JPS6024745B2 - 溶接ビ−ド移行開始位置制御装置 - Google Patents

溶接ビ−ド移行開始位置制御装置

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JPS6024745B2
JPS6024745B2 JP2068378A JP2068378A JPS6024745B2 JP S6024745 B2 JPS6024745 B2 JP S6024745B2 JP 2068378 A JP2068378 A JP 2068378A JP 2068378 A JP2068378 A JP 2068378A JP S6024745 B2 JPS6024745 B2 JP S6024745B2
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JP
Japan
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welding
joint
weld bead
circumference
circumferential
Prior art date
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JP2068378A
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English (en)
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JPS54112756A (en
Inventor
隆明 小笠原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は周継手を自動溶接機により1層多パス多層盛
溶接する場合の溶接ピードの移行制御装置に関するもの
である。
従来、第1図に示すように円周継手1を多層盛溶接する
場合に、1周毎に溶接ビードを実線と点線で示すように
関先内を連続的に移行させると、1周毎の熔接ビード移
行位置のA区間で溶接不良が生じることから、上記移行
位置を第2図に示すように各周毎に円周方向にずらせる
方法が用いられる。
その移行位置を自動的にずらせる装置として、特公昭5
1−12294号の制御装置があり、円周継手の円周長
さをパルス数として測定するとともに、この円周長さに
溶接ビードのラップ代分を加えた距離に相当するパルス
をプリセットしておき、実際の溶接長さをパルス数とし
て計数し、その値がプリセットされた値と一致したとき
移行開始動作を指示すると共に、溶接ビード移行完了信
号により、再度パルス数を計数しながら上記ラップ代分
ずつ連続的に移行開始位置をずらせるようにした装置で
ある。しかしながら、この従来の装置は円周長さをパル
ス数で測定するために円周継手と共に回転するパルス発
生器が必要であるが、この種のパルス発生器は高価であ
り、またこのパルス発生器と円周継手との間にスリップ
等があると誤差が生じ、その誤差が累積される。
さらに円周継手の直径が変れば、それに合わせてプリセ
ット値を変更すると共に、その円周長を測定するために
円周継手を1回空転しなければならない等の機器的,作
業的な欠点があった。この発明は、周継手の円周長測定
を不要として、安価にかつ操作も簡易化し得る移行位置
の制御装置を提供することを目的とするものである。
以下にこの発明の一実施例を図面とともに説明する。第
3図において、1は溶接されるべき円周継手で、ターニ
ングローラ2,2上に載直され、一定速度で円周方向に
回転する。
この円周継手1には自動溶接機の溶接トーチ3から溶接
ワイヤ3aが送給されて、この円周継手1の開先部分に
沿って所定の溶接所定の溶接が行なわれる。4は円周継
手1の基準点を示すように、該円周継手1に仮付けされ
た突起で、この突起4に接触して作動するようにリミッ
トスイッチ5が設けられている。
6はリミットスイッチ5からの信号を受けて、円周継手
1の回転を計数するカウンタで、その出力はプリセツタ
ブルカウン夕7のゲート8を介して減算回路9に印加さ
れる。
1川ま適宜周波数のパルスを発生するパルス発生器で、
設定器11によりパルス周波数F(ヘルツ)が随意に設
定出来るようになっている。
このパルス発生器10の出力パルスは減算回路9に印加
され、この減算回路ではカウンタ6の計数値Nから1パ
ルス毎に1ずつ減算を行ない、減算結果がゼロになると
出力をトーチ移動方向切換回路12に与える。13はト
ーチ移動機構で、トーチ移動方向切換回路12からの信
号により溶接トーチ3を第2図のように、円周継手1の
円周上の1方の開先laから他方の関先lbへ、或いは
この逆方向へ移動させる。
トーチ移動方向切換回路12はたとえば第4図に示すよ
うに構成される。
第4図において、14はフリップフロップで減算回路9
から信号が印加される毎に状態を反転し、Q或いはQに
交互に出力を生じる。15,16はそれぞれゲートで、
フリップフロップ14のQ或いはQ出力をそれぞれ受け
てトーチ移動機構13に溶接トーチ3の右行或いは左行
指令を印加する。
17,18はそれぞれ溶接トーチ3の右行端ならびに左
行端の検出用の1」ミットスイッチで、たとえば熔接ト
ーチ3が右方へ移動してリミットスイッチ17が作動す
るとゲート15からの右行指令をオフとする。
次に上記のごとく構成した装置の動作について説明する
いま円周継手1はターニングローラ2により周遼f(m
m/sec)で回転しており、またパルス発生器10か
らF(ヘルツ)のパルスが生じているとする。
なお以後の説明を簡単にするために周遼f=10(mm
/sec)、周波数F=0.5日2であるとする。
円周継手1は基準点(たとえば突起4がリミットスイッ
チ5を作動している位瞳)から回転し、溶接トーチ3は
左側の関先la側にあって第2図の実線alに沿って溶
接ビードを形成する。円周継手1が1回転して突起4が
リミットスイッチ5を作動すると、その信号はカゥンタ
6に加えられ、このカウンタ6の計数内容は1となる。
そしてこの計数内容1はゲート8を介して減算回路9に
プリセットされる。一方パルス発生器10からパルスが
減算回路9に加えられる。この場合パルスの周波数Fは
0.5HZ、計数値Nは1であるから減算回路9の減算
回路が0となる時間tはN−F・t=1−0.54=0
からt=2であり、円周継手1が1回転して、さらに2
秒後に減算回路9の出力がトーチ移動方向切換回路12
に印加され、フリップフロップ14がたとえばQ側にリ
セットされゲート15から右行指令がトーチ移動機構1
3に与えられ溶接トーチ3は右方へ移行する。
上述したように、円周継手1が周速f= 1仇hm/secで回転しているので、f・t=2×1
0=2仇hmであり、即ち円周継手1が1回転後さらに
2仇hm進んだ点(第2図PI点)でトーチの移動が開
始する。
そして溶接トーチ3の右行端でリミットスイッチ17が
作動するとゲート15がオフとなり、溶接トーチ3の右
行が終了し、以後開先lb側で溶接ビードが形成される
つぎに円周継手1が2回転してリミットスイッチ5が再
び作動するとカゥン夕6の計数内容は2となり、この計
数内容2がゲート8を介して減算回路9にプリセツトさ
れる。
そして再びパルス発生回路10からパルスが加えられ、
「2」からの減算が行なわれる。計数内容が0となる時
間tはN−F・t:2−0.5t=0からt=4秒であ
り、円周継手1が2回転後4仇吻進んだ位置P2で、減
算回路9が出力を生じ、フリツプフロツプ14がQにセ
ットされ、ゲート16から左行指令がトーチ移動機構1
3に印加される。
そして溶接トーチ3は第2図の点線に示すように左行し
て、関先laの所定位置に達するとりミットスイッチ1
8が作動して左行が終了し、開先la側で再び溶接ビー
ドが形成される。以後同様にして円周継手1がN回転す
ると、カウンタ6の計数内容はNとなり、減算回路9に
はNがプリセットされ、パルス発生回路10からのパル
スにより減算され、その減算結果がゼロとなつた時に溶
接トーチ3aは反対側の関先に移行する。
この場合、減算結果がゼロとなる時間tはIN・Nt:
戸一0.5 である。
そして円周鞍手1がN回転したのち、さらにf‐t=・
oX幕5=2帆■ 進んだ位置で溶接トーチの移動が開始される。
上述のように溶接トーチ3の移動開始位置は円周継手1
の回転数に対応して順次遷移し、全円周方向に一様に溶
接ビードが形成される。この実施例において、溶接トー
チの移動開始位置、いいかえると溶接ビードのラップ代
を変えるには設定器11によりパルス発生器10のパル
スの周波数を変更すればよい。
なお上述の実施例においては、円周継手1の回転はリミ
ットスイッチ5と円周継手1に設けた突起4により検出
するようにしたが、この例に限らず、たとえば円周継手
1のスタート位置に塗装を施こし、この塗装部分を光電
センサで検出しても良いし、あるいは第5図のように母
管のシーム20を電磁センサで検出しても良い。
また、周継手を有する被溶接物をターニングローラ上に
載遣して熔速度に見合うように回転させていたが、管板
と綱管との周継手溶接のように溶接トーチを装着した溶
接台車を周継手に沿って走行させる方式でも良い。
また周継手にも円形に類似するものやそうでない方形状
その他のものがあるが本発明はいずれにも適用される。
その場合には溶接ビードの移行位置は熔接速度の余り変
化のない継手箇所に設定するのが良い。また溶接を進行
させると共に溶接条件を変更する場合にはラップ代が変
化するが溶接速度の信号によりパルス発生器の周波数を
変化させるように構成すればラップ代は一定に保たれる
またポジショナーを利用した周継手においても本発明は
適用できることは言うまでもない。
以上詳述したようにこの発明によれば、周継手の多層盛
溶接において、溶接ビードの移行を自動的に遷移させて
融合不良の発生を防止することが出釆る。そして、その
移動開始位置は、間継手の回転数に対応して定められ、
云いかえると、各回転毎に特定の基準点から定められる
から、誤差が集積されない利点があるとともに、該基準
点の検出機構が簡単であり、従釆のように周長を測定す
るためのパルス発生器が不要となるから装置を安価なも
のとすることが出来る。さらに回転数を検出して溶接ビ
ードの移動開始位置を制御するから、溶接される間継手
の直径に影響されず、溶接ビードのラップ代を定めるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は円周継手の溶接において、溶接ビードの移動開
始位置を変えない場合に生じる不具合を説明する図、第
2図は溶接ビードの移動開始位置を変える態様の一例を
示す図、第3図はこの発明の一実施例を示すブロック回
路図、第4図は第3図の回路におけるトーチ移動方向切
換回路の一例を示す回路図、第5図は円周接点の回転数
の検出機構の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・円周継手、2・・・・・・ターニング。 ーラ、3・・・・・・溶接トーチ、4・・・・・・突起
、5・・・・・・リミットスイッチ、6……カウンタ、
7……プリセツタブルカウン夕、9・・・・・・減算回
路、10・・…・パルス発生回路、12・・・・・・ト
ーチ移動方向切換回路、13・・・・・・トーチ移動機
構。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動溶接機を用いて周継手の周上の基準点を基準と
    して、1周長にラツプ代分を加えた距離を溶接する度に
    、溶接ビードを移行させながら多層盛溶接するための溶
    接ビードの移行制御装置であつて、前記周継手の周上基
    準点を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に
    より周継手の回転を計数手段と、この計数手段の作動で
    設定周波数のパルスを発生させるパルス発生手段と、こ
    のパルス発生手段から印加されたパルスと前記計数手段
    の計数値とが一致して溶接トーチの移行動作を指示させ
    る溶接トーチ移行指示手段と、この指示手段の指示信号
    により溶接トーチを所定位置に移行させる溶接トーチ駆
    動手段とを備えたことを特徴とする溶接ビード移行開始
    位置制御装置。
JP2068378A 1978-02-23 1978-02-23 溶接ビ−ド移行開始位置制御装置 Expired JPS6024745B2 (ja)

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JPS54112756A JPS54112756A (en) 1979-09-03
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