JPS60222595A - インペラ− - Google Patents
インペラ−Info
- Publication number
- JPS60222595A JPS60222595A JP7772384A JP7772384A JPS60222595A JP S60222595 A JPS60222595 A JP S60222595A JP 7772384 A JP7772384 A JP 7772384A JP 7772384 A JP7772384 A JP 7772384A JP S60222595 A JPS60222595 A JP S60222595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- ring
- stage
- casing
- hardened layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポンプにおけるインペラーの改良に関するもの
である。
である。
ポンプの一つとして第1図に示すようにケーシング1内
にインペラー2を配し、このインペラー2に取付けた軸
3を回転させることでインペラー2内の水に遠心力を働
かせ、これによりケーシング1内に水を吐出させてポン
プとして機能させるようにしたものがある。
にインペラー2を配し、このインペラー2に取付けた軸
3を回転させることでインペラー2内の水に遠心力を働
かせ、これによりケーシング1内に水を吐出させてポン
プとして機能させるようにしたものがある。
このようなポンプにおいて上記インペラーは第1図のA
部(水密部)及びB部(回転摺動部)がケーシング1に
おける軸受部となるステージリング4、水密部となるケ
ーシングリング5に係合して回転可能に支持される。そ
して、インペラーは耐摩耗性、耐食性および高強度が要
求されるため、これらを満足する材料としてマルテンサ
イトステンレス鋼が採用されている。また、第2図に示
すようにインペラ〜の前記B部におけるケーシングリン
グ5と係合する部分21は前板と称しており、また、A
部のステージリング4と係合する部分22は主板と称し
ていて、これらの部分には使用中の耐摩耗性及び焼付き
、損傷を防止してインペラーを保護するため、B部の前
板21の外周にはリング状のインペラーリング23が、
また、A部の主板22の外周にはリング状のインペラー
ホブリング24がそれぞれ設定硬さに焼き入れして後、
焼きばめして取付けられており、且つ脱落防止のためこ
れらにはそれぞれ溶接25.26が施しである。また、
インペラーホブリング24、インペラーリング23を取
り付けない場合はインペラー全体を設定硬さに熱処理硬
化させる。しかし、主板22、前板21およびインペラ
ーリング23、インペラーホブリング24を硬化させた
状態で使用すると、硬化割れまたは遅れ割れを生じ、問
題となることが再三あった。また、リング脱落防止溶接
部25.26も軟化熱処理を行うことができず、溶接の
やりっ放しであるために、硬化割れまたは遅れ割れが発
生する事があった。
部(水密部)及びB部(回転摺動部)がケーシング1に
おける軸受部となるステージリング4、水密部となるケ
ーシングリング5に係合して回転可能に支持される。そ
して、インペラーは耐摩耗性、耐食性および高強度が要
求されるため、これらを満足する材料としてマルテンサ
イトステンレス鋼が採用されている。また、第2図に示
すようにインペラ〜の前記B部におけるケーシングリン
グ5と係合する部分21は前板と称しており、また、A
部のステージリング4と係合する部分22は主板と称し
ていて、これらの部分には使用中の耐摩耗性及び焼付き
、損傷を防止してインペラーを保護するため、B部の前
板21の外周にはリング状のインペラーリング23が、
また、A部の主板22の外周にはリング状のインペラー
ホブリング24がそれぞれ設定硬さに焼き入れして後、
焼きばめして取付けられており、且つ脱落防止のためこ
れらにはそれぞれ溶接25.26が施しである。また、
インペラーホブリング24、インペラーリング23を取
り付けない場合はインペラー全体を設定硬さに熱処理硬
化させる。しかし、主板22、前板21およびインペラ
ーリング23、インペラーホブリング24を硬化させた
状態で使用すると、硬化割れまたは遅れ割れを生じ、問
題となることが再三あった。また、リング脱落防止溶接
部25.26も軟化熱処理を行うことができず、溶接の
やりっ放しであるために、硬化割れまたは遅れ割れが発
生する事があった。
そこで、このような不都合を解消するため、インペラー
リング23、インペラーホブリング24を省き、ソリッ
ドの前板21、主板22およびインペラーに直にケーシ
ングリング5、ステージ1ノング4を取付ける構造とし
たものがあるが、この構造においては、インペラーの前
板21、主板22は、HRC25〜30の硬度にし、ま
た、ケーシングリング5、ステージリング4は焼き付き
や摩耗防止のためにHRc35〜40以上に硬化させて
使用しているケースもある。
リング23、インペラーホブリング24を省き、ソリッ
ドの前板21、主板22およびインペラーに直にケーシ
ングリング5、ステージ1ノング4を取付ける構造とし
たものがあるが、この構造においては、インペラーの前
板21、主板22は、HRC25〜30の硬度にし、ま
た、ケーシングリング5、ステージリング4は焼き付き
や摩耗防止のためにHRc35〜40以上に硬化させて
使用しているケースもある。
しかし、この場合には、インペラーが消耗品化されてコ
ストアップするばかりか、定期検査時のメンテナンスが
困雌になり工期が長くなる欠点があった。
ストアップするばかりか、定期検査時のメンテナンスが
困雌になり工期が長くなる欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、水密部また
は回転摺動部の少なくとも一方に表面硬化層を設けるこ
とにより割れや摩耗、焼き付きに強くし、これによって
インペラーリングやインペラーホブリングを不要とし、
且つ、インペラーの消耗品化を防ぎ、コストの低減を図
るとともに信頼性の向上を図ることのできるようにした
インペラーを提供することを目的とする。
は回転摺動部の少なくとも一方に表面硬化層を設けるこ
とにより割れや摩耗、焼き付きに強くし、これによって
インペラーリングやインペラーホブリングを不要とし、
且つ、インペラーの消耗品化を防ぎ、コストの低減を図
るとともに信頼性の向上を図ることのできるようにした
インペラーを提供することを目的とする。
すなわち、本発明はインペラーを硬化割れ、あるいは遅
れ割れを生じない硬度、例えば、HRC25〜30の硬
度に設定し、また、ケーシングリング、ステージリング
の組込まれる領域の表層部3mmを高周波等を用いて直
接、焼き入れを施し、設定硬度(例えば、約HR035
〜45)とするものである。これにより、焼き入れ層は
圧縮応力となり、HRO35〜45の硬度の高硬度であ
っても、硬化割れや遅れ割れの発生を防止でき、また、
ケーシングリング、ステージリングの直接接触による摩
耗および損傷が生じないので、これにより、インペラー
の長期使用を可能にする。
れ割れを生じない硬度、例えば、HRC25〜30の硬
度に設定し、また、ケーシングリング、ステージリング
の組込まれる領域の表層部3mmを高周波等を用いて直
接、焼き入れを施し、設定硬度(例えば、約HR035
〜45)とするものである。これにより、焼き入れ層は
圧縮応力となり、HRO35〜45の硬度の高硬度であ
っても、硬化割れや遅れ割れの発生を防止でき、また、
ケーシングリング、ステージリングの直接接触による摩
耗および損傷が生じないので、これにより、インペラー
の長期使用を可能にする。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第3図は本装置の要部すなわち、上記A部、B部の拡大
断面図である。本装置においては前板21部及び主板2
2部にインペラーリング5およびステージリング4が直
に接する構造とするとともに前板21部及び主板22部
にはそのインペラーリング5およびステージリング4が
直に接する領域の表層部を深さ約0.5〜3mm程度に
わたり、高周波を用いて誘導加熱により、設定硬さHR
C35〜45程度に焼き入れを施こして硬化層31を形
成しである。
断面図である。本装置においては前板21部及び主板2
2部にインペラーリング5およびステージリング4が直
に接する構造とするとともに前板21部及び主板22部
にはそのインペラーリング5およびステージリング4が
直に接する領域の表層部を深さ約0.5〜3mm程度に
わたり、高周波を用いて誘導加熱により、設定硬さHR
C35〜45程度に焼き入れを施こして硬化層31を形
成しである。
このように構成した本装置はインペラー2の前板21お
よび主板22部でケーシングリング5、ステージリング
4の係合する領域に硬さHRc35〜45の硬化層31
を形成しであるため、この部分は硬さHRO25〜30
のケーシングリング5、ステージリング4に較べ、HR
C10程度も硬いことから、直接接触した場合でもイン
ペラー2側は損傷、焼き付き発生の心配がない。また、
異物混入によるこの異物の前板21、主板22及びケー
シングリング5、ステージリング4との隙間への噛み込
みによる損傷は硬度の高いインペラー2側にはなく、全
てインペラー2より硬度の低いケーシングリング5、ス
テージリング4側にW発生するようになる。
よび主板22部でケーシングリング5、ステージリング
4の係合する領域に硬さHRc35〜45の硬化層31
を形成しであるため、この部分は硬さHRO25〜30
のケーシングリング5、ステージリング4に較べ、HR
C10程度も硬いことから、直接接触した場合でもイン
ペラー2側は損傷、焼き付き発生の心配がない。また、
異物混入によるこの異物の前板21、主板22及びケー
シングリング5、ステージリング4との隙間への噛み込
みによる損傷は硬度の高いインペラー2側にはなく、全
てインペラー2より硬度の低いケーシングリング5、ス
テージリング4側にW発生するようになる。
したがって、インペラー2は摩耗や損傷に対し、極めて
強くなるので長期に渡って使用することが出来るように
なり、消耗部品は安価で製作も容易なケーシングリング
5、ステージリング4となるので保守管理に要する費用
も安価で済むようになり、しかも、インペラーは耐久性
に富むことから、ポンプの信頼性も飛躍的に向上するな
どの利点が得られる。
強くなるので長期に渡って使用することが出来るように
なり、消耗部品は安価で製作も容易なケーシングリング
5、ステージリング4となるので保守管理に要する費用
も安価で済むようになり、しかも、インペラーは耐久性
に富むことから、ポンプの信頼性も飛躍的に向上するな
どの利点が得られる。
尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定する
ことなくその要るを変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得ることは勿論であり、例えば、状況により主板、
前板のうちの片方のみに硬化層を形成するようにしても
良く、また、硬化層の深さや硬度なども最適な範囲に適
宜設定出来る。
ことなくその要るを変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得ることは勿論であり、例えば、状況により主板、
前板のうちの片方のみに硬化層を形成するようにしても
良く、また、硬化層の深さや硬度なども最適な範囲に適
宜設定出来る。
更に硬化層は高周波による誘導加熱によるほか、レーザ
を用いて形成することも出来る。
を用いて形成することも出来る。
以上、詳述したように本発明は水密部または回転摺動部
の少なくとも一方にケーシングリング、ステージリング
よりも硬度の高い表面硬化層を設けるようにし、かつ、
この表面硬化層を直にケーシングリング、ステージリン
グと接触させるようにしたので、インペラーリング、イ
ンペラーホブリング等は不要になり、従って、これらの
割れの発生の問題も解消されること、並びに、表面硬化
層はケーシングリング、ステージリングよりも硬いので
この部分は摩耗や損傷に対し、極めて強くなるので長期
に渡って使用することが出来るようになり、消耗部品は
安価で製作も容易なケーシングリング、ステージリング
となるので保守管理に要する費用も安価で済むようにな
り、しかも、インペラーは耐久性に富むことから、ポン
プの信頼性も飛躍的に向上するなどの特徴を有するイン
ペラーを提供することができる。
の少なくとも一方にケーシングリング、ステージリング
よりも硬度の高い表面硬化層を設けるようにし、かつ、
この表面硬化層を直にケーシングリング、ステージリン
グと接触させるようにしたので、インペラーリング、イ
ンペラーホブリング等は不要になり、従って、これらの
割れの発生の問題も解消されること、並びに、表面硬化
層はケーシングリング、ステージリングよりも硬いので
この部分は摩耗や損傷に対し、極めて強くなるので長期
に渡って使用することが出来るようになり、消耗部品は
安価で製作も容易なケーシングリング、ステージリング
となるので保守管理に要する費用も安価で済むようにな
り、しかも、インペラーは耐久性に富むことから、ポン
プの信頼性も飛躍的に向上するなどの特徴を有するイン
ペラーを提供することができる。
第1図はポンプの構成を示す断面図、第2図は従来のイ
ンペラーの構成を示す半断面図、第3図は本発明の一実
施例を示す要部半断面図である。 1・・・ケーシング、2・・・インペラー、3・・・軸
、4・・・ステージリング、5・・・インペラーリング
、21・・・前板、22・・・主板、23・・・インペ
ラーリング、24・・・インペラーホブリング、25.
26・・・リング脱落防止溶接部、31・・・硬化層。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図
ンペラーの構成を示す半断面図、第3図は本発明の一実
施例を示す要部半断面図である。 1・・・ケーシング、2・・・インペラー、3・・・軸
、4・・・ステージリング、5・・・インペラーリング
、21・・・前板、22・・・主板、23・・・インペ
ラーリング、24・・・インペラーホブリング、25.
26・・・リング脱落防止溶接部、31・・・硬化層。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 水密部または回転摺動部の少なくとも一方に表面硬化層
を設けたことを特徴とするインペラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7772384A JPS60222595A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | インペラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7772384A JPS60222595A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | インペラ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60222595A true JPS60222595A (ja) | 1985-11-07 |
Family
ID=13641811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7772384A Pending JPS60222595A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | インペラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60222595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000502158A (ja) * | 1995-12-14 | 2000-02-22 | ウアーマン インターナショナル リミテッド | 遠心ポンプ |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP7772384A patent/JPS60222595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000502158A (ja) * | 1995-12-14 | 2000-02-22 | ウアーマン インターナショナル リミテッド | 遠心ポンプ |
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