JPH0737879B2 - 高圧熱風乾燥機における調湿装置 - Google Patents

高圧熱風乾燥機における調湿装置

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JPH0737879B2
JPH0737879B2 JP1068610A JP6861089A JPH0737879B2 JP H0737879 B2 JPH0737879 B2 JP H0737879B2 JP 1068610 A JP1068610 A JP 1068610A JP 6861089 A JP6861089 A JP 6861089A JP H0737879 B2 JPH0737879 B2 JP H0737879B2
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JP
Japan
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pressure hot
dried
air dryer
humidity control
heater
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JP1068610A
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捷昭 片岡
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はチーズその他の繊維製品の高圧熱風乾燥機にお
ける調湿装置に関する。
従来の技術 従来よりチーズ、トップ、綛その他の繊維製品をバッチ
式高圧熱風乾燥機で乾燥させる場合、ヒータを介して加
熱した熱風を循環系路中を循環させて未乾燥部分が残ら
ないように端部まで均一に乾燥させるようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記のように被処理物に未乾燥部分が残らない
ように端部まで乾燥させた場合、チーズその他の被処理
物が染色その他の処理を受ける以前の自然乾燥状態より
もさらに湿分が除去されて、当初の糸重量よりも5〜10
%減少した状態(過乾燥)となっている。この過乾燥の
状態のまま織布、編立等に使用すると静電気の発生等に
より糸切れや、毛羽立などの織、編上のトラブルが起る
難点があり、これを避ける為、乾燥後数日間調湿された
部屋に入れて吸湿させてから出荷させる等の手段が用い
られていた。
本発明の目的は上記のような難点を解消し、糸重量の目
減りのない被乾燥物で、乾燥処理後直ちに織布や編立に
使用してもトラブル発生のない乾燥状態を得ることので
きる高圧熱風乾燥機における調湿装置を提供しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、送風機、ヒータ、乾
燥釜、クーラ、ミストセパレータ、送風機の順に直列に
接続されてなる高圧熱風乾燥機の循環系路において、上
記ヒータの前後系路に接続されたバイパス路を設け、上
記乾燥釜とクーラとの間の循環系路中に水又は蒸気を噴
霧注入する加湿装置を設け、乾燥工程終了後、循環系路
を切替え、被乾燥物に調湿された空気を循環して公定水
分率の水分を含むようにした高圧熱風乾燥機における調
湿装置を提供する。
作用 本発明における循環系路は、乾燥工程終了後ヒータの入
口側に付設された仕切弁と、バイパス路に設けられたバ
イパス弁とを、制御指示により同時に開閉して循環路を
切替え、調湿装置を駆動して調湿工程に入る。従って、
乾燥工程においては乾き空気として飽和状態にあった空
気が加湿装置により加湿されて湿り空気として飽和状態
となる。この空気はクーラで冷却されミストをミストセ
パレータで除去され、湿り空気として送風機からバイパ
ス路を経て乾燥釜に入り、循環することにより被乾燥物
が調湿されて公定水分率の水分を含むようになる。
調湿工程では、加湿後の空気はミストセパレータを通過
してミスト状の余分の水分は除去され、乾燥された被乾
燥物が再度濡らされることなく、又ヒータを経過しない
ので湿り空気が乾き空気となることなく調湿が行なわれ
る。
実施例 以下、図面に示した実施例につき説明する。
1は送風機、2はヒータ、3は乾燥釜で、チーズその他
の被乾燥物が装填されている。ヒータ2の入口側系路に
は仕切弁4を設け、このヒータ3を通らないバイパス管
5を設け、バイパス弁6を備えている。7は加湿装置、
8は加湿弁、9はポンプである。10はクーラ、11はミス
トセパレータを示す。加湿装置7はクーラ10の前方に設
けられている。12は被乾燥物を示す。
乾燥工程時は仕切弁4を開、バイパス弁6を閉とし、加
湿弁8を閉じた状態で、送風機を駆動する。
送風機1から出た空気はヒータ2で加熱されて乾燥釜3
に送られ、被乾燥物を乾燥する。乾燥釜3から出てきた
空気はクーラ10で冷却され、更にミストセパレータ11で
分離され、ドレンは系外に排出され、空気は再び送風機
1に戻る。このような空気の循環によって乾燥を行う。
本発明ではこの乾燥時の過乾燥を防止するため、乾燥工
程終了後、仕切弁4を閉、バイパス弁6を開とし、加湿
弁8を開いて、送風機1を駆動させることにより、過乾
燥状態となっている被乾燥物12に対して加湿装置7から
の水分又は蒸気供給により、調湿された空気を循環して
ヒータの熱影響を受けることなく公定水分率まで吸湿さ
せることを特徴とするものである。
公定水分率は代表的なものとして、ウール、綿、ポリエ
ステル等において下記の通りであり、本発明ではこの数
値になるよう加湿装置7における噴霧量の調整ができる
ようになっている。
発明の効果 本発明は上記のような構成をとったので、乾燥工程完了
後、循環系路の切替えにより調湿された空気が、ヒータ
の熱影響を受けることなく強制循環されるので、極めて
短時間で被乾燥物を公定水分率の状態に調整可能となっ
た。
したがって、本発明装置によって調整された被乾燥物は
乾燥工程終了時に糸重量の目減りがなく、そのまま直ち
に織布、編立に使用しても静電気発生等による糸切れや
毛羽立ちなどのトラブルがなくなった。したがって、従
来例のように乾燥後、調湿室に数日保管調整する必要も
なく、直ちに、次工程の処理をすることができるなど、
品質が向上し、生産効率も上昇する等その実用上の効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す断面図である。 1…送風機、2…ヒータ、3…乾燥釜 4…仕切弁、5…バイパス管 6…バイパス弁、7…加湿装置、8…加湿弁 10…クーラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機、ヒータ、乾燥釜、クーラ、ミスト
    セパレータ、送風機の順に直列に接続されてなる高圧熱
    風乾燥機の循環系路において、上記ヒータの前後系路に
    接続されたバイパス路を設け、上記乾燥釜とクーラとの
    間の循環系路中に水又は蒸気を噴霧注入する加湿装置を
    設け、乾燥工程終了後、循環系路を切替え、被乾燥物に
    調湿された空気を循環して公定水分率の水分を含むよう
    にしたことを特徴とする高圧熱風乾燥機における調湿装
    置。
JP1068610A 1989-03-20 1989-03-20 高圧熱風乾燥機における調湿装置 Expired - Lifetime JPH0737879B2 (ja)

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