JPS602211Y2 - ウオ−タジエツト織機における織布の乾燥装置 - Google Patents

ウオ−タジエツト織機における織布の乾燥装置

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JPS602211Y2
JPS602211Y2 JP9230082U JP9230082U JPS602211Y2 JP S602211 Y2 JPS602211 Y2 JP S602211Y2 JP 9230082 U JP9230082 U JP 9230082U JP 9230082 U JP9230082 U JP 9230082U JP S602211 Y2 JPS602211 Y2 JP S602211Y2
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drying
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は織布を通過させうる乾燥箱体内に、送風装置と
、該送風装置に夫々連結されかつ前記織布を挾む吹付管
、吸引管とを納設することを基本として、巻取途上の濡
れた織布を均一に、かつ効率よく所謂完全乾燥させるこ
とができるとともに、省エネルギ効果を発揮でき、しか
も構造簡易にして製造コストも低減しうる、ウォータジ
ェット織機における織布の乾燥装置(以下乾燥装置とい
う)に関する。
第3図に示すように、ウォータジェット織機aにおいて
は、緯糸を水のジェットにより緯入させることから、織
成された布Cは濡れ状態にある。
そこで該織布Cを織成後連続的に、例えば真空にした脱
水管dの表面に接触させつつ通過させ、さらにはこの間
に該織成Cに、ドライヤeにより温風を吹付けること等
により脱水して後、巻取ローラfにより巻上げていた。
しかしかかる脱水管d等を用いる脱水のみでは、なお1
8〜25%程度の水分が残留し織tccは湿り状態にあ
る。
そのためこのまま巻取ると、ことに巻上げ長さが長く織
成に日数を要するばあいにはバクテリアの働きにより織
布Cにカビが発生し、該カビによる汚染によって織布c
の品質低下をきたすことになる。
かかる不都合を排除するためには、前記脱水管d等によ
り脱水された織布Cを直ちに、即ち巻取途上において、
完全乾燥(水分残量O〜4%程度の所謂公定水分量にま
で乾燥させること)させることが必要となる。
本考案は、かかる要請に適合しうる乾燥装置の提供を目
的とし、以下その一実施例を図面に基づき説明する。
第1〜3図において本考案の乾燥装置1は、ウォータジ
ェット織機aにより織成される織布Cを通過させうる乾
燥箱体2と、該乾燥箱体2内に納設される、送風装置3
及び該送風装置3に連結される吹付管5、吸引管6と、
該乾燥箱体2内の空気の排気量を調節する排気調節装置
7とを具える。
ウォータジェット織機(以下織機という)aは、液体特
に水を噴射することによって噴射水と共に緯糸を飛走さ
せ緯入するとともに、筬打により織布Cを織成する周知
の構成を有する。
該織機aには、第3図に示すように織成後の織布Cを、
真空にした脱水管dの表面を通過させて織布Cから水分
を除去する等の脱水装置9が付設され、該脱水された織
布Cは前記織機a下端のローラ10を介して、毎分17
FL〜1.5m程度の送り速さで略水平に移行して後、
所定高さ位置の巻取ローラfに巻取られる。
本考案の乾燥装置1は、織布Cが水平に移行する部位、
即ち織布Cの巻取径路A上に配設され織布Cを連続的に
完全乾燥させるものである。
乾燥箱体2は、両側に脚片12を有する矩形板状の底板
13と、該底板13に着脱自在に被着される、下方が開
口した直方体状の観相15とからなり、前記巻取径路A
上に、織機aの横巾に亘りかつ該織機aと平行に配設さ
れる。
該乾燥箱体2の内部は、一端から他端近傍に至る容積を
占め、前記吹付管5と吸引管6とを納設する乾燥室R1
と、他端近傍に位置しかつ前記送風装置3を納設する送
風装置室R2とに分割されている。
又観相15の長手両側面S1.Slには夫々織布Cを導
入、導出する、スリット状の導入口16、導出口17が
前記乾燥室R1の略全長に亘って開穿され、該導入口1
6、導出口17には、コーナ部を円弧面としたL字状を
なす一対の案内片19,19が、その−片19a内面を
波節15側面S1に当接させかつ他片19bを被照16
内に水平に突出させて取着される。
又導入口16側の案内片19.19の、突出する他片1
9b、19b外面には、第2図に示すように、織布C通
過時における導入口16と織布Cとの間に生ずる隙間G
□をシールするため、内方に向は延び、かつその先端部
が織布Cと接触可能な、合成樹脂シート等を用いたシー
ル片18の基端部を貼着し、かつ該シール片18先端部
をその全長に亘り織布C面に向けて、該織布Cを損傷し
ない程度の圧力で押えつけるための、例えば板バネから
なる付勢手段24を配着する。
なお該付勢手段24は板バネの他、スポンジ、コイルバ
ネ等の弾性力を利用して構成することもできる。
なお導出口17側の案内片19.19の一片19a、1
9a表面にも、同様にシール片18.18を貼着し、導
出口17と織布Cとの間に生ずる隙間G1をシールする
送風装置3は本実施例においては、小形、軽量かつ高風
圧を出す、所謂リングブロアを採用し、前記送風装置室
R2内に、その吸、排気口20.21を乾燥室R1側に
向けて納設される。
吹付管5、吸引管6は共に、乾燥室R1の略全長に亘る
長さを有する角筒管状をなし、ステンレス等の不銹鋼材
を用いて形成する。
該吸引管6は前記底板13上面に載置、固定するととも
に、吹付管5は織布Cを通過させうる程度の小間隙G2
を隔てて、吸引管6の直上に配設する一方、吹付管5、
吸引管6の一端を、連接管22を介して前記送風装置3
の吸気口20、排気口21に夫々連結する。
なお両管5,6はその他端において、継片23により連
結されている。
従って吹付管5と吸引管6とは織布Cをその両側から略
全横巾に亘って挾むごとく、対設、定置される。
又両管5゜6の対向面S2.S2にはその略全長に亘り
かつその長手中央部位置に、比較的小径の円孔からなる
多数の通気孔25を均等に穿孔する。
従って送風装置3の稼動により、該送風装置3の排気口
21から吐出される圧縮空気は、正圧状態となる吹付管
5の通気孔25から噴出し、織布Cを透過して後、負圧
状態となる吸引管6の通気孔25から吸引されて送風装
置3の吸気口20に吸込まれる。
つまり乾燥箱体2内の空気を、送風装置3を介して吹付
管5、吸引管6との間で循環させうるのである。
なお循環空気は、送風装置3の稼動に伴ない発生する熱
エネルギと、空気の断熱圧縮に伴ない発生する熱エネル
ギにより加温されるため、前記吹付管5からは温風が吹
出すことになる。
又送風装置3稼動中、織布Cは吸引管6の通気孔穿設面
S2Aに接触しつつ移行することになるが、このとき該
通気孔穿設面S2Aは織布Cにより完全に覆われ、その
結果吸引に抵抗がかかるため、吸引管6の通気孔25の
開口率を吹付管5の通気孔25の開口率に比し大として
、吹付管5からの空気吹出し量と吸引管6による空気吸
込量とをバランスさせることが、乾燥効率の向上を期す
上から望ましい。
本実施例においては、かかる見地から、吹付管5側の通
気孔25穿設部分の面積を、吸引管6側のそれに比し大
としている。
排気調節装置7は、前記乾燥箱体2内の湿り空気を、パ
ルプ26操作により該乾燥箱体2内の内圧を調製しつつ
排気可能とした排気ダンパとして構成され、例えば波節
15の送風装置室R2側の天板27に取付けられている
なお該内圧は、乾燥箱体2内の湿り空気が自然排出でき
る程度の正圧に調整する。
然して、乾燥箱体2の導入口16から導入された湿った
織布Cが、吹付管5と吸引管6との間隙G2を、吸引管
6の通気孔穿設面S2Aに吸着されつつ移行する間に、
吹付管5から噴出して織布Cに吹付けられる加温空気が
、吸引管6の吸引作用により織布Cを通して積極的に吸
引され、その結果、織布Cのすきま(布目)はもちろん
のこと、各織糸を形式する繊維あるいはフィラメントの
間をも加温空気が通過することになる。
従って前記したごとき、ドライヤによって織布表面に加
温空気を吹付ける形式のものに比べ、乾燥面積の著しい
増大を図ることができ、この故に大量の水分を織布Cか
ら除去できることとなる。
このような吹付作用と吸引作用とを伴いつつ、湿り空気
は、送風装置3を介して乾燥箱体2内において循環せし
められ、該循環空気にはその熱量に相応する最大限度の
水分が含ましめられることとなり、乾燥箱体2内の内圧
が前記排気調節装置7により設定された設定圧以上とな
ると、過剰の湿り空気は順次乾燥箱体2外に排出される
かかることから、織布Cを極めて優れた効率で、しかも
連続的に均一に乾燥させることができることになる。
なお織布Cは、吸引管6に吸着されつつ移行するため、
吹付管5からの温風吹出しによってばたつきを生ずるこ
ともない。
又織布Cが導入口16、導出口17を通過するときに生
ずる隙間G1は、前記のごとくシール片18により確実
にシールされるため、該隙間G1からの空気の無制限な
流出が防止され、従って乾燥箱体2内の空気圧は前記排
気調節装置7のみにより正しく制御できる。
上述したごとく本考案の乾燥装置は、織布を通過させう
る乾燥箱体と、該乾燥箱体内に納設される、送風装置及
び該送風装置に連結される吹付管、吸引管と、該乾燥箱
体内の空気の排気量を調節する排気調節装置とを具える
結果、次のような優れた効果を奏する。
■ 吹付管と吸引管とを、織布を挾むごとく配置し、か
つ織布が吸引管の通気孔穿設面に吸着されつつ移行する
ように構成しているため、高圧かつ大量の空気の吹付は
及び吸引が可能となり、この故に、織布の密度に関係な
く、巻取途上にある湿った織布を均一にかつ極めて効率
よく連続的に所謂完全乾燥させることができる。
従って、従来のごとくカビ発生の心配がないため、巻取
ローラに大巻することも可能となり、巻取後の作業能率
の向上に寄与しうる。
又前記のごとく、織布が吸引管の通気孔穿設面に吸着さ
れつつ移行するように構成されているため、該織布は、
吹付管からの温風吹き出しによってばたつきを生ずるこ
となく安定状態で移行でき、従ってしわの発生等、織布
の品質を低下させる事態を招くおそれがない。
■ 又乾燥箱体内に送風装置を納設しているため、モー
タ等の該送風装置が放熱する熱エネルギをも織布の乾燥
に有効利用でき、しかも乾燥箱体内において温風を循環
させさらに排気調節装置により、乾燥箱体内の内圧を一
定に制御するため、熱損失を極力防止でき、従って省エ
ネルギ効果に優れる乾燥装置を提供できることとなる。
■ さらに吸引管は回転不能に、乾燥箱体内に定置され
ているため、通気孔の穿設面は常に織布により完全に覆
われることとなり、吸引管の空気圧、空気量の損失をゼ
ロに近くでき乾燥効率の向上に寄与する。
■ その上水考案の乾燥装置は、毎分1rrL〜1.5
m程度の送り速度で巻き上げられる織布の乾燥に適合し
うるよう、構造簡易に構成されており、その製造コスト
を低減しうる。
なお本考案の装置において、織布が厚手であるばあい等
必要に応じて、乾燥箱体内に補助ヒータを内設すること
もできる。
又送風装置3は、第4図に示すように、吹付管5に排気
口29が連結されるターボブロアB1と、吸引管6に吸
気口30が連結されるターボブロアB2とを用い、かつ
ターボブロアB1の吸気口31とターボブロアB2の排
気口32とを連結することによっても構成でき、その際
ターボブロアB2の排気口32からの排気の一部を排気
ダンパ等の排気調節装置7を用いて排出させ、前記のご
とく乾燥箱体2内の内圧を調整することもできる。
さらに通気孔は実施例で示した円孔の他、スリット状に
形成することもでき、又吸引管側と吹付管側の通気孔の
面積を異ならせることによって、前述のごとく両管の通
気孔の開口率を変えてもよい。
又排気調節装置は、前記乾燥箱体の適宜位置に筒状の排
気管を設けるとともに、該排気管を弁体により閉止可能
とする一方、ファンの稼動により該ファンの稼動と連動
し前記弁体を開放可能とすることによって、適宜数ファ
ンを用いて強制的に余剰の湿り空気を排気するようにも
構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面斜視図、第2
図は乾燥箱体の導入口をシールした状態を示す部分拡大
斜視図、第3図は本考案の使用状態を示す線図、第4図
は本考案で用いる送風装置の他の例を示す線図である。 1・・・・・・乾燥装置、2・・・・・・乾燥箱体、3
・・・・・・送風装置、5・・・・・・吹付管、6・・
・・・・吸引管、7・・・・・・排気調節装置、20・
・・・・・吸気口、21・・・・・・排気口、25・・
・・・・通気口、a・・・・・・ウォータジェット織機
、C・・・・・・織布、A・・・・・・巻取径路、G2
・・・・・・小間隙、S2A・・・・・・通気孔穿設面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウォータジェット織機により織成された織布の巻取径路
    上に配設されかつ該織布を通過させうる乾燥箱体と、該
    乾燥箱体内に納設される吹付管、吸引管及び送風装置と
    、該乾燥箱体内の気体の排気量を調節する排気調節装置
    とを具え:該吹付管と吸引管とは前記織布をその両側か
    ら略全横巾に亘って挾むごとく、比較的小間隙を隔てて
    対設、定置するとともに、両管の対向面に夫々多数の通
    気孔を穿設し、かつ織布が前記吸引管の通気孔穿設面に
    接触しつつ移行可能とする一方、吹付管を前記送風装置
    の排気口に、又吸引管を該送風装置の吸気口に夫々連結
    したことを特徴とするウォータジェット織機における織
    布の乾燥装置。
JP9230082U 1982-06-18 1982-06-18 ウオ−タジエツト織機における織布の乾燥装置 Expired JPS602211Y2 (ja)

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