JPS6023648B2 - 塩化メチレンの安定化方法 - Google Patents
塩化メチレンの安定化方法Info
- Publication number
- JPS6023648B2 JPS6023648B2 JP14132276A JP14132276A JPS6023648B2 JP S6023648 B2 JPS6023648 B2 JP S6023648B2 JP 14132276 A JP14132276 A JP 14132276A JP 14132276 A JP14132276 A JP 14132276A JP S6023648 B2 JPS6023648 B2 JP S6023648B2
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- JP
- Japan
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- methylene chloride
- phosphite
- stabilizing
- weight
- stabilizer
- Prior art date
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- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化メチレンの分解を防止するための安定剤に
関するものであり、特に、ウレタンフオーム製造用の発
泡剤として使用する塩化メチレンの分解を防止する安定
化方法に関するものである。
関するものであり、特に、ウレタンフオーム製造用の発
泡剤として使用する塩化メチレンの分解を防止する安定
化方法に関するものである。
塩化メチレンはＣＱＣ１２で表わされるジクロロメタン
である。
である。
一般的に塩素化炭化水素は分解し易い化合物であり、溶
剤等として使用する場合は種々の安定剤を必要としてい
る。塩化メチレンは塩素化炭化水素の内でも比較的安定
な化合物であるが、激しい条件化では分解を起し易い。
塩化メチレンの用途として、ウレタンフオームの発泡剤
として使用する場合がある。
剤等として使用する場合は種々の安定剤を必要としてい
る。塩化メチレンは塩素化炭化水素の内でも比較的安定
な化合物であるが、激しい条件化では分解を起し易い。
塩化メチレンの用途として、ウレタンフオームの発泡剤
として使用する場合がある。
従釆は、発泡剤としてフロンが用いられていたが、フロ
ンは大気汚染の原因となるという学説が提示され、その
使用が問題となっており、かつフロンよりも安価な発泡
剤が求められていた。塩化メチレンはこれらの条件を満
足するものであるが、そのまま使用すると分解を起すと
いう欠点があった。塩化メチレンが分解を起すと、ウレ
タンフオームの発泡不良、着色等の原因となる。本発明
者は塩化メチレンの分解抑制に効果的な安定剤を見し、
出すべく、種々の研究検討を行った。
ンは大気汚染の原因となるという学説が提示され、その
使用が問題となっており、かつフロンよりも安価な発泡
剤が求められていた。塩化メチレンはこれらの条件を満
足するものであるが、そのまま使用すると分解を起すと
いう欠点があった。塩化メチレンが分解を起すと、ウレ
タンフオームの発泡不良、着色等の原因となる。本発明
者は塩化メチレンの分解抑制に効果的な安定剤を見し、
出すべく、種々の研究検討を行った。
特にウレタンフオーム用の発泡剤として使用できる安定
な塩化メチレンを得ることを目的とした。その結果、有
機ホスフアィト化合物が安定剤として濠れていることを
見し、出した。本発明は、これを要旨とするものであり
、即ち、安定剤として有機ホスフアィト化合物を使用す
ることを特徴とする塩化メチレンの安定化方法である。
有機ホスフアィト化合物は なる基を有 するものであり、特に い表わされる化 合物が一般的である。
な塩化メチレンを得ることを目的とした。その結果、有
機ホスフアィト化合物が安定剤として濠れていることを
見し、出した。本発明は、これを要旨とするものであり
、即ち、安定剤として有機ホスフアィト化合物を使用す
ることを特徴とする塩化メチレンの安定化方法である。
有機ホスフアィト化合物は なる基を有 するものであり、特に い表わされる化 合物が一般的である。
Ｒ，、Ｒ２、Ｒ３は同一のあるいは異る１価の有機基で
あり、好ましくはＲ，、Ｒ２、Ｒ３が同一の（Ｒ−０ナ
３Ｐで表わされる化合物である。Ｒ（Ｒ，、Ｒ２、Ｒ３
も同様）は、アルキル基、ァルケニル基等の脂肪族炭化
水素残基、フェニル基、置換フェニル基等の芳香族炭化
水素残基、またはその他の１価の有機基である。好まし
いＲは、炭素数２〜２以特に３〜１２のアルキル基を有
するトリアルキルホスフアイト、またはｐ（×：炭素数
１〜８のアルキル基、ｎ：０〜５の整数）で表わされる
トリフェニルホスファィトあるいはその置換体である。
あり、好ましくはＲ，、Ｒ２、Ｒ３が同一の（Ｒ−０ナ
３Ｐで表わされる化合物である。Ｒ（Ｒ，、Ｒ２、Ｒ３
も同様）は、アルキル基、ァルケニル基等の脂肪族炭化
水素残基、フェニル基、置換フェニル基等の芳香族炭化
水素残基、またはその他の１価の有機基である。好まし
いＲは、炭素数２〜２以特に３〜１２のアルキル基を有
するトリアルキルホスフアイト、またはｐ（×：炭素数
１〜８のアルキル基、ｎ：０〜５の整数）で表わされる
トリフェニルホスファィトあるいはその置換体である。
たとえば、トリブチルホスフアイト、トリへキシルホス
フアイト、トリス（２−エチルヘキシル）ホスフアイト
、トリデシルホスフアイト、トリフ，エニルホスフアイ
ト、トリス（Ｐーメチルフエニル）ホスフアィトなどが
好ましい有機ホスフアィト化合物である。その他、Ｒ，
、Ｒ２、Ｒ３が同一でない化合物、複数のホスフアィト
基を有する化合物等各種の有機ホスフアィト化合物が使
用できる。
フアイト、トリス（２−エチルヘキシル）ホスフアイト
、トリデシルホスフアイト、トリフ，エニルホスフアイ
ト、トリス（Ｐーメチルフエニル）ホスフアィトなどが
好ましい有機ホスフアィト化合物である。その他、Ｒ，
、Ｒ２、Ｒ３が同一でない化合物、複数のホスフアィト
基を有する化合物等各種の有機ホスフアィト化合物が使
用できる。
本発明の有機ホスフアィト化合物安定剤は、また他の塩
化メチレン用安定剤と併用することができる。
化メチレン用安定剤と併用することができる。
たとえば、アルキレンオキサィド、環状エーテル、ニト
ロアルカン、グリシジルエーテル、グリシジルヱステル
、アルコール、ェポキシ樹脂、その他の塩化メチレンの
分解を抑制する化合物と有機ホスフアィトを併用するこ
とができる。また、有機ホスフアィト化合物の添加量は
塩化メチレンに対して０．００５〜５重量％が適当であ
る。特に、有機ホスフアィト化合物を単独で使用する場
合は、０．５〜５重量％が好ましい。また、他の安定剤
と併用する場合は、０．００５％以上で効果が発揮され
る。本発明により安定化された塩化メチレンは、ウレタ
ンフオーム用の発泡剤としては勿論、溶剤、洗浄剤等に
も使用できるものである。
ロアルカン、グリシジルエーテル、グリシジルヱステル
、アルコール、ェポキシ樹脂、その他の塩化メチレンの
分解を抑制する化合物と有機ホスフアィトを併用するこ
とができる。また、有機ホスフアィト化合物の添加量は
塩化メチレンに対して０．００５〜５重量％が適当であ
る。特に、有機ホスフアィト化合物を単独で使用する場
合は、０．５〜５重量％が好ましい。また、他の安定剤
と併用する場合は、０．００５％以上で効果が発揮され
る。本発明により安定化された塩化メチレンは、ウレタ
ンフオーム用の発泡剤としては勿論、溶剤、洗浄剤等に
も使用できるものである。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない
。実施例 ポリオール（グリセリンをイニシエーターとしてプロピ
レオキサィドを付加した分子量約３０００ポリエーテル
ポルオール）１の重量部、アミン系触媒（トリェチレン
ジアミン）０．０丸重量部、および塩化メチレン２の重
量部とこの塩化メチレンに対して、１．の重量％または
２．の重量％の安定剤を添加したものを混合し、この混
合液を耐圧ビンに入れる。
発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない
。実施例 ポリオール（グリセリンをイニシエーターとしてプロピ
レオキサィドを付加した分子量約３０００ポリエーテル
ポルオール）１の重量部、アミン系触媒（トリェチレン
ジアミン）０．０丸重量部、および塩化メチレン２の重
量部とこの塩化メチレンに対して、１．の重量％または
２．の重量％の安定剤を添加したものを混合し、この混
合液を耐圧ビンに入れる。
エアーバス中で温度９ぴ０に保ち、２独特間加熱して加
速試験を行った。試験後、試料液を３の重量部の中性純
水で抽出分離した後、その水のｐＨを測定する。その結
果を下表に示す。加速試験前のｐＨは９．５であり、安
定剤を添加しない塩化メチレンを使用した場合の上記試
験結果は、ＰＨ３．１であった。
速試験を行った。試験後、試料液を３の重量部の中性純
水で抽出分離した後、その水のｐＨを測定する。その結
果を下表に示す。加速試験前のｐＨは９．５であり、安
定剤を添加しない塩化メチレンを使用した場合の上記試
験結果は、ＰＨ３．１であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 安定剤として有機ホスフアイト化合物を使用するこ
とを特徴とする塩化メチレンの安定化方法。 ２ 安定剤の添加量が塩化メチレンに対して０．００５
〜５重量％であることを特徴とする特許請求の範囲１の
塩化メチレンの安定化方法。 ３ 有機ホスフアイト化合物がトリアルキルホスフアイ
トあるいはアルキル基に置換基を有するトリアルキルホ
スフアイト置換体であることを特徴とする特許請求の範
囲１の塩化メチレンの安定化方法。 ４ 有機ホスフアイト化合物はトリフエニルホスフアイ
トあるいはフエニル基に置換基を有するトリフエニルホ
スフアイト置換体であることを特徴とする特許請求の範
囲１の塩化メチレンの安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14132276A JPS6023648B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 塩化メチレンの安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14132276A JPS6023648B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 塩化メチレンの安定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5365803A JPS5365803A (en) | 1978-06-12 |
| JPS6023648B2 true JPS6023648B2 (ja) | 1985-06-08 |
Family
ID=15289213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14132276A Expired JPS6023648B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 塩化メチレンの安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072979A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Daikin Ind Ltd | フルオロクロロ炭化水素組成物 |
-
1976
- 1976-11-26 JP JP14132276A patent/JPS6023648B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5365803A (en) | 1978-06-12 |
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