JPS60237999A - アルカリホスフアタ−ゼ用乾式分析素子 - Google Patents
アルカリホスフアタ−ゼ用乾式分析素子Info
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- JPS60237999A JPS60237999A JP9303184A JP9303184A JPS60237999A JP S60237999 A JPS60237999 A JP S60237999A JP 9303184 A JP9303184 A JP 9303184A JP 9303184 A JP9303184 A JP 9303184A JP S60237999 A JPS60237999 A JP S60237999A
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- Japan
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- layer
- alkaline phosphatase
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、アルカリホスファターゼ(以下ムLPと略記
する)を定量するための改良された乾式分析素子に関す
る。
する)を定量するための改良された乾式分析素子に関す
る。
ALPは、すん酸モノエステラーゼの1種であシ、シん
酸モノエステルの加水分解を触媒する酵素である。
酸モノエステルの加水分解を触媒する酵素である。
これは動物の組織に広く分布し、殊に、骨、腸粘膜、腎
皮質、乳腺、乳汁、肝臓、胆汁、血清及び胎盤に存在し
ていることが知られている。
皮質、乳腺、乳汁、肝臓、胆汁、血清及び胎盤に存在し
ていることが知られている。
そして、ムLP活性の増加は、例えば、肝、腸又は骨に
関連する病気、あるいは受精の指標とされている。
関連する病気、あるいは受精の指標とされている。
そこで、1950年から、とのムLPの検出、更に進ん
で定量分析するための方法の研究が進められている。
で定量分析するための方法の研究が進められている。
従来、ムLPの検出又は定量方法としては各種の方法が
開発されている。
開発されている。
それらは大別して、ムLPの基質、すなわちりん酸のモ
ジエステル又はその塩にムLPを作用させ、直接色素を
放出させて、その色素濃度を測定する方法(例えば、特
公昭45−54872号、同52−42458号、特開
昭54−1043 ’90号参会報等参照)と、直接色
素を放出しない基質にムLPを作用させ、その生成物を
、酸化又は他の化合物と反応させて色素を生成させ、そ
の濃度を測定する方法(例えば、特公昭49−4294
9号、同45−27199号、特開昭55−10240
0号各公報等参照)とがある。
ジエステル又はその塩にムLPを作用させ、直接色素を
放出させて、その色素濃度を測定する方法(例えば、特
公昭45−54872号、同52−42458号、特開
昭54−1043 ’90号参会報等参照)と、直接色
素を放出しない基質にムLPを作用させ、その生成物を
、酸化又は他の化合物と反応させて色素を生成させ、そ
の濃度を測定する方法(例えば、特公昭49−4294
9号、同45−27199号、特開昭55−10240
0号各公報等参照)とがある。
これらは、いずれ本操作が煩雑であるという問題点があ
る。
る。
他方、上述のごとき従来の分析方法に対して操作性の簡
便なドライ・ケミストリイーを用い、その上高い定量性
を有する多層分析素子が知られている。例えば特公昭5
B−21677号、特開昭55−164556号、同5
7−125847号、同57−197466号及び同5
8−90167参照公報等に上記多層分析素子が記載さ
れている。
便なドライ・ケミストリイーを用い、その上高い定量性
を有する多層分析素子が知られている。例えば特公昭5
B−21677号、特開昭55−164556号、同5
7−125847号、同57−197466号及び同5
8−90167参照公報等に上記多層分析素子が記載さ
れている。
これら素子は、支持体上に、試薬層及び/又は展開層等
を設けたもので、その定量分析操作が簡便なものである
。しかしながら、既述のムLPの定量分析用に、前記の
多層分析素子を使用した公知例はない。
を設けたもので、その定量分析操作が簡便なものである
。しかしながら、既述のムLPの定量分析用に、前記の
多層分析素子を使用した公知例はない。
そこで本発明者等は、ムLPの定量分析用に、前記の多
層分析素子を使用することについて検討を重ねた結果、
本発明に到達した。
層分析素子を使用することについて検討を重ねた結果、
本発明に到達した。
本発明の目的は、操作が簡便であり、且つ保存安定性の
優れたALP定量用乾式分析素子を提供することにある
。
優れたALP定量用乾式分析素子を提供することにある
。
本発明を概説すれば、本発明はムLP定量用乾式分析素
子に関する発明であって、支持体上にムLPの基質が含
有されている層を有するムLPを定量するための乾式分
析素子において、該基質が該層中に微粉末の状態で含有
されていることを特徴とする。
子に関する発明であって、支持体上にムLPの基質が含
有されている層を有するムLPを定量するための乾式分
析素子において、該基質が該層中に微粉末の状態で含有
されていることを特徴とする。
ALPの基質としては、既述のように各種の物質が知ら
れているが、本発明の分析素子においては、ALPの作
用によって直接色素を放出する基質が好適である。その
ような基質としては、p−ニトロフェニルジん酸、チモ
ールフタレインシん酸、フェノールフタレイン〕ん酸及
びそれらの塩が知られている。
れているが、本発明の分析素子においては、ALPの作
用によって直接色素を放出する基質が好適である。その
ような基質としては、p−ニトロフェニルジん酸、チモ
ールフタレインシん酸、フェノールフタレイン〕ん酸及
びそれらの塩が知られている。
これらのうち、ムLPの作用で生成するチモールフタレ
インは、高アルカリ性(pH≧12)でないと発色しな
い点で、またフェノールフタレインは発色が極端に低い
点で、いずれもあまシ適当で力<、それに対して、p−
ニトロフェニルジん酸(以下、p−NPP と略記する
)又はその塩は、ALP活性が最高のpH10,4前後
で直接発色する色素を放出する点で、本発明の分析素子
用に最適のムLP基質である。
インは、高アルカリ性(pH≧12)でないと発色しな
い点で、またフェノールフタレインは発色が極端に低い
点で、いずれもあまシ適当で力<、それに対して、p−
ニトロフェニルジん酸(以下、p−NPP と略記する
)又はその塩は、ALP活性が最高のpH10,4前後
で直接発色する色素を放出する点で、本発明の分析素子
用に最適のムLP基質である。
一般に、分析試薬を多層分析素子中に組込むには、その
均一分散を確保するために、通常該試薬を適当な溶媒中
に溶解して溶液を造り、それを試薬層塗布液中に分散溶
解させて使用するか、該溶液をまず粉末p紙に含浸させ
、それを展開層中に分散させる方法が採られている。
均一分散を確保するために、通常該試薬を適当な溶媒中
に溶解して溶液を造り、それを試薬層塗布液中に分散溶
解させて使用するか、該溶液をまず粉末p紙に含浸させ
、それを展開層中に分散させる方法が採られている。
本発明者等は、この常法に従って、前記ムLPの基質を
多層分析素子に組込んだところ、いずれの場合にも、程
度の差はあるが、5℃における1日の保存で基質の分解
を示すフェノール類の生成が確認され、実用上不適当な
ものであることが判明した。
多層分析素子に組込んだところ、いずれの場合にも、程
度の差はあるが、5℃における1日の保存で基質の分解
を示すフェノール類の生成が確認され、実用上不適当な
ものであることが判明した。
そこで本発明者等は鋭意検討した結果、本発明における
微粉末分散法を見出した。
微粉末分散法を見出した。
本発明の分析素子におけるALP基質の粒度は、均一分
散の面から小さい程好ましいが、微粒子化の操作及びコ
スト上からの制限がある。しかして、本発明者等の実験
によれば、平均粒径が50μm以下であれば、大なる影
響はなく、1μm程度で、十分定量分析に実用できるこ
とを見出した。
散の面から小さい程好ましいが、微粒子化の操作及びコ
スト上からの制限がある。しかして、本発明者等の実験
によれば、平均粒径が50μm以下であれば、大なる影
響はなく、1μm程度で、十分定量分析に実用できるこ
とを見出した。
また、これらALPの基質粉末は、多層分析素子の展開
層中に分散させるのが好適であることも見出した。した
がって、識別能は劣るが、ムLPの基質粉末を、試薬層
又は反射層中に分散させてもよい。
層中に分散させるのが好適であることも見出した。した
がって、識別能は劣るが、ムLPの基質粉末を、試薬層
又は反射層中に分散させてもよい。
それ故、本発明の分析素子の構成は、支持体上に展開層
のみを有する構成、又は支持体上に少なくとも1層の親
水性コロイド層及び展開層を有する構成、あるいはこれ
らに必要に応じて他の試薬層及び/又は反射層を設けた
構成としてよい。
のみを有する構成、又は支持体上に少なくとも1層の親
水性コロイド層及び展開層を有する構成、あるいはこれ
らに必要に応じて他の試薬層及び/又は反射層を設けた
構成としてよい。
そして、ALPの基質を糾込む方法としては、基質を混
入させる層の塗布液として、該基質を溶解しない液を用
い、それに基質を添加し、均一に分散させればよく、そ
れには、分散剤、助剤、粉末F紙等を更に添加してもよ
い。しかして、この基質は、その添加前及び/又は添加
後(すなわち液中)に微粉砕して微粉末の状態とすれば
良い。
入させる層の塗布液として、該基質を溶解しない液を用
い、それに基質を添加し、均一に分散させればよく、そ
れには、分散剤、助剤、粉末F紙等を更に添加してもよ
い。しかして、この基質は、その添加前及び/又は添加
後(すなわち液中)に微粉砕して微粉末の状態とすれば
良い。
定量分析は、本発明の分析素子にムLP含有被検液、例
えば血清を滴下し、インキュベートしながら、生成する
加水分解物、例えばp−NPPの場合はp−ニトロフェ
ノールの濃度の経時変化を特定スペクトルで光学測定す
ることによシ行えばよい。
えば血清を滴下し、インキュベートしながら、生成する
加水分解物、例えばp−NPPの場合はp−ニトロフェ
ノールの濃度の経時変化を特定スペクトルで光学測定す
ることによシ行えばよい。
本発明の分析素子は、5℃における保存で3か月以上本
安定である。このことは、基質を組込む場合に、いずれ
かの時点でも、一旦溶解すると、保存安定性が極度に劣
化するものと推定される。
安定である。このことは、基質を組込む場合に、いずれ
かの時点でも、一旦溶解すると、保存安定性が極度に劣
化するものと推定される。
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されない。
るが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1
(1)塗布液調製
(、)試薬層−1
ゼラチン7.5F、)リイソプロビルナ7タレンスルホ
ン酸ナトリウム1f及び炭酸水素ナトリウム2.52f
を蒸留水80−に溶解後、4モル/lの水酸化す) I
Jウム水溶液でpHIG、4に調整し、次いで蒸留水を
加えて全量を1001に調整して、試薬層−1用塗布液
とした。
ン酸ナトリウム1f及び炭酸水素ナトリウム2.52f
を蒸留水80−に溶解後、4モル/lの水酸化す) I
Jウム水溶液でpHIG、4に調整し、次いで蒸留水を
加えて全量を1001に調整して、試薬層−1用塗布液
とした。
(b)試薬層−2
ゼラチン10f!及びトリイソプロピルナフタレンスル
ホン酸ナトリウム1fを蒸留水7〇−K 溶解後、c
2−ヒス(ビニルスルホニル)エタン[1!533fを
添加し、蒸留水を加えて全量用塗布液 を100tに調整して、試薬層−2Aとした。
ホン酸ナトリウム1fを蒸留水7〇−K 溶解後、c
2−ヒス(ビニルスルホニル)エタン[1!533fを
添加し、蒸留水を加えて全量用塗布液 を100tに調整して、試薬層−2Aとした。
(d)展開層
キシレン280−にスチレン−グリシジルメタクリレー
ト共重合体[共重合比9:1(重量比)]15f、)ラ
イドン!−100(0−Aアンドハース社製)10tを
加え溶解してキシレン溶液とした。硫酸!グネシウム@
7水和物をふるいにかけ200メツシュ以上の細かいも
のを42F、及び同じく200メツシュ以上の細かいp
−11PF・2ナトリウム・6水和物0.526Vを前
記キシレン溶液に添加後、サンドグラインダーによシ4
時間かくはんした後、ガーゼで炉遇し、ろ液1s5,7
1に粉末F紙0〔東洋F紙■製、500メツシュ以上〕
45tを加え、よくかくはんして展開層用塗布液とした
。
ト共重合体[共重合比9:1(重量比)]15f、)ラ
イドン!−100(0−Aアンドハース社製)10tを
加え溶解してキシレン溶液とした。硫酸!グネシウム@
7水和物をふるいにかけ200メツシュ以上の細かいも
のを42F、及び同じく200メツシュ以上の細かいp
−11PF・2ナトリウム・6水和物0.526Vを前
記キシレン溶液に添加後、サンドグラインダーによシ4
時間かくはんした後、ガーゼで炉遇し、ろ液1s5,7
1に粉末F紙0〔東洋F紙■製、500メツシュ以上〕
45tを加え、よくかくはんして展開層用塗布液とした
。
(2)分析素子製造
透明な膜厚的180 pm の下塗り済ポリエチレンテ
レフタレート支持体上に、試薬層−1用塗布液を250
μm の厚さにドクターブレードで塗布し、42f2℃
で40分間乾燥して、試薬層−1を得た。
レフタレート支持体上に、試薬層−1用塗布液を250
μm の厚さにドクターブレードで塗布し、42f2℃
で40分間乾燥して、試薬層−1を得た。
この試薬層−1上に、試薬層−2用塗布液を125μm
の厚さにドクターブレードで塗布し、42f2℃で30
分間乾燥して、試薬層−2を得た。
の厚さにドクターブレードで塗布し、42f2℃で30
分間乾燥して、試薬層−2を得た。
この試薬層−2上に展開層用塗布液を575μm の厚
さにドクターブレードで塗布し、42f2℃で30分間
乾燥して、本発明の分析素子を得た。
さにドクターブレードで塗布し、42f2℃で30分間
乾燥して、本発明の分析素子を得た。
こうして得た、分析素子の各層の組成を以下に示す。
(1)試薬層−1
ゼラチン 1 &75 f/wn”
トリイソプロピルナフタレ2スルホン酸ナトリウム 2
.5 17m”炭酸水素ナトリウム 43 f/Wl”
(1+)試薬層−2 ゼラチン 12.5 t/wr雪 トリイソオクチルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1
.25 17m”1.2−ビス(ビニルスルホニル)エ
タン 0.417P/m”(e)展開層 粉末F紙(0) 915 f/rn2 ト 2 イ ト y X −1001a417f/m”
スチレン−グリシジルメタクリレ−)(9:1)共重合
体15.6251F、/n” 硫酸マグネシウム・7水和物 4!S 75 f/m2
p−NPP*2ナトリウム・6水和物 α54817m
”この分析素子に、種々のムLP活性を有する血清を滴
下し、57℃で5分間保温した時の反射光学濃度(DR
)の経時変化をp−二)ロフェノールの410 mm
付近の吸収で測定した。その結果を第1図に示す。すな
わち第1図は、各種のムLP活性をもつ血清滴下時の濃
度の経時変化を、時間(分)(横軸)と反射光学濃度(
DR)(縦軸)との関係で示したグラフである。
.5 17m”炭酸水素ナトリウム 43 f/Wl”
(1+)試薬層−2 ゼラチン 12.5 t/wr雪 トリイソオクチルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1
.25 17m”1.2−ビス(ビニルスルホニル)エ
タン 0.417P/m”(e)展開層 粉末F紙(0) 915 f/rn2 ト 2 イ ト y X −1001a417f/m”
スチレン−グリシジルメタクリレ−)(9:1)共重合
体15.6251F、/n” 硫酸マグネシウム・7水和物 4!S 75 f/m2
p−NPP*2ナトリウム・6水和物 α54817m
”この分析素子に、種々のムLP活性を有する血清を滴
下し、57℃で5分間保温した時の反射光学濃度(DR
)の経時変化をp−二)ロフェノールの410 mm
付近の吸収で測定した。その結果を第1図に示す。すな
わち第1図は、各種のムLP活性をもつ血清滴下時の濃
度の経時変化を、時間(分)(横軸)と反射光学濃度(
DR)(縦軸)との関係で示したグラフである。
第1図に明らかなように、濃度と経時変化が比例してい
るので、これからムLP活性を定量することができる。
るので、これからムLP活性を定量することができる。
比較試験例1
以下のようにして、素子の保存安定性を対比試験した。
(1)水溶液
親水性コロイド溶液に、あらかじめ蒸留水中に溶解した
p−MPP・2ナトリウム・6水和物を添加して、試薬
層塗布液とした。
p−MPP・2ナトリウム・6水和物を添加して、試薬
層塗布液とした。
この塗布液は黄色を呈していた。これを支持体に塗布し
、乾燥して展開層とし、素子を作成した。乙の素子自体
も黄色を呈しておシ、反射吸収スペクトルを測定する4
10 nm 付近に強△ いピークを示した。また、本素子を5℃で1日保存後、
同様に反射吸収スペクトルを測定すると、410nm
の反射光学濃度は更に増大しておシ、経時劣化の著しい
ことが判明した。
、乾燥して展開層とし、素子を作成した。乙の素子自体
も黄色を呈しておシ、反射吸収スペクトルを測定する4
10 nm 付近に強△ いピークを示した。また、本素子を5℃で1日保存後、
同様に反射吸収スペクトルを測定すると、410nm
の反射光学濃度は更に増大しておシ、経時劣化の著しい
ことが判明した。
(2)有機溶液
前記(1)の基質をメタノール中に溶解し、キシレン中
に分散させた後、この液を粉末V紙に含浸させた。この
粉末F紙を減圧乾燥し、展開層塗布液中に分散させた。
に分散させた後、この液を粉末V紙に含浸させた。この
粉末F紙を減圧乾燥し、展開層塗布液中に分散させた。
こうして得た塗布液、及びこれを支持体に塗布し、乾燥
して得た素子も淡黄色を呈した。そして、この素子の反
射吸収スペクトルを測定すると、410nm 付近に弱
いピークしか示さなかった。しかし、この素子を5℃で
1日保存すると黄色を呈し、反射吸収スペクトルは41
0 nm 付近に強いピークを示した。
して得た素子も淡黄色を呈した。そして、この素子の反
射吸収スペクトルを測定すると、410nm 付近に弱
いピークしか示さなかった。しかし、この素子を5℃で
1日保存すると黄色を呈し、反射吸収スペクトルは41
0 nm 付近に強いピークを示した。
(3)本発明の微粉末
前記(1)の基質を微粉末状に粉砕し、非溶解性の展開
層塗布液中に直接分散した。こうして得た塗布液、及び
これを支持体に塗布し、乾燥して得た素子も、共に白色
を呈した。とれを5℃で1日保存後、その反射吸収スペ
クトルを測定すると、保存前と同様に、410nm 付
近にピークが見られなかった。そこで、40℃で強制劣
化試験を行ったところ、38目までスペクトルの変化は
なく、10日8でようやく弱いピークが確認できる程度
のDR変化を示した。それ故、本発明の素子は保存安定
性に優れていることが判明した。
層塗布液中に直接分散した。こうして得た塗布液、及び
これを支持体に塗布し、乾燥して得た素子も、共に白色
を呈した。とれを5℃で1日保存後、その反射吸収スペ
クトルを測定すると、保存前と同様に、410nm 付
近にピークが見られなかった。そこで、40℃で強制劣
化試験を行ったところ、38目までスペクトルの変化は
なく、10日8でようやく弱いピークが確認できる程度
のDR変化を示した。それ故、本発明の素子は保存安定
性に優れていることが判明した。
実施例2
粒度の差による性質の差を″調べた。
前記実施例1のものを標準としく1)、対照として、実
施例1の基質をふるいにかけ500メツシュ以上の細か
いものを用い、サンドグラインダー分散を行わない展開
層用塗布液を用いた素子(2)、また、同様に200メ
ツシュ以上の細かいものを用いるがサンドグラインダー
分散を行わない展開層塗布液を用いた素子(3)につい
て試験した。
施例1の基質をふるいにかけ500メツシュ以上の細か
いものを用い、サンドグラインダー分散を行わない展開
層用塗布液を用いた素子(2)、また、同様に200メ
ツシュ以上の細かいものを用いるがサンドグラインダー
分散を行わない展開層塗布液を用いた素子(3)につい
て試験した。
まず、各展開層用塗布液中の各基質の平均粒径な光学顕
微鏡で測定した。その結果を下記表1に示す。 − 表 1 次に、各種のALP活性を有する人血清を、これら5つ
の素子に滴下し、37℃でインキユベートシながら、反
射光学濃度(DR)を4分間測定した。
微鏡で測定した。その結果を下記表1に示す。 − 表 1 次に、各種のALP活性を有する人血清を、これら5つ
の素子に滴下し、37℃でインキユベートシながら、反
射光学濃度(DR)を4分間測定した。
第2図に、ムLP活性(K−U)(横軸)と、滴下4分
後のDRと2分後のDRの差(ΔDR)(縦軸)との関
係で表した検量線を示す。
後のDRと2分後のDRの差(ΔDR)(縦軸)との関
係で表した検量線を示す。
第2図から明らかなように、3本の検量線に有量差は寿
い。
い。
次に、これらの検量線にΔDRを代入して、同時再現性
(分析精度)を検討した。その結果を下記表2に相対標
準偏差(チ)として示す。
(分析精度)を検討した。その結果を下記表2に相対標
準偏差(チ)として示す。
表 2
表2から明らかなように、p−NPP・2Ma・6E、
0の粒径が小さくなるほど、相対標準偏差が小さく、且
つ一定であって良好である。これは、基質粒子が小さく
なるほど均一分散が可能となり、且つ分散状態が安定と
なり、単位面積当り ゛の付着量が一定化するためと推
定される。
0の粒径が小さくなるほど、相対標準偏差が小さく、且
つ一定であって良好である。これは、基質粒子が小さく
なるほど均一分散が可能となり、且つ分散状態が安定と
なり、単位面積当り ゛の付着量が一定化するためと推
定される。
更に、保存安定性について試験したところ、3つの素子
共、はぼ同じ安定性を示した。
共、はぼ同じ安定性を示した。
以上説明したように、本発明の分析素子は、ムLP活性
の定量測定を従来の分析技術よりも簡便に行えるもので
あり、また問題となる保存安定性についても常法の溶液
適用よシもはるかに優れており、もちろん分析精度も十
分満足できるという顕著な効果を奏するものである。
の定量測定を従来の分析技術よりも簡便に行えるもので
あり、また問題となる保存安定性についても常法の溶液
適用よシもはるかに優れており、もちろん分析精度も十
分満足できるという顕著な効果を奏するものである。
第1図は、本発明の分析素子の1実施例に各種ALP活
性をもつ血清を滴下したときの時間と反射光学濃度との
関係を示すグラフ、第2図は、本発明の分析素子におけ
る基質の粒径差に伴うムLP活性と反射光学濃度差との
関係を示すグラフである。 第1図 ALP遁姓(K−U) 第2図
性をもつ血清を滴下したときの時間と反射光学濃度との
関係を示すグラフ、第2図は、本発明の分析素子におけ
る基質の粒径差に伴うムLP活性と反射光学濃度差との
関係を示すグラフである。 第1図 ALP遁姓(K−U) 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、支持体上に、アルカリホスファターゼの基質が含有
されている層を有するアルカリホスファターゼを定量す
るだめの乾式分析素子において、該基質が該層中に微粉
末の状態で含有されていることを特徴とするアルカリホ
スファターゼ定量用乾式分析素子。 2、該分析素子が、支持体上に少なくと411層の親水
性コルイド層及び展開層を有して構成されておシ、該基
質が該展開層中に含有されている特許請求の範囲第1項
記載のアルカリホスファターゼ定量用乾式分析素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303184A JPS60237999A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | アルカリホスフアタ−ゼ用乾式分析素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9303184A JPS60237999A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | アルカリホスフアタ−ゼ用乾式分析素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6234492A Division JP2668656B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | アルカリホスファターゼ用乾式分析素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60237999A true JPS60237999A (ja) | 1985-11-26 |
JPH0561919B2 JPH0561919B2 (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=14071122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9303184A Granted JPS60237999A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | アルカリホスフアタ−ゼ用乾式分析素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS60237999A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412796A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-30 | Modrovich Ivan Endre | Diagonostic composition containing stabilizaed liquid phosphate and preparation thereof |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP9303184A patent/JPS60237999A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412796A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-30 | Modrovich Ivan Endre | Diagonostic composition containing stabilizaed liquid phosphate and preparation thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561919B2 (ja) | 1993-09-07 |
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