステロール等から構成されるリボゾーム
の中に封入するかあるいはりポゾームの膜の外表面上に
突起物として固着させることによっても適用可能である
。
本発明物質の用量、投与経路は適宜選択されるが用量は
体重Kgあたり0.001ないし10m7が好ましく、
投与経路は皮内、皮下、静脈内、腹内投与が可能である
。
体重Kgあたり0.001ないし10m7が好ましく、
投与経路は皮内、皮下、静脈内、腹内投与が可能である
。
本発明物質はマウスやモルモットに対して免疫すると、
血清中に高単位に緑勝菌に対する液性抗体の産生を誘導
するといういわゆるワクチンが具備すべき抗原特性を有
している。
血清中に高単位に緑勝菌に対する液性抗体の産生を誘導
するといういわゆるワクチンが具備すべき抗原特性を有
している。
さらに、本発明物質は動物における緑蓼菌感染に対して
強い防御活性を示す。例えば本発明物質の投与により免
疫されたマウスでは、各種血清型の緑豚菌の致死量感染
に対しても感染死を免かれ生存するという劇的な感染防
御効果が認められる。
強い防御活性を示す。例えば本発明物質の投与により免
疫されたマウスでは、各種血清型の緑豚菌の致死量感染
に対しても感染死を免かれ生存するという劇的な感染防
御効果が認められる。
一方、本発明物質の急性毒性はマウスに対する静脈内投
与による体重に9あたりの50%致死量Ll)50値が
5q/Kr以上であることから低毒性であり、ワクチン
療法に好適である。また、特許請求の範囲に示したよう
に本発明物質は動物の細胞に対しても比較的高濃度にも
か匁わらず直接細胞障害作用を示さないことは本物質の
1つの有利な特性と言える。
与による体重に9あたりの50%致死量Ll)50値が
5q/Kr以上であることから低毒性であり、ワクチン
療法に好適である。また、特許請求の範囲に示したよう
に本発明物質は動物の細胞に対しても比較的高濃度にも
か匁わらず直接細胞障害作用を示さないことは本物質の
1つの有利な特性と言える。
以上の種々の知見から本発明物質PSC−Atま緑幕菌
感染に対する防御剤として極めて有用なものと考えられ
る。
感染に対する防御剤として極めて有用なものと考えられ
る。
、−、−、−、−!taxnollJ+MM411ml
&b$−1m!ItIffFhまた本発明の緑葵、菌感
染に対する防御剤としての有用性を試験例により示1′
。
&b$−1m!ItIffFhまた本発明の緑葵、菌感
染に対する防御剤としての有用性を試験例により示1′
。
実施例1 血清型E型の緑1菌からの本発明物質の製造
グルタミン酸ナトリウム 201
グリセリン 5グ
Mf804 ・7H200,1?
KH2P O40,559
Na2HPO4・12H2056f
Ca (NO8)2 ・4H2017,26mfFeS
O4・7H20’ 50μs’ 水を加えて1tにし、P I−17,4にアンモニア水
で調整する。
O4・7H20’ 50μs’ 水を加えて1tにし、P I−17,4にアンモニア水
で調整する。
シュードモナス・アニル、¥/−サlID113D(E
型)を普通寒天培地で37℃1夜培養し増殖した菌体を
生理食塩液に懸濁しその0.5mを上記組成の不問らの
合成培地150−を含む坂ロフラスコに接種し67℃で
16時間振と5培養した。
型)を普通寒天培地で37℃1夜培養し増殖した菌体を
生理食塩液に懸濁しその0.5mを上記組成の不問らの
合成培地150−を含む坂ロフラスコに接種し67℃で
16時間振と5培養した。
培養後板ロフラスコ1本当り1.2+iのホルマリンを
加えて充分混合し室温に1時間放置した。ついで培養液
を遠心分離(12DOOXf 30分間)して菌体を集
め、さらに生理食塩液と蒸留水で洗浄処理と遠心分離を
繰返し湿菌体29fを得た。
加えて充分混合し室温に1時間放置した。ついで培養液
を遠心分離(12DOOXf 30分間)して菌体を集
め、さらに生理食塩液と蒸留水で洗浄処理と遠心分離を
繰返し湿菌体29fを得た。
この湿菌体を2%Triton X 100および10
mMEDTAを含む20 mM Tr i s −Hc
z緩衝液(PH8,0)120−に懸濁した後氷冷下D
YNO−MILL (ビーズo1mio)で6分間破砕
した。この菌体破砕懸濁液は一静置後−ヒ澄液をデカン
テーションにより集め、残渣に上記緩衝液280−を加
えてよく攪拌して静置し再びその上澄液をデカンテーシ
ョンにより集めた。デカンテーションにより集めた上澄
液はプールし遠心分離処理(3900DX27)0分間
)して遠心上清約4001nI!、を得た。この遠心上
清をアフィゲル−10(バイオラド社製)を担体として
固定化した本発明物質psc−Aに対して特異的な親和
性を有するモノクローナル抗体C−Abを詰めたアフィ
ニティカラム(サイズlO10X60、アフィゲル−1
01m1に対してC−Ab15+v結合)に付し、0.
5%Triton X 100を陰む2 DmM Tr
iq−HC7緩衝液(PH8,0) 50m1.20m
M Tr15−HCt緩衝液(PI(8,0)50rn
1.で1−次カラムを洗浄した後最終的に50mMグリ
シ7−HCt緩衝緩衝生理液塩液PI−f3.0 )
30mlで溶出させた。得られた溶出液は1N炭酸水素
ナトリウム水溶液で中和後、蒸留水に対して4℃で24
時間透析を行ない、ついで透析内液を凍結乾燥して本発
明物質PSC−A原末を2,0■得た。
mMEDTAを含む20 mM Tr i s −Hc
z緩衝液(PH8,0)120−に懸濁した後氷冷下D
YNO−MILL (ビーズo1mio)で6分間破砕
した。この菌体破砕懸濁液は一静置後−ヒ澄液をデカン
テーションにより集め、残渣に上記緩衝液280−を加
えてよく攪拌して静置し再びその上澄液をデカンテーシ
ョンにより集めた。デカンテーションにより集めた上澄
液はプールし遠心分離処理(3900DX27)0分間
)して遠心上清約4001nI!、を得た。この遠心上
清をアフィゲル−10(バイオラド社製)を担体として
固定化した本発明物質psc−Aに対して特異的な親和
性を有するモノクローナル抗体C−Abを詰めたアフィ
ニティカラム(サイズlO10X60、アフィゲル−1
01m1に対してC−Ab15+v結合)に付し、0.
5%Triton X 100を陰む2 DmM Tr
iq−HC7緩衝液(PH8,0) 50m1.20m
M Tr15−HCt緩衝液(PI(8,0)50rn
1.で1−次カラムを洗浄した後最終的に50mMグリ
シ7−HCt緩衝緩衝生理液塩液PI−f3.0 )
30mlで溶出させた。得られた溶出液は1N炭酸水素
ナトリウム水溶液で中和後、蒸留水に対して4℃で24
時間透析を行ない、ついで透析内液を凍結乾燥して本発
明物質PSC−A原末を2,0■得た。
実施例2 血清型G型の緑膿菌からの本発明物質の製造
シュードモナス・アエルギノーサATCC10145(
G型)を実施例1と同様に不問らの合成培地でろ7℃2
0時間振と5培養し、培養液をホルマリン処理後遠心−
洗浄処理し2て湿菌体2861を得た。この湿菌体を実
施例1と全く同一条件でDYNO−M、ILLによる破
砕、デカンテーションによる上澄液の採集、プールした
上澄液の遠心処理による遠心上清の採集、遠心上清のア
フィニティカラムへの流入および2種類の緩衝液による
洗浄、グリシンーHC1緩衝生理食塩液による溶出、溶
出液の中和、透析および凍結乾燥を順次行ない本発明物
質PSC−A3.2〜を得た。
G型)を実施例1と同様に不問らの合成培地でろ7℃2
0時間振と5培養し、培養液をホルマリン処理後遠心−
洗浄処理し2て湿菌体2861を得た。この湿菌体を実
施例1と全く同一条件でDYNO−M、ILLによる破
砕、デカンテーションによる上澄液の採集、プールした
上澄液の遠心処理による遠心上清の採集、遠心上清のア
フィニティカラムへの流入および2種類の緩衝液による
洗浄、グリシンーHC1緩衝生理食塩液による溶出、溶
出液の中和、透析および凍結乾燥を順次行ない本発明物
質PSC−A3.2〜を得た。
実施例ろ 血清型■型の緑鼻〜菌からの本発明物質の製
造 ンコードモナス・アエルギノーサlID1010(■型
)を実施例1と同様に不問らの合成培地で67′し20
時間振と5培養し、培養液をホルマリン処理後遠心−洗
浄処理を行ない湿菌体ろ057を得た。この湿菌体を実
施例1010倍のスケールで以下全く同様に処理操作を
行ない、最終的に本発明物質PSC−Aの凍結乾燥品2
8mFを得た。
造 ンコードモナス・アエルギノーサlID1010(■型
)を実施例1と同様に不問らの合成培地で67′し20
時間振と5培養し、培養液をホルマリン処理後遠心−洗
浄処理を行ない湿菌体ろ057を得た。この湿菌体を実
施例1010倍のスケールで以下全く同様に処理操作を
行ない、最終的に本発明物質PSC−Aの凍結乾燥品2
8mFを得た。
実施例4 液剤:
実施例2で得たI)SC−Al■を10−の生理食塩液
に溶解し、ニュクリボア−NO20(ヌクリボア社製)
を用いて無菌濾過した。得られたF液を1rnlずつバ
イアル瓶に無菌的に分注して本発明物質の液剤を得た。
に溶解し、ニュクリボア−NO20(ヌクリボア社製)
を用いて無菌濾過した。得られたF液を1rnlずつバ
イアル瓶に無菌的に分注して本発明物質の液剤を得た。
実施例5 凍結乾燥製剤:
実施例ろで得たPSC−A10■を10艷の注射用蒸留
水に溶解し、次に500〜のマンニトールを加えて溶解
した後ニークリボアーNO2Oを用いて無菌濾過した。
水に溶解し、次に500〜のマンニトールを加えて溶解
した後ニークリボアーNO2Oを用いて無菌濾過した。
得られた原液を1m7!ずつ無菌的にバイアル瓶に分注
した後凍結乾燥して本発明物質の凍結乾燥製剤を得た。
した後凍結乾燥して本発明物質の凍結乾燥製剤を得た。
実施例6 エマルジョン剤:
実施例6で得たPSC−Al〜を0.5mlの生理食塩
液に溶解し、次にノルマルパラフィン液とアラセ# (
Ar1acelんAt1as Chemicai In
dustries製)の8.5:1.5の混液0.5r
nI!、を加えて連結注射針を用いて油中水型のエマル
ジョンを得た。
液に溶解し、次にノルマルパラフィン液とアラセ# (
Ar1acelんAt1as Chemicai In
dustries製)の8.5:1.5の混液0.5r
nI!、を加えて連結注射針を用いて油中水型のエマル
ジョンを得た。
(本発明の効果)
試験例2
本発明物質のマウスにおける抗原特性
フロイントの不完全アジ−パントと実施例1および2で
得た本発明物質PSC−Aの生理食塩液溶解液をそれぞ
れ等骨混ぜ油中水型のエマルジョンを作成した。
得た本発明物質PSC−Aの生理食塩液溶解液をそれぞ
れ等骨混ぜ油中水型のエマルジョンを作成した。
生後8週やのB A L B/C雌性マウス1群5匹に
上記本発明物質のエマルジョンを1週間間隔で2回免疫
(1回あたり本発明物質10μ2/マウス腹取内投与)
し、最終免疫の4日後にマウスから採血しその血清の抗
緑惠菌抗体価を試験例1に述べたDIBA法により測定
した。結果は第6表の通りで、本発明物質の免疫により
血清中に高い抗体価が検出された。なお非免疫マウスで
はほとんど抗体価が検出されなかった。
上記本発明物質のエマルジョンを1週間間隔で2回免疫
(1回あたり本発明物質10μ2/マウス腹取内投与)
し、最終免疫の4日後にマウスから採血しその血清の抗
緑惠菌抗体価を試験例1に述べたDIBA法により測定
した。結果は第6表の通りで、本発明物質の免疫により
血清中に高い抗体価が検出された。なお非免疫マウスで
はほとんど抗体価が検出されなかった。
試験例3 本発明物質の緑幕菌感染に対する防御活性(
その1) 試験例2に示した2種類の本発明物質のエマルジョンを
生後8遅々のBALB/C雌性マウス1群5匹に1週間
間隔で2回免疫(1回あたり本発明物質10μグ/マウ
ス腹欣内投与)し、最終免疫の1週間後に緑鼻菌を感染
させた。感染線菌はシー−トモナス・アエルギノーサP
A103(E型)およびP2B (G型)の2株とし、
それぞれ・・−トインフユージョン寒天培地(栄研化学
製)に−夜培養後集菌し生理食塩液にて希釈した後5%
ムチンを加え、マウス−匹あたり約5LDso量を腹胤
内へ接種した。
その1) 試験例2に示した2種類の本発明物質のエマルジョンを
生後8遅々のBALB/C雌性マウス1群5匹に1週間
間隔で2回免疫(1回あたり本発明物質10μグ/マウ
ス腹欣内投与)し、最終免疫の1週間後に緑鼻菌を感染
させた。感染線菌はシー−トモナス・アエルギノーサP
A103(E型)およびP2B (G型)の2株とし、
それぞれ・・−トインフユージョン寒天培地(栄研化学
製)に−夜培養後集菌し生理食塩液にて希釈した後5%
ムチンを加え、マウス−匹あたり約5LDso量を腹胤
内へ接種した。
なお対照群は本発明物質のかわりに生理食塩液のみ投与
した。
した。
緑東菌感染後7日日に生存マウス数を調べて結果をまと
めた。結果は第4表の通りで、本発明物質に感染防御活
性が認められた。
めた。結果は第4表の通りで、本発明物質に感染防御活
性が認められた。
第4表
試験例4 本発明物質の緑朦菌感染に対する防御活性(
その2) 実施例3で得た本発明物質PSC−Aを、生理食塩液に
溶解し生後8週 のBA、LB/C雌性マウス1群5匹
に1週間間隔で4回免疫(1回あたり本発明物質20μ
m/マウス皮下投与)シ、最終免疫の5日後にシュード
モナス・アエルギノーサPA103CE型)およびP2
8(G型)の2菌床をそれぞれ感染させた。感染菌は試
験例6と同様に調製したものをマウス1匹あたり約5L
D50量を腹狡内に接種した。なお対照群は本発明物質
のかわりに生理食塩液のみ投与した。
その2) 実施例3で得た本発明物質PSC−Aを、生理食塩液に
溶解し生後8週 のBA、LB/C雌性マウス1群5匹
に1週間間隔で4回免疫(1回あたり本発明物質20μ
m/マウス皮下投与)シ、最終免疫の5日後にシュード
モナス・アエルギノーサPA103CE型)およびP2
8(G型)の2菌床をそれぞれ感染させた。感染菌は試
験例6と同様に調製したものをマウス1匹あたり約5L
D50量を腹狡内に接種した。なお対照群は本発明物質
のかわりに生理食塩液のみ投与した。
緑癒菌感染後7日日に生存マウス数を算定した。
結果は第5表の通りで、本発明物質に感染防御活性が認
められた。
められた。
第5表
試験例5 急性毒性:
1群6匹の生後5週+BALB/C雌性マウスに生理食
塩液に溶解した実施例60本発明物質を静脈内投与した
。同様に、大腸菌のLPS(シグマ社製リポ多糖体、血
清タイプNo0111:84)も静脈内投与した。投与
後24時間後観察しその結果から本発明物質の静脈内投
与における50%致死用量LD5oを推定した。L D
soは第6表の通りで、本発明物質は、LPSと全(異
なり低い挿性を示した。
塩液に溶解した実施例60本発明物質を静脈内投与した
。同様に、大腸菌のLPS(シグマ社製リポ多糖体、血
清タイプNo0111:84)も静脈内投与した。投与
後24時間後観察しその結果から本発明物質の静脈内投
与における50%致死用量LD5oを推定した。L D
soは第6表の通りで、本発明物質は、LPSと全(異
なり低い挿性を示した。
第6表
図面は本発明物質の紫外部吸収スペクトラムを示す。
特許出願人 三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1緑暮菌感染に対して防御活性を有する下記の生物物理
化学的性質を示すリポ糖蛋白PSC−A。 (1)分子量 15.000 (2)蛋白質、糖およびヘキソサミン含量蛋白質含量例
:24〜55 糖含量開:6.0〜5.0 ヘキソサミン含量層:10以下 (3)脂質含量(へ)ニア0〜10.0(4)性状、溶
解性 淡黄色粉末であり、水、生理食塩液およびリン酸緩衝液
に可溶である。水に対する溶解度は1■/−以上である
。メタノールエーテル、ヘキサンおよびクロロホルムに
はほとんど溶けない。 (5)呈色反応 ローリー−フォリン反応、ニンヒドリン反応、フェノー
ル硫酸反応、アンスロン硫酸反応は陽性。エルシンモル
ガン反応は陰性。 (6)等電点 pI−3,8〜4.2(等電点電気泳動
法)(7)安定性 中性の水溶液中で、室温において24時間以上安定であ
る。 (軸紫外部吸収スペクトラム 272 nm附近に極大吸収を示す。 (9)酵素活性 カゼインおよびコラーゲンに対する分解活性を示さない
。 o0特性 1)マウス結合繊由来培養細胞株のL細胞に対して本発
明物質10μ2/−で、また正常マウス 由来培養白血
球細胞に対 して本発明物質2μ9/rn1.でそれぞれ24時間培
養するとき直接細胞障害作用を 示さない。 11)生理食塩液に溶解した本発明物質またはフロイン
トの不完全アジュバントあ るいは完全アジュバントに懸濁した本 発明物質はいずれもマウスに免疫する とマウス血清中に緑膿菌と反応する液 性抗体が出現する。 111)本発明物質に対して特異的な親和性を有fるマ
ウスモノクローナル抗体は公 知の縁態菌共通抗原OEPおよび緑迄菌内毒素(リポ多
糖体)と反応しない。 2、緑膿菌より得られたものである特許請求の範囲第1
項記載のリポ糖蛋白PSC−A。 6緑億菌菌体を破砕して遠心分離して得られる無細胞抽
出液からリポ糖蛋白PSC−Aに対して特異的な親和性
を有する抗体を固定化したアフィニティカラムを用いて
単離精製することを特徴とする緑1菌感染に対して防御
活性を有するリポ糖蛋白PSC−Aの製造法。 4、リポ糖蛋白PS、C−Aを有効成分とする緑λ菌感
染防御剤。 5、リポ糖蛋白PSC−Aが緑床菌菌体より得られたも
のである特許請求の範囲第4項記載の緑籐菌感染防御剤
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59104809A JPH0631319B2 (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 緑膿菌感染に対してワクチン活性を有するリポ糖蛋白psc―aおよび緑膿菌ワクチン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59104809A JPH0631319B2 (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 緑膿菌感染に対してワクチン活性を有するリポ糖蛋白psc―aおよび緑膿菌ワクチン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248623A true JPS60248623A (ja) | 1985-12-09 |
JPH0631319B2 JPH0631319B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14390742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59104809A Expired - Lifetime JPH0631319B2 (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 緑膿菌感染に対してワクチン活性を有するリポ糖蛋白psc―aおよび緑膿菌ワクチン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631319B2 (ja) |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP59104809A patent/JPH0631319B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631319B2 (ja) | 1994-04-27 |
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