JPS60244917A - 光偏向器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はたとえばプリンタに備えられる光偏向器に関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、情報量の増大化が著しくこれに伴って情報を記録
するプリンタ関係も年々高速化が要求されている。

そして、近年において毎分１万行以上の高速印字が行な
えるレーザプリンタが開発され、かなシの成果を上げて
いる。通常、この種のレーザプリンタはレーザ光源から
発せられたレーザ光（レーザビーム）を回転多面体鏡光
偏向器を介して偏向し、この偏向されたレーザ光を結像
レンズユニッ）（Ｆθレンズ）に通して予め一様に帯電
された感光体上にスキャニング（走査）し、この感光体
に静電潜像を形成するようになっている。

ところで、上記光偏向器はその筐体内に多面体鏡を備え
るとともにこの多面体鏡を回転駆動する駆動機構を備え
ているが、上記筐体は外部からの埃などが侵入するのを
防止するために密閉構造にされている。

しかしながら、筐体を密閉構造にした場合には、組立時
に筐体内に残った空気中の水分が周囲温度の変化により
露結することがある。この露結した水分がたとえば多面
体鏡の駆動軸と軸受との間に付着した場合には駆動軸が
軸受面に吸着されてモータの起動が困難になる欠点があ
った。また、水分が軸受部以外の部分に露結した場合に
は腐食して錆力どの塵の発生原因となシ、これも軸受の
回転を阻害する原因と々る。

さらに、多面体鏡の鏡面の多くはアルミニュウムなどの
金属面を加工したままの状態であるから、水分によル鏡
面が腐食し反射率などが低下するといっだ不都合があっ
た。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、筐体内の空気中の水分を周囲温度の変
化によシ露結させないようにした光偏向装置を提供しよ
うとするものである。

〔発明の概要〕

本発明は上記目的を達成するため、筐体内にその内部空
気中の水分を吸収する乾燥材を設けてなるものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面に示す一実施例を参照して説明する
。第１図はレーデプリンタを示す概略的構成図で、この
レーデグリンタ拡レーザ光源１から発せられたレーザ光
（レーザプリンタ）２を回転多面体鏡の光偏向器３を介
して偏向し、この偏向されたレーザ光２を結像レンズユ
ニッ）（Ｆθレンズ）４を通して予め一様に帯電された
感光体５上にスキャニング（走査）シ、この感光体５に
静電潜像を形成するようになっている。

前記光偏向器３は第２図に示すように構成されている。

すなわち、図中６は筐体で、この筐体６内には回転体と
しての多面体鏡７とこの多面体鏡７を所定方向（実施例
では上から見て時計方向）に高速回転させる駆動機構部
８が配設されている。また、上記筐体６内には固定軸９
が設けられ、この固定軸９の下端部はモータハウジング
１０内を第１の室Ｊ（Ｊａと第２の室１０ｂに仕切る仕
切体３２の取付孔１１に焼ばめなどの手段によシ圧入固
定されている。この固定軸９の非圧入部の周面上下両端
部にはへリングボーン溝１２・・・が形成されている。

これらへリングが一ン溝１２・・・は矢印状先端が多面
体鏡７の回転方向を向く形状に形成されている。

また、上記固定軸９には固定軸９の外径部との間に３μ
ｍ〜６μｍの隙間ａが形成される内径寸法を有した中空
円筒状のシリンダ１３が回転自在に外嵌されているとと
もにこのシリンダ１３にモータロータ１４、回転体とし
ての多面体鏡７およびスラスト支持用磁気軸受１５の内
側磁気リングＪ６が後述するように取付けられている。

すなわち、モータロータ１４はシリンダ１３の上下方向
中央部よシやや上方に突設された鍔部１７の下面側にそ
の開口上端内周縁部が当接する状態に圧入固定されてい
る。

また、多面体鏡７は上記鍔部１７の上面側にその開口端
周縁部が当接する状態に嵌入されるとともにこの上側に
嵌入されてナツト１８によシ押圧される鏡押え体３）お
よび弾性シート１９を介して押付固定されている。また
、内側磁気リング１６はシリンダ１３の下端小径部に嵌
入されシリンダ１３の下端に螺合された止めリング２０
とシリンダ１３の段部との間で挟持固定されている。

一方、前記モータハウジング１０には上記モータロータ
１４を囲繞する状態に駆動コイル２１を備えたモータス
テータ２２が取付られておシ、シリンダ１３．モータロ
ータ１４．多面体鏡７゜内側磁気リング１６などからな
る回転組立体２３を駆動するようになっている。

また、上記内側磁気リング１６を囲繞する状態に外側磁
気リング２４が設けられていて、上記回転組立体２３の
スラスト方向の支持を行なうスラスト支持用磁気軸受Ｊ
５を構成している。

上記外側磁気リング２４はモータハウジング１０に形成
された段付凹陥部２５内に嵌入され、モータハウジング
１０に固定されたモータステータ２２の一部で押付固定
されている。

また、上記モータステータ２２には駆動コイル２１と電
気的に接続する環状のモータ駆動用回路基板２７が取付
けられている。このモータ駆動用回路基板２７の孔２８
は上記内側磁気リング１６の外径より大径となっていて
、シリンダ１３に内側磁気リング１６を固定した状態で
孔２８内に挿脱できるようになっている。

また、モータハウジング１０とこれに重合されたカバー
２９とによって多面体鏡７およびこの多面体鏡７を駆動
する駆動機構部８を囲繞する密閉構造の筐体６を構成し
ている。また、この筐体６内には清浄空気が封入された
状態となっている。

一方、上記仕切体３２によって仕切られたモータハウジ
ング１０の第２の室１０ａ内にはたとえばシリカケ゛ル
などの乾燥材３３が設けられている。また、上記仕切体
３２には第１の室１０ｍと第２の室１０ｂとを連通させ
る連通孔３２ａが穿設され、この連通孔３２ｈは水分子
を透過させる高分子膜３４で閉塞されている。

なお、上記筐体６のモータハウジング１０とカバー２９
との接合部さらにモータハウジング１０と底板３５との
接合部などはシリコンノ９ウンド３６によシシールされ
完全な密封が計られている。

しかして、駆動コイル２１に通電することにより、モー
タステータ２２には回路磁界が生じ、シリンダ１３．モ
ータロータ１４．内側磁気リング１６からなる回転組立
体２３が時計方向に駆ｉする。この回転組立体２３が回
転するとヘリングボーン溝１２・・・の働きにより固定
軸９とシリンダ１３との間の隙間に空気が流入して、ラ
ジアル方向に空気圧が生じ、これらの部分に空気動圧ジ
ャーナル軸受が形成され、回転組立体２３を固定軸９に
対して非接触の状態で安定した高速回転が行なわれるこ
とになるＯところで、上述した構成において筐体６の周
囲温度が変化すると、筐体６内の内部空気中の水分が露
結する虞れがあるが、上述したように、モータハウジン
グ１０の第２の室１０ｂ内に乾燥材３３を設けるため、
筐体６内の空気中の水分は連通孔３２ａを介して乾燥材
３３に吸収され露結することがない。

したがって、固定軸９とシリンダ１３との間の隙間ａに
算結した水分が侵入したり、あるいは多面体鏡７の表面
に付着してこれを腐食させるといった虞れは確実に防止
されることになる。

まだ、連通孔３２ｈは高分子膜３４によって閉塞したか
ら乾燥材３３の粉厘が浮遊しても連通孔３２ｈｆ通過す
ることがなく、シリンダ１３と固定軸９との間の隙間ａ
に侵入する虞れもない。

なお、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能な
ことは勿論である。

〔発明の効果」 本発明は以上説明したように、密閉構造の筐体内に乾燥
材を設け、この乾燥材により筐体内空気の水分を吸収す
るようにしたから、従来のように、周囲温度の変化によ
シ筐体内空気の水分が′ｉｆｒ結することがない。した
がって、回転体を良好に回転駆動させることができると
ともに回転体の光反射率も良好に維持でき、長期間に亘
って安定した光偏向を行なうことができるという効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はレーザ
プリンタを示す概略的構成図、第２図は光偏向器を示す
側断面図である。 ６・・・筐体、２・・・多面体鏡（回転体）、３３・・
・シリカゲル（乾燥材）。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）密閉構造の筐体内に光偏向用の回転体を備えたも
   のにおいて、前記筐体内にその内部空気中の水分を吸収
   する乾燥材を設けたことを特徴とする光偏向器。
2. （２）筐体内は仕切体によシ回転体を収容する第１の室
   と乾燥材を収容する第２の室に仕切られ、前記仕切体に
   第１の室と第２の室とを連通させる連通孔を設けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光偏向器。
3. （３）連通孔は水分子を透過させる高分子膜で閉塞した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の光偏向器
   。