JPS60226471A - セメント系構造物の表面改質方法 - Google Patents
セメント系構造物の表面改質方法Info
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- JPS60226471A JPS60226471A JP7953084A JP7953084A JPS60226471A JP S60226471 A JPS60226471 A JP S60226471A JP 7953084 A JP7953084 A JP 7953084A JP 7953084 A JP7953084 A JP 7953084A JP S60226471 A JPS60226471 A JP S60226471A
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- JP
- Japan
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- cement
- water
- coating
- structures
- test
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセメント系構造物の表面改質方法に関する。
ここにいうセメント系構造物(以下構造物という)とは
土木建築物等のコンクリート構造物のほか、これに使用
されるモルタル成型物、軽量コンクリート成型物、pc
コンクリート成型物などの成型物類を含むものである。
土木建築物等のコンクリート構造物のほか、これに使用
されるモルタル成型物、軽量コンクリート成型物、pc
コンクリート成型物などの成型物類を含むものである。
発明が解決しようとする問題点;
近年、構造物の経年劣化が著るしく、大きな社会的問題
となっている。その主な際因は、ポンプ輸送の普及によ
るセメントに対する混練水の増加などの施工上の問題や
、砂利資源の枯渇による海砂、砕石等の不適当な骨材の
使用による#1造物の質的低下によって、大気中の酸性
物質あるいは塩水等が構造物内に容部に侵入し、内部鉄
筋を腐食、発錆させて構造体の耐久住を著るしく低下さ
せることにある。
となっている。その主な際因は、ポンプ輸送の普及によ
るセメントに対する混練水の増加などの施工上の問題や
、砂利資源の枯渇による海砂、砕石等の不適当な骨材の
使用による#1造物の質的低下によって、大気中の酸性
物質あるいは塩水等が構造物内に容部に侵入し、内部鉄
筋を腐食、発錆させて構造体の耐久住を著るしく低下さ
せることにある。
従来、これら劣化防止の対策としては、構造物の表面に
有機質塗膜を被覆して水、ガス等の侵入を防止する方法
が採用されているが、この方法では、厚膜被覆でないと
十分な効果が得られないので高価となるばかりでなく、
有機質塗膜が表面に露出すると塗膜の劣化が促進される
ために耐久性に問題があり、必ずしも肯足できる方法と
はいえない。
有機質塗膜を被覆して水、ガス等の侵入を防止する方法
が採用されているが、この方法では、厚膜被覆でないと
十分な効果が得られないので高価となるばかりでなく、
有機質塗膜が表面に露出すると塗膜の劣化が促進される
ために耐久性に問題があり、必ずしも肯足できる方法と
はいえない。
また、構造物、特に成形物に七ツマ−を含浸、重合させ
てレジンコンクリートのような複合体を形成させ、飛躍
的に強度を向上させる試みがすでに公知である。しかし
、この方法は強度の向上を目的とするもので、モノマー
を成形物の深部にまで全体的にゆきわたらせる必要があ
り、そのために成形物を減圧下において脱気した後、モ
ノマーを含浸させるか、七ツマ−を塗布した後、加圧し
て強制的に含浸圧入させねばならず、この方法は大型構
造物や現場施工には不適当である。
てレジンコンクリートのような複合体を形成させ、飛躍
的に強度を向上させる試みがすでに公知である。しかし
、この方法は強度の向上を目的とするもので、モノマー
を成形物の深部にまで全体的にゆきわたらせる必要があ
り、そのために成形物を減圧下において脱気した後、モ
ノマーを含浸させるか、七ツマ−を塗布した後、加圧し
て強制的に含浸圧入させねばならず、この方法は大型構
造物や現場施工には不適当である。
本発明者らは、大型構造物や現場施工も含め、そのよう
な処置を必要とせず、自然条件下で構造物の表層付近に
七ツマ−を含浸、重合せしめ、表層付近をち密化するこ
とによって、外部からの水分、塩分、ガス等の浸入を阻
止し構造物を保護する方法について研究を行った。しか
し、この場合の施工対象となる構造物は、その施工条件
によって、あるいは既設のものではその劣化の程度によ
り、内部のち密度、表面状態などが千差万別であり、そ
のために同一施工法、同一塗布量で常に同様な効果を得
ることは不可能であることがわかった。たとえば粗な構
造物ではくり返しの塗り重ねを行って十分に含浸させる
必要があり、この場合には処理工程上および七ツマー使
用量に関してきわめて不利であり、反対に密な構造物の
場合には、特に天井面と垂直面において七ツマ−が垂れ
やすく、1回の塗布面が制限されるなど、対象構造物の
状況に応じて適切な処理手段を選択しなければならない
という不都合は回避できない。
な処置を必要とせず、自然条件下で構造物の表層付近に
七ツマ−を含浸、重合せしめ、表層付近をち密化するこ
とによって、外部からの水分、塩分、ガス等の浸入を阻
止し構造物を保護する方法について研究を行った。しか
し、この場合の施工対象となる構造物は、その施工条件
によって、あるいは既設のものではその劣化の程度によ
り、内部のち密度、表面状態などが千差万別であり、そ
のために同一施工法、同一塗布量で常に同様な効果を得
ることは不可能であることがわかった。たとえば粗な構
造物ではくり返しの塗り重ねを行って十分に含浸させる
必要があり、この場合には処理工程上および七ツマー使
用量に関してきわめて不利であり、反対に密な構造物の
場合には、特に天井面と垂直面において七ツマ−が垂れ
やすく、1回の塗布面が制限されるなど、対象構造物の
状況に応じて適切な処理手段を選択しなければならない
という不都合は回避できない。
間佃を解決するための手段;
本発明者らは、これらの間軸を解決し、構造物に常に十
分な保護効果が得られる方法について鋭意検討の結果、
あらかじめ構造物表面に特定組成の調整材を塗布して均
一な表面状態とした後、これにモノマーを塗布すること
により、従来の各種問題が効果的に解決できることを見
出し、本発明に到達した。
分な保護効果が得られる方法について鋭意検討の結果、
あらかじめ構造物表面に特定組成の調整材を塗布して均
一な表面状態とした後、これにモノマーを塗布すること
により、従来の各種問題が効果的に解決できることを見
出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、50メツシユ以下の細粒度の各種
粒度分布をもつ骨材の中に、吸油皺が1.5979以上
の骨材を全固形分重量の5%以上含む混合骨材と水硬性
セメントからなる表面調整材を構造物表面に塗布した後
、この調整材塗布面に七ツマ−を塗布し構造物表層に含
浸、重合させることを特徴とする構造物の改質方法を提
供する。
粒度分布をもつ骨材の中に、吸油皺が1.5979以上
の骨材を全固形分重量の5%以上含む混合骨材と水硬性
セメントからなる表面調整材を構造物表面に塗布した後
、この調整材塗布面に七ツマ−を塗布し構造物表層に含
浸、重合させることを特徴とする構造物の改質方法を提
供する。
以下、これについて詳しく述べると、本発明は自然条件
下で構造物に現場施工できる方法であって、予め構造物
の表面(二均−な調整層を作り、これにモノマーを塗布
して構造物に七ツマ−を含浸させ、表層から2〜l0I
JI程度までの細孔空隙部分を閉塞して表層付近をポリ
マーコンクリートのち密な複合体とすることにより、外
部からの塩分、水、ガス等の侵入を防止し、それらの影
響な遮断して、セメント構造物を保護せんとするもので
ある。
下で構造物に現場施工できる方法であって、予め構造物
の表面(二均−な調整層を作り、これにモノマーを塗布
して構造物に七ツマ−を含浸させ、表層から2〜l0I
JI程度までの細孔空隙部分を閉塞して表層付近をポリ
マーコンクリートのち密な複合体とすることにより、外
部からの塩分、水、ガス等の侵入を防止し、それらの影
響な遮断して、セメント構造物を保護せんとするもので
ある。
本発明において使用する表面調整材は、ポルトランドセ
メント、高炉セメント、スラグセメントのよっな水硬性
セメントや、ンリカゾル、第4級アンモニウムシリケー
トのような結合材と骨材からなるものであり、骨材とし
ては50メツシユ以下の各種粒度のものを使用すること
によって、構造物表面に存在する微細なりラックやピン
ホール等が充填され均一な表面かえられる。
メント、高炉セメント、スラグセメントのよっな水硬性
セメントや、ンリカゾル、第4級アンモニウムシリケー
トのような結合材と骨材からなるものであり、骨材とし
ては50メツシユ以下の各種粒度のものを使用すること
によって、構造物表面に存在する微細なりラックやピン
ホール等が充填され均一な表面かえられる。
この場合、骨材として通常の珪石粉や炭酸カルシウムの
ような吸油+5の小さい骨材のみを用いて調整層をつく
ると、これに七ツマ−を塗布するに当り、特に垂直面で
は垂れやすく、1回に塗布しつる量が大幅に制限される
。
ような吸油+5の小さい骨材のみを用いて調整層をつく
ると、これに七ツマ−を塗布するに当り、特に垂直面で
は垂れやすく、1回に塗布しつる量が大幅に制限される
。
これを改善するため(二、七ツマ−に有機質または無機
質の増粘剤を加え、垂れを防止する方法も検討したが、
望ましい結果は得られなかった。しかし、骨材について
の研究において吸油量の大きい微粉末、たとえば無水け
い酸、けい酸カルシウム、けい酸アルミニウム等で吸油
量が1.5fi/g以上のものを、表面調整材中f二七
の全固形分に対し5%以上含有させることによって七ツ
マ−の垂れを効果的に防止し、1回の塗布量を大幅に増
加させうろことが見出された。
質の増粘剤を加え、垂れを防止する方法も検討したが、
望ましい結果は得られなかった。しかし、骨材について
の研究において吸油量の大きい微粉末、たとえば無水け
い酸、けい酸カルシウム、けい酸アルミニウム等で吸油
量が1.5fi/g以上のものを、表面調整材中f二七
の全固形分に対し5%以上含有させることによって七ツ
マ−の垂れを効果的に防止し、1回の塗布量を大幅に増
加させうろことが見出された。
吸油量の数値は、必ずしも七ツマ−の吸収量を示すもの
ではないが、実質的i二比例的関係にあり、骨材の選定
に当っては、通常表示される吸油ψを参考にすることが
できる。
ではないが、実質的i二比例的関係にあり、骨材の選定
に当っては、通常表示される吸油ψを参考にすることが
できる。
本発明方法において用いられる表面調整材は、通常のモ
ルタルにおけるよりも高いセメント含量に調製され、た
とえば上記の特定の混合骨材と水硬性セメントを1:2
〜2:1の範囲、好ましくは1:1.5〜1.S:tの
重量範囲割合の配合物を水の存在下に混練調製される。
ルタルにおけるよりも高いセメント含量に調製され、た
とえば上記の特定の混合骨材と水硬性セメントを1:2
〜2:1の範囲、好ましくは1:1.5〜1.S:tの
重量範囲割合の配合物を水の存在下に混練調製される。
本発明においては結合材として水硬性セメントと組合わ
せてシリカゾルや第4級アンモニウムシリケートを併用
することが好ましい。表面調整材に、繊維質材料を添加
し、あるいは各種のメツシュまたは布を挿入することも
クラックの防止、補強のために有効である。
せてシリカゾルや第4級アンモニウムシリケートを併用
することが好ましい。表面調整材に、繊維質材料を添加
し、あるいは各種のメツシュまたは布を挿入することも
クラックの防止、補強のために有効である。
前記七ツマ−としてはメタアクリル酸メチル(MMA)
、ブチルアクリレート(BA)、ヒドロキシプロピルメ
タアクリレート(HPMA)、スチレン(sB等のビニ
ルモノマーがあげられる。これらは単独あるいは混合物
として広く使用できるが、イノボニルメタアクリレート
(IBMA)のような高分子量環状置換基をもつモノマ
ーは、沸点が高く、また悪臭もなく、取扱いが容易で、
しかも重合硬化における収縮が小さいので実用上望まし
い。
、ブチルアクリレート(BA)、ヒドロキシプロピルメ
タアクリレート(HPMA)、スチレン(sB等のビニ
ルモノマーがあげられる。これらは単独あるいは混合物
として広く使用できるが、イノボニルメタアクリレート
(IBMA)のような高分子量環状置換基をもつモノマ
ーは、沸点が高く、また悪臭もなく、取扱いが容易で、
しかも重合硬化における収縮が小さいので実用上望まし
い。
モノマーを塗布する際、これに重合触媒、重合促進剤を
添加する。重合触媒としては一般のラジカル重合触媒、
たとえば過酸化ベンゾイル、キュメンヒドロキシパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸
化物、重合促進剤としてはパラジメチルアミノベンゾイ
ックアシッドイソアミルエステル、アセチルアセトンコ
バルト塩、ナフテン酸コバルト等が用いられる。この場
合、重合硬化時間あるいは2〜3時間の可使時間を考慮
して各々の添加量は選択される。通常表面調整材を塗布
して12〜24時間後、調整材塗布層が硬化するのを待
って、可使時間内の七ツマ−を吹付けることによって5
〜10時間後には施工が完了する。
添加する。重合触媒としては一般のラジカル重合触媒、
たとえば過酸化ベンゾイル、キュメンヒドロキシパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸
化物、重合促進剤としてはパラジメチルアミノベンゾイ
ックアシッドイソアミルエステル、アセチルアセトンコ
バルト塩、ナフテン酸コバルト等が用いられる。この場
合、重合硬化時間あるいは2〜3時間の可使時間を考慮
して各々の添加量は選択される。通常表面調整材を塗布
して12〜24時間後、調整材塗布層が硬化するのを待
って、可使時間内の七ツマ−を吹付けることによって5
〜10時間後には施工が完了する。
つぎに本発明の効果を示す試験について述べる。
■ セメント系構造物試験体
試験体として4X4X15cmの下記3種のブロックを
使用した。
使用した。
試験体B 同 上 # 0.55
試験体C同 上 〃 065
■ 表面調整材の組成
使用した表面調整材は第1表に示す4種類(P−1〜P
−4)である。表中の組成数字は重量比である。
−4)である。表中の組成数字は重量比である。
第 1 表
成 分 調整材組成
P−I P−2P−3P−4
アルミナセメント 10o 、10o IUo 100
けい石粉1 w O,1fliす) 50 40 30
20ケuN砂 1 # 0.1.9/g) 50 5
0 5(150第4級アンモニウ 125 125 1
25 125ムシリケード (40%) 消泡剤 0.1 0.1 0.10.1■ 試験方法 前記組成の表面iM(堅材をよく混合し、必要ならば水
を添加して作業に適する粘性としたものを各試験体の全
面に空隙部分を充填するように硬質の刷毛ですりこみ、
乾燥後約11EII程度の厚さになるように塗着させた
。ついで温度20℃および60%RHの下に7日間放置
し、これに重合触媒(過酸化ベンゾイル3%)および重
合促進剤(パラジメチルアミノベンゾイックアシッドイ
ソアミルエステル1.5%)を添加して可使時間を2〜
3時間とした七ツマ−を吹付け、20℃、60%RH下
に7日間放置したものC一ついて各種の試験を行った。
けい石粉1 w O,1fliす) 50 40 30
20ケuN砂 1 # 0.1.9/g) 50 5
0 5(150第4級アンモニウ 125 125 1
25 125ムシリケード (40%) 消泡剤 0.1 0.1 0.10.1■ 試験方法 前記組成の表面iM(堅材をよく混合し、必要ならば水
を添加して作業に適する粘性としたものを各試験体の全
面に空隙部分を充填するように硬質の刷毛ですりこみ、
乾燥後約11EII程度の厚さになるように塗着させた
。ついで温度20℃および60%RHの下に7日間放置
し、これに重合触媒(過酸化ベンゾイル3%)および重
合促進剤(パラジメチルアミノベンゾイックアシッドイ
ソアミルエステル1.5%)を添加して可使時間を2〜
3時間とした七ツマ−を吹付け、20℃、60%RH下
に7日間放置したものC一ついて各種の試験を行った。
それらの試験方法は次のとおりである。
(11吸水試験;
試験体を20℃の清水中に30日間浸漬した後、付着水
を1紙で拭きとり、直ちに秤量し7て浸漬前後の重量差
から吸水率(%)をめる。
を1紙で拭きとり、直ちに秤量し7て浸漬前後の重量差
から吸水率(%)をめる。
+21 塩素イオン浸透深さ;
試験体を20℃の飽和食塩水中に30日間浸漬した後、
とり出し、表面をかるく水洗機割裂し、その破断面に9
.1%フルオレツセンナトリウム溶液を噴霧し、更にそ
の上に1/ION硝酸銀溶液を噴霧して生じた白色沈殿
部分の周辺からの深さくIEII)を測定する。
とり出し、表面をかるく水洗機割裂し、その破断面に9
.1%フルオレツセンナトリウム溶液を噴霧し、更にそ
の上に1/ION硝酸銀溶液を噴霧して生じた白色沈殿
部分の周辺からの深さくIEII)を測定する。
(3; 炭酸ガス浸透深さ;
試験体を炭酸ガスが飽和した20℃の試験用容器中に移
し、ガス溜め容器から毎分1Occの炭酸ガスを水中に
バブリングさせた後、試験用容器中に吹き込み続け90
日間放置する。次いで試験体を割裂し、直ちに割裂面ヘ
フェノールフタレインアルコール溶液を噴霧して非呈色
層の深さく1j1)を測定する。
し、ガス溜め容器から毎分1Occの炭酸ガスを水中に
バブリングさせた後、試験用容器中に吹き込み続け90
日間放置する。次いで試験体を割裂し、直ちに割裂面ヘ
フェノールフタレインアルコール溶液を噴霧して非呈色
層の深さく1j1)を測定する。
以下具体例により本発明を更に詳細に説明する。
例1
水/セメント比を変えて調製したセメント系構造物試験
体A、Bおよび0のち密度を調べる目的で、前記各種試
験を行った。その結果を下表にまとめて示す。
体A、Bおよび0のち密度を調べる目的で、前記各種試
験を行った。その結果を下表にまとめて示す。
第 2 表
上記結果より、モルタル自体は、その形成におけるセメ
ント/水の割合により空隙度が著るしく異なることが特
に吸水率の差異から明らかであり、また塩分および炭酸
ガスの侵入度もセメント/水比によってきわめて大きく
相異し、セメントに対する使用水の比が大きいほど侵さ
れ易いことがわかる。従って、使用水比の大きいポンプ
移送性モルタルはその劣化が早く、構造物寿命が加速的
に短縮されるであろうことが理解できる。
ント/水の割合により空隙度が著るしく異なることが特
に吸水率の差異から明らかであり、また塩分および炭酸
ガスの侵入度もセメント/水比によってきわめて大きく
相異し、セメントに対する使用水の比が大きいほど侵さ
れ易いことがわかる。従って、使用水比の大きいポンプ
移送性モルタルはその劣化が早く、構造物寿命が加速的
に短縮されるであろうことが理解できる。
例2
試験体A、Bまたは0にインボルニルメタクリレ−)(
IBMA)モノマーを、直接0.4 KP/7FL”の
割合で塗布含浸させ、重合硬化させた。得られた各試験
体を例1と同様(二、それぞれの試験項目について測定
を行った。また、試験体BとCには、さらに七ツマー塗
布量の多い同様の試験体を調製し、同様に測定した。そ
れらの結果を下掲第3表にまとめて示した。
IBMA)モノマーを、直接0.4 KP/7FL”の
割合で塗布含浸させ、重合硬化させた。得られた各試験
体を例1と同様(二、それぞれの試験項目について測定
を行った。また、試験体BとCには、さらに七ツマー塗
布量の多い同様の試験体を調製し、同様に測定した。そ
れらの結果を下掲第3表にまとめて示した。
第3表
上表を例1の結果と対比することにより、可成りの改善
効果が得られることがわかる。しかし、構造物のち密度
(水比)によって、それらの改善効果は異なり、特に水
比の高い粗な構造物では、七ツマー含浸量を増加しても
なお満足できる物性は得られ難いことが明示されている
。
効果が得られることがわかる。しかし、構造物のち密度
(水比)によって、それらの改善効果は異なり、特に水
比の高い粗な構造物では、七ツマー含浸量を増加しても
なお満足できる物性は得られ難いことが明示されている
。
例3
前記表面調整材P−1、P−2、P−3またはP−4を
試験体表面に塗布して被覆−を形成させ、それらの全表
面にIBMAを0.4 K9 / m’の割合で塗布し
、含浸重合させて改質層を形成させた。また、七ツマ−
としてメチルメタクリレート(MMA)またはスチレン
(St)を用いたもの、および七ツマ−に代えてシリコ
ン系撥水剤を用いて改質した試験体を調製し、それぞれ
について各試験を行った。
試験体表面に塗布して被覆−を形成させ、それらの全表
面にIBMAを0.4 K9 / m’の割合で塗布し
、含浸重合させて改質層を形成させた。また、七ツマ−
としてメチルメタクリレート(MMA)またはスチレン
(St)を用いたもの、および七ツマ−に代えてシリコ
ン系撥水剤を用いて改質した試験体を調製し、それぞれ
について各試験を行った。
各改質試験片の調製条件および各試験の測定結果を第4
表に示す。
表に示す。
上表から明らかなように、本発明に係る表面調整材を用
いてセメント系構造物の表面に被覆層を形成し、その面
に重合性七ツマ−を塗布するとき、七ツマ−が好都合に
含浸、硬化してきわめてち密な実用的に望ましい改質表
層が得られることがわかる。
いてセメント系構造物の表面に被覆層を形成し、その面
に重合性七ツマ−を塗布するとき、七ツマ−が好都合に
含浸、硬化してきわめてち密な実用的に望ましい改質表
層が得られることがわかる。
本発明外の骨材を用いたものや七ツマ−に代えて撥水剤
を使用した場合には、実質的に改質されないか、改質さ
れたとしてもきわめて僅かで、実用的改質効果は得られ
ない。
を使用した場合には、実質的に改質されないか、改質さ
れたとしてもきわめて僅かで、実用的改質効果は得られ
ない。
特許出願人 恒和化学工業株式会社
Claims (1)
- 1、50メツシユ以下の細粒度の各種粒度分布をもち、
かつ吸油量が1.5117II以上の骨材を全固形分重
量の5%以上含む混合骨材と水硬性セメントからなる表
面調整材を構造物表面に塗布した後、前記調整材塗布面
にモノマーを塗布し、構造物表層に含浸東金させること
を特徴とするセメント系構造物の表面改質方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7953084A JPS60226471A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | セメント系構造物の表面改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7953084A JPS60226471A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | セメント系構造物の表面改質方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60226471A true JPS60226471A (ja) | 1985-11-11 |
JPH0419188B2 JPH0419188B2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=13692541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7953084A Granted JPS60226471A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | セメント系構造物の表面改質方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60226471A (ja) |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP7953084A patent/JPS60226471A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419188B2 (ja) | 1992-03-30 |
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