JPS60240293A - カラ−映像信号記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カラー映像信号を磁気テープに記録するカ
ラー映像信号記録方式に関するものである。

〔背景技術とその問題点〕

ＴＶ画面を記録するカラー映像信号記録方式は通常、カ
ラー映像信号を色信号と輝度信号に分離し、色信号は低
域周波数に変換するとともに輝度信号を周波数変調（Ｆ
’Ｍ）して同一トラックに記録する方式が一般的である
。

しかし、この方式は本質的に輝度信号成分と色信号成分
が同一の磁気トラック上に混合して記録されていること
になり、記録再生過程で輝度信号成分と色信号成分が相
互に干渉を引き起し、画質の劣化９色ずれを発生する原
因となる。

一方、輝度信号と色信号に分離した信号をそれぞれ異な
った磁気トラッ月ｉ記録するＹＣ分離記録方式が放送関
係で使用されているが、この場合は当然のことなからＩ
ＴＶフィールドの信号記録トラックが２本必要になり高
密度記録にすることが困難になる。

そこで、分離した色信号と輝度信号の１水平走　゛査分
の信号を、それぞれ適当な時間軸圧縮を行っぞ、１本の
磁気トラック上に並べて記録する方式が考えら些ている
。この方式は画質、および高密度化の点で改善されるが
、輝度信号成分（Ｙ）と、色信号成分（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ
）の信号をそれぞれ時間軸圧！１（再生時に時間軸伸長
）するためのメモリ、およびメモリへの入出力回路（Ａ
／Ｄ、Ｄ／Ａ変換器）等が３系統必要になり回路が複雑
になるという問題がある。゛ 特に、輝度信号はその周波数帯域が広いため時間軸圧縮
伸長を行う回路素子が高価になり、高級機以外への適用
は困難になるという問題がある。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる実状にかんがみてなされたもので、
テープの巻付角を変更することによ、って輝度信号は時
間軸圧縮を行うことなく記録できるようにし、かつ、輝
度信号と色信号の記録領域を分離して画質の劣化を防止
したカラー映像信号記録方式を提供するものである。

〔発明の概要〕

この発明は、回転磁気ヘッドに対するテープの巻付角が
１８０°＋αとなるように構成し、巻付角の１８０°に
対応する記録トラックには従来と同様に１フィールド分
の輝度信号を記録する。そして、残りの巻付角α０に対
応する記録トラックにはｌフィールドの色信号を時間軸
圧縮して記録するものである。したがって、１木の記録
トラックに１フィールド分の輝度信号と色信号が記録で
きるとともに、これらは互いに記録領域が異なっている
ので相互干渉がなく、画質を劣化させることがない。

〔実施例〕

第１図は、この発明のカラー映像信号記録方式における
回転ドラムＤと磁気テープＴの巻付角を示したもので、
Ａ、Ｂは２イーの回転ヘッドである。

磁気テープＴは図のように回転ドラムＤに対して１８０
’　＋６０＠の範囲で接触している。したがって、第２
図の磁気テープＴにおける記録トラックにみられるよう
に一方の回転ヘッド（Ａ）が斜線の記録領域つまり、巻
付角６０°に対応する領域を記録しているときは、他方
の回転ヘッド（Ｂ）は次、の記録トラックを同時に記録
していることになる。

前記回転ヘッドＡ、Ｂに供給される信号を第３図に示す
。この図でＹは同期信号成分を含む輝度信号を１フイー
ルド毎にＩＹ、２Ｙ、３Ｙ、・・・・・・で区切って示
しており、Ｃは分離された色信号成分を同様に１フイー
ルド毎に区切って示している。

各フィールド毎の色信号成分ＩＣ，２Ｃ。

３Ｃ，・・・・・・は後述する時間軸圧縮回路によって
、それぞれ、ＩＣ′、２０′、３Ｃ’、・・・・・・に
示すように時間軸で圧縮され、第１図で示した２個の回
転ヘッドＡ、およびＢに輝度信号成分ＩＹ。

２Ｙ、３Ｙ、・・・・・・に続いて交互に供給される。

この場合輝度信号成分ＩＹ、２Ｙ、３Ｙ、・・・・・・
は従来と同様に周波数変調されるが時間軸圧縮は行って
いないので５回転ヘッドＡ、Ｂに供給される信号Ａｓ、
Ｂｓは期間Ｔαの間で重複することになる。

この重複する期間Ｔαは第１図の実施例では回転ドラム
Ｄのテープ巻付角６０°に相当するように設定されてい
るので、結局、磁気テープＴでは第２図に示すように斜
線を引いた記録トラック領域に時間軸圧縮された色信号
成分ｉｃ′。

２Ｃ”、３Ｃ’、・・・・・・が順次並ぶことになる。

なお、この実施例では時間軸圧縮された色信号成分１ｃ
’、２Ｃ′、３Ｃ′、・・・・・・は色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙをそれぞれ時間軸で圧縮して時分割で出力した信
号となっている。

したがって、輝度信号と色信号は磁気テープＴの上で異
なる位置にそれぞれ記録されることになり相互干渉によ
る画質の劣化や色むらが防止される。

第４図は、この発明のカラー映像信号の記録回路の一実
施例をブロック図で示したもので、１０はＹ／Ｃ分離回
路、］１は分離された搬送色信号から色差信号Ｒ−Ｙ、
およびＢ−Ｙを復調する色復調回路、１３は色差信号Ｒ
−Ｙ、およびＢ−Ｙをそれぞれ時間軸で所定の範囲に圧
縮する圧縮回路１３　ａ、　１３　ｂ、および圧縮され
た色差信号を選択するス４イッチＳ１からなる色信号処
理回路で、後述するように同期信号分離回路から形成さ
れたクロック信号によって駆動する。１４は圧縮された
色信号成分に所望の周波数特性（プリエンファンシス）
を与えるイコライザ、１５は周波数変調回路である。

Ｙ／Ｃ分離回路１０から分離された輝度信号は同期信号
分離回路１６において同期信号（水平。

垂直）が分離され、イコライザ１７において所定の周波
数特性とする。１９ａ、１９ｂはアンプ。

Ｓ２は１フイールド毎に切り換えられるスイッチを示し
ている。スイッチＳ２で選択された信号はそれぞれ回転
ヘッドＡ、Ｈに供給されて磁気テープＴに記録される。

第５図は色信号処理回路１３の具体的な一実施例を示し
たもので、色復調回路１１から復調された色差信号Ｒ−
Ｙ、Ｂ−ＹはそれぞれＡ／Ｄ変換器２０ａ、２０ｂに入
力されてデジタル化され、１フイールド毎に切り換えら
れるスイッチＳ２１によってフィールドメモリ２１ａ〜
２１ｄ（以下単にメモリという）に書き込まれる。メモ
リ２１ａ、２１ｂは第ｎフィールドの色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙをクロック信号φＷ１によってそれぞれ書き込み
、メモリ２１ｃ、２１’ｄは第ｎ＋１フィールドの色差
信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙをクロック信号φＷ２によって書き
込む、そして、第ｎフィールドの色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−
Ｙがメモリ２１ａ。

２１ｂに書き込まれている時間にすでにメモリ２１ｃ、
２１ｄに書き込まれている第ｎ−１フイールドの色差信
号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙがクロック信号φＲ３＋　φＲ４によ
って読み出される。このとき読み出し用のクロック信号
φＲ１〜φＲ４の周期が書き込み用のクロック信号φＷ
ｌ、φＷ２より速くなるように設定されているので、読
み出された色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙはその時間軸が圧縮
されたものになり、スイッチＳ２２によって時分割的に
取り出されてＤ／Ａ変換器２２ａ、２２ｂに入力される
。

２３は同期信号分離回路１６から抽出した同期信号に基
づいてスイッチＳ２１　＊　Ｓ２２　＋　Ｓ２３の切り
換え信号（ｅｓｌ、ｅｓｌ、ｅｓ３）および各クロック
信号（φＷｌ　、φｗ２　、φＲ１〜φＲ４）を形成し
ているクロック信号発生回路である。

かかるデジタル変換による時間軸圧縮は一例を示したも
ので、′他にＣＯＤ　（電荷転送デバイス）による時間
軸圧縮などを採用しそもよい。

色信号として色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを実施例としたが
、他の色信号を圧縮する構成としてもよい。

第６図は、この発明のカラー映像信号記録方式で記録さ
れた信号を再生するブロック図を示したもので、Ｓ２は
回転ヘッドＡ、Ｂの再生信号を切り換えているスイッチ
、３０ａは色信号成分を増幅するアンプ、３０ｂは輝度
信号成分を増幅するアンプである。

色信号再生信号は復調回路３１において復調されたのち
、イコライザ３２に入力される。ここで、周波数特性が
補償された色差信号Ｒ−Ｙ。

Ｂ−ＹはスイッチＳ３によってそれぞれ２つの時間軸伸
長回路３３ａ、３３ｂに振り分けられ、１フィールド分
の色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙとされ色変調回路３４におい
て搬送色信号に変換される。

一方、再生された輝度信号は復調回路３５において復調
され、イコライザ３６において所望の周波数特性とされ
たのち、同期信号分離回路３７において同期信号が抽出
される。

抽出された同期信号は前記スイッチＳ２の切り換え制御
および時間軸伸長のためのクロック信号を形成する。

時間軸の伸長は詳細な説明を省略するが前記第５図の回
路において書き込みクロック信号φｗ１　、φＷ２およ
び読み出しクロック信号φＲ１〜φＲ４のスピードを逆
にすることにより行うことができる。

なお、３８は色信号と輝度信号を加算する加算回路で、
その出力には再生時のカラー映像信号が得られる。

ところで、再生された色信号成分例えば３ｃ’は該当す
る画面の輝度信号成分、例えば３Ｙの再生後に得られる
ことになるので、結局、ｌフィ−ルド分おくれで色信号
が付加されることになり、動きの早い画面や、ダビンの
繰り返しがあるときは画質を悪化することになる。

そこで、第７図に示すように再生専用の回転ヘッドａ、
ｂを記録時にイｉ用しすこ回転ヘッドＡ。

Ｂとほぼ６０°の角度で交叉するように設け、この回転
ヘッドａ、ｂによって１フイールド前の画像の色信号を
再生するようにする。

つまり、第８図に示すように回転ヘッドＡ、Ｈの高さよ
り１記録トラック幅ｔだけ高さの異なる位置に再生専用
の回転ヘッドａ、ｂを設け、この回転ヘッドａ、ｂが１
フイールド前の記録トラックを走査するように配置する
。

そうすると、回転へ・ンドＡが第ｎ番目の記録トラック
を走査する前に、回転ヘッドａは第ｎ　＋　１番目の記
録トラックの色信号を再生していることになるので、第
３図の再生信号（Ｆ　Ｂ）にみられるように回転ヘッド
Ａ、Ｂが再生する輝度信号成分（ＩＹ、２Ｙ、３Ｙ、・
・・・・・）の前に回転ヘッドａ、ｂから圧縮された色
信号成分（ｌｃ′。

２Ｃ’、３Ｃ′、・・・・・・）が出力される。

したがって、回転ヘッドａ、ｂで再生された圧縮されて
いる色信号成分（ＩＣ′、２０′。

３０′、・・・・・りを時間軸伸長回路３３ａ、３３ｂ
において輝度信号成分ＩＹ、２Ｙ、３Ｙの再生出力と同
期して伸長するように制御すれば輝度信号と色信号の位
相を合致させることができ、色ずれを起すおそれが全く
なくなる。

この場合、回転ヘッドＡ、Ｈの高さと、再生専用の回転
ヘッドａ、ｂの高さは第９図に示すように各々の磁気ヘ
ッドＭ、、Ｍ２のギャップ部分の切り込みを非対称にす
ることによって段差ｔを形成し、各々回転ヘッド（Ａ、
Ｂ）、（ａ、ｂ）が隣接する記録トラック上を走査する
ように構成してもよい。

〔発明の効果〕

この発明のカラー映像信号記録方式は、上記したように
Ｙ／Ｃ分離記録方式を採用しているので記録、および再
生の過程で輝度信号と色信号が相互に干渉し、画質を劣
化子るという欠点がないという利点があり、ｌフィール
１分のカラー映像信号が１本の記録トラックに記録され
るので、従来の力、ラー低域変換記録方式とほぼ同様な
トラック幅、および記録密度とすることができる。

また、時間軸圧縮、および伸”長は比較的周波数帯域の
せまい色信号成分に対してのみ行っているので、そのた
めの回路構成が簡易化され、入出力回路も２系統あれば
よいから価格を押さえることができるという実用的な効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の記録方式におけるテープの巻付角を
示す説明図、第２図は磁気テープの記録トラックを示す
平面図、第３図は記録すべき信号および再生信号の時間
的な関係を示すタイムチャート、第４図はこの発明の記
録回路の一実施例を示すブロック図、第５図は時間軸圧
縮のためのブロック図、第６図は再生回路の一実施例を
示すブロック図、第７図は再生専用の回転ヘッドの配置
図、第８図、第９図は回転ヘッドの高さ位置を示す説明
図である。 図中、１０はＹ／Ｃ分離回路、１１は色復調回路、１３
は色信号処理回路（時間軸圧縮回路）、１４．１７はイ
コライザ、’１５．１８は変調回路、１６は同期信号分
離回路を示す。 １Ｃ２Ｃ３Ｃ４Ｃ 工 第７図 り 図面の浄書（内容に変更でｉ゛ 第８図 第９図 手続補正書動式） ％式％ 明の名称　カラー映像信号記録方式 、正をする者 事イ牛との関係　特許出願人 住所　東京部品用区北品用６丁目７番３５号名称　（２
１８）　ソニー株式会社 代表者　大　賀　典　雄 ４、代　理　人〒１５０ 東京都渋谷区桜丘町３１番１６号　奥の松ビル６階小林
特許事務所電話０３　（４９６）　１２５６番６、補正
の対象 図面 ７、補正の内容 第８図、第９図を別紙のように補正する。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘリカルスキャン方式の磁気記録装置において、回転ヘ
   ッドに対するテープ巻付角が１８０’＋αとなるように
   構成し、前記テープ巻付角が１８０”の範囲に対応する
   記録トラックの領域に１フィールド分の輝度信号を記録
   するとともに、残りのテープ巻付αの範囲に対応する記
   録トラックの領域に時間軸圧縮したｌフィール１分の色
   信号を記録することを特徴とするカラー映像信号記録方
   式。