JPS60231200A - 異常時原子炉出力制御装置 - Google Patents

異常時原子炉出力制御装置

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JPS60231200A
JPS60231200A JP59088099A JP8809984A JPS60231200A JP S60231200 A JPS60231200 A JP S60231200A JP 59088099 A JP59088099 A JP 59088099A JP 8809984 A JP8809984 A JP 8809984A JP S60231200 A JPS60231200 A JP S60231200A
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JP
Japan
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reactor
output
control device
accident
signal
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JP59088099A
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洋一 小瀬
幸治 大賀
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Hitachi Ltd
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は原子炉プラントの出力制御装置に係シ、特に給
水加熱喪失、非常用炉心冷却系の誤起動などの原因によ
って冷い冷却材が炉心に異常流入する事象(以後、冷水
流人事故という)が発生した際の異常時原子炉出力制御
装置に関する。
〔発明の背景〕
第15図は沸騰水型原子炉を模式的に示すブロック図で
ある。図において、1は炉心、2は上部プレナム、3は
主蒸気管、4はタービン、5は給水加熱器、6は給水ポ
ンプ、7は給水配管、8は再循環系、9は流量制御弁、
10は再循環ポンプ、11は選択制御棒、12は選択制
御棒駆動機構、13は高圧炉心スプレー配管、14は弁
、15は高圧炉心スプレーポンプ、16は復水貯蔵タン
ク、17は平均出力領域モニタ、18は温度計、19と
20は流量計、21は出力制御装置、22は再循環流量
制御装置、23は選択制御棒制御装置である。例えば、
第15図のような沸騰水型原子炉は冷水流人事故−の専
用インターロックを持たないため、冷水流人事故から派
生する中性子レベルが高くなったことを示すインターロ
ックによってスクラムする。
第16図は給水加熱喪失事故時の原子炉出力の過渡変化
を示す図である。給水温度が低下し、炉心に流入する冷
却材温度が低下すると正の反応度が投入され、原子炉出
力が上昇する。上記のようにこの種の原子炉は、冷水流
人事故専用のインターロックを持たないため、定格出力
の120%に達した後に中性子高インターロックによっ
てスクラムする。この過渡変化では、出力が120%に
なってスクラムが発生するため、出力運転中の制御棒引
き抜きとならんで、MCPR(lk小限界出力比)が蝦
も厳しい事象となシ、燃料保全上望ましくない。
一方、冷水流人事故の主原因である弁の誤動作などは、
本来はスクラムすることなしに容易に修復可能である。
したがって、後の処理に多くの費用と日時を要するスク
ラムを回避し、以後原子炉の状態が悪化した場合にも十
分対応可能な程度に原子炉出力を低く保てれば、事故原
因を除去した後、早期に通常定格運転に復帰できる。
〔発明の目的〕 本発明の目的は、修復容易な原因による冷水流人事故時
の不必要なスクラムを回避し、原子炉出力を十分安全な
程度に下げ、通常定格運転への復帰を容易にして、原子
炉稼動重金向上させるとともに、冷水流人事故時のM 
CP Rの上昇を抑える異常時原子炉出力制御装置を提
供することである。
〔発明の概振〕
本発明の異常時原子炉出力制御装置は、原子炉圧力容器
内に流入する冷却材の状態に関する信号、あるいは冷却
材流入に係わる弁の開閉信号、ポンプ起動信号など冷水
流人事故を検出するのに必要な各棟側定信号を用いて事
故発生を早期に検出し、選択制御棒の挿入あるいは再循
環流量の制御によって、スクラムを回避しながら、原子
炉出力を十分安全な程度に下げることを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によシ詳細に説明する。
第1図は本発明による異常時原子炉出力制御装置の第1
実施例の構成を模式的に示すブロック図である。図にお
いて、241は本装置であシ、データ取シ込み部251
、事故発生検出部261、および信号出力部271から
構成される。温度計18からの給水温度信号は、本装置
241内のデータ取シ込み部251に取シ込まれる。こ
の信号をもとに事故検出部261で給水加熱喪失事故発
生を検出する。信号出力部271は、事故検出部261
からの事故発生検出信号をもとに、選択制御棒制御装置
i23に起動信号を、また出力制御装置21に原子炉出
力設定値を出力する。選択制御棒制御装置23は、選択
制御棒駆動機構12によシ選択制御棒11を炉心1に挿
入する。出力制御装置21は平均出力領域モニタ17の
測定値と原子炉出力設定値P+1との偏差信号を再循環
流量制御装置22に送る。再循環流量制御装置22は前
記偏差信号が零になるように流量制御弁9を調節し、原
子炉出力を出力設定値Psに制御する。
・第2図は本芙施例装置での処理の流れを示すフローチ
ャートである。本装置に取シ込まれた給水温度信号TP
Wは、耐ノイズ性を増すために平滑化され、さらに一定
周期でサンプリングしてディジタル信号T ywnに変
換される。次に次式の給水加熱喪失事故の判定基準に基
づいて事故発生を検出する。
Tyvn<Ti ここで T6:事故判定用の設定温度 事故判定用の設定温度Tsは、本装置の誤起動または起
動失敗を防止するために、以下の2つの条件を満すよう
に設定しである。
1、通常定格運転における給水温度の変動範囲より十分
に低い。
2 通常の再循環流量制御による原子炉出力制御が可能
な温度限界以上。
上記判定基準が満されない場合、すなわち原子炉が正常
の場合には、給水温度信号Trwを取シ込票続ける。判
定基準が満され事故発生を検出すると、選択制御棒制御
装置が既に起動されているか否かをフラグ用整数IFL
Gによって判定する。
初めて選択制御棒制御装置が起動される場合(IFLG
=0)には、制御装置に起動信号を送、9、IFLGを
1”とする。選択制御棒挿入後、原子炉出力が十分に下
がる時間td1待った後、原子炉出力設定値を決定し、
出力制御装置にこの新たな設定値を出力する。一方、既
に選択制御棒制御装置が起動されている場合(IFLG
=1)には、直接原子炉出力設定値を決定し、出力する
上記いずれの場合も、給水温度Tywを取シ込み、゛処
理を繰シ返す。ここで原子炉出力設定値P8には、あら
かじめ原子炉過渡解析プログラムなどによシ決定した給
水温度Tywoの関数として与えられる最適外原子炉出
力Pg =:fx (TFWD )を用いる。
餓3図は本装置の回路図である。図において30はロー
パスフィルタ、31はサンプルアンドホールド回路、3
2は比較器、33は否定回路、34は遅延回路、35は
関数発生器、36はゲートである。給水温度Tywが、
ローパスフィルタ30とサンプルアンドホールド回路3
1を通って、平滑化およびディジタル化されTFWDと
なる。このTFWDを事故判定用の設定温度T8と比較
器32で比較する。通常状態ではTrwn ) T s
であシ比較器32は”1″を出力するが、TFWDがT
s以下になると”O”を出力する。この信号は否定回路
33で反転され、TywnくTiの場合のみ、選択制御
棒制御装置起動信号が1″になるとともに、遅延回路3
4に1”が送られる。一方、関数発生器35では給水温
度T FWDに対応する原子炉出力設定値PIIが関数
fs(Tywn)を用いて決定される。設定値PI+は
、ゲート36に遅延回路34からのE・NABLE信号
″1″が入力されている場合にのみ出力されるようにな
っている。
第4図は本実施例の異常時原子炉出力制御装置が動作し
た時の原子炉過渡変化を模式的に示す図である。(A)
は原子炉出力、(B)は給水温度である。時間toに給
水加熱喪失事故が発生し、給水温度がTsになった時間
t1に事故が検出され、選択制御棒が挿入されるため、
原子炉出力は急激に低下する。原子炉出力が十分に低下
した時間ts+tat以後は、出力設定値PI+が本装
置から出力され、出力制御装置と再循環流量制御装置の
動作によシ、原子炉出力がこの設定値Psに制御される
。従って、不要なスクラムが回避される。
この状態で給水加熱喪失事故の原因が除去されれば、直
ちに出力上昇を開始し、通常定格運転に復帰でき、スク
ラムによる稼動率の低下がない。
次に第2実施例について説明する。第5図は第2実施例
の異常時原子炉出力制御装置の構成を模式的に示すブロ
ック図である。図において242は本装置、272は信
号出力部、28はディスプレイ装置である。給水温度測
定から事故検出に関しては前述の第1実施例と同じであ
る。すなわち温度計18の信号をデータ取シ込み部25
1に取シ込み、事故検出部261によシ給水加熱喪失事
故を検出する。信号出力部272は給水温度TFWDに
よって選択制御棒挿入本数Nを決定し、選択制御棒制御
装置23に制御棒挿入本数および起動信号を出力する。
その結果、決定された本数だけ選択制御棒11が炉心1
に挿入される。デ1イスプレイ装置28は原子炉出力や
再循環流量などの運転支援情報を出力する。選択制御棒
挿入によシ原子炉出力が低下した後、運転員はこれらの
情報を用いて手動で再循環流量を設定し、原子炉出力を
制御する。
第6図は第5図装置の処理の流才りを示すフローチャー
トである。本装置に取シ込まれた給水温度信号TWDは
平滑化およびディジタル化され、信号T rwnに変換
される。このT FWDを用いて第1実施例と同様の事
故刊定基年にもとづき事故を検出する。判定基準が満さ
れない場合、すなわち原子炉が正常の場合には、給水温
度信号Tywを取シ込み続は判定を実施する。事故が発
生し判定基準が満されると、給水温度がほぼ安定する時
間t1待った後、この時間の給水温度TtWを、取シ込
み、それを平滑化およびディジタル化した信号T yw
nをもとに選択制御棒挿入本数Nを決定し、選択制御棒
制御装置に挿入本数Nおよび起動信号を出力する。選択
制御棒押入本数Nは給水温度TFWDの関数として与え
られる本数N= g (T FWD )を用いて決定さ
れる。この関数g(Tptvn)は、あらかじめ原子炉
過渡解析プログラムなどによ請求めた関数である。
第7図は本実施例の異常時原子炉出力制御装置上動作し
た時の原子炉過渡変化を模式的に示す図である。(A)
は原子炉出力、(B)は耐水温度でおる。時間toに給
水〃1熱喪失が発生し、給水温度がTsになった時間t
1に本装置によシ事故が検出される。その後本装置は時
間ts+tazの給水温度Tywを取シ込み、これを用
いて制御棒本数を決定し、選択制御棒駆動装置に送る。
これによシ選択制御棒が挿入され、原子炉出力は急速に
低下する。原子炉出力が十分に低下した後、運転員はデ
ィスプレイ装置に表示された運転支援情報を用いて、手
動で出力を制御する。
更に第3実施例について説明する。第8図は第3実施例
の異常時原子炉出力制御装置を模式的に示すブロック図
である。図において243は本装置、273は信号出力
部である。給水温度測定から事故検出に関しては第1実
施例と同じである。
すなわち温度計18の信号をデータ取シ込み部251に
取シ込み、事故検出部261により給水加熱喪失事故を
検出する。信号出力部273は、事故発生検出信号をも
とに出力制御装置21に原子炉出力設定値P8を出力す
る。
第9図は第8図装置の処理の流れを示すフローチャート
である。本装置に堰シ込まれた給水温度1g号TFWは
平滑化およびディジタル化された信号Trm+に変換さ
れる。そして、第1実九例と同様の事故判定基準に従っ
て事故の発生の有無を判定する。判定基準が満されない
場合(TIFD>Tll )、すなわち原子炉が正常の
場合には、給水温度信号を取シ込み続は判定を実施する
。事故が発生し判定基準が満されると(TFWD <T
s )原子炉出力設定値P8を決定し、出力制御装置に
出々pだ後、給水温度を取り込み処理を繰シ返す。ここ
で原子炉出力設定値Psにはあらかじめ原子炉過渡解析
プログラムなどによシ決定した給水温度T FWDの関
数として与えられる最適な原子炉出力P++=’g(T
ywn)を用いる。
第10図は本実施例の異常時原子炉出力制御装置が動作
した時の原子炉過渡変化を模式的に示す図である。(A
)は原子炉出力、(B)は給水温度である。時間1oに
給水加熱喪失事故が発生し、給水温度がTIIになった
時間t!に事故が検出されると出力設定値P、++が決
廻され出力制御装置に送られる。そして、出力制御装置
と再循環流量制御装置の作動によシ、原子炉出力は出力
設定値Psに制御される。
最後に第4実施例を説明する。第11図は第4実施例の
異常時原子炉出力制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、244は本装置であり、データ取り込
み部254、事故発生検出部264、および信号出力部
274から構成される。
流量計20からの非常用炉心冷却系の流量信号は、本装
置244内のデータ取シ込み部254に取り込まれ、こ
の信号をもとに事故発生検出部264で非常用炉心冷却
系の誤注入を検出する。信号出力部274は事故発生検
出部264からの事故発生検出信号をもとに選択制御棒
制御装置23に起動信号を、また出力制御装置21に原
子炉出力設定値を出力する。選択制御棒制御装置23は
、選択制御棒駆動機構12により選択制御棒11を炉心
1に挿入する。出力制御装置21は平均出力領域モニタ
17の測定値と原子炉出力設定値Psとの偏差信号を再
循環流量制御装置22に送る。再循環流量制御装置22
はこの偏差信号が零になるように流量制御弁9を調節し
、原子炉出力を出力設定値Pgに制御する。
第12図は本装置での処理の流れを示すフローチャート
である。誤起動による冷水流入は非常用炉心冷却系のひ
とつである高圧炉心スプレー系(HFO2)のほか、原
子炉隔離時冷却系(R,CIC)でもあシ得る。本装置
はこれら2系統のうちいずれか一方のみの誤起動を仮定
して処理している。
まず高圧炉心スプレー系流量W II P CIIおよ
び原子炉隔離時冷却系流量W n c x cを取シ込
み、次式の事故判定基準に基づき事故発生を検出する。
W)Ws ここで、W:WHPC8+WILCICWII:事故判
定用の設定流量 事故判定用の設定流量Wsは、本装置の誤起動または起
動失敗を防止するために以下の2つの条件を満すように
設定しである。
1、 流量計のノイズ信号よシ十分高い。
2 通常の再循環流量制御による原子炉出力制御が可能
な流量限界以下。
上記判定基準が満されない場合、すなわち原子炉が正常
の場合には、流量信号を取シ込み続ける。
事故が発生し判定基準が満されると、次に原子炉スクラ
ム信号によって、原子炉がスクラムしているか否かを判
定する。原子炉がスクラムしている場合には、本装置は
処理を終了する。スクラムしていない場合には、高圧炉
心スプレー系あるいは原子炉隔離時冷却系が誤起動した
ものと判断し、処理を進める。初めて選択制御棒制御装
置が起動される場合(IFLG=0)には、制御装置に
起動信号を送jp、IFLGを1”とする。選択制御棒
挿入後148時間待った後、原子炉出力設定値Pgを決
定し、出力制御装置にこの設定値を出力する。一方、既
に選択制御棒制御装置が起動されている場合(IFLG
=13には、直接原子炉出力設定値Psを決定し、出力
する。上記いずれの場合も両系の流量Wapcs 、W
gctcを取シ込み、処理を繰シ返す。ここで原子炉出
力設定値PIIには、あらかじめ原子炉過渡解析プログ
ラムなどによシ決定した高圧炉心スプレー系流量W v
i p c sの関数として与えられる最適な原子炉出
力Ps=h1(Wgpcg )N および、同様にして
決定した原子炉隔離時冷却系流量W Rc I Cの関
数として与えられる最適な原子炉出力Pg =hz (
WIICIC)を用いる。
第13図は本装置の回路図である。図において、40と
41は加算器、42は比較器、43はかの回路、44は
否定回路、45は遅延回路、46はゲート、47と48
は関数発生器である。加算器40は高圧炉心スプレー系
流量W m p c sと原子炉隔離時冷却系流量Wl
(!ICの和Wを出力するが、−力の系のみの誤起動を
仮定しているので、WはW Mp c s 又はW R
Ct cに等しい。和の流量Wは比較器42によって事
故判定用の設定流量Wsと比較される。判定条件(W>
Wg )が満されると比較器42は1″を出力する。A
ND回路43は高圧炉心スプレー系あるいは原子炉隔離
時冷却系が正常動作したのか、誤動作したのか判定する
ために設けられている。つまシ、いずれかの系がプラン
トのインターロックによシ正常に起動した場合にはスク
ラム信号が必ず入っている。そのため、比較器42の出
力が61″′かつスクラム信号が0”の場合、つまル、
いずれかの系が誤起動したとき、選択制御棒制御装置起
動信号が′1”になるとともに遅延回路45に′l”が
送られる。
一方間数発生器47では高圧炉心スプレー系流量W n
 p c sに対応する原子炉出力設定値h11また4
8では原子炉隔離時冷却系流量W n c t cに対
応する原子炉出力設定値h!を決定する。加算器41の
出力には誤起動した系の原子炉出力設定値が現れ、ゲー
ト46に遅延口・路45からのENABLE信号″1”
が入力されている場合にのみ原子炉出力設定値P6が出
力されるようになっている。
第14図は本実施例の異常時原子炉出力制御装置が動作
した時の原子炉過渡変化を模式的に示す図である。(A
)は原子炉出力、(B)は高圧炉心スプレー系流量おる
いは原子炉隔離時冷却系流量である。時間ioにいずれ
かの系が誤起動し、流量がWsになった時間t1に事故
が検出され、選択制御棒が挿入されるため、原子炉出力
は急激に低下する。原子炉出力が十分に低下した時間t
’2 + tas以後は、出力設定値P1が本装置から
出力され、出力制御装置と再循環流量制御装置の動作に
より、原子炉出力設定値Pgに制御される。
従って不要なスクラムが回避される。この状態で高圧炉
心スプレー系あるいは原子炉隔離時冷却系の誤起動の原
因が除去されれば、直ちに出力上昇を開始し、通常定格
運転に復帰でき、スクラムによる稼動率の低下がない。
〔発明の効果〕
本発明の異常時原子炉出力制御装置を用いれば、冷水流
人事故が発生した場合に、事故を検出し原子炉出力を下
げることによ)不要なスクラムを回避して、通常定格運
転に容易に復帰でき、その結果原子炉稼動率を向上させ
、事故時の安全性を増すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による異常時原子炉出力制御装置の第1
実施例の構成を示すブロック図、第2図は第1実施例装
置での処理の流れを示すフローチャート、第3図は第1
実施例装置の制御装置の回路図、第4図は第1実施例装
置が動作した時の原子濾過渡変化を示す図、第5図は第
2実施例の構成を示すブロック図、第6図は第2実施例
装置での処理の流れを示すフローチャート、第7図は第
2実施例装置が動作した時の原子濾過渡変化を示す図、
第8図は第3実施例の構成を示すブロック図、第9図は
第3実施例装置での処理の流れを示すフローチャート、
第10図は第3実施例装置が動作した時の原子濾過渡変
化を示す図、第11図は第4実施例の構成を示すブロッ
ク図、第12図は第4実施例での処理の流れを示すフロ
ーチャート、第13図は第4実施例装置の制御装置の回
路図、第14図は第4実施例が動作した時の原子濾過渡
変化を示す図、第15図は沸騰水型原子炉を模式的に示
すブロック図、第16図は給水加熱喪失事故時の原子炉
出力の過渡変化を示す図である。 1・・・炉心、2・・・上部プレナム、3・・・主蒸気
管、4・・・タービン、5・・・給水加熱器、6・・・
給水ポンプ、7・・・給水配管、8・・・再循環系、9
・・・流量制御弁、10・・・再循環ポンプ、11・・
・選択制御棒、12・・・選択制御棒駆動機構、13・
・・高圧炉心スプレー配管、14・・・弁、15・・・
高圧炉心スプレーポンプ、16・・・復水貯蔵タンク、
17・・・平均出力領域モニタ、18・・・温度計、1
9.20・・・流量計、21・・・出力制御装置、22
・・・再循環流量制御装置、23・・・選択制御棒制御
装置、241〜244・・・本装置、251〜254・
・・データ取シ込み部、261〜264・・・事故発生
検出部、271〜274・・・信号出力部、28・・・
ディスプレイ装置、30・・・ローパスフィルタ、31
・・・サンプルアンドホールド回路、32・・・比較器
、33・・・否定回路、34・・・遅延回路、35・・
・関数発生器、36・・・ゲート、40〜41・・・加
算器、42・・・比較器、43・・・AND回路、44
・・・否定回路、45・・・遅延回路、46・・・ゲー
ト、47〜48・・・関数発生器。 代理人 弁理士 鵜沼辰之

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、出力を制御するために選択制御棒制御装置と再循環
    流量制御装置とを有し加熱した冷却材を炉心に供給する
    方式の沸騰水型原子炉において、給水温度等のデータ取
    込部と、それらデータから給水加熱喪失等の異常を検出
    する部分と、事故検出に応じてよシ低い原子炉出力設定
    値を決定する部分とを含み、異常時に前記選択制御棒制
    御装置とゝ。 再循環流量制御装置の少なくともひとつを作動させて、
    上記より低い原子炉出力設定値に制御することを特徴と
    する異常時原子炉出力制御装置。
JP59088099A 1984-05-01 1984-05-01 異常時原子炉出力制御装置 Pending JPS60231200A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6395394A (ja) * 1986-10-09 1988-04-26 株式会社東芝 原子炉出力制御装置
JP2002181984A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 沸騰水型原子炉の監視制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6395394A (ja) * 1986-10-09 1988-04-26 株式会社東芝 原子炉出力制御装置
JP2002181984A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 沸騰水型原子炉の監視制御装置

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