JPS6024833Y2 - 飾り縁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧シートを貼設する基材のその表面に凹溝を
連続して形成することを基本として、飾り縁の折曲げ部
外面に種々な凹部模様が施こされ、例えば山水又は開口
部周縁を化粧する額縁として使用しうる飾り縁に係り、
以下その一実施例を図面に基づき説明する。

図において本考案の飾り縁１は、長手方向にのびる連続
した凹溝７を形成した長尺の基材５の表面６に化粧シー
ト９を貼設するとともに、裏面に前記凹溝７に沿い形成
するｖ字溝１２によって折曲げたものであり、表面６に
は、その折曲げ部２に、前記凹溝７によって凹部模様４
を形成しうる。

基材５は木質材からなり、又前記凹溝７は、飾り縁１の
折曲げ部２近傍に位置して、基材５の表面６を長手方向
全長に亘り連続して切欠くことにより形成され、又本実
施例では、凹溝７はＶ字の開先を有してかつ基材５の半
分厚さ程度の深さに形設する。

又基材５にはその表面６に、塩化ビニールシート等の合
成樹脂シート又はクロス等の化粧シート９が凹溝７を含
み密に貼設され（第２図Ｃに示す）さらに第２図ｄに示
すように本実施例では、凹溝７，７を挾み各凹溝７，７
の外方の起点１０．１０に向かいかつその奥端部が前記
凹溝７．７近傍に達するｖ字溝１２．１２を裏面にかつ
前記凹溝７に沿って連続して刻設し、該ｖ字溝１２．１
２で夫々折曲げることにより、化粧シート９が貼設され
るその表面６の折曲げ部２，２に、前記凹溝７，７によ
り凹部模様４が形成でき、従って、本考案の飾り縁１は
、Ｖ字溝１２゜１２及び凹溝７，７が夫々所定の位置に
形成されることにより山水又は額縁等として用いうる。

叙上のごとく、本考案の飾り縁はその折曲げ部表面に凹
部模様を有しその意匠効果を高めるとともに、又かかる
凹部模様は化粧シートの貼設前に凹溝を設けることによ
り容易かつ安価に形成でき、建築物の山水等各種の飾り
縁として汎用しうる。

なお前記凹溝はｖ字状、Ｗ字状、Ｕ字状等その深さ、個
数形状等は種々に変形できその凹部模様を多用化できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図ａはそ
の基材を例示する斜視図、第２図すは基材表面に形成さ
れる凹溝を例示する斜視図、第２図Ｃは化粧シートが貼
設された場合を例示する斜視図、第２図ｄは基材表面に
形成されるＶ字溝を示す斜視図である。 ５・・・・・・基材、６・・・・・・表面、７・・・・
・・凹溝１．９・・・・・・化粧シート、１２・・・・
・・Ｖ字溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面を切欠くことにより長手方向にのびる連続した凹溝
   を該表面に形成した長尺の基材の前記表面に、前記凹溝
   を含んで化粧シートを貼設するとともに、基材の裏面に
   前記凹溝に沿って形成されかつ凹溝に向かいその奥端部
   が前記凹溝近傍に達するＶ字溝により折曲げてなる飾り
   縁。