JPS60217313A - 光フアイバの分配結合回路 - Google Patents
光フアイバの分配結合回路Info
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- JPS60217313A JPS60217313A JP7438284A JP7438284A JPS60217313A JP S60217313 A JPS60217313 A JP S60217313A JP 7438284 A JP7438284 A JP 7438284A JP 7438284 A JP7438284 A JP 7438284A JP S60217313 A JPS60217313 A JP S60217313A
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- optical fibers
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- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/28—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
- G02B6/2804—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
- G02B6/2821—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using lateral coupling between contiguous fibres to split or combine optical signals
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- G02B6/2804—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光通信路に使用される被覆付光ファイバの光
信号を分配および結合するための回路に関するものであ
る。
信号を分配および結合するための回路に関するものであ
る。
従来の銅線ケーブルによる通信路では、別の通信路に信
号の分配や結合を行うときは単に別の銅線を接触させる
だけでよい。しかし、光ファイバでは、分配や結合は単
に光ファイバを接触させるだけではできない。光は直進
するので、光フアイバコアの軸上でないと、原則として
光ファイバに光信号を入れたり光ファイバから光信号を
取り出したりすることができない。
号の分配や結合を行うときは単に別の銅線を接触させる
だけでよい。しかし、光ファイバでは、分配や結合は単
に光ファイバを接触させるだけではできない。光は直進
するので、光フアイバコアの軸上でないと、原則として
光ファイバに光信号を入れたり光ファイバから光信号を
取り出したりすることができない。
光フアイバ信号の分配や結合は、これからの光通信伝送
路、特に加入者を対象とした光通信にとって必要不可欠
な技術である。このために、光フアイバ信号の分配およ
び結合に関していくつかの提案がなされてきた。
路、特に加入者を対象とした光通信にとって必要不可欠
な技術である。このために、光フアイバ信号の分配およ
び結合に関していくつかの提案がなされてきた。
そのうちのひとつは、あらかじめ光フアイバ線路の一部
に固定的な3ポ一ト分岐回路を設けておき、この3ボ一
ト分岐回路にそれぞれ光ファイバの端部を接続して分配
と結合を行うものである。
に固定的な3ポ一ト分岐回路を設けておき、この3ボ一
ト分岐回路にそれぞれ光ファイバの端部を接続して分配
と結合を行うものである。
これは安定な方法であるが、分配や結合を必要とする位
置が光フアイバ線路建設当初から予想し得ない場合には
利用できず、また3ボ一ト分岐回路は高価である。
置が光フアイバ線路建設当初から予想し得ない場合には
利用できず、また3ボ一ト分岐回路は高価である。
別の方法は、被覆付光ファイバの一部に曲げを与え、そ
の光ファイバから漏洩する放射光を別の光ファイバに入
射し、実質的に光信号の分配および結合を行うものであ
る。この方法によれば任意の位置で分配および結合を行
うことができるが、光ファイバからの漏洩光エネルギは
小さく、効率が悪くしかも安定でない。
の光ファイバから漏洩する放射光を別の光ファイバに入
射し、実質的に光信号の分配および結合を行うものであ
る。この方法によれば任意の位置で分配および結合を行
うことができるが、光ファイバからの漏洩光エネルギは
小さく、効率が悪くしかも安定でない。
本発明は、これらの問題を解決するもので、一部に曲げ
を与えて光ファイバを相互に結合させる方法で、効率的
であり、安定であり、かつ簡便な光信号の分配結合器を
提供することを目的とする。
を与えて光ファイバを相互に結合させる方法で、効率的
であり、安定であり、かつ簡便な光信号の分配結合器を
提供することを目的とする。
、本発明は、湾曲させた二本の光ファイバの周囲に、こ
れらを覆うように適当な屈折率を有する透明な物体を配
設することを特徴とする。
れらを覆うように適当な屈折率を有する透明な物体を配
設することを特徴とする。
第1図は本発明の実施例光フアイバ伝送信号の分配結合
回路の構造図である。+a)は外観図、(b)はA−A
’の断面図を示している。符号1は第一の被覆付光ファ
イバ、符号2は第二の被覆付光ファイバ、符号3は透明
な物体この例ではシリコンオイルである。符号4および
4′は光ファイバ、符号5および5′は被覆である。こ
こに、被覆5および5′はクラッドではなく、光ファイ
バ4.4′の中にクラッドおよびコアがある。被覆5お
よび5′は透明である。
回路の構造図である。+a)は外観図、(b)はA−A
’の断面図を示している。符号1は第一の被覆付光ファ
イバ、符号2は第二の被覆付光ファイバ、符号3は透明
な物体この例ではシリコンオイルである。符号4および
4′は光ファイバ、符号5および5′は被覆である。こ
こに、被覆5および5′はクラッドではなく、光ファイ
バ4.4′の中にクラッドおよびコアがある。被覆5お
よび5′は透明である。
二本の被覆付光ファイバ1および2は第1図(11)に
示すように、互いに密着隣接しながら湾曲させて、この
湾曲部分の周囲にはシリコンオイル3が配設される。光
ファイバ1と2の周囲にはシリコンオイル3が表面張力
によって楕円状の断面をもって付着する。このような構
造の回路では光ファイバ4の中を伝播する光信号の一部
が湾曲によって外部に漏洩放射し、矢印のように隣の光
フアイバ光ファイバ4′の中に分配結合される。
示すように、互いに密着隣接しながら湾曲させて、この
湾曲部分の周囲にはシリコンオイル3が配設される。光
ファイバ1と2の周囲にはシリコンオイル3が表面張力
によって楕円状の断面をもって付着する。このような構
造の回路では光ファイバ4の中を伝播する光信号の一部
が湾曲によって外部に漏洩放射し、矢印のように隣の光
フアイバ光ファイバ4′の中に分配結合される。
これを説明すると、第2図に湾曲した被覆付光ファイバ
の光軸に平行な方向の断面図を示す。図でrは湾曲の曲
率半径である。光ファイバ4の内部には、コア6および
クラッド7を含む。”Inn Z + n3はそれぞれ
クラッド7、被覆5、シリコンオイル3の屈折率である
。tI +” t + j!はそれぞれクラッド7、被
覆5、シリコンオイル3の厚さである。
の光軸に平行な方向の断面図を示す。図でrは湾曲の曲
率半径である。光ファイバ4の内部には、コア6および
クラッド7を含む。”Inn Z + n3はそれぞれ
クラッド7、被覆5、シリコンオイル3の屈折率である
。tI +” t + j!はそれぞれクラッド7、被
覆5、シリコンオイル3の厚さである。
このような被覆付光ファイバでは、コア6を伝播中の光
は、湾曲により一部が漏洩して放射光となる。この放射
光は、コア6から実線矢印のようにクラッド7の中に放
射される。この放射光はコア6の接線方向に集中する。
は、湾曲により一部が漏洩して放射光となる。この放射
光は、コア6から実線矢印のようにクラッド7の中に放
射される。この放射光はコア6の接線方向に集中する。
一般に被覆5の屈折率n2はクラッド7の屈折率n、よ
り大であるので、放射光は被覆5に侵入する。被覆5の
中に侵入した放射光は、条件が満たされるとシリコンオ
イル3の中に侵入することができる。さらにその光はシ
リコンオイル3の外周面で全反射される。
り大であるので、放射光は被覆5に侵入する。被覆5の
中に侵入した放射光は、条件が満たされるとシリコンオ
イル3の中に侵入することができる。さらにその光はシ
リコンオイル3の外周面で全反射される。
この全反射された光は、第1図(blに矢印で示すよう
に隣接の被覆付光ファイバ4′に侵入し、光信号の分配
結合が可能となる。
に隣接の被覆付光ファイバ4′に侵入し、光信号の分配
結合が可能となる。
被覆5からシリコンオイル3に光信号が侵入する条件は
、被覆5からシリコンオイル3に入射する光の入射角度
(θ3)が臨界角θゎより小であることである。すなわ
ち、 θc =sin −’ (n 3 / n 2 ) −
−−−−−−−−−(11であるから入射角度θ3は、 −−−−−・−・・−(2) となり、したがって θ3〈θC から が得られる。この式(3)が成立するとき放射光が被覆
5からシリコンオイル3に侵入する。
、被覆5からシリコンオイル3に入射する光の入射角度
(θ3)が臨界角θゎより小であることである。すなわ
ち、 θc =sin −’ (n 3 / n 2 ) −
−−−−−−−−−(11であるから入射角度θ3は、 −−−−−・−・・−(2) となり、したがって θ3〈θC から が得られる。この式(3)が成立するとき放射光が被覆
5からシリコンオイル3に侵入する。
また、放射光がシリコンオイル3の外周面で全反射され
る条件は、 である。この式(4)は、通常の湾曲および被覆付光フ
ァイバでは容易に満足させることができる。
る条件は、 である。この式(4)は、通常の湾曲および被覆付光フ
ァイバでは容易に満足させることができる。
第3図は上記実施例分配回路の効果を示すために分配量
測定結果を示した図である。横軸はシリコンオイル3の
屈折率(n、)を示し、縦軸は光信号の分配量を示す。
測定結果を示した図である。横軸はシリコンオイル3の
屈折率(n、)を示し、縦軸は光信号の分配量を示す。
この図は、
湾曲の曲率半径r=6.8鰭
クラッド被覆の厚さtI +jt =Q、175 s曹
りラッドの屈折率ns =1.46 のときの光信号分配量の実測値を0印で示す。この結果
からシリコンオイル3の屈折率n、が1.43のときに
最大の分配量を示し、その値は約−30dBであること
がわかる。この実施例の場合は式(2)から ns >1.423 であれば光信号の分配が実現されることが計算できるの
で、この第3図の測定結果はよく計算値と一致する。こ
のように式(2)を満たす屈折率の透明な物体を湾曲さ
せた二本の被覆光ファイバの周囲に配設することにより
、光信号を効率的に分配および結合させることができる
。
りラッドの屈折率ns =1.46 のときの光信号分配量の実測値を0印で示す。この結果
からシリコンオイル3の屈折率n、が1.43のときに
最大の分配量を示し、その値は約−30dBであること
がわかる。この実施例の場合は式(2)から ns >1.423 であれば光信号の分配が実現されることが計算できるの
で、この第3図の測定結果はよく計算値と一致する。こ
のように式(2)を満たす屈折率の透明な物体を湾曲さ
せた二本の被覆光ファイバの周囲に配設することにより
、光信号を効率的に分配および結合させることができる
。
第3図の測定結果からシリコンオイル3の屈折率n3は
nl ・ r/ (r+t、+t、)
よりやや大きい値に選定することが最も効率的であるこ
とがわかるので、この現象を利用することがさらに効果
的である。
とがわかるので、この現象を利用することがさらに効果
的である。
上記実施例では、透明な物体としてシリコンオイルを用
いたが、シリコンオイル以外の物質でも、上記条件を満
足する液体やシェリー状の物質を用いて本発明を実施す
ることができる。はじめ液状であってあとから固化させ
ることができる材料でもよい。
いたが、シリコンオイル以外の物質でも、上記条件を満
足する液体やシェリー状の物質を用いて本発明を実施す
ることができる。はじめ液状であってあとから固化させ
ることができる材料でもよい。
第4図は本発明の別の実施例を示す構造図である。(a
lは外観図、(b)はA−A’の断面図を示す。
lは外観図、(b)はA−A’の断面図を示す。
この例では二本の被覆付光ファイバlおよび2は密着し
平行に配置され、かつ二本の被覆付光ファイバ1および
2の軸を含む一つの平面内で湾曲させた構造である。湾
曲部分の周囲にはシリコンオイル3が配設されている。
平行に配置され、かつ二本の被覆付光ファイバ1および
2の軸を含む一つの平面内で湾曲させた構造である。湾
曲部分の周囲にはシリコンオイル3が配設されている。
第4図(b)に示すように、光ファイバ1と2の周囲に
はシリコンオイル3が表面張力によって楕円状の断面を
もって配設される。
はシリコンオイル3が表面張力によって楕円状の断面を
もって配設される。
0
このような構成の回路では、光ファイバ4の中を伝播す
る光信号の一部が湾曲によって放射され、第4図(bl
の中に示す矢印のように光ファイバ4′の中に分配結合
される。この原理は、第1図、第2図および第3図を用
いて示した原理と同一である。
る光信号の一部が湾曲によって放射され、第4図(bl
の中に示す矢印のように光ファイバ4′の中に分配結合
される。この原理は、第1図、第2図および第3図を用
いて示した原理と同一である。
第4図に示した回路で、湾曲の曲率半径は約61、シリ
コンオイル3の屈折率が1.43の場合、光信号の分配
結合量は約−30dBであった。
コンオイル3の屈折率が1.43の場合、光信号の分配
結合量は約−30dBであった。
第5図は、本発明のさらに別の実施例を示す構造図であ
る。この例では二本の光ファイバ1と2は5Mのピッチ
でより合わされ、かつ曲率半径6鶴で湾曲されている。
る。この例では二本の光ファイバ1と2は5Mのピッチ
でより合わされ、かつ曲率半径6鶴で湾曲されている。
そして、この湾曲部分の周囲にはシリコンオイル3が配
設されている。このような回路構成においても、第1図
、第2図および第3図を用いて説明した原理によって光
ファイバ1から2への光信号の分配結合が得られ、その
量は約−30dBであった。
設されている。このような回路構成においても、第1図
、第2図および第3図を用いて説明した原理によって光
ファイバ1から2への光信号の分配結合が得られ、その
量は約−30dBであった。
二本の被覆付光ファイバの湾曲の曲率半径を小さくすれ
ば、分配効率または結合効率が向上する1 が、光ファイバが破断され、あるいは光フアイバ内の伝
送光損失が増大する。曲率半径が3鰭であれば、直径1
25μmの標準的な光ファイバの場合に、歪率は約2%
であって、強度の点からは問題はない。また、光フアイ
バ内の光損失も1dB以下であるので、信号伝送上の問
題は生じない。一方、曲率半径の上限について実験を行
った結果、曲率半径約10mの場合には、分配量または
結合量は約−50dBであった。したがって、曲率半径
Ionが実用上の上限であり、これ以上は特殊な場合以
外は使用できない。また曲げの角度についての実験の結
果は、零度から360度の間が適当であって、それ以上
にしても効果が少ないが明らかになった。
ば、分配効率または結合効率が向上する1 が、光ファイバが破断され、あるいは光フアイバ内の伝
送光損失が増大する。曲率半径が3鰭であれば、直径1
25μmの標準的な光ファイバの場合に、歪率は約2%
であって、強度の点からは問題はない。また、光フアイ
バ内の光損失も1dB以下であるので、信号伝送上の問
題は生じない。一方、曲率半径の上限について実験を行
った結果、曲率半径約10mの場合には、分配量または
結合量は約−50dBであった。したがって、曲率半径
Ionが実用上の上限であり、これ以上は特殊な場合以
外は使用できない。また曲げの角度についての実験の結
果は、零度から360度の間が適当であって、それ以上
にしても効果が少ないが明らかになった。
被覆付光ファイバの被覆(図面符号5.5′)の材料は
透明でなければならない。この材料は紫外線硬化形のア
クリレート系樹脂を用いることが本発明の効果をより増
大させる。これは、従来主に使用されていた光ファイバ
の被覆は変性シリコン、シリコン、ナイロンなどの組合
わせであったが、変性シリコンの高吸収特性のゆえに光
分配または光結合効率が減少すること、変性シリコンの
屈折率が約1.5であるのに対し、シリコンの屈折率が
約1.4であるために、光ファイバの湾曲によって生じ
た放射光が変性シリコンにトラップされやすいこと、ナ
イロンの光透過係数が大きくないことのためである。こ
れに対し紫外線硬化形アクレート系樹脂は、屈折率を任
意に選べることと、光吸収が大きくないことのために、
光分配および光結合特性が向上するからである。
透明でなければならない。この材料は紫外線硬化形のア
クリレート系樹脂を用いることが本発明の効果をより増
大させる。これは、従来主に使用されていた光ファイバ
の被覆は変性シリコン、シリコン、ナイロンなどの組合
わせであったが、変性シリコンの高吸収特性のゆえに光
分配または光結合効率が減少すること、変性シリコンの
屈折率が約1.5であるのに対し、シリコンの屈折率が
約1.4であるために、光ファイバの湾曲によって生じ
た放射光が変性シリコンにトラップされやすいこと、ナ
イロンの光透過係数が大きくないことのためである。こ
れに対し紫外線硬化形アクレート系樹脂は、屈折率を任
意に選べることと、光吸収が大きくないことのために、
光分配および光結合特性が向上するからである。
第6図はさらに別の実施例構造図であり、+alは外観
図面、(b)はA−A’の断面図を示す。この例ではシ
リコンオイル3の外に楕円状のカバー8を設ける例であ
る。本実施例は、第1図を用いて示した実施例と同様な
作用と効果を有するが、カバー8を設けることによって
シリコンオイル3の流出や形状変化を防止することがで
きる。したがって、時間的に安定な光の分配や結合を実
現することができる。このカバー8の材質は内面が鏡面
の金属やプラスチックが最適である。
図面、(b)はA−A’の断面図を示す。この例ではシ
リコンオイル3の外に楕円状のカバー8を設ける例であ
る。本実施例は、第1図を用いて示した実施例と同様な
作用と効果を有するが、カバー8を設けることによって
シリコンオイル3の流出や形状変化を防止することがで
きる。したがって、時間的に安定な光の分配や結合を実
現することができる。このカバー8の材質は内面が鏡面
の金属やプラスチックが最適である。
第7図はさらに別の実施例構造図である。第73
2
図(alに密着した二本の被覆付光ファイバの断面図を
示し、第7図(b)にその屈折率分布を示す。この例は
、材料の屈折率を選ぶことにより結合効率を改善するも
のである。第7図(blは同図+a)の中に記入した一
点鎖線に沿ってみた屈折率変化を示していてnll+
nIn n2+ n3+ nQ’、nl Z−n2′は
それぞれコア6、クラッド7、被覆5、シリコオイル3
、コア6′、クラッド7′、被覆5′の屈折率を示す。
示し、第7図(b)にその屈折率分布を示す。この例は
、材料の屈折率を選ぶことにより結合効率を改善するも
のである。第7図(blは同図+a)の中に記入した一
点鎖線に沿ってみた屈折率変化を示していてnll+
nIn n2+ n3+ nQ’、nl Z−n2′は
それぞれコア6、クラッド7、被覆5、シリコオイル3
、コア6′、クラッド7′、被覆5′の屈折率を示す。
本実施例では、第一の被覆付光ファイバの湾曲によって
発生した放射光は、上記式(2)を満足することによっ
てシリコンオイル3の内部に到達する。第2図の被覆付
光ファイバの屈折率分布は、第7図(b)のようにコア
6′に近づく程太き(なっているので、シリコンオイル
3に到達した放射光は効率よくコア6′に侵入すること
ができる。
発生した放射光は、上記式(2)を満足することによっ
てシリコンオイル3の内部に到達する。第2図の被覆付
光ファイバの屈折率分布は、第7図(b)のようにコア
6′に近づく程太き(なっているので、シリコンオイル
3に到達した放射光は効率よくコア6′に侵入すること
ができる。
第8図は、さらに別の実施例構造図である。この図は密
着した二本の被覆付光ファイバと、その周囲に配設され
たシリコンオイル3の断面図を示す。この実施例では、
光ファイバ2のコア6′の4 径が光ファイバ1のコア6の径より大である。したがっ
て、光ファイバ1の湾曲によって放射された信号光をコ
ア6′によって効率よくトラップすることができ、優れ
た光信号分配回路を構成できる。
着した二本の被覆付光ファイバと、その周囲に配設され
たシリコンオイル3の断面図を示す。この実施例では、
光ファイバ2のコア6′の4 径が光ファイバ1のコア6の径より大である。したがっ
て、光ファイバ1の湾曲によって放射された信号光をコ
ア6′によって効率よくトラップすることができ、優れ
た光信号分配回路を構成できる。
第9図は、さらに別の実施例構造図である。第9図(a
)は密着した二本の被覆付光ファイバとその周囲に配設
されたシリコンオイルの断面図を示し、同(b)は(a
lに示した一点鎖線に沿ってみた屈折率変化を示す。”
O−nI + n2 + n3 + n11 ’ −n
I ’ + n2′はそれぞれコア6、クラッド7、被
覆5、シリコオイル3、コア6′、クラッド7′、被覆
5′の屈折率である。この例では、no’>n’。
)は密着した二本の被覆付光ファイバとその周囲に配設
されたシリコンオイルの断面図を示し、同(b)は(a
lに示した一点鎖線に沿ってみた屈折率変化を示す。”
O−nI + n2 + n3 + n11 ’ −n
I ’ + n2′はそれぞれコア6、クラッド7、被
覆5、シリコオイル3、コア6′、クラッド7′、被覆
5′の屈折率である。この例では、no’>n’。
であるので、湾曲によって光ファイバ1から放射された
信号光は、クラッド6′によって効率良くトラップする
ことができ、優れた光信号分配回路を構成することがで
きる。
信号光は、クラッド6′によって効率良くトラップする
ことができ、優れた光信号分配回路を構成することがで
きる。
第10図はさらに別の実施例構造図である。第10図(
alは密着した二本の被覆付光ファイバとその周c1 囲に配設されたシリコンオイルの断面図を示す。
alは密着した二本の被覆付光ファイバとその周c1 囲に配設されたシリコンオイルの断面図を示す。
第10図(b)は+a)に示した一点鎖線に沿ってみた
屈折率変化を示す。”0 + nI + ”2 + ”
3 + ”O’ +n+ ’ + ”Z′はそれぞれコ
ア6、クラッド7、被覆5、シリコオイル3、コア6′
、被覆5′の屈折率を示している。本実施例では、第二
の被覆付光ファイバ2の構造に特徴があり、その屈折率
が n、>n、’ >n、’ となっている。したがって光ファイバ2を湾曲させるこ
とによって光ファイバ2からの放射光は容易にシリコン
オイル3に到達し、光ファイバ1に結合することができ
る。
屈折率変化を示す。”0 + nI + ”2 + ”
3 + ”O’ +n+ ’ + ”Z′はそれぞれコ
ア6、クラッド7、被覆5、シリコオイル3、コア6′
、被覆5′の屈折率を示している。本実施例では、第二
の被覆付光ファイバ2の構造に特徴があり、その屈折率
が n、>n、’ >n、’ となっている。したがって光ファイバ2を湾曲させるこ
とによって光ファイバ2からの放射光は容易にシリコン
オイル3に到達し、光ファイバ1に結合することができ
る。
以上説明したように、本発明によれば、二本の被覆付光
ファイバ相互の光信号の分配または結合を効率よく行う
ことができる。実施例においては、光信号の分配または
結合の相対量として、−30dBが得られることを第1
図から第5図を用いて示した。本発明の利点の一つは、
湾曲の曲率半径が36 MNから1011程度であるために、伝送損失の点と強
度の点で光ファイバに影響を与えないことであり、しか
も−30dBの結合が得られる点にある。−30dB程
度の光信号の減衰であれば、適当な回路で容易に増幅す
ることができるので、本発明による光信号分配または結
合器と、光増幅器を組合わせれば、分配された光信号ま
たは結合された光信号を用いて光伝送を行うことができ
る。この光伝送の利用方法としては、光伝送線路の切替
技術を可能にすることや、サービス提供中の光ファイバ
を用いて、サービスを中断することなく、光フアイバ線
路の保守・運用をするための、いわゆる出合試験を可能
にする。また、第6図から第10図までで説明した光分
配または結合器は、分配効率または結合効率を向上させ
ることができるので、増幅器を簡略化できる利点がある
。
ファイバ相互の光信号の分配または結合を効率よく行う
ことができる。実施例においては、光信号の分配または
結合の相対量として、−30dBが得られることを第1
図から第5図を用いて示した。本発明の利点の一つは、
湾曲の曲率半径が36 MNから1011程度であるために、伝送損失の点と強
度の点で光ファイバに影響を与えないことであり、しか
も−30dBの結合が得られる点にある。−30dB程
度の光信号の減衰であれば、適当な回路で容易に増幅す
ることができるので、本発明による光信号分配または結
合器と、光増幅器を組合わせれば、分配された光信号ま
たは結合された光信号を用いて光伝送を行うことができ
る。この光伝送の利用方法としては、光伝送線路の切替
技術を可能にすることや、サービス提供中の光ファイバ
を用いて、サービスを中断することなく、光フアイバ線
路の保守・運用をするための、いわゆる出合試験を可能
にする。また、第6図から第10図までで説明した光分
配または結合器は、分配効率または結合効率を向上させ
ることができるので、増幅器を簡略化できる利点がある
。
第1図は本発明の実施例光フアイバ伝送信号の分配結合
回路の構造図。 7 第2図は湾曲した被覆付光ファイバのモデル。 第3図は光フアイバ伝送信号の分配量測定結果を示す図
。 第4図は本発明の別の実施例を示す図。 第5図は本発明の別の実施例を示す図。 第6図、第7図、第8図、第9図および第10図はいず
れも本発明の別の実施例を示す図。 ■・・・第一の被覆付光ファイバ、2・・・第二の被覆
付光ファイバ、3・・・シリコンオイル、4.4′・・
・光ファイバ、5.5′・・・被覆、6.6′・・・コ
ア、7.7′・・・クラッド、8・・・カバー。 8 尼10口 地91!N
回路の構造図。 7 第2図は湾曲した被覆付光ファイバのモデル。 第3図は光フアイバ伝送信号の分配量測定結果を示す図
。 第4図は本発明の別の実施例を示す図。 第5図は本発明の別の実施例を示す図。 第6図、第7図、第8図、第9図および第10図はいず
れも本発明の別の実施例を示す図。 ■・・・第一の被覆付光ファイバ、2・・・第二の被覆
付光ファイバ、3・・・シリコンオイル、4.4′・・
・光ファイバ、5.5′・・・被覆、6.6′・・・コ
ア、7.7′・・・クラッド、8・・・カバー。 8 尼10口 地91!N
Claims (9)
- (1) それぞれ透明な被覆で覆われた二本の被覆付光
ファイバが互いに平行に密接して配置され、その二本の
被覆付光ファイバの一部が湾曲され、湾曲された部分に
上記二本の光ファイバの被覆の表面に透明な物体が覆わ
れ、 上記二本の被覆付光ファイバの一方について、そのクラ
ッド厚さをt8、クラッドの屈折率をnls被覆の厚さ
をttとし、湾曲の曲率半径をrとするとき、上記透明
な物体の屈折率n、は、を満足する値であることを特徴
とする光ファイバの分配結合回路。 - (2)二本の被覆付光ファイバは、その二本の光ファイ
バの軸を共に含む面が湾曲された特許請求の範囲第(1
1項に記載の光ファイバの分配結合回路。 - (3)二本の被覆付光ファイバは、その二本の光ファイ
バの軸を共に含む平面内で湾曲された特許請求の範囲第
(1)項に記載の光ファイバの分配結合回路。 - (4)二本の被覆付光ファイバは、互いに撚り合わされ
た構造である特許請求の範囲第(1)項に記載の光ファ
イバの分配結合回路。 - (5)透明な物体は、湾曲された二本の光ファイバを覆
うカバーの中に充填された液体である特許請求の範囲第
(11項に記載の光ファイバの分配結合回路。 - (6)二本の被覆付光ファイバの他方について、その被
覆の屈折率がそのクラッドの屈折率より小さく、かつ透
明な物体の屈折率(n3)より大きい特許請求の範囲第
(11項に記載の光ファイバの分配結合回路。 - (7)二本の被覆付光ファイバの他方について、そのコ
アの直径が、二本の被覆付光ファイバの一方の光ファイ
バのコアの直径より大きい特許請求の範囲第(11項に
記載の光ファイバの分配結合回路。 - (8)二本の被覆付光ファイバの他方について、そのコ
アとクラッドとの屈折率の差が、二本の被覆付光ファイ
バの一方の光ファイバのコアとクラッドとの屈折率の差
より大きい特許請求の範囲第(1)項に記載の光ファイ
バの分配結合回路。 - (9)二本の被覆付光ファイバの他方について、その被
覆の屈折率がそのクラッドの屈折率より大きく、かつ透
明な物体の屈折率(n3)より小さい特許請求の範囲第
(1)項に記載の光ファイバの分配結合回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7438284A JPS60217313A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 光フアイバの分配結合回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7438284A JPS60217313A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 光フアイバの分配結合回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217313A true JPS60217313A (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=13545558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7438284A Pending JPS60217313A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 光フアイバの分配結合回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217313A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62280812A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光分岐合流器 |
WO2001046729A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | New Focus, Inc. | Microbend fused fiber coupler method and apparatus |
US8147645B2 (en) | 2003-06-02 | 2012-04-03 | Lg Display Co., Ltd. | Syringe for fabricating liquid crystal display panel |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557740A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | Photo multiple distributor |
GB2030318A (en) * | 1978-09-15 | 1980-04-02 | Ericsson Telefon Ab L M | Optical Fibre Couplers |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP7438284A patent/JPS60217313A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557740A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | Photo multiple distributor |
GB2030318A (en) * | 1978-09-15 | 1980-04-02 | Ericsson Telefon Ab L M | Optical Fibre Couplers |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2001046729A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | New Focus, Inc. | Microbend fused fiber coupler method and apparatus |
US6560388B1 (en) | 1999-12-22 | 2003-05-06 | Finisar Corporation | Microbend fused fiber coupler method and apparatus |
US6731842B2 (en) | 1999-12-22 | 2004-05-04 | Finisar Corporation | Microbend fused fiber coupler method and apparatus |
US8147645B2 (en) | 2003-06-02 | 2012-04-03 | Lg Display Co., Ltd. | Syringe for fabricating liquid crystal display panel |
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