JPS6022688B2 - アルデヒド化合物の蒸留方法 - Google Patents

アルデヒド化合物の蒸留方法

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JPS6022688B2
JPS6022688B2 JP15800976A JP15800976A JPS6022688B2 JP S6022688 B2 JPS6022688 B2 JP S6022688B2 JP 15800976 A JP15800976 A JP 15800976A JP 15800976 A JP15800976 A JP 15800976A JP S6022688 B2 JPS6022688 B2 JP S6022688B2
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JP
Japan
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distillation
aldehyde
aldehyde compounds
denaturation
distilling
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Expired
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JP15800976A
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English (en)
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JPS5382714A (en
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力 宮川
一仁 高縁
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルデヒド化合物の蒸留方法に係る。
さらに詳記すれば蒸留時の変性を防止する効率のよいア
ルデヒド化合物の蒸留方法に関する。アルデヒド化合物
は医薬品の中間原料、合成香料の中間原料等の工業原料
として有用な化合物であるが、一方その化学的性質が、
酸化され易い、重合し易い等と比較的不安定な化合物で
あることが知られている。アルデヒド化合物は普通の工
業的方法により製造される場合、不純物を含有している
為、これらをさらに工業的用途に適合させるために、こ
れらの化合物を分離及び精製工程にかけなければならな
い。
このような分離及び精製は一般には蒸留により行なわれ
る。しかしこの蒸留時、アルデヒド化合物が、加熱によ
り、酸化、重合し、その他によってかなりの部分劣化変
牲して樹脂化するため、収量の低下及び蒸留装置の閉塞
等々の問題点を有している。この為、蒸留時の変性を防
ぐべく、種々の重合禁止剤、及び酸化防止剤の存在下で
の蒸留が検討されているが、必ずしも満足な変性防止効
果が得られていない。さらに高温で蒸留しなければなら
ないアルデヒド化合物の場合は、ほとんど変性防止効果
が得られない現状である。本発明者は前記、問題点を解
決すべ〈、鋭意研究の結果、Nーニトロソフェニルヒド
ロキシルアミンの存在が、満足な変性防止効果を与える
ことを見出し、本発明を完成するに到った。即ち、本発
顔は、アルキルアルデヒド又は芳香族アルデヒドを式:
(Mは水素、アンモニウムイオン、アルミニウムを示す
nはMの原子価に相当する正の整数を示す。)で示され
るN−ニトロソフエニルヒドロキシルアミン系化合物の
1又は2以上の混合物の存在下で蒸留することを特徴と
するアルデヒド化合物の蒸留方法の発明である。Nーニ
トロソフェニルヒドロキシルアミンは、遊離の状態では
通常それ自身が不安定で、効力が持続し難いことが知ら
れている化合物であるので、通常そのアンモニウム塩、
アルミニウム塩などとして用いるのが好ましいものであ
り、それらの塩は単独でも混合でも差支えない。その添
加量は所望のアルデヒド化合物、及びその蒸留工程の種
々の要素、例えば温度、還流比、圧力、滞流時間に依存
しているのはもちろんであるが、通常0.001〜10
重量パーセント添加される。さらに一般に変性防止効果
は加えられる変性防止剤の量と比例するが、好ましくは
0.001〜0.2重量パーセントの添加量で充分な変
性防止効果が得られる。本発明に於いて対象となるアル
デヒド化合物とは例えば、ホルムアルデヒド、アセトア
ルデヒド、n−プロピルアルデヒド、n−ブチルアルデ
ヒド、インブチルアルテーヒド、n−/ャレルアルデー
ヒド、イソ/ゞレルアルデーヒド、メチルエチルアセト
アルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、nーヘキサ
アルデヒド、メチル一nープロピルアセトアルデヒド、
イソヘキサアルデヒド、nーヘプトアルデヒド、nーオ
クトアルデヒド、nーノナアルデヒド、n−デカアルデ
ーヒド、n一ウンデーカアルデヒド、ラウルアルデヒド
、トリデカアルデヒド、ミリストアルデヒド、ベンタデ
カアルデヒド、/ぐルミトアルデヒド、マルガルアルデ
ヒド、ステアリルアルデヒド等のアルキルアルデヒド、
アクロレイン、クロトンアルデヒド、ビニルアセトアル
デヒド、Qーメチルアクロレイン、Qーエチルアクロレ
イン、Qーメチルク。
トンアルデヒド、8ーメチルクロトンアルデヒド、2−
メチル一2ーベンテナール、2ーヘキセナール、2−エ
チル、2−へキセナール、2・4−へキサシエナール、
2・6−ジメチルオクタジエン一(2・6)−アル【8
1、2・4・6−オクタトリエナール、2・6・10ー
トリメチルドテカトリエン(1.6.10)ーアル(1
2)、2・4・6・8ーデカテトラエナール、2・4・
6・8・10ードデ力ペンタエナール、2・4・6・8
・10・12ーテトラデカヘキサェナール等のオレフィ
ン系アルデヒド、ベンズアルデヒド、2ーメチルベンズ
アルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、4ーメチル
ベンズアルデヒド、2・4ージメチルベンズアルデヒド
、4ーエチルベンズアルデヒド、4ーイソプロピルベン
ズアルデヒド、2・4・6ートリメチルベンズアルデヒ
ド、2ーオキシベンズアルデヒド、2ーメトキシベンズ
アルデヒド、4ーオキシベンズアルデヒド、4ーメトキ
シベンズアルデヒド、2ーオキシ−3−メチルベンズア
ルデヒド等の芳香族アルデヒドなどが挙げられる。本発
明に於ける蒸留時の変性防止剤は蒸留装置中に、有効に
分布されるような、普通の方法で加えることができる。
典型的にはそして最も有利な方法としては、必要量の変
性防止剤を、蒸留釜又は蒸溜カラムのリポィラー部分に
単に加えることにより効率の良い変性防止効果が得られ
る。変性防止剤は蒸留中に徐々の消耗させるため、蒸留
工程中に適当量の変性防止剤を加えることにより蒸留装
置中で適量の変性防止剤を保つことが一般的に必要であ
る。このような添加は一般的な連続法で実施することが
でき、又は変性防止剤を関欠的に充てんすることもでき
る。変性防止剤の必要な濃度を保つための手段は、変性
防止剤の濃度が最低必要基準を越えるように保たれてい
る限り、特に重要でない。本発明によるアルデヒド化合
物の蒸留方法は、特に従来の変性防止剤に比べて高い蒸
留温度でも変性防止効果を呈するので、高い温度で蒸留
しなければならないアルデヒド化合物の場合も、わずか
に蒸留時に変性してもその樹脂化物の量を増大すること
なく蒸留でき、この為、収量が増加して製造コストは低
減し、さらに蒸留装置の閉塞化の懸念も除くことができ
作業安全性の面よりも斯界に貢献するところ大であると
考える。
以下、実施例を述べ本発明をさらに具体的に説明する。
実施例 1含量91%のnーオクチルアルデヒド100
夕とNーニトロソフエニルヒドロキシルアミンアルミニ
ウム塩0.1夕との混合物を蒸留釜に加えて、減圧下単
蒸留を行い8ぴ○〜8〆○、32凧Hgの蟹分を分取し
たその重量及び釜残澄(樹脂様物質)重量を以下に示す
さらに比較例として、nーオクチルアルデヒド100夕
、又nーオクチルアルデヒド100夕とt−ブチルカテ
コール0.1夕との混合物を蒸留した結果を併せて示す
。実施例 2 含量87%のラウリルアルデヒド100夕とNーニトロ
ソフエニルヒドロキシルアミンアンモニウム塩0.2夕
との混合物を蒸留釜に加えて、減圧下単蒸留を行い1槌
℃〜186oo、10仇岬Hgの留分を分取した。
その重量及び釜残澄(樹脂様物質)重量を以下に示す。
実施例 3 含量95%の2−オキシベンズアルデヒド19k9とN
一ニトロソフエニルヒド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルキルアルデヒド又は芳香族アルデヒドを、式:
    ▲数式、化学式、表等があります▼(Mは水素、アンモ
    ニウムイオン、アルミニウムを示す。 nはMの原子価に相当する正の整数を示す。)で示され
    るN−ニトロソフエニルヒドロキシルアミン系化合物の
    1又は2以上の混合物の存在下で蒸留することを特徴と
    するアルデヒド化合物の蒸留方法。
JP15800976A 1976-12-29 1976-12-29 アルデヒド化合物の蒸留方法 Expired JPS6022688B2 (ja)

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JPS58194964A (ja) * 1982-05-10 1983-11-14 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd インクジエツト記録用インク
US4774361A (en) * 1986-05-20 1988-09-27 Union Carbide Corporation Transition metal complex catalyzed reactions
DE3744212A1 (de) * 1987-12-24 1989-07-06 Ruhrchemie Ag Verfahren zur herstellung von 2-methylbutanal

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