JPS6023445Y2 - ピストンの潤滑装置 - Google Patents
ピストンの潤滑装置Info
- Publication number
- JPS6023445Y2 JPS6023445Y2 JP5801280U JP5801280U JPS6023445Y2 JP S6023445 Y2 JPS6023445 Y2 JP S6023445Y2 JP 5801280 U JP5801280 U JP 5801280U JP 5801280 U JP5801280 U JP 5801280U JP S6023445 Y2 JPS6023445 Y2 JP S6023445Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- oil
- piston pin
- pin
- oil passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案はピストンの潤滑装置に関し、特にピストンピ
ンとピストンボス部との摺動部の潤滑装置に関する。
ンとピストンボス部との摺動部の潤滑装置に関する。
従来、ピストンボス部とピストンピンどの摺動部を潤滑
するために、第４図Ａ、Ｂに示すように、ピストンボス
部ａにピストンピンｂの軸心Ｃと直交する小孔ｄを透設
したり、第４図Ｃに示すように油掻きリング溝ｅからピ
ストンピンｂの周面ｆに向うオイル通路ｇを形成たりし
ていた。
するために、第４図Ａ、Ｂに示すように、ピストンボス
部ａにピストンピンｂの軸心Ｃと直交する小孔ｄを透設
したり、第４図Ｃに示すように油掻きリング溝ｅからピ
ストンピンｂの周面ｆに向うオイル通路ｇを形成たりし
ていた。
しかし、前者のものでは、クランクルーム内に飛散して
いる潤滑油深をピストンボス部ａに形威した小孔ｄから
取入れるようにしていることから、ピストンボス部ａと
ピストンピンｂとの摺接面に十分な量の潤滑油を供給す
ることができず、また、後者のものでは、油掻きリング
ｈにより掻落された潤滑油をピストンピンｂとピストン
ボス部ａとの摺接面に供給するようにしていることから
潤滑油を十分供給することはできるが、高さの小さな油
掻きリング溝ｅからオイル通路ｇを透設する加工が困難
であるうえ、２サイクルエンジンのピストンのように油
掻きリング溝を有しないものでは潤滑油を供給できない
という問題があった。
いる潤滑油深をピストンボス部ａに形威した小孔ｄから
取入れるようにしていることから、ピストンボス部ａと
ピストンピンｂとの摺接面に十分な量の潤滑油を供給す
ることができず、また、後者のものでは、油掻きリング
ｈにより掻落された潤滑油をピストンピンｂとピストン
ボス部ａとの摺接面に供給するようにしていることから
潤滑油を十分供給することはできるが、高さの小さな油
掻きリング溝ｅからオイル通路ｇを透設する加工が困難
であるうえ、２サイクルエンジンのピストンのように油
掻きリング溝を有しないものでは潤滑油を供給できない
という問題があった。
本考案はかかる点に鑑み提案されたもので、ピストンの
側面に開口しているピストン挿通孔の上側部分を凹設し
て油溜りを形威し、この油溜りから潤滑油通路をピスト
ンピンの周面に向けて透設したものである。
側面に開口しているピストン挿通孔の上側部分を凹設し
て油溜りを形威し、この油溜りから潤滑油通路をピスト
ンピンの周面に向けて透設したものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第１図は２サイクルエンジンのピストンの縦断面図、第
２図は要部拡大図、第３図は要部側面図であり、図にお
いて符号１はピストン本体、２゜３は圧縮リング、５は
ピストンピンであり、これは周知の構造で組付けられて
いる。
２図は要部拡大図、第３図は要部側面図であり、図にお
いて符号１はピストン本体、２゜３は圧縮リング、５は
ピストンピンであり、これは周知の構造で組付けられて
いる。
ピストン本体１のピストンボス部６に透設されたピスト
ン挿通孔７はピストン本体１の外周面８に開口しており
、ピストンピン挿通孔７の上側に位置する外周面８の一
部をピストンピン５の軸心方向Ｐへ凹陥させて油溜まり
９を形成腰この油溜まり９の奥壁１０からピストンピン
５とピストンボス部６との摺接面１１に向うオイル通路
１２が透設されている。
ン挿通孔７はピストン本体１の外周面８に開口しており
、ピストンピン挿通孔７の上側に位置する外周面８の一
部をピストンピン５の軸心方向Ｐへ凹陥させて油溜まり
９を形成腰この油溜まり９の奥壁１０からピストンピン
５とピストンボス部６との摺接面１１に向うオイル通路
１２が透設されている。
このオイル通路１２はピストンピン５の軸心方向Ｐに平
行な横穴１３と、ピストンボス部５に下面からピストン
ピン軸心方向Ｐに対して垂直に穿設した縦穴１４とで形
成である。
行な横穴１３と、ピストンボス部５に下面からピストン
ピン軸心方向Ｐに対して垂直に穿設した縦穴１４とで形
成である。
図中符号１５はピストンピン５に外嵌するコネクティン
グロッド、１６はピストン挿通孔７に内嵌されたスナッ
プリング、１７はシリンダ側壁である。
グロッド、１６はピストン挿通孔７に内嵌されたスナッ
プリング、１７はシリンダ側壁である。
なお、オイル通路１２の横穴１３は第２図に仮想線で示
すように、ピストンボス部６の内端に連通させることも
ある。
すように、ピストンボス部６の内端に連通させることも
ある。
以上の構成からなるピストンをシリンダ内で昇降させる
と、ピストンの下降時にシリンダ側壁１７に付着してい
た潤滑油が、下側の圧縮リング３で掻落されて、ピスト
ン挿通孔７の上側に形威した油溜り９からオイル通路１
２を経て、ピストンピン５とピストンボス部６との摺接
面１１の強制的に圧送される。
と、ピストンの下降時にシリンダ側壁１７に付着してい
た潤滑油が、下側の圧縮リング３で掻落されて、ピスト
ン挿通孔７の上側に形威した油溜り９からオイル通路１
２を経て、ピストンピン５とピストンボス部６との摺接
面１１の強制的に圧送される。
以上詳述したように、本考案はピストン挿通孔の上側に
位置するピストン外周面を凹陥させて油溜まりを形威し
、この油溜まりの奥壁からピストンピンの外周面に向う
オイル通路を透設したので、ピストンリングで掻落した
潤滑油をピストンの昇降移動によりピストンピンとピス
トンボス部との摺接面に圧送することができ、両者の摺
接面を効率良く潤滑することができる。
位置するピストン外周面を凹陥させて油溜まりを形威し
、この油溜まりの奥壁からピストンピンの外周面に向う
オイル通路を透設したので、ピストンリングで掻落した
潤滑油をピストンの昇降移動によりピストンピンとピス
トンボス部との摺接面に圧送することができ、両者の摺
接面を効率良く潤滑することができる。
また、ピストン挿通孔の上側を凹陥させ、そこにオイル
通路を形成するものであるから、オイルリング溝を利用
してオイル通路を形成する場合に較べてその加工が容易
であるうえ、２サイクルエンジンのピストンのように油
掻きリング溝を有しないものにも適用でき、広い範囲の
ピストンに応用するとかできる。
通路を形成するものであるから、オイルリング溝を利用
してオイル通路を形成する場合に較べてその加工が容易
であるうえ、２サイクルエンジンのピストンのように油
掻きリング溝を有しないものにも適用でき、広い範囲の
ピストンに応用するとかできる。
図面は本考案の実施例を示し第１図はピストンの縦断正
面図、第２図はその要部拡大図、第３図は第２図の側面
図、第４図はＡ、 Ｂ、 Ｃはそれぞれ従来例を示す第
２図相当図である。 １・・・・・・ピストン本体、５・・・・・・ピストン
ピン、７・・・・・ゼストン挿通孔、８・・・・・・１
の外周面、９・・・・・・油溜り、１０・・・・・・９
の奥壁、１２・・・・・・潤滑油通路。
面図、第２図はその要部拡大図、第３図は第２図の側面
図、第４図はＡ、 Ｂ、 Ｃはそれぞれ従来例を示す第
２図相当図である。 １・・・・・・ピストン本体、５・・・・・・ピストン
ピン、７・・・・・ゼストン挿通孔、８・・・・・・１
の外周面、９・・・・・・油溜り、１０・・・・・・９
の奥壁、１２・・・・・・潤滑油通路。
Claims (1)
- ピストン本体１の外周面８に開口するピストン挿通孔７
の上側部分をピストンピン５の軸心方向に凹陥させて油
溜り９を形威し、この油溜り９の奥壁１０からピストン
ピン５の周面に向う潤滑油通路１２を透設してなるピス
トンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5801280U JPS6023445Y2 (ja) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | ピストンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5801280U JPS6023445Y2 (ja) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | ピストンの潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56157308U JPS56157308U (ja) | 1981-11-24 |
| JPS6023445Y2 true JPS6023445Y2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=29652501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5801280U Expired JPS6023445Y2 (ja) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | ピストンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023445Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-25 JP JP5801280U patent/JPS6023445Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56157308U (ja) | 1981-11-24 |
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