JPS602343B2 - ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子 - Google Patents

ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子

Info

Publication number
JPS602343B2
JPS602343B2 JP51011879A JP1187976A JPS602343B2 JP S602343 B2 JPS602343 B2 JP S602343B2 JP 51011879 A JP51011879 A JP 51011879A JP 1187976 A JP1187976 A JP 1187976A JP S602343 B2 JPS602343 B2 JP S602343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
lower alkyl
same
homopolysaccharide
cholesteric liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51011879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5294882A (en
Inventor
潤 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP51011879A priority Critical patent/JPS602343B2/ja
Priority to DE19772704776 priority patent/DE2704776A1/de
Priority to FR7703371A priority patent/FR2340359A1/fr
Publication of JPS5294882A publication Critical patent/JPS5294882A/ja
Priority to US05/879,511 priority patent/US4132464A/en
Publication of JPS602343B2 publication Critical patent/JPS602343B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/132Thermal activation of liquid crystals exhibiting a thermo-optic effect
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/38Polymers
    • C09K19/3804Polymers with mesogenic groups in the main chain
    • C09K19/3819Polysaccharides or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K11/00Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00
    • G01K11/12Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using changes in colour, translucency or reflectance
    • G01K11/16Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using changes in colour, translucency or reflectance of organic materials
    • G01K11/165Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using changes in colour, translucency or reflectance of organic materials of organic liquid crystals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なライオトロピツク型のコレステリック液
晶相組成物およびそれを包含した素子に関する。
液晶は、すでに知られているように、分子の配列構造に
よってスメクチツク型、ネマチツク型、コレステリック
型の3種に分類されている。
そのなかで、本発鰯に係る液晶相組成物は、コレステリ
ック型液晶に属する。さらに詳しくは、この液晶は、溶
媒の作用が必要であり、ライオトロピツク(親液性)液
晶とよばれている。コレステリック型液晶は、主として
コレステリツク系化合物のェステルである。
このような化合物は、例えば、コレステリンカルポン酸
ェステル、コレステリンの炭酸ェステルなどのようなコ
レステリン誘導体である。これらの化合物はそのものの
種類やそれと他の化合物との混合割合、さらに、たとえ
ば温度、電界、雰囲気、圧力等の外的条件の変化によっ
て星色が変化、すなわち、入射光を選択的に反射すると
いう特性が知られており、またその特性ゆえに利用され
てきた。しかし他方において、コレステリン誘導体は紫
外線、熱、酸素分子等の影響を受けやすく、安定性が悪
いということが欠点とされている。さらに、ラィオトロ
ピック液晶としては、脂肪酸アルカリ塩および多くのア
ニオン界面活性剤、また高分子ではポリーッ−ペンジル
−Lーグルタメートなどが知られている。これらは、溶
媒の作用によって液晶の一般的性質である強い複屈折性
を示し、また、それらの外観は「透明なゼリー状のもの
からワックス状のものまで種々のものがある。しかし、
コレステリック系化合物のように強く呈色するラィオト
ロピツク型液晶は今まで全然知られていない。本発明者
は、コレステリック液晶特性を呈示する今までの化合物
群とは全く異質なホモ多糖類誘導体の高濃度溶液は、可
視光線を選択的に反射し、それの置かれた条件(特に温
度)の変動によって無色透明−すみれ色−緑色−黄色−
赤色−無色透明の領域で可逆的に呈色するということを
発見した。
本発明の液晶相組成物は特定のホモ多糖類叢導体の高濃
度溶液からなる。
そして、本発明の素子は、そのような液晶相組成物を二
枚の板の間に挟み、その外周部をシールした構成を有す
る。この素子は、コレステリック液晶の選択反射による
呈色変化を外部から透視観察可能にするため、それを内
包する包囲体(すなわち、2枚の板)の少なくとも一部
は透明である必要がある。本発明の素子は、従前のコレ
ステリック液晶を内包した素子と同様に、温度計、非破
壊検査装置、液晶をマトリック化して選択回路と組み合
せた光散乱表示装置、等の部品として利用することがで
きる。その他、本発明に係る素子の応用例としては、米
国特許3114斑6;私10997:3529156;
3666948;37××35:379斑滋;総612
13:および393磯17に開示されるような液晶装置
への利用が挙げられる。本発明のコレステリック液晶物
質は、同じ立体・構造を有するグリコピラノースからな
る線状ホモ多糖類の誘導体である。そのような線状ホモ
多糖類としては、セルロース、アミロース、プルラン、
デキストラン等が挙げられる。中でも、セルロースは、
廉価で入手し易く、かつ得られる液晶の安定性が大きい
ので好ましい。これらの多糖類の平均重合度は、約10
から約500の範囲である。重合度が低過ぎると液晶相
組成物が呈色変化を示す温度範囲が非常に挟くなり、液
晶としての実用性に乏しくなる(星色変化温度範囲が平
均重合度一の低下とともに狭小化することは、後記具体
例「重合度依存性」を参照されたい。)逆に、重合度が
高過ぎると可視光線を選択散乱する分子の秩序形成に不
均一性が残り、発色が非常に悪くなる。これらのホモ多
糟類の誘導体は、糖の水酸基の少なくとも一部をエーテ
ル化又はェステル化した化合物である。そのような化合
物は、多糖類の代表例としてセルロースを引用すると下
記式で表わすことができる。上式において、R‘ま日又
は である。
上記Rを示す式1において、×は直接結合または−CO
−であり;R,は水素原子または未贋襖低級アルキル基
であり、R2は水素原子、水酸基、未置換低級アルキル
基、および、ヒドロキシもしくはハロゲンで置換された
低級アルキル基の中から選ばれた一員であって(但し、
R,およびR2が共に水素原子である場合を除く)、R
,およびR2は同一でも相違してもよく、nは1以上の
整数である。
上述の一般式1で表わされた置換基を導入したホモ多糖
類誘導体自体は公知であって、これらは次のように製造
することができる。例えば、8−ヒドロキシプロピルセ
ルロース、8−ヒドロキシブチルセルロース、Qーメチ
ルー3ーヒドロキシプロピルセルロース、8ーヒドロキ
シプチルセルロースおよび8ーヒドロキシ−y−クロロ
プロピルセルロースは、それぞれ、セルロースに対し、
プロピレンオキシド、1・2−ブチレンオキシド、2・
3ーブチレンオキシド、8ーブチロラクトンおよび3ー
クロルプロピレンオキシドのようなエーテル化またはェ
ステル化剤を付加せしめることによって調製できる。こ
れらの調製法の詳細は、例えば、特公昭37一2199
同42一10640同43一2020止同45−475
4同45−9398および同45−10354、米国特
許2985501、ならびにG.Montegudet
、 Compt.Rend.、 244、2718(1
957)に開示されている。さらに、例えば、B・y・
6−トリヒドロキシブチルセルロースは、米国特許24
55雌3に開示されるようにセルロースに3・4ーエポ
キシ−1ーブテンを付加して8−ヒドロキシブテニルセ
ルロースを得、これをさらに過マンガン酸カリ稀薄水溶
液で処理することによって8ーヒドロキシプテニルセル
ロースの不飽和結合に水酸基を付加すれば得られる。
また、aーヒドロキシ−y−クロロブチルセルロースお
よび8・y−ジヒドロキシ−6ーブロモプチルセル。ー
スは、上述のようにして得たB−ヒドロキシブテニルセ
ルロースの不飽和結合に、それぞれ、塩化水素および次
亜臭秦酸を付加すれば縛られる。前述のように、本発明
で使用するホモ多糖類の誘導体は、多糖類中の水酸基の
少なくとも一部が前記一般式1で表わされる基で鷹撰さ
れた構造をもっている。
そして、ホモ多糖類誘導体中に存在する上記一股式1で
表わされる鷹換基の割合は、ホモ多糖類のアンヒドログ
ルコース単位当り、ホモ多糖類と結合したエーテル結合
またはェステル結合した単位の平均の数(この平均の数
は−匁処こ「M.S.」と略称される。「M.S.」な
る用語は、S,G.Cohen、日,C,HaaS、J
,Am,Chem,S比.・72・39払(1950)
に説明されている。)として表わすならば約2.0以上
である。概して、M.S.が約2.0〜約5.0のもの
が有利に用いられる。M.Sが約2.0より小さいと極
性溶媒への溶解性が低下して均一溶液を形成し難く、本
発明が目的とするコレステリツク液晶が得難い。また、
5.0を越えるM.S.をもつホモ多糖類誘導体は概し
て製造が容易でない。なお、ホモ多穫類分子中の各アン
ヒドログルコース単位は3つの水酸基をもっている。ホ
モ多糖類をアルカリ条件下にエーテル化またはェステル
化剤で処理すると3つの水酸基は少なくとも部分的にエ
ーテル化またはェステル化されて前記一般式1で表わさ
れる基となる。ホモ多糖類にエーテル結合またはェステ
ル結合した単位の数は、アンヒドログルコース単位当り
、3より大きくなり得る。何故ならば、各水酸基に2以
上のエーテル化またはェステル化剤が結合し得るからで
ある(各水酸基にエーテル結合またはェステル化剤結合
せる単位の数が前記一般式1中の「n」に相当する)。
本発明において使用する極性溶媒は、前記した多糖誘導
体を溶解することができるものであるならばどれであっ
てもよく、特に限定されることがない。
これらの溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、2
種類もしくはそれ以上の溶媒を混合して使用してもよい
。また、単独溶媒としては不適当であっても混合溶媒と
して使用した場合に限って適当であるような溶媒は、混
合溶媒として使用してもよい。好ましい溶媒としては、
水、低級脂肪族アルコール(例えば1級アルコール:メ
タノール、エタノール、nープロバノール、イソプロパ
ノール、nーブタ/ール、2−メトキシエタノール、2
ークロロェタノール;2級アルコール:エチレングリコ
ール、ブロピレングリコール;ぎ酸、乳酸のような脂肪
酸;シクロヘキサノールのような脂環式アルコール;ア
セトンのような低級脂肪族ケトン:メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、n−ブチルセ。ソルブのようなセロ
ソルブ;ジオキサン;ジメチルスルホキシドのような硫
黄含有化合物;ならびにN・N一ジメチルホルムアミド
、ホルムアミド、N−メチルホルムァミド、N−メチル
ピロリドンのような窒素含有化合物などをあげることが
できる。またこの発明の有利な1態様に従うと、水、ェ
タ/−ル、ブロピレングリコール、あるいはその混合物
を溶媒として使用するのが好ましい。なぜなら、このよ
うな溶媒は実質的に人体に無害もしくは無毒であるので
、得られるコレステリツク液晶を日常用品、例えば食品
、コップ、玩具、装身具、ステンドグラス、花ぴんなど
に有利に利用できるからである。本発明のラィオトロピ
ツク型のコレステリツク液晶が呈色挙動を示すうえで、
特に重要なのは、ホモ多糖類議導体の濃度である。
ホモ多糖類議導体溶液は温度変化に応じてその呈色を変
える(通常、すみれ色から赤色までの範囲に亘る)が、
概して、低濃度溶液は低温領域(例えば下限温度はマイ
ナス数十度Cに達する。)で呈色し、濃度の増大に伴い
呈色変化を示す温度領域が増大し、濃度が非常に高くな
ると溶媒の沸点以下までの温度で呈色する。なお、かか
る液晶は脱溶媒すると、たとえば呈色する温度条件下の
ままで脱溶媒すると、呈色した状態で固化し、固体膜と
なる。概して、比較的実現し易い温度領域において呈色
変化を生起せしめるには、ホモ多糖類誘導体濃度の下限
は約5の重量%である。例えば、8−ヒドロキシプロピ
ルセルロース(M.S.=32、平均重合度175)の
水溶液の呈色温度範囲は濃度に依存して次のように変動
する。
水溶液濃度 呈色温度範囲■(重量ゑ) T的眼
(す勢狸)」P眼(赤色)56 一30**
360 4 4567
16 57 71 37 66妾 *66℃を越えると溶液は白濁となる。
*過冷却状態 本発明のライオトロピツク型のコレステリック液晶が呈
色変化挙動を示す温度範囲は、上述のように濃度のほか
、ホモ多糠類誘導体の種類および重合度、溶媒の種類、
ホモ多糖類に対する前述のように置換基の導入の程度に
依存して変動する。
以下、これらの事実を示す若干の実験例を示す。なお、
本明細書において呈色温度範囲の測定は次のように行っ
た、2枚のガラス板(それぞれ大きさ30脇×30肋、
厚さ約1.1豚)の間に試料を挟み(試料厚さ約0.5
凧、直径約15■の円形)、その後周囲をェポキシ樹脂
で封じた。この試料を陣温槽内で悪紙のうえに直き、室
温(20℃)を基準にして陣温槽内温度を上昇または下
降せしめた。昇溢は6ぴ0/分の速度で行ない、また、
冷却は室温から0℃までは−1.6℃/分、0℃から−
2ぴ0までは−1.チ○/分、一2び○から一3び0ま
では−1.0℃/分、一30℃から一4ぴ0までは一0
.5℃/分の速度でそれぞれ行なった。‘ィー ホモ多
糖類譲導体の種類および溶媒の種類と呈色温度範囲との
関係(6り重量%溶液、平均重合度約175のセルロー
ス譲導体について測定)* 上限温度を越えると白濁渋
渋 一40℃以下未観察 ■ ホモ多糖類誘導体の種類依存性 (平均重合度175のセルロース誘導体の75重量努メ
タノール溶液Kついて測定)け 置換度依存性(クーヒ
ドロキシフ。
ロゼレセレロース75館談メタノ}そ客液について測定
)8 重合度依存性(夕−ヒドロキシプロピルセルロー
スの水溶液について測定)*20℃KおMて2重量努水
溶液について測定。
また、MS.=3.0、粘度(20℃2重量多水溶液)
800・cps、平均重合度600の汐−ヒドロキシプ
ロピルセルロースの56重量離水溶液は顕著な呈色変化
を示した。的 溶媒の種類依存性 (クーヒドロキシプロピ′ルルロース(MS.白3.2
、平均重合度175)おょびターヒドロキシブチルセル
ロース(M.S.=3.1、平均重合度175)のそれ
ぞれ667重量多溶液について測定)* −40℃未満
では未観察 ** 42℃を超える温度では白濁 本発明で使用する液晶相組成物はその中に添加剤を配合
することができる。
添加剤は、使用する溶媒に溶解する化合物なら、低分子
及び高分子の別に関係なく、ホモ多糖類議導体重量の約
5割までそれを加えても星色する。低分子の添加剤とし
ては、中性の各種界面活性剤、例えばグリセリンモノス
テアレート、プロピレングリコールモノステアレート、
ソルビタントリステアレートなどがあり、一方、高分子
の添加剤としては、ポリエチレングリコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、多糖類誘導体などで、
使用する極性溶媒に可溶な高分子物質などがある。さら
に、極性溶媒に可溶であるなら、無機化合物、ネマチツ
ク液晶、コレステリック液晶等も任意に添加することが
できる。さらに、呈色の度合を強化するために、黒色粉
末(例えばカーボンブラック)を添加することができる
。なぜなら、このようにした場合、選択反射効果を基板
の黒色面ばかりでなく、液晶内でも強調することができ
るからである。また、当然であるが、本発明で使用する
液晶形成化合物として、2以上のホモ多綾類誘導体を混
合物として用いることも可能である。本発明で使用する
液晶は、その溶媒が消失して液晶が無色となっても、再
び適量の溶媒を加えて溶液形態で復元すれば、最初と同
様な呈色を示す。
本発明で使用する液晶は、ラィオトロピツク液晶である
ため、溶媒が蒸発しないような環境に置く必要がある。
しかし、本発明で使用する液晶は、それが多糖系である
ために、紫外線、熱、酸素等の製造、使用時における外
部刺激に対しては非常に安定である。とりわけ、セルロ
ースのエーテル化誘導体は、かかる安定度が非常に大で
ある。本発明で使用する液晶は、液状であるために、包
囲体に容易に充填しかつ積層することが可能である。
以下、積層パネルを例にとって、本発明の液晶素子をさ
らに詳細に説明する。
周知のように、第1図に示したような構成が積層パネル
の基本である。
この積層パネルにおいて、液晶4を内包する包囲体を構
成する基板1及び2は、ガラス、金属、セラミックス、
プラスチック等から構成されており、この基板の少なく
とも一方は透明板であることが必要である。この穣届パ
ネルを製造する一般的な方法は、下方の基板2の中央に
液晶粘鋼液4をたらし、その基板の端部に必要な厚さ(
0.01〜5豚)のスベーサ−3を置き、その上に上方
基板1を重ね、さらに、必要に応じて、加温(40〜7
0こ0)してプレスすることからなる。周囲をシーリン
グ材で覆って溶媒の蒸・発を防止する。液晶を内包する
包囲体の一部に発熱機能又は冷却機能を付与すると熱エ
ネルギーによって呈色程度を自動的に制御することがで
きる。これを示した例が第2図及び第3図の構成図であ
る。これらの構成図から明らかなように、上述のような
働きを示す熱素子5は基板1に組み込まれている。第2
図及び第3図において、6は電源、7は電流制御部であ
る。熱素子5による加熱は液晶を直接加熱してもよく、
さもなければ、基板を通して間接的に加熱してもよい。
但し、加熱と冷却とを同一の素子で行なう場合には、第
2図のような構成を採用した方が効果的である。第3図
の場合には、基板を通して加熱を行なうため、より均一
な加熱を達成することができる。さらに、熱素子を所望
とする画像パターンもしくはマトリックスとして一枚の
基板に分布させて利用することもできる。加熱用の熱素
子としては、金属酸化物(例えばSの2、ln203)
の透明発熱膜を有するガラスまたはセラミックス、カー
ボンブラックを含有する発熱樹脂膜(例えばミサト株式
会社より市販されている“プラヒート”)、チタン酸バ
リウム系半導体セラミックスのPTC板、ニクロム処理
又は鉄クロム処理せる発熱体、発熱塗料を塗布した板、
その他をあげることができる。さらに、冷却及び加熱の
両作用を併せて呈示する熱素子として、ベルチェ効果を
奏する熱電体、例えば小松エレクトロニクス社より市販
されているサーモェレメント、をあげることができる。
第4図には、ベルチェ効果を奏する金属と半導体とから
なる熱電体の一態様が結線図として示されている。
図中、11,12及び12′は金属板、13はP型半導
体(由は正孔を示す)、14はN型半導体(8は電子を
示す)、15は直流電流源、そして16は電流制御部で
ある。この図に示す極性の下において、N型半導体14
では電子(e)が金属板11から12′に向って移動し
、このとき、電子は、金属板11で熱を吸収しそして金
属板12′で熱を放出する。同じく、P型半導体13で
は、正孔(由)が金属板11から12に向って移動し、
このとき、正孔は金属板11で熱を吸収し、そして金属
板12で熱を放出する。さらに、スイッチ17または1
8の接点を切換えて通電電流の方向を反対にした場合、
熱の移動方向も反対となる。従って、この金属板を基体
として液晶積層体を調製した場合、加熱及び冷却の作業
を1個の熱電体で行なうことが可能となり、よって、呈
色や呈色の変化を先の加熱法より一層優れて自動制御す
ることが可能となる。マイクロ波、電子ビーム、レーザ
ー、超音波等のエネルギーを液晶積層体に付与すること
によって皇色や呈色の変化を惹起させることもできる。
特にマイクロ波の場合には、透明発熱膜を設けたガラス
基板にゥズ電流を発生させ、よってそれを速やかに発熱
させる効果がある。これは、一般のガラス基板にマイク
。波をあてた場合の効果と比較してより効果が大である
。以下、具体例をあげて本発明をさらに詳しく説明する
実施例 1平均重合度250の8ーヒドロキシプロピル
セルロース(M.S.=3.2)を用意した。
2夕の8ーヒドロキシプロピルセルロースを10私のメ
タノールに完全に溶解して透明な均一の溶液を得た。
次に、溶媒であるメタ/ールを45o0の温風乾燥器中
で蒸発させて高粘稲液とし、ライオトロピック型の液晶
物を得た。8ーヒドロキシプロピルセルロースとメタノ
ールの割合(重量)が約5:3である砧鋼液をスライド
ガラス間に挟んで積層体とし、一20qoに冷却した。
すると、室温では無色透明であった液が、それを黒紙の
上に敷遣して白色光をあてると、赤色に変った。温度を
室温に戻すともとの無色透明な液となった。実験を繰返
したが呈色は同様であつた。8−ヒドロキシプロピルセ
ルロースとメタノールの割合(重量)が約10:3であ
る高粘樹液は、室温でも可視光線を選択散乱し、赤、黄
、緑、すみれ色の各色に着色した。
この液は、温ためると、すみれ色から赤色方向に呈色変
化し、一方、冷却すると、赤色からすみれ色方向に呈色
変化した。さらに、この液は、手で加圧するだけでも客
易に呈色変化した。同様に、溶媒のきl帖言が増加する
と、すみれ色から赤色方向に呈色変化した。また、手に
よる加温程度でも呈色変化が発生した。8−ヒドロキシ
プロピルセルロースとメタノールの組合せにおいて、メ
タノールの割合(重量)がさらに少なくなると、例えば
7:1では、得られる液晶は室温において流動性がなく
なり、また、それを積層化した場合には、無色透明の非
常に粘度の高い状態に変化する。
しかし、加温(40〜60℃)すると、すみれ色から緑
、黄、赤と呈色変化する。この温度と呈色の関係は、溶
媒量の微かな変化に依存している。積層体の温度を室温
にもどすと、無色透明な積層体となる。このように、本
発明の液晶は、溶媒比率の多少によってマイナス数十度
Cからプラス数十度C程度と非常に広い範囲の温度にわ
たって呈色変化が起る特異なラィオトロピツク型のコレ
ステリック液晶であった。実施例 2 平均重合度35の8−ヒドロキシプロピルアミロース(
M.S.=3.4)を用意した。
このセルロースを前記例1と同様に処理して、濃度82
%のラィオトロピツク型のコレステリック液晶物を得た
呈色変化が起る温度範囲は5℃(すみれ色)〜1チ0(
赤色)であった。実施例 3 平均重合度100の、ヱステル結合を有するセルロース
誘導体(B−ヒドロキシブチリルセルロース、M.S.
=2.9)を用意した。
このセルロース誘導体の2夕を1ow‘のアセトンに完
全に溶解して透明な均一溶液とした。
引き続いて、前記例1と同様にしてアセトンを蒸発させ
て高粘糠液を得、よってラィオトロピック型のコレステ
リック液晶物とした。
溶媒の誘導体の比率が前記例1の場合とほぼ同じ条件下
の時に呈色を示した。
しかし、この例では多少赤色系にシフトする煩向が見ら
れた。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、いずれも本発明の好ましい態様を説明した
ものであり、第1図は、本発明に係る液晶素子の構成図
、第2図及び第3図は、本発明に係る液晶素子を利用し
た自動制御系の回路図、そして、第4図はベルチェ効果
の原理を示した原理図である。 なお、これらの図面において、1及び2は液晶を内包す
る素子を構成する基板であり、3はスベーサーであり、
4は液晶であり、5は発熱及び(又は)冷却作用する熱
素子であり、6は電源であり、そして、7は電流制御部
である。 ガ′ 1 図 乳′ 2 図 ガ′ 三 図 ガ′ 4 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同じ立体構造を有するグリコピラノースからなる平
    均重合度約10ないし約500の線状ホモ多糖類の水酸
    基の少なくとも一部を下記一般式Iで表わされる基で置
    換してなるホモ多糖類誘導体を極性溶媒に溶解してなる
    濃度約50重量%以上の均一溶液からなる可視光線を選
    択散乱し得るライオトロピツク型のコレステリツク液晶
    相組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 上式Iにおいて、
    Xは直接結合または−CO−のいずれかであり;R_1
    は水素原子または未置換低級アルキル基であり、R_2
    は水素原子、水酸性、未置換低級アルキル基、および、
    ヒドロキシもしくはハロゲンで置換された低級アルキル
    基の中から選ばれた一員であって(但し、R_1および
    R_2が共に水素原子である場合を除く)R_1および
    R_2は同一でも相違してもよく;nは1以上の整数で
    ある。 2 同じ立体構造を有するグリコピラノースからなる平
    均重合度約10ないし約500の線状ホモ多糖類の水酸
    基の少なくとも一部を下記一般式Iで表わされる基で置
    換してなるホモ多糖類誘導体を極性溶媒に溶解してなる
    濃度約50重量%以上の均一溶液からなる可視光線を選
    択散乱し得るライオトロピツク型のコレステリツク液晶
    相組成物が二枚の板の間に挾まれ、その外周部がシール
    された構成を有し、且つ、該二枚の板の少なくとも一部
    が透明であることを特徴とする液晶素子。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 上式Iにおいて、Xは直接結合または−CO−のいず
    れかであり;R_1は水素原子または未置換低級アルキ
    ル基であり、R_2は水素原子、水酸基、未置換低級ア
    ルキル基、および、ヒドロキシもしくはハロゲンで置換
    された低級アルキル基の中から選ばれた一員であって(
    但し、R_1およびR_2が共に水素原子である場合を
    除く)R_1およびR_2は同一でも相違してもよく;
    nは1以上の整数である。
JP51011879A 1976-02-06 1976-02-06 ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子 Expired JPS602343B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51011879A JPS602343B2 (ja) 1976-02-06 1976-02-06 ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子
DE19772704776 DE2704776A1 (de) 1976-02-06 1977-02-04 Fluessigkristallelement, verfahren zu seiner herstellung sowie verwendung desselben
FR7703371A FR2340359A1 (fr) 1976-02-06 1977-02-07 Element a cristal liquide
US05/879,511 US4132464A (en) 1976-02-06 1978-02-21 Liquid crystal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51011879A JPS602343B2 (ja) 1976-02-06 1976-02-06 ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5294882A JPS5294882A (en) 1977-08-09
JPS602343B2 true JPS602343B2 (ja) 1985-01-21

Family

ID=11790006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51011879A Expired JPS602343B2 (ja) 1976-02-06 1976-02-06 ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS602343B2 (ja)
DE (1) DE2704776A1 (ja)
FR (1) FR2340359A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4132464A (en) * 1976-02-06 1979-01-02 Hideki Ishii Liquid crystal device
JPS559655A (en) * 1978-07-08 1980-01-23 Ishii Hideki Cholesteric liquid crystal, and liquid crystal display using the same
DE2934503A1 (de) * 1979-08-25 1981-03-26 VDO Adolf Schindling AG, 60326 Frankfurt Elektrische heizeinrichtung fuer eine fluessigkristallzelle
EP0146841A3 (de) * 1983-12-17 1986-11-20 Consortium für elektrochemische Industrie GmbH Wasserlösliche Mischether des beta-Cyclodextrins und ein Verfahren zu ihrer Herstellung
EP0147685B1 (de) * 1983-12-17 1989-04-26 Hoechst Aktiengesellschaft Ether des beta-Cyclodextrins und ein Verfahren zu ihrer Herstellung
FR2603596B1 (fr) * 1986-09-10 1991-10-04 Silec Liaisons Elec Revetements thermo-indicateurs et leurs compositions
DE4418076C2 (de) * 1994-05-24 2000-06-21 Daimler Chrysler Ag Effektlack bzw. Effektlackierung, insbesondere für Fahrzeugkarosserien, unter Verwendung von flüssigkristallinen Interferenzpigmenten
AU8340598A (en) * 1998-07-23 2000-02-14 Francisco Hernandez Vidal, S.A. Lollipop with luminous stick
CN112649402A (zh) * 2020-11-24 2021-04-13 哈尔滨工程大学 一种液晶激光型voc气体光纤传感装置及制造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3647279A (en) * 1970-05-27 1972-03-07 Liquid Crystal Ind Inc Color display devices
US3736047A (en) * 1971-08-13 1973-05-29 Optical Coating Laboratory Inc Liquid crystal display device with internal anti-reflection casting
FR2155910A1 (en) * 1971-10-14 1973-05-25 Radiotechnique Compelec Liquid-crystal cell mfr - with plates joined with araldite (rtm) epoxy resin

Also Published As

Publication number Publication date
DE2704776A1 (de) 1977-08-11
FR2340359B1 (ja) 1982-02-26
JPS5294882A (en) 1977-08-09
FR2340359A1 (fr) 1977-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS602343B2 (ja) ライオトロピック型コレステリック液晶相組成物およびそれを含む素子
Seeboth et al. First example of a non-toxic thermochromic polymer material–based on a novel mechanism
AU2002236948A1 (en) Water dissolvable polymer film forming compositions and articles made therefrom
JP2008122485A (ja) 偏光子、偏光板、円偏光フィルタ、画像表示装置、及び偏光子の製造方法
US4132464A (en) Liquid crystal device
US3795529A (en) Temperature sensitive visible display device
Liu et al. A new application of Krafft point concept: an ultraviolet-shielded surfactant switchable window
TW305848B (ja)
JP4999633B2 (ja) 偏光膜、及び液晶表示装置
US3236651A (en) Photothermotropic compositions containing ligands and processes for utilizing same
US4802740A (en) Liquid crystal alignment layer containing polyvinyl-alcohol and titanium-alkoxide
JP3283564B2 (ja) ポリビニルアルコール系フィルムの製造方法
US2576820A (en) Reversible gel composition comprising polyvinyl alcohol and method of preparation
CN109593424B (zh) 水响应的互穿聚合物网络及其制备方法和应用
KR100435856B1 (ko) 자연 경화형 경량 인조 점토의 제조방법
JPS6147427A (ja) 液晶組成物
US3627699A (en) Liquid crystal cholesteric material and sensitizing agent composition and method for detecting electromagnetic radiation
JP3896404B2 (ja) セルロースエステルフイルム用添加剤およびセルロースエステルフイルム
JPS556384A (en) Color polarizer
US2166179A (en) Film maintaining electrolyte
KR100187138B1 (ko) 광셔터용 고분자와 액정 복합필름의 제조방법
IL34035A (en) Emulsions containing cholesteric liquid crystals and their use
JPS6226006B2 (ja)
JPS58148493A (ja) 透明導電性被膜形成用ペ−スト
JP2009270041A (ja) ポリビニルアルコール水溶液の製造方法