JPS60224806A - 炭素繊維の前駆体であるピツチ繊維を紡糸するためのノズル装置 - Google Patents

炭素繊維の前駆体であるピツチ繊維を紡糸するためのノズル装置

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JPS60224806A
JPS60224806A JP7478384A JP7478384A JPS60224806A JP S60224806 A JPS60224806 A JP S60224806A JP 7478384 A JP7478384 A JP 7478384A JP 7478384 A JP7478384 A JP 7478384A JP S60224806 A JPS60224806 A JP S60224806A
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JP
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nozzle
pitch
nozzles
end wall
nozzle device
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JP7478384A
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Hiroaki Shono
庄野 弘晃
Toshio Noji
野地 敏夫
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JFE Steel Corp
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、石油系あるいは石炭系のピッチを溶融して炭
素繊維の前駆体であるピッチ繊維を紡糸するのに用いる
ノズル装置の改良に関する。
(従来技術) 石油系あるいは石炭系のピッチを溶融して炭素繊維の前
駆体であるピッチ繊維を紡糸するのく用いる従来のノズ
ル装置は、一端で溶融ピッチを受け入れ、反対端から溶
融ピッチ全弁し出すようになっているノズル本体を有し
、このノズル本体の前記反対端が平板状の端壁で閉ざし
てあシ、本体の軸線に平行な方向に延びる複数のノズル
孔が端壁を貫いて設けてあり、各ノズル孔の外端からピ
ッチが押し出される。したがって、ノズル本体の端壁外
面は平らであり、この平らな端壁外面にノズル孔が開口
している。このノズル構造全以下「平ノズル」と呼ぶ。
ピッチ繊維を紡糸するノズル装置においては、紡糸され
た繊維のF!R面構造にクラックが生じにくく従って高
性能の炭素繊維を得るために、高温度、低粘性紡糸が強
く望まれている。しかしながら上記従来の平ノズル型ノ
ズル装置においては下記の理由により高温度低活性紡糸
を効果的に行なうことができなかった。
ノズル本体は通常、ステンレス鋼で作られており、ピッ
チが高温、低粘度になればなる程これと溶融ピッチの間
の引力は強くなり、その界面張力が大きくてノズル本体
壁面が非常に濡れやすくなる。ピッチの押し出しが続い
ているときには、ノズル孔出口に圧力がかかつているの
で溶融ピッチの排出が各ノズルで独立して行なわれてい
るが、押し出しを中断すると、ノズル孔出口周辺の端壁
面忙溶融ピッチが引き寄せられてそこを濡らし、これが
また溶融ピッチの端壁外面に沿っての移動を促進して各
隣合ったノズルの出口に存在する溶融ピッチが互いに合
体してしまう。こうなると、次に再び紡糸を行なおうと
すると、この合体した溶融ピッチ塊が独立したフィラメ
ントの紡糸を妨げると共にフィラメントの切断をしばし
ば惹起する。そのため、各紡糸サイクル41へら状の道
具でノズル本体の紡糸面を清掃する必要がある。しかし
ながら、この清掃を完全に行なうのは顧しく、ノズル本
体の外面を傷付けることも多い。した〃工って、この溶
融ピッチ合体を防ぐべく、ノズル孔の中心間隔を大きく
することも考えられ’tc−75E 、これではノズル
孔の配列が粗くなり、今度は生産性の点で問題が生じる
(発明の目的) 本発明の目的は、ノズル孔出口での溶融ピッチが紡糸面
を濡らす傾向を高めることなく溶融ピッチの高温度、低
粘性紡糸を可能とし、従って高性能の炭素繊維を得るこ
とのできる、炭素繊維の前駆体であるピッチ繊維を紡糸
するためのノズル装置を提供することKlる。
(発明の構成) 本発明によれば、ノズル装置は一端で溶融ぎツチを受け
入れ、反対端から溶融ピッチを押し出すようKなってい
るノズル本体を有し、このノズル本体の前記反対端が平
板状の端壁で閉ざしてあり、この端壁の外面からノズル
本体の軸線と平行な方向に複数のノズルが外方に突出し
ており、各ノズルがそれを軸線方向に貫くノズル孔を有
し、このノズル孔が前記端壁を貫いて延びる通路を通し
て前記ノズル本体の内部と通じていることを特徴とする
また好ましくは、上記形式のノズル装置のノズル群は、
端壁の中心において粗で、端壁の中心からその外縁に近
づくにつれて密となるように配置しである。
(発明の効果) このようにしたのは、ノズルの材料、一般的にはステン
レス鋼と溶融ピッチの間の引力が水平方向にピッチを移
動させるほど強いが、重力に逆らってまでピッチを持ち
上げるほど強くないということに着眼したからでアシ、
ノズルがノズル本体の紡糸面から外方に突出させること
により、溶融ピッチがノズル本体紡糸面、ひいては隣接
のノズル孔に向って移動するのを完全に紡糸できる。
また上記ノズル配置は、高温、低粘性紡糸においてノズ
ル紡糸面の中心に近いノズルから出る溶融ピッチ温度と
中心から外方に離れるノズルから出る溶融ピッチ温度と
の温度差を小さくすることができることから、よ)一層
の高温、低粘度紡糸を可能圧する。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明を説明する。
第1,2図全参照して、本発明によるノズル装置は、円
筒形のノズル本体1を包含し、このノズル本体は一端で
溶融装置(図示せず)から溶融ピッチを受け入れ、反対
端から溶融ピッチ全弁し出すようになっている。、ノズ
ル本体1の反対端は平板状の端壁2で閉ざされており、
この端壁はその平らな外面から外方に突出する複数のノ
ズル3を有する。これらのノズル3はノズル本体1の軸
線方向に平行に延びておシ、その長手方向中心を貫いて
ノズル孔4(第6図)が穿孔されている。ノズル孔4は
ノズル本体端壁2を貫いて設けた通路5全通してノズル
本体1の内部と通じている。各通路5の内端はピッチの
扼入を促進すべく截頭円錐形の膚ぐ9孔6と次っている
このようなノズル装置を有する紡糸装置で用いる素原料
は石炭のコークス化、液化処理の残渣として得られるピ
ッチ、石油の精製、重質油の熱分解からの残渣として得
られるピッチ等である。これらの素原料ピッチはそのま
までは紡糸に通さないので、遊離カーボン分や巨大分子
4をフィルタで濾過して紡糸ピッチとする。通常は、得
たピッチt 10 Torrで減圧蒸留し、340℃以
上の留分を用いる。このピッチは光学的に等方性をもっ
たものろるいは炭素質メンフェース(以后メンフェース
(Meso−phaae )と云う)相を等方性相に6
0%以上含むものであってもよい。
このような紡糸ピッチは貯蔵ホッパ(図示せず)に投入
され、そこで雰囲気を窒素等の不活性ガスに置換される
。固形ピッチはここからパルプまたはスクリュウ・フィ
ーダ等気密性のおる搬送手段(図示せず)で溶融槽ろる
いは溶融スクリュウ(図示せず)に導かれて溶融される
。溶融温度は、ピッチの種類によって異なるが、普通は
250℃ないし400℃程度である。
溶融ピッチは、溶融部からノズル装置にギアポンプによ
って移送される。その間に、脱泡のために脱泡槽を特に
設ゆることもおる。ノズル装置に行く途中あるいはノズ
ル装置の本体1内に固形物を除去するための金網フィル
タが設けであるのが普通である。ノズル装置1では、溶
融ピンチは、通路5およびノズル孔4を通ってノズル3
から外気中に押し出され、巻取機や空気エジェクターで
引張られて繊維となる。
ノズル本体1の他にピッチを収容する器や流路もステン
レス鋼で作っであるのが好ましい。また、雰囲気は不活
性雰囲気でなければならない。ノズル本体1の外側には
、ヒータ(図示せず)が装置して17,250℃ないし
390℃の範囲の温度にピッチ温度を保つよう釦なって
いる。紡糸時に、ノズルにかかる圧力はQ、15kg/
cIIL2ないし30kg/cIIL2の程度でめる。
各ノズル3は、ノズル本体1の紡糸面から垂直に0.7
m7zいし6.5 m突出しており、各ノズル孔4の直
径は0.15m+ないし0.50目程度が一般的でメク
、ノズル孔の直径対長さの比が1.5ないし6.0程度
の範囲にあると好ましい。なお、隣合ったノズル3の外
壁面間の間隔は0.8yrxないし15.0顛程度であ
ると効果的であることがわかった。各ノズル3のノズル
孔4のところの断面厚さU O,15關ないし0.5i
nが適当である。
これらのノズル3′ftノズル本体1に設ける方法とし
ては、まず、ノズル本体1の端壁2にノズル孔4や通路
5よりも直径の大きい孔をあけ、各孔に管状物を挿入し
、これを端壁2に密封溶接する方法がめる。この場合、
突出ノズル3は円筒形である。あるいは、ノズル本体1
の一端を閉じている端壁2の外面に多数の交差する溝を
切p1四角形断面の突出ノズルを形成し、その後にノズ
ル孔4や通路5を形成するという方法もある。
このようなノズル装置から溶融ピッチを紡糸するとき、
先に述べたように作業を中断し九とき、ノズル3の先端
、すなわち出口のところに溶融ピッチが溜り、界面張力
が動くが、そのエネルギは溶融ピッチをノズル3の外面
に沿って上方に移動させるほどではない。しかも、ノズ
ル3が突出しているからその表面積が比較的大きく、冷
却効果も高まっているので、界面張力は低くなっており
、ノズル本体1の紡糸面を濡らす傾向が完全に排除され
る。なお、界面張力、すなわち濡れる傾向は温度が高く
なるほど大きくなる。
ノズル3t−通過する際のピッチの粘度は50ないし1
000ポアズであることが多い。特に高性能の炭素繊維
を得るためのメソフェース系ピッチの紡糸粘度は150
ポアズ以下、好ましくは100ポアズ以下の低粘度にし
た方が、繊維の断面構造にクラック(ひび割れ)が生じ
にくいものとなる。
一般忙、1個のノズル本体1のノズル数が増加すると、
ノズル相互の熱干渉のため低粘性紡糸は難しくなり、高
粘度紡糸へずれる。したがって、複数のノズルによる紡
糸を従来の平ノズルでは、150ポアズ以下の低粘性紡
糸は不可能であった。
しかしながら、本発明によるノズル装置では、多数のノ
ズルを用いても低粘性紡糸が可能である。
クラックの入うやすい繊維断面を1子顕微鏡で観察する
と、第4図に示すように1放射状の組織配列があシ、こ
れがクラックの主たる原因であると考えられる。このよ
うなffr面構造を形成させないためKf′i、繊維形
成部近辺での低粘性高温状態からの急冷却が必要である
本発明の突起状のノズルはピッチを吐出する下部出口が
多大の熱量を保持している端壁2から離れているので、
前記下部出口の周囲の温度は、端壁2直下の周囲の温度
に比較して低温になっている。従って本発明の突起状の
ノズルの下部出口から吐出されたピッチは低粘性高温状
態から急激に冷却される環境の中で繊維を形成する。従
って高温度、低粘性紡糸が可能である。このことは製造
されるピッチ繊維をして前述の第4図で説明したような
りラックが生じない良質なものとする利点があるばか9
でなく、繊維形成部分たる溶融ピッチの逆円錐(これは
后で詳述する)の高さが低くなって変動のない非常に安
定しfc繊維化を果し得るという利点もある。このよう
な状態で紡糸したピッチ繊維は繊維径の変動が極めて少
ないのでその意味からも良質な繊維と云える。
それに対して、従来の平ノズルでは端壁2に相当すると
ころからいきな夛燗壁2直下の高温度の空間(そこは高
温度の端壁2かもの熱の輻射が効いているで高温変圧な
っている)Kl?!!融ピッチが吐出されて繊維形成部
分たる溶融ピッチの逆円錐を作ること忙なる。この場合
はこの逆円錐の周囲の温度は高温度であるので冷却が充
分でなく、その結果として逆円錐の高さが高いものとな
って、所謂「息つき」と称する逆円錐高さの変動が起る
このように逆円錐の高さの変動があった場合に得た繊維
径は繊維の長手方向くおいて太くなったり細くなったり
する欠点をもつ。さらに冷却が効も・ない場合には逆円
錐の高さが極端に高くなって逆円錐形を保ち得なくなる
。このときは溶融ピンチは単に孔から流下するだけとな
って繊維化が不可能となる。すなわち、本発明の突出ノ
ズル構造では、溶融ピッチ゛の吐出は高温度の端壁2か
ら離れた位置で行なわれるので逆円錐の形成が確実とな
シ、その結果として繊維化が安定するのである。
そのため、高性能の炭素繊維を得ることができ、またノ
ズル間の中心距it−従来よりも小さくすることができ
、ノズルの数を多くすることができる。
なお、ノズルの突出長さは0.7 mないし6.5mの
範囲が有効である。0.7絽よりも短いときには、突出
したことKよる利益が少なく、溶融ピッチの凝集物がノ
ズルまわシを濡らしやすくなる。また、6.5mよりも
長いときには、冷却効果が大きすぎて高粘性を保つ時間
が長くなってしまうのである。
上記ノズル構造において、さらに低粘性紡糸を有効に行
なうために1ノズル群の配列をノズル本体紡糸面の中心
に近付くにつれて粗とし、紡糸面の外縁に近いほどノズ
ル配列を密とするとよい。
一層詳しく説明すれば、ノズルから吐出された溶融ピッ
チは、ノズルの出口先端で逆円錐形を形成し、この逆円
錐形の先端が延びて繊維となる。
そのとき、ノズル先端に形成されている逆円錐形の溶融
ピッチから熱が周囲に発散し、それによって溶融ピッチ
が固化してフィラメントとなるのである。したがって、
ノズルから吐出されるピッチの温度とその周囲温度の差
が大きければ、それだけ前記の逆円錐形の形成が確実と
なるが、ノズルが密に隣接している場合には前記溶融ピ
ッチと周囲との温度差が小さくなって逆円錐形に溶融ピ
ッチがなシ得ず、ノズル先端から端に流下する状態にな
り、繊維を形成できなくなる。この状態は周囲全多くの
ノズルで囲まれた内側ノズルに多く発生する。
そこで、本発明では、突出しているノズル群の配列を先
に述べたようにする。そして、この配列L1次のようK
して決定すると好ましい。ノズルは、端壁2の中心点を
中心とする同心円に沿って配列し、この配列が、最内用
(n=1)K配置するノズルの数をAとし、同心円を内
側から数えてn番面の円に配置するノズルの数12(n
−1)・Aとし、最外円(n=:nO)に配置する各隣
接ノズルの中心距離MOヲ約6〜6朋とし、内側から見
て9番とするように決定するのである。この規則に従っ
て配列したノズル群の例を第6図から第14図までに示
す。第6図UA=3、no=6、Mo=4iu+とじた
例でアシ、第7図はA = 5 、no = 4、MQ
=41mとした例であり、第8図はA = 5、no 
=5、Mo=4inとした例でアシ、第9図はA=4、
n□ = 3、MO:4mmとした例であり、第10図
はA=4、no=4、MO=411IIIとした例であ
り、第11図はA=4、no=5、Mo=4imとした
例でメジ、第12図はA=5、no=3、Mo=4y、
とじた例で1ム第13図はA =5 、no = 4、
M。
= 4 mmとした例でらり、第14図はA = 5 
、n□=5、MO=411とした例である。
以下、本発明によるノズル構造での実際の例をいくつか
示す。
例 I ここでは、従来の平ノズルと本発明のノズル装置とを用
いて、石炭から得た軟化点200℃の等方性ぎツチを溶
融、紡糸し、その結果を比較した。
平ノズル 本発明ノズル ノズル数 39 61 ノズル配列 同心円4列 同心円4列 ノズル中心距離 約7R約5絽 ノズル長さ t Q 3龍 ノズル孔直径a O,55tg 0.35m突出ノズル
形状 無し 円筒形 突出肉厚m 無し 0.5關 全吐出量 4.6g7% 2.5に分 平均ピッチ粘度 400ポアズ 150ポアズ紡糸温度
 285℃ 297℃ 上記結果より、本発明のノズル装置によれば、紡糸中断
時のピッチ合体を生じることなく、高温、低粘度の紡糸
が可能なことが分かる。
メンフェースを82%含む、石炭から得た軟化点250
℃の等方性ピッチを例Iの突出ノズルを持つノズル装置
で紡糸した。吐出量は1.7g/分、粘度は99ポアズ
、紡糸温度は642℃でろシ、こうして得たピッチ繊維
を不融化してから炭化処理した。顕微鏡による断面観察
では、配列模様は放射状ではなく、第5図に示すような
タマネギ断面のような模様であった。また、紡糸の中断
かわっても、突出ノズル上に溶融ピッチの合体は生じな
かった。
例 ■ ここでは、第10図に示すように、最内用(n=1)に
配置するノズル数A1に4とし、同心円の赦nof:4
とし、最外円に配置する各隣接ノズルの中心間距離MO
を4xxとした本発明ノズル構造を用いて例Iと同じピ
ッチを紡糸した。
最内用n=1の直径 20.0iIIB 配置突出ノズ
ル数A=4第2円n = 2の直径 28.3m 配置
突出ノズル数人=8第6円n = 6の直径 54.6
xx 配置突出ノズル数人=16突出ノズル合計61 最外円配置突出ノズル中心距離 4.Onノズル突出長
さ 3.0關 ノズル孔径 0.3511翼 突出形状 円筒形 突出ノズル肉厚 0.5關 全吐出量 4.7に分 ピッチ粘度 80ポアズ 紡糸温度 635°C 紡糸中断時のピッチ合体発生 無し これから明らかなように、本発明のノズル装置では、ピ
ッチの合体を生じることなくより効率的な低粘性高温紡
糸が可能であり、そうして得たピッチ繊維を不融化して
から炭化し、それを顕微鏡で断面観察したところ、第4
図に示すような放射状の模様はまったく見出せず、第5
図に示すようなタマネギ断面を持っていることが、例■
や例■の場合よpも顕著に観察できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるノズル装置のノズル本体全示す断
片部分断面側面図である。 第2図は第1図のノズル本体の紡糸面を示す端面図であ
る。 第6図は第1図、第2図のノズル本体のノズル部分の拡
大断片IFr面図である。 第4図は従来装置で得たピッチ繊維の断面を示す図であ
る。 第5図は本発明のノズル装置で得たピッチ繊維の断面全
示す図である。 第6図から第14図は本発明によるノズル配列の例を示
す図である。 図面において、1・・・ノズル本体、2・・・端壁、3
・・・突出ノズル、4・・・ノズル孔、5・・・通路代
理人 浅 村 皓 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第9図 第11図 手続補正書 昭和59年 7月7Q日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第 74783 号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5、補正命令の日付 昭和 年 月 日 6、補正により増加する発明の数 04Jli11・、+l−1dveln14f^1−L
−L−j、*−ノ(1) 明細書第6頁18行から第4
頁1行の「ピッチ繊維を紡糸するノズル装置・・・・・
・強く望まれている。」を下記のように訂正する。 「 高性能の炭素繊維即ち紡糸された繊維の断面構造に
クラックが生じにくい炭素繊維を得るためには、ピッチ
繊維を紡糸するノズル装置を高温度にして、紡糸すべき
ピッチを低粘性とした紡糸が強く望まれている。」 (2)同第6頁18行の「紡糸」を「防止」と訂正する
。 (3)同第10頁6〜5行の「なお、隣合ったノズル3
の・・・・・・効果的であることがわかった。」を削除
する。 手続補正書 昭和59年 8月シ≠日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第 74783 号 を紡糸するためのノズル装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 氏 名 格称、 (397)日東紡績株式会社 4、代理人 氏 名 (6669) 浅 村 皓 5、補正命令の日付 昭和 年 月 日 6、補正により増加する発明の数 「2、特許請求の範囲 (1)石炭または石油のピッチを溶融して炭素繊維の前
駆体であるピッチ繊維を紡糸するのに用いるノズル装置
であって、一端で溶融ぎツチを受け入れ、反対端から溶
融ピッチを押し出すようになっているノズル本体を有し
、このノズル本体の前記反対端が平板状の端壁で閉ざし
てあり、この端壁の外面からノズル本体の軸線と平行な
方向に複数のノズルが外方に突出しており、各ノズルが
それを軸線方向に貫くノズル孔を有し、このノズル孔が
前記端壁を貫いて設けた通路を通して前記ノズル本体の
内部と通じていることを特徴とするノズル装置。 (2、特許請求の範囲第1項記載のノズル装置において
、前記ノズルの群が、前記端壁の中心において粗で、前
記端壁の中心からその外縁に近づくKつれて密となるよ
うに配列しであることを特徴とするノズル装置。 (3)特許請求の範囲第2項記載のノズル装置において
、前記ノズルが、前記端壁の中心点を中心とする同心円
に沿って配列してあり、この配列が、最内円(n=1)
K配置するノズルの数をAとし、同心円を内側から数え
てn番目の円に配置するノズルの数を2 (n−1)・
Aとし、最外円(n=n0)Ic配置する各隣接ノズル
の中心距離M。を約6〜31111とし、内側から見て
n番目の同心円の半径 によって決定されることを特徴とするノズル装置。 (4)特許請求の範囲第5項記載のノズル装置において
、最内円に配置するノズルの数Aが6゜4.5のいずれ
かであることを特徴とするノズル装置。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 石炭または石油のピッチを溶融して炭素繊維の
    前駆体でめるピッチ繊維を紡糸するのに用いるノズル装
    置でおって、一端で溶融ピッチを受け入れ、反対端から
    溶融ピッチ全弁し出すようになっているノズル本体を有
    し、このノズル本体の前記反対端が平板状の端壁で閉ざ
    してらシ、この端壁の外面からノズル本体の軸線と平行
    な方向に複数のノズルが外方に突出してお9、各ノズル
    がそれを軸線方向に貫くノズル孔を有し、このノズル孔
    が前記端壁を貫いて設けた通路を通して前記ノズル本体
    の内部と通じていることを特徴とするノズル装置。 (2、特許請求の範囲第1項記載のノズル装置において
    、各ノズルが前記端壁の外面から0.7 tmないし6
    .51m突出していることを特徴とするノズル装置。 (3)特許請求の範囲第1項記載のノズル装置において
    、前記ノズルの群が、前記端壁の中心において粗で、前
    記端壁の中心からその外縁に近づくKつれて密となるよ
    うに配列しであることを特徴とするノズル装置。 (4)特許請求の範囲第6項記載のノズル装置において
    、前記ノズルが、前記端壁の中心点を中心とする同心円
    に沿って配列しており、この配列が、最内円(n = 
    1 )に配置するノズルの数をAとし、同心円を内側か
    ら数えてn番面の円に配置するノズルの数を2 (n−
    1) 、 Aとし、最外円(n=no)に配置する各隣
    接ノズルの中心距離Mo ’に約6〜3uとし、内側か
    ら見てn番目の同心円の半径によって決定されることを
    特徴とするノズル装置。 (5)特許請求の範囲第4項記載のノズル装置において
    、最内円に配置するノズルの数Aが6,4゜5のいずれ
    かであることft%徴とするノズル装置。
JP7478384A 1984-04-13 1984-04-13 炭素繊維の前駆体であるピツチ繊維を紡糸するためのノズル装置 Pending JPS60224806A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62125007A (ja) * 1985-11-26 1987-06-06 Nichibi:Kk 紡糸ノズル
JPH0274618A (ja) * 1988-09-10 1990-03-14 Teijin Seiki Co Ltd 高性能ピッチ系炭素繊維の溶融紡糸方法
KR20190114252A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 코오롱인더스트리 주식회사 고강도 원사를 제조하기 위한 방사팩, 이를 포함하는 원사의 제조장치 및 그 제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11603604B2 (en) 2018-03-29 2023-03-14 Kolon Industries, Inc. Spinning pack for manufacturing high strength yarn, and yarn manufacturing apparatus and method

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