JPS6024779Y2 - 蛇口装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 台所、手洗い所等に設けられる蛇口については、その直
上空間の利用効率が極めて低く、蛇口より可成りの距離
を距てられた部位に、棚等が設けられるに過ぎない。

本案は、以下図について説明する如く、蛇口に至る導水
管が種々の物品（台所の場合には、まな板、洗い終えた
食器等、手洗い所においてはバンドバック、カバン等）
の支持台の一部として利用され得るようにして、上記の
点に改善を図るものである。

図において、１はＵ字形に曲る導水管で、０字底の部分
２の中央部に下方に向う方向の蛇口３が設けられる。

４は必要に応じて蛇口３に自在管を取付けるための溝で
ある。

６は導水管１に対する付加部材で、導水管１の脚部分７
，８に架橋して設けられ、脚部分７，８と共働して多孔
の支持台９を形成する。

図示の場合、付加部分６は孔１０を打抜かれた板金プレ
ス製品とされているが、このものは一連のパイプまたは
線材より成るものとすることができる。

導水管１に対する水の導入は脚部分７，８の一方または
双方に連なる給水管を経て行われ、給水栓はこの給水管
上に設けられる。

図示の場合、脚部分７，８は共に水の導入に利用され、
給水管１２．１３上に、それぞれ、給水栓１４．１５が
設けられる。

給水管１２は温水の供給用、給水管１３は冷水の供給用
のものとされる。

給水管１３が省かれる場合には脚部分８が塞栓を使用し
てその端部を閉塞される。

脚部分７，８はそれらの端部１６，１７を壁体に固定さ
れる。

蛇口３の下方には、当然のこととして、排水口を具えた
水の受器が存在し、また、支持台９が多孔のものとされ
ている。

従って、本案によるものは、台所用とした場合、水切り
作用があることが生かされ、濡れたまな板、洗い終えた
食器等の置場として利用することができる。

本案によるものは台所用として特に好適なものであるが
、手洗所にも設けることができる。

その場合、給水栓としてはペダルを踏むことにより開く
電磁作動のものとされる。

以上において説明した本案によるものは、さきに指摘し
た空間利用についての問題点に解決を与えるものである
と共に上記のような利点をもつものである。

更に、このものの支持台の部分はそれを水洗いにより簡
単に清浄な状態に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案によるものの１例を示す斜視図、第２図は
第１図に示すものの脚部分を横断して示す断面図である
。 １・・・・・・導水管、２・・・・・・０字底の部分、
３・・・・・・蛇口、４・・・・・・溝、６・・・・・
・付加部材、７．訃・・・・・脚部分、９・・・・・・
支持台、１０・・・・・・孔、１２．１３・曲・給水管
、１４，１５・・・・・・給水栓、１６．１７・・・・
・・脚部分の端部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. Ｕ字形に曲っていたＵ字底部分の中央部に下方に向う蛇
   口が設けられている導水管と、導水管における左右の脚
   部分間に架橋して設けられた付加部材との共働により多
   孔の物品支持台が形成され、導水管の左右の脚部分の一
   方または双方が給水管に接続され、給水管上の給水栓が
   設けられていることを特徴とする蛇口装置。