JPS60225548A - 家畜受精卵の凍結,保存,融解,移殖方法及びそれに使用するストロ−管 - Google Patents

家畜受精卵の凍結,保存,融解,移殖方法及びそれに使用するストロ−管

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JPS60225548A
JPS60225548A JP8159284A JP8159284A JPS60225548A JP S60225548 A JPS60225548 A JP S60225548A JP 8159284 A JP8159284 A JP 8159284A JP 8159284 A JP8159284 A JP 8159284A JP S60225548 A JPS60225548 A JP S60225548A
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straw tube
straw
freezing
tube
fertilized eggs
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小林 軍次郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は家畜の受精卵の凍結、保存、融解。
移殖方法及びそれに使用するストロ−管に関する。
家畜の改良は人工受精の急速な普及により雄畜側からの
改良が主流をなしてきた。しかし、優秀な雌畜といえど
も一生涯に生産する子畜の数には限りがあり、牛ではせ
いぜい10頭前後である。
家畜の受精卵移植は優秀な雌畜の受精卵を数多く別の雌
畜の子宮に移しかえて子畜を生産し雌畜側から効率的な
家畜の改良増殖を図る新しい育種繁殖技術であるが、移
殖に使用される受精卵の保存及び移殖方法に難点があり
、生存率が低く、また再現性が悪く、満足すべき結果が
得られていないのが実状である。
即ち、受精卵の保存方法としては大きくわけてfll室
温保存、(2)低温保存、(3)体内保存、(4)凍結
保存の4種類があるが、(1)〜(3)の各方法は(4
)に比較して保存期間が短期間である。したがって最も
長期間保存出来る凍結保存技術の確立が1番望まれてい
る。
その凍結保存は、採取した受精卵を濃度の薄い耐凍剤溶
液から濃い耐凍剤溶液に順次浸漬して凍結の前処理を行
なって凍結させ、凍結した受精卵を移殖に供する時は融
解器にて融解した後、受精卵に浸透した耐凍剤を除去す
る。この耐凍剤の除去は凍結の前処理で行なった手順と
は逆の手順、即ち凍結時に使用した濃度の濃い耐凍剤溶
液から薄い耐凍剤溶液に順次移しかえて受精卵に浸透し
た耐凍剤を除去する。そして、耐凍剤を除去した受精卵
をストロ゛−管に入れ、ストロ−管を注入管に装着して
移殖を行なうものである。
しかしながら、融解後における耐凍剤の除去は濃度の異
なった耐凍剤を夫々無菌シャーレ(時計型)に入れ、融
解後の受精卵を毛細ピペットを使用し顕微鏡下でそれぞ
れ濃度の異なった耐凍剤溶液に移しかえ、ストロ−管へ
の収納もピペットを使用して行なっている。
そのため、受精卵には毛細ピペットによる取り扱いで傷
が付きやすく、又、無菌操作をしなければならないので
野外での作業では雑菌感染の危険が多い。
更に、耐凍剤溶液中から取り出して順次移しかえる作業
は非常に微細で神経をつかうため作業も困難なものであ
り、熟練した技術者を必要とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなしたもので、凍
結保存した受精卵を融解後移殖までの間、耐凍剤除去及
びストロ−管への収納を受精卵に触れることなく行なう
ことが出来るようにしたものである。
斯る目的を達成する本発明方法は、雌畜から採取した受
精卵を濃度の異なった耐凍剤に順次浸漬して凍結の為の
前処理を行ない、次いでその受精卵を、予め耐凍剤の濃
度が薄いものから濃い順番に収納したストロ−管の最上
層の凍結用耐凍剤溶液中に浸漬し、ストロ−管上部に栓
をして凍結保存し、移殖に供する際はストロ−管上部の
栓を外して融解し、常温下に静置して受精卵をストロ−
管内を降下させて耐凍剤溶液を除去し、最下部の耐凍剤
溶液が入った部分でストロ−管を切断し、それを注入器
に装着して移殖することを要旨とするものであり、上記
方法に使用するストロ−等は透明合成樹脂によって細径
で長尺なストロ−管本体を形成し、その一方端に綿栓を
備え、他の端末に樹脂性を閉栓すると共に、ストロ−管
本体の外周には長さ方向を等分する目印線が複数個表示
されていることを要旨とするものである。
本発明方法に於いて使用するストロ−管は、内径3朋、
長さ27釧の透明なプラスチック管で、一方端にパウダ
ーなどの綿栓が設けられ、その栓より上方の外周面には
等間隔をおいて目印線が複数個表示されており、その目
印線に従って耐凍剤の濃度が薄いものから順次濃度の濃
いものが数段階に分けて収納されており、最上階の一番
濃度が濃い耐凍剤溶液中に前処理を完了した受精卵を収
納し、ストロ−管の開口端に栓をして凍結させる。
受精卵凍結の際の保存液としては、Dulbec。
リン酸緩衝液(P B S)や、それを修正したものに
牛血類アルブミンまたは非動化牛胎児血清を20〜25
%加えたものが多く用いられる。
耐凍剤としては、1.0Mから1.5Mのジメチルスル
ホオキサイド(DMSO)及び1.0M〜1.5Mのグ
リセロールが多く用いられ、凍結のための前処理に用い
る耐凍剤の濃度は例えばOM、 0.5M、1.0M、
1.5M等とし、ストロ−管中に収納する耐凍剤の濃度
は前処理で使用したと同じもの、又は1.5M、0.2
5M、OM或いは1.5M、OM、OM等とするも任意
である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、
(1)は−万端に綿栓(2)を有したストロ−管で、そ
のストロ−管(1)の外周面に綿栓(2)より上方の収
納部を複数に等分する目印線(3)及び移殖の際に切断
する箇所を示す切断線(3“)が表示されており、この
目印線(3)にならってストロ−管(1)内に濃度の薄
い耐凍剤から濃い順番に耐凍剤を収納するようになって
いる。
次に、保存の手順を説明すると、雌畜から採取した受精
卵を、耐凍剤の濃度OMから0.5M−1,OM −1
,5Mと10分間位づつ浸漬し、順次移しかえて凍結の
前処理を行なう。
次に、ストロ−管(1)には濃度の薄い耐凍剤溶液(5
z)から順次濃い耐凍剤溶液(5z)、(53)、(5
4)、そして受精卵(4)を含んだ濃い耐凍剤溶液(5
s)とストロ−管(1)の目印線(3)に従って段階状
に区分は収納し、ストロ−管(1)の上端開口部を栓(
6)で封止して凍結させる。
凍結した受精卵を移殖に供するときは、ストロ−管(1
)上端の栓(6)を外し、融解器に入れて融解し、常温
下(20〜25℃)にて綿栓(2)側を下にした状態で
ストロ−管(1)を垂直に立て、耐凍剤溶液(5−s)
と(ト1)間の空気層(7)に軽い振動を加えることに
よってこの空気層(7)を除去し、濃い耐凍剤溶液中(
5s)に収納された受精卵(4)は薄い耐凍剤溶液(5
4)と混合し、耐凍剤溶液(54)+(55)の濃度は
受精卵(4)を収納していた時の濃度より低く (薄く
)なる。
このままの状態で約10分間放置しておくと受精卵(4
)内に浸透した耐凍剤溶液の除去が徐々に行なわれる。
同様に、耐凍剤溶液(5−4)と(5s)とを混合した
ものに耐凍剤溶液(53)を、更に(5z)、(5’ 
1)を順次混合させてストロ−管(1)内の濃度を下方
に至るに従って順次低下させ、受精卵(4)を順次下方
に降下させることにより受精卵(4)内の耐凍剤溶液の
除去が自動的に行なわれる。
そして、移殖にあたっては受精卵(4)がストロ−管(
1)内を自然降下し、耐凍剤溶液又は保存液(5−z)
内へ入ったことを確認した後、ストロ−管(1)を切断
線(3′)の処で切断し、受精卵(4)が入ったストロ
−管(1“)を注入器に装着して子宮頚管径由で移殖を
行なう。
上記した方法により凍結後に於ける耐凍剤の除去及び移
殖のためのストロ−管への収納を受精卵に全く触れるこ
となく出来ると共に、凍結保存のために使用するストロ
−管をそのまま所要の寸法に切断して注入器に装着し、
移殖操作することが出来るため、受精卵に傷を付けると
いった危険を大幅に減少でき、人工授精に供し得る安定
した授精卵を提供することが出来るものである。
本発明は以上の如き方法としたものであるから、凍結、
融解後の耐凍剤の除去をストロ−管内で自動的に行なう
ことが出来ると共に、耐凍剤除去後はストロ−管を切断
することによってそのまま注入器に装着して人工授精と
同様な方法で移殖に供し得るものである。
又、これに使用するストロ−管は凍結保存と移殖の両方
に使用でき、しかも外周面に目印線及び切断線が表示し
であるため、ストロ−管内へ溶液を分注するにあたって
目安となり、分注作業の能率アップを計ることが出来る
と共に、融解後は切断線の位置でストロ−管を切断すれ
ばそのまま注入器に装着して移殖操作を行なうことが出
来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用するストロ−管の正面図、第
2図は凍結のために受精卵をストロ−管に収納した状態
を示す断面図、第3図はストロ−管を切断して注入器に
セットし得るようにした断面図である。 図中 (1)ニスドロー管、(4):受精卵 (5−1)・・・(5s):耐凍剤溶液(6)ニスドロ
ー管の開口部を封止する栓特許庁長官 若 杉 和 夫
 殿 (特許庁審査官 股) 1、事件の表示 昭和 59 年 特 訂 願 第 81592 月2、
発明の名称 家畜受精卵の凍結、保存、融解、移植IJ法及びそれに
使用するストロ−管 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏名(名称) 小 林 軍 次 部 4、代理人 住 所 東京都文京区白山51目14M7号5、補正命
令の日付く自発補正) 昭和 年 月 日 66補正の対象 補正明 細 書 1、発明の名称 家畜受精卵の凍結、保存、融解、移植方法及びそれに使
用するストロ−管 2、特許請求の範囲 (1)雌畜から採取した受精卵を濃度の異なった耐凍剤
に順次浸漬して凍結の為の前処理を行ない、次いでその
受精卵を、予め耐凍剤を濃度が薄いものから濃い順番に
収納したストロ−管の最上層の凍結用耐凍剤溶液中に浸
漬し、ストロ−管上部に栓をして凍結保存し、移植に供
する際はストロ−管上部の栓を外して融解し、常温下に
静置して受精卵をストロ−管内を降下させて耐凍剤溶液
を除去し、最下部の耐凍剤溶液が入った部分でストロ−
管を切断し、それを注入器に装着して移植することを特
徴とする家畜受精卵の凍結、保存、融解。 移植方法。 +21 i3明合成樹脂によってm径で長尺なストロ一
管本体を形成し、その−万端に綿栓を備え、他の端末に
樹脂栓を閉栓すると共に、ストロ−管本体の外周には長
さ方向を等分する目印線が複数個表示されていることを
特徴とする家畜受精卵の凍結、保存、融解、移植に使用
するストロ−管。 3、発明の詳細な説明 この発明は家畜の受精卵の凍結、保存、融解。 移植方法及びそれに使用するストロ−管に関する。 家畜の改良は人工受精の急速な普及により雌畜側からの
改良が主流をなしてきた。しかし、優秀な離俗といえど
も一生涯に生産する子糸の数には限りがあり、牛ではせ
いぜい10i11前後である。 家畜の受精卵移植は優秀な離俗の受精卵を数多く別の離
俗の子宮に移しかえて子糸を生産し離俗側から効率的な
家畜の改良増殖を図る新しい育種繁殖技術であるが、移
植に使用される受精卵の保存及び移植方法に難点があり
、生存率が低(、また再現性が悪く、満足すべき結果が
得られていないのが実状である。 即ち、受精卵の保存方法としては大きくわけて(11室
温保存、(2)低温保存、(3)体内保存、(4)凍結
保存の4種類があるが、(11〜(3)の各方法は(4
)に比較して保存期間が短期間である。したがって最も
長期間保存出来る凍結保存技術の確立が1希望まれてい
る。 その凍結保存は、採取した受精卵を濃度の薄い耐凍剤溶
液から濃い耐凍剤溶液に順次浸漬して凍結の前処理を行
なって凍結させ、凍結した受精卵を移植に供する時は融
解器にて融解した後、受精卵に浸透した耐凍剤を除去す
る。この耐凍剤の除去は凍結の前処理で行なった手順と
は逆の手順、即ち凍結時に使用した濃度の濃い耐凍剤溶
液から薄い耐凍剤溶液に順次移しかえて受精卵に浸透し
た耐凍剤を除去する。そして、耐凍剤を除去した受精卵
をストロ−管に入れ、ストロ−管を注入管に装着して移
植を行なうものである。 しかしながら、融解後における耐凍剤の除去は濃度の異
なった耐凍剤を夫々無菌シャーレ(時計回)に入れ、融
解後の受精卵を毛細ピペットを使用し顕微鏡下でそれぞ
れ濃度の異なった耐凍剤溶液に移しかえ、ストロ−管へ
の収納もピペットを使用して行なっている。 そのため、受精卵には毛細ピペットによる取り扱いで傷
が付きやすく、又、無菌操作をしなければならないので
野外での作業では雑菌感染の危険が多い。 更に、耐凍剤溶液中から取り出して順次移しかえる作業
は非常に微細で神経をつかうため作業も困難なものであ
り、熟練した技術者を必要とする。 本発明は上述したような事情に鑑みてなしたもので、凍
結保存した受精卵を融解後移植までの間、耐凍剤除去及
びストロ−管への収納を受精卵に触れることなく行なう
ことが出来るようにしたものである。 斯る目的を達成する本発明方法は、離俗から採取した受
精卵を濃度の異なった耐凍剤に順次浸漬して凍結の為の
前処理を行ない、次いでその受精卵を、予め耐凍剤の濃
度が薄いものから濃い順番に収納したストロ−管の最上
層の凍結用耐凍剤溶液中に浸漬し、ストロ−管上部に栓
をして凍結保存し、移植に供する際はストロ−管上部の
栓を外して融解し、常温下に静置して受精卵をストロ−
管内を降下させて耐凍剤溶液を除去し、最下部の耐凍剤
溶液が入った部分でストロ−管を切断し、それを注入器
に装着して移植することを要旨とするものであり、上記
方法に使用するストロ−等は透明合成樹脂によって細径
て長尺なストロ−管本体を形成し、その−万端に綿栓を
備え、他の端末に樹脂栓を閉栓すると共に、ストロ−管
本体の外周には長さ方向を等分する目印線が複数個表示
されていることを要旨とするものである。 本発明方法に於いて使用するストロ−管は、内径3龍、
長さ27cmの透明なプラスチック管で、−万端にパウ
ダーなどの綿栓が設けられ、その栓より上方の外周面に
は等間隔をおいて目印線が複数個表示されており、その
目印線に従って耐凍剤の濃度が薄いものから順次濃度の
濃いものが数段階に分けて収納されており、最上階の一
番濃度が濃い耐凍剤溶液中に前処理を完了した受精卵を
収納し、ストロ−管の開口端に栓をして凍結させる。 受精卵凍結の際の保存液としては、Dulbec。 リン酸緩衝液(PBS)や、それを修正したものに牛血
漿アルブミンまたは非動化牛胎児血清を20〜25%加
えたものが多く用いられる。 耐凍剤としては、1.0Mから1.5Mのジメチルスル
ホオキサイド(DMSO)及び1.0M=1.5Mのグ
リセロールが多く用いられ、凍結のための前処理に用い
る耐凍剤の濃度は例えばOM、0.5M、1.0M、1
.5M等とし、ストロ−管中に収納する耐凍剤の濃度は
前処理で使用したと同じもの、又は1.5M、0.25
M、OM或いは1.5M、OM、OM等とするも任意で
ある。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、
(1)は−万端に綿栓(2)を有したストロ−管で、そ
のストロ−管(1)の外周面に綿栓(2)より上方の収
納部を複数に等分する目印線(3)及び移植の際に切断
する箇所を示す切断線(3°)が表示されており、この
目印線(3)にならってストロ−管(1)内に濃度の薄
い耐凍剤から濃い順番に耐凍剤を収納するようになって
いる。 次に、保存の手順を説明すると、離俗から採取した受精
卵を、耐凍剤の濃度OMから0.5M−1,0M −1
,5Mと10分間位づつ浸漬し、順次移しかえて凍結の
前処理を行なう。 次に、ストロ−管(1)には濃度の薄い耐凍剤溶液(5
z)から順次濃い耐凍剤溶液(5−2)、(5−3)、
(54)、そして受精卵(4)を含んだ濃い耐凍剤溶液
(5s)とストロ−管(1)の目印線(3)に従って段
階状に区分は収納し、ストロ−管(1)の上端開口部を
栓(6)で封止して凍結させる。 凍結した受精卵を移植に供するときは、ストロ−管(1
)上端の栓(6)を外し、融解器に入れて融解し、常温
下(20〜25℃)にて綿栓(2)側を下にした状態で
ストロ−管(1)を垂直に立て、耐凍剤溶液(5s)と
(54,)間の空気N(7)に軽い振動を加えることに
よってこの空気N(7)を除去し、濃い耐凍剤溶液中(
5s)に収納された受精卵(4)は薄い耐凍剤溶液(5
4)と混合し、耐凍剤溶液(54)+(5−5)の濃度
は受精卵(4)を収納していた時の濃度より低((薄く
)なる。 このままの状態で約10分間放置しておくと受精卵(4
)内に浸透した耐凍剤溶液の除去が徐々に行なわれる。 同様に、耐凍剤溶液(5−4)と(5s)とを混合した
ものに耐凍剤溶液(53)を、更に(5−z ) 、(
5−L )を順次混合させてストロ−管(1)内の濃度
を下方に至るに従って順次低下させ、受精卵(4)を順
次下方に降下させることにより受精卵(4)内の耐凍剤
溶液の除去が自動的に行なわれる。 そして、移植にあたっては受精卵(4)がストロ−管(
1)内を自然降下し、耐凍剤溶液又は保存液(51)内
へ入ったことを確認した後、ストロ−管(1)を切断線
(3゛)の処で切断し、受精卵(4)が入ったストロ−
管(lo)を注入器に装着して子宮頚管径由で移植を行
なう。 上記した方法により凍結後に於ける耐凍剤の除去及び移
植のためのストロ−管への収納を受精卵に全く触れるこ
となく出来ると共に、凍結保存のために使用するストロ
−管をそのまま所要の寸法に切断して注入器に装着し、
移植操作することが出来るため、受精卵に傷を付けると
いった危険を大幅に減少でき、人工授精に供し得る安定
した授精卵を提供することが出来るものである。。 、本発明は以上の如き方法としたものであるから、凍結
、融解後の耐凍剤の除去をストロ−管内で自動的に行な
うことが出来ると共に、耐凍剤除去後はストロ−管を切
断することによってそのまま注入器に装着して人工授精
と同様な方法で移植に供し得るものである。 又、これに使用するストロ−管は凍結保存と移植の両方
に使用でき、しかも外周面に目印線及び切断線が表示し
であるため、ストロ−管内へ溶液を分注するにあたって
目安となり、分注作業の能率アンプを計ることが出来る
と共に、融解後は切断線の位置でストロ−管を切断すれ
ばそのまま注入器に装着して移植操作を行なうことが出
来るものである。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明方法に使用するストロ−管の正面図、第
2図は凍結のために受精卵をストロ−管に収納した状態
を示す断面図、第3図はストロ−管を切断して注入器に
セットし得るようにした断面図である。 図中 (1)ニスドロー管、(4):受精卵 (5z)・・・(5s):耐凍剤溶液

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11雌畜から採取した受精卵を濃度の異なった耐凍剤
    に順次浸漬して凍結の為の前処理を行ない、次いでその
    受精卵を、予め耐凍剤を濃度が薄いものから濃い順番に
    収納したストロ−管の最上層の凍結用耐凍剤溶液中に浸
    漬し、ストロ−管上部に栓をして凍結保存し、移殖に供
    する際はストロ−管上部の栓を外して融解し、品温下に
    静置して受精卵をストロ−管内を降下させて耐凍剤溶液
    を除去し、最下部の耐凍剤溶液が入った部分でストロ−
    管を切断し、それを注入器に装着して移殖することを特
    徴とする家畜受精卵の凍結、保存、融解。 移殖方法。 (2)透明合成樹脂によって細径で長尺なストロ−管本
    体を形成し、その−万端に綿栓を備え、他の端末に樹脂
    柱を閉栓すると共に、ストロ−管本体の外周には長さ方
    向を等分する目印線が複数個表示されていることを特徴
    とする家畜受精卵の凍結、保存、融解、移殖に使用する
    ストロ−管。
JP8159284A 1984-04-21 1984-04-21 家畜受精卵の凍結,保存,融解,移殖方法及びそれに使用するストロ−管 Pending JPS60225548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176150A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 農林水産省福島種畜牧場長 哺乳動物凍結受精卵の直接融解移植法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176150A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 農林水産省福島種畜牧場長 哺乳動物凍結受精卵の直接融解移植法
JPS6333867B2 (ja) * 1984-09-21 1988-07-07 Norin Suisansho Fukushima Shuchiku Bokujocho

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