JPS60244853A - バイオセンサ - Google Patents
バイオセンサInfo
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- JPS60244853A JPS60244853A JP10317084A JP10317084A JPS60244853A JP S60244853 A JPS60244853 A JP S60244853A JP 10317084 A JP10317084 A JP 10317084A JP 10317084 A JP10317084 A JP 10317084A JP S60244853 A JPS60244853 A JP S60244853A
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- JP
- Japan
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- working electrode
- passage
- biosensor
- electrode
- measured
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/001—Enzyme electrodes
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、フロ一式のバイオセンサに関する〔背景技
術〕 従来、一般に、バイオセンサには、比較的大きな市販の
酸素電極あるいは過酸化水素電極などが使用されていた
。そのため、これらのバイオセンサをフローシステム(
フロ一式測定装置)に組み込んで測定を行う場合、セル
の容積が大きくなるので、検出感度が低くなり、応答速
度も遅くなっていた。このことをつぎに詳しく説明する
。
術〕 従来、一般に、バイオセンサには、比較的大きな市販の
酸素電極あるいは過酸化水素電極などが使用されていた
。そのため、これらのバイオセンサをフローシステム(
フロ一式測定装置)に組み込んで測定を行う場合、セル
の容積が大きくなるので、検出感度が低くなり、応答速
度も遅くなっていた。このことをつぎに詳しく説明する
。
第1図は、従来のフロ一式バイオセンサをあられす。図
にみるように、このバイオセンサは、被測定溶液の通路
1と市販の酸素電極2を持つ。酸素電極2の先端にはグ
ルコースオキシダーゼ等の生理活性物質が固定された膜
3が設けられており、この膜3は通路1を流れる被測定
溶液と接しうるようになっている。図中、1aは入口、
1bは出口、2aはテフロン膜のような酸素を通しやす
い合成高分子膜、2bは作用極、2Cは対極、2dは内
部液をそれぞれあられす。
にみるように、このバイオセンサは、被測定溶液の通路
1と市販の酸素電極2を持つ。酸素電極2の先端にはグ
ルコースオキシダーゼ等の生理活性物質が固定された膜
3が設けられており、この膜3は通路1を流れる被測定
溶液と接しうるようになっている。図中、1aは入口、
1bは出口、2aはテフロン膜のような酸素を通しやす
い合成高分子膜、2bは作用極、2Cは対極、2dは内
部液をそれぞれあられす。
このバイオセンサを用いて試料中における被測定物質の
濃度の測定を行う場合は、たとえば、つぎのようにして
行う。膜3にグルコースオキシダーゼが固定され、グル
コースを含む試料を測定する場合について説明する。ま
ず、通路1に溶媒を通しておき、つぎに、溶媒に試料を
加える。試料は入口1aから通路1にはいり、膜3と接
する。
濃度の測定を行う場合は、たとえば、つぎのようにして
行う。膜3にグルコースオキシダーゼが固定され、グル
コースを含む試料を測定する場合について説明する。ま
ず、通路1に溶媒を通しておき、つぎに、溶媒に試料を
加える。試料は入口1aから通路1にはいり、膜3と接
する。
そうすると、グルコースオキシダーゼの触媒作用により
、試料中のグルコースと酸素とが反応(酸素反応)して
過酸化水素が生成する。この反応により、溶媒中の酸素
濃度が減少し、膜3を通って酸素電極2内に入る酸素の
量も減少する。作用極2bと対極2cにより、酸素の還
元電流の減少量を測定する。この減少量は試料中の被測
定物質の濃度と対応したものとなる。膜2aとして過酸
化水素を通しやすい膜を用いるようにして、第1図で示
された構造の酸素電極2を過酸化水素電極2として用い
、つぎのようにして測定を行うこともできる。すなわち
、酵素反応で生成した過酸化水素の一部は膜3を通過し
くその他は出口1bから出ていく)過酸化水素電極2内
に入る。この過酸化水素の酸化電流を測定する。得られ
る測定値は試料中の被測定物質の濃度と対応したものと
なるしかしながら、第1図にみるように、酸素電極(過
酸化水素電極)2における電気化学反応が行われるセル
の容積(作用極2bおよび対極2Cを浸す内部液2dの
体積)が大きいため(作用極2bおよび対極2dを収容
するため必然的に大きくなる)、バイオセンサの検出感
度が低(、応答速度も遅くなっていたのである。
、試料中のグルコースと酸素とが反応(酸素反応)して
過酸化水素が生成する。この反応により、溶媒中の酸素
濃度が減少し、膜3を通って酸素電極2内に入る酸素の
量も減少する。作用極2bと対極2cにより、酸素の還
元電流の減少量を測定する。この減少量は試料中の被測
定物質の濃度と対応したものとなる。膜2aとして過酸
化水素を通しやすい膜を用いるようにして、第1図で示
された構造の酸素電極2を過酸化水素電極2として用い
、つぎのようにして測定を行うこともできる。すなわち
、酵素反応で生成した過酸化水素の一部は膜3を通過し
くその他は出口1bから出ていく)過酸化水素電極2内
に入る。この過酸化水素の酸化電流を測定する。得られ
る測定値は試料中の被測定物質の濃度と対応したものと
なるしかしながら、第1図にみるように、酸素電極(過
酸化水素電極)2における電気化学反応が行われるセル
の容積(作用極2bおよび対極2Cを浸す内部液2dの
体積)が大きいため(作用極2bおよび対極2dを収容
するため必然的に大きくなる)、バイオセンサの検出感
度が低(、応答速度も遅くなっていたのである。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
検出感度が高く、応答速度も速いものとすることができ
るバイオセンサを提供することを目的としている。
検出感度が高く、応答速度も速いものとすることができ
るバイオセンサを提供することを目的としている。
前記のような目的を達成するため、この発明は、生理活
性物質が固定された板状の作用極およびこれと狭い間隔
をおいて向かい合う板状の対極を持ち、両電極の間が被
測定溶液の流れる通路になっているバイオセンサをその
要旨としている。
性物質が固定された板状の作用極およびこれと狭い間隔
をおいて向かい合う板状の対極を持ち、両電極の間が被
測定溶液の流れる通路になっているバイオセンサをその
要旨としている。
以下に、この発明の詳細な説明する。
第2図および第3図の(a)〜(C1はこの発明にかか
るバイオセンサの1実施例をあられず。図にみるように
、このバイオセンサは、軟質材料からなる薄いスペーサ
(シート)4が、基板5.6によりはさまれており、こ
れにより基板5,6は間隔をおいて互いに向かい合って
いる。スペーサ4の中央には横長の穴4aが開けられて
いる。基板5の中央には細穴5aが設けられ、その両側
には被測定溶液の出入口となる大穴5bが一つづつ設け
られている。大穴5bの外側端には、筒状の突出部5C
が設けられている。この突出部5Cは、チューブ7を接
続するためのものである。基板5の内側面には、白金等
からなる板状の対極5dが固定されている。この対極5
dには、細穴5aに挿入された導線8の先が接続されて
いる。他方、基板6の中央には細穴6aが設けられてい
る。また、基板6の内側面には、白金等からなる板状電
極に酵素や微生物等の生理活性物質が固定されてなる作
用極6bが、生理活性物質固定面が内側を向くようにし
て固定されており、この作用極6bには、細穴6aに挿
入された導線8の先が接続されている。スペーサの穴4
aの上下面が基材5,6で覆われてできた空間は被測定
溶液が流れる通路9になっており、この通路9の両端は
それぞれ基板5の二つの大穴5b、5bに接続されてい
る。また、作用極6bと対極5dは、通路9をはさんで
互いに向かい合っており、通路9を通る被測定溶液と接
しうるようになっている。作用極と対極は互いに逆の位
置にあってもよい。
るバイオセンサの1実施例をあられず。図にみるように
、このバイオセンサは、軟質材料からなる薄いスペーサ
(シート)4が、基板5.6によりはさまれており、こ
れにより基板5,6は間隔をおいて互いに向かい合って
いる。スペーサ4の中央には横長の穴4aが開けられて
いる。基板5の中央には細穴5aが設けられ、その両側
には被測定溶液の出入口となる大穴5bが一つづつ設け
られている。大穴5bの外側端には、筒状の突出部5C
が設けられている。この突出部5Cは、チューブ7を接
続するためのものである。基板5の内側面には、白金等
からなる板状の対極5dが固定されている。この対極5
dには、細穴5aに挿入された導線8の先が接続されて
いる。他方、基板6の中央には細穴6aが設けられてい
る。また、基板6の内側面には、白金等からなる板状電
極に酵素や微生物等の生理活性物質が固定されてなる作
用極6bが、生理活性物質固定面が内側を向くようにし
て固定されており、この作用極6bには、細穴6aに挿
入された導線8の先が接続されている。スペーサの穴4
aの上下面が基材5,6で覆われてできた空間は被測定
溶液が流れる通路9になっており、この通路9の両端は
それぞれ基板5の二つの大穴5b、5bに接続されてい
る。また、作用極6bと対極5dは、通路9をはさんで
互いに向かい合っており、通路9を通る被測定溶液と接
しうるようになっている。作用極と対極は互いに逆の位
置にあってもよい。
このバイオセンサは、スペーサとして厚みの薄いものを
用いて作用極と対極の間隔を狭くし、セル容積(通路の
容積)を小さくすることにより、検出感度が高く、応答
速度も速いものとすることができる。そのため、従来の
バイオセンサに比べて試料量が少なくてすむという効果
もある。
用いて作用極と対極の間隔を狭くし、セル容積(通路の
容積)を小さくすることにより、検出感度が高く、応答
速度も速いものとすることができる。そのため、従来の
バイオセンサに比べて試料量が少なくてすむという効果
もある。
このバイオセンサは、たとえば、次のようにして用いら
れる。作用極6bとしてグルコースオキシダーゼが固定
されたものを用いた場合について説明する。まず、作用
極6bに+〇、6V(対対極5d)を印加し、緩衝液を
毎分3mβの速度でチューブ7−大穴5b−通路9→太
穴5b−チューブ7という順に流しておく。つぎに、グ
ルコースを含む試料10μlを通路9に通す。そうする
と、グルコースと酸素は、グルコースオキシダーゼの触
媒作用により、下記の酵素反応を行う。
れる。作用極6bとしてグルコースオキシダーゼが固定
されたものを用いた場合について説明する。まず、作用
極6bに+〇、6V(対対極5d)を印加し、緩衝液を
毎分3mβの速度でチューブ7−大穴5b−通路9→太
穴5b−チューブ7という順に流しておく。つぎに、グ
ルコースを含む試料10μlを通路9に通す。そうする
と、グルコースと酸素は、グルコースオキシダーゼの触
媒作用により、下記の酵素反応を行う。
グルコース+02 +H20→グルコンm+過ta化水
素 この式で示されるように、グルコースが酵素変換される
ことによって過酸化水素が生じ、この過酸化水素は電解
酸化される。この酸化電流を検出することによりグルコ
ース濃度を測定することができる。
素 この式で示されるように、グルコースが酵素変換される
ことによって過酸化水素が生じ、この過酸化水素は電解
酸化される。この酸化電流を検出することによりグルコ
ース濃度を測定することができる。
作用極6bに一〇、7V(対対極2d)の電圧を印加す
るようにしておけば、緩衝液が通路9を流れている間は
緩衝液中に熔けている酸素の還元電流が作用極6bと対
極5d間に流れている。しかし、グルコースを含んだ試
料が作用極6bと対極5dの間を通ると前記酵素反応に
よって緩衝液中の酸素量が減少し、酸素の還元電流量も
減少する。この減少量を測定することにより試料中のグ
ルコース濃度を測定することができる。このように、こ
のバイオセンサは、作用極に印加する電圧を正または負
に変えることにより、作用極を過酸化水素検出用あるい
は酸素検出用の電極として用いることができるという効
果もある。
るようにしておけば、緩衝液が通路9を流れている間は
緩衝液中に熔けている酸素の還元電流が作用極6bと対
極5d間に流れている。しかし、グルコースを含んだ試
料が作用極6bと対極5dの間を通ると前記酵素反応に
よって緩衝液中の酸素量が減少し、酸素の還元電流量も
減少する。この減少量を測定することにより試料中のグ
ルコース濃度を測定することができる。このように、こ
のバイオセンサは、作用極に印加する電圧を正または負
に変えることにより、作用極を過酸化水素検出用あるい
は酸素検出用の電極として用いることができるという効
果もある。
前記バイオセンサは、被測定溶液の出入口が通路に対し
、垂直方向を向いた構造をしているが、第4図および第
5図の(a)〜(C1に示されているバイオセンサのよ
うに、出入口と通路が同一線上にある構造になっていて
もよいし、第6図および第7図の(a)〜(C)に示さ
れているバイオセンサのように、一方の出入口が通路に
対し垂直方向を向き、残りの出入口が通路と同一線上に
ある構造になっていてもよい。 ゛ 第4図および第5図の(81〜(C1に示されているバ
イオセンサは、軟質材料からなる2枚の薄いスペ−−!
1−10が基板11.12によりはさまれており、その
ため、基板11.12が、間隔をおいて互いに向かい合
っている。そして、2枚のスペーサ10.10同士も、
間隔をおいて並べられている。基板11.12は、いず
れも中央に細穴11a、12aが設けられ、長さ方向両
側には半円形の突出部11b、Llb、12b、12b
が設けられている。突出部11b、12bは互いに合わ
さって管状となり、チューブ7の接続部となっている。
、垂直方向を向いた構造をしているが、第4図および第
5図の(a)〜(C1に示されているバイオセンサのよ
うに、出入口と通路が同一線上にある構造になっていて
もよいし、第6図および第7図の(a)〜(C)に示さ
れているバイオセンサのように、一方の出入口が通路に
対し垂直方向を向き、残りの出入口が通路と同一線上に
ある構造になっていてもよい。 ゛ 第4図および第5図の(81〜(C1に示されているバ
イオセンサは、軟質材料からなる2枚の薄いスペ−−!
1−10が基板11.12によりはさまれており、その
ため、基板11.12が、間隔をおいて互いに向かい合
っている。そして、2枚のスペーサ10.10同士も、
間隔をおいて並べられている。基板11.12は、いず
れも中央に細穴11a、12aが設けられ、長さ方向両
側には半円形の突出部11b、Llb、12b、12b
が設けられている。突出部11b、12bは互いに合わ
さって管状となり、チューブ7の接続部となっている。
基板11の内側面には板状の対極11Cが固定され、こ
の対極11Cには細穴11aに挿入された導線8の先が
接続されている。基板12の内側面には、生理活性物質
固定面が内側を向くようにして作用極12cが固定され
ており、この作用極12cにも、細穴12aに挿入され
た導線8の先が接続されている。基板11および12と
スペーサ10.10で囲まれた空間が、被測定溶液が流
れる通路13になっており、通路13の両端が被測定溶
液の出入口13a、1’3aとなっている。作用極12
’Cと対極11cは通路13をはさんで向かい合ってお
り、通路13を通る被測定溶液と接しうるようになって
いる。
の対極11Cには細穴11aに挿入された導線8の先が
接続されている。基板12の内側面には、生理活性物質
固定面が内側を向くようにして作用極12cが固定され
ており、この作用極12cにも、細穴12aに挿入され
た導線8の先が接続されている。基板11および12と
スペーサ10.10で囲まれた空間が、被測定溶液が流
れる通路13になっており、通路13の両端が被測定溶
液の出入口13a、1’3aとなっている。作用極12
’Cと対極11cは通路13をはさんで向かい合ってお
り、通路13を通る被測定溶液と接しうるようになって
いる。
第6図および第7図のfal〜(C1に示されているバ
イオセンサは、軟質材料からなる薄いスペーサ14が基
板15.16によりはさまれており、基板15.16は
間隔おいて互いに向かい合っている。基板15.16は
、いずれも、中央に細大15a、15aが設けられ、長
さ方向−側には半円形の突出部15b、16bが設けら
れている。突出部15b、16bは互いに合わさって、
チューブ7の接続部となっている。基板15の細穴15
aからみて突出部15bの反対側には大穴15Cが設け
られている。大穴15Cの外側端には筒状の突出部15
dが設けられている。この突出部15dはチューブ7を
接続するためのものである。基板15の内側面には板状
の対極15eが固定され、この対極15eには細穴15
aに挿入された導線8の先が接続されている。基板16
の内側面には、生理活性物質固定面が内側を向(ように
して作用極16Cが固定されており、この作用極16C
には、細穴16aに挿入された導線8の先が接続されて
いる。スペーサ14には、長さ方向一端から他端の方に
向かって延びる切欠部14aが設けられている。この切
欠部14aの上下が基材15.16で囲まれてなる空間
は、被測定溶液が流れる通路17となっている。通路1
7の内側端は大穴15cと接続しており、大穴15Cと
通路17の外側端は被測定溶液の出入口となっている。
イオセンサは、軟質材料からなる薄いスペーサ14が基
板15.16によりはさまれており、基板15.16は
間隔おいて互いに向かい合っている。基板15.16は
、いずれも、中央に細大15a、15aが設けられ、長
さ方向−側には半円形の突出部15b、16bが設けら
れている。突出部15b、16bは互いに合わさって、
チューブ7の接続部となっている。基板15の細穴15
aからみて突出部15bの反対側には大穴15Cが設け
られている。大穴15Cの外側端には筒状の突出部15
dが設けられている。この突出部15dはチューブ7を
接続するためのものである。基板15の内側面には板状
の対極15eが固定され、この対極15eには細穴15
aに挿入された導線8の先が接続されている。基板16
の内側面には、生理活性物質固定面が内側を向(ように
して作用極16Cが固定されており、この作用極16C
には、細穴16aに挿入された導線8の先が接続されて
いる。スペーサ14には、長さ方向一端から他端の方に
向かって延びる切欠部14aが設けられている。この切
欠部14aの上下が基材15.16で囲まれてなる空間
は、被測定溶液が流れる通路17となっている。通路1
7の内側端は大穴15cと接続しており、大穴15Cと
通路17の外側端は被測定溶液の出入口となっている。
作用極16cと対極15eは通路17をはさんで向かい
合っており、通路17を通る被測定溶液と接しうるよう
になっている。
合っており、通路17を通る被測定溶液と接しうるよう
になっている。
後で説明した二つのバイオセンサも、スペーサとして厚
みの薄いものを用いて作用極と対極の間隔を小さく、セ
ル容積を小さくすることにより、検出感度が高く、応答
速度も速いものとすることができ、先のものと同じ効果
を得ることができる。後で説明した二つのバイオセンサ
は、先のものと同様にして用いられる。
みの薄いものを用いて作用極と対極の間隔を小さく、セ
ル容積を小さくすることにより、検出感度が高く、応答
速度も速いものとすることができ、先のものと同じ効果
を得ることができる。後で説明した二つのバイオセンサ
は、先のものと同様にして用いられる。
つぎに実施例および比較例について説明する。
(実施例)
第2図および第3図の(al〜(C1に示されている構
造のバイオセンサを実施例1.第4図および第5(al
〜(C)に示されている構造のバイオセンサを実施例2
.第6図および第7図のta+〜fclに示されている
構造のバイオセンサを実施例3とした。ただし、作用極
としては白金板にグルコースが固定されたもの、対極と
しては白金板をそれぞれ用いることとした。
造のバイオセンサを実施例1.第4図および第5(al
〜(C)に示されている構造のバイオセンサを実施例2
.第6図および第7図のta+〜fclに示されている
構造のバイオセンサを実施例3とした。ただし、作用極
としては白金板にグルコースが固定されたもの、対極と
しては白金板をそれぞれ用いることとした。
(比較例)
第1図に示されている構造のバイオセンサを比較例とし
た。ただし、グルコースが固定化された膜が設けられた
酸素電極を用いることとした。
た。ただし、グルコースが固定化された膜が設けられた
酸素電極を用いることとした。
実施例1〜3および比較例のバイオセンサを使用して測
定を行い、測定の際の検出感度および応答速度(試料を
注入してから分析結果が得られるまでの時間)を調べた
。結果を第1表に示す。
定を行い、測定の際の検出感度および応答速度(試料を
注入してから分析結果が得られるまでの時間)を調べた
。結果を第1表に示す。
ただし、測定条件はつぎのとおりである。
試料: 100mg/a グルコース溶液10μβ緩(
h被速度:3mβ/分 電圧: 作用極+0.7V 温度:30℃ (以 下 余 白) 第1表 第1表より、実施例1〜3のバイオセンサは、比較例の
ものに比べ、検出感度が高く、応答速度も速いことがわ
かる。
h被速度:3mβ/分 電圧: 作用極+0.7V 温度:30℃ (以 下 余 白) 第1表 第1表より、実施例1〜3のバイオセンサは、比較例の
ものに比べ、検出感度が高く、応答速度も速いことがわ
かる。
1例1〜3のバイオセンサの作用極に+0.7■の電圧
を印加して、作用極を過酸化水素検出用電極として用い
、100増/dlのグルコース溶液を試料として用いて
測定を行った。酸化電流の測定結果を第8図に示す。図
中、aはベースライン、bは0.5μAをあられす。
を印加して、作用極を過酸化水素検出用電極として用い
、100増/dlのグルコース溶液を試料として用いて
測定を行った。酸化電流の測定結果を第8図に示す。図
中、aはベースライン、bは0.5μAをあられす。
実施例1〜3のバイオセンサの作用極に−0,7■の電
圧を印加して、作用極を酸素検出用電極として用い、1
00■/d1のグルコース溶液を試料として用いて測定
を行った。還元電流の測定結果を第9図に示す。図中、
Cはベースライン、dは0.2μAをあられす。
圧を印加して、作用極を酸素検出用電極として用い、1
00■/d1のグルコース溶液を試料として用いて測定
を行った。還元電流の測定結果を第9図に示す。図中、
Cはベースライン、dは0.2μAをあられす。
第8図および第9図より、実施例1〜3のバイオセンサ
は検出感度が高いことがわア・る。
は検出感度が高いことがわア・る。
この発明にかかるバイオセンサは、生理活性物質が固定
された板状の作用極およびこれと狭い間隔をおいて向か
い合う板状の対極を持ち、両電極の間が被測定溶液の流
れる通路になっているので、検出感度が高く、応答速度
も速いものとすることができる。
された板状の作用極およびこれと狭い間隔をおいて向か
い合う板状の対極を持ち、両電極の間が被測定溶液の流
れる通路になっているので、検出感度が高く、応答速度
も速いものとすることができる。
第1図は、従来のバイオセンサの縦断面図、第2図はこ
の発明にかかるバイオセンサの1実施例の縦断面図、第
3図のfalは同バイオセンサの基板5の底面図、同(
blは同バイオセンサのスペーサ4の平面図、同(C1
は同バイオセンサの基板6の平面図、第4図はこの発明
にかかるバイオセンサの別の実施例の縦断面図、第5図
の(a)は同バイオセンサの基板11の底面図、同(b
)は同バイオセンサのスペーサ10の平面図、同(C1
は同バイオセンサの基板12の平面図、第6図はこの発
明にかかるバイオセンサの別の実施例の縦断面図、第7
図の(a)は同バイオセンサの基板15の底面図、同(
blは同バイオセンサのスペーサ14の平面図、同(C
1は同バイオセンサの基板16の平面図、第8図は酸化
電流の測定結果をあられすグラフ、第9図は還元電流の
測定結果をあられずグラフである。 5d、11 c、1’5e−・一対極 6b、12C。 16C・・・作用極 9,13.14・・・通路代理人
弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 (C) 第6図 (C) 第8図 第9図 月目糸六ネ甫正書(自発) 1、事件の表示 昭和59年特許願第103170号 2、発明の名称 バイオセンサ 3、補正をする者 一事件との関係 特許出願人 柱 所 大阪府門真市大字門真1048番地名 称(5
83)松下電工株式会社 代表者 イ懺卵役小林 郁 4、代理人 な し 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (11明細書第3頁第3行ないし同頁第4行に「酸素反
応」とあるを、「酵素反応」と訂正する。
の発明にかかるバイオセンサの1実施例の縦断面図、第
3図のfalは同バイオセンサの基板5の底面図、同(
blは同バイオセンサのスペーサ4の平面図、同(C1
は同バイオセンサの基板6の平面図、第4図はこの発明
にかかるバイオセンサの別の実施例の縦断面図、第5図
の(a)は同バイオセンサの基板11の底面図、同(b
)は同バイオセンサのスペーサ10の平面図、同(C1
は同バイオセンサの基板12の平面図、第6図はこの発
明にかかるバイオセンサの別の実施例の縦断面図、第7
図の(a)は同バイオセンサの基板15の底面図、同(
blは同バイオセンサのスペーサ14の平面図、同(C
1は同バイオセンサの基板16の平面図、第8図は酸化
電流の測定結果をあられすグラフ、第9図は還元電流の
測定結果をあられずグラフである。 5d、11 c、1’5e−・一対極 6b、12C。 16C・・・作用極 9,13.14・・・通路代理人
弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 (C) 第6図 (C) 第8図 第9図 月目糸六ネ甫正書(自発) 1、事件の表示 昭和59年特許願第103170号 2、発明の名称 バイオセンサ 3、補正をする者 一事件との関係 特許出願人 柱 所 大阪府門真市大字門真1048番地名 称(5
83)松下電工株式会社 代表者 イ懺卵役小林 郁 4、代理人 な し 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (11明細書第3頁第3行ないし同頁第4行に「酸素反
応」とあるを、「酵素反応」と訂正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11生理活性物質が固定された板状の作用極およびこ
れと狭い間隔をおいて向かい合う板状の対極を持ち、両
電極の間が被測定溶液の流れる通路になっているバイオ
センサ。 (2)作用極および対極が、間隔をおいて向かい合う2
枚の基板の内側面にそれぞれ固定され、通路が、両基板
と両基板の間に挿入されて両基板の両側開口を埋めるス
ペーサにより形成されている特許請求の範囲第1項記載
のバイオセンサ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317084A JPS60244853A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | バイオセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317084A JPS60244853A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | バイオセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60244853A true JPS60244853A (ja) | 1985-12-04 |
Family
ID=14347029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10317084A Pending JPS60244853A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | バイオセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60244853A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63124659U (ja) * | 1987-02-05 | 1988-08-15 | ||
EP0343702A2 (en) * | 1988-05-06 | 1989-11-29 | NUOVA SAMIM S.p.A. | Electrochemical analyser |
US5536662A (en) * | 1990-06-04 | 1996-07-16 | Molecular Devices Corporation | Cell assay device |
EP0923722A1 (en) * | 1995-11-16 | 1999-06-23 | USF Filtration and Separations Group Inc. | Electrochemical cell |
EP0964245A2 (en) * | 1998-06-11 | 1999-12-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrochemical analysis element |
US6416641B1 (en) * | 1998-06-11 | 2002-07-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Biosensor |
US6695958B1 (en) * | 1996-12-20 | 2004-02-24 | Institut Fur Chemo-Und Biosensorik Munster E.V. | Electrochemical sensor |
USRE44330E1 (en) | 1995-06-19 | 2013-07-02 | Lifescan Inc. | Electrochemical cell |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP10317084A patent/JPS60244853A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6699382B2 (en) | 1998-06-11 | 2004-03-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for analyzing a biological sample |
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