JPS60227201A - 後面投影型スクリ−ン - Google Patents

後面投影型スクリ−ン

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JPS60227201A
JPS60227201A JP1026885A JP1026885A JPS60227201A JP S60227201 A JPS60227201 A JP S60227201A JP 1026885 A JP1026885 A JP 1026885A JP 1026885 A JP1026885 A JP 1026885A JP S60227201 A JPS60227201 A JP S60227201A
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JP
Japan
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wax
light
screen
light diffuser
rps
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Application number
JP1026885A
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English (en)
Inventor
Junji Miyahara
宮原 諄二
Hisatoyo Kato
久豊 加藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60227201A publication Critical patent/JPS60227201A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、後面投影型スクリーンに関するもので、l、
特にワックスを主成分とする後面投影型スクリーンに関
するものである。
後面投影型スクリーン(Rear Projectio
n8creen;以下RP8と称す)は、観察者と反対
側から画像情報を投影して、そのスクリーン上に情報面
at再生させる為の光学素子で、1、例えばマイクロフ
ィルムのリーダー、映画映写装置などの光学的ディスプ
レイ装置等に用いられているものである。
RPSは非常に古くから知られておシ、種々の材料及び
種々の方法により作られ、そして使われてきた。これら
のスクリーンの種類を大別すると次のようになる。
l)粗面化した表面をもつRPS、(以下、マット系ス
クリーンと称す) コ)光散乱粒子を分散させた層をもつRPS。
(以下、分散系スクリーンと称す) J)ワックスをコ枚の透明支持体の間にサンドインチし
7’cRPS、(以下、ワックス系スクリーンと称す) l)結晶性高分子材料を用いたRPS、(以下、結晶性
ポリマー系スクリーンと称す) これらRPSに要求される光学的特性のうち、重要なも
のは、・ (1)「ギラツキ」が少ないこと (2)「画像再生域」が広すこと (3)「光再分布特性(拡散特性)」が良いこと(4)
「解職力」が高いこと 等である。ことK「ギラツキ」とは、RPS上妃現われ
る無数の光点の集合であって、そのlっ1つが紅色の如
く輝き、観察者が眼を動かすにっれて、その光点の集合
がチラチラ動いてみえ、観察者に著しい顔性疲労を生せ
しめ、マイクロフィルミングが一般化するKつれて、近
年新たに発生してきた職業病の原因の1つにさえなって
いる。RPSの光学的特性として解決されねばならない
最大の問題の1つは、まさにこの「ギラツキ」であると
言って過言ではない。しかしながら、この「ギラツキ」
を定量的に評価することは、現在なお不可能であり、官
能的表現によシ評価せざるをえない状況にある。
又、「画像再生域」とは、スクリーン上に投影された画
像の再現できうる濃度範囲を示す特性値であり、次のよ
うに定義される。
この評価項目は、従来「コントラスト」と漠然と呼ばれ
ていたものであるが、本発明者達は、連続階調画gIヲ
忠実に再現する場合の重要な因子として、この画像再生
域を定義する。
ところで、写真フィルム自身の画像濃度域は、!、0か
ら≠、θ以上あり、肉眼で検出しうる画像濃度域である
、コ、!から!、0の範囲を充分にカバーしている。し
かるに、現在市販されている各種のRPSの画像再生域
を調査した結果、l。
コから/、Gの範囲にあるKすぎず、従ってこれら市販
のRPSは原画の画像情報を忠実に再現していないこと
が明らかであった。
この画像再生域を向上させるためには、RPSが高い拡
散透過率と低い拡散反射率をもっていなければならない
。前者は、スクリーン上における最大輝度を増加させ、
後者は、スクリーン表面における室内光の反射を低下さ
せて最小輝度を減少させ、同時に光源からの信号光のス
クリーン裏面における損失を低下させて、最大輝度を増
大させることを意味する。
又、「光再分布特性(拡散特性)」とは、画像情報がR
PS上に投影された場合、理想的KFiあらゆる方向か
ら観察しても、スクリーンの画像再生域が変化しないこ
と、すなわち、スクリーン上の輝度分布は、観察者が、
いかなる位置にいて本均−であることが望ましい。現実
には、それを解決する方法としては、入射した光が、あ
らゆる方向に散乱するようなオパール・ガラスのような
拡散特性に、RPSのそれを近づけるか、あるいは必要
とする観察範囲にのみ均一に光を再分布せしめる機能を
もつ光学累子を併用する等がある。
この光再分布特性(拡散特性)を表わす値として、発明
者らは、スクリーンに垂直に入射した時の輝度がl/コ
に減少する時の入射角度θl/コを採用した。たとえば
、θl/2=λj0ならば、見込み角コj0においてス
クリーン輝度が、垂直入射の場合の//コに減少するこ
とを意味する。
又、「解慮力」とは、スクリーン上で解像しうる/■当
シの線の数であり、この値は肉眼の分解能を規準にして
決められるべきでアシ、それと同等以上でおることが要
求される。
以上、RPSの光学特性を評価するμつの特性値につい
て述べてきたが、スクリーンが商品として充分に成シ立
つためKは、さらに次の特性が不可決であることは言う
までもないであろう。
(5)安定性 RPSは、その四方の端面のみを支持されて使用される
場合が一般的であり、従ってスクリーン自体が、少くと
も自らを支えられるだけ充分な機械的強度を有していな
ければならない。製造過程中、あるいは、使用中におい
て、傷、埃、1tは、不注意な取扱い等によっても損傷
を受けにくめこともまた重要な性質である。さらに、化
学的、熱的にも安定であって、種々の環境において本変
化を受けにくいことが重要である。
(6)製造の容易さ RPSとして要求される光学的特性?容易に実現しうる
製造方法(工程の数及び技術的容易さ)は、ユーザーに
良い製品を安価に供給する定めには、基本的に重要であ
ることは言うまでもないであろう。
(カ コ ス ト ユーザーにとって、製品のコストが安いことは、基本的
に重要であることは言うまでもないであろう。
以上の7項目にわたって、前述した参種のRPSを評価
すると、第7表のようになる。
マット系スクリーンの最大の欠点は、ギラツキが著しく
、画像再生域が狭いことである。その理由としては、光
源からの光が粗面化され次透明体表面、すなわち、空気
と透明体との屈折率差が非常に大きい界面で、非常にわ
ずかな回数の散乱しか受けていないととに原因するもの
と思われる。
さらに散乱は、透明体表面でのみ生ずるので、マット表
面に傷をつけると、 第1表 1種のRPSの比較 △ 実用上問題あり × 重大な欠点ありその傷が非常
に目立ち、商品価値を失うという本質的な欠点を持って
いる。また散乱は表面でのみ行われるため、任意の拡散
特性を与えることが困難であると言う欠点をも持ってい
る。
又、分散系スクリーンの最大の欠点は、ギラツキが著し
いことである。この種のスクリーンでは、ギラツキ會減
少させるには、「ミー散乱領域以下の粒子サイズにして
はならない」との制限下で、バインダーとの屈折率差を
できるだけ少くしつつ、粒子サイズを小さくして、単位
面積当りの散乱粒子数、いわゆる粒子密度を増加させる
ことが基本的に重要であると考えられる。(特開昭4A
4−.2/27、米国特許第37ノコ707号)この方
法によれば、ギラツキが減少する反面、解陳力が低下し
、さらに重大なことは、拡散反射率が増加し、拡散透過
率が減少してしまい、画像再生域が著しく低下してしま
うという現象が生ずる。実際に、この系では、解隊力は
拡散層の厚さにほぼ等しくなってしまうので、肉眼の分
解能に近い約io本/flの解1象力を得るには約io
oミクロンの厚さに制限される。このように、この系で
は、ギラツキの低下と再生域及び解像力の向上とは、相
反する関係となっているため、ギラツキの解決は実際上
不可能である。この分散系スクリーンは、一般にアクリ
ル板とか、ガラス板などの透明支持体に5光散乱粒子が
分散させられた塗布液を、均一に塗布し、乾燥すると言
う工程で作られる。100ミクロン以下の層を、少くと
も30センチ・メートル四方の広い面積にわたって、剛
い透明支持体上に均一に塗布することは容易でなく、こ
の工程の機械化には、多額の資金を必要とする。
一方、ワックス系スクリーンの光学特性は、他のタイプ
のスクリーンと比較して際立ってすぐれている。特に、
ギラツキが全くなく、画像再生域が極めて広いことであ
る。さらに驚くべきことには、ワックスで作られた光拡
散層の厚さが、lからλミリメートル程度に厚くても、
解像力がほとんど低下しないことで、分散系スクリーン
の場合では、散乱層厚さが、O0lミリメートル以上に
することが困難であるという事実と対称的である。
この驚くべき特異な光学的特性は、ワックスが本来持っ
ている物性に原因している。分散系スクリーンとワック
ス系スクリーンとの微細組織、物性及び光学特性を比較
して、光学特性の極めてすぐれたRPSは、次のような
条件をすべて備えていなければならないことを、本発明
者は見出した。
(1)ある厚さをもつマトリクス中に1マトリクスと異
なる屈折率をもつ微小領域が無数に存在すること (2) マ) IJクスとその微小領域との屈折率差が
、o、oiからo、or程度で、非常に小さいこと(3
)マトリクスとその微小領域との界面で、屈折率が連続
的に変化していること (4)微小領域の形状が、非常に不規則で複雑であるこ
と (5)微小領域の大きさが、jからjθミクロン程度で
あること 以上の観点からみて、マット系スクリーンは、(1)、
(2)、(3)、(4)の条件に欠け、また分散系スク
リーンは、一般K(2)、(3)、(4)の条件に欠け
ている。
一方、ワックス系スクリーンでは、ワックスの結晶化条
件によって微細な樹枝状、針状、板状、塊状等の複雑な
結晶形状を示すこと、個々の結晶領域間あるいは、結晶
領域と非晶領域間の密度差、すなわち、屈折率差が存在
し、しかもその差が非常にわずかであり、界面における
その屈折率変化が連続的であると思われることから、入
射した光は非常に複雑な密度のゆらぎの場を通り、多重
屈折、多重散乱を受けながら拡散層を通り抜け、しかも
その時、入射側に光が反射されるような全反射現象を生
じないことが可能であるが故に、極めてすぐれた光学特
性を持つものと思われる。すなわち、ワックス系スクリ
ーンは、上記(1)から(5)マでのすべて条件を満し
ている。
しかしながら残念なことには、ワックスは非常に柔かく
、かつもろいためK、ワックス単体で薄いシート状に成
形することが不可能であり、従ってワックス系スクリー
ンは、2枚の透明支持板にサンドイッチした構造でなけ
れば使用可能であった。RPSの場合、拡散層と透明支
持体との界面などの、屈折率の異なる異種物質との界面
において、光の損失が生ずるので界面の数は、できるだ
け少ないことが望ましい。従って、従来のワックス系ス
クリーンの構造は、非常にスクリーンの製造を困難にし
ていることと同時に、ワックスの持つ本来のすぐれた光
学特性を劣化させていると言える。さらにワックスのも
つ化学的不活性さと、もろさのため、透明支持板との密
着性が悪く、時間経過とともK、支持板からはがれたシ
、割れたシするというスクリーンとしては致命的な欠点
をもっている。そのため、本来ワックス系スクリーンは
その光学特性が極めて優秀なのにもかかわらず、tlと
んど実用化されていないのが現状である。
一方、結晶性ポリマー系RPSは、分散系RPSと比較
すると、その光学特性はすぐれているが、ワックス系R
PSよりも、ギラツキ、画像再生域は劣っている。その
理由として、高分子になるtlど分子の長さは巨大とな
シ、溶融粘度があがり、結晶化に際しても、ワックスの
ような複雑な結晶嘉藝も=+vネ −給1r−目り禮1
.J躬zxb藝^妊日が存在する微細組織となり、前述
した条件(4)を満していないためと思われる。これを
改善するために1球晶組織を変形させるような他の手段
が必要となる。(特公昭4At−/タコ、t7、米国特
許第3173/4A1号、同第31912j3号、同第
34124730号)高分子材料は、被膜成形性がある
という最大の特徴ケもち、かつ、その機械的強度は、ワ
ックスよシもはるかにすぐれているが、シートとして成
形加工するには、高分子材料であるが故に、圧延法、押
出法、射出成形法等の大規模な装置を用い、巨額な資金
を必要とする。R,PSは、市場が限られた特殊な製品
であり、他の消費財のように連続的に大量生産するより
は、販売数に見合った生産設備を選択し、高品質の製品
を安価にユーザーに供給すべ簀であるが、高分子材料を
用いると必然的に大規模な設備を用いることになり、コ
ストにはねかえってくる結果となる。
逆に、そのような設備をもった大メーカーのみが、大量
生産を行い、他のメーカを駆送して、価格ケ引負あげユ
ーザーにJl釈の自由をnfずに白ネ+の製品のみを押
しつけると言う害を生ずる恐れがある。このように、結
晶性ポリマー系RP8は、他のRPSと比較して、生産
設備に多額の資金を必要とするという欠点を有している
従って本発明の目的は改良されたワックス系スクリーン
を提供することにある。
特に本来ワックスの持つ極めてすぐれた光学的特性を変
えることなくワックスの機械的強度を向上させ、それK
より、ワックスがシートとして成形できるようKするこ
とにある。さらに本発明の目的はワックスの機械的強度
を向上させることKよシ、他の光学素子との組合わせを
容易にし、再生域、及び再分布特性ケさらに向上させる
ことKある。さらに本発明の目的は、キズがつきにくく
、割れK(<、硬く、しかも経時安定性の改良されたワ
ックス系スクリーンを提供することにある。
本発明の他の目的は、本来ワックスのもつ極めてすぐれ
た光学的特性を変えることなく、ワックスの化学的不活
性さを改良し、ワックス・シートと他の材質からなるシ
ートとの被接着性を向上せしめ、経時によりワックスシ
ートが他の透明シートからはがれるのを防止することI
lcある。さらに本発明の目的は極めてすぐれた光学的
特性ケ有し、しかも機械的強度、及び被接着性の向上し
九品質のよいワックス系スクリーンを安価に供給するこ
とにある。
本発明のこれらの目的はワックスにワックスと相溶性の
ある重合体をワックス改質剤として添加することたより
達成された。すなわちワックスは昔しからろうそく用と
して使われているばかりでなく近年釦なって製紙用、紙
加工用、接着剤用、ゴム用、溶剤用、マツチ用、電気用
、インキ用、文具用、化粧品用、農林用、医薬用、食品
用、彫塑・鋳造用、紡織用、皮革用、艶出用放射線減速
用、建築用など非常に多方面に用いられておシ、しかも
、これらの用途の大部分ではワックスのもつ低い機械的
特性を改善するためにワックスと相溶性のある重合体等
分ワックス改質剤として添加してbることか、ワックス
?用いている業界において常識であった。
しかしながら、このようなワックスの改質技術は光学的
スクリーンを扱う当業界においては、全く知られていな
かったし、またこのようなワックスの改質技術を用いて
、光学的特性を変えることなく、ワックスの持つ低い機
械的性質を改善できうろことは当業界においては全く知
られてぃなかった。
本発明はワックスにワックスと相溶性のある重合体を添
加することにエル5ワツクスが本来持つ極めてすぐれた
光学的特性を損うことなく、機械的強度及び被接着性の
向上したすぐれたワックス系スクリーン倉得ることが出
来ることケ見出したものである。
本発明においてワックスとは常温に於てロウ状の外観と
性質、例えば半透明で軟わらかく、かつ、もろく、しか
もそれ自体では皮膜を形成するのが困難である等の性質
を示す固体であり、例えば次のようなものが挙げられる
〔I〕天然ワックス(天然に生息する動・植物から採取
されるもの) 例えば木ロウ、カルナバロウ、カンショロウ、綿ロウ等
の植物性ワックスとかイボタロウ、ミツロウ、鯨ロウ等
の動物性ワックス。
[II)石油系ワックス(一般に石油から分離される常
温で固体の炭化水素)例えば・ξラフインワックスの沸
点がlλj0F以上のものとか、マイクロ・ワリスタリ
ンワックス(例えば日本精ロウ■製「ハイ−ミック」)
等。
(III)合成ワックス(有機合成技術的に合成された
ワックス状固体)例えばビニル系オリゴマー・ワックス
としてエチレン・オリゴマー・ワックス、プロピレン・
オリゴマー・ワックス、等トかエチレン・オキシド・オ
リゴマー・ワックス、プロピレン・オキシド・オリゴマ
ー・ワックス等がある。エチレンオキシド・オリゴマー
・ワックスとしては米国デュポン社製「カルボワックス
」が市販されている。ここ忙、オリゴマー・ワックスと
は分子量10゜000以下好ましくはt 、ooo以下
のものを指し、本発明に使用できるオリゴマー・ワック
スは固体でロウ状の外観と性質を示すものでろシメルト
・インデックス(JIS−に6760の方法による)が
i、ooo以上のものである。
マ九本発明に於て使用するワックスと相溶性のある重合
体でワックスの持つすぐれた光学的特性′を損うことな
く、ワックスの機械的強度を被接着性を改良する「ワッ
クス改質剤」とは次のようなものである。
CI)天然物及びその誘導体としてロジン変性ロジン、
ロジンエステル等のロジン系樹脂、テルペン樹脂、テル
ペンフェノール樹脂およびその他の天然樹脂がある。
(II)合成樹脂としてフェノール系、キシレン系等の
極性基分有する樹脂、石油樹脂(脂肪族系、脂環族系、
芳香族系)、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂等
がある。これらの内、好ましいものとしては、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVAと称す)、ポリイソブチ
レン(分子量Jj、000〜コ、ioo、。
00のものがよシ好ましい)、ポリブテン(分子t、t
 o o〜3.oooのものがより好ましい)、ロジン
、マタクテイックポリプロピレン等である。EVAの内
、好ましいのは酢酸ビニル含量が1s−4co重量%で
あって、そのメルト・インデックスが200〜仏OOの
ものである。例えば市販品として三井ポリケミカル■製
「エバフレックス」が知られている。ポリイソブチレン
は二ッン■製「ビスタ・ネツクス」を市販品として入手
できる。
これらワックス改質剤を添加することにより、ワックス
自身が本来もつ極めてすぐれた光学的特性を損わすに機
械的強度および被接着性を向上せしめることが出来る。
ワックス改質剤の添加量はワックスおよび添加剤全量の
0./−10重量%であるが、さらに好ましくは、例え
ばEVAの場合7〜!0重量係であり、ポリイソブチレ
ンでは0 、7−20重量%であシボリブテンでは7〜
30重量係である。これらの場合、用いるワックスとの
屈折率差が小さいほど、光学的特性を損わずに機械的特
性及び被接着特性を向上させるために、よシ多くの改質
剤を添加することができる。
添加量が0.1%よシ少いと、ワックス・スクリーンの
機械的強度は向上せず、他方rogb以上になると再生
域が低下し、解像力が低下して好ましくない。
これらワックス改質剤は単独でも、コ稲類以上併用して
もよい。本発明に使用するワックス改質剤のワックスへ
の添加方法は特に制限はないが、ワックスを溶融させて
おき、攪拌しながらワックス改質剤を少量づつ加えてゆ
くことが望ましい。
例えば1.eラフイン中にEVA’を添加する場合はま
ずパラフィンを約/20 °CKで溶融し、その中にペ
レット状のEVA′fr少量添加し、攪拌を続ける。充
外攪拌した後、溶融混合物の粘度を測定する。粘度が一
定になった時がEVAがパラフィン中に完全に相溶した
時である。ペレットが完全に相溶した後、次の少量のベ
レット’l添加し、攪拌を続ける一 本発明に於てワックス中への添加物として上記ワックス
の機械的性質および被接着性全改善する「ワックス改質
剤」の他にワックスを用いる業界で一般に使用する添加
物を併用することが出来る。
例えば、ワックスの経時性を改良する目的で、酸化防止
剤および紫外線吸収剤を添加することができる。
酸化防止剤としては、ワックスと相溶性があり、添加に
よってもワックスの光学的特性を実質的に損わないもの
であれば伺でもよいが例えばフェノール系酸化防止剤と
して、 +−1−ブチリデン−ビス−(6−ターシャリ−フチル
ー3−メチル−7エノール)、マルキレイテイツドービ
スーフェノール、2,41.j−トリヒドロキシブチロ
フェノン1.2.j−ジ−ターシャリ−ブチルフェノー
ル、λ−t−ジーターシャリーブチルーp−クレゾール
(例えば住人化学■製スミライザーBHT)、コーλ′
−メチレンービス−(A−ターシャリ−ブチルーダ−メ
チルフェノール)(例えばスミライザーMDP)1.2
16−ジ−ターシャリ−ブチル−α−ジメチルアミノ−
p−クレゾール(例えばEthyl Corp製−Et
hyl ’ Antioxidant 70J)、+、
1−ビス−(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノー
ル)(例えばEthyl Corp製”EthyビAn
tioxidant 7/ 2 )、4’ + 4”−
メチレン−ビス−(λ、6−ジ−ターシャリ−ブチルフ
ェノール)(例えばEthyl Corp製”Ethy
l”Ant 1oxidaHt 70コ)等が好マシく
アミン系酸化防止剤として、N、N’−ジーβ−f7f
k−p−フェニレンジアミン等、また有機リン系酸化防
止剤としてトリスノニルフェニルフォスファイト等、及
びその他の酸化防止剤として、ジステアリル−チオジプ
ロピオネート、ジラウリル、チオジプロピオネート、ト
リアジン誘導体、コーメルカブト・ベンゾイミダゾール
等が好ましい。酸化防止剤の添加量はワックスおよび添
加剤全量のo、ooz〜3,0重量%、好ましくは0゜
0/〜/、0重量%である。勿論、酸化防止剤は2種類
以上併用してもよい。
一方紫外線吸収剤としては、一般の紫外線吸収剤でワッ
クスと相溶性があり、かつ添加してもワックスの光学的
特性を実質的に損わないものであれば何でもよいが、!
に% p−オクチルフェニル、サリミレート等サリチル
酸誘導体から成る紫外線吸収剤、−−ヒドロキシ−弘−
オクトキシベンゾフェノン(例えば住友化学■スミソー
ゾ■130)、λ−ヒドロキシー弘−オクタデシロキシ
ーペンゾフエノン、≠−ドデシロキシ=2−ヒドロキシ
、ベンゾフェノン等ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、λ
−(λ′−ヒドロキシー≠/ n−オクチロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール(例えば住友化学■製スミソー
プorio>などのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
、ニッケルービス−オクチルフェニルサルファイド、置
換アクリロニトリル、芳香族エステル化合物、有機リン
、イオウ化合物等が好ましい。
紫外線吸収剤の添加量はワックス及び添加剤全量の0.
0/−/、0重量%が好ましい。
これらの添加剤の他にスクリーンの色温度を変えるため
そして色調を調整するため、及び室光反射を防止して画
像再生域を向上させるため等の目的でワックス中に着色
剤を含有せしめることが出来る。
着色剤としてはトルイジン・ブルー、ブリリマントアシ
ツドブルー、シャニン・ブルー、ファーストライトレッ
ド、スーパークロムイエロー、エチルオレンジ等の染料
:酸化チタン、カーボンブラック、カドミウム赤、バリ
ウム黄、コバルト緑、マンガン紫等の無機顔料:パルカ
ンオレンジ、レーキレッド等のアゾ顔料、ニトロソ顔料
、ニトロ顔料、塩基性染料系レーキ、酸性染料系レーキ
、7タロシアニン顔料、有機螢光顔料等を用いることが
出来る。
またワックスの機械的強度のみを改良する添加剤として
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等を用い
ることも出来る。
次罠本発明によるワックス系スクリーンの製造方法につ
いて記載する。
ワックスにワックスと相溶性のある重合体よりなる「ワ
ックス改質剤」を添加された溶融混合物に必要により、
さらに他の添加剤を含有せしめる。
この溶融混合物を真空脱泡、超音波脱泡又は自然放置等
によシ完全に脱泡する。脱泡後、溶融混合物をキャステ
ィング法、流延法、射出成形法などによりシート状に加
工する。この時溶融混合物を冷却して固化せしめるので
あるが、冷却速度はj〜3o 0c/分が好ましい。冷
却速度がこれ以上速いと結晶化領域は微細化し、光拡散
性が悪化し、また、これ以上遅いと結晶化領域が粗大化
し、肉眼で識別できるようになり、シミ状となって残る
キャスティングの場合、例えばガラス板(厚さj−10
%)または金属板等の平板を一枚用意し、一枚の板の間
隔を適fiK調節し、3枚をシールして、2枚の板の間
隙に気泡を巻き込まないよう注意して、徐々に溶融混合
物を流し込み、冷却後、成形したワックスシートをとシ
出す。
または浅い箱状の平板中に溶融混合物を満たし、さらに
オー/ぐ−フローさせた後、他の同材質の平板で「ふた
」をし、冷却することにより、成形することも出来る。
この時、用いる平板の表面を適当な形状のマット状にし
ておくと得られるワックスシートの表面が適当なマット
面を持ち、ワックススクリーンの光学的特性をさらに向
上させることが出来る。
ワックスシートは任意の厚さに成形できるがO1λl’
l〜2 、0811が好ましく、特に0 、 JtR%
0 。
rwiが好ましい。
このようにして成形されたワックスシートは機械的強度
が向上したため、支持体なしでそれ自体でスクリーンと
して使用できるが必要により透明支持体に接着させて用
いることも出来る。特に大サイズで使用する場合は、ガ
ラス或いは有機高分子材料からなる透明支持体に気泡を
入れないよう充分注意してワックスシートをラミネート
させたRPSとして使用する。
ラミネートに際し、ワックスシートと支持体を接着せし
めるために適当な接着剤あるいは粘着剤を用いることが
できる。接着剤あるいは粘着剤としては透明なものが好
ましいが薄膜にして実害ない程度圧着色していてもよい
それらのうち好ましいものはポリイソブチレン等ゴム質
粘着剤、ポリウレタン系接着剤、ホットメルト型接着剤
(例えば昭和電工■製「オレフィン」、光硬化性接着剤
等がある。
本発明におけるこれら接着剤あるいは粘着剤の層は厚さ
100μ以下が好ましく薄ければ薄いほど光学的には好
ましい。
ワックス・シートは、その片面あるいは両面を反射防止
及び被接着性向上の目的で、マット状に粗面化しておく
ことが望ましい。驚くべきことには、単なるマット系R
PSと異なシ、ワックス・シートを粗面化してもギラツ
キの増加は全くみられなかった。さらに好ましい光再分
布特性を得るために、ワックス・シートの片面にレンチ
キュラーレンズ状、フレネルレンズ状もしくは、はえの
眼レンズ状、あるいはその他の表面光学素子構造を型取
りしておいてもよい。光拡散層そのものの表面に1 こ
のような起伏のある表面光学素子構造を型取りすること
は、マット系スクリーンはもちろんのこと、分散系スク
リーンでも不可能であった。なぜならば、分散系スクリ
ーンにおいては、解像力の制限をうけて、光拡散層厚さ
を、100ミクロン以上にすることは、事実上困難であ
り、もし、このような薄い拡散層に、従来から使用され
てきているレンチキュラーレンズあるいはフレネルレン
ズのように、山と谷の高低差が700ミクロンもある、
表面素子構造を作るとなると、谷の部分は拡散層がほと
んどなく、山の部分は拡散層が厚くなって光の拡散むら
と同時に、著しいギラツキが生じてRPSとしての光学
的特性を著しく劣化させてしまうからである。しかるに
、ワックス系RPSでは、驚くべきこと罠は、解像力、
画像再生域を損うことなく、分散系RPSに比べてその
拡散層厚さをIQから20倍も厚くすることが可能であ
るため、このように起伏のある表面光学素子構造の形成
が可能となったのである。しかも、この場合、ギラツキ
の増加が全くみられないという特徴を持っている。
又、透明支持体を用いる場合、それが均一あるいは選択
的に光を吸収されるように着色されていることが望まし
く、かつその片面あるいは両面が反射防止及び被接着性
向上の目的で粗面化しておくことが望ましい。
ワックス系RPSは、マット系RPS、分散系RP8及
び結晶性ポリマー系RP8など現在市販されている他の
RPSに比べて、極めて優秀な光学的特性を持っている
のにもかかわらず、その商品としての安定性が悪いため
に実用化されなかった。しかるに本発明によりワックス
系RPSは他のRPSと同等以上の商品としての安定性
を得ることが可能となり、さらにワックス系RPSのす
ぐれた光学特性と他の表面光学素子構造とを併用してス
クリーン光学特性を飛躍的に向上させる道が開かれるよ
うになった。本発明により、このようなすぐれたワック
ス系RPSを安価に供給できるようになったことは、著
しい技術の進歩と言える。
具体的に本発明による利点を説明すると、従来のワック
ス系RP8は、一枚の透明支持体にサンドイッチしなけ
れば、RPSとして成立しなかったが、本発明により、
ワックスそのものがシートとして成形でき、透明支持板
を用いずにRPSとして使用可能となった。
又、従来のワックス系RPSは経時特性が悪くて、透明
支持板からはがれたり、割れたシあるいは、スクリーン
光学特性が劣化するなどの欠点をもっていた。しかるに
本発明により、ワックス・シートの機械的強度及び被接
着性を向上せしめる重合体を混合することにより、たと
え透明支持板にワックス・シートを接着させても、はが
れたりすることなく、シかも機械的特性及び経時特性を
向上させることができた。
又、従来のワックス系RPSはシートとして成形するこ
とが不可能であったが本発明によりシートとして使用す
ることが可能となった。そのため、ワックス系RPSが
本来持っている極めて優秀な特性、すなわち、分散系ス
クリーンに比べてIOから20倍の拡散層厚さがあって
も、ギラツキ、画像再生域及び解像力を損わないという
驚くべき特性を利用して、表面に凹凸のある表面光学素
子構造を直接形成させても、ギラツキを損わずに、好ま
しい光再分布特性を任意にコントロールして、広い画像
再生域を得ることが可能となった。これにより、使用目
的に応じた特性をもつ優秀なRPSを安価に供給できる
ようになった。
又、本発明によるワックス系RPSは、拡散透過率が高
く、シかも拡散反射率が低いために、観察時の環境が明
るくても、出方の低い光源を用いて非常に高いスクリー
ン輝度を得ることが可能となった。そのため、スクリー
ンを好ましい色調で、より高い濃度に着色でき、明室下
においても画像のコントラストが著しく向上し、肉眼に
疲労感を与えない範囲の輝度領域で広い画像再生域をと
ることが可能となった。この効果はギラツキがないとい
うワックス本来の特性と合せて、マイクロフィルムの読
取シ作業などの光学的ディスプレイ装置を用いた作業に
おける疲労を著しく低下させることが可能となった。
又、本発明によるワックス系RPSは、ギラツキがなく
極めて広い画像再生域をもっているため、たとえば写真
フィルムのもつ広い濃度域を、忠実にスクリーン上に再
生することが可能となった。
さらに、観察時の環境の明るさに影響されないというす
ぐれた特性を利用して、従来不可能であったようなレイ
アウトの光学的ディスプレイ装置が可能となった。たと
えば、従来の画像ディスプレイ装置は、外光(主として
天井に設置された室内灯)の影響を避けるために、スク
リーン面を垂直もしくは、やや下向きにさえして配置し
ていた。
しかしながら、このような配置は、ある棟の画像ディス
プレイ装置においては、人間工学的に極めて不自然な姿
勢を観察者に強制させていて、観察時の疲労を生ぜしめ
ていた。しかるに本発明によるワックス系RPSは、そ
の広い画像再生域のために、スクリーンの配置に制限が
なく、たとえば机の面の一部をスクリーン面とするよう
な画像ディスプレイ装置の設計が可能となった。
又、本発明によるワックス系RPSは、上述してきた画
像ディスプレイ装置、たとえばマイクロフィルムリーダ
ー、映画映写装置ばかりでなく、その特異な光学特性を
利用して、均一な面輝度を必要とする装置、たとえば、
信号表示灯、シャ−カステン、ランプシェードあるいは
他の光学的ディスプレイ装置に極めて有効である。
以下実施例をもって説明するが、本発明は、これら実施
例に限定されるも゛のではない。
実施例 l 融点りjoCをもつマイクロ・クリスタリン・ワックス
(700部)を/≠00Cの温度に溶融させ、酸化防止
剤及び紫外線吸収剤として、それぞれスミライザーBH
T(0,3部)、スミソープ/30(0,7部)をよく
混合させながら添加し、前もって表面に離型剤(米国デ
ュポン社製テフロンFEP)を塗布した、0.70ミリ
メートルのすき間をあけた2枚の平面性の良い同温度の
ステンレス板(グOセンチメートル平方)の間に流し込
み、7.200Cまで炉冷させ、その温度に7時間保っ
たのち、−θ度/分の冷却速度で凝固させ、室温まで冷
却した。その後、注意深くステンレス板をはがして、ワ
ックス・スクリーンAを作った。
また、融点りjoCをもつマイクロ・クリスタリンワッ
クス(ioo部)を/1I00cの温度に溶融させ、酸
化防止剤及び紫外線吸収剤として、それぞれスミライザ
ーBHT((7,−?部)、スミソーブ/30(0,7
部)をよく混合させながら添加し、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体として、エバフレックス(10部)を、その
溶解を確認しつつ注意深く少量づつ添加して、以下ワッ
クス・スクリーンAと同様な方法に従って、ワックス・
スクリーンBを作った。このスクリーンBti、スクリ
ーンAと比べて、非常に容易にステンレス板からはがす
ことができた。またスクリーン人は非常に折れやすく、
その端部を片手で水平に持つことさえできなかったが、
スクリーンBけ自由にしなうほどの柔軟性を有していた
。スクリーンの機械的強度を推定するため、幅10ミリ
メートル、長さ100ミリメートルのスクリーンA及び
Bのストリップスを曲けて、破壊に至るまでの曲げ角度
を測定したところ、スクリーンAは、20度で折れてし
まったが、スクリーンBid、/rO度曲げても折れな
かった。すなわち、本発明によるスクリーンBは、著し
い機械的強度の増加がみられた。さらにスクリーンの被
接着特性を推定するため、ワックス・スクリーン表面に
存在している「ウィーク・バウンダリ一層」を除去した
のち、その表面に粘着テープにチバン・セロテープ幅/
−2ミリメートル)を貼りつけ、直角方向にテープを引
張った時の、剥離強度を測定した。その結果、スクリー
ンAは30グラムではがれてしまったが、スクリーンB
は、120グラムまで耐えることができた。すなわち、
本発明によるスクリーンBは、被接着特性が著しく向上
していることが明らかであった。この特性は、ワックス
・スクリーンの機械的強度をさらに向上させるために、
ガラス板あるいは、アクリル板などの透明支持体と貼り
合せる場合に、極めて有効であった。
さらに、スクリーンBと同様にして作ったワックス・シ
ートの片面に、半径0.//ミリメートル、ピッチO1
lミリメートルのレンチキュラーレンズ状構造を、to
 0cの温度で加圧成形し、スクリーンCを作った。
これら、スクリーンA、B、Cの3種について、スクリ
ーン面上の照度が一!Oルックスである明室内で、ギラ
ツキ、画像再生域、拡散特性及び解像力などのスクリー
ン光学特性を測定したところ、第2表のようになった。
第2表 ただし、画像再生域は、スクリーン中央における値 すなわち、スクリーンBは、スクリーンAに比べて光学
特性の差が#1とんどないことがわかった。
一方スクリーンCは、その表面にレンチキュラーレンス
構造を有しているため、レンチキュラー Vンズの長手
方向(中とその直角方向(上)で拡散特性が明らかに異
っており、前者ではスクリーンBと同程度でおり、後者
でははるかに大きな拡散特性が得られた。スクリーンC
は、その解像力が、レンチキュラーレンズのピッチによ
り制限をうけているが、実用上問題ないものであった。
スクリーンCの広い拡散特性は、多数の観察者が同時に
スクリーン上の画像を観察する場合に極めて有効であっ
た。
実施例 λ ノ(ラフイン・ワックス/jj 0p(100部)を、
iao 0cに溶融させておき、エバフレックス(j部
)及びビスタネツクス(2部)を少量づつ添加して、よ
く混合させ、実施例1と同様な方法により、ワックス・
スクリーンを作った。このスクリーンはパラフィン・ワ
ックス単独のワックス・スクリーンに比べて、破壊罠至
る曲げ角度及び粘着テープの剥離強度のいずれもが著し
く向上しているのにもかかわらず、スクリーン光学特性
の実用上の変化は、はとんどなかった。
実施例 3 合成ワックス(メルト・インデックス$ X / 03
のオリゴエチレンワックス)100部ヲ/100cに溶
融しておき、μ部のトルエンに溶解させておいたビスタ
ネツクスλ部をよく混合させながら添加させ、その後、
メルトインデックス30のポリエチレン一部を混合させ
た。次いでトルエンを蒸発により徐々に取り除いた。こ
の溶融混合物をlto ocに保温したホツノぞ−に入
れ、加熱ゾーン中の水平に保った表面温度1000Cの
テフロン・コーテングしたステンレス板上に厚さ0,7
j頷に流延した。流延後、ステンレス板を冷却ゾーンに
水平に移動させ、冷却速度2o ’C/min で凝固
させた。
その後、再度6o 0Cの加熱ゾーン中に70分間放置
したのちに空冷してワックス・シートとして取り出した
。透過率がμθチとなるようにカーボンブラックで黒色
に着色され、かつ表面ノングレア処理を施された厚さ3
群の透明アクリル板にこのワックス・シートをゾンネi
o3’y<関西ベント製)を用いてラミネートして、ワ
ックススクリーンを作った。このようにして作ったワッ
クス・−スクリーンの光学特性は実施例1に示したスク
リーンBに匹敵していた。特に好ましい特性は全拡散反
射率が/、J′%以下となり、従来から市販されている
分散系スクリーンの//りに減少し、再生画像のシャド
一部の色調が完全暗黒に近いものとなって、画像のコン
トラストが著しく向上し、原画の色彩および階調が極め
て鮮明に忠実に再生できることが解った。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社昭和60年−月
〉7日 特許庁長官殿 ゴづ、 i:− 1、事件の表示 昭和to年特願第1o2tr号2、発
明の名称 光拡散体 事件との関係 特許出願人 件 所 神奈川県南足柄市中沼210番地名 称(52
0)富士写真フィルム株式会社ζ・)、 ?、 ?− 4、補正の対象 明細書の「発明の名称」の欄、「特許
請求の範囲」の欄、 「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 別紙のとおり。
明 細 書 1、発明の名称 光拡散体 特許請求の範囲 ワックスと、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソ
ブチレン、ポリブテン、ロジン及びマタクテイツクポリ
プロピレンより成る群から選ばれる一種又は二種以上の
ワックス改質剤を前記ワックス及び該ワックス改質剤の
全重量の0./−fO重量%含んで成る光拡散体。
3、発明の詳細な説明 本発明は、光拡散体及びそれを用いた後面投影型スクリ
ーンに関するものであり、特にワックスを主成分とする
光拡散体及びそれを用いた後面投影型スクリーンに関す
るものである。
後面投影型スクリーン(Rear Projectio
nScreen ;以下RPSと称す)は、観察者と反
対側から画像情報を投影して、そのスクリーン上に情報
画像を再生させる為の光学素子であり、例えばマイクロ
フィルムのリーダー、映画映写装置などの光学的ディス
プレイ装置等に用いられているものである。
RPSは非常に古くから知られておシ、それに使用され
る光拡散体も種々の材料及び種々の方法によシ作られ、
そして使われてきた。これらの光拡散体の種類を大別す
ると次のようになる。
/)粗面化した表面をもつ光拡散体。(以下、マット系
光拡散体と称す) λ)光散乱粒子を分散させた層をもつ光拡散体。
(以下、分散系光拡散体と称す) 3)ワックスiJ枚の透明支持体の間にサンドイッチし
た光拡散体。(以下、ワックス系光拡散体と称す) グ)結晶性高分子材料を用いた光拡散体。(以下、結晶
性ポリマー系光拡散体と称す)これらの光拡散体を用い
たRPSの利害得失を以下に検討するが、これに先立ち
光学特性を評価するために特性値を定義しておく。RP
Sの光学特性を評価する特性値としてはこれまで種々の
ものが提案されているが、ここでは次に定義する≠つt
ntFtfh+1tFFhQpQ77’l−両一’j−
IFihfyt14にナス、?−ととする。
(a) ギラツキ ギラツキとは、RPS上に現われる無数の光点の集合に
起因するものであシ、その一つ一つが虹色の如き輝き、
眼を動かすにつれてその光点の集合がチラチラ動いて見
えることをいう。このギラツキはRPI利用する者の眼
に疲労を与えるので、少ない方が良いものである。
このギラツキはその定義よりも予測される如く、物理的
に数値化して表現するすべがなく、一般に官能的で相対
的な表現方法がとられている。
(b) 画像再生域 RPS上に投影された画像の再現しつる濃度範囲を示す
特性値であり、次式により定義される。
ここでスクリーンの最大輝度は単に光拡散体そのものの
特性だけでなく、その光拡散体に画像を投影する画像投
影光の強度にも依存するので、厳密には使用する画像投
影光の強度を指定しなければならないことになる。
一方最小光輝度は光拡散体の観測者側面における室内光
の反射による輝度に等しい。したがって、いかなるRP
Sも暗室で用いる場合には、最小輝度は実質的にゼロと
なり、その画像再生域は極めて大となる。
しかしながら一般に、RPSは明るい室光下で用いられ
るため、室光遮断特性を大として最小輝度を低く抑える
ことが、望ましい光拡散体として重要な要素となる。
この画像再生域を向上させるためには光拡散体が高い拡
散透過率と低い拡散反射率をもっていることが要求され
る。このうち前者の要求が満たされれば、光拡散体上に
おける最大輝度は大となり、また後者の要求が満たされ
れば、室光の光拡散体表面における反射が低下して最小
輝度が減少し、同時に投影光源からの画像投影光の光拡
散体裏面における損失が低下して最大輝度が増大するか
ら、全体として画像再生域は大となることになる。
(c)光書分布特性 画像情報が光拡散体上に投影された場合、目的とする観
測者の観測位置(9下、「観測領域」という。)に、い
かに均一に光が再分布するかを示すものである。この光
書分布特性はいわゆる拡散特性を包含する概念である。
一般的には1画像情報は観測領域のみに、かつ均一に光
拡散体上に再分布することが望ましい。
ここでは、この光書分布特性を示す値として。
次の2つの特性値を定義して用いる。
すなわち、第1に光拡散体の拡散特性を表わす特性値と
して、光拡散体面から垂直に発散した光の輝度に対して
、その輝度がl/コに減少する散乱光の散乱角度θ//
−を第二に光拡散体輝度の均一性を表わす値としてIS
O,R7r、2測定方法による光拡散体中心部の輝度の
光拡散体端における輝度に対する比Rを採用した。
(d) 解像力 光拡散体上で解1象しうる/ 1lfi当りの線の数で
ある。光拡散体の解像力としては人間の眼の分解能を基
準にして考えるべきであり、これを少なくとも同等(7
〜10本/m1以上であることが望ましい。
以下、ここで定義した弘つの光学特性値について、従来
の≠つの型の光拡散体の利害得失について説明を加える
ギラツキに関しては、マット系光拡散体が最も劣ってい
る。これは、この種の光拡散体においては、凹凸の一個
一個が独立した画素となり、全体の画像がその画素から
の光の点の集合として構成されていること、及び投影光
源からの光は粗面化された透明体の表面即ち非常に屈折
率差の大きい空気と透明体との界面で、1回乃至極めて
少数回の光の散乱或いは屈折しか受けないことになるた
め光の分布にムラが出来ることに起因するものと思われ
る。したがってこのマット系光拡散体における大きなギ
ラツキはその本質に根ざすものであってこれを回避する
ことは不可能である。この一方、このマット系光拡散体
においては、光書分布特性を自由にコントロールしうる
という利点がある。
次いでギラツキが大きいのは分散系光拡散体である。こ
の光拡散体におけるギラツキを減少させるために、光散
乱粒子とそのバインダーとの屈折率差を出来るだけ少な
くすると共に粒子サイズを小さくして単位面積当りの散
乱粒子数、いわゆる粒子密度を増加させるということが
考えられている。(たとえば、特開昭≠6−λ1.27
号、米国特許第3,71コ、707号)しかしながら、
この方法によるときは、ギラツキは減少するものの、そ
の一方で拡散特性が向上しすぎて解像力が低下し、更に
光拡散体の反射率が増して透過率が低下し、その結果画
像書生滅が著しく低下してしまうという新たな欠点が生
じてしまう。したがって、分散系光拡散体においては、
ギラツキの減少と解像力、拡散特性及び画像再生域の向
上とは互いに相反する関係にあり、光学特性を全体とし
て向上せしめ光学特性のすぐれたRPSを得ることは不
可能である。更に、この分散系光拡散体の場合には、そ
の拡散特性の高さにより、解像力を約10本/f1以上
に維持するためには、拡散体の厚さを約100μ以下に
抑えなければならないという制限もまた課せられていた
更に、マット系光拡散体及び分散系光拡散体においては
、画像再生域が低く、写真フィルムの有する広い画像濃
度域を忠実に再生することが出来なかった。
これに対してワックス系光拡散体及び結晶性ポリマー系
光拡散体は、ギラツキ、画像再生域及び解像力ともにそ
の光学特性はすぐれている。
とくにワックス系光拡散体は他のタイプの光拡散体に比
し、ギラツキが極めて少なく画像再生域が極めて広いと
いうきわたってすぐれた光学特性を有している。
このようなワックス系光拡散体の特徴は、ワックスの結
晶化条件によって微細な樹枝状、針状、板状、塊状等そ
の結晶が複雑な形状を示すこと、個々の結晶領域間或い
は結晶領域と非晶領域間に密度差すなわち屈折率差が存
在し、しかもその差が非常にわずかであって界面におけ
るその屈折率変化は連続的であると考えられるため、入
射した光は非常に複雑な密度のゆらぎの場を通り、多重
屈折、多重散乱を受けながら拡散体内を通り抜けること
、しかもその際に入射側に光が反射されるような全反射
現像が生じにくいことに起因すると考えられる。
一方、結晶性ポリマー系光拡散体はワックス系光拡散体
よシもギラツキ及び画像再生域に関しては劣っている。
これは、結晶性ポリマーにおいては高分子になるほど分
子の長さは巨大となり、溶融粘度があがり、結晶化に際
しても、ワックスのような複雑な結晶形状を示さず、一
般に球晶と呼ばれる球状の結晶が存在する微細組織とな
るためと考えられる。このような点を改善するため、球
晶組織を変形させる試みが特公昭≠♂−/り2!7号、
米国特許第3,173./グツ号、同第3゜jり/、2
j3号及び同第3.&12,130号等によシなされて
いるが、未だワックス系スクリーンはどの光学特性をも
ったものは得られていない。
従来よりRPSに用いられている≠つのタイプの光拡散
体の利害得失は以上の通りであるが、これらの光拡散体
のうち現在一般に用いられているRPSの大部分は、マ
ット系光拡散体と分散系光拡散体を用いたものである。
(たとえば米国特許第2./l’0.//3号、同第2
.4#0,037号等)しかしながら、これらのタイプ
の光拡散体は前述の如く、光学特性に問題があり、これ
らより所望の光学特性を有するRPSをつくり出すこと
は不可能であった。このための両者を組合わせて両者の
欠点を互いに補なおうとする試みがなされている。たと
えば、オーストラリア特許第130.137号や特開昭
弘6−コ127号に開示されるようにフレネルレンズ板
上に光散乱粒子をバインダーに分散した光拡散体層を塗
布又は接着するものや、実公昭≠J’−7031号の如
く光散乱粒子を分散した光拡散体層の表面にレンチキュ
ラー構造をエンボスしたもの等である。しかるに。
前者にあっては依然としてギラツキが解消されないだけ
でなく、2つ以上の構造を塗布なり接着なシで一体化す
るため製造工程が複雑になると共に解像力が低下すると
いう新たな問題が生じ、また後者にあってもギラツキが
改善されないだけでなく、解像力を一定水準に維持する
ため拡散体層の厚さを小さく保たなければならず、この
ため表面に施された凹凸により拡散体層の厚さが全厚に
比し相対的に大きく変動する結果、拡散体層の拡散性が
局所的に大きく変化してしまい、結局凹凸が拡散体層の
拡散性を変えてしまうという問題がめった。
一方、ワックス系光拡散体は前述の如く極めてすぐれた
光学特性を有しているが、その性質上機械的強度が低く
実用化が著しく妨げられていた。
すなわち、ワックスは非常にやわらかく、がっ、もろい
ために、ワックス単体でシート状に形成し光拡散体を構
成することが困難であり、このため、実公昭Vμm2/
/10号に開示される如くワックスを2枚の透明支持板
は間にはさんだ構造を採る必要があった。しかるにRP
Sにおいては、屈折率の異なる異種物質との界面におい
て、光の損失が生じるため、界面の数は出来るだけ少な
いことが望ましいとされており、上述の如きいわばサン
ドイッチ構造は界面の数が多くなるという欠点を有して
いた。またかかる構造によるときも、機械的強度の低さ
のために、RPSに曲げが加わったシすると割れやすく
、商品としての適性には問題があった。更にはワックス
のもつ化学的不活性さのために、透明支持板と接着しが
たく、また時間経過と共に結晶化が進むなどの原因でワ
ックスが透明支持板からはがれたり、割れたりすること
がらυ、ワックス自体に大きな欠点をかかえていた。
そのため、ワックス系光拡散体はその光学特性がきわた
って優れているにもかかわらず、RPSとしてほとんど
実用化されていないのが現状であった。
本発明の目的は、優れた光学的特性を備え、かつ機械的
強度及び化学的不活性さの改良されたワックス系光拡散
体を提供することにある。
本発明の別の目的は、ワックス系光拡散体単体より成り
、傷がつきにくく、割れにくく、硬く、耐久性に優れた
RPSTh提供することにある。
本発明の他の目的は、ワックス系光拡散体及び透明支持
体よシ成り、傷がつきにくく、割れにくく、硬く、耐久
性に優れ、かつ再分布特性の改良されたRPSt提供す
ることにある。
本発明者は、かかる目的を達成するため鋭意研究を重ね
た結果、光拡散It構成するワックスにワックスと相溶
性のある重合体をワックス改質剤として添加することに
より上記目的が達成されることを見出した。
すなわちワックスは昔からろうそく用として使われてい
るばかりでなく近年になって製紙用、紙加工用、接着剤
用、ゴム用、溶剤用、マツチ用、電気用、インキ用、文
具用、化粧品用、原材用、医薬用、食品用、彫塑・鋳造
用、紡織用、皮革用、艶出用放射線減速用、建築用など
非常に多方面に用いられているが、ワックスのもつ低い
機械的特性を改善するために、これらの分野の大部分で
はワックスと相溶性のある重合体等をワックス改質剤と
して添加するのが一般であった。
しかしながら、このようなワックスの改質技術は光学的
スクリーン分野では、全く知られていなかったし、また
このようなワックスの改質技術を用いて、ワックスの持
つ低い機械的性質を改善するときは、ワックスの持つ優
れた光学的特性が損われると考える方がむしろこの分野
における常識に合致していた。
本発明はワックスにワックスと相溶性のある重合体を添
加することにより、ワックスが本来持つ極めてすぐれた
光学的特性を損うことなく、機械的強度及び化学的不活
性さの改良されたワックス系光拡散体を得ることが出来
ることを見出したものである。
本発明においてワックスとは常温に於てロウ状の外観と
性質、例えば半透明で軟わらかく、かつ、もろく、シか
もそれ自体では皮膜を形成するのが困難である等の性質
を示す固体であり、例えば次のようなものが挙げられる
CI)天然ワックス(天然に生息する動・植物から採取
されるもの) 例えば木ロウ、カルナバロク、カンショロウ、綿ロウ等
の植物性ワックスとかイボタロウ、ミツロウ、鯨ロウ等
の動物性ワックス。
(II)石油系ワックス(一般に石油から分離される常
温で固体の炭化水素)例えばパラフィンワックスの沸点
が/λtop以上のものとか、マイクロ・クリスタリン
ワックス(例えば日本精ロウ■製「ハイ−ミック」)等
(In)合成ワックス(有機合成技術的に合成されたワ
ックス状固体)例えばビニル系オリゴマー・ワックスと
してエチレン・オリゴマー・ワックス、プロピレン・オ
リゴマー・ワックス、等とかエチレン・オキシド・オリ
ゴマー・ワックス、プロピレン・オキシド・オリゴマー
・ワックス等がある。エチレンオキシド・オリゴマー・
ワックスとしては米国デュポン社製「カルボワックス」
が市販されている。ここに、オリゴマー・ワックスとは
分子f/θ。
000以下好ましくはj、ooo以下のものを指し、本
発明に使用できるオリゴマー・ワックスは固体でロウ状
の外観と性質を示すものでありメルト・インデックス(
JIS−に6760の方法による)が/、000以上の
ものである。
また本発明に於て使用するワックスと相溶性のある重合
体でワックスの持つすぐれた光学的特性を損うことなく
、ワックスの機械的強度及び化学的不活性さを改良する
「ワックス改質剤」としては次のようなものが挙げられ
る。
〔工〕天然物及びその誘導体としてロジン変性ロジン、
ロジンエステル等のロジン系樹脂、テルペン樹J]W、
テルペンフェノール樹脂およびその他の天然樹脂がある
[II)合成樹脂としてフェノール系、キシレン系等の
極性基を有する樹脂、石油樹脂(脂肪族系、脂環族系、
芳香族系)、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂等
がある。これらの内。
好ましいものとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVAと称す)、ポリイソブチレン(分子量、3j、
000〜コ、100,000のものがよシ好ましい)、
ポリブテン(分子量ZOO〜J、000のものがより好
ましい)、ロジン、アタクテイツクポリプロピレン等で
ある。EVAの内、好ましいのは酢酸ビニル含量がl!
〜4LO重量係であって、そのメルト・インデックスが
、200〜aOOのものである。例えば市販品として三
井ポリケミカル■製「エバフレックス」が知られている
。ポリイソブチレンはエツソ■製「ビスタ・ネツクス」
を市販品として入手できる。
これらワックス改質剤を添加することによシ、ワックス
自身が本来もつ極めてすぐれた光学的特性を損わずに機
械的強度および化学的不活性さを改良することが出来る
ワックス改質剤の添加量はワックスおよび添加剤全量の
0./−40重量係であるが、さらに好ましくは、例え
ばEVAの場合/〜jO重貴チで、1、ポリイソブチレ
ンではO0j〜20重量係であシボリブテンでは/〜3
0重tチである。これらの場合、用いるワックスとの屈
折率差が小さいほど、光学的特性を損わずに機械的特性
及び化学的不活性さを改良するために、より多くの改質
剤を添加することができる。
添加量が0./14より少いと、ワックス・スクリーン
の機械的強度及び化学的不活性さの改良は十分でなく、
他方toqb以上になると再生域が低下し、解像力が低
下して好ましくない。
これらワックス改質剤は単独でも、2種類以上併用して
もよい。本発明に使用するワックス改質剤のワックスへ
の添加方法は特に制限はないが。
ワックスを溶融させておき、攪拌しながらワックス改質
剤を少量づつ加えてゆくことが望ましい。
例えば、パラフィン中にEVAを添加する場合はまずパ
ラフィンを約/200Cにて溶融し、その中にはレット
状のEVAを少量添加し、攪拌を続ける。充分攪拌した
後、溶融混合物の粘度を測定する。粘度が一定になった
時がEVAがパラフィン中に完全に相溶した時である。
ベレットが完全に相溶した後、次の少量のはレットを添
加し、攪拌を続ける。
本発明に於てワックス中への添加物として上記「ワック
ス改質剤」の他にワックスを甲いる業界で一般に使用す
る添加物を併用することが出来る。
例えば、ワックスの経時安定性を改良する目的で、酸化
防止剤および紫外線吸収剤を添加することができる。
酸化防止剤としては、ワックスと相溶性があり、添加に
よってもワックスの光学的特性を実質的に損わないもの
であれば何でもよいが例えばフェノール系酸化防止剤と
して、 ≠−参′−ブチリデン−ビス−(6−ターシャリ−ブチ
ル−3−メチル−フェノール)、マルキレイテイツドー
ビスーフェノール、λ、≠、1−)リヒドロキシブチロ
フエノン、2,6−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール
、2−6−ジ−ターシャリ−ブチル−p−クレゾール(
例えば住人化学■製スミライザーBHT)、−一一′−
メチレンービス−(6−ターシャリ−ブチル−≠−メチ
ルフェノール)(例えばスミライザーMDP)1.!。
t−ジ−ターシャリープチル−α−ジメチルアミ/−p
−クレゾール(例えばEthyl Corp製″’Et
hyl ” Antioxidant 70 j )、
≠、り′−ビスー(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフ
ェノール)(例えばEth71 Corp製@Eth7
1’Antioxidant7/コ)、+、p’−メチ
レン−ビス−(コ、6−ジ−ターシャリ−ブチルフェノ
ール)(例えばEthyi CorpH″’Eth)’
ビAntioxidant70λ)等が好ましくアミン
系酸化防止剤として、N、N’−ジ−β−ナフチル−p
−フェニレンジアミン等、まり有機リン系酸化防止剤と
してトリスノニルフェニルフォスファイト等、及びその
他の酸化防止剤として、ジステアリル−チオジプロピオ
ネート、ジラウリル、チオジプロピオネート、トリアジ
ン誘導体、λ−メルカプト・ベンゾイミダゾール等が好
ましい。酸化防止剤の添加量はワックスおよび添加剤全
量の0.00j〜3.0重量係、好ましくは0゜O/〜
/、0重量係である。勿論、酸化防止剤は2種類以上併
用してもよい。
一方紫外線吸収剤としては、一般の紫外線吸収剤でワッ
クスと相溶性があり、かつ添加してもワックスの光学的
特性を実質的に損わないものであれば何でもよいが、特
に、p−オクチルフェニル、サリミレート等サリチル酸
誘導体から成る紫外線吸収剤、コーヒドロキシー≠−オ
クトキシベンゾフェノン(例えば住友化学■スミソープ
■/30)、コーヒドロキシーグーオクタデシロキシー
ペンゾフエノン、参−ドデシロキシーλ−ヒドロキシ、
ベンゾフェノン等ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、コー
(λ′−ヒドロキシ=≠/ n−オクチロキシフェニル
)ベンゾトリアゾール(例えば住友化学■製スミンープ
■zio)などのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
ニッケルービス−オクチルフェニルサルファイド、置換
アクリロニトリル、芳香族エステル化合物、有機リン、
イオウ化合物等が好ましい。
紫外線吸収剤の添加量はワックス及び添加剤全量の0,
0/、/、0重量憾が好ましい。
これらの添加剤の他に光拡散体の色温度を変えると共に
色調を調整するため、また室光反射を防止して画像再生
域を向上させるため等の目的でワックス中に着色剤を含
有せしめることが出来る。
着色剤としてはトルイジン・ブルー、ブリリマントアシ
ツドブルー、シャニン・ブルー、ファーストライトレッ
ド、スーパークロムイエロー、エチルオレンジ等の染料
二酸化チタン、カーボンブラック、カドミウム赤、バリ
ウム黄、コバルト緑、マンガン紫等の無機顔料:パルカ
ンオレンジ、レーキレッド等のアゾ顔料、ニトロソ顔料
、ニトロ顔料、塩基性染料系レーキ、酸性染料系レーキ
、フタロシアニン顔料、有機螢光顔料等を用いることが
出来る。
次に本発明によるワックス系光拡散体の製造方法につい
て記載する。
ワックスにワックスと相溶性のある重合体よシなる「ワ
ックス改質剤」を添加され九溶融混合物に必要により、
さらに他の添加剤を含有せしめる。
この溶融混合物を真空脱泡、超音波脱泡又は自然放置等
により完全に脱泡する。脱泡後、溶融混合物をキャステ
ィング法、流延法、射出成形法などによりシート状に加
工する。この時溶融混合物を冷却して固化せしめるので
あるが、冷却速度はj〜3θ’C/分が好ましい。冷却
速度がこれ以上速いと結晶化領域は微細化し、光拡散性
が悪化し、また、これ以上遅いと結晶化領域が粗大化し
、肉眼で識別できるようKなシ、シミ状となって残る。
キャスティングの場合、例えばガラス板(厚さ!〜10
%)または金属板等の平板を2枚用意し、一枚の板の間
隔を適当に調節し、3枚をシールして、2枚の板の間隙
に気泡を巻き込まないよう注意して、徐々に溶融混合物
を流し込み、冷却後。
成形したワックスシートをとF)出f。
または浅い箱状の平板中に溶融混合物を満たし、さらに
オーバーフローさせた後、他の同材質の平板で「ふた」
をし、冷却することにより、成形することも出来る。こ
の時、用いる平板の表面を適当な形状のマット状にして
おくと得られるワックスシートの表面が適当なマット面
全持ち、フックス系光拡散体の光学的特性をさらに向上
させることが出来る。
ワックスシートは任意の厚さに成形できるがOo、2m
m〜2.0mが好ましく、特に0.3Km”’−’0゜
ざ朋が好ましい。
このようにして成形されたワックスシートは機械的強度
が向上したため、支持体なしでそれ自体でRPSとして
使用できるが必要により透明支持体に接着させて用いる
ことも出来る。特に大サイズで使用する場合は、ガラス
或いは有機高分子材料からなる透明支持体に気泡を入れ
ないよう充分注意してワックスシートをラミネートさせ
たRPSとして使用する。
ラミネートに際し、ワックスシートと支持体を接着せし
めるために適当な接着剤あるいは粘着剤を用いることが
できる。接着剤あるいは粘着剤としては透明なものが好
ましいが薄膜にして実害ない程度に着色していてもよい
それらのうち好ましいものはポリイソブチレン等ゴム質
粘着剤、ポリウレタン系接着剤、ホットメルト型接着剤
(例えば昭和電工■製「オレフィン」、光硬化性接着剤
等がある。
本発明におけるこれら接着剤あるいは粘接剤の層は厚さ
100μ以下が好ましく薄ければ薄いほど光学的には好
ましい。
ワックス・シートは、その片面あるいは両面を反射防止
及び被接着性向上の目的で、マット状に粗面化しておく
ことが望ましい。驚くべきことには、ワックス・シート
を粗面化しても単なるマット系光拡散体と異なり、キラ
ツキの増加は全くみられないことが判明している。さら
に好ましい光書分布特性を得るために、ワックス シー
トの片面にレンチキュラーレンズ状、フレネルレンズ状
もしくは、はえの眼レンズ状、あるいはその他の表面光
学素子構造を型取シしておいてもよい。光拡散体そのも
のの表面に、このような起伏のある表面光学素子構造を
型取りすることは、マット系光拡散体はもちろんのこと
、分散系光拡散体でも解像力の制限のため不可能であっ
た。すなわち前述のように分散系光拡散体では光拡散体
厚さケ、100ミクロン以上にすることは、事実上困難
であり、もし、このような薄い拡散体に、従来から使用
されてきているレンチキュラーレンズあるいはフレネル
レンズのように、山と谷の高低差が700ミクロンもあ
る、表面素子構造を作るとなると、谷の部分は拡散体が
ほとんどなく、山の部分は拡散体が厚くなって光の拡散
むらと同時に、著しいギラツキが生じて光拡散体として
の光学的特性を著しく劣化させてしまうからである。し
かるに、ワックス系光拡散体では、驚くべきことには、
解像力、画像再生域を損うことなく、分散系光拡散体に
比べてその拡散層厚さを10から20倍も厚くすること
が可能であるため、このように起伏のある表面光学素子
構造の形成が可能なのである。
しかも、この場合、ギラツキの増加が全くみられないと
いう特徴を持っている。
又、透明支持体を用いる場合、それが均一あるいは選択
的に光を吸収されるように着色されていることが望まし
く、かつその片面あるいは両面を反射防止及び被接着性
向上の目的で粗面化しておくことが望ましい。
本発明によれば1次のような効果が得られる。
(1)ワックスにワックス改質剤を添加して光拡散体を
つくることにより、従来のワックス系光拡散体の優れた
光学的特性を維持しつつ、機械的強度及び化学的不活性
さが大幅に改良されたワックス系光拡散体を得ることが
できる。
(2)透明支持体を用いずにワックス系光拡散体単体に
よりRPSを構成することができ、ワックス系光拡散体
の優れた光学的特性を維持しつつ、傷がつきにくく、割
れにくく、硬く、また経済的にもつくなったりすること
もない耐久性にすぐれたワックス系RPSを得ることが
できる。
(3)ワックス系光拡散体を透明支持体に接着させてR
PSを容易につくることができ、経時的にもつくなって
、透明支持体からはがれたり、割れたりすることがなく
、傷つきにくく、硬く、耐久性に優れたRPSを得るこ
とができる。
又、本発明によるワックス系光拡散体は、画像ディスプ
レイ装置、たとえばマイクロフィルムジ−ター−1映画
映写装置ばかりでなく、その特異な光学特性を利用して
、均一な面輝度を必要とする装置、たとえば、信号表示
灯、シャーカステン、ランプシェードあるいは他の光学
的ディスプレイ装置に極めて有効である。
以下実施例をもって説明するが、本発明は、これら実施
例に限定されるものではない。
実施例1 融点りjoCをもつマイクロ・クリスタリン・ワックス
<ioo部)をl参00Cの温度に溶融させ、酸化防止
剤及び紫外線吸収剤として、それぞれスミライザーBH
T(O,7部)、スミソーブ/30(0,1部)金よく
混合させながら添加し、前もって表面に離型剤(米国デ
ュポン社製テフロンFEP)t?塗布した、0.70ミ
リメートルのすき間をあけた2枚の平面性の良い同温度
のステンレス板(liLOセンチメートル平方)の間に
流し込み、l−200Cまで炉冷させ、その温度に7時
間保ったのち、200ミリの冷却速度で凝固させ、室温
まで冷却した。その後、注意深くステンレス板をはがし
て、ワックス系光拡散体A’z作った。
また、融点2s ’Cをもつマイクロ・クリスタリンワ
ックス(100部)をl弘0°Cの添置に溶融させ、酸
化防止剤及び紫外線吸収剤として。
それぞれスミライザーBHT(O,j部)、スミソーブ
/30(0,1部)をよく混合させながら添加し、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体として。
エバフレックス(10部)を、その溶解を確認しつつ注
意深く少量づつ添加して、以下ワックス系光拡散体Aと
同様な方法に従って、ワックス系光拡散体Bを作った。
この光拡散体Bは、光拡散佳人と比べて、非常に容易に
ステンレス板からはがすことができた。また光拡散体A
は非常に折れやすく、その端部を片手で水平に持つこと
さえできなかったが、光拡散体Bは自由にしなうほどの
柔軟性を有していた。更に、幅lOミリメートル、長さ
IOθミリメートルの光拡散体A及びBのストリップス
を曲げて、破壊に至るまでの曲げ角度を測定したところ
、光拡散体Aは、20度で折れてしまったが、光拡散体
Bは、110度曲げても折れなかった。すなわち、本発
明による光拡散体Bl′i、著しい機械的強度の増加が
みられた。さらに光拡散体の被接着性の程度を測定する
ため、表面に存在している「ウィーク・パウンダリ一層
」を除去したのち、その表面に粘着テープにチバン・セ
ロテープ幅72ミリメートル)を貼りつけ、直角方向に
テープを引張った時の、剥離強度を測定した。その結果
、光拡散体Aは30グラムではがれてしまったが、光拡
散体Bは、へUグラムまで耐えることができた。すなわ
ち、本発明による光拡散体Bは、被接着性が著しく向上
していることが明らかであった。この特性は、ワックス
系光拡散体の機械的強度をさらに向上させるために、ガ
ラス板あるいは、アクリル板などの透明支持体に貼シ合
せてRPSとする場合に、極めて有効であった。
さらに、光拡散体Bと同様にして作ったフックス・シー
トの片面に、半径o、t/ミリメートル、ピッチ0./
ミリメートルのレンチキュラーレンズ状構造を、1pO
0Cの温度で加圧成形し、光拡散体Cを作った。
これら、光拡散体A、B、Cの3種について、光拡散体
面上の照度が210ルツクスである明室内で、ギラツキ
、画像再生域、拡散特性及び解像力などの光学物et測
定したところ、第2表のようになった。
第2表 ただし、画像再生域は、スクリーン中央における値であ
る。
すなわち、光拡散体Bは、光拡散体Aに比べて光学特性
の差がほとんどないことがわかった。−方光拡散体Cは
、その表面にレンチキュラーレンズ構造を有しているた
め、レンチキュラーレンズの長手方向(11)とその直
角方向(土)で拡散特性が明らかに異っており、曲者で
は光拡散体Bと同程度であり、後者でははるかに大きな
拡散特性が得られた。光拡散体Cは、その解像力が、レ
ンチキュラーレンズのピッチにより制限をうけているが
、実用上問題ないものであった。光拡散体Cの広い拡散
特性は、多数の観察者が同時に光拡散体上の画像を観察
する場合に極めて有効であった。
実施例λ ノミ2フイン・ワックス/jj0F(100部)を、/
ダ0°Cに溶融させておき、エバフレックス(3部)及
びビスタネツクス(,2部)を少量づつ添加して、よく
混合させ、実施例1と同様な方法によシ、ワックス系光
拡散体を作った。この光拡散体は/!ラフイン・ワック
ス単独のワックス系光拡散体に比べて、破壊に至る曲げ
角度及び粘着テープの剥離強度のいずれもが著しく向上
しているにもかかわらず、光学特性の実用上の変化は、
 ゛はとんどなかった。
実施例3 合成ワックス(メルト・インデツス+×103のオリゴ
エチレンワックス>ioo部を/ J O’Cに溶融し
ておき、1部のトルエンに溶解させておいたビスタネツ
クスコ部をよく混合させながら添加させ、その後、メル
トインデックス30のポリエチレン2部を混合させた。
次いでトルエンtS発により徐々に取シ除いた。この溶
融混合物をlto 0cに保温したホッパーに入れ、加
熱ゾーン中の水平に保った表面温度100 °Cのテフ
ロン・コーテングしたステンレス板上に厚さ0.7jI
11に流延した。流延後、ステンレス板を冷却ゾーンに
水平に移動させ、冷却速度20’C/minで凝固させ
た。
その後、再度to0cの加熱ゾーン中に10分間放置し
たのちに空冷してワックス・シートとして取り出した。
透過率が4co%となるようにカーボンブラックで黒色
に着色され、かつ表面ノングレア処理合胞された厚さ3
nの透明アクリル板にこのワックス・シートをゾンネ1
03り(関西はント製)を用いてラミネートして、ワッ
クス系RPSを作った。このようにして作ったワックス
系RPSの光学特性は実施例1に示した光拡散体Bに匹
敵していた。特に好ましい特性は全拡散反射率がハ3チ
以下となり、従来がら市販されている分数系光拡散体の
l/≠に減少し、再生画像のシャド一部の色調が完全暗
黒に近いものとなって、画像のコントラストが著しく向
上し、原画の色彩および階調が極めて鮮明に忠実に再生
できることが解った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ワックス及びワックスと相溶性のある重合体で、ワック
    スの機械的強度及び被接着性を改良する「ワックス改質
    剤」とからなる後面投影型スクリーン
JP1026885A 1985-01-23 1985-01-23 後面投影型スクリ−ン Pending JPS60227201A (ja)

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