JP3228882B2 - 分割形タイヤローラ - Google Patents

分割形タイヤローラ

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JP3228882B2 JP34929196A JP34929196A JP3228882B2 JP 3228882 B2 JP3228882 B2 JP 3228882B2 JP 34929196 A JP34929196 A JP 34929196A JP 34929196 A JP34929196 A JP 34929196A JP 3228882 B2 JP3228882 B2 JP 3228882B2
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茂樹 森栄
俊文 豊富
輝雄 濱塚
正道 日野
▲あきら▼ 篠崎
康彦 堀部
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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均熱炉内などの高
温雰囲気においてスラブ等の高温物体を搬送する分割形
タイヤローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5〜図6に示すように、鋼板の
製造ライン等に配置する高温(例えば1200℃)の均
熱炉においては、スラブ1を搬送する手段として複数の
タイヤローラ2を使用している。このタイヤローラ2
は、芯金3に複数のタイヤディスク4を配置し、芯金3
の外周面を覆って断熱材5を設けている。芯金3は炭素
鋼からなり、内部に冷却媒体の通水路6を有するもの
で、冷却媒体から受ける冷却作用によって外表面温度を
250℃位に維持している。このためタイヤディスク4
には大きな内外温度差(900℃位)があり、これによ
る熱応力に耐えるために、高級耐熱鋼を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいて、タイヤローラ2に生ずる熱膨張による伸張量
は、その内外温度差に起因して芯金3に近い内周側の部
位における値がスラブ1に当接する外周側の部位の値に
較べて小さくなる。その結果、タイヤディスク4に生起
する熱応力が、内周側では引張応力として作用し、外周
側では圧縮応力として作用し、応力の大きな内周側にク
ラック7が生じてタイヤディスク4が損壊する問題があ
った。
【0004】このために、従来においては、タイヤディ
スク4を構成する高級耐熱鋼の改良に関する研究が行わ
れており、内外温度差(900℃位)による熱応力に耐
える強度をもった高級耐熱鋼の開発を目指していた。し
かし、組成的な改良によって高級耐熱鋼の強度を高める
ことは困難であり、開発される高級耐熱鋼は当然に高コ
ストとなる。ところで、タイヤローラ2は高温雰囲気中
で可動する機械部品であるために、その耐久性を高めた
としてもメンテナンス等において交換を要する消耗品と
しての位置付けに変わりはなく、高コストな高級耐熱鋼
を使用したタイヤディスク4をタイヤローラ2に装備す
ることは、ランニングコストの上昇を招くことになる。
【0005】本発明は上記した問題を解決するものであ
り、形状や構造において熱応力を軽減することができ、
低コストにタイヤディスクおよびタイヤローラを製作す
ることができる分割形タイヤローラを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の分割形タイヤローラは、内部に冷却媒
体の流路を有する芯金と、高温の搬送物に当接する環状
の外面ロールとの間に、外面ロールの周方向に沿って複
数の受け台を配置し、外面ロールと受け台の相互に当接
する各対向面に径方向において嵌合する凹部と凸部を形
成し、芯金の外周面上に複数の第1ストッパーを周方向
に沿って適当間隔で固設し、相対向する一対の第1スト
ッパーで各受け台を周方向および軸心方向において係止
し、外面ロールの内周面に周方向において受け台に係合
する第2ストッパーを固設したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図4において、分割形タイヤ
ローラ11は均熱炉等の高温雰囲気中において使用する
ものであり、芯金12に複数のタイヤディスク13を装
着し、芯金12の外周面を断熱材14で覆ったものであ
る。芯金12は中空形状をなして内部に冷却水等の冷却
媒体が流通する流路15を有しており、タイヤディスク
13は高温のスラブ等の搬送物16に当接するものであ
る。
【0008】タイヤディスク13は、径方向において複
数の部材に分割形成したもので、外側に位置して高温の
搬送物16に当接する環状の外面ロール17と内側に位
置して芯金12に当接する複数の受け台18a,18
b,18cとからなり、受け台18a,18b,18c
は芯金12と外面ロール17との間に外面ロール17の
周方向に沿って適当な間隔毎に配置してある。
【0009】外面ロール17は、冷却媒体が流れる芯金
12から最も遠くに位置し、高級耐熱鋼により径方向に
おける肉厚を薄く形成してある。受け台18a,18
b,18cは耐熱鋼により形成してあり、外面ロール1
7を芯金12に対して保持する部材として機能する。
【0010】受け台18a,18b,18cと外面ロー
ル17は、相互に当接する各対向面に径方向において嵌
合する凹部19と凸部20が形成してあり、凹部19と
凸部20の嵌合によって分割形タイヤローラ11の軸心
方向における受け台18a,18b,18cと外面ロー
ル17の位置ずれを防止している。尚、凹部19と凸部
20は図面に開示する面でなくそれぞれ反対の面に存在
してもよい。
【0011】芯金12の外周面上には、複数の第1スト
ッパー21が周方向に沿って適当間隔で存在し、相対向
する一対の第1ストッパー21,21が各受け台18
a,18b,18cを周方向に沿った前後の面において
挟持しており、第1ストッパー21が受け台18a,1
8b,18cを周方向および軸心方向において係止して
いる。外面ロール17は内周面に図4に示す複数の第2
ストッパー22が溶接固定してあり、第2ストッパー2
2は、周方向において受け台18a,18b,18cに
係合し、外面ロール17を周方向に沿った双方向におい
て回り止めしている。
【0012】上記した構成により、タイヤディスク13
は、芯金12と受け台18a,18b,18cの間、受
け台18a,18b,18cと外面ロール17の間を固
着しておらず、外面ロール17と芯金12の間に径方向
において二つの不連続部が存在する。このために、径方
向において隣接する外面ロール17と受け台18a,1
8b,18cには各々に生起する熱応力が相互に影響し
ない。外面ロール17は外周面における全周長と内周面
における全周長との差が小さく、外周面側の部位と内周
面側の部位との熱膨張差が小さいので、生起する熱応力
が小さなものとなり、熱応力による損壊を防止できる。
外面ロール17は生起する熱応力が小さいので、設計許
容応力を小さな値に設定して、径方向において肉厚を薄
く形成でき、高級耐熱鋼の使用量を低減して、コストの
低下を図ることができる。受け台18a,18b,18
cは、周方向において隣接する受け台18a,18b,
18cとの間に不連続部が存在することにより、周方向
および径方向において熱変形が拘束されないので、生起
する熱応力は小さな値となり損壊を防止できる。このた
めに、設計許容応力の小さな低級な材料を使用すること
ができる。
【0013】受け台18a,18b,18cは芯金12
に固定しておらず、外面ロール17は受け台18a,1
8b,18cに固定していないので、メンテナンス時に
おいては第1ストッパー21を除去することによりタイ
ヤディスク13の交換を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、タイ
ヤディスクは、外面ロールと受け台に分割形成し、芯金
と受け台の間、受け台と外面ロールの間を固着せずに組
立ているので、外面ロールと受け台の各々に生起する熱
応力が相互に影響することがなく、生起する熱応力自体
が小さなものとなり、部材の損壊を防止できる。また、
設計許容応力を小さな値に設定することにより、強度に
優れた高級な材料の使用量を低減することができ、ある
いは低級な材料の使用が可能となる。しかも、メンテナ
ンス時においては第1ストッパーを除去することにより
タイヤディスクの交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における分割形タイヤローラ
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態における第1ストッパーを示
す斜視図である。
【図4】同 第2ストッパーを示す斜視図である。
【図5】従来のタイヤローラの配置を示す模式図であ
る。
【図6】同 タイヤローラの正面図である。
【図7】従来のタイヤディスクの正面図である。
【符号の説明】
11 分割形タイヤローラ 12 芯金 13 タイヤディスク 17 外面ロール 18a,18b,18c 受け台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 正道 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 解析技術センター内 (72)発明者 篠崎 ▲あきら▼ 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 解析技術センター内 (72)発明者 堀部 康彦 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 解析技術センター内 (56)参考文献 独国特許出願公開4041217(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 39/00 - 39/20 C21D 1/00 115

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷却媒体の流路を有する芯金と、
    高温の搬送物に当接する環状の外面ロールとの間に、外
    面ロールの周方向に沿って複数の受け台を配置し、外面
    ロールと受け台の相互に当接する各対向面に径方向にお
    いて嵌合する凹部と凸部を形成し、芯金の外周面上に複
    数の第1ストッパーを周方向に沿って適当間隔で固設
    し、相対向する一対の第1ストッパーで各受け台を周方
    向および軸心方向において係止し、外面ロールの内周面
    に周方向において受け台に係合する第2ストッパーを固
    設したことを特徴とする分割形タイヤローラ。
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