JPS602429Y2 - 加熱炉の煙道ダンパ− - Google Patents

加熱炉の煙道ダンパ−

Info

Publication number
JPS602429Y2
JPS602429Y2 JP11549178U JP11549178U JPS602429Y2 JP S602429 Y2 JPS602429 Y2 JP S602429Y2 JP 11549178 U JP11549178 U JP 11549178U JP 11549178 U JP11549178 U JP 11549178U JP S602429 Y2 JPS602429 Y2 JP S602429Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
furnace
flue
valve body
sealing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11549178U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5532934U (ja
Inventor
鉄磨 中津浜
光善 仁木
次郎 神田
敏憲 松尾
Original Assignee
日本鋼管株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本鋼管株式会社 filed Critical 日本鋼管株式会社
Priority to JP11549178U priority Critical patent/JPS602429Y2/ja
Publication of JPS5532934U publication Critical patent/JPS5532934U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS602429Y2 publication Critical patent/JPS602429Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Details (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は加熱炉の炉内圧の制御に使用される煙道ダン
パーに関するもので、ダンパー開度変化率に対して開口
面積変化率を小さくすることを目的とする。
圧延工場における原単位の中で加熱炉の燃料原単位は最
も大きなウェイトを占めており、燃料原単位低減のため
には最適燃焼条件によるスラブの加熱が重要なポイント
である。
最適燃焼条件は理論空気量と実際の空気量との比、いわ
ゆる空気比及び炉内排ガス量に対するq量によって決定
される。
この場合、気体燃料では空燃比1,1、排ガス中の02
量は1〜2%が最適なことは周知の事実である。
従って炉内02量は最適燃焼に不可欠な要因となってお
り、炉内0゜量が燃焼条件を左右するといっても過言で
はない。
炉内%量の制御方法としては02メーターによる炉内へ
量検出→空燃比設定器−02調整量決定→燃料空気用ダ
ンパーによる炉内02量調整或いはMガス(高炉ガスと
コークスガスの混合ガス)管にバイパス管路を設け、こ
のバイパス内に設けた空燃比計で理論空気量を算出し炉
内02量を調整する方法等が一般的である。
ところで炉内02量制御はバーナーから炉内へ供給され
る0□量のみを制御しているため、他の個所(例えば装
入扉、抽出扉等)からの02 (即空気)侵入は防止す
べきであり、現在では外部からの主な侵入個所である装
入扉、抽出扉のシール性向上に努めている。
しかし、材料を炉内へ装入する時或いは炉外へ抽出する
時、必らず外部から空気の侵入がある。
この問題を解決する方法の1つとして炉内圧力を大気圧
以上に上げる正圧化がある。
炉内が大気圧以上の正圧であれば火炎が炉外へ出ること
はあっても外部空気が炉内へ侵入することはなくなる。
ここで炉内圧の正圧化については煙突によるドラフトの
問題を考える必要があり、煙突の高さを低くすればドラ
フト効果も少なくなって炉内の正圧化が実現可能となる
しかし最近の状勢は公害に対する配慮から煙突は高くな
る傾向にあり、従って炉内正圧化は一段と困難になって
いる。
そこで、炉内正圧化に重要な役割をはたすものが煙道に
設置されたダンパーである。
第1図はこのダンパーを設置した加熱炉の全体図を示し
、1は炉体、2は煙道、3はこの煙道を通る排ガスの熱
を利用して加熱炉の燃焼空気を予熱するレキュペレータ
、4は上記煙道2のレキュペレータ3の後方位置に設置
された煙道ダンパーであって、このダンパーは図示しな
い装入扉、抽出扉を開けて材料を第1図矢印Aで示す位
置から炉内に装入する時或いは同図矢印Bで示す位置か
ら炉外へ抽出する時に、外部から炉内に空気が侵入しな
いように、炉内圧力を大気圧以上に正圧化する目的で設
置されている。
ところで従来の煙道ダンパー4は一般的に第2図のよう
な構造のものが採用されていた。
即ち、この煙道ダンパーは図示しない駆動装置により回
転軸5を中心として同時に開閉作動される複数個(例え
ば4枚)のダンパー弁体4at 4bt 4ct
4ctを備えこの各ダンパー弁体の両端シール部が排
ガスの流れ方向イに対し相互に重合した全閉状態となる
構造であったので、各ダンパー弁体4a〜4dを回転軸
5を中心として矢印口で示す方向に回動しダンパーを開
く場合に、このダンパー開度に対する排ガス流通開口面
積の変化率が第6図従来例の直線で示すように急激(大
)となるため次のような問題があった。
即ち1、材料装入時、抽出時における炉内圧の正圧化は
炉内圧が2〜3 mmH2O程度になることを目標とし
ているが、上記従来構造のダンパーのようにダンパー開
度変化率に対する開口面積変化。
率が大であって、微調整がしにくい構造であると、上記
の如き炉内圧の制御は不可能で、現実には前。
記炉内圧目標値より低い炉内圧で制御せざるを得す、火
炎の強い炉外噴射等の問題が発生していた。
この考案は上記のような事情に鑑みなされたもので、ダ
ンパー開度変化率に対して開口面積変化率を小さくする
ことを目的とした煙道ダンパー構造を提供しようとする
ものである。
以下、この考案の一実施例による煙道ダンパー弓を第3
図、第4図の図面に従い説明すると、この煙道ダンパー
は加熱炉の煙道2内に固定される枠体11と、複数例え
ば4個の縦長孔よりなる排ガス流通孔12を有して前記
枠体11内に配置された固定壁板13と、前記各排ガス
流通孔12の口板12a、12b間に回転軸15を中心
として回動開閉するように設けた蝶形のダンパー弁体1
4a〜14dとを備え、この各ダンパー弁体は従来′と
同様な駆動装置(図示せず)により回転軸15を中心と
して第3図矢印口で示す開方向、又はそれと反対の閉方
向に、それぞれが連動して同時に開閉作動されるように
なっている。
上記各ダンパー弁体14a〜14dは符号14;で代表
する第4図の弁体詳細図で示すように、排ガス流通孔1
2の目板内面部に点a、 bで閉弁接触する弁体回動方
向に彎曲した凸曲面で形成される両側シール面16a、
17aを有する。
即ち、この弁体両側シール面16a、17aは片側シー
°ル面17aの開放遊び角αとして確保されるシール面
範囲より、反対側シール面16aの閉弁接触点aから開
弁方向後端部Cまでのシール面範囲を長く設定した第4
図の如き凸曲面で形成されるもので、例えば回転軸15
を中心とした略6唆位の円弧中心角を有する円弧曲板1
6.17を、弁体平板の両端に溶着することで構成され
る。
このダンパー弁体14で開閉される排ガス流通孔12の
口板12a、12bは前記弁体シール面16a、17a
が閉弁時に点a、 bで線接触する排ガス流通方向イに
真直な平板で構成するか、又は第5図に示すような弁体
シール面16a、17aより曲率の大きい曲面板で構成
される。
第3図、第4図及び第5図はいずれもダンパー全閉状態
を示しているが、以下第4図に基いてこのダンパーの開
閉動作を説明する。
第4図において符号14で代表するダンパー弁体はその
両側シール面16a、17aが点a、bで排ガス流通口
板12a、12bに線接触し、煙道2を流れる炉体側か
らの排ガスを完全に遮断している。
この状態はダンパー開度Oの状態であり、このダンパー
開度0の状態はダンパー弁体14を左回り方向(開方向
)にα角度回動させても維持される。
このダンパー弁体14のα角の回動範囲はダンパー弁体
の開放遊び角として確保される。
而して、上記ダンパー弁体14が角度αを越えて順次開
方向に回動して行くと、右側の弁体シール面17aはそ
の下端部が排ガス流通口板12bに対する接触点すから
離れ(この時左側の弁体シール面16aはまだ排ガス流
通口板12aに中間位置で摺接し閉弁状態となっている
)、前記口板12bの面から次第に内方に離隔して行く
ような円弧軌跡線に沿って移行し、排ガス流通孔12を
開口して行く。
このダンパー開度の変化と開口面積の変化との関係は第
6図に示す通りであり、本案ダンパー構造の方が従来型
のダンパー構造に比して、ダンパー開度変化率に対する
開口面積変化率が非常に小さくなる。
この効果は第5図に示すダンパー構造の場合でも同様に
奏し得る。
従って、この考案のダンパー構造によれば従来では不可
能であったダンパー開閉の微調整が容易に行なえるので
、炉内圧を炉内への外気侵入を防ぎ且つ火炎の炉外噴射
を可及的に抑制するに最適な正圧値(例えば2〜3 r
anH20の炉内圧)に調整することが可能となり、炉
内圧の正圧化に最適なダンパー構造を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は煙道ダンパーを配置した加熱炉の概略構成を示
す説明図、第2図は同加熱炉における従来の煙道ダンパ
ー構造を示すダンパー全閉状態の横断平面図、第3図は
この考案の一実施例による煙道ダンパーの全閉状態を示
す横断平面図、第4図は同ダンパー構造の要部拡大詳細
図、第5図はこの考案の変形例を示すダンパー構造の要
部拡大図、第6図はダンパー開度の変化と開口面積の変
化との関係を従来との対比において表わした作用説明図
である。 1・・・・・・炉体、2・・・・・・煙道、4・・・・
・・煙道ダンパー、11・・・・・・枠体、12・・曲
排ガス流通孔、12a、12b・・・・・・口板、13
・・・・・・枠体固定壁、14.14a〜14d・・・
・・・ダンパー弁体、15・・・・・・ダンパー回転軸
、16a、17a・・・・・・弁体両側シール面、16
,17・・・・・・円弧曲板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱炉の煙道に駆動装置で開閉作動されるように装置し
    た煙道ダンパーにおいて、回転軸15を中心として回動
    される蝶形ダンパー弁体14の両側シール面16a、1
    7aを、排ガス流通孔12の目板内面部に点a、 bで
    閉弁接触する弁体回動方向に彎曲した凸曲面で構威し、
    且つこの凸曲面からなる両側シール面16at 17
    aは片側シール面17aの開放遊び角αとして確保した
    シール面範囲より、反対側シール面16aの閉弁接触点
    aから開弁方向後端部Cまでのシール面範囲が長く設定
    されていることを特徴とする加熱炉の煙道ダンパー。
JP11549178U 1978-08-23 1978-08-23 加熱炉の煙道ダンパ− Expired JPS602429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549178U JPS602429Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23 加熱炉の煙道ダンパ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549178U JPS602429Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23 加熱炉の煙道ダンパ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5532934U JPS5532934U (ja) 1980-03-03
JPS602429Y2 true JPS602429Y2 (ja) 1985-01-23

Family

ID=29067172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11549178U Expired JPS602429Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23 加熱炉の煙道ダンパ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS602429Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5532934U (ja) 1980-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH045902Y2 (ja)
JPS602429Y2 (ja) 加熱炉の煙道ダンパ−
US4276871A (en) Flue damper and draft regulator
CN219366824U (zh) 一种防卡涩流量阻力调节阀
CN107702533A (zh) 一种烧结点火微负压装置
CN1304787C (zh) 挥发分在封顶火焰燃烧室旋转供风燃烧的排烟回流锅炉
US5983930A (en) Air supply valve
CN207113216U (zh) 一种新型燃气热风炉
JP3709658B2 (ja) 筒内直接噴射式火花点火エンジン
CN209944405U (zh) 热负荷调节装置及全预混燃气热水器
CA1260786A (en) Heating system
CN220435430U (zh) 一种外置式单炭化室荒煤气压力翻板式调节阀装置
CN207261104U (zh) 发动机可变进气滚流机构及发动机
JP3617202B2 (ja) 加熱炉およびその操業方法
KR101130780B1 (ko) 외기유입 방지기능을 가지는 연소로
US4467960A (en) Combination weathervane heat exchanger
US5522696A (en) Multiple-shutter throttle characterization assembly for burners
CN220134670U (zh) 一种自动补偿烟囱拔力的烟道调节蝶阀
JP3733803B2 (ja) 回転炉床式加熱炉の炉圧制御方法
JPH0412343Y2 (ja)
CN219674235U (zh) 一种用于回转窑的随动可调进气导流板
CN2517978Y (zh) 冷却旋转活动拱燃烧室
JPS6117887B2 (ja)
CA1195195A (en) Damper
CN118056885A (zh) 一次进风调节装置