JPS60231865A - ケラチン質材料をケラチン害虫による被害から保護する方法 - Google Patents

ケラチン質材料をケラチン害虫による被害から保護する方法

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JPS60231865A
JPS60231865A JP60071911A JP7191185A JPS60231865A JP S60231865 A JPS60231865 A JP S60231865A JP 60071911 A JP60071911 A JP 60071911A JP 7191185 A JP7191185 A JP 7191185A JP S60231865 A JPS60231865 A JP S60231865A
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JP60071911A
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ペーター アツカーマン
デイーター ライネーア
ヴエルナー シユミツト
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M16/00Biochemical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. enzymatic
    • D06M16/006Biochemical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. enzymatic with wool-protecting agents; with anti-moth agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケラチン質材料をケラチン害虫から保護する方
法に関し、その方法は当該ケラチン質材料を特定の(→
−シスー2,2−ジメチルー3−(2,2−ジクロルビ
ニル)シクロプロパンカルボン酸の6−フェノキシベン
ジルエステルで処理することよりなる。本発明はさらに
そのエステルを含有している組成物にも関する。
合成ビレトロイド(pyrethroid)は以前から
殺虫剤として知られている。2,2−ジメチル−3−(
2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の
6−フェノキシベンジルエステルを含めたこれら合成ビ
レトロイドまたはケラチン害虫に対する殺虫剤としても
記載されている〔例えば、ジエイ・テキスト・インスト
(J −Text、In5t、 ) 1976A3. 
Vol、67. 77 ;ドイツ特許公報292321
7号:米国特許4219593号明細書:欧州特許11
789号明細書:米国特許4283444号明細書;欧
州特許出願公開明細書105030号参照〕。これらの
ビレトロイドはイガ(衣蛾即ちモス)の幼虫ならびにケ
ガワムシおよびシュウタンムシ(いずれも甲虫類)の幼
虫に対して非常に有効である。上記引用文献の中ではそ
れらの化合物は通常の合成で得られるような異性体混合
物として使用されており、異性体混合物は明確に定義さ
れていない。
その立体化学的特性の故に、2,2−ジメチル−3−(
2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の
3−フェノキシベンジルエステルは2つの幾何異性体(
シス、トランス)として得られ、そしてそのアルコール
成分のα−炭素原子における置換基の種類によっては4
または8つの異なった光学異性体として得られる。ドイ
ツ公開明細書 2439177号ならびにペストサイド・サイエンス(
pesticide 5cience ) 、1975
(6L537−542および1974(5L791−7
99には各種幾何および光学異性体と異性体混合物が記
載されている。この2つの文献は共に特定の光学異性体
、すなわちシクロプロパン環に関してR−配置をもつも
のがイエバエとアブラムシとに対して特に強力な殺虫作
用を有することも教示している。
さらにこれらの文献から推論されることは1つの特定幾
何異性体が他のものよりもすべての点でより効果がある
とは限らないということである。むしろ結果は逆にある
場合にはシス−異性体がより効果的であり、そして別の
場合にはトランス−異性体がより有効であることを示し
ている。
ドイツ公開明細書2547534号から特定の2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロ
パンカルボン酸の3−フェノキシベンジルエステルのい
くつかの幾何および光学異性体も公知となっている。
これらの異性体の中ではトランス形が好ましい(製剤例
1,6乃至10.13,14および16参照)。
ここに誠に驚くべきことながら、小グループの2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロ
パンカルボン酸の3−フェノキシベンジルエステルのシ
ス−異性体(またはシス−鏡像異性体の混合物)がケラ
チン害虫に対して例外的に優れた作用を有することが見
出された。これらの異性体は対応するトランス−異性体
よりもまた通常使用されているランダム分布の異性体混
合物よりもケラチン害虫にたいする殺虫効果がすべての
点で実質的に優れている。従って本発明によるシス−異
性体はケラチン質(角質)材料。
特にウールをケラチン害虫による侵食の被害から保護す
るために最適である。
すなわち9本発明によればケラチン質材料をケラチン害
虫から保護するための保護仕上げ処理の方法において、
保護すべき材料を式(式中、Rは水素、−CミCH,−
C;C−CH,またはCNを意味し、そしてR1は水素
またはフッ素を意味する)のC±)−シス−2,2−ジ
クロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の6−フェノ
キシベンジルエステルで、または該シス−異性体を少な
くとも90%含有している異性体混合物で処理すること
を特徴とする方法が提供される。
本発明はさらに式<1)の化合物を用いて保護仕上げさ
れた材料にも関する。
本発明の方法において例えばRが水素またはCNであり
、モしてR1が水素である式(1)の化合物が使用され
ぬ。
本発明の方法に好ましく使用される式(1)の化合物は
Rが水素またはCN、そしてR1がフッ素であるもの、
あるいはRが−CミC−CH3そしてR1が水素または
フッ素であるものである。
ケラチン質材料をケラチン害虫から保護するために本発
明の方法によって使用される式(1)の化合物は例えば
チネオラ種(Tineolaspec、)およびチェナ
種(’l’1ena 5pec、)のような鱗しく翅)
類(1epidoptera )の幼虫さうな鞘し類(
(’01eoptera)の幼虫に対して特に有効であ
る。本化合物はしたがってケラチン質材料を虫喰いの被
害から保護するために好適であり、特に蛾類や甲虫類の
ケラチン害虫の被害を予防するためケラチン質材料を洗
濯堅牢かつ耐光堅牢な保護仕上げするために最適である
。被保護ケラチン質材料は原料状態であっても加工され
た状態であってもよい。
例えば原料または加工された羊毛、あるいは他の動物の
毛、皮革9毛皮および羽毛などからの製品でありうる。
式(1)の化合物の作用で特に注目すべきは次のような
害虫類の幼虫(二よる虫喰い防止効果である: オリモノイガ(’l’1neola bissella
 ) 、フツウイガ(Tine pellionell
a) 、 :セイガ()(ofmannophila 
pseudopretella)およびケガワムシやシ
ュウタンムシ類(AttagenusSpeCoおよび
Anthrenus 5pec+)たとえばアhren
us pimpinellae) 、アントレナス・ス
クロファラリア(Anthrenus 5crophu
lariae ) 。
アントレナス・ファスシアタス(AnthrenuS(
AttagenuS piceus)およびシュウタン
クイムシ(Anthrenus flavipes )
の幼虫。
本発明の方法はしたがって一方においてウール繊維材料
たとえば毛布、ウールじゅうたん、ウール下着、ウール
織物9編物およびウール含有繊維たとえばウールと合成
繊維あるいはウールと天然繊維好ましくは混紡品のよう
な一方の成分がウールである繊維材料の防虫加工のため
に有利に使用できると共に、他方において毛皮や皮革を
上記したケラチン害虫から保護するためにも使用できる
式(1)の化合物は上記に例示した基質に、とくにウー
ル繊維およびウール含有繊維に、好ましくは染色の分野
で一般に知られて常用されている方法1例えば吸尽法、
パッド法などによって付与される。この目的のためには
該当する活性成分の水性溶液または分散液(エマルジョ
ンまたは懸濁物)を調製する。予め活性成分を有機溶剤
に溶解しておき、そしてこれを使用時に処理浴に添加す
るようにしてもよい。有機溶媒としては次のものの使用
が考慮される。脂肪族または脂環式アルコール。
ケトン、炭化水素1例えばベンゼン、キシレン、トルエ
ン、石油留分、さらには酸素化またはフッ素化水素、と
くにプロピレングリコール、メトキシエタノール、エト
キシエタノール、またはジメチルホルムアミド。処理浴
には染色で慣用されている助剤たとえば分散剤、湿潤剤
、酸、塩基および/または染料を含有させることができ
る。有機調合原液に予めこのような助剤を含有させてお
くことができる。
繊維材料は例えば本活性成分を含有している温または冷
水性染色浴、漂白浴、なめし浴または後処理浴で含浸処
理することができる。
各種の繊維仕上げ処理法たとえばパッド法または吸尽法
を採用することができる。
処理は10乃至100℃の温度範囲で、染色浴では好ま
しくは約60乃至100℃の範囲で、そして後処理浴ま
たは洗濯浴のでは10乃至70℃好ましくは20乃至6
0℃の温度範囲で実施するのが適当である。
処理浴にはその他動剤として例えば分散剤。
乳化剤または表面活性剤を添加しうる。さらに処理液に
は常用助剤、たとえば水溶性過ホウ酸塩、ポリリン酸塩
、炭酸塩、ケイ酸塩。
螢光増白剤、柔軟化剤、酸反応塩、たとえばアンモニウ
ム塩またはケイフッ化亜鉛、あるいは成る種の有機酸、
たとえばシュウ酸、酢酸または特にギ酸および防かび剤
や仕上げ剤。
たとえば合成樹脂またはでんぷんを基剤としたものを含
有させることができる。本防虫仕上げをその材料(たと
えばウール)の染色と一緒に実施する場合には処理液は
さらに適当な染料および必要ならば均染剤などの補助剤
を含有しうる。
水性処理浴はたとえば下記のごとき界面活性剤を含有し
うる。
陰イオン化合物たとえばセッケンおよび他のカルボキシ
レート(たとえば高級脂肪酸のアルカリ金属塩)、硫黄
酸素酸の誘導体(たとえばドデシルベンゼンスルホン酸
のナトリウム塩、高分子アルコールまたはそのポリグリ
コールエーテルの硫酸モノエステルの水溶性塩たとえば
ドデシルアルコール硫酸エステルまたはドデシルアルコ
ールポリグリコール硫酸エステルの可溶性塩)、リン酸
素酸の誘導体(たとえばリン酸塩)、親水基中に酸性(
求電子性)窒素原子を有する誘導体(たとえばジスルフ
ィン塩)、陽イオン界面活性剤たとえばアミンおよびそ
の塩(たとえばウリルジエチレントリアミン)、オニウ
ム化合物。
アミン酸化物あるいは非イオン界面活性剤たとえばポリ
ヒドロキシ化合物、単糖または多糖をベースとした界面
活性剤、高分子アセチレングリコール、ポリグリコール
エーテル(たとえば高級脂肪アルコールのポリグリコー
ルエーテル、高分子アルキル化フェノールのポリグリコ
ールエーテル)。
非水性付与の方法を採用する場合(溶剤付与の場合)は
適当量の式(1)の化合物な潰当な溶剤に溶解しそして
その溶液で被保護材料な含浸処理することができる。こ
の用法に適当な溶剤を特に例示すればトリクロロエチレ
ン。
塩化メチレン、炭化水素、プロピレングリコール、メト
キシエタノール、エトキシエタノール、ジメチルホルム
アミドなどであり、この溶剤には分散剤(たとえば硫酸
化ひまし油。
脂肪アルコール硫酸エステルなどの乳化剤)および/ま
たはその他助剤を添加することができる。保護、すべき
材料は通常このような溶液で含浸して簡単に処理できる
被保護材料の保護仕上げ処理はまたドライクリーニング
工程と組み合わせることもできる。このためには適量の
式(1)の化合物をクリーニング剤(たとえばトリクロ
ルエチレン等の低級ハロゲン化アルカン)に溶解しそし
てクリーニング工程を通常の仕方で実施する。
しかしながらまた9式(1)の化合物を易揮発性有機溶
剤に溶解しそして得られた溶液を保護すべき基質に噴霧
して処理することも可能である(スプレー用法)。
ウール含有繊維1屯皮および羽毛はこの処理法に特に好
適である。スプレー法の利点は溶剤回収ができるので廃
水汚染の問題が回避できることである。
本発明の方法においては式(1)の化合物をケラチン害
虫に対して作用する他の防虫剤と組み合わせて使用する
ことができる。たとえば尿素誘導体、ベンズイミダゾー
ル、芳香族スルホンアミド、リン酸およびホスホン酸エ
ステル、5−フェニルカルバモイルバルビッール酸誘導
体などと組み合わせて使用することができる。
式(1)の化合物の処理浴または非水性溶剤への添加量
は基質の種類および付与方法によって相違する。しかし
一般的には添加量は保護うに選択される。この場合その
上限は主に経済性を考慮して決定され、下限は保護作用
の所望作用幅および持続期間に基づいて決定される。す
なわち、浴比1:20で吸尽法で処理する場合、活性成
分の濃度は吸尽率に応じて処理液II!当たり0.00
1乃至1gである。
パッド法の場合は11当たり活性成分2gまでの濃度が
使用可能である。
上記のごとく本発明の方法においては純粋な式け)の化
合物またはシス−異性体を少なくとも90%含有してい
る異性体混合物が使用される。式(1)の化合物に関し
て前記した説明はすべて式(1)の化合物を少なくとも
90%含有している異性体混合物にも該当するものであ
る。本発明の方法においてはほぼ純粋なシス−異性体を
使用するのが特に好ましいが。
式(1)のシス−化合物を少なくとも95%含有してい
る異性体混合物の使用が好ましい。
((転)−シス−2,2−ジメチル−3−(2゜2−ジ
クロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の3−フェノ
キシベンジルエステル(Ucis−permethri
n:シス−ペルメスリン”)および(±Hノスー2,2
−ジメチルー3−(2゜2−ジクロルビニル)シクロプ
ロパン力ルボン酸の6−フェノキシルα−シアノベンジ
ルエステル(ucis−Cypermethrin:シ
ス−サイペルメスリン”)はすでにペストサイドーサイ
エ:、’ス(Pes、ticrde 5cience)
 、1975(6L、537−542および1974 
(5)、 791−799から公知である。
式(1)のシス−異性体および該異性体を少な(とも9
0%含有している異性体混合物はそれ自体公知の各種方
法で得ることができる。
1つの方法として(→−シスー2,2−ジメチル−ろ−
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸
またはその官能基誘導体を下記式の化合物と反応させる
方法がある。
(式中I R3はヒドロキシ基またはハロゲン原子を意
味する)。
シス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニ
ル)シクロプロパンカルボン酸の適当な官能基誘導体は
その塩の他に、好ましくは酸ハロゲン化物(−COX)
およびエステル(−C00R4)である。なおここでX
はハロゲン原子、好ましくは塩素または臭素。
モしてR1は好ましくはアルキル、最も好ましくはエチ
ルまたはメチルである。この方法の好ましい実施態様は
次のとおりである。
a)酸受容体の存在下でシス−2,2−ジメチル−3=
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸
をx R3がハロゲン原子である式(2)の化合物と反
応させる;b)酸受容体の存在下でシス−2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン
カルボン酸のハロゲン化物(好ましくは塩化物または臭
化物)を、R3がヒドロキシである式(2)の化合物と
反応させる;C)親水性剤の存在下でシス−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパ
ンカルボン酸をR3がヒドロキシである式(2)の化合
物と反応させる;またはd〕 シス−2,2−ジメチル
−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカル
ボン酸のアルキルエステルなs R3がヒドロキシであ
る式(2)の化合物とアルコールの脱離を伴って反応さ
せる。
a)およびb)の方法のために特に適当な酸受容体はト
リアルキルアミンおよびピリジンのごとき第三アミン、
およびアルカリ金属。
アルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩および重
炭酸塩およびアルカリ金属アルコラードたとえばカリウ
ム第三ブチラードおよびナトリウムメチラートである。
 C)方法の場合は親水性剤としてたとえばジシクロへ
キシルカルボジイミドが使用される。 a〕からb)ま
での方法は常圧または高められた圧力下、好ましくは不
活性溶剤または希釈剤中。
たとえば−10乃至120℃1通常は20乃至80℃の
反応温度で実施される。適当な溶剤または希釈剤には、
たとえばエーテルおよびエーテル化合物たとえばジエチ
ルエーテル。
ジプロピルエーテル、ジオキサν、ジメトキシエタン、
およびテトラヒドロフラン;NjN−ジアルキルカルボ
ン酸アミドのごときアミド:脂肪族、芳香族およびハロ
ゲン化炭化水素、好ましくはベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロホルム、クロロベンゼン;アセトニトリル
のごときニトリル;ジメチルスルホキシドおよびケトン
たとえばアセトンおよびメチルエチルケトンがある。
出発物質としての(±)−シス−2,2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン
酸およびその誘導体は公知である〔ペストサイド・サイ
エンス(Pest−icide 19cience )
 、1974(5)、791−799参照〕。
式(1)の化合物は米国特許4242278明細書およ
び英国特許1598472明細書に記載されている方法
によって得られる。
式(1)のシス−異性体を得るいま1つの方法として2
,2−ジメチル−3−’(2,2−ジクロルビニル)シ
クロプロパンカルボン酸の3−フェノキシベンジルエス
テルの非立体特異性合成によって得られたシス/トラン
ス−異性体混合物をそれ自体公知の方法によって2つの
幾何異性体に分割する方法がある。この分割は適当な溶
剤(たとえばヘキサン、トルエンなどの脂肪族または芳
香族炭化水素)中での分別結晶によっであるいは適当な
溶離剤(たとえば上に例示した溶剤など)を使用したカ
ラムクロマトグラフィーによって実施することができる
。これらの方法におけるシス−異性体の損失を出来るだ
け少なくするため1分割をトランス−異性体を10%ま
で含む異性体混合物が得られるところまでだけ行うこと
もでき、このような異性体混合物も本発明の方法に使用
できる。
2つの異性体をほぼ等量(たとえばシス:トランス40
:60)で含有しているシス/トランス異性体混合物お
よびその製造方法は文献から公知である(たとえばドイ
ツ特許公報2326077および2709264ならび
に欧州特許公報8661参照)。
本発明はまたケラチン質材料にケラチン害虫から保護す
るための保護仕上げ剤を付与するための組成物にも関し
、その組成物は式(1)に定義した1種またはそれ以上
の(±)−シス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジ
クロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の3−フェノ
キシベンジルエステルを純粋な形であるいは該シス−異
性体を少なくとも90%含有している異性体混合物の形
で含有している。
本組成物は好ましくは活性成分として式(1)のシス−
異性体を少なくとも95%含有している異性体混合物を
含有し、最も好ましくはほぼ純粋なシス−異性体を含有
する。
本発明の組成物は活性成分に加えて常用のキャリヤーお
よび/または調合助剤たとえば有機溶剤、水、酸、湿潤
剤1分散剤および/または乳化剤を含有しつる。本発明
の組成物はまた本発明の保護方法のための処理浴の添加
助剤として前記した。ような助剤を含有しうる。さらに
また1本発明の組成物はケラチン害虫に対して効力のあ
る他の保護剤たとえば尿素誘導体、ベンズイミダゾール
、芳香族スルホンアミド、リン酸およびホスホン酸エス
テルおよび/または5−フェニル−カルバモイルバルビ
ッール酸を含有しつる。
以下に本発明の実施例を記す。これらの実施例は本発明
の方法ならびにその方法に使用される式(1)の化合物
の製造方法をより詳細に説明するためのものであって本
発明を駆足するものではない。
下記実施例および明il書ならびに特許請求の範囲の全
記載の中の部およびパーセントは特に別途記載のない限
り重量部および重量パーセントである。
実施例1 トルエン20−に((転)−シス−2,2−ジメチル−
3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボ
ン酸塩化物5gを溶解した溶液に最初ピリジン2.3g
を1次にトルエン10d中3−フェノキシ−α−プロビ
ニ〜1−イルベンジルアルコール5.2gの溶液を。
氷冷しながらかつ空気を排除(N2導入)しながら滴下
する。つぎに痕跡量の4−ジメチルアミノピリジンを添
加する。この反応混合物を一晩攪はんしそして約200
−のトルエンと200−の水とで希釈する。このあと2
規定HCI、10%に2CO3溶液j 10%l’Ja
HCOs溶液および塩化ナトリウム飽和溶液で順次抽出
する。そして回転蒸発器にかげてamする。
濃縮した溶液を200gのシリカゲルに通し。
ヘキサン/エーテル95:5混合物で溶離して300g
捕集びんにろ過捕集する。溶剤を除去して、下記式 の(+J−シスー2,2−ジメチルー3−(2゜2−ジ
クロルビニル)シクロプロパンカルボン酸の6−フェノ
キシ−α−プロピニー1−イルベンジルエステル8.6
gを得る。この生成物は屈折1率nF1.5712の淡
黄電油の形状を呈する。
比較のため、出発物質として(±]−トランスー2,2
−ジメチル−5−(2,2−ジクロルビニル)シクロプ
ロパンカルボン酸の塩化物を使用して上記と同様に操作
を実施して。
屈折率’r = 1.5687の黄色油の形状を呈する
異性体、((社)−トランス−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸
の3−フェノキシ−α−プロピニー1−イルベンジルエ
ステルが得られた。この化合物を以下において化合物1
02という。
欧州特許公報8362から公知である3−フェノキシ−
α−プロピニー1−イルベンジル2.2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン
酸エステルのシス/トランス異性体混合物(以下化合物
106という)はn弔=1.5700の屈折率を有する
実施例2 3−フェノキシベンジルアルコールまたは3−フェノキ
シ−α−シアノベンジルアルコールと(1j−シス−2
,2−ジメチル−6−(2,2−ジクロルビニル)シク
ロプロパンカルボン酸塩化物とを出発物質として使用し
て実施1と同様に操作を実施して下記の化合物が得られ
た。
3−フェノキシベンジル(±)−シス−2,2−ジクロ
ルビニル)シクロプロパンカルボン酸エステル(化合物
201)、屈折率はnr = 1.5680. オヨヒ 6−フエノキシーα−シアノベンジル(±)−シス−2
,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シク
ロプロパンカルボン酸エステル(化合物202 )、屈
折率 nv=1.5610 。
比較のためc±)−トランス−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸
塩化物を使用して、同様方法によって下記の2つの異性
体トランス−化合物が得られた。
3−フェノキシベンジル(→−トランスー2゜2−ジメ
チル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン
カルボン酸エステル(化合物203 )、屈折率n6°
=1.5642.および 3−フェノキシ−α−シアノベンジル1月−トランス−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シ
クロプロパンカルボン酸エステル(化合物204)、屈
折率nF1.5 623゜ さらに比較のためドイツ特許公報2326077から公
知である対応するシス/トランス異性体混合物を引用す
る: 3−フェノキシベンジルC刊−シス/トランス−2,2
−ジメチル−5−(2,2−ジクロルビニル)シクロプ
ロパンカルボン酸エステル(化合物205)、これは“
ベルメスリン”の名前で知られている。シス:トランス
の比は約40:60oおよび 6−フェノキシ−α−シアノベンジル(±)−シス/ト
ランス−2,2−ジメチル−3〜(2,2−ジクロルビ
ニル)シクロプロパンカルボン酸エステル(化合物20
6)、これは“サイペルメスリン”の名前で知られてい
る。シス:トランスの比は約40=600実施例1およ
び2で出発物質として使用された2、2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン
酸塩化物は次のようにして得られる。
a)f→−シス−およびC(転)−トランス−2,2−
ジメチル−3〜(2,2−ジクロルビニル)シクロプロ
パンカルボン酸の両方の製造方法はペストサイド・サイ
エンス(Pe5ticideScience)、197
4(5)= 791 799頁。
2.1項から2.6項までに記載されている。
b)f+j−シス−2,2−ジメチル−3−(2゜2−
ジクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸8gを80
mのへキサンに入れて還流加熱する。ジメチルホルムア
ミドの1滴を添加した後、ヘキサン1〇−中シュウ酸塩
化物6gの溶液を1時間かけてゆっくりと滴下する。
さらに3時間半還流沸騰させるとガスの発生が止む。溶
剤を回転蒸発で除去し、残留物をバルブ管内に80℃の
温度、0.1)ルの圧力下で蒸留する。得られた(±)
−シス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビ
ニル)シクロプロパンカルボン酸塩化物は直接実施例1
または2による反応のために使用されうる。
同様の方法で対応するトランス−酸塩化物が製造される
実施例6 ドイツ公報明細書27’09264の実施例2によって
得られた異性体3−フェノキシ−4−フルオロ−α−シ
アノベンジル1f)−シス/トランス−2,2−ジメチ
ル−3−(2゜2−ジクロルビニル)シクロプロパンカ
ルボン酸エステル混合物(黄色油、シス:トランス約4
0 : 6o、ny=1.5548)11 gをシリカ
ゲルカラムに通し、トルエン/ヘキサン1:1で溶離し
てクロマトグラフィーにかげた〔シリカゲルの正味量(
40/60メツシユ)1200g;カラム直径9c+n
)。3つの留分が溶離され、第一の留分はシス−異性体
の混合物を含有し、第三の留分はトランス−異性体の混
合物を含有しそして第二の留分はシス/トランス異性体
混合物である。留分1および3から溶剤を除去して筆記
式の3−フェノキシ−4−フルオロ−α−シアノベンジ
ル(→−シスー2,2−ジメチルー3−(22−ジクロ
ルビニル)シクロプロパンカルボン酸エステル3.8g
が得られた。
この化合物は黄色油の形状を呈し、屈折率田 はn−1,5567−C−あり、ソノNMRスベクトル
は第1図に示されている。同じ(留分3から6−フェノ
キシ−4−フルオロ−α−シアノベンジル(±)−トラ
ンス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニ
ル)シクロプロパンカルボン酸エステル(化合物302
)4.7gが得られた。この化合物は黄色味を帯びたワ
ックスの形状を呈し、そのNMRスペクトルは第2図に
示されている。
実施例4 吸尽浴中での処理 試験化合物として化合物101,102゜201.20
5,205.!+01および302を使用して各試験化
合物50111gをエチレングリコールモノエチルエー
テル25〜に溶解して原液を調製した。
ウール織物試料5gを充分に予備湿潤しそして下記成分
を含有している水性処理浴に入れた。
試験化合物・・・ウール重量基準で後記ppm (対応
する量の上記原 液を処理浴に添加) 80%酢酸・・・ウール重量基準で1%硫酸アンモニウ
ム・・・ウール重量基準で4% 湿潤剤および分散剤・・・処理浴11!当たり0.5 
g 。
浴温度を20分間で98℃まで上げそしてこの温度で処
理を60分間実施した。この後浴を冷却し、試料を水で
濯ぎ洗いして室温で乾燥した。
試験化合物で保護処■され、乾燥したウール試料をスイ
ス標準規格によるモス防虫試験(イガ、 Tineol
a bisselliella )(um、による虫喰
い予防試験)ならびにケガワムシ(At t a −g
enus piceus 01iv、 )およびシュウ
タンムシ(Anthrenus fiavipes v
ar、 seminiveus )の幼虫に対する防虫
試験にかげた。
これらの試験にはチオネラ(Tineola )の幼虫
、アントレナス(Anthrenus ) の幼虫およ
び7週令の7タゲナス(Attagenus )の幼虫
が使用された。
上記ウールフランネル試料から同じサイズの布片複数個
を切り取りそして恒温(28℃)かつ一定相対湿度(6
5%)の条件で14日間上記ケラチン害虫の各15匹の
侵食にさらした。3種の害虫すべてに対する試験化合物
の効力評価を試料の重量損失の測定によって行った。次
の表1は各試験化合物の濃度(ウール重量に対するpp
m )および虫喰いにょる重量損失(キ)を示す。
表 1 上記の試験結果から各シス−異性体がトランス−異性体
および供試異性体混合物のいずれよりもはるかに優れた
作用を有していることが明らかである。
実施例5 パッド法による処理 実施例4に記載した試験化合物101゜102.201
,203,205,301゜および302の各原液12
.5−を湿潤剤1g/lを含有しているエチレングリコ
ールモノエチルエーテルで希釈した。この希釈はパッド
液中の試験化合物の濃度が、パッシング後にウール試料
が後記表2に示すppmで当該試験化合物を含有するよ
うに調整されるようになされた。このように調製された
処理溶液各3−をとりそれぞれ結晶皿に入れた。ビンセ
ットを使用して円形ウール試料片をその結晶皿に約3秒
間浸して濡らした。この濡れた円形試料を2枚のアルミ
箔の間に入れてパッドしそしてその円形試料の重量を基
準にして100%の液吸収となるまで液を絞った。この
あと試料を空気乾燥して実施例4と同様に生物学的試験
にかけた。試験結果を次の表2に示す。
この結果から明らかなように各シス−異性体はトランス
−異性体ならびに供試異性体混合物よりも非常に優れた
作用を有している。
表 2 実施例6 試験化合物1o1,201,202,301゜をそれぞ
れエチレングリコールモノメチルエーテルに溶解して1
0%溶液を調製した。この溶液1容量部を200容量部
のドライクリーニングに適当な溶剤たとえば適当な石油
留分またはパークロロエチレンで希釈した。所望ならば
洗浄促進剤を添加してもよい。このクリーニング液でウ
ール繊維品を常法どおり処理しそして溶剤吸収がそのウ
ール製品の重量の約100%となるまで遠心脱水した。
乾燥後、その処理されたウール製品は実施例4に記載し
たケラチン害虫の虫喰い被害に対する優秀な保護仕上げ
効果を示した。
実施例7 試験化合物101,201,202,301をそれぞれ
塩化メチレン、トリクロルエチレンまたは低沸点石油留
分に溶解して0.5%溶液を調製した。この溶液を常用
の噴霧器によってウール製品にスプレーした。スプレー
は処理液付与量が2 x、15 g /m2 となるよ
う′に実施した。これはエーロゾルの有効消費率が30
%の場合に被処理材料上の試験化合物濃度が約4 D 
Oppmであることを意味する。
このようにして処理されたウール繊維品は実施例4に記
載したケラチン害虫の虫喰い被害から保護された。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記化合物301のNMRスペクトルを示し、
第2図は上記化合物302のNMRスペクトルを示す。 手続補正書 昭和60年5月20日 特許庁長官 志賀 学 殿 l 事件の表示 昭和60年特許願第71911号 3 補正をする者 事件との関係:特許出願人 名 称 チバーガイギ アクチェンゲゼルシャフト4代
理人 6 補正の内容 別紙の通り 明細書の浄書内容に変更なし。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ケラチン質材料をケラチン害虫から保護するため
    の保護仕上げ処理の方法において。 保護すべき材料を式 (式中、Rは水素、−c:cH。 −CミC−CH8,またはCNを意味し、そしてR,は
    水素またはフッ素を意味する)の((転)−シス−2,
    2−ジメチル−6〜(2゜2−ジクロルビニル)シクロ
    プロパンカルボン酸の3−フェノキシベンジルエステル
    で、または該シス−異性体を少なくとも90%含有して
    いる異性体混合物で処理することを特徴とする方法。 2、Rが水素またはCN、モしてR1が水素である式(
    1)の化合物を使用する特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 3、Rが−CミC−CH3,そしてR,が水素またはフ
    ッ素である式(1)の化合物を使用する特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 4、Rが水素またはCN、モしてR3がフッ素である式
    (1)の化合物を使用する特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 5、 保護されるべき材料を吸尽法またはパッド法によ
    って、特許請求の範囲第1項に定義した1糧またはそれ
    以上の化合物を含有する水性液、これはさらに付加的に
    分散剤。 湿潤剤、酸、塩基および/または染料のごとき常用繊維
    処理助剤を含有してもよい。 で処理する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6. 保護すべき材料を特許請求の範囲第1項に定義し
    た1種またはそれ以上の化合物を含有している有機クリ
    ーニング液で処理する特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 Z 保護すべき材料に特許請求の範囲第1項に定義した
    1種またはそれ以上の化合物を含有している有機溶剤を
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 8、 保護すべき材料にその材料を基準にして10乃至
    2000 ppmの量で式(1)の化合物を付与する特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 9 吸尽法によって染色浴中でウール繊維材料を処理す
    る特許請求の範囲第5項に記載の方法。 10、 吸尽法によって後処理浴中でウール繊維材料を
    処理する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 11、特許請求の範囲第1項に記載の方法によって仕上
    げ処理されたケラチン質材料。 12、式(1)の化合物を1o乃至2000 ppm含
    有している特許請求の範囲第11項に記載のケラチン質
    材料。 13、ケラチン質材料をケラチン害虫から保護する保護
    仕上げ処理のための組成物において、該組成物が特許請
    求の範囲第1項に定義した1種またはそれ以上のc±)
    −シス−2゜2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビ
    ニル)シクロプロパンカルボン酸の6−フェノキシベン
    ジルエステルを純粋な形で。 または当該シス−異性体を少なくとも90%含有してい
    る異性体混合物として含有していることを特徴とする組
    成物。 14、常用キャリヤーおよび/または製剤助剤たとえば
    有機溶剤、水、酸、塩基、湿潤剤。 分散剤および/または乳化剤を含有している特許請求の
    範囲第13項に記載の組成物。
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