JPS6023322Y2 - 精紡機等の糸切れ監視装置 - Google Patents

精紡機等の糸切れ監視装置

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JPS6023322Y2
JPS6023322Y2 JP16239981U JP16239981U JPS6023322Y2 JP S6023322 Y2 JPS6023322 Y2 JP S6023322Y2 JP 16239981 U JP16239981 U JP 16239981U JP 16239981 U JP16239981 U JP 16239981U JP S6023322 Y2 JPS6023322 Y2 JP S6023322Y2
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signal
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thread breakage
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博史 榎本
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豊和工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は精紡機、撚糸機、捲糸機等(以下本願では精紡
機等と言う)の糸切れ監視装置に関するもので、詳しく
は精紡機等の各錘毎に、糸の有無に応じた信号を発信し
得るようにした糸切れ検出ヘッドを夫々付設し、これら
の糸切れ検出ヘッドからの信号を機台端部に付設した判
別装置へ送信するようにした精紡機等の糸切れ監視装置
に関するものである。
従来のこの種の糸切れ監視装置にあっては、糸切れ検出
ヘッドをラペット部分に配設しであるので、糸切れ検出
ヘッドに風綿が付着し易くて機能低下や誤作動を生じ易
く、しかも糸切れ検出ヘッドが機台の振動を受は易くて
故障し易い等の多くの欠点があった。
そこで本考案は上記従来装置の欠点を除去することを目
的とし、糸切れ検出ヘッドをセパレータ内の収納空間に
収納することによって糸切れ検出ヘッドへの風綿の付着
や外力の影響を少なくし、糸切れ検出ヘッドの性能を長
期に亘って維持し得るようにした精紡機等の糸切れ検出
装置を提供しようとするものである。
次に本願の実施例を図面に基いて説明する。
第1図〜第4図において、1は精紡機の機台、2は錘、
3はリングプレートで、このリングプレート3には各錘
2毎にトラベラ−4を案内するリング5が取付けられて
いる。
6はリングプレート3若しくはリフティングロッドトッ
プ30に固着された支持脚7に取付けられたセパレータ
バー、8はセパレータバー6に取付ねじ29によって取
付けられた合成樹脂製のセパレータで、各錘2問および
両端位置の錘2の両外側に夫々配設されている。
このセパレータ8は糸のセパレータ機能を果さない下部
が肉厚寸法を他の部分より大きくした肉厚部8aに形成
され、糸のセパレート機能を果す中間部および上部が従
来のセパレータと略同じ肉厚寸法の薄肉部8bに形成さ
れている。
上記セパレータ8の肉厚部8a内には後述の糸切れ検出
ヘッドおよび記憶回路を収納し得る収納空間9が形威さ
れ、セパレータ8の背面と下面のみに開口されている。
この収納空間9は互いに連続する下部収納空間9aと上
部収納空間9bから戒り、この下部収納空間9aは第2
図に示すようにトラベラ−4の旋回軌跡と略同じ高さで
かつ第3図に示すように錘2間を結ぶ線上の位置即ちト
ラベラ−4の旋回軌跡に最も近い所に形威されている。
次に、各錘2に対応するセパレータ8(本実施例では第
3図において各錘2の左側に位置されたセパレータ8)
の収納空間9内には、対応する錘2での糸の有無に応じ
た信号を発信し得るようにした糸切れ検出ヘッド10と
、この糸切れ検出ヘッド10からの信号を外部からのデ
ータラッチ信号によって記憶し得るようにした記憶回路
11とが夫々内蔵され、これにより精紡機の各錘2毎に
糸切れ検出ヘッド10と記憶回路11とが夫々付設され
ている。
この糸切れ検出ヘッド10はリング5上のトラベラ−4
の走行による電磁誘導作用を利用して糸の有無を検出す
る電磁式の検出器12とこの検出器12からの信号を増
幅或いは増幅と波形整形する増幅器13とて構成され、
この検出器12が上記下部収納空間9a内に接着剤等に
より固定的に収納され、増幅器13は上記記憶回路11
と共にプリント基板14に組付けられて上部収納空間9
b内に固定的に収納されている。
上記検出器12は第2,4図に示すように永久磁石12
aと、この永久磁石12aに一端部が固着され、他端部
が対応する錘2側へ折曲げられている鉄心12bと、こ
の鉄心12bの中間部に巻着されているコイル12cと
、上記永久磁石12a、鉄心12bおよびコイル12c
の対応錘2側とは反対側に配置された鉄板12dとから
構成され、永久磁石12aと鉄心12bによって対応錘
2のトラベラ−4の旋回軌跡部分に磁界を形威し、反対
側の錘2のトラベラ−4の旋回軌跡部分には鉄板12d
の働きによって磁界を形成しないようになっている。
上記記憶回路11は、第7図に示すようにアンドゲート
回路15とD形フリップフロップ16(以下り形FF1
5とも記す)とを備え、このアンドゲート回路15の一
方の入力端子15aが上記増幅器13に、他方の入力端
子15bがコネクター17を介してデータラッチ信号線
18cに夫々接続され、またアンドゲート回路15の出
力端子15cがD形FF16のプリセット端子(以−F
PS端子と記す)に接続されている。
このD形FF l 6は第1表の真理値表に示す動作を
行うもので、PS端子に高レベル信号が印加されると他
の入力端子(以下り端子と記す)、カウンタークロック
端子(以下CK端子と記す)に優先してこの高レベル信
号を記憶して出力端子(以下Q端子と記す)が高レベル
信号を出力腰またPS端子が低レベルのときCK端子に
クロックパルス信号が印加されるとD端子の高又は低レ
ベル信号を記憶してQ端子がその信号を出力し、その後
り端子が変化しても次のクロックパルス信号がCK端子
に印加される迄その状態が保持されるようになっている
従って、アンドゲート回路15の入 力端子15bにデータラッチ信号が印加されている時間
内に糸切れ検出ヘッド10からの信号があれば(糸が切
れていなければ)、D形FF16のQ端子が高レベルに
セットされ、糸切れ検出ヘッド10からの信号がなけれ
ば(糸が切れていれば)、上記Q端子が低レベルに維持
され、これによりその時点での各錘2の糸切れ状態がそ
の錘2に対応するD形FF16に記憶される。
上記糸切れ検出ヘッド10と記憶回路11の電源端子1
9aとアース端子19bはコネクター17を介して電源
線18aとアース線18bに夫々接続されている。
次に上記各り形FF l 5の両端の錘2に対応するも
のと除いた残りのものは、第8,9図に示すようにD端
子が隣り合うD形FF15の一方側(図面では左側)の
もののQ端子に、Q端子が他方側のもののD端子に夫々
コネクター17およびデータ線18eを介して接続され
、また総てのD形FF16のCK端子はコネクター17
を介してシフト信号線18dに接続され、これにより全
体としてシフトレジスター20が構成されている。
このシフトレジスター20はシフト信号線18dにクロ
ックパルス信号から成るシフト信号を加えると、各り形
FF15に記憶されている信号(高レベル信号か低レベ
ル信号かの信号)がシフト信号の印加毎に1つだけ出力
側(図面では右側)のD形FF15にシフトされ、最終
出力端(図面では最右端)のD形FF15のQ端子から
各り形FF 16に記憶されていた信号がシフト信号入
力毎に順に出力されるようになっている。
この最終出力端のD形FF l 5のQ端子は後述の判
別装置に接続されている。
上記電源線18a1ア一ス線18b1データラツチ信号
線18C1シフト信号線18dおよびデータ線18eは
一本のバスパー18に構成され、このバスパ18が第2
.3.6図に示すようにセパレータバー6の後方空間に
このセパレータバー6に沿って配設されおいる。
このバスパー18の左側は第9図に示すようにインピー
ダンスマツチング用の終端抵抗器21に接続されている
なお、上記シフトレジスター20の入力側端(図面では
最左端)のD形FF l 5のD端子は上記終端抵抗器
21に接続されてこのD端子が常に低レベルになるよう
に構成され、シフト信号線18dにシフト信号が印加さ
れる毎に最左端のD形FF15から順にその記憶信号が
低レベル信号にリセットされるようになっている。
従って、シフト信号線18dにシフト信号を印加するこ
とによって各り形FF15のクリアー動作を行うことが
できる。
次に精紡機の機台1のアウトエンド側の端部には、上記
各記憶回路11ヘデ一タラツチ信号を一定時間t(例え
ば0.03ft+間)送信した後シフト信号を送信する
動作を所定時間T(例えば1秒間)おきに繰り返し行う
ようにした走査装置22と、この走査装置22のシフト
信号と関連して最終出力端の記憶回路11のQ端子から
発信される記憶信号の有無を判別し得るようにした判別
装置23と、この判別装置23の判別信号に基いて警報
等の処理を行うようにした処理装置24とが付設されて
いる。
上記走査装置22は第10.11図に示すように機台運
転スイッチ23aがONにされると先ずシフト信号線1
8dにシフト信号へか印加されて各記憶回路11のD形
FF16を低レベルにリセットし、その後所定時間T経
過後にデータラッチ信号線18cにデータラッチ信号へ
を一定時間を送信して各り形FF l 6にその時点で
の糸の有無に応じた信号を記憶させ、その後シフト信号
線18dにシフト信号へを送信して最終出力端のD形F
F16のQ端子から各り形FF16の記憶信号を順次出
力させ、然る後所定時間T経過後再びデータラッチ信号
線18cにデータラッチ信号へを送信し、以後満管スイ
ッチ23bがONにされる迄上記走査を繰り返すように
電気的に構成されている。
上記判別装置23は上記シフト信号へが送信される毎に
、最終出力端のD形FF16のQ端子から出力される記
憶信号の高・低レベルを判別し、この記憶信号がその錘
2において高レベルから低レベルになったときのみに判
別信号としての糸切れ信号を出力するように構成され、
この判別装置23から出力される糸切れ信号の有無によ
って各錘2での糸切れの有無を判別し得るようになって
いる。
次に、上記処理装置24は上記判別装置23からの糸切
れ信号に基いて何れかの錘2での糸切れ発生をランプの
点灯やブザー音等によって作業員に報知し得るようにし
た警報装置25と、上記糸切れ信号に基いて錘2列毎又
は機台毎の総糸切れ数を計数、表示し得るようにしたカ
ウンター26と、上記判別装置23からの糸切れ信号と
走査装置22からのシフト信号へに基いて糸切れに関す
るデータ処理を行えるようにした制御装置27とで構成
されている。
上記警報装置25はその機能から考えて精紡機に常時備
えている必要があり、機台端部に専用的に付設されてい
る。
この警報装置25は予め設定した数の錘2で糸切れが発
生したときに警報を発するようになっている。
上記カウンター26は生産管理や機台管理を行う上で精
紡機に常時備えていた方が好ましく、このカウンター2
6も機台端部に専用的に付設されている。
上記制御装置27はマイクロコンピュータ−を利用して
■各錘2毎の糸切れ数の計数、■紡出始動時の総糸切れ
数、■分玉毎、玉揚毎の糸切れ数の計数、■糸切れ継続
時間の平均値の算出、■糸切れにより生ずる生産ロスの
算出等の■〜■の各演算やこれらの演算結果の記憶、表
示を行えるように構成されている。
この制御装置27はその機能から考えて精紡機に一時的
に備えていれは充分であり、第12図に示すように可搬
式に構成されて機台1の端部に取外し自在に付勢されて
いる。
またこの制御装置27は上記判別装置23にコネクター
28を介して接続されている。
上記制御装置27の機台1への付設は、機台1の載置面
1a上に制御装置27を載置することによって行なって
いるが、走行自在な台車に制御装置27を載せてこの台
車を機台1近くに位置させることによって行なっても良
い。
なお上記制御装置27は、精紡機の運転状態、保全状態
、各種の紡出条件等に関連した糸切れ状態を調査するの
が目的であり、上記演算■〜■の内で少なくとも演算■
が必要であり、他の演算■〜■については省くことも自
由であり、また上記以外の演算を行なうようにすること
もプログラムの変更によって可能である。
次に上記のように構成された糸切れ監視装置を用いて精
紡機の糸切れを監視する場合の作動について説明する。
一般に精紡機は各工場に多数台設置されて稼動され、精
紡機の糸切れ監視を行う場合には工場の各精紡機につい
てその糸切れ監視を行うことが生産管理や機台管理等を
行う上で好ましい。
この場合、本実施例の糸切れ監視装置にあっては、処理
装置24を警報装置25とカウンター26と制御装置2
7とで構成し、精紡機に常時備えている必要がある警報
装置25と常時備えていた方が好ましいカウンター26
とを機台1に専用的に付設し、精紡機に一時的に備えて
いれば充分である制御装置27を可搬式に構成して機台
1に取外し自在に付設しであるので、上記工場内の精紡
機を多数台ずつのグループに分けてその各グループの1
台の精紡機にのみ本願実施例の糸切れ監視装置を装備し
、他の精紡機には本実施例の糸切れ監視装置から制御装
置27を取外したものを装備し、本願実施例の制御装置
27をグループ内の他の精紡機での糸切れ監視の為に時
間をずらして共用することができる。
従って、装置価格が比較的高くなる制御装置27を各グ
ループの多数の精紡機の1台にのみ設け、他の多数の精
紡機には比較的安価に準備し得る警報装置25とカウン
ター26を処理装置として設けるだけで本願実施例の糸
切れ監視装置を総ての精紡機に時間をずらして装備する
ことができ、これにより各精紡機での糸切れ監視の為に
要する費用を著しく低減することができる。
上記制御装置27を他の精紡機の糸切れデータの処理に
用いた場合にはコネクター28のプラグ28aをソケッ
ト28bから抜取って制御装置27を希望する機台1の
載置面1aに載置し、その後この機台1のソケット28
bにプラグ28aを差し込むことによって行うことがで
きる。
次に、精紡機の機台運転スイッチ23aをONにして紡
出運転を開始すると、各錘2においてボビンへの糸の巻
取りを開始すると共にこの糸がリング5上のトラベラ−
4を旋回させ、同時に糸切れ監視装置が糸切れ監視状態
となり、次のようにして各錘2での糸切れ監視を開始す
る。
先ず、各錘2位置においてその錘2での糸が切れていな
ければこの糸がリング5上のトラベラ−4を旋回させ、
このトラベラ−4が旋回毎に糸切れ検出ヘッド10の検
出器12の磁界内を横切る。
これにより検出器12のコイル12cには第14図Aに
示すように電磁誘導電流が発生腰この電流に基いた信号
イが検出器12から出力される。
この検出器12からの信号イは増幅器13によって増幅
並びに波形整形されて第14図Aに示すようなパルス信
号口に変換される。
また、各錘2位置においてその錘2での糸が切れると上
記トラベラ−4の旋回が停止されるので、第14図Bに
示すように検出器12および増幅器13からパルス信号
が出力されることはない。
一方、上記機台運転スイッチ23aのONによって走査
装置22が第11図に示すようにシフト信号線18dに
シフト信号へを送信し、各錘2に対応する記憶回路11
のD形FF15を低レベルにリセットしてクリアー動作
を行い、その後所定時間T後にデータラッチ信号線18
cに1回目のデータラッチ信号バ一定時間を送信する。
このデータラッチ信号への送信によって、各記憶回路1
1のアンドゲート回路15はデータラッチ信号入力中に
上記増幅器13からパルス信号口が入力されると即ち糸
切れしていないと、第14図Aに示すような糸信号二を
出力し、この糸信号二がD形FF16の外端子に入力さ
れてD形FF16のQ端子が高レベル状態にセット保持
され、これに対してデータラッチ信号入力中に増幅器1
3からパルス信号口が入力されないと即ち糸切れしてい
ると、第14図Bに示すようにアンドゲート回路15が
糸信号二を出力することがなく、D形FF16のQ端子
は低レベル状態に保持される。
従って、上記データラッチ信号への送信によってこの送
信時点での各錘2での糸切れ状態が各錘2に対応するD
形FF15に低レベル状態として記憶される。
上記各錘2での糸切れの有無の検出はセパレータ8内に
形成された収納空間9内で行うようにしであるので、糸
切れ検出ヘッド10や記憶回路11が機台運転に伴なう
外力を受けにくく、しかも風綿の付着による機能低下を
も防止でき、長期に亘って糸切れの検出を確実に行うこ
とができる。
上記データラッチ信号への送信が完了すると、走査装置
22はシフト信号線18dにシフト信号へを送信する。
このシフト信号への送信によってシフトレジスター20
を構成する各り形FF15のCK端子にシフト信号へか
一斉に入力され、これにより各り形FF16の記憶信号
がシフト信号へ毎に出力側へ1個分だけシフトされる。
従って、最終出力端のD形FF15のQ端子からは、先
ずシフト信号への入力が0回のときには最終出力端の錘
2での記憶信号が出力され、シフト信号への入力が1回
のときは最終出力端側から2番目の錘2での記憶信号が
出力され、シフト信号への入力がN−1回のときは最終
出力端子側からN番目の錘2での記憶信号が出力され、
これらの記憶信号が判別装置23に入力されて各錘2で
の糸切れの有無が判別される。
この判別装置23は上記記憶信号が入力される毎に糸切
れの有無に応じた糸有り信号と糸切れ信号の何れかの判
別信号を出力し、この判別信号が処理装置24の警報装
置25とカウンター26に入力される。
この警報装置25は判別装置23から糸切れ信号が予め
設定された所定回数(例えば1回又は2回)入力される
と、ランプの点灯或いはブザー音等による警報を発する
従って、作業員はこの警報装置25の警報に従ってその
精紡機の錘2の位置に赴いて糸切れ錘2での糸継ぎを行
えば良く、糸切れの修復を少ない労力で速く行うことが
できる。
上記カウンター26は判別装置23から入力される糸切
れ信号の回数を計数して表示する。
以上の作動は制御装置27の有無に関係な(、総ての精
紡機において行なわれる。
また、制御装置27が付設されている精紡機の糸切れ監
視装置においては、上記判別装置23からの判別信号が
制御装置27に入力される。
この制御装置27においては、判別装置23から錘2別
に順次入力される判別信号が錘別に記憶される。
上記シフト信号への送信はこのシフト信号が錘2の数と
同じ回数送信された後停止され、これにより各り形FF
15に記憶された記憶信号の読み取りが完了し、同時に
各り形FF l 6のQ端子は低レベルにクリアー動作
される。
その後肩先時間T経過後に走査装置22が2回目のデー
タラッチ信号へを送信し、上記各錘2での糸切れの検出
と検出した信号の読取とを繰り返し、以後上記作動を満
管スイッチ23bがONにされる迄繰り返される。
この場合、制御装置27には何回目のデータラッチ信号
であるかの信号も入力され、先に記憶されている信号と
の比較によって糸切れ継続時間等も演算し得るようにな
る。
その後、この満管スイッチ23bがONにされると、上
記データラッチ信号へとシフト信号への送信が停止され
、満ボビンの玉揚げが実施される。
この時点において、カウンター26には全錘2での総糸
切れ数が表示され、制御装置27には1回のボビン巻取
り間における各錘2で糸切れに関するデータが錘別に記
憶され、予めプログラムで入力されている演算の結果が
必要に応じて或いは常時表示される。
これらの演算結果の表示はディスプレイ装置やプリンタ
ー等によって行われる。
上記制御装置27における演算■は判別装置23からの
糸切れ信号を入力順番毎に計数することによって行うこ
とができ、演算■は機台始動時即ち最初のデータラッチ
信号送信時の糸切れ計を合計することによって行うこと
ができ、演算■は機台始動時から所定時間経過後逸の糸
切れ数の合計によって行うことができ、演算■は各錘2
において糸切れ信号入力接法に糸有り信号が入力される
迄の時間(データラッチ信号の送信回数で判断できる)
の平均によって行うことができ、演算■は糸切れ継続時
間の合計に基いて容易に行うことができる。
上記満ボビン交換後は再び機台運転スイッチ23aをO
Nにして次にボビンへの糸の巻取りを開始するが、この
場合上記カウンター26の計数値は零にリセットされた
後計数を開始する。
上記実施例においては、糸切れ検出ヘッドとして電磁式
のものを示したが、本願はこれに限定されるものではな
く、光電管を用いて糸の有無を探る光電式のもの、糸の
有無を音によって音声式のもの等であって良い。
また、糸切れ検出ヘッドと記憶回路の総てをセパレータ
の収納空間に収納しているが、糸切れ検出ヘッドのみを
セパレータの収納空間に収納腰記憶回路をセパレータ以
外の所に付設しても良い。
更にまた、糸切れ検出ヘッドの総てをセパレータの収納
空間に完全に内蔵させているが、糸切れ検出ヘッドの一
部を収納空間へ外へ出しても本願の技術思想を免税する
ものではない。
また上記実施例においてはセパレータの下部を肉厚部に
、中間及び上部を薄肉部8bに形成して、この肉厚部に
収納空間形成しているので、錘間隔を従来装置のままに
した状態で大きな収納空間を形成することができ、容易
に収納し得る利点があるが本願はこれに限定されるもの
ではなく、セパレータの全体を同じ肉厚にしたものに収
納空間を形成しても良い。
以上のように本考案にあっては、紡出運転中にリングプ
レートと共にゆっくりと昇降されるセパレータに収納空
間を形成してこの収納空間内に糸切れ検出ヘッドを収納
させたので、紡出運転によって糸切れ検出ヘッドに加わ
る振動を小さくすることができ、しかも糸切れ検出ヘッ
ドを外力や風綿等から保護することができて糸切れ検出
ヘッドの性能を長期に亘って維持することができる。
またセパレータ内の収納空間に糸切れ検出ヘッドを収納
したので、糸切れ検出ヘッドを付設する為の新たな取付
スペースを小さくすることができ、これにより既設の精
紡機の余裕空間に糸切れ検出ヘッドの全体を付設するこ
とができ、既設の精紡機にも容易に実施し得る効果があ
る。
更にまた、上記のように収納空間内に糸切れ検出ヘッド
を収納したので、糸切れ検出ヘッドのケースを省<コト
ができたり、糸切れ検出ヘッドへの風綿の付着を防止し
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は糸切れ監視
装置を備えた精紡機の平面図、第2図は第1図の■−■
線拡大断面図、第3図は第2図のの■−■線断面図、第
4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図はセパレー
タの背面図、第6図は踵部分の斜視図、第7図は糸切れ
検出ヘッド部分の回路説明図、第8図はシフトレジスタ
ーの回路説明図、第9図は糸切れ監視装置の回路説明図
、第10図は処理装置部分の回路説明図、第11図は信
号波形図、第12図は機台端部の処理装置部分の斜視図
、第13図は使用説明図、第14図は信号説明図である
。 2・・・・・・錘、訃・・・・・セパレータ、9・・・
・・・収納空間、10・・・・・・糸切れ検出ヘッド、
11・・・・・・判別装置。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)精紡機等の各錘毎に、糸の有無に応じた信号を発
    信し得るようにした糸切れ検出ヘッドを夫夫付設し、こ
    れらの糸切れ検出ヘッドからの信号を機台端部に付設し
    た判別装置へ送信するようにした精紡機等の糸切れ監視
    装置において、各錘に対応するセパレータ内に収納空間
    を形成腰この収納空間内に上記糸切れ検出ヘッドを対応
    する錘での糸の有無を検出し得るように収納させて成る
    ことを特徴とする精紡機等の糸切れ監視装置。
  2. (2)セパレータの下部に肉厚部を形成し、この肉厚部
    内に収納空間を形成して戒ることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の精紡機等の糸切れ監視装置
  3. (3)糸切れ検出ヘッドをリング上でのトラベラ−の走
    行による電磁誘導作用を利用して糸の有無を検出する電
    磁式の検出器とこの検出器からの信号を増幅する増幅器
    とで構威し、この糸切れ検出ヘッド全体を収納空間に内
    蔵させて成ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載の精紡機等の糸切れ監視装置。
JP16239981U 1981-10-29 1981-10-29 精紡機等の糸切れ監視装置 Expired JPS6023322Y2 (ja)

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